こちらには
『AND/HAND』および
『地獄はやさしい』
ネタバレがあります。


佐倉 光

真・女神転生のキャンペーンPC。
知と力を求める悪魔召喚師。(普段悪魔とアイテムに頼りきりなので本人は役立たず)
基本、知性・理性・効率、そういったものを重視する。

【佐倉の所持アイテム】(基本フレーバー)
COMP(PC)
フレーバー。形は腕輪だったり籠手だったり。基本普通のPC扱い。

セベク製脱獄スマホ
要はスマホ。

エネルギーバー
なんか食べたい時かじる。

ヒランヤ
アッタに押しつけられたお守り。覚醒前、これのお陰で体の不調がなおった。

悪魔カード
フレーバー。今は基本ラミアのカード。
※ラミアは今一番長く仲魔として契約している悪魔

少額のマッカ・マグネタイト
完全にフレーバー。

※今回のログおよびコメント作成には、牧志さんの中のヒトの力をお借りしています。
ありがとー!!


「 AND/HAND 」
  kem 様



KP
佐倉くん。
とつぜんですが《SANチェック》です。
 →《SANチェック成功時減少 1D1失敗時減少 1D4
佐倉 光
またえらい唐突な。
CCB<=75 《SANチェック》 (1D100<=75) > 45 > 成功
なんだ、異界化か? 悪魔か? ボッタクリ妖精か?
[ 佐倉 光 ] SAN : 75 → 74
KP
ふと、意識とともに現実的な感覚が戻ってくる。
体も頭も、鉛のように重くけだるい。
あなたはひどく悪い夢を見ていた。
具体的な内容は思い出せないが、漠然とした不快感だけが全身に張り付いている。
あなたが直前の出来事を思い出そうとするなら、不思議と霧がかかったように、直前に何をしていたのか思い出せない。
佐倉 光
「……?」
俺は、何をしていた?
どうしてここにいる?
ここはどこだ?
「……」
こんな感覚は久しぶりだ。
思わず胸元に下げてあるヒランヤに手を伸ばす。
あるかな?
KP
あなたがヒランヤを確認するなら、すぐに違和感に気づく。
まず、あなたの胸元にヒランヤはきちんとある。しかし、片手を動かそうとして、分かる。
佐倉 光
俺は寝ていたのか。
何をしていたっけ?
KP
あなたの右手が動かない。いや、動きはするのだが、右手を開くことができない。
右手の先を確認する?
佐倉 光
動かないとなればするな。
何の気なしに視線を落として。
KP
あなたの右手は、誰かの左手を、いわゆる恋人つなぎで握っていた。
その握りあった手は、相手の体温を感じる触覚はあるものの、なぜかがっちりと固まっていて、ほどくことはおろか、指を動かすことすらできない。
佐倉 光
「……。
 ……は?」
KP
さらに、その繋ぎあった手をより強固なものにするかのように、二人の手首をまとめて一つ、見覚えのない銀色の腕輪がすっぽりとはめられている。
佐倉 光
腕に巻いてるのなんてCOMPくらいだったはずだが。
何この状況。
悪魔の罠?
佐倉は「女神転生TRPG」のPC、悪魔退治屋にして悪魔召喚師である。
尤も今回はクトゥルフ神話TRPG、その能力を存分に振るうことは叶わないわけだが。
牧志 浩太
視線の先を辿れば、見知らぬ── いや。
以前一度だけ見た事のある顔が、時折う、と声を漏らしながら苦しそうに眉間にしわを寄せているものの、規則的にすうすうと寝息を立てていた。

牧志 浩太

『地獄はやさしい』発のPC。
それに関する大きな事情を抱えている。
記憶に悩まされる事も多く、自分が何者か見失う事もあるが、お人好しの好青年。

ネタバレ【地獄はやさしい】牧志が抱える事情
元エピソード『地獄はやさしい』波照間

牧志はとある事件の影響で大変強靱な肉体を持つ『ショゴスの【紅】』だった時期がある。【紅】はその時に悪魔使いの波照間紅と世界を救う大立ち回りをしている。
最終的に世界を救い、彼は牧志浩太として復活する事はできたが、波照間紅の記憶が85%上書きされた状態であった。牧志浩太自身の記憶はほとんど失われてしまっている。
そのため悪魔使い【波照間】・強靱な【紅】としての記憶に振り回される事もある。

波照間が成人であり、飲酒も運転も行えるため、その記憶も持っている。
波照間の一人称は『僕』である。


このリプレイには本シナリオの他、『地獄はやさしい』のネタバレがあります。
本編見る!
佐倉 光
状態は? 寝ている? 座っている? 立っている?
牧志 浩太
「……」スー
佐倉 光
寝てるのか。
牧志 浩太
どうやらあなたは彼と同じベッドで、向かい合って眠っていたようだ。
佐倉 光
ではその寝顔をにらみ付けながらしばらく考える。
この状況について、この不可解な状態について。
部屋の様子は見えるかな。
KP
室内を見渡すならば、無機質な内装だが清潔感がある10畳ほどの部屋だ。
窓はない。

あなたたちはキングサイズほどのベッドに横たわっている。
横にはサイドテーブル、向かいには出入り口らしきドアが見える。

壁に埋め込まれた液晶モニターが1台、天井の隅には、監視カメラがある。
この状況を確認するならば、繋がれた手首から先が不自由ではあるものの、その他は問題なく動かせる。

ただ── 異様にけだるく、眠く、おなかがすいて、疲弊している。
不可解な状況であることを把握できるだろう。

→《SANチェック成功時減少 0失敗時減少 1
佐倉 光
CCB<=74 《SANチェック》 (1D100<=74) > 25 > 成功
(OKOK、落ち着こう。このマヌケ面は敵には見えない。
かといって状況を知っているようにも見えないが……)
(……なんか特殊な趣味の如何わしい動画かなんかの企画っぽくも思えるな……)
牧志 浩太
「……ん……、」あなたが部屋を見回していると、彼が微かに眉根を寄せ、目を開いた。
佐倉 光
「……おい」
牧志 浩太
CCB<=62 《SANチェック》 (1D100<=62) > 40 > 成功
[ 牧志 浩太 ] SAN : 62 → 61
「ん……、ああ、佐倉さん……?」
佐倉 光
「……は?
 ああ、波照間さんに訊いたんだな?」
牧志 浩太
「っ、痛て」頭が痛んだのか、こめかみを押さえる。
「って、え? 何処だ、ここ?」
佐倉 光
「落ち着け。訊きたいのは俺だ」
佐倉 光
勢いでいきなり本性丸出しちゃった。
牧志 浩太
「あ、ああ……、うん。ごめん、慌てたな」
佐倉 光
「……まあ、慌てるなといっても無理な話で。
 なんで僕たち、こんな部屋でこんな状況なのか、訊いてみてもいいですか」
(無駄だよな……この様子だと)
牧志 浩太
「……何だこれ……、これが何かとか、その様子だと知らないんだよな」繋がった手を呆然と眺める様子からは、こちらも状況を知らないんだなー、と思えるだろう。
佐倉 光
(しってた。)
牧志 浩太
CCB<=61 《SANチェック》(1D100<=61) > 82 > 失敗
[ 牧志 浩太 ] SAN : 61 → 60
KP
ではここで二人とも【アイデア】
牧志 浩太
CCB<=90 【アイデア】 (1D100<=90) > 69 > 成功
佐倉 光
CCB<=85 【アイデア】 (1D100<=85) > 88 > 失敗
考え事でいっぱいだった。
(さっきの呼び方、一瞬波照間さんっぽかったなー)
(そういえばなんとなく表情も似ている気が……)
KP
牧志くん。最後に覚えているのは、大学のレポートを出しに外出したところまでだ。レポートは無事に提出し終わり、帰路についていたような気がする。
それからは記憶に無い。
牧志 浩太
「ごめん、俺も何が何だか分からない。レポート出しに行って、帰る所だったはずなんだ」
佐倉 光
(大学生か……)
「ああ、俺は綺麗さっぱり覚えてない。
 覚えてませんね。
 んじゃまず、確認良いですか。そっちの指。動きますか」
牧志 浩太
「いや、無理みたいだ。全然動かない……、まるで指がないみたいだ」
佐倉 光
相手の呆れるほど人の良さそうな顔をジロジロと観察。
これで裏があったらきっと悪魔だ。
牧志 浩太
茶色い髪と微かにそばかすの浮いた鼻の頭、少し幼げな顔立ち。ピアスかイヤリングか、耳飾り。あの時一度見た顔だ。波照間とはあんまり重ならない外見。
佐倉 光
(それなのに時々ドキリとするほど似ていると思える。何故だろう……)
「こっちも同じです。いつまでも寝てても仕方ないな、起きられますか」
牧志 浩太
「ああ、うん。少しやりにくいけど、起きられそうだ」
佐倉 光
「それじゃ、せーの、で」
牧志 浩太
「せーの、っと!」
佐倉 光
起き上がる。
牧志 浩太
同時に起き上がる。
佐倉 光
で、空いている方の手でヒランヤを握って深呼吸。
やっぱりCOMPはないかな。
KP
胸元のヒランヤは変わらず冷たい感触をあなたに伝え、少し心を落ち着かせる。残念ながら、COMP含め他の持ち物はない。
佐倉 光
COMPは俺の一部だよ!?
それはさておき。
COMPは俺の一部……本体は弱い佐倉にとって、悪魔を召喚したり周囲の調査を行うのに必要なCOMPがないのは死活問題である。
これCoCだからね仕方ないね。
KP
繋がった手をよく見てみる?
佐倉 光
ok見よう。
牧志 浩太
そうするなら、つられるように一緒に手を見る。
KP
お互いにぴったりと固く握りこんでいる。
一見してみればただの恋人つなぎだが、よく目を凝らせば──ふたりの指と手のひらの皮膚が溶け混ざって、癒着している。
一切の隙間がない。
KP
【アイデア】
佐倉 光
CCB<=85 【アイデア】 (1D100<=85) > 54 > 成功
牧志 浩太
CCB<=90 【アイデア】 (1D100<=90) > 38 > 成功
KP
では、ふたりとも気づく。
その手と手の間に、何かやわらかいかたまりのようなものがはさまっている感触がある。
佐倉 光
「うわ……」
牧志 浩太
「気のせいかな。何か中に挟まってる気がする」
佐倉 光
「何だこの状態。何か柔らかい物が。
 っつか普通に繋がれてるわけじゃないな。くっついてる……?」
持ち上げてよく見てみる。
腕輪には何か書いてあったりするかな。
KP
腕輪は、幅3cm・厚み1cmほどの材質不明の硬質な手枷。
ぱっと見シンプルなシルバーのブレスレットのようだ。
一つの輪に二人の手首がおさまっており、隙間はほとんどない。
よく見れば小さな液晶があり、デジタル数字で「55:56:23」と表示されている。
右端の数字から減っていくのを見て、何かしらのタイマーであるのではと思うだろう。
牧志 浩太
「佐倉さん、俺、嫌な予感がする」
佐倉 光
「俺も」
牧志 浩太
「だよな」
佐倉 光
まだ名前訊いてないよね。
牧志 浩太
ないですね。忘れてるのか名乗る様子もない。
牧志 浩太
「何これ、脱出ゲーム?」
佐倉 光
「リアルすぎるだろう」
牧志 浩太
「しかも、参加するって言った覚えもないしな」
佐倉 光
(変に慣れ慣れしいな……)
(俺の苦手な人種ってだけかも知れないけど)
「あ、名前。訊いてもいいですか」
牧志 浩太
「──あ、
 そうか……、俺、牧志浩太。ごめん、慣れ慣れしかったよな」
佐倉 光
「いや、別に。牧志さんか。
 ……」
そういえばこの人、波照間さんの部屋で寝てた人かー
牧志 浩太
「ああ。……あ、丁寧語とか、いいよ。同い年くらいだよな?」
佐倉 光
「……僕、そういう趣味ないですからね?」
波照間さんには既にそう聞いたけど、つい念を押す。
状況が状況だ。
牧志 浩太
「俺にもそういう趣味はたぶんないから大丈夫。先輩とも、そういうのじゃないよ」
牧志 浩太
Q: たぶん A: 15%しか記憶が残ってないから自信がない
佐倉 光
「先輩……(悪魔使いの、のわけないよな)大学のですか」
牧志 浩太
「ああ。波照間先輩とは大学、一緒なんだ」
佐倉 光
「ああ……そうなんだ」
波照間さんの私生活の事は、よく知らない。
佐倉 光
なんで丁寧語続けるの? →信用してないから
牧志 浩太
納得。
〈心理学〉していい?>信用されてない
佐倉 光
いいよ。
牧志 浩太
CCB<=76 〈心理学〉 (1D100<=76) > 58 > 成功
佐倉 光
警戒心がばりばり見える。
牧志 浩太
うーん、信用されてないな……。無理もないか、と内心苦笑。
つい馴れ馴れしくしてしまったのも、寝ぼけていきなり名前を呼んでしまったのも、こっちだし。
そう思いながら、少しだけ寂しく感じる。
牧志はクトゥルフ神話TRPG「地獄はやさしい」発のPC。
その関係で、佐倉・波照間両名に関係する事情を抱えている。
佐倉 光
「……で、このタイマー。時間が過ぎたら外れる、なんてことは、ないんだろうな」
知ってる。こういうのは、毒針が出たり爆発したりするやつだ。
牧志 浩太
「分からないけど、爆発しそうな気しかしないな」
佐倉 光
「じゃあ腕が吹っ飛んで離れられますね」
牧志 浩太
「吹っ飛ぶのが腕だけなら、まだいいけどな」
佐倉 光
「ですよねー。
 いつまでも喋ってても仕方ないし、僕、この部屋のもの調べてみたいんですけど。
 協力して貰えます?」
牧志 浩太
「賛成。勿論、協力しない理由はないな」
佐倉 光
(底抜けのお人好しに見えるな)
一応〈心理学〉してみて良いかな。
牧志 浩太
どうぞどうぞ。
佐倉 光
CCB<=55 〈心理学〉 (1D100<=55) > 77 > 失敗
わっかんね
牧志 浩太
底抜けのお人好しかもしれないな。あなたはそう思った。
佐倉 光
じゃあ少しは信じてみてもいいか。
無闇と警戒しているのも良くない。
何しろ時間がないみたいだしな。
牧志 浩太
この二人、二人とも〈心理学〉持ちなんですよねぇ。
佐倉 光
持ってはいるけどそんな高くはない。
悪魔との交渉用に持ってるよ。
KP
ああーなるほど、悪魔との交渉用
佐倉 光
どうせ悪魔の気分なんて読めないから(判定は【幸運】)、意味ないんだけどな。
無機質な内装だが清潔感がある10畳ほどの部屋だ。
窓はない。

あなたたちはキングサイズほどのベッドに横たわっている。
横にはサイドテーブル、向かいには出入り口らしきドアが見える。

壁に埋め込まれた液晶モニターが1台、天井の隅には、監視カメラがある。
佐倉 光
まあまずは、ドアだよな。
「よし、じゃあまず……立てますか」
牧志 浩太
「うん、大丈夫そうだ」手を引っ張ってしまわないように立つ。
佐倉 光
「まずは助けを求められるかどうか……」
牧志 浩太
「脱出ゲームなら、鍵がかかっている! ってなる所だな。開くといいんだけど」
佐倉 光
「ま、無理なところを先に潰すって感じですね。
 この状態で開くようなら逆にびっくりだ」
KP
二人で立って扉に近寄ると、電子錠で制御されているのか「LOCK」と点灯しているのが分かる。
佐倉 光
ボタンなどは見えないかな。
KP
見えない。タッチパネルなどもなく、内側から開ける前提ではないのではないかと思うだろう。
佐倉 光
「案の定……するとあのカメラかな?」
牧志 浩太
「あれか?」
KP
天井についているドーム型の監視カメラ。赤いランプが点滅しており、おそらく稼働中だ。天井は結構高く、手は届きそうにない。
佐倉 光
カメラに向かって話しかける。
「あのーーーー、すみませーーーん。
 なんかの間違いでここにいるみたいなんですけどーーーーー。
 出して貰えませんかーーーーーー」
KP
……返事はない。
辺りには、ただ優しいヒーリングミュージックが流れているだけだ。
佐倉 光
ヒーリングミュージック……
それは神経逆なでされそう。
牧志 浩太
「返事、ないな……」
佐倉 光
「……ああクソ。しってた!
 こんな手の込んだ事されてなんかの間違いなんて事があるかよ」
牧志 浩太
「同感だ。態々こんな腕輪までつけておいてな。
 しかも、中に何かあるし」
佐倉 光
中の物動いてる?
KP
今の所そんな気配はない。
佐倉 光
ヌルヌルした感じ? ぷにぷにした感じ?
KP
ふにゅふにゅした感じ。
佐倉 光
ナンダロネー
「……っはー。
 ああ、くそ、分かったよ。やればいいんだろ、脱出ゲーム」
(そうじゃなくてただただ閉じ込める嫌がらせってパターンはひとまず考えない!)
牧志 浩太
「このまま座ってても状況、悪化しそうにしかないしな。何かやってる方がましってのもあるよな」
佐倉 光
「牧志さん。脱出ゲームとか得意?」
牧志 浩太
「そこそこ。よく気がつく方ではあるかな」
佐倉 光
「俺もまあまあ得意」
牧志 浩太
ダイス目のいたずらによる【INT】18/【アイデア】90、「よく気がつく方」どころの騒ぎではない
佐倉 光
二人して知性派だ。(佐倉の【INT】は17)
しかし【STR】【CON】はしんでる(ともに6)
牧志 浩太
【STR】【CON】もそこそこあるけど【DEX】はこれ(8)
佐倉 光
「よし。じゃあまず……」
互いの持ち物確認したい。服の中に何かあったりしないだろうか。
KP
あなたたちは持ち物を探す。分かることは…… 何もない!
スマホも、財布すらない。つらい。
佐倉 光
つらい
牧志 浩太
「うわ、スマホもないな」
佐倉 光
探しつつ、「波照間さんとはよく話すんですか」
牧志 浩太
「……うん? ああ。よく話すし、お世話になってるよ。一緒にそば食べに行ったりもするし」
佐倉 光
「へぇ……」
にしちゃあ、聞いた事もなかったけどなぁ。
まあでも俺も私生活の話なんかしないしな……
「俺の事、なんか言ってました?」
牧志 浩太
「佐倉さんの事? そうだな、よく聞くよ。頼りになるとか、話してて息が合うとか。専門的な話もできて楽しいとか」
佐倉 光
思ったより話してるな……
牧志 浩太
「ごめんな、なんだか一方的に知ってる感じで」
牧志は自分本来の記憶は15%しか覚えておらず、85%は波照間の記憶になってしまっている。
波照間は佐倉の仲間なので、牧志は波照間の記憶により佐倉の事を一方的に知っている事になるのだ。
佐倉 光
「……いや」まさか仕事の事まで話しているとは思えないが。
「持ち物はなし、か。そうすると家具を見てみるしかないかな。
 そういや、急用って何だったんです?」
さらっと問いかける。
牧志 浩太
「そうだな。このモニター、何だろうな?
 え? ああ。あー、ちょっと色々あって。終わったからいいんだ」
佐倉 光
なんか含みがあるな。
どんな様子かな?
誤魔化されている感?
それとも本当にどうでも良さそう?
牧志 浩太
突然問われて驚いた様子。
佐倉 光
驚いた、か。
牧志 浩太
〈心理学〉どうぞ。オープンでOKです。
佐倉 光
CCB<=55 〈心理学〉 (1D100<=55) > 45 > 成功
(なんでもないわけないだろ……波照間さんの急用っていったら余程手に負えないヤツだぞ)
牧志 浩太
終わった、という所に含みはなさそうに感じる。ただ、それ以外に言いにくいことがありそうでもある。
佐倉 光
「へぇ、何だったんです?」
モニターに向かいつつ軽い感じで訊く。
絶対面白い事に決まってるからな。聞き出してやる。
佐倉 光
でも電話かけたの、波照間さんじゃないんだよなぁ。
牧志 浩太
「ちょっと手伝って欲しいことができてさ。でも、紅と俺でなんとかなったから、大丈夫」
おっと、呼び方まで意識が回っていない。
牧志 浩太
牧志くんの交渉技能は〈説得〉
〈言いくるめ〉は・得意では・ない!
佐倉 光
さっき先輩って呼んでたのに、また随分馴れ馴れしいな。そういうヤツなのかな。
(……おかしいな。俺の力を必要とするって事は仕事のやつだろ?
それを、このドがつく一般人っぽいやつと解決?)
「魔法とか使える系?」
佐倉 光
ちょっとヘンだなーって思い始めているさくら。
牧志 浩太
「……突っ込んでくるなあ……。使える系じゃないけど、事情は知ってる系。とはいっても、あの時はほとんど先輩に世話になったようなものだよ」
牧志 浩太
言い逃れできなくてちょっと諦めたらしい。
佐倉 光
「おっと。まさかマジレス返ってくるとは思ってなかった」
牧志 浩太
「そっちの事情まで一方的に知ってるなんて、嫌だろ。だからそこまで言わないつもりだったんだけど」肩をすくめる。
佐倉 光
「悪いね。職業柄、油断すると死ぬからさ」
牧志 浩太
「そうだな、それはそうだ。無理もない」
佐倉 光
「しかし……波照間さんそんなに口が軽いようには思えないし、一般人軽々に巻き込んだりしないと思ってたんだけどなぁ。
 相当運が悪いね、あんた」
牧志 浩太
「その結果こうやって生きてるんだから、運が良かったとも言えるかな」
佐倉 光
(……やっぱり悪人には見えないな。違和感は、隠し事があったせいかな?)
「ま、生きてりゃ何とでもなるさ」
牧志 浩太
「そうだな。本当にそう思うよ」
牧志 浩太
一瞬呼び方まで意識が回らなかったことには、全然気づいてない。
佐倉 光
まだヘンかなとは思っているけど、悪人ではなさそうだなと思った。
佐倉 光
ヘンに実感がある様子に、あとで詳しく事情を聞きだしてやろうと心に決める。
面白そうだから。

佐倉 光
そうだな、ひとまずモニタを調べよう。空いてる手は左手か。
KP
モニターはリモコン式なのか受光部がある。どこかにリモコンがあるのではないかと思うだろう。
佐倉 光
「よし、リモコン探そう」
牧志 浩太
「脱出ゲームのお約束だと、ベッドの下とか…… か?」
佐倉 光
「ナイスアイデア。……けど。
 二人の人間が両手を自由に使えない場合それはなかなか難易度が高い」
牧志 浩太
「それもそうだな……。曲芸みたいな姿勢になりそうだ」
佐倉 光
「牧志さんちょっと座って」
床を示す。
牧志 浩太
「こう?」
片膝を立てて座る。
佐倉 光
で、自分は寝転がってベッドの下を覗こうと試みる。
KP
リモコンらしき影はないが、何か…… どうやら簡易トイレのようだ。
なお、幸い今は尿意も便意もない。
牧志 浩太
「何かあったか?」
佐倉 光
簡易トイレ??
KP
袋状のやつ。
佐倉 光
ああ
「リモコンはないけどトイレがあった」
牧志 浩太
「トイレ?」
佐倉 光
取り出せそうかな?
KP
ベッドの下にはそこそこ隙間があり、取り出せそうだ。
佐倉 光
「腕が攣りそう」
ぼやきつつ引きずり出す。
KP
取り出すと、組み立て式の簡易トイレだ。防災用の、袋と小箱で構成されているやつ。
佐倉 光
念のため中身チェックするけど、未使用かな? 何か入ってたりしないかな。
KP
特に不審な物は入っていないようだ。未使用2回分。
牧志 浩太
「なあ、思ったんだけど。ここ、トイレないよな……」
佐倉 光
「これでやれよってことでしょ……」
牧志 浩太
「早く脱出しよう」
佐倉 光
「そうだな。この状態でトイレなんて最低だ」
せめてウォシュレット付のトイレならまだましだろう。ため息をついてトイレを床のすみっこに置く。
牧志 浩太
「最低すぎる」食堂での屁騒動をふと思い出した……。
佐倉 光
そんな記憶も継いじゃったのね。気の毒に。
牧志 浩太
85%継いじゃってますからね。そりゃもう色々覚えてるだろうと。
佐倉 光
「マハムドじゃないだけマシだと思おう……」
牧志 浩太
「そうだな……」
佐倉 光
ベッドのシーツとかめくったら何か出てこないかなー
KP
シーツは滑らかで、布団はふわふわと温かい。特に何かあるということはないようだ。
佐倉 光
「……あの、さぁ?」
牧志 浩太
「うん?」
佐倉 光
「マハムドって何?」
牧志 浩太
は、と口を塞ぐ。
「……ごめん」
佐倉 光
何だ、こいつ?
「それも波照間さんから聞いた?」
牧志 浩太
「……うん。先輩、一度酔っ払っちゃってさ。それはさすがに秘密にしておこうと思ったんだけど。ごめん」
牧志 浩太
波照間に押しつけることにしたようだ。
佐倉 光
「へー」
酔ったからってそんな簡単に仕事の話なんかするかなぁ……
choice するね!  いやUFOでしょ ヒーホーだよ (choice するね!  いやUFOでしょ ヒーホーだよ) > いやUFOでしょ
牧志 浩太
UFOwwwww
佐倉 光
「酔って、あのマハムドの話をね……」
少し疑念がわいた。いくら何でも知りすぎていないか?
牧志 浩太
「それより、サイドテーブルあったろ。リモコンないかな」
佐倉 光
(あからさまに誤魔化しやがったな)
悪魔か何かの罠か? それにしては、あまりにも迂闊だ。
佐倉 光
お話まだまだ先ありますよねー。ほじくるにはまだちょっと早いよな。
KP
まだありますねー。中盤で一息つけるタイミングがあるので、そこでほじくるといいんじゃないかなと思います。
牧志 浩太
そこまで疑念、積んでこ。
佐倉 光
「そういえばそうですね。最初に普通にそこを調べるべきだったかな」
サイドテーブル調べよう。

KP
テーブルの上にはざっと見て、水・食料・ティッシュ箱・テレビのリモコン・いくつかの冊子が置いてある。
牧志 浩太
「あ。リモコン、あるな」
佐倉 光
水と食料……一時間しかないのに?
リモコンってどんな感じかな。
ボタンいっぱい? ひとつ?
KP
いわゆるテレビのリモコン。電源オンオフとチャンネルボタンと入力切替。今はモニターの電源はオフのようだ。
佐倉 光
へぇ?
じゃあモニタに向けて電源入れてみよ。
KP
──モニターの電源が点く。
壁のモニターに、音のない映像が映し出される。
佐倉 光
チェックポイントの予感。
どこかの殺風景な一室で、若いスーツ姿の女性と、細身で気弱そうな男性がベッドのふちに座っている。彼らはあなたたちと同じように、手首に銀色の腕輪をはめている。
しばらくうなだれて静止していた男女は、しびれをきらしたのか顔を突き合わせて何か言い合いをはじめたようだ。
男の制止を振り切り、女がヒステリックに腕輪をベッドのフレームに何度も打ち付け始めた。
そのとき、男女が身をびくりと硬直させる。
そして怯えるようにお互いの腕を引き合い── 大きく口を開け、のけぞり、激しくもがきうごめいて苦しみ始める。
牧志 浩太
「な……、これは……、」
みるみるうちに男女の顔色は悪くなり、口からは泡を垂れ流して、そのまま折り重なって昏倒する。
KP
しばらくがくがくと痙攣したあと、ぴくりとも動かなくなった。──映像は暗転したあと、またはじめから繰り返される。
そのことからこれは録画のようだが、男女の挙動は芝居には見えず吐き気をもよおすほどにリアルだ。

自分たちも、彼らと同じ条件のもとに置かれているのかもしれないと── 考えてしまう。

→《SANチェック成功時減少 1失敗時減少 1D3
牧志 浩太
CCB<=60《SANチェック》(1D100<=60) > 76 > 失敗
佐倉 光
CCB<=74《SANチェック》(1D100<=74) > 96 > 致命的失敗
KP
わお。ファンブルは最大値(3)減らしてください。
system
[ 佐倉 光 ] SAN : 74 → 71
牧志 浩太
1d3 (1D3) > 3
[ 牧志 浩太 ] SAN : 60 → 57
佐倉 光
「あー……」
無言でチャンネル変えるけど。
ポチポチ。無言でチャンネルを変えまくる。
KP
チャンネルを変えると、この沈黙に不似合いな子供向けの明るい番組が流れる。
〈医学〉または【知識】/2>
佐倉 光
CCB<=95/2 【知識】 (1D100<=47) > 87 > 失敗
牧志 浩太
CCB<=75/2 【知識】 (1D100<=37) > 63 > 失敗
KP
ではそれ以上分かることはない。どのチャンネルにしても、子供向けの様々な番組が流れるだけだ。
牧志 浩太
「毒針とか、そっちの方だったか……」
佐倉 光
「……冗談じゃねぇぞ」リモコンを投げつける。
KP
リモコンは部屋の片隅でガチャンと音を立て、電池をはみださせた。
牧志 浩太
「……」恐々と、自らの腕にはまった腕輪を見る。
「脱出ゲームっていうより、ホラーみたいになってきたな……」
佐倉 光
「こんな状況、素人と何とかしろってのかよ。あーあー、くそ、悪魔の方がずっとマシだ。話せるし殴れるからな。
 何がしたいんだよ……」
意味不明な事には相変わらず弱い。ヒランヤを握って再度深呼吸数回。
KP
ヒランヤの冷たい感触は、変わらずあなたの手元にある。
牧志 浩太
「俺達を閉じ込めて殺したいだけ、とは考えたくないな……」
佐倉 光
「……あんた本当に何も知らないんだろうな。心当たりとかないのか」
牧志 浩太
「知ってたら言うよ。何も思いつかない」
佐倉 光
(うっかり口走ったけど、悪魔、もスルッとスルーしやがったなこいつ)
「……よし。腕輪の情報が増えたと思おう」
KP
腕輪、もう一度見てみる?」
佐倉 光
お。
よく見るか。毒針の出口とかあったりするかな。
「これ壊したらゲームオーバー……と」
牧志 浩太
「ああ、壊すって手はなくなったわけだ。試す前でよかった……、とでも思わないと、やっていられないな」
佐倉 光
「ま、あの動画がブラフって可能性もあるけど、それについては置いておこう。
 危険すぎるからな」
KP
ほぼ隙間はないが、内側に小さな穴がたくさん空いているのがかろうじて見える。
佐倉 光
「……よし。捜し物継続。この腕輪の破壊は最後の最後だ。
まあ、壊したところで手がくっついてるのは変わらないだろうしな」
言いながら腕輪の穴を指し示す。
牧志 浩太
「ああ。確かさっき、テーブルの上に本か何かあったよな」頷く。
佐倉 光
そうそれ。読もう。

KP
いちばん上にある薄い冊子に目がいくだろう。かわいらしい文字で「愛のしおり」と題されている。
読む?
佐倉 光
愛だぁ? 読む。
冊子を手に取って、ベッドに腰掛けて。
明かりに照らし出された本のページがハートマークを作っている画像が背景になる。
佐倉 光
なんぞこれ。笑っちゃった
KP
今回はUnsplash連携と公式ライブラリをバリバリ使っての卓になります 背景をこまめに切り替えて臨場感を出せるのはなかなか楽しいですね(book heart で検索したら出てきた)
丁度この頃ココフォリアがバージョンアップし、
 ・写真素材サイト「Unsplash」の画像を使える連携機能
 ・公式BGMライブラリ(有料機能)
が追加された。めちゃくちゃ便利。
佐倉 光
まだ体はだるいのかな。
KP
今も身体はだるいままだ。
空腹も強く、サイドテーブルの上に置かれた水と食料が無意識に気になるだろう。
佐倉 光
食事なんかしてる場合じゃない……
空腹に背を向けて冊子を読む。
【愛のしおり】
被験者さまへ(^-^)

前略
このたびのご協力に感謝申し上げます♪
さて、おふたりのつながれた手に暖かなものを感じられていることでしょう★
その手の中ではいま、新しいいのちが芽生えようとしています☆
こちらの部屋ではリラックスし、思うままにおくつろぎいただければと存じます☆
おいしいものを食べ、たくさん眠り、お体をお安めになっていただければ幸いです♪
どうかその手をはなすことなく、おふたりのぬくもりを、たくさんの栄養を与えてあげてください♪
いのちのあたたかさを、いのちを育む尊さを実感してください★
お役目が終わられましたら、お迎えにあがります◎
かしこ☆

<!>腕輪には強い衝撃をあたえないようくれぐれもご注意願います。
KP
奇怪な文章を目にしてしまう 《SANチェック成功時減少 0失敗時減少 1》。
佐倉 光
CCB<=71《SANチェック》(1D100<=71) > 67 > 成功
牧志 浩太
CCB<=57《SANチェック》(1D100<=57) > 82 > 失敗
[ 牧志 浩太 ] SAN : 57 → 56
佐倉 光
何芽生えさせとんじゃい。
佐倉 光
「……ロクでもねぇ……」
牧志 浩太
「…………何だよ、これ……」
佐倉 光
「悪魔かなんかじゃねぇのか」
牧志 浩太
「それじゃあ、俺達は悪魔の揺り籠か? 考えたくないな……。
 ホラー映画じゃないか、完全に」
佐倉 光
「つまり? 俺たちの掌の間を子宮にしてだ。なんか育てさせられてると。
 寝て飯食ってこのタイマーがゼロになったら産まれると。
 ……終わったら迎えに来てくれるってさ。良かったな」
牧志 浩太
「何だっけ、腹を破ってエイリアンが出て来るやつ」
佐倉 光
「……あんた顔色悪いぞ。大丈夫か」
牧志 浩太
「腹よりはましかもしれないけど、嫌すぎる。一緒に食われない保証もないし」
佐倉 光
「何が愛だ、勝手にひっつけやがって。
 俺にはそういう趣味も父親になる気もねぇよ」
牧志 浩太
「俺もだ」
佐倉 光
「育てたくない、で意見は一致したな」
牧志 浩太
「ああ」
KP
あなた達が揃って不満を漏らした時。
突然。
どこかからバチバチ、と電気が爆ぜるような音とともに
部屋が真っ暗になり、BGMがやむ。
〈聞き耳〉
佐倉 光
CCB<=46 〈聞き耳〉 (1D100<=46) > 47 > 失敗
おっしい
牧志 浩太
CCB<=75 〈聞き耳〉 (1D100<=75) > 98 > 致命的失敗
佐倉 光
おやおや
KP
では、何も聞こえなかった。
牧志くん、あなたは咄嗟に状況を把握しようとして、思わず身体を捻ってしまった。
腕を引っ張ってしまう。いたい! HPは減らないがいたい。
牧志 浩太
「いてっ」
佐倉 光
「おい、動くな。腕繋がってんだぞ」
牧志 浩太
「あ、ああ。ごめん」
KP
〈目星〉
佐倉 光
CCB<=85 〈目星〉 (1D100<=85) > 23 > 成功
牧志 浩太
CCB<=75 〈目星〉 (1D100<=75) > 35 > 成功
KP
あなた達は気づく。真っ暗だ。
──扉の「LOCK」の点灯が消えている。
佐倉 光
なるほど。
「おい、牧志。扉だ」
牧志 浩太
「扉? ……光が消えてる!」
佐倉 光
無言で牧志の腕を引く。あちらへ行くぞと意思表示。
牧志 浩太
指示されて気づき、従って扉へ向かう。
KP
ショートしたのか、僅かに焦げ臭い臭いがする。安全装置でも働いたのか、扉が開きそうだ。
佐倉 光
よし、開けよう。押しても駄目なら引いてみなっと
KP
重たい音を立てて扉が開く。
廊下に出ると非常灯が赤く点灯しており、薄暗いながらも目が慣れれば構造がわかるだろう。
佐倉 光
これは、事故か。
それとも意図的なものか。
「牧志。ひとまず俺についてこい」
牧志 浩太
「ああ、分かった」

KP
というわけでマップです。貴方達がいまいるのが「実験室A」。
そして〈聞き耳〉
佐倉 光
CCB<=46 〈聞き耳〉 (1D100<=46) > 62 > 失敗
アフン
牧志 浩太
CCB<=75 〈聞き耳〉 (1D100<=75) > 6 > スペシャル
KP
あなた達の耳に、複数人の男がわめきたてる声や足音が聞こえる。
牧志くんの耳には、このような話し声も聞こえてくるだろう。
「停電?! 侵入者か?!
 俺はそっちの様子を見てくる、お前は媒体の様子を見てこい! 最後の1組なんだ、逃がすと面倒だぞ」
佐倉 光
俺聞こえてないよね?
騒いでるなー事故かー、くらいは分かっても良いのかな。
KP
佐倉くんの耳には騒ぎ声や足音などは聞こえますが、話の内容までは判別できなかった。
佐倉 光
じゃあチャンスと考えて良さそうだなと思った。
牧志 浩太
「まずい、誰かが騒いでる。侵入者か、とか、逃がすと面倒だとか。あっちにとってもこれはアクシデントみたいだ」
佐倉 光
「逃がす……俺たちの事か?」
牧志 浩太
「最後の一組だって言ってるから、多分そうだと思う」
佐倉 光
「よし、さっさと移動しよう」
KP
〈目星〉
佐倉 光
CCB<=85 〈目星〉 (1D100<=85) > 30 > 成功
牧志 浩太
CCB<=75 〈目星〉 (1D100<=75) > 53 > 成功
KP
身を隠そうにも遮蔽物などはないが、廊下の壁際にひとつ消火器があることに気がつける。
消火器
噴射するのであれば【DEX】×5に成功で使用可能。1d3ラウンド対象をスタンできる。3回まで使用可能。
鈍器として使用するのであればこぶし判定でダメージは1d6+dbとする。
牧志 浩太
「なああれ、目くらましくらいには使えそうだ」
佐倉 光
「よし、あれ取って壁沿いに行くぞ」
牧志 浩太
「ああ」
佐倉 光
消火器か。外れるかな。
ピンを外していつでも噴霧できるようにしておこう。
KP
外せそう。噴霧できるように構えておくこともできる。
……あなたたちは壁沿いを進む。
非常灯がぽつぽつと灯っている、その光を追って歩くことになるだろう。
佐倉 光
ではひとまず倉庫に隠れよう。近いし。
佐倉 光
背景自分で用意しとかなくてもなんかかんか出せるのいいな。
KP
そうそう。自分で用意しにくい背景(手術室とか)も出せるし、こまめに背景を切り替えられるから臨場感も出る ありがたい
KP
──倉庫へ向かおうとすると、不意に、強い光が目に入った。
廊下の先から足音と光が近づいてくる。
1名、懐中電灯を持った白衣の男があなたたちをみとめると、
「媒体だ! 媒体が逃げているぞ!」
焦った表情でこちらへ駆け寄ってくる。

白衣の男1名との戦闘。
佐倉 光
「人を勝手に実験体にするな!」
牧志 浩太
「勝手に被検体にされた覚えはないしな!」
KP
相手の【DEX】は9。
佐倉 光
相手が一人なら、二人がかりでラリアット……って思ったけど、衝撃を与えるのはまずいかw
〈こぶし〉に修正入ったりするかな。
KP
〈こぶし〉は修正無しでかまいません。ただし、〈組み付き〉やラリアットなどはリスクを伴うでしょう。
佐倉 光
はーい、おとなしく殴ります。
1ターンで無理なら消火器使お。
KP
というわけで【DEX】9、PC側優先で佐倉くんからどうぞ。
佐倉 光
消火器でぶん殴る
CCB<=50 〈こぶし(パンチ)〉 (1D100<=50) > 92 > 失敗
あっぶねぇ。
慣れない物振り回したからよろけたわ。
「畜生、俺の仕事じゃねぇんだよこういうのは」
KP
「くそ、おとなしくしろ!」
相手はこぶしで殴りかかってくる。
CCB<=50 こぶし (1D100<=50) > 62 > 失敗
おおっと。暗いんですよ。
【DEX】8、牧志くん。
佐倉 光
牧志くんがんばれー
馬鹿力を見せてやれー(ない)
牧志 浩太
ないー。〈こぶし〉で殴ります。
実は弓は技能を継いでないんですよね。覚えてはいるけど、肉体が違うから感覚が狂っちゃって撃てないんだと思う。どちらにせよ今はないけど。
CCB<=50 〈こぶし(パンチ)〉 (1D100<=50) > 47 > 成功
佐倉 光
ナイス
牧志 浩太
1d3 しかし ダメボは ないのだ (1D3) > 3
「いやぁぁぁぁっ!」
KP
「ぐっ……! くそ、」
牧志の振るった拳が相手の胸にめり込む。
佐倉 光
なんか玄人っぽい動作に見えたけど、普通に素人パンチだな……?
KP
まだショックロールな感じではない! 
次ラウンド、佐倉くんどうぞ!
佐倉 光
うーん。殴ってみるかなぁ。
一人相手に目くらまし使いたくない
CCB<=50 〈こぶし(パンチ)〉 (1D100<=50) > 81 > 失敗
こいつ、後衛に慣れきってる。
博士を殴り倒した事実はなかった事になったからなぁー
KP
そういえばそうですな 佐倉くんをこっちに持ってきちゃったせいであちらがなかったことになっちゃった
佐倉 光
キャラクター作り直したからね。
まあよし。
佐倉 光
多分お陰でシャドウ君の中の人は死なずに済んだよ。
意図したわけじゃないけど、光と影だったんだよな、こっちのコンビ。
KP
なんですよね。あれはあれでいいコンビだった。別世界線ということにさせてください……。
佐倉 光
よかったディアが使える佐倉もいるんだ。
KP
シャドウくんと一緒に駆けた佐倉さんもいるのですきっと
※佐倉も『地獄はやさしい』をPCとしてやった。
KP
「この! 大人しくしろって言ってるんだ、ガキどもが!」
こぶしで佐倉くんに攻撃。
CCB<=50 (1D100<=50) > 47 > 成功
おっと。〈回避〉をどうぞ。
佐倉 光
CCB<=18 〈回避〉 (1D100<=18) > 63 > 失敗
こっちの佐倉に〈回避〉はない。
KP
1d3 (1D3) > 1
system
[ 佐倉 光 ] HP : 10 → 9
佐倉 光
「いってぇ。
 いきなり人を捕まえて殴るとか、酷くない?」
KP
「言い草を。お前達が逃げたのが悪いんだ」
牧志 浩太
「無茶苦茶言うな。勝手に閉じ込めてこんなものつけといて」
こぶしで殴るぜ。
佐倉 光
「お前らの言い草が勝手なら、俺たちが逃げるのも勝手だろうが」
牧志 浩太
CCB<=50 〈こぶし(パンチ)〉 (1D100<=50) > 20 > 成功
KP
CCB<=18 さっき〈回避〉振るの超忘れてた (1D100<=18) > 43 > 失敗
佐倉 光
紅の記憶が良い仕事してる
牧志 浩太
1d3 (1D3) > 2
「せいっ!」
KP
がふっ、と男が声を漏らして唾液か血かを吐く。しかし、まだ音を上げる様子はない──
3ラウンド目。ここでイベントが発生します。
佐倉 光
うーん。倒しきれなかったぁ

KP
しかし、騒ぎを聞きつけたか、その向こう側から新たな光が近づいてくる。
さらに二人の白衣の男が駆けつけてきた。
佐倉 光
あー、これはもう使うしか。
KP
「仕方ない、撃て!」

そう言った男たちがふところから取り出したものに、佐倉くん、あなたは見覚えがある。
それは、薄暗い中でも黒光りする銃だ。彼らは銃を取り出し、あなたたちへと向けてくる。
牧志 浩太
「な……、銃!?」
佐倉 光
「やべ! 牧志、伏せろ!」使えるなら噴霧だ。
牧志 浩太
「あ、ああ……!」
KP
だが、あなたが動くより速く、事態が動く。
2発の乾いた銃声。
その音とともに男たちは体をぐらりと揺らし、床に倒れ臥す。
──彼らの落とした懐中電灯に照らされ、赤い血だまりが二人分できあがっていくのがわかる。
佐倉 光
あらあら?
「!?」
KP
廊下の角から、分厚いジャケットを着た長身の男が姿を現す。
懐中電灯と銃口をあなたたちの顔に向けるが、すぐに銃だけ下ろし足早に近づいてくる。

最初の白衣の男にも、彼は素早く発砲する。
あなた達の足元で、びしゃりと赤い液体が爆ぜる。

→《SANチェック成功時減少 0失敗時減少 1D3
佐倉 光
CCB<=71《SANチェック》(1D100<=71) > 58 > 成功
牧志 浩太
CCB<=56《SANチェック》(1D100<=56) > 75 > 失敗
1d3 (1D3) > 2
[ 牧志 浩太 ] SAN : 56 → 54
佐倉 光
牧志君削られまくってるな。
警戒を解かずに男に身構えて応対
牧志 浩太
「何だあいつ、見るからに一般人じゃないな」同じく身構える。
佐倉 光
「ひとまず助かったようだけど、状況が良くなったかどうかは……」
拝島 不二
男は貴方達の姿を確認すると、口を開く。
「お前たちは被害者だな?」
佐倉 光
「あんた誰だ。この停電はあんたの仕業か。
 この腕輪付けられてるのがそうだ、っていうなら俺たちは被害者だ」
拝島 不二
「そうだ。俺はここを襲撃しに来た。ここはカルト教団の研究施設で、罪のない人間をさらっては殺している」
佐倉 光
「……そうか……」
こいつプロだな。殺しにも躊躇いがなかった。
拝島 不二
「拘束されているのか。……壊してやる」
あなた達の腕輪をみとめると、彼はそれを壊そうとする。
佐倉 光
「待て!」
牧志 浩太
「あ、待ってくれ、これは」
佐倉 光
「こいつに衝撃を与えると、俺たちは死ぬ可能性がある。破壊するのは待って欲しい」
拝島 不二
「……そうか、分かった。他にもお前達のような被害者はいるのか」
佐倉 光
「牧志。さっき言ってたな」
牧志 浩太
「ああ。最後の一組だと言ってた。他にはいないと思う」
拝島 不二
「そうか。なら、早くここから逃げた方がいい。俺はまだやることがある」
辺りを警戒しながら拝島が言う。
「名無(なない)市のリストビル4階。なんとかして、明日の朝ここに来い。
 出入口は壊した。はやく行け」
佐倉 光
「そうか……ありがとう」
牧志 浩太
「あ、ああ、そうだな。ありがとう、助かった」
拝島 不二
「礼には及ばない」
男はそれだけ言うと銃を構え、実験室B側の通路へ消える。
佐倉 光
タイマーってそのままかな?
KP
タイマーを確認すると「52:16:11」となっている。
あなた達の感覚を頼りにするなら、経過時間と進みが一致しないように感じる。秒単位ではないのだろうか。
佐倉 光
なるほど? 思っていたより時間はあると解釈して良いのだろうか。
体感どれくらい経った感じなのかな。
KP
窓のない空間で自信はないが、十数分から三十分くらいかな? と感じる。
佐倉 光
今時計とかないよね。
KP
ありませんね。
佐倉 光
うーむ。
明日の朝ってのは何時間後だ。
KP
男が向かった方からは、激しい銃撃戦の音や人の声が聞こえてくる。
廊下は暗い。出てみなければ時間は分からないだろう。
佐倉 光
ひとまず言われたとおり出てみるかぁ。
巻き込まれちゃかなわんしな。
0になる前にここで手がかりを探したい所なんだが。
KP
倉庫と事務資料室くらいなら探索できるでしょう。研究室や実験室Bも探索してもいいが、まあ、見るからに危ない。
佐倉 光
「牧志、意見を聞きたい。
 俺はあまりのんびりしているのも、戦闘に巻き込まれるのも危険だと思う。
 だけど、この腕輪つけた奴らにしかこの現象については分からないと思う。
 少し、調べて行きたい。
 ……そうするとモロにあんたを巻き込むわけで。一応了解をとっとこうかと、さ」
佐倉 光
意見聞きたいとか言いつつ選択を突きつける。
牧志 浩太
「銃撃戦の中に突っ込むのは危なすぎる、出口への道の途中に何かあれば、くらいにしよう。
……俺か? 最初から巻き込まれてるし、今更かな。その意見には賛成するしな」
佐倉 光
「よし、さっさと調べよう」
牧志 浩太
「ああ」
佐倉 光
まず倉庫だ。おそらく人もいないだろう。
倉庫の扉はどうだろう、開くかな。

KP
扉は開けっぱなしになっている。
倉庫の中を見ると、あなたたちが普段持ち歩いている荷物が見つかる。
しかし財布やスマホはないようだ。

そして、そこにはあなたのCOMPもあった。
しかし、力任せに破壊したのか動かなくなってしまっている。
佐倉 光
うぅっ、アッタに怒られる。
倉庫には他に気になるものはないかな。
KP
他に特に気になる物は、ぱっと見て無い。ゆっくり探している時間はないだろう。
牧志 浩太
「スマホ、ないか…… このまま外に出るしかないな。
無事に帰れたら止めてもらって、再契約だな」
佐倉 光
普段腕輪になってるから、腕輪つついても展開しない、でもいいかもな。
KP
あー、確かに。
佐倉 光
「はーーーーー、悪魔使えねぇじゃん……」意気消沈。
カードだけ回収しよ。
牧志 浩太
あなたのカードがそこにあったのを見て、僅かに安堵した表情を浮かべた。
佐倉 光
それ気付いて良いかな。
牧志 浩太
構いません。
佐倉 光
「……?」
このカードの意味まで話した、ってのも考えづらいし……
知っていたとしても、なんだか引っかかる反応だな……
まあ今は追求している場合ではない。
その足で事務資料室も覗いてみる。
KP
事務資料室の扉はあけっぱなしになっている。
モニタールームのようだが全て電源が落ちている。資料棚に整然とファイルが並べられている。
手早く漁るなら〈図書館〉
佐倉 光
カードを大事にしまおう。
レッツ家捜し。
CCB<=85 〈図書館〉 (1D100<=85) > 26 > 成功
牧志 浩太
CCB<=75 〈図書館〉 (1D100<=75) > 38 > 成功
KP
今の状況に関連しそうな資料とファイルを見つけることができる。
『御子』の育成を加速するために人間二人を使って行うことについて書かれている。
KP
→自分たちの巻き込まれたおぞましい現状の一端を把握してしまう。《SANチェック成功時減少 1失敗時減少 1D3
佐倉 光
へー。
食い破るぅー。
CCB<=71《SANチェック》 (1D100<=71) > 13 > スペシャル
[ 佐倉 光 ] SAN : 71 → 70
牧志 浩太
CCB<=54 《SANチェック》(1D100<=54) > 59 > 失敗
1d3 (1D3) > 1
[ 牧志 浩太 ] SAN : 54 → 53
佐倉 光
「あー……」
牧志 浩太
「……うげ……。こんな所で予感が合ってほしくはなかったな」
佐倉 光
「答え合わせできちまったなぁ」
軽い吐き気。
牧志 浩太
「嫌すぎる」
佐倉 光
「せいぜい不健康な妊婦になるか」
ファイル
顔写真付きのプロフィールと個人情報が数名分ファイリングされている。
古い順に見知らぬ人が数名、それからさきほどモニターで見た男女、最新の日付として自分たちの資料がある。
写真に映っている顔は、いずれもうつろな目をしている。
佐倉 光
「いつしくじったんだ……」
どっちかっていうとこっちの方がショック。
牧志 浩太
「罪のない人をさらって、って言ってたな。攫われたのか、俺達。
 俺はともかく、佐倉さんまで攫うなんて……」
佐倉 光
「ムドられでもしたかなぁ……」
ファイルなどを手早く纏めて持つ。
牧志 浩太
「死んだ隙に、か? 大胆過ぎる手口だな」
佐倉 光
「死んだとかさらっと言うじゃん」
言いながら消火器を押しつける。
牧志 浩太
「……。
 動転してるな、俺……」消火器を受け取る。
佐倉 光
「色々後でちゃんと聞かせろ」
言ってEXITへと向かう。
牧志 浩太
「……」だいぶん誤魔化せなくなってきているのを感じているのか、返答できずに黙る。
佐倉 光
(さっきの、口調が完全に波照間さんなんだよ……)

KP
あなた達がそこから転がり出た時、背後で爆発音が響いた。
佐倉 光
「うわ!?」
牧志 浩太
「うわっ、驚いた……。
 巻き込まれなくてよかったな……」
佐倉 光
「だな」
建物全倒壊って感じ?
そこまでではない?
KP
そこまでではない。戻る気にはならないだろうが。
外へ出ると、あたりは真っ暗な森だ。
方向もわからず、あなたたちはかすかに見える光を頼りに手を引き歩くことになるだろう。
佐倉 光
「またここに来いとか言ってたな」
尖った石とかあったらそれで木の幹に傷つけながら帰りたいところだ。
牧志 浩太
「いや、なんだっけ。リストビルに来い、って言ってた。名無市の」
佐倉 光
ああ、そういうことか。
KP
そういうことなのです。「ここ」がわかりにくくてすみません。
佐倉 光
「名無市……」
知ってる?
KP
【知識】
佐倉 光
CCB<=95 【知識】 (1D100<=95) > 87 > 成功
牧志 浩太
CCB<=75 【知識】 (1D100<=75) > 50 > 成功
KP
あなた達の住む東京からは車で1~2時間ほどの距離に位置する市だ。
佐倉 光
車は運転できるけど持ってはいないかなー。
借りるかー。
って今の状態で運転とか危なくないか。
牧志 浩太
「そもそも、今どこだ、ここ」
佐倉 光
「わっかんねーけど」
明かりの方へとにかく歩く。
夜の森を歩くって自殺行為だ……
長い棒とかで足下ツンツンしながら。
それとも道はあるのかな。
KP
少し歩くと、一応道のようなものを探り当てることができる。
ここで朝を待つ、という選択肢もあるが、手元に灯りはない。
佐倉 光
道を辿って人の気配を探そう。
「なあ。あんた一般人にしちゃ、随分場慣れしてる感じがするんだけどさ。
 普段何やってる人?」
奇妙なヤツだ。本気で怯えているように見えるのに、たまに戦場の空気を知っているような、奇妙な反応をする。
牧志 浩太
「……俺? 大学生だよ。一年。専攻はまだ迷ってるとこ」
佐倉 光
「最近の大学生って、修羅場潜ってんだな……。
 俺は大学行ってねーからわかんねぇけど」
牧志 浩太
「……」その言葉には沈黙を返した。
佐倉 光
(こいつがもっと信用できりゃ気が楽なんだけどな)
(……いや、ある意味信頼できそうな気もするのが……変なところだ)
〈目星〉とかで、人里へ向かう方向なんかを見分けられたりしないかなー
KP
お、では〈目星〉をどうぞ。
佐倉 光
CCB<=85 〈目星〉 (1D100<=85) > 100 > 致命的失敗
あっれー。
蛾がぶつかってきたぁぁ!
牧志 浩太
CCB<=75 〈目星〉 (1D100<=75) > 14 > スペシャル
KP
あなたは大き目の石を踏んですっ転んだ。
牧志を巻き込み、派手にコケる。いたい!
二人ともHP-1。
牧志 浩太
「いっ、で!」
[ 牧志 浩太 ] HP : 11 → 10
佐倉 光
「ぐえ」
[ 佐倉 光 ] HP : 9 → 8
HP赤くなっちゃった
牧志 浩太
「いたた……」
佐倉 光
「悪い」
牧志 浩太
「いや、いいよ。事故だし、さっきの。
 気をつけて行こう。気をつけようがないけど」
佐倉 光
「くそくそ、COMPさえ動けばなぁ!」
いきなり質量保存の法則思い出してんじゃねぇよ。
KP
あなた達の手掛かりになるのは、足元のか細い道の気配だけだ。
佐倉 光
「くそぉ、腹減った」
牧志 浩太
「俺も。腹減った……」
佐倉 光
「眠いしだるい。これ悪阻ってヤツかよ。ひでぇ冗談だ」
牧志 浩太
「おにぎり食べたい。ツナマヨのやつ。温かいそばに紅生姜いっぱい乗せて食べたい」
佐倉 光
「やめろ……」
そういや倉庫にエネルギーバーとかあったのかなぁ。
KP
あ、そういえば持ち物欄にありましたね。それならある。>エネルギーバー
佐倉 光
じゃあ、声をかけて足を止めて、一本取りだそう。
荷物一回下に置かないと駄目だな。
牧志 浩太
「ん、どうした?」
佐倉 光
「そっち持ってて」
袋の端を示す。
牧志 浩太
「分かった」素直に持つ。
佐倉 光
袋をなんとかねじって引き裂く。
二人で持ってるとやりにくそう。
牧志 浩太
「何気ない行動が、片手だとやりにくいんだな……」
佐倉 光
そして、中から出てきたバーを半分折り取る。
それを口に放り込んで、袋に残った半分を示して「やるよ」と声をかける。
牧志 浩太
「……ありがとう。助かる」大切そうにもしょもしょとエネルギーバーを口にする。
「はぁ、空腹に沁みとおる……」
佐倉 光
あ、食べつつ一応タイマー観察。
進みが早くなったりしてるかなっと。
KP
【アイデア】 >佐倉くん
佐倉 光
CCB<=85 【アイデア】 (1D100<=85) > 49 > 成功
KP
ちょこっと速くなったような~…? 気がしなくもない。
佐倉 光
「……うーん。
 一応断食した方が身のためかも知れないなぁ」
牧志 浩太
「この中身に栄養がいっちゃうかも、ってことか……。正直辛いけど、仕方ないか。
 うう、余計に食べ物のことばかり浮かぶ……」
佐倉 光
「ったく、冗談じゃねぇ……。
 食うの好きなのか。あ、語るなよ?」
なんとなく春日さんを思い出しつつ。
牧志 浩太
「ああ、割と好きだよ。今は腹が減ってるから、ってのもあると思うけど」
佐倉 光
「俺は腹さえ満たせれば何でも……けど、この状況で語られると響くからやめて欲しい」
マック食いてぇー
牧志 浩太
「そうだな、俺も口に出すと余計に腹が減ってくるし、やめとく」
佐倉 光
「とはいえ、飲まず食わず寝ずだと俺たちがどうにかなっちまうからなぁー」
ボヤきながら荷物を拾う。
牧志 浩太
「食うのは比較的なんとかなるとして、睡眠と水分くらいは取っときたいな」
佐倉 光
さあ進もう、と促す。
牧志 浩太
「ああ」
重い身体を持ち上げて、進む。

KP
あなた達はただただ暗い夜の森の中を、心細くなるような、危険に背筋から怖気が這い上がるような、ただただ、歩く。
佐倉 光
「あんた、何者?」
歩きながらぽつりと問いかける。
牧志 浩太
「俺? 牧志浩太、大学生。……それ以外?」
佐倉 光
「暇つぶしだよ。付き合ってくれ。
 あんたは、『知っている』な」
牧志 浩太
「……」
佐倉 光
「波照間さんの仕事のこと、俺のこと、悪魔のこと。
 俺とラミアの関係まである程度は知っている。そうだな?」
牧志 浩太
「最後は、なぜ?」
佐倉 光
「カード見た時の反応だよ。
 あのカードが大事だって事を知っている反応だった。いや、むしろ……。
 『無事で良かった』って思っているように見えたぜ」
これは、カマかけだけどね。
牧志 浩太
「……」
一瞬、傍らで息を呑む気配。
「……そうか。そんな顔してたか、俺」
佐倉 光
「波照間さんに悪魔召喚の話まで聞いたのか?
 それだけじゃないだろ?
 そして、波照間さんがそこまで、無関係の人間に話すなんて事、酒に酔っててもありえねぇんだよ。
 お前は何だ。悪魔か?」
牧志 浩太
「……。
 そうだよ。俺は『知ってる』」
佐倉 光
「お前、電霊か?」
COMPさえあれば即アナライズしてるのに。
牧志 浩太
「どうして、そう思うんだ? ……そうだよ、俺は『知ってる』。今回よりも前に、こういう事件に巻き込まれたんだ。先輩と一緒に。
 あの『急用』の時だよ」
佐倉 光
「話せ。
 この状況、相手が信頼できなきゃ危険だ。
 隠し事はナシにしようぜ」
牧志 浩太
「隠し事は…… 無しに、か」
佐倉 光
「ま、あんたが悪人じゃないってことについては信じてやってもいい」
牧志 浩太
「……そうか、ありがとう」
佐倉 光
ここで話し始めちゃって良かったかなぁ。
KP
いいんですぜこれはこれで雰囲気あるし
佐倉 光
もっと落ち着いたところで休めるはずだったかな。
まあ、喋りながら歩いた方が気が紛れるしねー。
牧志 浩太
「電霊か、って言ったな。どうして、そう思う?」
佐倉 光
「前にそういう奴らと会ったからだよ。記憶をコピーして、俺たちと成り代わろうとする奴ら」
牧志 浩太
「そうだな、あれは大変だった」
佐倉 光
「……聞いて知っている、という感じじゃないな」
牧志 浩太
「……分かったよ、全部話す。ただ、もう少しだけ待ってほしい。どこか……、落ち着ける場所で話したい。
 まだ、迷ってる。まとまらないんだ……。
 ただ、一つだけ断言できる。成り代わる気はない。それなら、別人の顔をする意味がない。
 そうだろう」
佐倉 光
「まあ……俺にも波照間さんにも見えないよ」
佐倉 光
〈心理学〉と思ったけど、事情説明の時にしよう。
牧志 浩太
〈心理学〉してもいいですぜ それなりの結果を返すので。
オープンで大丈夫です。
佐倉 光
じゃあ折角だからしてみよー。
佐倉 光
CCB<=55 〈心理学〉 (1D100<=55) > 32 > 成功
言いながら相手の表情や動作を伺う。
相手が悪魔なら、あまり読めた事はないんだがな。
あいつらは気まぐれすぎて、一瞬前の感情がアテにならない。
せめて人間か悪魔かくらい分かればなぁ……
牧志 浩太
実際、迷っているようだ。しかしその迷いは、どちらかというと、あなたのことを考えて迷っているようにも見える。
もっとも、相手が悪魔なら、当てにはならないかもしれないが……。
佐倉 光
では、喋るのをやめて進むかぁ。
息が切れてきたしな……?
KP
それからは、じっと沈黙がその場に落ちる。切れてくる息と、道をたどる足音ばかりが影のように引く。
しばらく歩けば、不意に開けた道路にまろび出た。
瞬間、クラクションが耳をつんざき、大型のトラックが一台あなたたちの目の前で急ブレーキで止まった。
運転席の窓から筋肉質の男性が顔を出し、怒鳴りつける。
「あぶねーな!!! ひいちまうとこだったじゃねえか!」
佐倉 光
「ラッキー!」(ニヤリ)
「すみませーん、ちょっと助けて欲しいんですけど!」
KP
悪い顔になった
佐倉 光
こっちこっち
何を言ってるんですか、こんな善人の笑みしてるのに
切り替え間違って、「助けて欲しい」と発言した佐倉くんの顔が悪い顔になっていた。
KP
「…んん? なんだおまえさんたち? 困ってんのか?」
運転手はあなたたちの顔を見、しっかりとつないだ手を見、を何往復かしたのち、にやりと笑う。

「…乗っていきな。訳アリって顔、してるぜ。ふもとの名無市内までなら連れてってやるよ」
牧志 浩太
「あ……、ありがとうございます」
佐倉 光
「おぉ。ラッキー……」
KP
「いい。何も言わなくていいよ。俺も聞きやしねぇさ。安心しな…」運転手は何だか遠い目をしている……。
牧志 浩太
「何か誤解されてる気がするな……」
佐倉 光
「背に腹は代えられない。あと助かれば何でもいい」
牧志 浩太
「それはそうだ」
KP
後部座席に乗せてもらい、ガタガタと舗装の悪い山道を走る。運転手によると街までは数十分かかるらしい。今までの疲労感で軽く眠ってしまうかもしれないし、運転手に何か話しかければ答えてはくれそうだ。
佐倉 光
じゃあ改めて自己紹介するか。知ってるかも知れないけどな。
「俺は佐倉光。悪魔召喚師でハッカーだ。COMPねーから役立たずだけどな。
 知ってるかもしんねーけどな」
牧志 浩太
「ああ、知ってる。COMPが動けばよかったんだけどな。
 あれ、だいぶん力任せに壊されてたな。無茶をする」
佐倉 光
「ったく、ひでぇことしやがる。普通のPCじゃねぇんだぞ……」
牧志 浩太
「全くだ」
佐倉 光
おっさんに話しかけよう。
KP
「おぅ、どした」
佐倉 光
「おじさん、リストビルってどこにあるか知ってます?
 僕たちそこに行きたいんですけど」
KP
「リストビル? そこなら昔、たまに配達に行ったな。いくつか店が入ってたが今は廃ビルだぜ。何の用だ?」
佐倉 光
「廃ビル?」
KP
「おう」
佐倉 光
「うーん、でもそこだって言われたからなぁー。
 ランドマーク代わりに指定したのかもね?」
KP
「ま、いいか。場所は名無井駅から十数分こうこうこう道行ったとこよ」
なんらかのレシートの裏に簡易的な地図をかいてくれる。
佐倉 光
「ありがとう、おじさん!」
牧志 浩太
「何から何まで、ありがとうございます。助かります」
KP
「おぅ、いいってことよ」

KP
山道を抜け、しばらく進んだところでトラックが停車し、運転手があなたたちに振り返る。
「さ、着いたぜ。…あんたら、黙って今夜はここに世話になんな」
佐倉 光
どんな場所?
KP
運転手が親指を立てた先を窓からのぞき見ると、古い外観に「LOVE? HOT」というネオン文字が輝くホテルのエントランス前のようだ。
「泊まるところ、ねぇんだろ? ここのオーナーは古くからの知り合いでな、火の車運送のツテって言えば、いろいろと融通してくれるからよ。
 ちょっとガタはきてるが、なかなか悪くない宿だぜ?」
佐倉 光
ほぉー。
「……がったーい、ってか」
あ、でも佐倉ホテル業魔殿知らんわ。
ひのくるまうんそう……
牧志 浩太
「すごい名前だな……」
佐倉 光
じゃあ、軽い引きつり笑いを浮かべつつもおっさんと彼に会えた幸運に感謝する。
牧志 浩太
「あっ、ありがとうございます。本当に」深く礼をする。
KP
「いいってことよ、ま、よければこれから火の車運送をひいきにしてくれよな」
佐倉 光
「ありがとー!」
KP
〈聞き耳〉
佐倉 光
CCB<=46 〈聞き耳〉 (1D100<=46) > 1 > 決定的成功/スペシャル
聞こえちゃった
牧志 浩太
CCB<=75 〈聞き耳〉 (1D100<=75) > 7 > スペシャル
KP
ではあなたたちは聞いてしまう。佐倉くんは、特に明瞭に。
「若いっていいねぇ…」
運転手がつぶやいて去っていったのを。
佐倉 光
「……。
 まあ、休息は大事だ」
牧志 浩太
「……まあ、おかげで宿にお世話になれるしな、うん」
KP
あなたたちは土埃にまみれて、怒涛の展開にくたくただ。
頭に葉っぱがついているかもしれない。
ホテルのエントランスが煌々と輝き、あなたたちを誘っている。
あたりは閑散としており、このあたりに他にホテルや商業施設はなさそうだ。
佐倉 光
世話になろう。
KP
顔の見えない窓口で「宿泊は一律7000円でーす」と妙齢の女性の声で告げられる。
佐倉 光
ホテルの従業員に少し哀れっぽく
「すみません、火の車運送の方にここに来れば助けていただけると」
KP
火の車運送の名前を出すと、「あら、ハッチャンとこの…。まったくあのひとったら…相変わらずお人好ししてるのね…。いいわ、わかった。じゃあ、お代はハッチャンにつけとくわ。朝食もサービスするけど、何時にもっていったらいーい?」

と、口調が気安くなる。
佐倉 光
「じ、じゃあ6時半で……」
KP
「はーい。チェックアウトは10時までにここのポストにルームキーをかえしてってね。
 じゃ、ごゆっくりー」
佐倉 光
「ありがとうございます」
牧志 浩太
「ありがとうございます」
KP
渡されたルームキーのナンバーを頼りにたどり着いた客室に入る。

そこは意外にも、上品なオレンジライトに照らされた、古いながら手入れの行き届いていそうなセンスのいい部屋だ。
クイーンサイズのベッドに固めのシーツがぴんとはってあり、ベッドボードには内線電話と有料TVの利用案内の冊子、箱ティッシュがある。
バス・トイレはセパレートになっており、浴室にはシャワーとそこそこの大きさの浴槽、洗面台のそばにはタオルセット、ガウン、ハブラシなどのアメニティが二人分ある。
佐倉 光
やっぱりそういう感じのお宿なのかな?
KP
部屋全体に、甘く心地よいにおいがただよっている。
環境的にはストレスなく休養できそうだ。壁時計の針は11時を指している。

そういう感じのお宿ですね。ベッドサイドの小箱を探るとコンドームとか出てくる。
佐倉 光
「はーーー、疲れた。肩こった。
 交代で休もうぜ……二人で一緒に寝るとタイマー見えないし。
 手がくっついたまま二人で寝返り打ったら怪我しそうだ」
牧志 浩太
「ああ、確かに。そうしよう」
佐倉 光
あ、〈応急手当〉振ろう……片手でできるの?
KP
まあ落ち着いた場所だしゆっくりやればなんとかなるのでは。どうぞ。
佐倉 光
まず自分に
CCB<=40 〈応急手当〉 (1D100<=40) > 52 > 失敗
ずれるずれる。
なんとか消毒だけした。これが限界だ。
牧志に。
CCB<=40 〈応急手当〉 (1D100<=40) > 86 > 失敗
牧志 浩太
「いてっ」
佐倉 光
だーめだ。疲れすぎてて無理。
牧志 浩太
じゃあこちらも、初期値だけど佐倉くんに〈応急手当〉
CCB<=30 〈応急手当〉 (1D100<=30) > 15 > 成功
1d3 (1D3) > 2
「頭、血が出てるな。何か当てとくよ」
佐倉 光
「あ、サンキュ……」
[ 佐倉 光 ] HP : 8 → 10
牧志 浩太
CCB<=30 〈応急手当〉 自分にも (1D100<=30) > 5 > 決定的成功/スペシャル
佐倉 光
すげぇー
牧志 浩太
すげぇ
[ 牧志 浩太 ] HP : 10 → 11
佐倉 光
紅の記憶いい仕事しすぎでは。
牧志 浩太
さっきのこぶしといい、めちゃめちゃいい仕事してますね???
佐倉 光
かつては持っていた技能だからな。
※これは勘違い。『紅』は〈応急処置〉は持っていません。
佐倉 光
「上手いな……」
牧志 浩太
「まあ、何となくな」

おしまい
佐倉 光
ディア使えない。疲れてて。
そういや寝る前に話聞いときたいな。
KP
ここで切って話し始めるところから次号にしますか?
佐倉 光
キリが良いから次回にしましょうか。
KP
ですな。以下次号!
KP
本日は以上! ありがとうございました。
佐倉 光
閉鎖空間でお話終わるヤツだと思ってたからちょっとびっくり。
KP
実は外に出るのです。
佐倉 光
思ったほどこじれなかった。
牧志くんのいい人オーラが強すぎる。
KP
外からややこしい事態が襲来している中なのと、牧志くんが途中から結構観念してたのと、いい人オーラ?
佐倉 光
なんか、色々知ってるのが丸わかりすぎて逆に怪しくねぇなこいつって思ったらしい。
KP
なるほどなぁ。牧志くん、結構SANがゴリゴリ減ってるので、こんな状況で佐倉くんと一緒の行動になって色々と隠し切れなかったようです。
佐倉 光
それはそれとして事情はすごく面白そうなので吐け。
KP
それはもう次回冒頭からボロボロと。
途中の会話や森の中での会話がもう楽しい楽しい
佐倉 光
警戒心丸出し佐倉も久々で楽しい。
牧志君いい奴だなぁー
KP
牧志くん、基本いいやつ+【紅】の覚悟+波照間の記憶による佐倉くんへの親しみで、だいぶんいいやつになってますね
あと、記憶の85%はデビルバスター+怪力化け物の記憶なのに当人が戦闘能力のない一般人で、だいぶん歯がゆい思いをしてると思います。
佐倉 光
それなー
まあ俺も今は役立たずだしー
KP
巻き込まれてから、一緒に戦えれば、ってずっと思ってますし、佐倉くんが(壊れてるとはいえ)COMPを見つけてさらにその思いが強くなってる。
佐倉 光
強かったからね、紅くんは。
あんな研究員一撃で倒せる程度には。
知識に引きずられて無理しないでね……って中の人は思っている。
KP
そうなんですよね。今回の事態に巻き込まれるまではそんなこと思わなかったでしょうけど、佐倉くんと一緒に巻き込まれて、あの力がないこと、弓がないこと、あっても撃てないこと、友を呼べないことが歯がゆくて仕方ない。
下手に紅さんの記憶がいい仕事すると、知識に引きずられて無理しちゃう展開がどこかにありそうでなんとも。>無理しないで
佐倉 光
それについてはこぼしてくれれば佐倉が突っ込み入れるw
自分の力など役に立たないなんて状況、こっちは慣れっこだからなぁ!
KP
佐倉くんに突っ込み入れてもらえれば効果高そう。引っ張られるのも横に佐倉くんがいるから、というのが大きいので。
佐倉 光
悪魔召喚師になってからだって基本役立たずだからな!
KP
悪魔召喚師そういうものだからしかたない。
悪魔召喚師になっても無理矢理当人が動く人はしょっちゅうガス欠起こしてますしねそのせいで。
佐倉 光
そういう立ち位置の心構えを次回語ろう。
KP
ぜひぜひ。楽しみだなぁ。
佐倉 光
ここからどうなるのか楽しみだ。ありがとうございます。
KP
今回結構ガッツリ進んだから尺には余裕がありますし、次回の会話が楽しみです
こちらこそありがとうございます。この邂逅は楽しすぎる
佐倉 光
自分が引っ張るしかない状況だからガンガン進む佐倉も結構珍しい。
KP
確かに。
「一般人と一緒に事態に巻き込まれてる」んですものね、佐倉くん
佐倉 光
いつもなら案は出すけどあまり先導とか命令はしないからねぇー
KP
普段はパーティですもんねぇ
佐倉 光
足手まといかよクソ→あれ、一般人じゃない? →なにこいつわけわからん→まあ信用してもいいか……→なにこいつやっぱヘン
ほんとわけわからんの。
不審すぎるけど敵ムーブじゃないから困惑してる。
KP
佐倉くん視点の変遷が楽しすぎる
牧志くん、一旦「波照間さんと一緒に事態に巻き込まれた後輩、その関係で色々知ったし聞いた」に落ちつけようとしていたんですが、「隠し事はなし」で迷っちゃったんですね。
佐倉 光
波照間さんが超口の軽い男になってしまう。
KP
なってしまう。
佐倉 光
さすがにそうじゃない事くらいは知ってるよー。
軽々に一般人巻き込んで事情話すような軽率な人じゃないんよ。
……たぶん。
KP
たぶん。
悪魔がらみの事情はまだしも、佐倉くんのことまで話しまくったりはしないと思います。
そこまで考えが及んでない〈言いくるめ〉苦手な牧志くんです。
佐倉 光
決定的に「おや?」って思ったの悪魔カードのとこだからね。
二重三重に事情知ってないと出ない表情だったからぁー
KP
カードを見つけたとき、〈隠す〉とか考える前にもう咄嗟に安心しちゃった。
単に「持ち物を奪われた」だけじゃなく、佐倉くんの生命線であるCOMPと友たるラミアねぇさんのカードが奪われているわけだから、そりゃ見つけたら安心しちゃう
その安堵は事情を知っているだけでなく、「サマナーでないと」出てこないくらいの表情だったかもしれない。
佐倉 光
そうそう。「大事なカード」だけでも「召喚にカード使う」だけでも「ラミアは佐倉の仲間」だけでも安堵にはならぬ。
二つか三つ纏めて知ってる必要がある。
で、それ全部話すのは……ないだろ? って理屈ですね。
KP
それはそうなんよ。それが全部頭の中で繋がってないと出てこない。
佐倉 光
話されても「安堵」にはならんよな、やっぱり実感ないとな。
KP
目の前のカードが佐倉くんの仲間たるラミアである、という実感がないとね。
佐倉 光
よし、ラミアのカード持ってて良かった。
KP
やったぜ。
一番ふっと漏れ出てしまう表情が一番のキーになるの、たのしい
佐倉 光
まだ佐倉は牧志君の事を悪魔の一種だと思ってるからね。
次回が楽しみ。
KP
次回がとっても楽しみ!
ありがとうございました!
佐倉 光
ありがとうございました


コメント By.

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