TRPGリプレイ【置】CoC『青に染色』 牧志&佐倉 4

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こちらには『青に染色』および
『俺の恋人が庭からボコボコ生えてくるんだが!?』のネタバレがあります。

本編見る!
KP
幸い階下に人の気配はなかった。

地下一階のフロア案内には
資料室 飼育室 仮眠室
と表記がある。
牧志 浩太
資料室へ向かう。
扉の前まで行き、物音を探る。
佐倉さんが自分の背後に立たないように、常に横にいてもらう。
KP
廊下に人の気配はなく、部屋の中からも物音はない。
佐倉はあなたの横に、むしろ少し前に立つ。
扉に鍵はかかっていないようだ。
牧志 浩太
少し扉を開けて、室内の様子を窺う。
入っても問題なさそうなら室内に入る。
KP
電気は消えており、中は暗い。部屋の中にはラックや書類棚が所狭しと並べられている。
中に動くものはない。
牧志 浩太
室内に電気のスイッチなどはあるだろうか?
KP
ある。
扉の脇に一般的なスイッチがひとつついている。
牧志 浩太
室内に入って扉を閉め、電気のスイッチを入れる。
何も起きないようなら資料を探る。
今の自分達の状況や、実験生物に関係のある資料を探す。
KP
ラックにも書類棚にも意味ありげな資料や書物が溢れている。
どちらから見ようか?
どちらも▼〈図書館〉
牧志 浩太
ラックから見てみよう。最近の資料があるかもしれない。
1d100 85 Sasa 1d100→ 37→成功
佐倉 光
1d100 75 Sasa 1d100→ 34→成功
KP
あなたは、分厚い年季の入った、だがごく最近ラベルが貼り直されたばかりのファイルを見つける。ずいぶんと長いこと、そして今もなお研究されているらしい。
題名には『人類保管計画』とあった。
そこには、物体Xを元に作り上げた人工生命体Xを使用して人間をコピーし保管するという計画の資料があった。
牧志 浩太
「…………」
その内容を読んで、思わず無言になってしまった。
牧志 浩太
「随分なこと考える奴がいるんだな……。
人の歌声とかをAIで保存しようってのと、考え的には一緒だけどさ」

何だか頭が痛くなった。
星を埋め尽くすような生き物を研究して、だって?
いや、星を埋め尽くすような生き物を自分達の所に置いてる俺達と、一緒かもしれないけどさ。
牧志 浩太
はっ、と自分の手を見た。
牧志 浩太
「まさか……、古島さん、捕まったんじゃないよな?」
佐倉 光
「いや、魔晶反応はあるからそこにはいるんだと思う。
ただ、もしかしたら、その状態で定着しつつあるのかもしれないし、
ダメージを受けすぎて話したり動いたりするような無茶ができないのかもしれない」
牧志 浩太
「そうか、よかった。古島さんにも随分大変な思いさせちゃったもんな。
治るといいんだけど」
手の甲を軽く撫でる。
佐倉 光
「俺の中に入り込んで、俺をコピーしようっていうのか?
生き続けるってのに興味はなくもないが、俺じゃなくなるんじゃ意味がないな」
牧志 浩太
「佐倉さんじゃなくなっちゃうんだもんな。
それじゃ、殺して乗り替わられるみたいなものだ」
牧志 浩太
そのデータベースや別資料はここにあるだろうか。
ラックにないようなら資料棚を探す。
KP
〈図書館〉で判定。
牧志 浩太
1d100 85 〈図書館〉 Sasa 1d100→ 21→成功
佐倉 光
1d100 75 Sasa 1d100→ 1→決定的成功クリティカル)!
KP
ここにいる二人ともに、自分からはなにも働きかけられず見るしかできない牧志が一人ずつついているというカオス。
牧志 浩太
そういえば今の古島さんと隻眼牧志は同じ立場なのか。うーん、カオス。

KP
資料棚には、古い書物があった。
それもまた物体Xに関する資料である。
物体Xのおそるべきコピー能力について記されていた。
牧志 浩太
「……」
少し気まずい気持ちになりながら手の上の、古島さん、と名付けられた生き物がいるだろう所を見下ろした。
KP
手首に目玉が生えることも、佐倉の腕輪が光ることもなかった。
佐倉 光
「あれ、こんな所に」
未開封のチャクラドロップが棚の小物入れに入っていたという。

これはこのシナリオに限り使用可能な、5MP回復薬である。
牧志 浩太
「使わせてもらうか。分離方法があるとしたら、このデータベースってやつかな」

室内にPCや、その他気になるものはあるだろうか?
他に気になるものがなさそうなら、外の様子を窺ってから部屋を出て、仮眠室へ向かう。

チャクラドロップは佐倉さんに持っておいてもらう。
KP
その部屋に他に気になるものはなさそうだ。

KP
仮眠室内も物音がせず暗い。
そもそも廊下の電気が落ちているのだ、この建造物には今人はいないのだろうか?
牧志 浩太
いない、のかもしれない。
例えば佐倉さんを狩り出しに出ている、その可能性もある。
そうなれば急ぎたいけど、油断もできない。
牧志 浩太
仮眠室の扉を少し開け、様子を窺う。
室内に人や動くものの姿がないようなら、室内に入る。
KP
部屋には二段ベッドと簡易な机がある。
名の通り、研究員が仮眠をとる部屋であるらしい。
牧志 浩太
ベッドの上にまず視線をやる。
そこで寝ている者はいないだろうか?
いないようなら、電気をつけて机を調べる。
KP
あなたの鋭い聴覚にとらえられる呼吸音はない。
が、ベッドの上に紙切れが飛び出しているのに気がついた。

机はなんの変哲もない、引き出しがある机だ。
牧志 浩太
机の上や下に何もないようなら、引き出しを開けてみる。
KP
引き出しは空だ。
〈目星〉をどうぞ
牧志 浩太
1d100 98〈目星〉 Sasa 1d100→ 78→成功
KP
不思議なことに気がついた。
やけに引き出しが浅い。叩くとうつろに響く。
佐倉 光
「どうした、何かあったのか?」
牧志 浩太
「これ、外から見えるより引き出しが浅い。二重底になってそうだ」
引き出しの奥の板を外せないか試みる。
KP
奥の、上からは見えづらい所に不自然に浮いた部分があり、指を引っかけられるようになっていた。
はずすと中には鍵が入っていた。「B203」と彫られている。
佐倉 光
「わざわざ隠してある鍵か。
意味ありげだな」
牧志 浩太
「ああ。いかにも意味がありそうだ」
鍵を持って行く。
他には何もないだろうか?
他に何もなければ、ベッドを見てみる。
KP
机にあるのはそれぐらいだ。

ベッドにあった紙切れにはなにかメモのような書きつけがある。
ベッドの中には他にはなにもなかった。
牧志 浩太
その紙きれの、裏側と表側を見てみる。
KP
誰かが自分の考えをまとめるために書き出したもののようだ。
『誰かのメモ』
人類保管計画について受けいれていいものか、僕は正直迷っている。
僕たちの組織は魔術というものに触れて知識を得たが、未だに人類の野望ともいえる不老不死の領域には到達していない。
その為の第一歩としてこの計画を始動させることを、僕は真っ向から否定もできないが……
果たして、人類保管計画の先に居る人類は本当に人類なのだろうか?

もし、少しでも僕と同じような考えの人が居たら僕の部屋に来てほしい。
少しだけだが、……計画の対抗手段の備えを用意しておく。
部屋番号はB203、スペアの鍵は引き出しから見つけて欲しい。
KP
浩子さんは浩子さんか?
みたいな問いになるね。
牧志 浩太
ですねぇ。浩子さんは浩子さんなのか、佐倉さんを「X」が喰らったとして、それは佐倉さんなのか。
これは確かにシナジーがすごい。
牧志 浩太
「!」
対抗手段! その文字に目を惹かれた。
牧志 浩太
「そうか、ここの中にも疑問に思った人がいるんだ……」
ありがとう、とひとこと呟いて、その紙きれをパーカーのポケットに入れる。
牧志 浩太
紙の裏側には何も書かれていなかっただろうか?
KP
裏側にはなにも書いていない。
牧志 浩太
部屋番号。
地上の見取り図を思い出してみるが、番号が振られた部屋や、私室らしいものはあっただろうか?
KP
部屋番号については今のところ心当たりがない。
佐倉 光
「対抗手段か。
宿主ごとぶっ殺す、なんて手段じゃないことを祈るぜ。
まあそんなのでも、場合によっては役には立つかな」
牧志 浩太
「そういう手段じゃないことを祈ろう。
後は飼育室か……、そいつがいた場所かな。
他にいないといいんだけど」
牧志 浩太
他に室内に気になるものがなければ、外の様子を窺い、飼育室へ向かう。

KP
廊下は相変わらず静かだ。
飼育室は暗い。機械が動作する音が聞こえている。
生き物の気配や呼吸音のようなものは感じ取れない。
佐倉 光
「大体こういう部屋ってろくでもないものがいるんだよな」
牧志 浩太
「いい物がいるようには思えないな。
中に入ったら電気を点けるから、目を閉じといて」
佐倉 光
「わかった」
佐倉もあなたに続いて中に入り、目を閉じた。
牧志 浩太
少し扉を開いて室内の様子を窺う。
動くものがいないようなら、室内に入る。
KP
飼育室も今まで同様ドアの横にスイッチがある。
牧志 浩太
明かりをつける。
KP
その部屋には、床から天井までそびえる巨大なガラスの円筒が並んでいた。
中には液体が満たされていて、機械の唸りはこれらを維持するためのものであろうと想像がつく。

あなたは奇妙な既視感をおぼえるかも知れない。
液体で満たされたそれは、かつて『あなた』が入っていたものとそっくり同じだ。ほとんどが空だが、中に何か入っている物もあるようだ。
また、壁には棚が作り付けられており、そちらにはアンプルなどが並んでいる。
牧志 浩太
「……」
液体が満たされた円筒と機械音は、『俺』がいた場所を思わせた。
思い出している場合じゃない、と首を振る。
牧志がかつて『紅』だった頃、こういった装置に入れられていたことがある。
KP視点(ネタバレ)
ちなみにKP的にはここの設備と『紅』が入れられていた設備は、大本の部品を作ったところが一緒くらいの関係はある、と勝手に思っています。
そんなでかい水槽なんて特殊な物作っているところあちこちにないでしょうしね。

牧志 浩太
「何か飼ってそうな水槽がある。とりあえず入って大丈夫そうだ」
そう佐倉さんに声をかけ、壁の棚を調べてみる。
KP
棚にはアンプルやホルマリン漬けの何かなどが置かれている。
中にひとつ、白く変色した粘液のようなものが詰まった瓶があった。それに触れた途端、あなたの手首でびっくりしたように目が開いた。
牧志 浩太
「! 古島さん、何か知ってるのか?
佐倉さん、古島さんは何か言ってる?」
KP
〈聞き耳〉
牧志 浩太
1d100 97 Sasa 1d100→ 61→成功
佐倉視点(ネタバレ)
KP
その瞬間、あなたは指先に電流が走るような衝撃を感じた。あまりにも唐突で強烈な感覚が雷撃のように全身を走る。
その瞬間衝動があなたを襲う。

それは人間としてのあなたには理解できない感覚だ。
目の前のものを自分に取り込んでしまわなければならない。
押さえて、引きちぎって、呑み込んで……

あなたは目の前のものに手を伸ばす。

KP
あなたの手首で目が開いたと同時、佐倉の方から短い悲鳴と、COMPの着信音が聞こえた。
その一瞬、あなたはどうする。
牧志 浩太
「佐倉さん!」
佐倉さんの方を振り返る。
佐倉さんを連れ去る者がいるのなら、躊躇わずに佐倉さんの腕を掴む。
そうでなければ、触れはせずに佐倉さんの様子を確認する。
KP
では〈回避〉に+30で判定。
牧志 浩太
1d100 46 Sasa 1d100→ 4→決定的成功クリティカル)!
佐倉 光
佐倉の手があなたの首に伸びる。
しかしあなたはその動きを予期していたかのように避けた。
佐倉視点(ネタバレ)
KP
あなたは突如正気に戻った。
あなたは突然、あなた自身が溶けた手で牧志の首を締め付け、取り込もうとしているのに気付く。
佐倉 光
牧志から離れて手を抑える。

佐倉 光
1d100 49 《SANチェック》 Sasa 1d100→ 34→成功
佐倉 光
1d100 45【POW】 Sasa 1d100→ 25→成功
KP
佐倉が鋭く息を呑んだ。そして自らの手を押さえ込むようにしてあなたから素早く離れる。
その胸元で、彼の右手が形を失ってグニャグニャとゼリーのように震え波打つのが見えた。
佐倉視点(ネタバレ)
KP
必死すぎて一体どうやったのかよくわからないが、あなたは無秩序に攻撃性を発する自らの手を抑え込んだ。
佐倉 光
牧志から離れて深呼吸を繰り返し、自分の手の形をよく思い出そうとする。

佐倉 光
1d100 75【POW】 Sasa 1d100→ 3→決定的成功クリティカル)!
佐倉 光
佐倉はその場にへたり込んだ。
その腕が人間の手の形に戻ってゆく。
佐倉 光
「くそっ、予徴もナシかよ……」
牧志 浩太
「さっきの悲鳴、そういうことだったのか。
避けられてよかった」
佐倉 光
「待て、こっちに来るなよ」
KP
佐倉は自分の胸に手を当て深呼吸をしている。
佐倉 光
「俺の体内のヤツが何かに反応したように思える。
そこに何がある、牧志」
牧志 浩太
「これだな? 白い粘液みたいなものが詰まった瓶がある。
これに触った時、古島さんも驚いたみたいなんだ」
佐倉 光
「古島。そういえば喋ったな。無事だったのか」
KP
佐倉は息をついてゆっくりとCOMPを見た。
牧志 浩太
「古島さんは何て言ってる?」
佐倉 光
「ああ、そいつがそうなんだな。
浩子と安里がここに来たときに切り離した、死んだ部分だろうって」
牧志 浩太
「浩子と安里が」って名前をつけて呼ばれると雰囲気が全然違うあたり味わい深いなぁ。
佐倉 光
「あと、ちょっと気絶してたみたい、ごめん、だって」
牧志 浩太
「いいよ、無理もない。無事でよかった。
結構大変だったから、気絶してくれててよかったかな」
佐倉 光
「えーとそれから……二人とも生きてて良かったってさ」
KP
佐倉が文章を読んだらしい沈黙の長さからいって、相当量の文章が略されたらしい。
佐倉 光
「俺の体内にいる奴はつまりこの死体を元にして作られたんだろう。
もしかしたら反応しているのかもな。
もっと言えば古島なんて魔晶化しているとはいえ生きている物体Xそのものだし、何らかの影響があるのかも知れない」
佐倉 光
「ただ言えるのは、腕の痛みが大分耐えがたくなってきた、ってことだな」
牧志 浩太
「そうか、急がないとな……。その反応、持って行っても問題なさそうなやつか? これ」
牧志 浩太
「それから、佐倉さん。ちょっと無茶なこと言うけど。
そいつが暴れ出した時と、それ以外に何かあった時で、別の悲鳴上げてもらうことってできる? んにょわでもなんでもいいから。
離れていいのか駆け寄っていいのか、判断しにくい」
佐倉 光
「難しいこと言うなぁ」
佐倉 光
「乗っ取られるときは一瞬だから、意識的に何かするのはちょっと無理だ。
襲われたときに何か言うように努力する。
言葉だったら襲われてると思ってくれ……っつってもこれも難しいけどなぁ」
牧志 浩太
瓶を持ち上げながら、棚に他に気になる物がないか見る。
ないようなら、何か入っている円筒を見る。
KP
棚には他には何も無い。
KP
では円筒を見ようか、と振り向いたあなたは、虚ろな顔と目が合う。
それはぷかりと浮いた見覚えのある男の死体だった。
牧志 浩太
「うーん、そうか。じゃあ、まあ、できる限り、で……」

振り向いた瞬間、円筒の中の虚ろな眼と目が合った。
牧志 浩太
あのケースを持って逃げていた男の死体?
KP
そのとおり。
眼鏡もなく衣服も着用してはいないが。
消えた死体はここに持ち去られていたのだ。
死体は何かを思い出させ、そして未来を予感させた。

SANチェック
牧志 浩太
1d100 53 《SANチェック》 Sasa 1d100→ 22→成功
SAN53 → 52
佐倉 光
1d100 49 《SANチェック》 Sasa 1d100→ 37→成功
SAN 49 → 48
牧志 浩太
無言で首を振る。
他に気になる物がなければ、外の様子を窺い、何もいないようなら外に出よう。
粘液の瓶は持っていく。
KP
佐倉は警戒するように距離を取っていた。
佐倉 光
「突然だったからかな……今は何とか大丈夫だ」
佐倉 光
「けど、だんだん自分が自分ではなくなっていく気がしている」
牧志 浩太
「そうか……。一日は持たないって言ってたな。
あの人のおかげで手掛かりは見つけたんだ、なんとかなると思おう」
KP
このフロアには他にはトイレくらいしかない。
牧志 浩太
下り階段をライトで照らして様子を見る。何も変化がなければ下へ降りる。

KP
地下二階も様子は同じ、人気がない真っ暗な廊下があり、壁に案内板がはってある。
研究室 図書室 があるようだ。
牧志 浩太
「私室は、なさそうだな……」
人気がないようなら少し歩調を速め、図書室へ向かう。図書室の扉を少し開けて様子を確認する。
佐倉 光
「どこにあるんだ、私室。別棟とかかな」

KP
中には誰もおらず、電源が入れられたままのPCがかすかにぼんやりとモニタを光らせていた。
また、本棚にも沢山の資料が並んでいる。
この部屋にも入り口に明かりのスイッチがついている。
牧志 浩太
明かりをつけ、まず本棚の資料を調べる。
佐倉 光
「このPC、文献検索用と電子書籍の閲覧用みたいだぜ」

というわけで本だなとPC実は同じです。
〈図書館〉または〈コンピューター〉
牧志 浩太
1d100 85 〈図書館〉 Sasa 1d100→ 76→成功
佐倉 光
1d100 85 〈コンピューター〉 Sasa 1d100→ 12→成功
KP
『悪性生物に寄生された場合の対処法』という書物が本棚にあるのを発見した。
『悪性生物に寄生された場合の対処法』
もし、研究中に意図せず生物に寄生された場合、以下の対処を行うこと。

1)施術室で魔力を付与された特別なナイフを借りる
2)ナイフに呪文《刀身を清める》を使用する
  この際、刀身に捧げる血液を用意すること
3)以上のものを行ったナイフで寄生個所を切る

上記手順で、生物との結合を解除することができる。
資料には以上のことが書かれていたが、呪文《刀身を清める》についての詳細な記載は見当たらない。
現状、『刀身に捧げるという血液』についての詳しい条件も見当たらないため、今すぐに実行というわけにはいかないだろう。
牧志 浩太
「……!
そうか、そうだよな。安全策くらいないわけがない。

施術室といい私室といい、ここにはない施設が結構多いな」
牧志 浩太
じりじりと焦りが昇ってくる。
拳を胸に当てる。息を吸い、焦りを押し込むようにして押さえつける。

急がなきゃいけないけど、焦っても碌なことはない。
牧志 浩太
「佐倉さん、そのPCネットワークに繋がってたりしない? 本当に文献検索だけ?」
KP
かつん、と聞き覚えのある音がした。
返答は聞こえず、視界が瞬時に白く染まる。
牧志 浩太
「!」
咄嗟に佐倉さんの腕を掴もうとする。
佐倉視点(ネタバレ)
KP
牧志の姿が煙で覆われる。
あなたは声を上げて互いの安否を確認しようとするが、その声が牧志に届くことはないだろう。
あなたの口を、腕を、胴を足を。
数多の触手が掴み、覆い、そのままあなたを勢いよく背後に引きずり倒す。

そのまま背中を叩きつけられるかと思えば、あなたの体はドプンと水に沈み込むような感触を受けた。
触手の拘束から逃れようと必死に抵抗し、もがくも、あなたの意識は徐々に薄らいでいった。
佐倉はMP-1、SAN-1d3

佐倉 光
MP 15 → 14
→3
SAN 48 → 45
KP
白い煙の向こう、佐倉の気配はない。
悲鳴すら上げることなく、佐倉は消え去っていた。
牧志 浩太
扉を解放して部屋を飛び出す。
室内に目をこらす。何があった。どこから奪われた。どこへ行った。
KP
白い煙が視界を覆い、ただでさえ暗い廊下では何も見えない。
ゆっくりと煙が晴れて行く。
そのなか、何者の影も見えず、物音もせず、あなたを襲う者もなかった。
佐倉が立っていたところにただ、彼が持っていたドロップが落ちていた。
声も立てず抵抗もせず、佐倉は消え失せてしまったのだ。
SANチェック
牧志 浩太
1d100 52 《SANチェック》 Sasa 1d100→ 28→成功
牧志 浩太
いない。
どこにも、いない。

奪われてしまった。直前まで、ここにいたのに。すぐ近くにいたのに。
そうだ人気がないからっていって油断するべきじゃなかった。あんな連中が人ひとりいない場所に人質にできるかもしれない俺を置いていくなんて、その時点でおかしかった。
牧志 浩太
佐倉さんだけでも逃げろって、応援を呼んできてって言うべきだった。
牧志 浩太
不快感と痛みがぐわりと腹の奥からせり上がる。あれだけ耐えたことも、何も、何も意味がなくなってしまったような気がした。

こうならないために、俺は。
膝が崩れ落ちる。
牧志 浩太
あれだけ、あれだけ頑張ったのに。子供みたいに泣きたくなった。ひどい、ひどいよって、声を上げて泣きじゃくりたい。
引きつれた皮膚が痛くてたまらない。全身から力が抜けそうになる。
牧志 浩太
だめだ、力が抜けている場合じゃない。
動かなきゃ。奪われたんだ。今度は俺が、助けにいかないと。

痕跡がない。あいつら、どこに、どうやって消えたんだ。
KP
あなたは急いで佐倉を探す必要がある。
佐倉が自分の元に駆け付けてくれたように。
KP
あなたの手首に目が開いた。
佐倉が消えた場所を見ようとしているのか、一生懸命場所をずらしている。
牧志 浩太
「古島さん……、ありがとう。そうだな、一刻を争うんだ。泣いてる場合じゃない」

佐倉さんが消えた場所を探す。足跡はないか? 佐倉さんは壁を背にしていたか? 壁に何かないか?
牧志 浩太
チャクラドロップは拾っておく。
KP
【アイデア】〈クトゥルフ神話〉知識のいずれかで判定。
牧志 浩太
1d100 90 【アイデア】 Sasa 1d100→ 83→成功
牧志 浩太
あっぶねぇ!
KP
佐倉が見ていたらしい電子書籍の中に、気になる題名のものを発見した。

《門の発見の呪文》
コスト:1MP、1d3正気度ポイント
術者の視界にある門の存在を感知できるようになる。

魔法による門であれば、瞬時に人を連れ去ることも可能なのだろうか?
牧志 浩太
拷問そのものより、「耐えたことが無意味になってしまった」ことの方が心を折るわけで、最高潮にひどいシーンだと思いました まる。
KP
ごめんな。
牧志 浩太
いいと思います。
事件の発端も物体Xのせいなのに、古島さんがいることが何気に支えになってる。
KP
皮肉なことだ……

牧志 浩太
その呪文を使うことはできるだろうか?
使うことができるなら、呪文を使う。
KP
ではコスト消費をどうぞ。
そういえば佐倉に救出された時点でSANリセットしといてください。
牧志 浩太
1d3 Sasa 1d3→3
SAN52 → 49
MP12 → 11

牧志 浩太
こういうものを諳んじることに、もう戸惑いも躊躇いもなかった。
KP
今までただの床に見えていたものが、
魔法を使った途端に四角い痕跡が見えるようになる。これが門なのだろうか?
しかしこれは「かつてあったもの」であり今はそこに門はない。

だが魔法を使ったあなたには分かる。
この近くにもう一つ似たような気配を感じる。
正確な位置は視界に入れなければ分からないだろうが……
牧志 浩太
急いでそちらを見る。
KP
この部屋の中ではないようだ。
牧志 浩太
どこだ。気配のする方へ向かう。
KP
気配は研究室と書かれた部屋の方にあるように感じる。
また、気配は呪文の効果時間が切れると消えるため、常に見えているわけではない。
牧志 浩太
発見の呪文をスマートフォンで撮影しておくことはできるだろうか?
KP
撮影は可能。
牧志 浩太
呪文を撮影しておく。

牧志 浩太
物音を探っている暇はない。どうせ奴らは「いた」んだ。
すぐに研究室に入って明かりをつけ、室内を見渡す。
KP
机や本棚、実験台など様々なものが置かれた部屋だ。
研究室、というだけあって不思議な機械や実験道具なども置かれている。
目を惹くのは本棚とパソコンである。
また、奥に扉が二つあった。
急いでいるんだけど……
牧志 浩太
探索している暇はないけど探索したい部屋で迷うなぁ
KP
なんかシナリオ想定されてないルートなのかなこれ?
まあなんとかして探索して貰おうそうしよう。
研究所を先に見る想定されてるっぽいし、佐倉が消えた後で知らない部屋が生えてるんだよな。
牧志 浩太
なんと。>想定されてない
KP
今回はちょっと変えて、ちゃんとみられるようにするので大丈夫です。
というかもう変えてあるけど。
牧志 浩太
ありがとうございます。この展開だと牧志は「門が消えてしまったら追えなくなる」と思って探索せずに突っ込もうとしますが、それでもなんとかしていただけるのかしら。
KP
背景情報は不足するけど、クリアには問題ないようにするー。
牧志 浩太
お手数をおかけします。情報は気になるけど、対抗手段はここではない所にある? というのが見えている状況、かつ、相手が「魔法の門」という不確かなものだったら、まず追いかけようとするよなぁって。
KP
それはそう。

牧志 浩太
効果時間が切れていれば再度呪文を使い、室内を見渡す。
門が見当たらなければ、気配のする方の扉を開けて探す。
KP
ではコストの消費をお願いします。
コスト:1MP、1d3正気度ポイント
牧志 浩太
1d3 Sasa 1d3→1
MP 14 → 13
SAN 52 → 51
KP
この部屋に門はないが、左側の扉の向こうに反応を感じた。
牧志 浩太
すぐに左側の扉を開け、中を確認する。
KP
丈夫な扉に鍵がかかっている。
扉にはプレートがついており、『施術室』とある。
【アイデア】
牧志 浩太
1d100 90 Sasa 1d100→ 68→成功
KP
施術室という名称には見覚えがある。
確かついさっき見た電子書籍に書いてあったはずだ。
牧志 浩太
施術室、あれだ! 分離に必要なナイフがある部屋!

くそ、ここだったのか。しかも鍵がかかっている。
悠長に探してる暇はない、『門』がいつまで残っていてくれるか分からないっていうのに!
牧志 浩太
焦りのあまりに扉を蹴破ろうとして、その扉が丈夫そうなのに寸前で気づき、少し身を引く。
牧志 浩太
扉は開かなかったということで合っているだろうか?
もう片方の扉を見るが、そちらには何と書かれているだろうか?
KP
扉は開かない。
KP
右の扉には何も書いていない。鍵は開いているようだ。
牧志 浩太
くそくそくそ。頭の中でもう何にか分からない罵倒を吐き出しながら、そちらの扉を開く。
KP
雑多に物が詰め込まれている部屋だ。倉庫だろう。
真っ先に目につくのは、入ってすぐの所に一つの箱に乱雑に突っ込まれた、奪われたあなたの荷物と、落としていたらしい佐倉の荷物だ。
また、部屋には実に様々な物があるので、役立つものもあるかも知れない。
※武器など探してみるなら三度まで【幸運】または〈目星〉で判定。
牧志 浩太
自分と佐倉さんの荷物をひったくり、持つ。

探したいのは山々だが探してる暇はないし、武器なんか持っていってもよほどの物でもないと扱えない。
KP
倉庫に薬とか鍵もあるかも知れないぞー!
とは言っとく。
牧志 浩太
それはそう。他になかったら探す。
ありがとうございます。
牧志 浩太
元の部屋に戻ってパソコンを確認する。
先程記載があった『データベース』や、呪文の詳細がないか。
ここに『施術室』があるのなら、呪文の詳細もここかもしれない。
KP
電源が付きっぱなしになっているパソコンだ。
様々な研究データが入っているように感じる。

「人工生命体X-001」についてのデータを見つけることができたが、閲覧にはパスコードが必要なようだ。
半角英数4桁のパスコードを入力する必要がある。
牧志 浩太
『B203』と入れてみる。
KP
そのパスでは通らないようだ。
他に何か四桁のものはないだろうか……
KP
正直ココ分かりづらいから、場合によってはヒント追加する。
牧志 浩太
そのままだが、『X001』と入力。
KP
セキュリティの敗北である。
往々にして情報の漏洩は人の不注意や怠惰によってなされるのだ。

素人には分からないような膨大な資料のほか、

人工生命体X-001(追記)
人工生命体X-001と人類の保管

という文書を発見した。
牧志 浩太
そのまま! あいつら安直でよかった!

それらの資料にざっと目を走らせる。
時間がかかりそうなら見るのはやめて本棚を探す。
KP
▼要点を素早く抜き出して読むならそれぞれ〈図書館〉で判定。
牧志 浩太
1d100 85 〈図書館〉 Sasa 1d100→ 54→成功
1d100 85 〈図書館〉 Sasa 1d100→ 88→失敗
おっと。上から順でお願いします。
KP
ok。
人工生命体X-001についての資料がある。育成に大変時間がかかり、難航していたようだ。
現時点ではサイズの大きな生き物の吸収に大変時間がかかるのだという。
牧志 浩太
くそ。焦りが来ている。指先が震えている。目が滑る。
だめだ、だめだだめだ。焦っている場合じゃないのに焦りだけが込み上げる。
KP
求めていた情報ではない……焦りが目を曇らせたのか。
『人工生命体X-001と人類の保管』については目が滑ってまともに頭に入ってこない。

KP
シナリオ的にはここ背景情報だから、タイミングで取れなかったとしても問題ないでしょってことなのかもしれないなぁ。
部屋が生えたのは良く分からないけど。
牧志 浩太
なるほどなぁ。>取れなかったとしても かもしれない。

単純に上から流していくことしか想定していない感じのシナリオもちょくちょくあるから、そこのとこは分からないけど。
KP
もしくは、
急いでようがなんだろうが、探索場所は全部探索するに決まっているだろう常考
っていう強火のゲーマー気質しか想定していない気がするシナリオもあるかなー
牧志 浩太
ああー、それもありますね
時間制限があるような雰囲気があるのに実際には時間制限がないシナリオで、全探索を想定しちゃうやつ
今回みたいに探索せざるをえない理由を作って下さって、PL視点ここは探索するんだな、と分かれば楽しく焦りRP盛れるんだけど、PL視点でも分からないと迷うよね、っていう

KP
〈目星〉をどうぞ。
牧志 浩太
1d100 98〈目星〉 Sasa 1d100→ 56→成功
KP
目を上げたあなたの視界に、見覚えのあるものがちらついた。
部屋の壁にある本棚に雑多なものが詰め込まれているが、一番上に写真が置かれている。
ダークウェブに賞金付きでアップロードされていた、あなた方の写真だ。
牧志 浩太
そろそろ変装でも学ぶべきかもしれない。
互いに生きて帰れたら、と浮かんだ言葉はすぐに打ち消す。
牧志 浩太
本棚を引っ掻き回して鍵や、呪文の詳細がないか探す。
置きっぱなしになっているのも嫌なので、写真は持って行く。
KP
写真は何枚もあり、とあるファイルに挟まれていたものがはみ出ていたようだ。
写真は何枚もあるがピンボケしたものがほとんどで、どうやら戦闘中やあなた方の逃亡中に撮られたもののようだ。

ファイルの題名は『苗床』である。
このファイルの要点を掴むなら〈図書館〉で判定を行うこと。
牧志 浩太
1d100 85 〈図書館〉 Sasa 1d100→ 26→成功
牧志 浩太
どうせ人で培養しようとでもいうんだろうな、そんな気がする。
KP
ざっと見たところ、実験結果の数値など、意味の分からないものがほとんどだったが、説明とまとめの項目が見つかった。
人工生命体から株分けした人工生命体はそれ以上の増殖能力を持たないため、人間を苗床としたマザーを作成し、それを半永久的に保管することが必要であると書かれている。
KP
そのページには佐倉の写真が貼られ、マジックで丸が描かれている。
その名称のつもりか、『X-001』と殴り描かれていた。
牧志 浩太
「分離して帰してくれる気なんてないんじゃないか、最初から」
吐き捨てて鍵を探す。
牧志 浩太
一緒にいられる、と奴らは言った。

幽閉されて佐倉さんじゃない佐倉さんとずっと飼い続けられる。怖気がするな。

それにその場合俺は死体か餌だろう。生かしておく理由が佐倉さんへの脅迫くらいしかない。
KP
その部屋ではぱっと見鍵は見つからなかった。
KP
あなたの手首で古島が、哀しそうなすまなさそうな目をしている……ような気がした。
言うなれば彼女らの来訪から全てが始まったのだ。
牧志 浩太
「いいよ、落とした髪の毛みたいなものだろ」

急いでいたけど、それだけは言わずにいられなかった。
この件については100%、回収して増やそうなんて考えた奴らが悪いのだ。

それにもし『来たのが悪い』としても、最初に来たのは浩子さんと安里だ。
あの時生まれた『古島さん』に責はない。
牧志 浩太
先程の鍵を扉に合わせてみる。
合わなければ先程の倉庫で鍵を探す。
KP
先ほどの鍵はサイズからして合わなかった。
KP
では倉庫での探索を行います。

〈目星〉または【アイデア】で3回判定。
鍵が見つかるまでの副産物の個数を決定します。
牧志 浩太
1d100 98〈目星〉 Sasa 1d100→ 18→成功
1d100 98〈目星〉 Sasa 1d100→ 11→成功
1d100 98〈目星〉 Sasa 1d100→ 85→成功
KP
見つかるものは以下の通り。

【ベレッタ92】以前にも使用したことのある、一般的に裏社会に流通している拳銃だが
手入れされていないのか少しひっかかりがあって使いづらい。
ダメージは1d10 攻撃回数2、装弾数 15/15 故障ナンバーは98。
こちらは必ず見つかります。

以下から〈目星〉成功数見つかります。マッスルドリンコ3個などのように複数持つのも可能です。

【マッスルドリンコRX】黄色いラベルが眩しい、販売後即回収になったヤバい栄養ドリンク。
健康なときに飲むとかえって体調を崩すというシロモノ。
HP即時5回復する。ターン消費なしで使用可能。

【謎の護符】あからさまに怪しいが力を感じる護符。
10までのダメージを肩代わりする。
ただしダメージが発生する度に所持者正気度が1d5減少。
牧志 浩太
護符のコストの正気度減少によって発狂は発生しますか?
KP
発狂は起きませんが、不定の狂気は終了時などに発症します。
牧志 浩太
なるほどなるほど。
では、
 ・護符2枚
 ・マッスルドリンコ1本
とします。
牧志 浩太
~理由~
・マッスルドリンコは佐倉さんの治療に使える可能性があるので1本確保したい
・相手がほぼ確実にダメージ1d8攻撃回数2を持っており、こちらの回避が低いので護符確保したい
 ただし、護符で一時的発狂する可能性があると6出しの可能性でハイリスク
KP
了解です。+武器をお持ちください。
この辺のアイテム全て追加要素です。

KP
あなたは倉庫を探った。
武器、怪しげな護符、薬……役に立ちそうな物が置いてあるが、逆にこんなものが必要なここでは普段一体何が行われているのだろうか。
奥の方に押し込まれていた古い書類の間にジップロックに入った鍵が挟まっていた。
どうやら最初に渡されて余った鍵がそのまま忘れ去られたものらしい。
安っぽいプラスチックのタグに、『施術室』とマジックで殴り描かれていた。
牧志 浩太
あった!

役立ちそうな物を手当たり次第にパーカーやズボンのポケット、取り戻したベルトポーチに押し込む。
鍵で施術室の扉を開ける。
牧志 浩太
見つかった品物と鍵を持っていきます。
念のため書類も一瞬確認しますが、呪文ではなさそうですか?
KP
書類は建築時の説明書などだ。大した内容ではない。

KP
施術室も暗く、人気がない。
ただ確実に魔法を使用していないのに門の気配を感じる。

この部屋は手術室のような印象を受ける。
簡素なベッドや作業用ワゴンなどはとくに変わったものであるようには見えないが、器具類が収納された棚があり、様々なものが収められているのが見える。

▼捜しものをするなら〈目星〉
牧志 浩太
よかった、まだ気配がある。
焦る心を抑え、ナイフ、呪文がないか探す。
1d100 98〈目星〉 Sasa 1d100→ 83→成功
KP
部屋の奥の壁が揺らめいたのが分かる。
どうやらここに、現在も活性化している門が存在するようだ。
KP
棚を探すと、施術用のメスとは別に分けてひとふりの発光するナイフが保管されていた。
『非常時にのみ使用すること』『付与当番は忘れないこと』とポストイットが貼られている。
が、血液や生き物が保管されているような冷蔵庫、呪文書などはここには見当たらない。
AF:魔力が付与された切除手術用のナイフ
意図せず実験中の生物に寄生された場合に使用するナイフ。
定期的に研究所の職員が魔力を付与しているため、使用すればただのナイフとなる一時的なAF。
牧志 浩太
では門に入る。
KP
あなたはその壁に手を触れる。すると手が軽い抵抗を伴いつつ壁に沈み込んだ。
MP-1、SAN-1d3

※ここでSANリセットしてください。
牧志 浩太
MP 10 → 9
1d3 Sasa 1d3→1
SAN 51 →50
牧志 浩太
躊躇う理由はなかった。
扉を開けるのと同じ、急いだ歩調で飛び込む。
KP
白い光が視界を包み、ざらざらと体が崩れ分解されるような錯覚を覚える。
牧志 浩太
言い表しがたい不快感に、微かに呻く。
KP
そして次の瞬間、あなたは先ほどの建造物と様子が似ている白い廊下に立っていた。
先ほどまでと違うのは、この廊下には照明がついていることだ。
牧志 浩太
俺が来るのは奴らも想定内だろう。
最悪虚仮威しにでも使えれば、と先程見つけた銃を持つ。
牧志 浩太
辺りを見回す。
佐倉さんを連れていった、引きずった痕跡はないか。
人の気配や物音はどちらからするか。
身を隠せそうな物陰はあるか。
KP
あなたが一歩動いたとき、けたたましい警報器の音が鳴る。

「侵入者、繰り返します。侵入者。
第三微生物研究所本館に侵入者あり。
警備員は速やかに対象を確認し、排除せよ」

ここは身を隠す場所がない。
速やかに移動しなければ危険だろう。
牧志 浩太
人の気配のない方へ移動する。
判断する余裕がなければ、とりあえず移動する。
KP
何をするにもまず、この建造物についての情報が必要だ。あなたはまずは身を隠すことにした。
難易度
KP
ああー、やっぱりこのシナリオは攻撃してても〈回避〉振れる前提で書かれているな。
牧志 浩太
ああー。ありますねぇ。
KP
これ戦闘員連れてきても厳しくない?? って思ってたんだー。
色々と補助入れます。そのひとつが護符や回復薬ね!
牧志 浩太
HP2で自動気絶も攻撃したら〈回避〉不可も、フレーバーの合間に書かれててめちゃくちゃ分かりにくいもんなぁあ!
調整ありがとうございます!
KP
もうこれやり過ぎてぬるくなっても許してねって感じ……
牧志 浩太
許します許します そもそも推奨と違うPCで行くという無理をしてますし
でもシナリオのシナジー凄すぎてめちゃくちゃ楽しいんだ
今度は佐倉さんひどいめタァーイムなのかな??

コメント By.KP
このままにしておくわけにはいかない。

TRPGリプレイ CoC『静寂舞手』佐倉&牧志 7

チャンスは、一度きりだ。

TRPGリプレイ【置】CoC『blood red decadence』佐倉&牧志 1

いいだろもうラッキーってことで!
本能には逆らえない。

TRPGリプレイ【置】CoC『midnight pool』 佐倉&牧志 5

「行ってらっしゃい、佐倉さん」
「サンキュ、牧志!」

【クトゥルフ神話TRPG】
本作は、「 株式会社アークライト  」及び「株式会社KADOKAWA」が権利を有する『クトゥルフ神話TRPG』の二次創作物です。

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TRPGリプレイ Zephyranthes 最終章 第一部 『破壊神 再び』1

最終章 第一部 『破壊神 再び』1