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こちらには
『嗚呼、素晴らしき偶像!』 のネタバレがあります。

本編見る!
KP
広間に戻ると、牧志は二階に上がったのかもういない。
辺りでは、教団員達が造花の埃を払ったりしている。

広間の片隅には、二階へ続く階段がある。
室内には絵画と掲示板、そして先程見た見取り図がある。
佐倉 光
さっき見損ねた絵画から見よう。
人物か? 鳥か? それとも他の何かか?
KP
それは最初、ただ真っ黒に塗りつぶされた絵画に見えた。

題をつけるなら「闇」、「瀝青」、「白の対照」といったような。

しかし、少し見ていると画面の中から、ぞわりと浮き上がるように鳥のシルエットが姿を現した。

ディテールはよく見えないのに、なぜだろう、それを見ているだけで無性に落ち着かなくなる。酷く不安を煽られる。
塗りこめられた絵具の層の一つ一つが心に爪を立て、つつき、絶えず引き剥がそうとしてくる。

SANチェック成功時減少 1失敗時減少 1D3》。
佐倉 光
1d100 32 《SANチェック》 Sasa 1d100→ 96→致命的失敗ファンブル
SAN 32 → 29
佐倉 光
なんだ、なんだこれは?
刑場でハゲタカについばまれるような心地だ。
よろめいて座り込みかけ、何とか持ちこたえる。

ここにいるものは危険だ。
ここで見るもの全てが魂を削り取ってゆく。考えることを放棄させようとしてくる。
暢気に見える信者たちの様子が一層不気味に思えてくるほどだ。

やはり嘴には牙が生え、足は一本の鳥なんだろうな。
KP
佐倉さんの《SANチェック》クリファンすごい
佐倉 光
これギャグシと聞いてきたんだけど、今のところ不穏しか見えませんwww
牧志信者になって終わるか佐倉!?
KP
信者たちは呑気なんですけどねぇ。(より不穏)
がんばって佐倉さん!
佐倉 光
何とか絵から目を離し、逃げるように掲示板に目をやる。
KP
そこには掃除当番のテーブル(教祖の当番は金曜日だ)や、食堂のメニューのお知らせのほか、最近のスケジュールが書いてある。

スケジュールといっても大したものはないが、その中でひときわ目を引くのが、明日の日付とともに書かれた「神をこっちに 連れてくる (打ち消し線) 降臨させる日」という文字だ。

連れてくる? 打ち消されているが、いささか奇妙な書き方に見える。
KP
〈目星〉で判定。
成功した場合、【アイデア】または〈心理学〉で追加情報。
佐倉 光
1d100 98〈目星〉 Sasa 1d100→ 96→致命的失敗ファンブル
佐倉 光
えぇぇぇぇ?
佐倉 光
教祖も掃除当番すんのかー。随分とアットホームっていうかなんというか……
さっきの縫いぐるみと言い全体的な雰囲気と言い、随分ユニークだな、ここは……
そっちに気を取られてしまった。
KP
アットホームだなぁ……。和んでいいのか悪いのかよく分からない。酷く精神が疲弊している。和みたいよぅ。

あなたは望むなら、神託の間に戻ってぬいぐるみを抱きしめて和んできてもよい。
それを選ぶなら、時間経過なしでSANを1d2回復できる。ぎゅー……。
佐倉 光
さっきのウミウシ抱き心地良かったなぁ。
今無性にアレに顔を埋めたい。ウミウシ吸いたい。サメでもいい。
鳥はちょっとイヤだ。

ウミウシ吸ってきます……
1d2 Sasa 1d2→
SAN 32 → 33
佐倉 光
思う存分ウミウシをモフモフする。
いつもなら人が同じ事をしたであろう縫いぐるみに埋まるなんて絶対嫌だし、
知り合いには絶対見られたくない姿だが、そんなのどうでも良くなるくらい疲弊していた。
KP
もふもふもふもふ……。
あなたの感覚は柔らかい色合いと感触でいっぱいになる。
縫いぐるみからは、ラベンダーか何かの香りが微かにした。
ウミウシ洗う当番もあるのか、幸い汗臭かったりはしない。

ひとしきり和んで戻ってくると、危険にささくれ立っていた心も少し落ち着いていた。
佐倉 光
本人は必死で気の毒なんだけど、縫いぐるみ吸って和む佐倉はレアだなぁ。
KP
ですねぇ。不穏しか出てこないせいで佐倉さんの挙動がレアになっちゃってる……。
佐倉 光
しばし柔らかさを堪能したら広間に戻る。
時間経過ありか、別の所に行って戻るなどしたら、掲示板の再調査はできますか?
KP
1時間以上経過した後なら再調査してよい。
掲示板だけなら追加の時間経過はないものとする。
現在、15時だ。
佐倉 光
じゃあ食堂に行こうかな。
確か元教祖がそこに行けと行っていた。
人がいなければ良いんだが、一応いそうな時間帯ではない……と思う。
KP
食堂は他の場所よりも明るく、暖色の明かりが食事をする空間の雰囲気を盛り上げている。

さりげない柄の入ったテーブルクロスはほどよく草臥れ、片隅に置かれた音楽プレーヤー(録音機能はない)から穏やかな音楽が流れている。

奥には簡素ながらそこそこ規模のあるキッチンがあり、大きめの冷蔵庫も見える。
人がいそうな時間帯ではない……、と思いきや、コーヒーと茶菓子を片手に談笑している信者がいる。
「新教祖様、優しそうなのに力を感じるよな~」
「前教祖様もいい人だったけどね~。何があったのか知ってる?」
「いやー分かんね。俺あの日いなかったし」
佐倉 光
調べるならもう少し後で出直すべきか……
別の部屋に移動するなら時間経過します?
KP
探索せず移動する場合は時間経過なしでよいとします。
佐倉 光
そっと扉を閉めて休憩所に向かう。

KP
休憩所の扉を開けると、そこには柔らかそうなソファがいくつも並んでいた。
漫画本なども置いてあり、何となくだが、過ごしやすいようによく考えられた空間だと感じる。

あなたが入った扉に近い方では教団員たちが漫画を読みながら話をしているが、奥の方には人影がないように見える。
奥には衝立があり、簡単な個室のような雰囲気になっている。見た所橋立の姿はないようだが……。
KP
〈聞き耳〉で判定。
佐倉 光
1d100 79〈聞き耳〉 Sasa 1d100→ 37→成功
KP
衝立の向こうから紅茶の香りが漂ってくる。誰かがそこにいるらしい。
佐倉 光
あまり目立たないよう、堂々とさりげなく奥へ向かうのだ。
KP
他の教団員たちと同じ一員にすぎないあなたを気にする者は幸いなく、あなたは漫画に視線を落とす教団員たちの横を抜けて衝立の奥へ向かう。
KP
「やあ。お茶いる?」
そこには橋立がいた。彼の反対側にはポットと空のカップが置かれており、あなたが来ることを予期していたようだった。
佐倉 光
「……いただきます」
ちょっと迷ったが飲むことにした。
ここで警戒するのも大事だが、警戒心丸出しにして印象を悪くするのも良くない。
この男が「どちら側」なのかは良く分からない。
どちらでもないのかも知れない……
佐倉 光
「お話を色々聞きたいです」
KP
「警戒してるな? 無理もない。
さっきの話だと君、教祖になった友人を取り戻しに来たんだろ。
大丈夫、何か盛ったりしないよ。前の教祖がそれなりに頑張って選んだやつだからね」

橋立は同じポットから紅茶を自分のカップに注ぎ、ひとくち口にする。
KP
「元教祖に頼まれた、って言ってたね。
そこの所、詳しく聞かせてくれるかい?」
佐倉 光
「正直僕にも良く分からないんですが。
友人が行方不明になって一週間後、
うちに羽河辺と名乗るローブの男が来て、
『我々を牧志から救ってくれ』っていうんです。
牧志を生贄にとろうとしたが、儀式中に牧志が歌い始めて、演説し、周りの信者に支持された。
あっという間に自分は教団を追い出された。
だから僕に何とかしてくれと」
佐倉 光
「あなたに協力して貰えるかも知れない、と言ってましたね」
KP
「……」
橋立はあなたの眼を見つめ、じっ、と考える。
あなたを、教祖を、現状を、検討し、検証しようとする冷静な視線。
KP
「そうだなぁ……。あいつが教団を裏切る理由、ないんだよな。

みんなで過ごしやすい空間を作って、別に呼ばなくても、神がこっちに来たいと思える信者でありたい……。
そう言って頑張ってたのは、あいつだからね。
まあ、生贄とかそういうのは苦手だったみたいだから、神がどう感じられるかは知らないけど」

橋立は一度言葉を切り、視線を休めるようにカップに落とすと、紅茶で喉を湿らせる。
「それに、あの新教祖さん。
突然現れて、いきなり信用を掻っ攫っていったからね。

俺からしたら、羽河辺を追い出した時の物言いだって、言うほど説得力があるようには思えなかった。
むしろ、鬼気迫っててちょっと怖かったよ。
だっていうのに、みんなメロメロになっちゃってるしさ」

橋立は再び顔を上げる。
次にその眼に浮かんでいたのは、あなたに問う視線だ。

「友人、だって言ったね。
君から見てあの新教祖様、どんな奴?
自分の意志で教団を乗っ取ったりする奴?

もしそうだったら、君はどうする?」

橋立は少し笑みを浮かべて、静かにあなたの反応を待つ。
佐倉 光
「なるほど」
合点がいった、と息を漏らす。
宗教施設にしては色々とちぐはぐだったのはやはり、あの元教祖によるものだったのだ。
人が快適な空間と悪魔が望む空間は違うだろう。悪魔にとってはもどかしかっただろうな。
佐倉 光
「『新教祖』は、僕が知っている牧志じゃない。
あらゆる点においてそう感じます」
佐倉 光
「僕が知っている牧志は、例えば本当に信じたい神を見つけたからといって、僕やまわりの人間に一切連絡なく消えるような人間じゃない。
例えば、それで納得がいかない形の教団があったからって人のものを乗っ取るような奴じゃない。
そもそも、『神』にいきなり傾倒するところからしておかしいんだ。牧志は何か大きなものに全て捧げて動くような奴じゃない」
あんな、神を装ってすらいない悪魔に。
……というのはまあ、その信者である人間に言うべきことではないな。
佐倉 光
「僕は話を聞いた時点で、彼が意識を持たないか、記憶を持たないかのいずれかを疑っていました。
あまりにも、行動も、周囲の人間に与える印象も、別人過ぎた」
佐倉 光
「僕の印象は正しかったと思います。
さっき僕は確実に牧志と目が合ったのに、彼は僕に気づきませんでした。
あそこにいるのは牧志じゃなかった。
記憶を失っていたとしても、あの神に傾倒して人を追い出す、というのはおかしい。
確実に何か別の者の意図に沿って動かされています」
佐倉 光
「ここまで聞いて貰えれば、俺にとっては今のここは、俺の友人を生け贄にしようとした挙げ句、洗脳して奪い、トップに据えた何者かがいる場所だ、ということを理解して貰えると思うんだけどね」

正直、あの『神』は人間を利用し害悪をもたらす類いのもので、少しもそれを隠そうともしていないただの悪魔だ。
信じて内輪で何かするだけ、というのを許すこともできない程度には人間と相容れない存在に見える。
佐倉 光
「どうもこうもない。俺の友人に正気を取り戻させて連れて帰る。
それだけだ」
佐倉 光
何をどう信じようと、他の人間に迷惑をかけないなら別にいい、って言えないんだよなぁ。
大体結果周囲にどでかい悪影響出たり世界滅びたりするしー。
未然に防げるなら防ぎたい悪魔使い。
まあ正直、神が望むからって全く無関係の人間連れ去って生け贄に捧げるなんてことを肯定できる勝手な奴らに、気を遣ってやる必要はないんだけどね。
そういう意味では信用できるのは『元教祖』だけってことだ。
KP
割と端々、滑らかに価値観がズレてますしねぇ彼ら。
そう発端として牧志攫ってるし、佐倉さん視点明確にまずいものだし。
KP
橋立はあなたの言葉を静かに聞き、そして苦笑いを浮かべた。
KP
「一応、羽河辺と俺で作った場所なんだけどな。
君の事情は分かったけど、そう敵意を出されると、ね。

オレだって、ここが大事だからさ。
連れ帰るだけならいいけど、ここをどうにかする気があるなら、見逃せないよ?

ああ、勿論生贄だなんだ、って言い出した連中はきちんと始末つけるけどね。
羽河辺、そこの所気が弱いからなぁ」

優しい苦笑いの底で、眼の色が一段ひやりと冷える。
佐倉 光
「分かってるよ。
それに『元々の信仰の仕方』ならおそらく問題になるような物じゃない。
ここの雰囲気は迷える人を救う場所にはなり得ると思うしね」
佐倉 光
「だから、お互いに利がある部分において協力を要請したい。
新教祖のやり方に不満があるなら、そちらは『新教祖』の排除とこの環境の保護。俺は友人の奪回と俺達の無事の保証。これにおいては協力する。ということでどうだ?」

まあ、部外者の俺をここまで入れてくれて、こっそり話を聞こうとしてくれているんだ、ある程度思うところはあるんだろうな。
KP
「ありがとう、分かってくれて嬉しいよ。

事情は分かった。
羽河辺が頑張ってるみたいだし、君の話を聞く限り、牧志さんも元は悪い奴ってわけじゃなさそうだ。
オレとしても、あの教祖様が威張ってる現状より、元の居心地いい教団の方がいいからね。

あんたが動いてくれるなら、何とかなりそうだ。
いいよ、協力しようか」

そう言って、橋立はにこっと笑った。
佐倉 光
「オーケー、よろしくお願いしますよ、橋立さん。
互いの平穏のためにね」
笑ってみせる。
KP
「ああ、よろしく。サクさん」
KP
そういえばホットスタートで痛みチェックすっかり忘れてた!
大事な所でやってもらおうかな。
佐倉 光
絵を見たときとか牧志見たときとかが割とチャンスだったなーって思った。言えば良かったなぁ。
KP
なんですよね。超うっかりしてた。
佐倉 光
「多分牧志は正気ではないから、正気に戻せさえすれば勝手に出ていくと思うんだ。
生贄の儀式の時に何が起きたか詳しく訊きたいな。
橋立さんはその時立ち会ってました?」
KP
「オレは当日羽河辺のそばにいたから、牧志さんの方の詳しい状況は知らなくてね。

ただ、一応監視カメラがあってね、ここ。
広間、神託の間、聖堂には映像記録が残ってるはずなんだ。
管理室で確認すれば、当時の状況が分かるかもしれないな。

はい。これ、映像記録のパスワード」
彼はティーバッグの袋に何かを書きつけ、ゴミのように丸めてあなたに渡してくる。
佐倉 光
「ありがとう、見てみます」
内容にちらっと目を通して内側の服のポケットの奥に突っ込む。

つまりその部屋では妙な真似はしない方がいい、ということだな。
さっき止められたのはそれでか?
管理室に入るなら教祖の部屋を経由する必要があったはずだな……
KP
受け取ると、中でかちりと音がした。
内側に「GRC170」と書かれている。
KP
「それは資料室の鍵。
ちょうど羽河辺から預かってたんだ。
教祖さんのこと、調べるなら役に立つんじゃないか?
KP
「ああ、ただ教祖様はマスターキー持ってるから、鉢合わせしないようにだけ気を付けてね」
そう言った所で、橋立は「ん?」と言葉を止める。

「……ん? そういえば……羽河辺が持ってた筈なのに、なんで教祖さんがマスターキー、持ってるんだ?
まさか、追い出す前に貰ったわけじゃあるまいし……」
と怪訝そうな顔をするが、すぐに表情を戻す。
KP
「部屋に置いてたのかもな、羽河辺その辺緩いから。人を信じがちっていうか……、ああ、ごめん、こっちの話」
橋立は軽く手を振るようにして、話を続ける。
佐倉 光
「教祖の部屋や管理室には無条件で入れるものですか?」
さすがに緩い組織だといってもそれはないんじゃないのか?
KP
「管理室は教祖の部屋からしか入れないけど、あそこ自体に鍵はないはずだよ。
教祖の部屋はさすがに、鍵かけてるんじゃないかな。
羽河辺から鍵……、あー、マスターキーは教祖さん所か……」
あー、と橋立は頭の後ろを掻く。
佐倉 光
現教祖はどうしてか、前教祖が持っていたはずのマスターキーを持っている。
教祖の部屋に入るには、何とかして現教祖からマスターキーを手に入れる必要がある……
佐倉 光
「なかなかヘビーだな。
今の牧志は俺の敵に回るだろうし、何とかしないと。
お預かりします」
KP
「教祖さんの部屋だけど、もし侵入できそうなら18時の礼拝の時間か、みんな寝た後がいいかな。

礼拝の時なら、確実に聖堂に行くからね。
その時は、人数数える時に嘘くらいはついてやるよ。

それか、オレ達と一緒に祈りに行けば、確実に教祖さんに会えはするだろうし……。そこは任せるよ」
佐倉 光
「ありがとう、抜けるのは顔を覚えられる前にやっときたいかな……」
佐倉 光
「正直、今の牧志に会えたとしてもあまり益にはならなさそうで。
確認したいことができたら考えます」
佐倉 光
「あと『飼育室』って何です?」
マイルドな生贄用にニワトリ飼ってた……とか?
KP
「……ああ、飼育室?
神に仕えるものがいらっしゃる部屋だよ。
我々の祈りを神に届けてくれる存在、っていうのかな」
佐倉 光
飼育室、あまり覗かない方がいいヤツだなきっと。
佐倉 光
「そういえば、食堂に人気がなくなるのって何時頃です?
あ、別に食材に薬混ぜるとかそういうんじゃなくて、調べたいだけなんですけど」
KP
「おいおい、冗談にしても剣呑だな。勘弁してくれよ?
そうだな、よく人がいるのは朝、昼頃、礼拝が終わった後の夕食時、後は今ぐらいの時間か?

礼拝の前の時間は小腹空いた奴が来るから、人が減るのはその前くらいかな。
確実じゃないが」
16時くらいなら人が少ないのではないか、という彼の見解だ。
KP
「ところで。
どうしてあえて食堂なのか、聞いても?」
佐倉 光
ここまで伝えていいものなのか。
佐倉 光
「羽河辺……さんがそこで捜し物をしろって言ったからですよ」
KP
「なるほど? 何か残したものがある、ってわけだ。
何か見つかったら教えてよ」
佐倉 光
「そうさせてもらいます」
佐倉 光
「ひとつ訊いていいですか?」
佐倉 光
「あなたはここの神に何を願ってここにいるんです?」
KP
「オレ? オレは……、何だったかな、忘れちゃったよ」
僅かにあなたから視線を逸らして、飾られた造花を眺めて懐かしそうに呟く。
KP
「今は、ここで平穏に暮らしたいだけかな」
佐倉 光
「正直なこと言わせてもらえば、神に頼らないでこの環境を維持したら平穏になるし、救われる人も一杯いるんじゃないかなと思いますけど……
余計なお世話ですよね」
KP
「ありがと。でもオレ達は好きでやってるから。
大丈夫、今度こそ外に迷惑はかけないよ。手の届く範囲だけでやっていく。

いるんだよ。
夜毎夢を埋めてくれるものがないと、生きてられない人間だって」

とん、と彼は自分の、こめかみの辺りを指で弾いた。
佐倉 光
「……」
今の俺だって、牧志を探したいのは当然だけど、
心音が聴きたい、という欲望も嘘じゃない。
夢を求めるこいつらを嗤える立場じゃないな。
佐倉 光
信者にはたぶん失礼な物言いだということは理解しているけど、
悪魔使いとしてやっぱりこの状況は肯定的に見られないんだよな。
今まで色々な物を見た経験から言っても、ここの神装わなさすぎだから。
佐倉 光
「礼拝以外の時『教祖様』って大体どこにいるかって分かります?」
KP
「礼拝以外の時か……。部屋にいることが多いかな。
ちょくちょく出歩いてみんなと話してたり、シャワー浴びてたりするけど、時間はちょっと分からないな」
佐倉 光
「そうか、じゃあ僕は少し出歩いてみます。
あなたは大体どこにいます?
あと、情報交換はここでするのが無難かな?」
KP
「ああ、オレはここにいるよ。ここの雰囲気が好きなんだ。
外から視線も来ないし、カメラもない。それがいいだろうな。

それじゃ、任せたよ」
佐倉 光
了解、と手を軽く上げ休憩所に出る。
本棚をざっと見てみるが、何か気になる本や面白そうな本はあるだろうか?
KP
比較的最近の青年漫画、くたびれた少女漫画、その筋(?)で有名な怪作漫画、鬱々しい小説、絵本……。
ラインナップに統一感はない。
KP
先程漫画を読んでいた教団員達は、漫画を頭に乗せて半分寝かけながら「教祖様、最高だよなぁ~……」「わかるわかる~……」と、ぬるい会話をしている。
佐倉 光
「こんちはぁー。
教祖様いいよねー。
先輩方教祖様のどんなとこが好きー?」
声をかけてみよう。
KP
「あっ、こんにちは~。わーい後輩だぁー」
「カリスマとパワーがあるとこ~」
「ちょっと強引なとこ~」
「守ってくれそうなとこ~」
「前教祖様押し弱かったもんな~」
「いい人だったけどね~」
彼らの眼にはぼんやりとした陶酔が浮かんでいる。
佐倉 光
「みーんな、今の教祖様がおいでになったときに儀式見てらしたんですか?」
そんなことを言いつつ、適当にひとり選んで〈心理学〉
あまり益はなさそうだけど。
KP
「見てた見てた~」
「見た見た~。聞き惚れちゃうよな、あの声」
「教祖様が口を開いたとたん、あっ神に選ばれた人だったんだぁ、って気づいたんだよな~」
KP
では、〈心理学〉はこちらで振ります。57ですね。 Sasa 🎲 Secret Dice 🎲
KP
心の底から心酔している、と感じられた。
よっぽど素晴らしい言葉を聞いたのだろう。やっぱり牧志は望んで教祖になったのかもしれない。
佐倉 光
ファンブったか失敗したか?
佐倉 光
人を動かす言葉は心の底から出たものだ。
まさか本当に……そんな思いが一瞬浮かんだ。
佐倉 光
いや、人の意志など簡単に操られる。俺はよく知っている。
……思い出したくもないし、そう簡単にやられたわけじゃないが、あの時でも3日程度だったと聞いた。
今回は一週間だ。その間に何かをされた可能性は充分ある……
佐倉 光
あれ、そういえば
佐倉 光
「新教祖様っていつから新教祖様になったんですか?」
KP
「いつだっけ?」
「えっとな~、一週間くらい前?」
「あ、そうそうそのへん~。こないだの掃除当番新教祖様だったもんな」
佐倉 光
そうすると、攫われて即ってこと?
誰かに何かされた、にしては……やっぱりこれ以上は調べないと駄目だな。

そろそろ会話を切り上げよう。
佐倉 光
「ここって教祖様もお掃除するんですね、アットホームだなぁ。
一週間でこんなに好かれるなんて、やっぱりすばらしい方だからなんですよねー!」
KP
「うんうん~」
佐倉 光
「僕みたいな新人がお会いしても、お話ししてくださるかなぁ」
KP
「大丈夫大丈夫~!
分け隔てなくお話してくださるもんな、教祖様」
「大人気でなかなかお話できないけどな~。こないだ一時間待ちでさ~」
「わかる~」
佐倉 光
こいつらと橋立の違いは何だ? 橋立や羽河辺はどうして洗脳されていない? 儀式の時近くにいなかった、それだけなのか?
歌が呪文だったというなら、少なくとも羽河辺は聴いているはずだが……
佐倉 光
「そっかー、勇気出して行ってみようかなー。
ありがとうございますー!」
部屋を出て移動します。
あ、ここにまだ調べられそうなものあったかな。なさそうって認識だったんだけど。
KP
他に大した物はない。
現在、16時だ。
佐倉 光
ここの元教祖があまりにもぬるすぎて、業を煮やした神が牧志を使って改革をしている……あたりか?
佐倉 光
そんなに簡単にちょっかい出せるものなのかは分からないが、夢に干渉してくるなら意志に干渉してくるくらいは……
それに神じゃなくて、『まっとうな』狂信者の仕業って事も……
いや、それなら自分でやるよな普通。うーん……

佐倉 光
食堂覗いてみます。
通りしなに広間の掲示板見直せる?
KP
OK。〈目星〉で判定。
成功した場合、【アイデア】または〈心理学〉で追加情報。
佐倉 光
1d100 98〈目星〉 Sasa 1d100→ 97→致命的失敗ファンブル
佐倉 光
はぁ!?
KP
WAO。
佐倉 光
また? 何が書いてあるのよここ。
KP
あなたは掲示板にこまごまと書かれた内容に目が行く。

食堂のメニューのお知らせ、飲み物がなくなったら補充すること、一人で全部飲まないこと、漫画本人気アンケート……。

なんだか和んできた。今日の夕飯は野菜炒めかぁ。楽しみだなぁ。
あなたは自然と頭の中に今日の流れを思い浮かべていた。
明日は9時に朝ご飯だって。
佐倉 光
そういえば昼食べてないんだ。腹減ってきた……
食事の時間、にはまだ早いなー。
ここの食事も交代で作ってんのかなー。

ふらっと食堂へ足が向く。
KP
食堂に入ると、人気はだいぶ少なくなっている。
保存食だろうか、玉葱の甘漬けとスライスチーズを堅そうなパンに乗せてむしゃむしゃ食べている教団員が一人いるだけだ。
KP
「よ、お前も腹減った口?」
佐倉 光
「ああー、そうなんですよ。昼食べ損ねちゃってまして。
もしかして食べられるもの置いてあったりします?」
例のテーブルの位置を確認しよう。
KP
「ありゃ、そりゃ大変だったなぁ。飯食い損ねるとか悲劇だよ悲劇。

冷蔵庫とキッチンの収納に何やかや入ってるよ。
「夕食用」って書いて分けてあるやつ以外は食ってもいい感じ」
KP
例のテーブルはパンをむしゃむしゃしている教団員からは遠く、さりげなく確認できそうだ。

確認するなら〈隠れる〉または【DEX】×5で判定。
佐倉 光
〈隠れる〉は26しかない。【DEX】だな。
食べられそうな物を持って例のテーブルに移動し、座ろうと椅子を引きながら確認しよう。
1d100 45【DEX】 Sasa 1d100→ 74→失敗
KP
あなたは椅子を引きながらさりげなく問題のテーブルを確認しようとしたが、その瞬間に先程の教団員に声をかけられた!
KP
「あっ、ポーク缶置き場そこじゃないぞ、先週変わったんだ」
KP
あなたは驚いてしまい、椅子の脚で脛をしたたかに打った! 痛ッッ!!
あまりの痛みにHP-1。
佐倉 光
「あっ、そうなんですかっ」
いったい。すげぇいったい。だいぶ攻撃力が高いとこにぶっつけた。
KP
「うわっ、ゴメン」
ポンコツ
佐倉 光
今回の佐倉色々ポンコツだなぁ!
牧志と一週間離れて心音聴けなかったからですか!?
KP
一週間離れたところに全力でSANアタック喰らってもうだめなのかも。
佐倉 光
牧志にやっと会えたと思ったら無視されるしぃ!
KP
やっと会えたのに心音どころか無視されるなんてひどい話!
佐倉 光
それでいつもなら「俺が何とかする!」ってなるんだけど今回はまだ途方に暮れてる感あるなw
KP
「いなくなった」だけじゃなくてまさかにまさかの出来事なのに、教団は妙にゆるいですしねぇ。よからぬ緩急が佐倉さんを翻弄する!
あと判定失敗がなんだかジャストミートすぎる。

KP
テーブルの下はちゃんと確認できた。鍵らしいものがテープで貼られている。
回収することもできる。
佐倉 光
涙目になりつつも鍵は回収。
自分の服のポケットにしまう。マスターキー……だったらラクなんだけどな。何があるのか教えておいて貰うんだった。
HP 10 → 9
佐倉 光
気を取り直して、食事しながら周囲に何かないか見渡してみよう。
KP
周囲にあるのはクロスのかかったテーブル、今は何も奏でていない音楽プレーヤー、キッチンやその奥の冷蔵庫、収納庫などだ。
佐倉 光
あー、それじやあ食事はこれから取りに行くことにして、冷蔵庫や収納庫をあさっていいですか?
KP
OKです。既に何か取っていたとしても、二杯めに取りかかっている教団員は「うんうん足りないよな」って微笑ましく眺めてくれる。
佐倉 光
東浪見っぽいぞこの人!
KP
教団員は筋肉というよりも脂肪に満ち溢れた体格だ。
筋トレ室とかないもんな、ここ。
佐倉 光
では冷蔵庫からー。開けてみよ。
KP
開けるとそこには何とも知れない肉の塊が…… 詰まっていなかった。
大きな冷蔵庫だが中身は普通で、スライスチーズやらソーセージやら野菜やら入っている。

先程見た玉葱の甘漬けがひと瓶あり、「開封済みのは冷蔵庫に入れること」と書いた付箋が貼りっぱなしになっている。
佐倉 光
アットホームすぎる。
ほんとここ、同趣味の奴が集まる合宿所的な作りなんだな。
『趣味』があまりにもアレなんだがな。
もうちょっとマシなもん信仰したらどうなんだ。

夕食用じゃない食材を少し確保。

収納庫も見てみる。
KP
収納庫には漬け物の瓶や缶詰め、お米などの常温で保存の利く物が入っている。
奇妙に思うような物はない。
見慣れない物というと、業務用サイズのソースや缶詰めくらいだろうか。
佐倉 光
キッチンざっと見たら音楽プレイヤーの方見てみよう。
何流してんのかなー。
と言っても今時音楽ソフト的なのは置いてないだろうし分からないかなぁ?
KP
電源を入れると、有名なクラシック音楽の曲名が表示される。
佐倉 光
とことん癒やし系か……。
佐倉 光
「そういえばここって
信者向けの宿泊施設みたいなのってないんですか?」
KP
「んむ? ああ、夜は休憩所で寝んの。
あのソファ引っ張り出すと寝床になるわけ」
佐倉 光
「そうなんだ、道理で快適だったなぁあの部屋。
本読みながら寝られますねー」
KP
「あと、音がないと寝られない人はここの端に寝台置いて寝てる感じ」
佐倉 光
「音、って、音楽聴いてるんですか?
それ以外にもなんかきこえるのかな?」
KP
「いやー、だいたい冷蔵庫の音聞いて寝てる。低音って落ち着くよな。あと近くにメシの気配あると安心するし」
当人らしい。
佐倉 光
「あー、わかりますわかります。
僕はPCのファンの音とか聴くと落ち着くなー」
KP
「たまーに一人じゃないと寝られないッ! って広間寝してるやついるけど。

あー、でも二階で出待ちは禁止だって」
佐倉 光
「へぇー、広間なんて落ち着かなさそうだけどなぁ」
夜中にあの絵見たら絶対悪夢見るぞ。
いや、そんなん関係なく出てくるんだっけ。嫌だなぁ……
佐倉 光
夢にまで侵入してくるヤツ、いたよな……思えばあの時が初めての……
というかもうたかが夢だからって安心してられねぇんだよなぁ。
KP
「広間なー、俺も同感。それでも人と寝たくないつよーいパッションある人向けだよな」
KP
「あっ、外でハンモックも禁止な。先輩に超怒られた。
なんか外に落とした物、夜になるとたまになくなんだって」
佐倉 光
夜中に何かウロついてる?
おもいだすのはこれまた碌でもない廃屋での一件だ。
あれも酷かった。
ここは異界だし、悪魔がいてもおかしくねぇんだな。
佐倉 光
とすると……夜中に調べ物するなら迂闊に動けないな。
2階に侵入して夜中を待つことができればいいんだが……
鍵がかかる部屋に入って、カメラに引っかからないように待つのがいいかな。
KP
「そうそう、漫画読み放題……、あ、大丈夫大丈夫。建物の中ではなくなったりとかそういうのないから」
あなたが怖がったと思ったのか、彼は打ち消すように手を振る。
佐倉 光
「良かった、安心しましたー」

適当に会話しながら腹ごしらえしよう。
晩飯時なら館内から人気がなくなりそうだし、調査するのもいいかもしれない。
KP
保存食メインのメニューはほどよく脂っ気があって腹に染みる。

甘漬けの瓶とチーズのパックをひとつ空にした教団員を見ながら、あなたは調査に備えて腹ごしらえをすることができた。
佐倉 光
さーて、トイレ探すふりして二階に上がってみよー。
制止されなければ書斎にはいる。
そのときに周囲の扉には鍵がかかっていることを確認するかな?
KP
腹ごしらえを終えると17時。教団員は制止せずあなたを見送る。

佐倉 光
今回佐倉の胡散臭い笑みの出番が多い!
KP
敵地潜入な上に人が多いですからねここ!
KP
偶像の導入ログ見直してたら、牧志がそろそろ「俺がどこにいても必ず追跡できる魔法のGPSとかないかな。取られないように体に埋め込むやつ」とか言い出しそうな気がしました。それは普通に考えて呪いのアイテムである。
佐倉 光
プライバシーなんて望まなくなっちゃってるの大分キてるぞ……
KP
あまりにも連れ去られすぎたのとタイミング……
KP
二階へ上がると、教祖の部屋の前に「出待ち入り待ち厳禁」「侵入禁止」と書かれた手製のフリップを持った、見張りらしい教団員がいるのを見つけた。
佐倉 光
「こんにちはー。
教祖様すっごい人気なんですね!
僕も早くお目にかかりたいなぁ」
声をかけよう。
KP
「こんばんはー。
そうそう、すっごい人気でさ。
もうすぐ聖堂にいらっしゃるから、楽しみにしてなよ」
佐倉 光
「へぇー、楽しみだなぁ!
今日はなにかあるんですか?」
KP
「今日はいつもの礼拝だよー。
ただ、教祖様が明日神を招来なさる! って日だから、みんな割とホットかな。
そうでなくても、2時間まるまる教祖様タイムだしね」
佐倉 光
「ほんとですかー!
来て早々神様に拝することができるなんてラッキー!
楽しみだな!」
KP
「楽しみだよねぇ。
神の翼の黒は200色ある黒でいうとどれに近いか? って話で随分盛り上がっちゃってさ、新人どんな黒が好き? 赤系? 青系?」
佐倉 光
「僕は青系ですかねー」
KP
「青系かぁ、いいね青系。烏の濡れ羽色、宵闇色って感じ」
佐倉 光
「トイレってこのフロアにあります? あと、一般信者が見学できる部屋ってどこですか?」
KP
「あ、トイレ? あるよー、階段のそば」
佐倉 光
「ありがとうございます、
切羽詰まってトイレ探すの最悪ですからねー、助かります!」
KP
「書斎は利用自由だから、礼拝の前に色々読んどくと知見が深まるかもね」
佐倉 光
「それじゃちょっと見てみようかな。
神についての理解を深めた方が良さそうですから」
KP
「うん、頑張ってね新人! みんな歓迎してるからさ」
佐倉 光
「はい、ありがとうございます」
KP
「あ、聖堂は時間まで開いてないからね。待ち伏せ厳禁だからね。
教祖様の椅子とすり替わろうとする行為は絶対ダメだからね」
佐倉 光
「アイドルですねー、ほとんど」
アイドル。偶像アイドルか。
皆神よりも教祖を見ているように見えるな。
そういえば……
佐倉 光
二階で調べものをするなら自分の像を回収しておかないとまずいな。
人数はごまかせても、像が置いてあるんじゃいないのがバレバレだ。

礼拝に参列すべきか、否か。

魅了系が絡んでいそうなのが嫌な感じだ。
できれば出席したくないな。
幹部ならともかく、一般信者があの調子だ、魅了が毎回かけ直される可能性もある……
佐倉 光
きーぱー、像を回収してから二階の書斎の調査にいくのはあり?
KP
それはアリ。>回収してから調査
KP
「アイドル。アイドルかー……。確かにそうかもね。
前の教祖様はみんなのお母さんって感じだったけど、今の教祖様見てると、そろそろ握手会が始まりそうだもん。
ちょっと心配なんだよね、教祖様無理するタイプに見えるからさ……」
佐倉 光
強引だとか無理するタイプだとか優しいとか、割と信者の牧志に対する評は合っている気がするんだよな……
佐倉 光
「あ」
声を漏らして、男に頭を下げる。
佐倉 光
「また来ます」
像を回収に行こう。
KP
教団員は軽く手を振ってあなたを見送る。
一階に降りるとやはり、像は不思議な違和感と存在感を伴って机の上にあった。
佐倉 光
あまり像を見ないようにして抱える。
像ってどのくらいのサイズかな。
片手で握る程度?  両手で抱えるくらい?  ローブの下に入る?
KP
像は片手で握れる程度の大きさだ。
ローブの下に隠すこともできるだろう。
佐倉 光
で、また掲示板の前を通るじゃない?
そういえばさっきちゃんと見なかったなと思ってもっかい見る……はできますか。
KP
OKです。
〈目星〉で判定。
成功した場合、【アイデア】〈心理学〉で追加情報。
佐倉 光
1d100 98〈目星〉 Sasa 1d100→ 22→成功
三度目にしてやっと!
1d100 85 【アイデア】 Sasa 1d100→ 48→成功
KP
三度掲示板の文字をよく見ると、その字は牧志の字で、一度書かれていた文字を消して上から書いたことが分かる。

彼が元教祖の引いていたスケジュールを変更したらしい。
そしてさらによく見れば、その文字は小刻みに震え、引きずるような妙に力の入った字だった。
佐倉 光
どんな内容がどう変更されているか、というのは分かる?
KP
下に書かれていたのは、大した予定には見えない。
寝床の虫干し会とか、そういうものだ。ここでどうやって虫干しするのかよくわからないが。
あなたが来た翌日を神の降臨デーにしちゃうとは、タイミングがよいのか悪いのか。
佐倉 光
なるほど……やっぱり新教祖は『真面目に』やろうとしている。
しかしこの字は、無理矢理意志を捻じ伏せて書かされた、か、捻じ伏せて書いた、か……
どちらにしろ、俺が知っている牧志が何かに乗っ取られていて、抵抗している可能性はある。
あとはどの程度意志が残っているか。
少なくともさっきは表に出ている様子はなかったな。

像をローブの下に持ち二階に戻って、さっきの見張りに会釈して、書斎に入ろう。
KP
書斎には、心地よい紙と埃のにおいが漂っている。

礼拝が近いからか人の姿はなく、さまざまな書物を収めた書棚と、書物を読むための机と椅子だけが静かに存在している。

机には、見た所引き出しなどはないようだ。
使用頻度は高くないのか、机も書棚も全体的にうっすら埃を被っている。
佐倉 光
なんだよ、勿体ないな。
本を読むに最高の場所じゃないか。
下の、音も光も気配も騒がしい休憩室よりずっといい。

ワンチャン、ここに潜んでいれば見つからずに礼拝の時間に調べ物ができるかもな?

まず軽く机と椅子を見る。
KP
机と椅子はシンプルなものだ。
何か置いてあったり、隠してあったりする様子はない。

広間寝を敢行するよりもここで寝た方が寝やすいのでは…… と思えるが、書棚と机の関係で寝床を敷けそうなスペースは微妙に無い。
佐倉 光
では、じっくりと書架を見てみるとしよう。
どんな本があるだろうか、どんな本が読まれた形跡があるだろうか。また物理的に何か隠してあったり紙が挟んであったりしないだろうか。書架が動く作りになっていたりしないだろうか。
KP
あなたはじっくりと書架を眺め、調べ、辿る。
〈図書館〉で判定をどうぞ。
佐倉 光
1d100 75 オフライン〈図書館〉 Sasa 1d100→ 38→成功
オフライン〈図書館〉……佐倉はオンラインでの調べ物を行う場合のみ〈図書館〉に+10%の補正が入る。
KP
あなたは、そこだけ埃が被っていない一角を見つける。

それらの書物は何度も取り出され、戻された形跡がある。
その本のある一角を見れば全て同じ本で、どうやらそこには、一冊の本を写本したものが何冊も収められているらしい。
佐倉 光
おや、この本なんだろう? 経典か何かか?
一冊引っ張り出して読んでみる。
KP
それは真っ黒な本だった。
表紙に赤い文字で、「黒き翼の神」と捺されている。
▽黒き翼の神

黒き翼が光を覆い、かの燃える眼だけが唯一の光となる。
我々は赤き光に頭を垂れ、群れ集う従者に祈りを捧ぐ。

我らは楔として彼らの姿を刻む。
我らは彼らの似姿に祈りを捧ぐ。
彼らの似姿は我らの祈りを啄み、神と我らを繋ぐ。

失うことなかれ。
失うことなかれ。
かの像こそが我らと神を繋ぐ。
神は祈りに応え、我らに夢の邂逅を齎すだろう。

祈るべし。
祈るべし。
我らがじきに彼の世からの漁夫となり、神の元へ至るまで。

祈るべし。
祈るべし。
もしも神がこの地に来たれば、神は我らを啄むだろう。
KP
その後にも何かと書かれていたが、内容としては同じようなものだ。
神を形容する言葉が違ったり、その翼の黒さを褒め称える文章が続いたり、そういう。
佐倉 光
オーケー分かった。
やっぱりここの神は碌なもんじゃない。
餌になるのが分かってて、どうして喚ぼうなんて思うんだろうな。

像を持って祈るのが何より大事らしい。
眠るときは遠くに置いておくべきかも知れないか?
そしてこの像は、飼育室にいるものの似姿……ということか?

分かったのは『飼育室には余程の理由がない限り入らない方がいい』ということくらいだろうか。

さて、他に気になる物はないだろうか。
KP
おや、大人数向けレシピ本などがある。食堂用だろうか。ある意味気になるが、今役に立ちそうな物ではない。
書棚の内容は雑多で、ひとまず他に気になるようなものはない。

……この文章。
もしもあなたが間に合わなければ、牧志はこのまま神を喚び、そして、喰われていたということなのだろうか。

あなたは怖気を覚えるだろうか。それとも、ひとまず間に合ったことに安堵するだろうか。

SANチェック成功時減少 0失敗時減少 1D2》。
佐倉 光
1d100 33 《SANチェック》 Sasa 1d100→ 13→成功
佐倉 光
安堵してた
佐倉 光
俺は今ここにいる。止められる。
牧志は無事に連れ帰る。
元教祖には感謝してやってもいいな。
KP
何かと移動していたのもあり、読み終わった頃には18時が近づいている。

部屋の外で、足音がした。
「教祖様」
先程の見張りが呼ぶ声がした。

微かに、牧志の声が聞こえた。
これから……、聖堂に向かうのだろう。
佐倉 光
そっと書架の影に隠れて息を潜める。
KP
「教祖様、皆さん待っていますよ。
あっ、ちゃんとお守りしますからね!」
あなたと話していた時よりも弾んだ、教団員の声と。
KP
「ああ、明日に向けて祈りを捧げよう。
大丈夫、必ず神は来て下さるよ」

彼らを慈しむような、聞き慣れない穏やかさをもった……、しかしその中に、シローに呼びかける時の優しさと、どこか気を張ったような心細さを秘めたような、牧志の声が聞こえた。

聞き慣れた足音と小走りの足音が、息を潜めるあなたの向こうを通り過ぎてゆく。
佐倉 光
扉の向こうに牧志がいる。
すぐにでも出て行って話が聞きたいという気持ちを抑えつける。
そんなことをしても意味がない。

そのまま暫く息を潜め、人気がなくなるのを待つ。
KP
彼らはなにごとか話しながら階下へ降りてゆく。
暫く息を潜め、18時になった頃にはすっかり気配が消えていた。

辺りは異様に静まり返っている。
あなたは気づくだろう。この辺りから、完全に人気が消えているのだ。
佐倉 光
よし。さすがにここの奴らみんな奥の部屋だな。
そっと扉を開け、行動開始だ。
まずは教祖の部屋が開くかやってみよう。
手持ちの二本の鍵が合うか試してみる。

佐倉 光
教祖部屋簡単に入れなさそうだから、先に見ちゃいたいよなー
気になるのは資料室なんだけど。
KP
見張りがいるっぽいですからね。
KP
部屋の前から見張りの姿は消え、あなたを咎めるものはない。
食堂で見つけた鍵を差し込めば、ぴたりと合う。

……鍵を固定するテープには「予備です」と書かれていた。
元教祖の個人的な置き鍵だろうか。
佐倉 光
なくした時用、とかかな。あいつならなくすのも予備鍵作るのもやりそう。
扉をそっと開けて中を見る。
KP
室内は、個人の部屋という趣を漂わせる部屋だった。
部屋は簡素なつくりで、無造作に布団が畳まれた寝床がある。

細々とした物が置かれた棚があり、机がひとつある。机の上には何やら紙が散乱しているようで、そこだけ妙に散らかっている。
また、机の横に何か置いてあるが、上から乱暴に布をかぶせられている。

奥に扉が一つある。位置からして管理室へ続く扉だろうか。
また、反対側には大きな窓がある。あの位置だと、聖堂を見下ろせるようになっていそうだ。
KP
あなたは室内の雰囲気から、何となく牧志の気配を感じた。
ここは牧志の部屋だ。少なくとも、今は。
佐倉 光
少し身をかがめて机に向かう。
あいつがあいつなら、きっと自分を文字に書き付けているはずだ。
それらしき書き付けはないか探す。
KP
机は、随分と散らかっていた。
紙が乱雑に何枚も何枚も広げられ、何かを書いては塗りつぶされた痕跡が残されている。

そこにあるのは「一心に慕われる教祖」という人物像ではなく、何か、消耗し疲弊した個人の存在だ。
KP
その中から意味のあるものを探し出そうとするならば、〈目星〉で判定。
佐倉 光
1d100 98〈目星〉 Sasa 1d100→ 72→成功
KP
大量の紙の下に小さな日記帳が埋もれていた。見覚えのあるそれは、牧志の日記帳だ。
佐倉 光
日記をチェックする。
アイツが正気なときがあるなら……いや、間違いなくあいつは『新教祖』に抵抗している。
何か書き残しているに違いない。
KP
それは迷いを帯びてふらつく筆跡と、こんな一文で始まっていた。

『“歌”が使えた。助かった。後はどうにかして帰らないといけない。

帰らないと、どこに?
大事な所に、大事? 皆が教祖様って呼んでくれる、そうだ、俺は教祖で、そうだ、帰らないと。帰りたい。

きっと神のところだ』
佐倉 光
「牧志……」
意識を保ってはいる。なるほど生贄にされかけたところを歌を使って危機を逃れたんだ。
しかしどうしてかあいつはそのまま『新教祖』になってしまった。記憶でもなくしたか、支配されたか。
危ういところにいるのは間違いないな……
KP
文章は次第に乱れ、震えが強くなり、ひどく読みづらくなっていく。

『前教祖の記録を見た。運営方針も分かる。
神を見た。
皆が慕ってくれる』

『前教祖が俺達を狙っている。橋立が俺を探っている。だめだ、ばれたら追い出される、ばれたら、何が? 皆を守らないと。守らないと守らないと守らないと呼んでくれる頼ってくれて守らないと』

あなたはその筆致に覚えがあった。
牧志は、酷い不安に苛まれている。

見慣れない色のインクで刻まれた筆跡は日付が変わるたび汗で滲み、朝起きるたびに震えが酷くなっていく。
それは支配されているというよりは、何かを見失ってもがいているようにも見えた。

『誕生日の夢を見た。誕生日に神が舞い降りてあげようと思っていて連れて帰らないと、帰りたい、帰りたいどこに? 皆が教祖様と呼んでくれる、俺は教祖だから神のところで、繰り返し神の夢を見る』

『帰りたい。像に触れると安心する』

日記帳の少ない紙面が尽き、続きは違うノートに書かれている。

『皆を守らないと、神を守らないと違う、守りたい守りたいなんて思ってなかったはずで、助けて助けられて、何かを忘れている気がする』

『皆が慕ってくれている』

『何かを忘れている気がする、モヤモヤする、心臓を掻き毟りたくなる、心臓? 何かを忘れている気がする、神? 違う、違う俺が帰りたいのは、手を取りたいのは、────、』

『像に触れるとすっきりする。何だか安心する。大丈夫、俺は教祖』

『繰り返し神の夢を見る。びっしょりと汗をかいてついばまれて見てる見てる見られてるあいつが俺達を狙ってる狙って追い出さなきゃ追い出さなきゃみんな行く所がない慕ってくれている俺は』

そこからは、ただただ帰りたい、と繰り返すばかりになった。
KP
〈心理学〉または〈精神分析〉で判定。
〈心理学〉で判定する場合、クローズドで振るので宣言だけください。
佐倉 光
〈心理学〉 57で判定希望。
佐倉 光
これ、さっさと牧志と会って話すべきかもしれんなぁ……
いやしかし正気に戻ってくれなかった場合面倒なことになるからなー
KP
Sasa 🎲 Secret Dice 🎲
KP
あなたは、牧志を見た時の様子と日記帳の筆跡を重ね合わせる。

サングラスの奥で見知らぬ笑みを浮かべる新教祖と、酷く消耗していく牧志。
同一人物とは思えない。

像のことを繰り返し書いている所といい、やはり何かに支配されているのか。
佐倉 光
失敗したくさいかなー?
佐倉 光
牧志は不安定なようだ。
色々なことを忘れてしまっているのは確実。
そして本来の感情や思考の乱れを置き換えてしまっている。
何者かが知らぬ間に干渉しているのか、あの時のように。

虚ろな目でふらりと立ち上がる牧志の姿を思い出す。
あいつに直接会って話せば分かって貰えるかも知れない、という甘い考えは横に置く。
何が牧志に干渉しているのか、掴んでからでないと危険だ。
俺がここにいたことについては
背信と見られても病的ファンと見られても厄介なことになる。
佐倉 光
机の横のものの布をめくる。
KP
乱暴に隠すようにされた塊から布をめくると、中は牧志のベルトポーチとジャケット、シャツ、ズボンだった。

ベルトポーチの中には、普段の持ち物が一通り入っている。
スマートフォンの電源は落ちていた。
ポケットに入っていたはずのボールペンはない。あなたの手元にあるからだ。
佐倉 光
過去の自分から目を背けている。
背けさせられている。
どっちだ。
いずれにせよ……

乱れた心の内のような机の上の紙をざっと片付けて纏めて積み、
持ってきていたボールペンで一番上の紙に書き付ける。意識的に力強い筆致で。
『帰る先は自分の家だ。自分自身だ。

自分が何者か思い出せ。
お前は教祖じゃない。
良く考えろ、相棒。
俺はお前の味方だ。
困ったら俺を呼べ。

佐倉 光』
佐倉 光
そしてその紙の上にボールペンを置いた。
布が掛けられていた彼の持ち物も、布をきちんと畳んでその上に丁寧に並べる。
空間の乱れは心の乱れである。
これで少しでも影響があれば、後で話しやすくなるだろうか……
佐倉 光
棚を調べる。
KP
棚には、黒い羽の入った瓶などが置かれている。

他に様々な小物や、「教祖様へ!」と書かれたメッセージカードなども保管されている。
最近のものと、以前のものに分けて置かれているようだ。

下の方には着替えがある。
ローブを脱いだときの羽河辺の服装に似ているようにも思う。

〈目星〉で判定。
佐倉 光
1d100 98〈目星〉 Sasa 1d100→ 12→成功
KP
黒い羽の入った瓶の横に、空白のバースデーカードが添えられた包みがあった。

何かを書こうとしてやめたのか、カードの端に黒い点だけが残されている。
佐倉 光
そういえば誕生日がどうのこうのとさっき書いてあったな。
佐倉 光
ん? そういえば浩司くんも誕生日がどうのと……
お母さんの誕生日プレゼントか?

まあ、さすがに人のバースデープレゼント開けるわけには。
ここに置いてあるところを見ると、余程大事な物なんだろうな。

黒い羽は……『神』のものだろうか。
よく見てみる。
KP
それは平凡な黒い羽だ。
大きな羽で、カラスか何かのものだろうか。
佐倉 光
そっかー、普通の羽根かー
KP
普通の羽根ですよー
佐倉 光
なんだろうな?
神のっぽいから置いてあるんだろうか?
首を傾げて記憶の隅に留め置く。

礼拝は2時間あるということだったが、まだ時間は大丈夫そうだろうか。
窓の横に身を潜めて下を見下ろしてみる。
KP
時間はもう少しすれば19時になろうか、という頃だ。

窓の横に身を潜めて下を見下ろすと、大きなステンドグラスに祭壇を備えた広い聖堂が見える。

ステンドグラスは後ろから何か人工的な光で照らされ、ステンドグラスに描かれた黒い鳥の姿と、その前に立つ教祖をより神々しく引き立ててみせる。

教団員たちは地面の上に座って彼を見上げ、それぞれの像を自分たちの前に並べて、堂々とした振る舞いで何かを語る教祖を一心に見つめていた。

見慣れた眼の色を濃い色のレンズが遮って、神秘のヴェールに隠す。
教祖なんて柄じゃない筈なのに、その姿は妙に様になっていた。
佐倉 光
では急いで奥の部屋に入ろう。
KP
急いで踵を返そうとするあなたの前で、牧志はローブの懐から何かを取り出した。

あなたが持つのに似た、あの像だ。
彼はそれを祭壇の上に置く。

彼が祈りを捧げ始めるのに合わせて、教団員たちが一斉に頭を垂れる。
彼らは一斉に、祈る。彼らの髪や顔がフードの下に隠れ、その姿はまるで黒い鳥の群れのようだった。

あなたの頭がずきりと痛んだ。
あの場所にいないことを責めるように。
KP
▽紛らわしいタイミングでいつもの後遺症ロールをどうぞ。
佐倉 光
1d100 30【CON】 Sasa 1d100→ 67→失敗
HP 9 → 8
佐倉 光
「ッ……くそ……」
体がばらばらになりそうだ。
足ががくがくと震える。
冷や汗が全身を伝う。
KP
また佐倉さんに〈応急手当〉する人がいないッッ!
今回は言えばやってくれるかもしれないけど。
佐倉 光
失敗したら教祖様に頼んでみようか。
佐倉 光
お前には何もやらないぞ……俺は俺のものだ。

胸のヒランヤと勾玉を握り、自ら信じるものに頼る。
《ディア》を使います。
KP
判定OKです。どうぞ!
佐倉 光
1d100 53 《ディア》 Sasa 1d100→ 13→成功
佐倉 光
HP 8 → 9
痛みは速やかに治まってゆく。
ここで流されている場合ではない……

振ろうと思えばもう一個も振れるけど、時間もないことだしとっとこうか。
お守りを握りしめたまま奥の部屋へ。
KP
祈る必要などなく、希う必要などない。
あなたには力がある。あなたの力はここにある。
あなた自身の信じるものが、痛みを速やかに癒してゆく。

室内の時計が19時を告げていた。
奥の部屋へ向かう直前に、〈目星〉で判定。
佐倉 光
1d100 98〈目星〉 Sasa 1d100→ 50→成功
KP
急いで出る寸前に、 扉の横に何かかかっているのに気づいた。
小さな黒い羽根のキーホルダーがついた、どこかの部屋のもののように見える鍵だ。
佐倉 光
飼育室か?
持っていこう。
KP
あなたは鍵を持っていくことができる。

ひとこと
佐倉 光
穏やかな空間に不気味さを感じる佐倉。
ここには何が潜んでいるというのか。
牧志に何が起きたというのか……?


CoC【ワンナイ卓】収録シナリオ『Escapeghost ~七匹の仔山羊からの脱出~』 佐倉&牧志 3

越えちまったらもう終わりなんだ。
俺達は生き残らなきゃならない。
同情はしてやらない。

CoC【ワンナイ卓】収録シナリオ『Escapeghost ~七匹の仔山羊からの脱出~』 佐倉&牧志 4

は????

CoC【ワンナイ卓】収録シナリオ『Escapeghost ~七匹の仔山羊からの脱出~』 佐倉&牧志 1

「酷い想像しか浮かばないな……」がりがり。

【クトゥルフ神話TRPG】
本作は、「 株式会社アークライト  」及び「株式会社KADOKAWA」が権利を有する『クトゥルフ神話TRPG』の二次創作物です。

Call of Cthulhu is copyright ©1981, 2015, 2019 by Chaosium Inc. ;all rights reserved. Arranged by Arclight Inc.
Call of Cthulhu is a registered trademark of Chaosium Inc.
PUBLISHED BY KADOKAWA CORPORATION 「クトゥルフ神話TRPG」


CoC『キルキルイキル』海野と渡川【after TRPG】『水槽回顧』 渡川

こうやって声をかけるとき、毎回背筋が冷えるような心地になる。

CoC『VOID』継続『迷い家は桜の先に』 春&田尾 1

「ふはははは! 俺はやられたらやり返す人間だということを忘れていたな!」