画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: netabare.png

こちらには『青白い馬』
ネタバレがあります。

本編見る!
波照間 紅
赤い馬に乗る男の外套に手を触れることはできるだろうか。
KP
あなたの手は届かなかった。
なぜなら、あなた方が乗る馬は次第に速度を落とし、ゆるやかに足を止めつつあったからだ。
真っ赤な馬と真っ黒な馬は地響きのような足音を立てて風のように駆け去って行く。

おそらくたった24時間前までは活気ある人々でいっぱいだったであろうビル街。
アメリカの町並みがあなたの視界にあった。
灯の絶えたビルはまるで巨大な墓石群のようで、道には力を失った人々が無数に転がったり、呻いたり、喘いだりしていた。

馬が足を止めると、その前にいた息も絶え絶えの者たちが救いを求めて這いずってくる。
あなた方には目もくれず、馬の後ろへ、確実なる死の領域へと。
波照間 紅
ああ、と息を吐く。
まだ生きている。
人がまだ生きているのに、手を伸ばすこともできない。
馬から降りようとすれば、きっと僕も死んでしまう。

途方に暮れて、巨大な墓石を見上げた。
始まり、外套と霧……。

ふと、一周したらどうなるのだろうと、再び思った。
一周し終わったら、全ての始まりへ戻るのか?


心細くなって背後を振り返り、彼女がそこにいることを確かめようと、彼女の手を握る。
彼女の背後には、死以外の何かがあるだろうか。
KP
彼女の、四人目の背後。
地平を覆い尽くすように霧が広がっていた。
霧は夜の中にあってもなおそれとわかるほどの明瞭さで、まるで一つの生き物のようにあなた方を追いかけてきたようだった。

SANチェック成功時減少 0失敗時減少 1d2
波照間 紅
1d100 71 《SANチェック》 ☆ささぼっと☆ 1d100→34→成功
波照間 紅
「霧だ」
思わず呟いていた。
荒涼とした灰色の砂漠のようなものの代わりに、じっとりとした夜霧がそこにあった。

死の背後を追いかける黄泉、あれがそうなのだろうか。
東雲 圓華
「そう、あれが黄泉。四番目の後に来るもの」
KP
あなたの思考に呼応するように東雲が囁いた。
東雲 圓華
「そして、全ての元凶……」
波照間 紅
「あれが……」
呟く。元凶、彼女はきっと他にも何か知っているのだ。語る事が出来ない事も。
波照間 紅
「東雲さん。さっき、思ったんです」
彼女の手に、手を重ねる。
彼女の緑の眼に、目を合わせる。
波照間 紅
「僕らが一周したら、全てが始まった場所に戻るのかと。
その時初めて、あの霧の尻尾を掴めるんじゃないかと思ったんだ。

東雲さん、教えてほしい。
あなたは何を見たんだ。あれは、何なんだ」
波照間 紅
波照間の口調が東雲さんゲージとか状況によってすごく揺れている。
東雲 圓華
「……四人目の私には語ることを許されていません。
でも、あなたならきっと……

けれど、あれに人間が策もなく近づいてはだめ。
何か……」
KP
東雲の頭がぐらりと揺れた。
東雲 圓華
「ここで待ちましょう、波照間さん。
私には道を外れることはできないけれど、待つことなら……できる……から」
KP
東雲は馬を下りて、あなたにも降りるようにと手を差し伸べる。
周囲には救いを求めて、しかしもはや動く力もなくゆるゆると指先を動かすばかりの人が溢れていた。
波照間 紅
「ありがとう……、東雲さん」
微かに微笑み、彼女の手を取り馬を降りる。

あの時もきっと、こうして彼女は待ってくれた。
死に内側を蝕まれても、彼女は今も戦ってくれている。

それなら、僕も。
KP
東雲は眠気や疲労をおぼえているのか、ふらつきながら北を指さした。
東雲 圓華
「一人目はとびきり早いのよ。
東西の道をかけ終えたら南北の道にさしかかる。
このあたりで待てば、一人目はあちらからやって来るわ……」
KP
東雲はその時だけまっすぐに強い意思を込めてあなたを見つめた。
東雲 圓華
「その時になら、きっと一人目を調べられる」
波照間 紅
「ああ。分かった」

頷き、身構える。
その時だけ、彼女の強い強い意思の光を、緑の眼の内側に見た。

そうだ。
曖昧な滅びまでの逢瀬よりも、この光がいい。
KP
その光はほんの一瞬で失われ、東雲は暗くぼんやりとした瞳であなたを導く。
すぐ近くにあったもう誰もいない公園の片隅に馬を止めて繋ぎ、木製のベンチに腰掛け、かたわらに座って欲しいとあなたを招く。
東雲 圓華
「少し、疲れてしまって……
どこにも行かないで、波照間さん……
起きたときに……独り……だと……寂しい……から……」
ベンチに置かれたランタンのオレンジの灯が東雲の影を揺らめかせる。
波照間 紅
「ああ、どこにも行かない」

曖昧な影に微笑みかける。
彼女の手を引いて、傍らに添うように立つ。
座りはしない。それが来たときに、すぐに動けるように。
KP
オレンジ色の中にあった瞼がゆっくり閉じられていく。
東雲は音も立てずに微睡みの海へとこぎ出したようで、あとに残ったのは閉じた闇とあなただけだった。
KP
公園は暗くしんと静まりかえり、明かりといえば星とランタンだけだ。
波照間 紅
ああ、星は滅ばないんだな。
あの時よりもずっと冷たい星空を見上げて、思う。
ビルの影以外に遮るもののない星明かりが、冴え冴えと容赦なく降り注いでいた。

彼女の手を放さぬように引いたまま、もう誰もいなくなってしまった四つ辻を見据える。
KP
気づいたら周囲を深い霧が覆っていた。
50㎡にも満たない小さな公園のまだらな赤錆が入ったフェンスが、なぜかその霧をせき止めているように見えた。
大きな気体の塊であるはずのそれは、十分な星明かりもないのに真っ白く辺りに充満し、ただただ公園の前に鎮座している。

あなたは指先から血が抜かれていくかのように、じわじわと体温が下がっていく心地がした。
一体ぜんたい、なぜ真っ暗闇の中でこの霧が見えるのだろうか。なぜ今自分の視界に「霧がある」と、そう認識できるのだろうか。
もう動く人間の姿もなく、ただ沈黙が世界を覆っていた。
KP
静寂の中、突如真後ろで物音と獣の息づかいが聞こえた。
波照間 紅
「!」
咄嗟に振り返る。無意識に片手を弓に伸ばす。
KP
物音の主はやせ細った犬だ。しきりに何かを並べている。その奇妙で一心不乱な様子を、青白い馬がぼんやりと見ていた。

※馬・犬・霧を観察可能です。東雲はうたた寝をしているだけなので、起こしても構いません。
波照間 紅
「……? 君は、生きてるのか?」
目前に死が迫るこの状況で、生きているということが気にかかり、何を並べているのか覗き込む。

※まず犬を観察します。
KP
やせ細った雑種犬は噛みちぎってきたらしい人の腕や足を夢中で並べていた。

空腹であろうにも関わらず、肉を神経質に並べては、血が出んばかりに鼻を地面にこすりつける。
四肢の動きは不自然で、目は焦点が合っていない。
波照間 紅
生きているものの姿に安堵しかけたのも僅か、目にしたのは異様な様子だった。

人の腕や足が並べられている。
それを行う犬も、喰らうでもなく空しく動くばかり。
KP
犬はあなたの姿に掠れた叫び声をあげたあと、霧の中へと走り去り、二度と戻ってこなかった。
波照間 紅
怖気がした。
犬の末路を目で追って、自然とその向こうの霧に視線が行く。

※霧を観察します。
KP
お。ではまず〈目星〉
波照間 紅
1d100 76〈目星〉 ☆ささぼっと☆ 1d100→51→成功
FANBOX開設したで
KP
犬が並べていた腕の中に、聖書を握りしめた物があった。
波照間 紅
そういえば、今の状況は黙示録…… 聖書に擬えられている。

「すまない、」と一言。
情報を求めて、その誰かが希望を願ったのだろうそれを拾い上げ、黙示録のページを探す。
KP
ページを開こうとすると、変な開き癖が着いているのに気づく。
最後の方のページが何ページか折られていて、英語で書き込みがされている。
落ち着いて解読するなら、要点くらいは掴めそうだ。

黙示録のページには、以前にラジオで聞いたような内容が書いてある。
KP
※オープンソースの資料として提示されていたページが著作権侵害の疑いで消えてる!
まあストーリーには別に影響ないから大丈夫!
KP
侵略戦争を象徴するホワイトライダー、
内戦、内乱を象徴するレッドライダー、
飢餓を象徴するブラックライダー、
死と荒廃を象徴する、唯一『死』という名を持つペイルライダー。
そしてその後ろにはハデスが付き従う。
波照間 紅
黙示録のページをざっと見、四騎士と滅びの後に来るものが何であるのかを確認する。

それから解読に入ろうとして、ふと指先が冷たいと感じた。
不安になって、転寝をする彼女がそこにいることを確認する。

すると勢い、傍らにいる青白い馬が目に入った。

※馬を観察してから、解読に入ります。
KP
東雲は寝息も立てずに目を閉じている。
体が動くこともなく、呼気が髪の毛をゆらすこともない。
まるで死んでしまっているかのように思えた。
波照間 紅
実際、死んでしまっているのかもしれない。
何もかも死んでしまって……、僕は何をしているんだろうか、自問する。
知っている人は皆死んでしまっただろうに、取り戻せるものが、まだあると思っている?

もしまだあるとしたら、それは彼女だ。
彼女を、取り戻したい。この、薄ら寒い滅びの手から。あの時そうしたように、もう一度。

そう、ひっそりと心を決めた。
KP
青白い馬は木に繋がれたままおとなしくしている。
胴回りの灰色の毛並みをしげしげと見つめていると、不意にその皮膚が盛り上がり、てらてらとした爬虫類じみた質感に変わった。
波照間 紅
姿が変わった?
見間違いだろうか。一度目を瞬いて、再度その皮膚を見る。そういえば水に棲む馬の悪魔がいたな。

つくづく馬に縁がある。こんな縁は要らなかった。
一角馬の憎まれ口が、少しだけ懐かしくなった。
KP
顔を上げれば馬の顔には虹彩のない目が4つ増え、左側だけに不規則に密集している。
しかし、次の瞬間には気のせいだったかのように普通の馬に戻っていた。
SANチェック成功時減少 1失敗時減少 1d2
波照間 紅
1d100 71 《SANチェック》 ☆ささぼっと☆ 1d100→88→失敗
1d2 ☆ささぼっと☆ 1d2→1
SAN 71 → 70
KP
馬は静かに地面を掻いている。
波照間 紅
「うわ」
思わず少し声を上げてしまう。反射的に、背筋に怖気が走った。
同時に、諦めに似た納得感があった。

間違っても普通の馬なんかじゃない、という方が納得は行く。
KP
【アイデア】〈クトゥルフ神話〉どうぞ。
波照間 紅
くっ、波照間には〈神話〉知識がない! 
1d100 85 【アイデア】 ☆ささぼっと☆ 1d100→66→成功
KP
四騎士の馬は、馬ではない何か悍ましい生き物だった。
ならば、この馬を含む四騎士は本物ではなく、人間の持つ死や終焉のイメージと密接に結びついたことによって出現したものなのではないだろうか。
本質はあの悍ましい霧にあると感じるが、同時に、人々が四騎士の力を信じているからこそ黙示録に載っている「規則的な」終末で済んでいるのではないか。
あなたはそのように感じた。
波照間 紅
「……そうか」
はっ、と不意に気づいた。
全てのものが整合性を得ていたせいで、引き込まれてしまっていた!

そうだ。
これは本物じゃない。本質じゃない!
そうだ。見間違えていた。危うく、僕まで引き込まれる所だった。……気づいてよかった。

四騎士も、黙示録も幻だ。
神の国など来るわけがない。

全ての元凶だというあの霧。
それだけが本質だ。捕まえるべきは黙示録の物語の尻尾じゃなく、名もない悍ましい何かの尻尾だ。
波照間 紅
あの時のように、世界から命を終わらせようとしている、何か。
波照間 紅
改めて、聖書のページの書き込みを解読しにかかる。
KP
聖書の書き込みを解読すると、以下のような内容だった。
●477ページ
黙示録の四騎士が現れて世界は急速に終末へと近づいている。
神に仕える身として断言しよう。あれは主が遣わしたものではあるまい。
黙示録によれば第四の騎士の後を追ってくるのは黄泉の神ハデスだと言うが、私はもっと恐ろしい―――少なくとも、魂の善悪など計ってはくれぬような、そんなものを感じた。
●478ページ
シノーソグリス。
私が限られた時間で手に入れられた唯一の手がかり。
イタリアのごく一部の地方で信仰されていた死の女神だという。
彼女が来ると辺りには深い霧が立ち込め、動物たちは奇妙な行動を取り、人間は自分が死ぬ夢を何度も見るそうだ。
●479ページ
初めて騎士が目撃されたのはローマのとある大通りだった。
通り沿いには古い劇場があって、当時公演されていたのが『外套』だったという。
それを知ったとき、私は終末の傍らで思わず笑い声をあげてしまった。
そうしてぼろぼろと涙があふれた。

『外套』は、老人が妻の間男を殺すだけの、ちっぽけな小幕だ。
あれは英雄の死もなければ国の滅亡もない、凡庸な死の話だ。
だが、だからこそ我々の外套の中にも収まるような、網膜に焼き付く死なのだろう。

そんなものを何百人もの人間が一斉に見つめるのだ。
カルティスト共の陰鬱な儀式より、美しく朗々たる歌声が、どうして劣ることができようか。
彼女は、来た。
それだけだ。

この終末はある意味人が神に勝った出来事なのかもしれない。
血の一滴も流れない、作家の頭の中で作られた死が、どんな生贄よりも優れていたのだから。

だが裁かれる者のいない終末ほど残酷なものはない。
KP
以降のページにも殴り書きがあったようだが、破られている。
KP
実はもう結構終盤。
波照間 紅
なんと。
情報がいっぱいあるから情報収集に走ってしまったけど、もっと東雲さんとお話 いや結構したかも
波照間 紅
「……!」
内容を全て辿り終わったとき、息が漏れた。

それは、全ての始まりを詳らかにしていた。
そうだ、あの手帳の内容とも合致する。彼女の言葉とも。

死の女神が、来たのだという。
あの時とは違い、きっと誰も願いはしなかったのに。
本当に死を望んだ者なんて、一人もいなかったのに。

理由もない、溜息の出るような偶然として。

目の前の霧を見つめる。
あの中に死が立ち込めているのだ、という。
僕から友人を、相棒を奪い、世界から命を奪い、彼女をその中に引き込んだという死が。

最初に巻き起こったのは怒りだった。
その心臓を矢で貫くことができたら。

深く息を吸い、その怒りを落ち着ける。
名が分かったんだ。理由も分かった。
名まで掴んで死んでしまった、この誰かのおかげで。

それなら糸口はあると、知識を望み続けた彼ならきっと言う。
KP
波照間さんが牧志や佐倉に想いを馳せたところちょっとじんとしてしまった。
波照間 紅
東雲さんと二人っきりだけど、案外東雲さんのこと以外も考えてるんですよね、波照間。
やっぱり二人とも、大事な相棒であって友達。
KP
先ほど霧を調査すると言っていましたが、霧の中に入りますか?
あ、そうだな。〈目星〉を振ってみてください。
波照間 紅
1d100 76〈目星〉 ☆ささぼっと☆ 1d100→1→決定的成功クリティカル)!
FANBOX開設したで
波照間 紅
わお
KP
おっと。
うーん、それなら……
KP
霧の中、一枚の紙が落ちているのが見えた。
それは先ほどの聖書のページに酷似している。
波照間 紅
あれは……、紙?
その紙を、弓を使って手繰り寄せるなどして、霧の中へ踏み込まずに拾うことはできるだろうか。
あるいは、霧の外からその文面なりを読むことはできるだろうか。
KP
弓を使ってたぐり寄せるなら【DEX】×6
文面を読むのは難しいだろうな。霧の中だし、英語の殴り書きだし。
波照間 紅
1d100 30 ☆ささぼっと☆ 1d100→58→失敗
波照間 紅
無理!
KP
折角のクリティカル特典だったが【DEX】低かった!
KP
では、たぐり寄せようとしたあなたはあと一歩と近づいたときに、霧の中にねじれた岩のような、螺旋に絡まる樹木のような影を見た。
その瞬間視界が暗転し、自由に動かない四肢と、二重映しのように青白い馬に乗る自分を見た。
東雲と二人、すべての生き物を根絶やしにして、この星を駆けながら白砂のように崩れて消えていく。
砂は風に舞い、後を追いかけてきた霧の中に吸い込まれて行った。
SANチェック成功時減少 0失敗時減少 1d4
波照間 紅
1d100 70 《SANチェック》 ☆ささぼっと☆ 1d100→8→成功
波照間 紅
「ぐ……っ、」
呻く。
彼女と二人駆け抜けて滅びていく己の姿は、あまりに甘美で、あまりに許し難かった。
KP
次の瞬間、あなたの手は紙をつかみ取っていた。
波照間 紅
違う。
僕らはそこにはいない。いない!
紙をしっかりと掴んで、霧の中から公園へと、彼女の傍らへと戻る。

まだ跳ねる心臓を押さえながら、彼女の傍らに立ってその紙を読む。
KP
はたしてその紙はあの聖書の最後のページのようだった。
●480ページ
自らを傷つけた者、大事な者を害した者は、何人(なんぴと)からも奪われる前に自ら理性を奪い去る。
決意ある狂気はときに我々に戦う力を齎す。
東雲 圓華
「そろそろ時間よ」
KP
音もなく東雲が身を起こしていた。
波照間 紅
「おはよう。少しは休めたのかな」
彼女に微笑みかけ、そして前を向く。
沈黙の四つ辻を見据える。
波照間 紅
来るのか。
一番目が。
KP
東雲は小さく頷いた。
その目に意志の光が宿っているように見えたのは、あなたの気のせいだろうか。

遠雷が聞こえた。
否、それは蹄の音だ。
北から直線の吹雪のような白い馬が駆けてくるのだ。

東雲は馬にひらりと飛び乗ると、半ば強引にあなたを馬上に引き上げる。
弓を構える第一の騎士を真正面に向かえながら、東雲もまた剣を抜いた。
波照間 紅
頷き返す。
気のせいだろうが信じていたい。

彼女は、強い人だ。

彼女の手に従って馬に飛び乗り、応えて身構える。あれが、一番目の騎士。
あれを調べるチャンスを、窺う。
東雲 圓華
「奪うのよ」
あなたに一声かけ、東雲は馬の腹を蹴った。
KP
その騎手は隻腕だった。片手で弓を構え、口を使って引き絞る。
進路を塞ぐあなたたちに向かって過たず矢が飛んでくる。
東雲はそれを長剣で弾き、器用に旋回と地団駄を繰り返しながら白馬へ距離を詰めていった。
波照間 紅
頷く。機を窺う。
彼女の舞に、見惚れている暇はない。
チャンスは一度だけだ。
KP
騎手は隻腕ということ以外、他の騎手たちと同じ格好をしていた。30代半ばくらいの男で、弓を絞るために弦を噛むたびに、山高帽の間から落ちくぼんだ眼孔が見えた。
東雲は矢をかわし、直後にあわせて白の騎手の懐に飛び込んだ。
あなたの目の前に隻腕の騎手の姿がある。
東雲 圓華
「今よ!」
KP
東雲が叫んだ。

あなたは何をする?
※馬・騎手に対してアクションできます。
波照間 紅
彼女の合図と同時に手を伸ばす。
その弓と持ち物を奪い取る。
KP
持ち物、は馬についているであろうもの?
騎手と馬同時にアクションはできません。どちらを先に?
波照間 紅
馬には何か持ち物がついているように見えますか?
KP
白い馬の胴に煌びやかな冠とブックベルト付きの手帳が引っかけられている。
波照間 紅
冠と手帳を奪う!
KP
冠と手帳は隙を突いて奪い取ることができた。
次の矢が番えられ、撃たれる。
東雲 圓華
「紅さん! 弓を!」
KP
東雲の声が空を裂いた。

【DEX】×5で矢の回避判定。
波照間 紅
1d100 25 ☆ささぼっと☆ 1d100→89→失敗
KP
東雲が素早く手綱を引いて馬を翻したが、矢があなたの顔をかする。
SANチェック成功時減少 0失敗時減少 1d2
波照間 紅
1d100 70 《SANチェック》 ☆ささぼっと☆ 1d100→20→成功
波照間 紅
矢が頬を掠る。ひやりと死の気配が香った。
奪ったものをしっかりと握りしめ、続いてその弓を奪い取ろうとする。
KP
あなたが手を伸ばすと同時、東雲は更に距離を詰めた。
馬体がぶつかったが馬は悲鳴を上げることもしない。
あなたの手が白の騎手から弓を奪い取る。
騎手が取り返そうと咄嗟に弓を掴む。
しかし、矢を放ちすぎて血まみれになったその指は、銘文を少しだけなぞって離された。
あなたが手に残った弓に目を落とすと、「勝利」の文字だけが彼の赤い血で輝いていた。

同時、東雲は剣を騎手の背に引っかけて矢筒を奪い取った。
そのまま剣を振るって勢いで矢筒をあなたの膝に落とし、馬の制御に戻る。

白の騎手は武器を奪われ道を塞がれ、東雲の馬に翻弄されてぐねぐねと走っている。

▼第一の騎士の弓と矢を得た。
KP
冠には奇妙なところは見当たらない。
だが手帳の字には見覚えがあるような気がした。
波照間 紅
血が、赤い? 
彼は生きているのか?

離れると手に戻ってしまうというのなら。
まず、弓に刻まれた文字を確認する。
「勝利」以外に読み取れるものがないなら、弓と矢筒を身体で抱えたまま手帳を確認する。
波照間 紅
今回は全体的に東雲さんに世話をかけまくりの波照間!
KP
東雲さんも頑張ってはいるけど、結局四番目の制限から大きく外れることはできないので!
波照間 紅
東雲さん制限がある中でめちゃくちゃ頑張ってくれてるよ!
あとこのシーンの東雲さん大層かっこいい
技能値はともかく、「波照間が英語技能持ってる」っていうのも今回はまる所だったなと思います。
KP
弓には「それに乗っている者は、弓を手に持っており、また冠を与えられて、勝利の上にもなお勝利を得ようとして出かけた。」と刻まれている。
KP
手帳には英語でこまごまとした走り書きがある。
●1ページ目
彼女が黙示録の四騎士と結びついたのは不幸中の幸いだったかもしれない。
死を司る第四の騎士を第四の騎士たらしめているのはかの者に従う黄泉である。
そして終末を終末たらしめているのは騎士たちの行進である。
この法則さえ突き崩せれば、我々の世界は元の姿に戻るだろう。

問題は手段だ。法則を崩すために法則を利用するべきかもしれない…。
●2ページ目
正面からでは彼女「に」理性を奪われる。
東雲 圓華
「どう、道は見える?」
KP
問いかけてくる東雲の外套の下から白い靄が立ちこめていた。
後方のより深くなった霧と同じもののように見えた。
波照間 紅
「ええ、見えそうです。この人のお陰だ。
こんなに近くまで、掴んでくれていた」
意志を宿した彼女の声に、確信をもって返す。
KP
〈クトゥルフ神話〉 または 【アイデア】
波照間 紅
1d100 85 【アイデア】 ☆ささぼっと☆ 1d100→62→成功
KP
この外套の中にあるのは死。
 あの霧の中に繋がっているのではないだろうか。
波照間 紅
人が神に勝ったというのは、ある意味間違っていなかったんだ。
死の女神は人の幻想に縛られた。
それは、幻想を破れば女神を去らせることができる、ということに繋がる。

悪魔が契約に縛られるように。
世界を滅ぼす結晶体が、霧ひとつで立ち去るように。

正面から向かうわけにはいかない。
それなら、どうする?

振り返った。
彼女の外套の中に、あの死の気配を感じた。
KP
東雲の外套の中から漏れるもやは、死の女神がまとう霧と同じものだと確信できる。
むしろその気配はあまりにも濃く、正視しようとすると目眩がするほどだ。
KP
第一の騎手は東雲と激しい攻防を繰り広げていたにも関わらず、突如としてその動きを止めた。

彼は手綱を引き、暴れる白馬を無理やり後退させている。
真っ白な蹄の音が重く響き、鈍く鈍く―――まるで音と現象が合っていないかのように鈍く、尾を引いていく。

頬をしんとした冷たさが撫でる。視界の端が白く染まっていくのがわかる。
後方から追ってくるだけだった霧が、首をもたげるように自分たちに押し迫ってきていた。
東雲 圓華
「私たちは四騎士失格ね?」
KP
東雲は静かに呟いた。
波照間 紅
「そうだな。でも、それでいいんだ。
最初からそんなもの、存在しなかったんだから」
KP
深い深い真っ白な霧の中に居る何かが、その巨体をうねらせながら這い出ようとしている。
月の光だけが輪郭を浮かび上がらせ、沈黙したビルの影がうっすらと何棟も見えて、まるで「彼女」の貌にかかった薄絹のヴェールを持ち上げているかのようだった。

もはやあなたに残された猶予は一刻もない。
※何か一つ行動ができる。
技能ロールは必要ない。
これまでの情報や描写などを見返し、よく考えてから最終行動宣言をすること。
なお、正解の行動だった場合のみ、最終行動宣言が2行動分と取れる内容であっても構わない。
また、当シナリオの生還には複数の手段が存在するため、必ずしも全ての情報を使うわけではない。
ここから、何をどうしたらいいか大分悩んだり迷ったりしたので相談が長くなります。
命運を決める一手
KP
KPドッキドキしてます。
波照間 紅
PLもめちゃくちゃドキドキしてます。
怖ぇ。でもめちゃくちゃスリリングで楽しい。
KP
必要そうな情報は「情報」の所に載せましたので、参考にしてくださいね!
波照間 紅
ありがとうございます! メッチャ助かる!
KP
結構情報多くて、誤解が発生しそうで怖いんだこのシナリオ。
波照間 紅
ですねぇ。情報の数がすごい。
探索箇所も情報も取り違いが発生しやすそうだから、まとめて頂けて助かります。
KP
割とシナリオそのままの情報だと不足感あるんだよなぁ。
波照間 紅
なんと、盛って下さってましたか。助かる。
情報が行動のキーになるのに情報が不足気味というか、その結論に至るには跳躍ない? ってのがあると、どれくらいまで盛るか悩みますね
KP
世界が死ぬか、息を吹き返すか、波照間さんの決断で決まりますので、ごゆっくりどうぞ!
波照間 紅
これはぜひとも息を吹き返したい! 
置きをよいことに、ゆっくり悩ませていただきます
KP
あ、判定はないって書いてますが、選択によっては出目ゲーになります。
と、お伝えしておきます。
波照間 紅
ひえぇ。それは怖い。
波照間の肩に世界の命運がかかっている。
確認。
いま持っているものは
 ・第一の騎士の弓と矢
 ・冠
 ・『外套』の台本
 ・手帳やラジオ
 ・あと東雲さんの剣
で合っていますか?
KP
そうですね、他にもパンフレットとか細々とした物はあるけど、大事な物はその中に入っています。
波照間 紅
ありがとうございます。
悩むなぁ 東雲さんの外套は剥ぐか入るか包むかするだろうし、弓と矢は間違いなく使うだろうけど、1~2行動か
KP
提示されたアイテムや方法は、全部使うとは限らない! です。
波照間 紅
最後の情報は東雲さん経由であってもやっぱりまっすぐ見たらNGだよってことかなーーー
「決意ある狂気」は気になるけど、赤い馬の剣は今手元にないんだよね。
KP
言ってしまうとあの剣は関係無い。
天秤と同じく、『象徴の効果を持つ』事を示すヒントでしかないです。
波照間 紅
お、ありがとうございます。
一つ浮かんでる行動はあるし、シーン的には美しいし整合性は取れるような気はするけど、 それアリかー? っていう うーーーん
再度確認。
東雲さんの剣は軽くて先が丸いとありましたが、破壊したり折ったり字を消したりできそうな素材に見えましたか?

また、白馬と騎手はまだ近くにいる認識で合っていますか?
KP
白馬は足を止めています。
東雲の剣はそんなに柔らかくはないですね。
どんなのか言ってもらえれば、なにか答えられるかもしれません。
波照間 紅
勝利の矢で東雲さんの内側の霧を貫くor白い馬の眉間を撃つ、というのが浮かんだんですが、
 ・後者は単純に難しそうだし
 ・前者、シーン的には美しいけど、シーンの美しさに寄りすぎちゃってて東雲さん撃つのはアリなのか? って悩んでおります。
外套の中、撃とうにも直接見たらまずいっぽいし。
KP
うーーーん。どうしたもんかな(悩)
波照間 紅
あっ悩ませてしまった。ヒントの意味を盛大に取り違えてるかしら。
KP
ぶっちゃけ手段としてはアリ。シナリオで「こうするのが正解」って書かれている。ただ、正解には条件が足りていない。
だが私としては「シナリオの条件が足りていなくてもこれ解釈としてはアリじゃないのかなぁ」って思うんですよね。
もう一手を取らなきゃいけないヒントというか縛りみたいなの出てないよねぇ、って。
もう一手もやらなければいけない理由がシナリオには書いていないように思うんだけど……
波照間 紅
なにぃ。それは確かに悩む。
そのもう一手って、ここでやれる内容ですか? それとも回収不足?
KP
いや、どのエンディングにもいける条件は揃っています。
回収できていない内容はタイミングで聴けなかったラジオくらいだけど、ただの背景情報です。
・外套の中に弓で狙いをつけるのは難しいでしょう。
 中に向かって適当に撃つことは可能でしょうが……

・後者はねーーー。
波照間 紅
うーーん、なるほど。
ここまでで情報が出てないってことはリアル【アイデア】な内容ってことだよなぁ。
KP
手段として見えているのは、
・死の女神への直接攻撃
・四騎士がいるという状況の破壊
ですよね。
ぶっちゃけどちらも正解です。
どうやるか、が割と大事。
波照間 紅
どうやるか、かぁ。
・マントの中に矢を撃つのは難しそうですが、繋がっている以上入ってゆくことはできそうです。
・直接霧の中の女神に狙いつけて矢を撃つことも可能です。
・馬を殺すこともできます。
・東雲にも何か役目に反した行動をさせようと思ったら、運任せになりそうです。
・自傷または大切な者を傷つける狂気はこの場で無条件で発動します。
KP
出していい、出した方がいい情報このくらいかなー。
波照間 紅
お、ありがとうございます。
冠を被るかどうかか? と思ったけど、何の変哲もないってあるしなぁ。
KP
そこは隠しステータスとかないので気にしなくて大丈夫です……
波照間 紅
ありがとうございます……
東雲さんの外套って、奪い取るというか、脱がせて自分が使うことはできそうな形してますか?
KP
風でも微動だにしない山高帽、吹っ飛んでも戻ってくる武器を考えれば、本質的にあなたの物にならないのではないでしょうか。
考えている用途によってはアリかもしれませんが。
波照間 紅
なるほど。
では1つ確認。
最終行動は2行動と取れてもよいとのことですが、2行動の場合、この場で全て宣言する必要がありますか?
1行動目の宣言して、その結果を見て2行動目をするのはアリ?
KP
それはアリ。
ただ、1行動目が正解の一手目だった場合に限るけど。
相談して貰えれば、答えられる範囲では答えますので、遠慮無くどうぞー
波照間 紅
ありがとうございます。
ここでできることで、追加の条件で、行動扱いにならないことって何か喋るくらいだよなぁ。
KP
ぶっちゃけ言えば、「これが正解だな」と確信できるほどのヒントがないように思うんだよなぁ!
選んだものが運良く正解であるかどうか。程度でしかない気はする。
背景全部見えていれば「確かにこれ一番安全だよね」と思うんだけど……

情報にちょこちょこ書き足しました。
シナリオになかろうが条件揃ってなかろうが、KPである私が「それアリだよねぇ!?」と思えばアリ。
ただ、シナリオから想像されるデメリットや障害はそれなりに発生します。

言うまでもないかこれ。
波照間 紅
おお、整理ありがとうございます。
確信はないかー。
KP
あー、波照間さんが馬一頭殺すだけじゃ足りない理由になんとなく思い当たった。
でもこれKPに対する説明とPCへのヒント無さすぎでは~。
波照間 紅
なんと~。なんやろ。
KP
馬を殺すことについて考えるなら、【アイデア】を振ってください。
波照間 紅
1d100 85 【アイデア】 ☆ささぼっと☆ 1d100→70→成功
自分たちが乗っている青白い馬を「死」の剣で殺す、ってのも考えたんですが(背中からやれそうだし、東雲さんに押さえておいてもらえそう)
それでも足りないかー。

KP
東雲が四人目になったのは何故なのだろう。

騎手には二種類いるようだ。
イタリアで起きた『儀式』に巻き込まれたときに運悪く騎手となってしまった者
『騎手』に害なして成り代わってしまった者

あなたが馬を殺すことは、単純に東雲に成り代わって『騎手』となる行動になるのではないだろうか。

では、『騎手』である者が『騎手』の座を奪うことはできるのだろうか?
相談続き
波照間 紅
ああー、そういう!?
東雲さんちょっと止めようとして巻き込まれたくらいに思ってたけど、馬を殺すまでやっても法則そのものは崩せないってことなんだ。
KP
正直色々言いたいことはあるけど、こういう事だと思うんだな!
騎手がいなくなったときには近くの人間から補充されると考えてokです。
波照間 紅
なるほどなー!
単純に排除するだけだと代わりがあてがわれてしまうのか。
馬も騎手も。
KP
今周囲に『生きている人間』は波照間さんしかいない、ということはポイント。
波照間 紅
「東雲さんが何やったのか」が聞き出せてなかったのもあり、これはちょっと見えづらかったから【アイデア】もらえて助かります。
あれ、白い馬の騎手は生きてないのか。それは誤解してました。
KP
というか『騎手』は『騎手』なので。
これ「察しろ」ってのは割と無理ゲーな気はする。
プレイ中に東雲さんに事情説明くらいはさせるべきだった。と思ったので詳しめに補足させていただきました。
波照間 紅
ありがとうございます。
とはいえ東雲さんにそれさせるのは運次第になるだろうしなぁ。
KP
そう、これが出目勝負になります。
東雲さんのPOW低くはないけど、失敗する可能性はある。
波照間 紅
ですよねぇ。
あとぶっちゃけ波照間も何かやりたい。
KP
あ、このルートをとるとして
これで東雲さんが馬殺せたとしても、排除された騎手の代わりに波照間さんがとられるだけなので、東雲さんが動くだけだとやっぱり足りません。
波照間 紅
騎手を殺すだけでも馬を殺すのでも、騎手と馬を両方殺しても足りない?
KP
ぶっちゃけていいかな!?
波照間 紅
すみませんPLの察しが悪くて!
KP
いやぶっちゃけには当たらないよな、東雲さんが言ってるし!
馬を失うことでも人を失うことでも、『騎手』は『騎手』ではなくなります。
ただし、騎手はご存知の通り超人的な力を得ているので、力業での排除は難しいでしょう。だから選択肢としては『馬を殺す』になります。

『騎手』がいなくなったとき、近くにいた人が『騎手』となり、馬・衣装を与えられます。

よって、ひとりの『騎手』を排除したときは近くに人間が一人いればひとりの『騎手』が補充されます。

この場には一番目の『騎手』と四番目の『騎手』と『人間』がおります。
波照間 紅
なるほど?
東雲さんに第一の馬を排除してもらい、同時に自分が第四の馬を排除する、そうすれば一人不足する、っていうのは考えたけど、それは出目勝負にはなるけどアリではある、ってことかなぁ。
KP
そういうことになります。
波照間 紅
東雲さん【POW】いくつでしたっけ。
KP
確か決まってたはずー
14かな。
SANチェック》70でやってる。
波照間 紅
一発で宣言するべきところ、めっちゃぶっちゃけさせて失礼しました……
でも補充されちゃうのは補足がないとわからんかったかも。

14か。微妙な値だけど、勝負に出る価値はあるかな。
今ある情報でこれ以上安全なルートが浮かばない……
KP
馬殺害は一つの手として、
他の想定ルートで「これが問題だと思えて踏み出せない」ってのがあれば、誤解があるかも知れないし相談に乗りますよ~。
波照間 紅
ありがとうございます~!
東雲さん経由で霧の中へ向かい、
外套を使って死の女神を隠して、矢で撃つ、というのを考えてはいるんですが、踏み込んだ瞬間に狂わされちゃうなら霧に対して何かをすることはできないよなぁと。
KP
やっぱ分かりづらいよなこれ。
調整不足申し訳ない!
波照間 紅
いえいえこちらも謎解き不得意で難易度下げさせちゃってすみません
霧に対して何かはできないとなると、馬か騎手にやるしかないよなぁって。
KP
東雲経由で、ということは東雲の外套を抜けて行くことになるので、『外套で女神を隠す』のは無理かな?
東雲の外套を使う場合は、
1 外套の中に入る
2 霧の中で至近の相手を倒す
という2アクションになります。
踏み込むことで霧の影響は受けることになるでしょう。

この場合外套はあくまで通り道なので、中に持ち込むことはできません。
KP
正直もう一つのルートは、俯瞰で見れば当然アリだけど、プレイヤー視点では意外と盲点ではないのかと思う。
波照間 紅
明確化ありがとうございます。なるほど通り道かぁ。
人の幻想だから生きている人間いなくなればいい、って訳でもなさそうだしなぁ。

・馬を殺すこともできます。
・東雲にも何か役目に反した行動をさせようと思ったら、運任せになります。
・外套の中に矢を撃つのは難しそうです。
・外套の中と霧が繋がっている以上入ってゆくことはできそうですが、霧は踏み込むだけで人に死のイメージを見せて狂わせます。
・直接霧の中の女神に狙いつけて矢を撃つことも可能ですが、直接見て弓引くことになります。直接見ることで狂気に冒されます。
・自傷または大切な者を傷つけることで発生する狂気は、該当する行動を取れば無条件で発動します。

使える武器やアイテム
・「勝利」と刻まれた白の騎手の弓
・「死」と刻まれた東雲の剣
・東雲の外套(霧の中に繋がっているようだ。霧が濃い)

【とれる手段と問題】
☆馬を二頭同時に殺す 東雲の意思力次第
☆外套から相手の至近に入る 霧の影響を受ける
☆?
わからない
KP
・波照間さんの行動は全て判定なしで成功します
・東雲の行動は縛られているので【POW】判定が入る場合があります
波照間 紅
何もかもに予防線を張ろうと思うと、いらん現実味とか描写の穴にはまって動けなくなるし。
KP
時間が無いから東雲に「それだけだと危ない」って言わせる余裕もないという。
あれだ。東雲さんもうちょっと頑張ってヒントあげてよ! ってことだ。
波照間 紅
なんですよね。一発勝負、かつ、何が起きたか分かってない状態で「これだけだと危ない」を全部読み切るのはなかなか難しい。
東雲 圓華
「これでも頑張って少しは増やしたんですけど……」
波照間 紅
「ごめん」
ここまで時間がない! 1行動のみ! って時にそこまで複雑な行動が必要とは思いづらかった、っていうのもあるかなー。
1行動の範囲どれくらい、っていうのも認識がPL次第で難しい。
KP
そこはもう中の人同士で納得いくまで相談すべきだ! と思う!
「これやりたいけどできる?」はいいと思うんですよ。
できそうか無理そうか、やる前に分かるよってレベルのはお答えできますしね。
間延びしちゃうけどそこはしょうがない。ちゃんと考えたいもの。
そしてもうちょっとうまいことやれば良かったな! って反省します!
波照間 紅
いえいえ! これは難しい 回してくれてありがとうございます
「自分を傷つけて弓の文字に血を這わせて、その弓で霧の女神を撃つ」っていうのも考えたんですが、「狂気で霧に対抗できるんじゃないか」っていうのはメタ的な発想でしかないし確証もないんですよね。描写で強調されてるところは何しか意味があるんじゃないか、くらいの。
これだとあんまり文章的にも繋がらないし、結構現実的な対処が求められてるっぽいから、これはシーンメタに走りすぎだよなぁっていう。
波照間 紅
どれくらい確証ないことベースに動いていいのか分からなくて悩む……
KP
ちょっと東雲さんに頑張ってもらいます……
相変わらず確証はないけど。
所詮は人が書き残した情報しか無いわけだから、どうしたって確証はない!
波照間 紅
それはそう!
PL視点で確証が持てる=本当に読み切れるタイプの謎解きなのか、ある程度雰囲気重視していいのか分かんなくて悩んじゃったのがそもそもの敗因ですね
PC視点で確証持てないのはもちろんそうとして。
KP
雰囲気でいけよ! って感じに見えます……
情報ワラワラでるから雰囲気シナリオっぽく見えないんだよなぁ。
波照間 紅
情報というより、雰囲気でいけよにしては条件が難しいから、PL視点で本当に読み切れるタイプの難しい謎解きなのかな? って思ってしまって
でもそれにしては雰囲気重視っぽいところもあるから、これどっちだ?? ってPL視点で悩んじゃった


ひとこと
KP
世界が死ぬか、生きるか。
そんな境目で波照間は悩む。

謎解きの加減って難しいよね……


【置】CoC『Hazy Night』 佐倉&牧志(塔) 2

「甘えたになる+キス魔になる。すごい組み合わせが出たぞ。」
「牧志さん!?」

【置】CoC『えっ? 手のひらから唐揚げ出せるんですか?』 佐倉&牧志(塔) 1

「クイ……テー……カラ……アゲ……
喰いてぇ……唐揚げェっ! 
ニクやマガツヒと違って唐揚げは来ねぇんだよ……どうして唐揚げは来ないッ!」

【置】CoC『blood red decadence』佐倉&牧志 4

「ふざけんなふざけんなふざけんな! なんで俺と牧志なんだ!」

【クトゥルフ神話TRPG】
本作は、「 株式会社アークライト  」及び「株式会社KADOKAWA」が権利を有する『クトゥルフ神話TRPG』の二次創作物です。

Call of Cthulhu is copyright ©1981, 2015, 2019 by Chaosium Inc. ;all rights reserved. Arranged by Arclight Inc.
Call of Cthulhu is a registered trademark of Chaosium Inc.
PUBLISHED BY KADOKAWA CORPORATION 「クトゥルフ神話TRPG」


【置】CoC『スペクト・ラム』 佐倉&牧志 1

「こんな人も回復させて貰えるって本当ですか?」
「本当ですよぉ ウフフ」

ゆうやけこやけ 第十二話『旅するゆうこや』鹿角 一

鹿角 一

BEAST BIND 月が見ている 第二章 第一場

記憶のゆがみ