こちらには『1100』のネタバレおよび大改変のほか、
『AND HAND』『瓶の中の君』『対の棲みか』『100万回目のハッピーバースデー』『機械仕掛けの街』『欠落コディペンデント』
ネタバレがあります。
※他のシナリオにも言及していますが、明言されていないものなどは除外しています。


本編見る!
KP
4ターン目。【DEX】9・佐倉さん。
鍵の複数同時使用により、1ターンで -149- の鍵は外れます。

特殊処理。
-686- の鍵はターン経過で自動的に外れません。
外す場合、外す宣言をする必要があります。

(外すまで、他の鍵は必ず複数同時使用扱いになります)
確認したい
佐倉 光
外れないのか。
これ外さないとペナルティありそうだけど、刺すたびダメージもありそうだなぁ。
じゃあ手っ取り早く調査するかな……

一応確認します。
記憶書き換えの効果は鍵にも使える?
また、使って内容が変わった場合、能力も消える?
効果は鍵が抜けたあとも続く?
それともこれ、やってみるまで不明?

ああ、ペナルティは同時使用扱いになるから連続使用ができなくなる、ことかな。それ今のところは不利益に感じないけど。
後の二人が刺しっぱにすることでチャージみたいな能力持ちなら話は変わってくる。

もひとつ確認。
さっき同時使用したとき、魔きしの力もちゃんと使えそうだったかって分かるかな?
ていうかこれ、前回攻撃するんじゃなくて先にこの質問して書き換えしてみるべきだったよね。
何のために魔きしくんとセットにしたやら。
KP
-149-の力も、刺している間はちゃんと使えそうでした。
記憶書き換えの呪文は「鍵」には効果がありません。当人が目の前にいるときに、当人に直接使うなら別ですが。
佐倉 光
単に彼の力の一端が見えたということだね、了解。
KP
です。
どちらかというとシナリオの背景に関係するやつですね。

佐倉 光
目の前で割れてゆく触手を見ながら、
押しだされて外れた鍵を受け止め、胸に突き刺さったままの-686-の鍵を見て一瞬考える。
これを自分の中に留めておくリスクと、再度受け入れるリスク。
どちらが危険だろう。

「迷う暇ねぇし、やってみないと解んねぇよな」

突き刺さった-686-をそのままに、-036--444-のプレートを引き抜き、胸に当てる。

「力、貸してくれ!」
KP
-036-

「鍵」を自身の胸のあたりに突き立てる。
もちろんそんな場所に穴などないが「鍵」は音もなく半分ほど吸い込まれて止まった。

途端、他人の意識がじんわりと流れ込んでくる。

永遠に続く荒野の中に、片腕の青年がひとり立っていた。
その潰れた片眼は時折、彼を遥か頭上から見下ろす風景を映し出し、砂の星となったその大地をどこまで歩こうと、もはや彼以外の存在がそこにないことを知らしめるのだった。

青年はひとつ残った手に、光を浴びてきらめくものを握っていた。
彼はその光の持ち主が残した声を手掛かりに、彼が持つ記憶を永劫の時間の中、ずっと、ずっと、手繰り。

その中から取りうる道を、まだ探そうとしているのだった。

『会えてよかった、そう思ってる。一番最初のあの時からさ』

囁くようなその声は、あなたの背に祈る。
SANチェック成功時減少 1失敗時減少 1D3》:1/1d3
【POW】:+12
【MP】:+12
《悪魔使いの銃》55%
ダメージ4D6。消費MP4。
佐倉 光
CCB<=61 《SANチェック》 (1D100<=61) > 16 > 成功
軽減によりダメージなし。
演出と都合
佐倉 光
俺のショットガンそんなに強かったかな!?
強いけど命中低いし結構消費がでかいなー。
MP使う事考えるとあまり使えないか。
そして意外とSANコスト軽かった。
演出まってね……使えるコスト計算して、遊べるか考えてるから。
KP
はーい!
佐倉 光
えーと、自分のMPが15、紅さんが14、魔きしが25、木馬が5、片目牧志が4とするとMPが現時点で63か。
最終的に必要なコストは54、木馬以外1残ししようと思えば、使えるのは59。つまり5は使える。
銃を撃つのは1回だけ、子牧志次第だけど、防御魔法あと一回使って後は紅さんの力を借りて戦うのがいいかな……

……よし、やるか。
外すなよ……
というわけで銃構えるから子牧志ちょっと待ってくださいな。
KP
はーい、楽しみにしております。
一応コラジンのHPを減らすと退散に必要なMPも減るので(1HP=成功率+1%なので、HPを5減らすと5%=1MP分稼げる計算)
そこも考慮してもらっていいかなとは。ダメージ次第ですが。

佐倉 光
「俺はずっと覚えてる」

果てなき砂漠にそっと囁いた。

手の中にずしりと重い感触が現れる。
買ってからこのかた、うまく使いこなせた事がない武器だ。
やたらと重くて、支えきれない。
しかも何だか重みが増している気がする、この骨董品は。

「牧志だけじゃなくてそっちの俺も乗ってるんじゃ、重いわけだ」

両手で支えて狙いを定める。
この戦いは、今まで会った全員を救うための戦いでもあるんだ。
あたれぇぇぇ!
佐倉 光
使ったらぁぁぁ! 当たれよ! 当てろよ!!
KP
うぉおおおお!
そしたら-444-入れて大丈夫ですか?
佐倉 光
はーい
当たらなかったら泣くからな!!
中の人が!!!

KP
-444-

「鍵」を自身の胸のあたりに突き立てる。
もちろんそんな場所に穴などないが、「鍵」は音もなく半分ほど吸い込まれて止まった。

途端、他人の意識がじんわりと流れ込んでくる。

高い塀の中で子供は背を丸めていた。
悔しそうに、小さな拳を握りながら、誰かに助けを求めていた。
矛盾し混乱した意識の中で、「友達」の少年の名を呼んでいた。
彼が唯一覚えている名前だった。

意識がすこしだけ、さかのぼる。
彼の足元に光り輝く盤面が見えた。
変えられ、歪められ、隠されてゆく。

『どっちを選ぶかってなったら── 今を選ぶと思う』

それは聞き覚えのある青年の声だった。
SANチェック成功時減少 0失敗時減少 1
【POW】:+12
【MP】:+12
《概念修理》 40%

あなたのいる空間を物理的、電気的に修繕することで、コラジンに侵蝕されたあなたの存在を再構築する。
あなたの SAN を 1d6 回復する。
佐倉 光
CCB<=61 《SANチェック》 (1D100<=61) > 16 > 成功
「牧志……」
声がかすれた。

「ああ、なんだ、そうだったのか」

息を呑んで、それから喉をそらして笑い出す。
いつかの日のように、朗らかに。

「何だよ、そんな所にいたのか。
あちこち探したんだぞ?」
KP
ここで笑顔!!
この瞬間ここだけココフォでやっててよかったと思いました
佐倉 光
「そうだ、そうだったな、まったく、俺は……
酒なんか飲んだから、大事な事を忘れていたみたいだ。
酒って奴は、理性をふっ飛ばしやがるから」

目尻に一瞬きらめいた光。
「みんなであいつをぶっ飛ばすぞ!」
銃撃つぞ当たれや!!!
4d6 (4D6) > 18[3,6,4,5] > 18
ちがうよ
CCB<=55 当たれよ骨董品!!  (1D100<=55) > 9 > スペシャル
おっしゃ!!
[ 佐倉 光 ] 036 MP : 12 → 8
KP
傷だらけの手が、そっとあなたの手に添えられた気がした。
佐倉 光
確信を込めて引き金を引き絞る。
改めてダメージかな?
KP
ですね、ダメージを!
あ、コラジンは貫通の影響を受けません。急所がないので。
佐倉 光
4d6 (4D6) > 12[4,5,1,2] > 12
へったー
KP
コラジンはただ、そこに存在する。
あなたが願いと力を込めて放った弾丸は── その一部を吹き飛ばし、僅かに内部の核を露出させる。
佐倉 光
今度はあそこだ。
佐倉 光
《概念修理》も使いたいが、いかんせん成功率が……ッ!

KP
【DEX】0・コラジン。
-149-が残した障壁はあなたへと飛んでくる触手をしたたかに弾き、力尽きて消える。
[ 佐倉 光 ] 障壁 : 1 → 0
ここで障壁が消滅。
また、-444--036-は外れます。
佐倉 光
はーい。

KP
5ターン目、【DEX】9・佐倉さん!
このターンは-036--444-は使用不可。
佐倉 光
お、それは今埋まってるやつの効果?
なるほどそう来るか……
うーーん。そうすると
一度抜かねばなるまいな……
いや、一ターン何も刺さないで頑張れば良いのか。
KP
複数同時使用になるので-036--444-が抜けて、抜けた次のターンに差し直しはできないので1ターン空く感じですね。
1ターン何も刺さなければ次のターンでは全部使えます。
佐倉 光
あれ、そういうルールだったか。
KP
・同じ鍵の取り外し→インストールを連続したターンで行うことはできない。間に1ターン置くか、別の鍵を使ったあとは再度使用可能。

これですね!
佐倉 光
なるほど理解。
何とか全員でアタックしたい!!
KP
全員アタックは超熱いのでぜひ見たい
佐倉 光
幸い〈コンピューター〉使ってもそれなりに殴れるから頑張りたい!

※牧志たちの絵を描きたい! とお話しした時に、『展開次第ではハロウィンの時の牧志が出る』と聞いてしまいました。聞いたからには追求したいのが人情!
佐倉 光
ずーっと気になっている、本当は来る筈だった五人目。トロイに乗っ取られているわけだけど。
鍵自体は魔きしくんのお手製ってことを考えると、トロイの木馬は、これを模倣した完全な偽物である可能性と、本来未来牧志のだったやつに上書きして情報を書き換えている可能性が考えられる。
正直前者は時間もなかった筈だしそう簡単には無理なのではと思うけど、それはあくまで私の印象でしかない。

メタだけど『展開次第で会える』って情報をもとに考えるなら、
再度-686-の鍵を刺し直す
-686-の鍵を刺し続ける
鍵を全部刺す
ほか、ある程度ダメージを与える、自分がダメージを負う
が条件として考えられる。
4つ目は見当もつかないし狙うの無理ゲーなんで考えるだけ無駄なので置いておくとして。
3つめはどうせ最後にやる。
2つめについてはこれで2ターン経過している。なにか起こるならまあ3ターンってとこだろうか。

ということで、あと1ターンそのままにしてみて、ダメなら抜いて戦おう。
抜いた方が戦いやすいのは確かだしな……刺し直し時に多分ある再ダメージは気になるところだが。ファンブルしたら最悪だぁ!

概念修理も発動したい、ってことを考えると、魔きしの連続使用はできた方が便利だからねー
あと1ターン耐えるなら、シールドでいい目を出したいところ!
佐倉 光
-686-はそのままに-149-を刺し、《簡易障壁》を使用する!
KP
OK、コスト消費と1d3をどうぞ!
佐倉 光
1d3 (1D3) > 1
うーん! 残念!!
一撃食らうのは確定したかー
[ 佐倉 光 ] 149 MP : 22 → 19
-149-の鍵を胸に突き刺す。
時間を稼ぐためにはあの力を再度借りるべきだ……
もしかするとあの痣、また広がっているのかも知れないが……

「悪いけど、頼むぜ!」

手を広げ、再度領域をイメージ。
KP
あなたの前で微かに光が灯り、盤面の形をした結界が展開される。
その光は前よりも少し弱く、苦しげに明滅した。
DEX0・コラジン。
伸びてくる触手が盤面を貫いた瞬間、あなたの目の前でガラスのように盤面が砕け、触手を押しとどめた。
方針
佐倉 光
出先だから進まないけど計算だけ。
今のところは21ダメ与えているので21パーセント乗ってる。
敵の攻撃最大12、狂気の事も考えれば、もうあまり遊ぶ余裕はない。

残ったMPは68(自分の以外残す必要ないかもだけどまあ一応)必要コストは54。ほかのアクションに使えるのは14、一発ファンブルは怖いな……
これ、初期の技能値いくらだろ。35?
それともMP不足の場合最低限必要なのが35ってことかな。
KP
MP不足の場合最低限必要なのが35MP、54MPあれば100%成功するで合ってます。
佐倉 光
100%なんかーい!
え、そっかー。
あれ使えるって分かってるならがんばってダメージ与える必要なかったな?
それなら行動は一つしかない。
再度刺したらトロイの能力浄化されて失われるとかなら笑うが!
KP
あれっ説明してませんでしたっけ!? ああー本当だ初期成功率書いてない! すみません!
佐倉 光
まあ全部使いたいって目的を達成するために、知ってても似たようなアクションとってたから問題はない!
しかしまあお陰で迷いは払拭された。
KP
ほんとだ、「MP足りないと成功率が下がる」ってあるだけで初期成功率が100%って記載ないですね…… ウロウロさせて申し訳ない
佐倉 光
しかし、最後の牧志くんがもしトロイ刺して発動する場合、抜けちゃって休憩が必要になる都合上その能力を使う余裕はなさそうだ。
まあそれは仕方ないな。

KP
6ターン目、DEX9・佐倉さん!
佐倉 光
オーケーではこっから賭けだ。
今刺さっているやつを抜く。-444-を刺す。
《概念修理》を行う。
KP
40%。判定をどうぞ!

パチパチ、と空間が音を立てる。誰かの指先が見えた。
その誰かの指先はちぎれたケーブルにダクトテープを巻き、丁寧に修理していく。
佐倉 光
CCB<=40 《概念修理》 (1D100<=40) > 90 > 失敗
ダメか~!
KP
あなたは微かに見えるその指先の動きを追おうとしたが、やはり慣れないのか、うまく行かない。
佐倉 光
俺専門外なんだよ物理的なやつは~!

焦りと同時に、感嘆を抱いた。
処理周りトラブル
ここで-686-を抜く、と明確な宣言をされなかったためKPが見落とす事態になってしまい、少し処理や演出の順番が前後し、このターン終了時に-444-が抜けるイベントが免除されています。
KP
 ・-686-は刺さったまま
 ・このターンで全部刺すのはOK
でどうでしょう?
佐倉 光
外した演出を6ターン目最後に入れるけど最初に外した扱い、でうまくいかないかな?
そしたら外した演出も見られるし。
不利になるかも? まあな!
KP
おお、なるほど。ではそれで!
KP
ルール処理がややこしいもの置きでやると、ミスった時に質疑応答がうまくできないからうっかり進めちゃって大混乱が発生しますね…… 調整ご協力ありがとうございます
佐倉 光
演出のためにコストを余分に払うのはやぶさかじゃないけど、なるべく押さえないと、やりたい事やれなくなっても困るからね!
敵の攻撃を一回余分に素で受けるか受けないかって現状結構大きい差になるからなー
KP
SANが最大2D6削れますしね……。
佐倉 光
変な狂気出て動けなくなっちゃったら最悪だからねー
色々前後しましたが、ログでは時系列に沿ってRPを並べています。

佐倉 光
-686-のプレートを握る。
一度息を吐いて詰め、指先に力を込めて引き抜く。
KP
あなたは、-686-の鍵に力を込めて、一気に引き抜く。

抜けない。
心臓の位置に突き刺さった「鍵」が、抜けない。

背後から必死な叫び声が飛んできた。
あの時の牧志
「佐倉さん!」
KP
声のした方を見やれば、そこにはあなたが知る彼より、年上に見える牧志がいた。あなたはその彼を見て思い出す。
ああ、あのハロウィンの夜に出会った彼は、あいつだ。

彼は空中に浮かんだモニターのような光を突き破り、その場に転がり出る。
何かを呼ぼうと、笛を吹き鳴らそうとした。

しかし、無理をしたせいなのだろうか。その姿は指先から白いノイズに包まれ、あなたの所まであと一歩という所で、完全にノイズに溶けてしまう。

その場には、3桁の数字が書かれた「鍵」が落ちた。

 「-686-

トロイの木馬。無害なソフトウェアの振りをして侵入する。

本物の彼はあちらだったのだ。
佐倉 光
なるほどそんな感じか……
okok想定内。全ての判定を終えて味方が増えた状態だからよしとしよう。
佐倉 光
「やっぱり、あいつもっとおっさんだったよな」
苦笑して真の-686-を拾う。
「来るの遅くて、帰るの早すぎなんだよ、ったく。また礼言えなかっただろ」
KP
そのとき、触手に撫でられるのとはわけの違う、強烈な不快感があなたを襲う。

あなたの胸に突き刺さった鍵が炭化したように黒くなっていく。もはやその番号を読み取ることはできない。

体の内側を撫でられるような、隅々まで検分されていくような感覚、
しかしそこには、明確な悪意が感じられた。
心臓に根を張られ、その奥を隅々まで悪魔の血液で満たされるような、異様な怖気。

それは、あなたを内側から取り込もうとしている。
どれだけ力を込めても、その鍵は何故か根を張ったように抜けない。
佐倉 光
一度心臓を失い、機械で生き返らされたときと似た心地だ。
だがあの時よりも尚冷たく、悪意に満ち、異質で、侵略的だ。
「くそ、正体現したな」
KP
次ターン(7ターン目ですね) の佐倉さんの行動時に、「悪意の鍵」POW17との対抗ロールが発生します。
このロールの際、他の「鍵」(複数可) を刺して、その力を借りる(POWを合算する)こともできます。
さっき出てきた本物の -686- も使用可能。
佐倉 光
やっぱり抜かないでやった方が安全だったよね!!
まあよし!

KP
DEX0・コラジン。
 ……いま、あなたを守る物はない。

あなたの感情、叫び、彼らの叫びをまったく無視するかのように、それは放電をまとった触手をあなたの方へ投げただけだった。
1d2 (1D2) > 2
2本触手が来ます。攻撃していないから、このターンどちらか片方は〈回避〉を振ってもよい。
佐倉 光
うへー、二本か。〈回避〉するよ。
CCB<=18 〈回避〉 (1D100<=18) > 53 > 失敗
KP
とす、とす、と僅かな音を立てたような気がした、それともあなたの錯覚だっただろうか。
気がつけばあなたの胴を二本の太い触手が貫いていた。それはあなたを貫いたまま蠢き、あなたから何かを、精神力を吸い取り侵していく。
1d6 (1D6) > 5
1d6 (1D6) > 1
合計6のSANダメージです。
あなたは激しい虚脱感の中、あなた自身が何かに書き換えられていくような、嫌な感覚を覚える。
system
[ 佐倉 光 ] SAN : 61 → 55
佐倉 光
そしてこれ一気に6ダメ扱い?
KP
です。2回攻撃。
佐倉 光
狂気かな?
KP
あ、2回攻撃なので、「一度に減った」のは5扱いですが、でも1回で5減ってるので一時的狂気ですね。
アイデアロールを。
佐倉 光
CCB<=85 【アイデア】 (1D100<=85) > 54 > 成功
1d10 効果 (1D10) > 8
1d10 期間 (1D10) > 1
【反響】か、
まあ助かった。
KP
1d10+4ラウンドだから5ラウンドか。【反響言語あるいは反響動作】
戦闘中だと誰かの行動を真似してしまう可能性もありましたが、他に誰もいないので行動選択には影響せずに済みますね。

佐倉 光
体に突き刺さった触手の所からざらざらと体が崩れ、異音がするような気がした。
体に傷はない。しかし確実に存在が冒されてゆく。
じわり、と体中に忌まわしい記憶に導かれた傷が浮かぶ。集中が乱れる。
周囲の何もかもが幾重にも脳裏に鳴り響く。
触手が幾重にも重なる。歯を食いしばる。
まださっきの-686-の牧志の声が響き続けている。
それに呼応するように、我知らず自分の名を、彼が呼んだ自分の名をつぶやき続ける。
「佐倉さん、佐倉さん、佐倉……佐倉……さくら……」
自らが書き換えられることに抵抗するようにひたすらに。

「俺は佐倉……勝手に書き換えてんじゃねぇ」
現時点で刺さっているのはトロイと(特別処理により)-444-
一本分の耐久を振ります。
1d3 (1D3) > 3
[ 佐倉 光 ] 耐久 : 6 → 3

KP
──7ターン目。DEX9・佐倉さん。

ここでPOW17との対抗ロールが発生します。何かしますか?
佐倉 光
拾った1枚を揃え、手持ちのプレートを指先で揃える。
そして今突き刺さっているトロイの木馬の横に纏めて差し込む。
存在が揺らぎかけているところに異質な存在を一度に5つ抱え込む。
どう考えても無謀だ。
しかしそれでも、胸に突き刺さったままの-444-のプレートの輝きが、「大丈夫だ」と励ましてくれている気がした。
佐倉 光
場合によっては全部一度排出の上、再度1ターン耐えてからってことになるが。
毎ターン対抗が必要だったら、未来牧志の能力は使わないまま終わるがまあ致し方なしッ!
ちなみになんで今不定演出したかって言えば、それで落ちた成功率を解析で何とかしましたってことにするためだよ!!
KP
なるほど!!
KP
-686-

「鍵」を自身の胸のあたりに突き立てる。
もちろんそんな場所に穴などないが「鍵」は音もなく半分ほど吸い込まれて止まった。

途端、他人の意識がじんわりと流れ込んでくる。

どこか薄暗い所で、二人の人間がモニターの光に照らされながら作業をしていた。
モニターに繋がったコンピューターからは、高負荷を示す高いファン音が絶え間なく響いている。
そのコンピューターには、不似合いな一本の筆が繋がっていた。

鋭い眼をした黒い髪の青年が、筆を軽やかに操る。
優しい眼をした茶色い髪の青年が、モニターの光に照らされながら、こちらを振り返る。

『もうちょっと話したかったけど、それどころじゃないな。
 毎回、こんなのばっかりでごめん。

 佐倉さん、頼む』

その声はあなたを苦笑させるかもしれない。全く、本当に毎回こんなのばっかりだ。
SANc:1d2/1d4
【POW】:+14
【MP】:+6

◇呪文『ビヤーキーの召喚/従属』
詠唱の間にホイッスルを吹かなければならない。この呪文が働くのはアルデバラン星が地平線の上に出ている夜間だけである。
コスト:MP 任意(1 ポイントにつき成功率 10%)、SAN1d3

◇流れに手を浸す
並行世界や過去/未来に一瞬だけ干渉し、幻視を得る、または任意の幻視を出現させる。
その結果発生する事象は予測困難である。

時間または空間に関係するアーティファクト1つが必要
コスト:MP3 ポイント、SAN1d3 ポイント
つよい
佐倉 光
なるほどなー。ビヤーキー自作自演かと思ったら本物の干渉だった。
KP
なのです。トロイの木馬を自分の空間に追い込んで倒そうとしていましたが、その前にああなってしまいました。
佐倉 光
なにげにとんでもねぇなこの牧志も。
しかしちょっと力を借りる余裕はないのでPOWだけ貸してくれ。
KP
並行世界の無数の牧志の中から、割と色々やれる方な牧志だけ集まってきているので……。
佐倉 光
腕に自信ある方々ばっかり。
◇流れに手を浸す のままならなさwww
シレッとコストが追加されとるし。
KP
ハッピーバースデーの時のあれと矛盾が生じるのに気づいてしれっと追加しました……。
あと時間空間に自由に干渉すると猟犬さんが来ちゃうので。
佐倉 光
追加されてなかったら過去に干渉して「686はトロイだから」って言っとくと宣言してシナリオをやり直すというヒドい手がw
KP
ひどいんwwww
その結果トロイさんが一緒に過去に流入してもっとえらいことになるかもしれない。
佐倉 光
予測不可能だからね仕方ないね。
KP
あともう一つ、シナリオ中では語られませんが、
佐倉さんのスキルと合わせることである程度制御可能になります、って感じでもあります。>流れに手を浸す
佐倉 光
なるほろ。
KP
ここで見えてるのは牧志単体なので。でもやっぱりできるのは幻視出すことくらい。

佐倉 光
CCB<=55 【SANチェック】 (1D100<=55) > 73 > 失敗
1d4-1 (1D4-1) > 4[4]-1 > 3
[ 佐倉 光 ] SAN : 55 → 52
佐倉 光
ここで開始時から30減ったぜ!
精神ボロボロだな。
KP
ちょっと異質なものに触れ過ぎている。

佐倉 光
その光景が見えると同時、自らの根幹が『ずれる』心地がした。

一度に、ってのは無謀だったかな!

思うけど、反省はしない。必要だったんだ。

「毎回こんなのばっかりだ。
毎回、毎回毎回」

呟いて苦笑する。
もう、慣れたよ。

胸に手を当てる。
そこにヒランヤはないが今はもっと心強いものがある。
その硬質な縁に触れ、自らの内の『木馬』を見据える。

「牧志、頼む」
対抗するぞ!
俺の【POW】が15、悪意の鍵以外の牧志全部足して72。
総計87の数の暴力を食らえ!
KP
あなたの内側で悪意が狂気が妄執が嘆きが膨らんでゆく。
自分自身に、牧志に、悪意を抱きそうになったその時。

小さな手がそっとあなたの手に伸ばされた。
グローブをつけた手があなたの前で拳を握ってみせた。
鎖と宝石に飾られた手があなたの手に重ねられる。
傷だらけの手が大事そうにあなたの手を取った。
見覚えのある手があなたの背を励ますように押した。
【POW】87と17で対抗ロール! 自動成功となります。
あなたは “それ” の侵蝕を跳ねのける。

ここから、悪意の鍵も通常通り抜くことができるようになります。
(自動的に抜けることはありません)

ただし、一度抜いて再び刺す場合、再度POW対抗ロールが発生します。
(刺したままの場合、対抗ロールは不要)

また、この状態の-686-の鍵(悪意の鍵)を刺した状態で《コラジンの楔》で退散を試みる場合、悪意の鍵が邪魔してくるため、【POW】×5のロールに成功する必要があります。
佐倉 光
対抗は自分の【POW】かな?
《コラジンの楔》を使う場合
KP
あ、その場合も「鍵」の【POW】含む【POW】で対抗して大丈夫です。
佐倉 光
よし勝ち確。

佐倉 光
自分の傷だらけの腕を見下ろす。
それに重なる手の向こうに彼らの姿が見えた。
もう迷う事はない。
《コラジンの楔》を解析して再構成、ルルイエにたたき返してやる!
KP
消費MPの宣言をどうぞ!
佐倉 光
はーい、それじゃあ全部で54。
おおむね9ずつ消費として……
[ 佐倉 光 ] -149- MP : 19 → 10
[ 佐倉 光 ] -444- MP : 12 → 3
[ 佐倉 光 ] -232- MP : 14 → 5
[ 佐倉 光 ] -686- MP : 6 → 1
[ 佐倉 光 ] -036- MP : 8 → 1
[ 佐倉 光 ] MP : 15 → 6
この時点で4+2、6点不足している。
ので、5点を自分から、1点を-444-に補填して貰う。
[ 佐倉 光 ] MP : 6 → 1
[ 佐倉 光 ] -444- MP : 3 → 2
っと、MPって残り1でなんかあったかな……
KP
0になると気絶しますね。1なら特にHPと違ってショックロールとかはなかったと思う。
佐倉 光
じゃあこれでいいはず!
KP
ですね、確認したけど特になさそう。
佐倉 光
魔きしめっちゃがんばってたからここでは余分にもらわないことにした!
お大事にしやがれ!!

KP
消費MP54、自動成功。
佐倉 光
自分の得意分野に引き込んでしまえば有利に戦える。
勝てるようにしてから戦う、それが鉄則!
……にしちゃあ、最近割と無謀な賭けが多いよな、なんて思いつつも。
KP
悪意の鍵」から流れ込んできた、あの声。狂気と妄執、幾度にも捻じれ響く呟き声。乞い願い呼ばわる声。
あなたは、それを解析する。深きルルイエへのアクセスを、正気を狂気へと捻じ曲げるプロセスを。もとより狂気しか存在しない世界に張られた薄き正気が打ち破られるプロセスを。

逆回転する。
佐倉 光
全力で乞い願う声を逆転する。
1プロセスずつ丁寧に確実に。
ここに来たのと同じ道を通って在るべき場所に還れと。
無数の声の帰れコールだ。
ねじ曲げられた道は裏返り、混乱は整然と。
狂気の世界は正気の世界へと。
KP
解析し、整列する。
神秘の世界は── 科学の世界へと。
そしてあらゆる真実にヴェールを。
あるようにあるなかれ、あるべくしてあれ。

あらざるべくして、あらざれ。
佐倉 光
ルルイエ。
これが還る先を、見る事なく閉じる。
俺はまだこちらに在りたいと願っている。
まだ、今は。
KP
一点にただ存在していた異様な質量が、体を左右に大きく揺らす。
半分露出した核から空間を揺るがすようなスパークを発し、
少しずつ、何もない空間へと置換されていく。

存在を否定されていく。

そして、何も残らなかった。
化物が消えた静寂の中に、カランッという軽い音が響く。

近づいてみれば、これまでの「鍵」と同じような形状のものが落ちているが、刻印は「-----」となっており数字を読むことは出来ない。
佐倉 光
調子に乗ってMPぎりぎりまで消費して大丈夫だっただろうかw
ココフォリアここまで
佐倉 光
「何だ、これ?」
まさかあの化け物の? と思ったが、あれは間違いなく最後のひとかけらまでたたき返したはずだ。
あの化け物が現われたときのことを思い出す。
「まさか……」
慌てて拾い上げる。
KP
それを拾い上げても、何も起きることはなかった。
《コラジンの召還》という大仕事を終えた他の「鍵」たちが、あなたの胸から抜けていく。

……化け物が消えても、まだ「悪意の鍵」はあなたの胸で足掻くように蠢いている。引き抜くべきだろう。
佐倉 光
鍵を掴み、深く息を吐きながら抜き取ろうと力を込める。
KP
力を込めて引き抜くと、「」は抜けた拍子に勢い余って飛んでいく。

それがカラカラと音をたて床を滑っていった先で、いつのまにか現れた青いイルカが、それをぱくりと口に含んだ。

瞬間、姿が悍ましい怪物に変わり、鋭い牙でその「」を音を立てて咀嚼した……ようにも見えたが、あまりに一瞬の出来事だった。呪文の負荷で少し朦朧とした意識の脳では、うまく認識することができない。

なんとか息を整えて、改めてそちらを見ると、人畜無害そうな見た目の青いイルカが、ふわふわと浮かんでこちらを眺めていた。
「やあやあ人間、また会ったねぇ」
イルカは愉快そうにあなたの周りをぐるぐる回る。

「異物の退治ご苦労ご苦労。いやー、君のおかげで助かったよね。まったく、人間風情が僕のオモチャに手を出すなんて138億年早いよ」
佐倉 光
「結局、全部お前の掌の上、ってことかよ……」
揺らぐ意識の中、目を閉じて吐き捨てる。
「毎度毎度、何なんだよ、お前は……」
極度の疲労で座り込みながら、唸る。
KP
「僕? 見る?」
ケラケラとイルカは笑う。その眼と口の隙間に、一瞬、何か── 赤い三つ眼のような、何か、怖気のするような光が見えたような、ひどく嫌な予感がした。

「ま、いいや。バカな人間を退治してくれてありがと。まったく、ひとんちであんな奴呼ぶとかどうかと思うよね。お礼に、君と彼はちゃ~~んとおうちに返してあげよう」

「ところで、君の世界の彼はどれ?」

あなたの手の中にある鍵をヒレで示して、イルカは小首をかしげた。

「僕、ひとりひとりの細かい区別ってあんまりつかないんだよね。どれでもいいよ~」
あなたは手元の六つの「」の中から、任意の一人をあなたの世界に連れ帰ることができる
佐倉 光
六つって、無印のも含めって事だろうか。
KP
です。
ここでまだ刺したことのない鍵がある場合は、選ぶ前に刺してみることができます。
佐倉 光
じゃあ空白の差してみっかぁ。
万一があったら困る。
KP
あなたは「-----」を手に取る。

-----

「鍵」を自身の胸のあたりに突き立てる。
もちろんそんな場所に穴などないが、「鍵」は音もなく半分ほど吸い込まれて止まった。

何も見えない。
ただ真っ白で、何もなかった。

ただの空白だった。
SANチェック》:なし
【POW】:+0
【MP】:+0
迷う
佐倉 光
とある事でめーちゃくーちゃ迷ってる。
KP
お?
佐倉 光
-444-持って帰るのは当然だけど、
-036-についてあのクソイルカになんか一言言うか言わざるかw
KP
なんか一言いうならぜひ聞いてみたいのはありますね
佐倉 光
言う事で-444-の牧志や-036-の牧志に害が及んだら嫌だな! ってw
KP
「玩具」たちが何を言おうが面白がりしかしなさそうだから大丈夫なんじゃないでしょうか。
佐倉 光
さぁて。
KP
言わなくても気が向いたら害を及ぼしそうだし。

佐倉 光
いつか見たあの目。あれは勘違いや幻ではなかったのかも知れない。
どうやらこの化け物と自分たちには無数の縁が巻き付いてしまっているらしい。
心底気に入らないが、今はどうしようもないようだ。

第一今回は……この化け物の気まぐれに救われたようだ。忌々しい事だが。


「そうか……それじゃ……」
迷わず-444-を手に取った。
「帰ろうぜ、俺たちの世界へさ」

-036-の鍵を持って憎たらしいイルカの顔を見、少し考えた。
あれ以上最悪な状況はないのだから、何を言って何が起きても悪くはならない、とも思えた。

「独りきりの苦悩なんてそんな楽しいか?」
言外に「もう良いだろう?」と言って、手を離す。

せめて自分が渡した『お守り』が彼のゆく道を照らしてくれるようにと願いながら。
欲張り
佐倉 光
持って帰らせてって言ったら牧志が別人の意識抱える事になりそうw
KP
二つ以上持って帰るエンディングってシナリオにはないんですが、KP的には面白いと思います。
佐倉 光
面白いんですか? やってみていいんですか?
KP
KPはそういうの好きです。シナリオの規約を確認したところ、「原型をとどめる範囲、悪意のない改変ならOK、かならず改変ありであることをPLに伝えること」とありました。
佐倉 光
ただでさえ大変な牧志君がさらに大変になりません?
KP
それはなるかも。

KP
イルカはあなたを見、あなたの胸のヒランヤが下がっていたあたりを見て、にんまりと笑った。

「まだ面白くなりそうだよ」
方法
佐倉 光
うーーーん
唆してくる!
佐倉自身が自分にぶっ刺して持って帰る、はちょっと考えたけどw
KP
なるほど?
それも面白そう。
佐倉 光
その方が佐倉の思考っぽいかもね。
KP
確かに。

佐倉 光
「面白い、か。面白きゃいいんだな?」
放しかけた指を-036-に触れる。
もう、一度見てしまったものは手放せない。
こうする事をあいつは望んでいないかも知れないが、これも俺のエゴだ。
エゴで何が悪い。
何が悪いんだ。

再び、-036-を自らの胸に深々と刺す。
そして-444-を手にしてイルカに突き出す。
「俺が選ぶのはこの-444-だ。
俺が持つ物以外は全て元の世界へ戻してくれ」

これがどんな結果を招くか想像もつかない。
けど『面白い』のは間違いないだろう? なあ。

牧志に怒られるかなぁ、とちらと思った。
KP
イルカの眼がぐわりと見開かれた。その瞳孔は人間の形をしていた。
その中で、赤い三つの炎が興味深そうにぎょろぎょろと蠢く。

「へえぇ!
そんな事するんだ! 君、面白いよ!」

あなたの指の痣が激しく痛んだ。痣が、赤く腫れ上がっている。
イルカは楽しそうにけたけたと笑い、上機嫌にあなたの周囲をぐるぐると回る。

「いいよ、許してあげよう。
 強欲な人間って好きだよ、面白いから」

ヒレで手を振るイルカの姿を最後に、あなたの意識は白い世界に呑まれていく。
胸に刺さった「鍵」があなたの心臓へと沈んでいくのを感じた。
エゴ
KP
元々「鍵」を持ち帰ることで持ち帰れるのは精神だけ(他の牧志を持ち帰ると、精神は他の牧志・肉体は元の牧志になる)ので、こんなんなりました。
佐倉 光
まあー、カラッポの世界に取り残されるのと、別世界に拉致られて色々酷い目に遭うのに付き合わされるのと、どっちが幸せかは解らんよ……
さしあたってこれで、何度も死ぬのに付き合わされるのは確定しちゃったよごめんな。
KP
そういえば。>何度も死ぬのに
ずーーーっと死ななかったのに突然何度も死ぬのに付き合わされる。

KP
あなたは、はっと目を覚ます。

一番最初に、目の前に色がある、と感じた。
次に少しずつ視界のピントが合ってきて、目の前に石と岩以外のものがあるらしい、と気づく。
次に、周囲に建物があって、鳥が飛んで、鳥の声と人のざわめき、生き物の気配、あまりの情報量に耳の奥がくらくらした。
佐倉 光
世界に色が溢れている。音が溢れている。光が溢れている。
においが溢れている。生命が溢れている。
目を見開いて、喘いだ。涙まで溢れてくる。
KP
その次になってようやく、目の前に自分がいる、と気づく。

自分?
いや、牧志がいる。
あなたの知る牧志が、あなたに倒れ込むようにして寝ている。
佐倉 光
ここは、なんだ?
俺は何を見ている?
目の前にいるのは?
どうして目の前にこの顔があるんだろう。
KP
どうやらここは渋谷の入り組んだ坂の下のどこか、喫茶店の裏側か何からしい。また変な所に倒れ込んでいたものだ。
佐倉 光
自分がどこにいるのか解らなかった。
とても見慣れた、知らない町並み……
ぼんやりと、目の前の青年の顔を見つめていた。
とても懐かしい、親しい、そう、俺は彼を、助けに
牧志 浩太
「ううん……、佐倉さん……、」
KP
彼が目を擦りながら、あなたの名を呼ぶ。あなたの知る声だった。
あなたはしばし、混乱する。
世界は滅んでいなくて、あの化け物を叩き還して、色々な牧志に会って、力を借りて、もう一度会いたいと思って力を貸して、

あなたはしばし混乱する。
牧志 浩太
「佐倉さん? 佐倉さん、生きてるよな?」
KP
牧志が少し慌ててあなたの背を揺する。

あなたはそこでようやく、自分が佐倉光だと思い出した。
佐倉 光
「あ、ああ、うん? 生きてる。生きてる……生きてる、俺、俺は」
とっくに世界の反響は止んだはずなのに、自分の言葉で喋る事ができなくなっていた。
一瞬感じた世界への眩しさは、『自分の在るべき世界』とのギャップは、幻のように消え去った。
「俺は、佐倉……佐倉光……」
呟いて胸のあたりを見下ろした。
あの鍵が沈み込んでいったあたりを、確かめるように。
KP
あなたは佐倉光だ。彼と共にこの世界に戻ってきた。
しかしどうやら最後に無茶をしたことで、別なものを自身の中に抱え込んでしまったらしい。
それ、滅んだ世界の牧志の精神は、あなたと一体となり、あなたの傍にいる。
※あなたは自分の肉体を使って、-036-の牧志の精神だけを持ち帰ってきました。
 発狂した時など、たまに記憶や自我が混乱するかもしれません。
 それ以外の時にどういう出方をしてくるか、はPLの自由とします。「いる」というだけで特に演出に使わなくてもOK。
塩梅
佐倉 光
基本会話などは不可。気絶、混乱、発狂、ファンブルクリティカルしたときなどに一瞬表に出る場合がある、それ以外は常時傍観者としている、あたりが、ゲームとしていい案配で、イルカとしては楽しいんじゃないかなと。
全部見えるのに、勇気づけたり相談に乗ったり協力したりできないの辛いなって。
あと佐倉自身も、連れてきた彼がどう思っているのか、そもそも彼が彼として本当にいるのか、本当のところを直接確認することはできない。狂った自分の妄想かもしれない。
KP
ああーーー、いい案配ですね!
ゲーム的にも邪魔しなさそうだし、RPがややこしいことにもならないし。
最後のところが最高にCoCで最高。めっちゃいい案ありがとうございます
そうかぁ、死にまくる佐倉さんを見ていることしかできないのか
佐倉 光
たまに出てきたときに、この世界の牧志や波照間さんに伝言頼んだりメモ残したりしても、それを信じられるかは佐倉の精神状態次第だ!
KP
はたから見てるこの世界の牧志にとっても、割とわけわからなくなりそうな案配でいい
佐倉さん自分を牧志だと思い込んでしまったことありますしね。
佐倉 光
※ヒランヤ戻されてて良いですか?
『渡した』ことさえ不明瞭な方が、彼と出逢って別れた事も確信できなくて楽しそうなので。
(イルカ「そんなに大事な物なら、あげた人と貰った人両方が持てる方が親切ってもんだよね~」)
KP
※OKです!
本当に彼と出会ったのか、本当に連れ帰れたのか、全てが不明瞭な方が楽しそうですしね。
佐倉さんにヒランヤないのも寂しいし。

牧志 浩太
「……佐倉さん?」
心配そうに牧志があなたの顔を覗き込む。なんだか逆だ。助け出されたのは彼の方なのに。
佐倉 光
「あ、ああ、大丈夫……」
胸元にあるのは鍵ではなくヒランヤだ。
そのことに混乱する。
俺は今まで、牧志を助けるために長い旅をしていたんじゃなかったか?
その時にこれは、別の世界の牧志に渡した、筈で。

「牧志? 俺、俺たちは今まで何をしていた?」
息を呑む。ようやっと自分が何を確認すべきか思い出した。
「記憶は? 記憶はあるか? 俺の事は覚えてるんだな? 今までにあった事、そうだ―――自分の家や家族の事は? 東浪見やミントさん、波照間さんの事は?」
慌てて牧志に掴みかからんばかりに問いかける。
いつもは落ち着いている視線が、不安げに彷徨い、顔は蒼白で、体が震えている。
佐倉 光
(そりゃ混乱もあるけどいきなり正気度30も減ってるから……)
KP
そりゃそう 1d8でも相当己を揺さぶられるような出来事なのに、30減るってものすごい衝撃なのよ 今回は不定非適用ですが割と療養案件なのよ
牧志 浩太
「うわっ……、よかった、佐倉さんだ。
大丈夫、覚えてる。東浪見やミントさんの事も、佐倉さんの事も、先輩の事も。変な事件の事も、その時に思い出した事も、普段の事も」
KP
彼はそう言って、あなたを落ち着かせるようにゆっくりと背をさする。指折り数えるように、あなたの背を指でやさしく叩く。
牧志 浩太
「家や家族の事は一年と少し前まで。それより前は、これは先輩の記憶。俺の記憶はハロウィンの夜から始まってる。大丈夫、ちゃんと分かる。
……ごめん、また助けられたな。夢中だったけど、相当無茶振りしたってのは覚えてる」
KP
そう、微かに苦笑したような、そんな気配が伝わってくる。
佐倉 光
「俺の夢じゃ、ないんだな……?」
大声で笑えばいいのか、泣き叫べば良いのか、何も解らなくなってヒランヤを握る。
縁が食い込んで、痛い。
背から伝わる暖かい手の動きを、何故かとても懐かしいと思った。

そうだ、喜んでいい。
牧志はちゃんと帰ってきた。
俺の願いは……いや、俺たちの願いは叶った。
たとえあいつの気まぐれだろうと、日常に戻ってこられたんだ。


目がぶっ壊れている。
視界は歪んでるし、目から涙が溢れて止まらない。
牧志の声の優しさも、手の温かさも、世界の眩しさも、何もかもが目に染みる。

わけの分からない感情が、目からだけではなく喉からも鼻からも溢れ出して止められない。

それからしばらく、まるでわけのわからなくなったガキみたいに、顔をぐちゃぐちゃにして声を上げて泣き続けていた。


佐倉 光
結果。情緒がぶち壊れました。こんな顔して牧志に縋り付いてた。
※たぶん死の世界から来た牧志君の混乱とかも混じってる。
いつの事件かはっきりしてないから呪いの幻影残ってたけど、今後何故か希に空虚な砂漠の世界も見えそう。
 とはいえ、大して傷の幻影見えるときと背景変わらないな。
KP
いつぞやの泣き顔(メガテンの交渉時)と違って、割と素の泣き顔に見える……

牧志 浩太
「大丈夫。
半分夢中だったけど、ちゃんと覚えてる。他の俺達に助けを求めたことも、佐倉さんが何をしてくれたかも。

変な事件のことしか覚えてなくて、本当に訳が分からなくてめちゃくちゃになってた時、佐倉さんが応えてくれて、本当にほっとしたことも。

大丈夫。夢じゃない」

きっと確証はないのだろう、言い出したときに少し迷ったように聞こえた。
それでも、断言したようだった。
泣きじゃくるあなたの記憶を、夢にしないために。

ひとしきりあなたが泣き終わった後、表の喫茶店で二人分の飲み物を買ってくる。
横のコンビニに寄ったらしく、その手にはエネルギーバーがひと包み、一緒に握られていた。
KP
あなたはこの世界へと戻ってきました。
牧志に何か聞いたり、日常を噛み締めたり、好きなことができます。
特になければ〆に入ります。
佐倉 光
エネルギーバーをかじって、飲み物を飲んで、それでも掠れてしまった声で問いかける。
時折牧志の首に浮いた痣を見つめて。
「まだ変なもの、見えるのか? 数字が書かれた何か、とか」
KP
彼は空中の何もない所を、確かめるように見上げた。
牧志 浩太
「今は、見えないみたいだ。あの掴んでた奴のせいで見えたのかな……」
佐倉 光
「お前いったい何をしたんだ?
どの程度覚えてる?」
牧志 浩太
記憶を探すように目をこらしながら、彼は続ける。
「少し前から、後ろから追いかけてくるような視線を感じててさ。段々近くなってくる気がして、佐倉さんや先輩にそのこと話そうとしたら、通じないし家にもいなくて焦ったんだ。

あの時、もう何かおかしかったんだと思う」
佐倉 光
「ああ……」
ぼんやりと呟く。
「今度似たようなの見つけても、迂闊に手を出すなよ……お前の痣や俺のこれみたいに、面倒だけど当たり障りのないように付き合っていかなきゃならない物みたいだ」
これ。言いながら右手の指をかざす。
「ムカつくけどな」
牧志 浩太
「こんなことになるとは思わなかったしな。手を出さずに済むといいんだけど。あれ、結局なんだったんだ……、いや、やめとくか」
何だったのか、と聞こうとして、彼はそう言葉を切る。
佐倉 光
「他の奴等に助けを求めた方法、詳しく」
最後の『詳しく』は、何故かいつもより真剣だったかもしれない。
牧志 浩太
「あー、ごめん、ほとんど夢中で……、何かの端を掴んでた奴を振り落とそうとしてそれを切ったことと、何か白い所で溺れかけてて、それを手繰ったら他の俺達がいて、ってことは覚えてるんだけど、どうやったのかとかは全然分からなくてさ。

……他の俺達と、何かあった?」

あなたの真剣な声に苦笑しかけて、ふと、何かに気づいたように苦笑を引っ込めた。
佐倉 光
「お前や、他の世界のお前に力を借りるときに、こんな……」
手でサイズを示す。
「鍵を使った。
あの世界では胸に突き刺すと、力が借りられた。
お前以外に色々な奴がいたな。
強そうなヤツも、なんか危なっかしいヤツも、相変わらずなヤツも」
苦笑する。

「中に、独りぼっちのヤツがいてさ……」
言葉少なに、あの世界で見た事を語る。
世界が滅びた事、そこにたった独りで残された青年の事を。
牧志 浩太
あなたがぽつぽつと語る言葉を、彼は静かに思い起こすように、小さな頷きを交えて受け止めた。
「ああ……、少しだけ覚えてる。もう一度会えるならいいな、ここは退屈だから、って、言ってた。
そっか、あの俺、佐倉さんに会えたんだな……」
佐倉 光
「会ったのか? それじゃあ少なくとも俺が話したのは俺の夢なんかじゃないのかもしれない」
牧志の言葉に、ほっとしたように息をつく。
「渡したはずのヒランヤがここにこうして残ってるから、会えたかどうかも自信が無いんだ、俺……」
牧志 浩太
「ああ、会ったよ。誰かと話したのだって久しぶりだって……、そう言ってた。
だから、夢なんかじゃないよ。
俺も覚えてるんだ。あの俺の傷だらけの手と、少し嬉しそうな……」
佐倉 光
「最後、全部の鍵から連れて帰るヤツひとつ選べって言われてさ……
どうしてもあいつを置いていくのが嫌だったから、
俺の胸にブッ刺して帰る事にした……ってのは覚えてるんだ。
鍵が俺の心臓にめり込んでくのも見た」
牧志 浩太
目を円くする。
「えっ? 持って帰った? それって大丈夫なのか?」
慌ててあなたの胸の辺りをぺたぺたする。
佐倉 光
「さあ……いっそ何か起きたら良かったんだけど」
その反応に失笑しつつゆっくりと首を振る。

「けど……何もないんだ。声も聞こえない、気配もない。
俺の中に閉じ込めて、自由を奪っただけなのかも知れない。
あいつが大事にしていた、あいつの相棒の銃も置き去りだ。
何より……
俺が余計な事をしたせいで、あいつの存在は消えたのかも知れない。
その可能性も考えたのに俺は、ただ俺自身のために願った」

その目は空洞のようになっている。

「酷い環境だったけど、あいつは少なくとも終わらせたがってはいなかった。
俺は、取り返しのつかない事をしたのかも知れない」
牧志 浩太
「佐倉さん……」
牧志はあなたの名だけを呼んで、静かに口をつぐんだ。
何かを言おうと口を開いて、やはりやめたらしかった。
「(何となく、分かる。俺だし。
もしそうだったとしても、あいつはそれでいいって言うだろう。

でも、俺は聞いてないんだ。
最後に佐倉さんとあいつが何を話して、あいつが何を思ったのか)」
佐倉 光
「少なくとも……全部が俺の妄想ってわけじゃなくて良かった。
いや、その方がマシだったのかな。
わかんねぇ。

こんな事言われても困るよな。
……悪い、誰かに言いたかったんだ」

いつもなら言う、話を終わらせるときの「やめやめ!」もなく、
ぼんやりと虚空を見つめている。
牧志 浩太
「いや、困りはしないよ。
俺も正直、あいつが佐倉さんと一緒にこっちに来られてたらいいな、って思ったし。
あいつ、俺達の中で一番嬉しそうにしてたんだ。
飛び上がって喜んだりしたわけじゃないけど、俺だからなのかな、俺には分かった」
佐倉 光
「俺にも見えれば……」
ぽつり、と呟いた。
牧志 浩太
「……あの紙切れ、まだ見えたらよかったんだけどな。
また誰かに掴まれたらたまったもんじゃないけど、見えてたら、あいつがどこにいるか辿れたかもしれない」
佐倉 光
ちょっと詳しく話す前に牧志んち行って一緒に宅飲みしてていい?
酔い潰れて寝てやる。
KP
おっいいと思います。喫茶店の裏で話すには長い話ですしね。
佐倉 光
じゃあ、そんな話をしてから、今回見た事なんかを段々支離滅裂になりながら語る。
一応酒が回ったら笑ってはいたけど、そのうちテーブルにもたれて寝る。
そんな様子はいつもと比べると、だいぶヤケクソ気味というか、感情が乱れがちで不安定に見えたかも知れない。
「戻ってきてくれて良かった」
そんなろれつが回らない言葉を残して。
KP
佐倉が語り続ける内容を、少しずつ酒を舐めながら、
牧志はたまに頷き、言葉を挟み、思い返すように聞いていた。
牧志 浩太
「佐倉さん、」
やがて酔い潰れて眠った佐倉に上着をかけてやり、
その横顔を見ながら、一言、呟く。
「……ありがとう」

それは自分自身としての言葉であって、
他の自分達の言葉の、代わりでもあるようだった。
KP
あなた達は今度こそ、二人揃って日常に戻ってきた。
これから歩む先でいつか、
あの時手を取らなければと、思うことがあるかもしれない。

それでも彼はここにいて、
それでもあなたは、ここにいる。

昨日から続く今日のために。
今日から続く、明日のために。


Call of Cthulhu 6th 『1100』

END1/改変「1+1/∞」両生還


報酬など
佐倉 光
ありがとうございました!
楽しかったなぁー! 
勝手にひとり連れてきちゃってごめんなさーい!
ほっとけなかったんだよ。
KP
ありがとうございました! これは楽しかった!
生還報酬書きまーす
【報酬】
・生還した: SAN +1d10
・牧志を取り戻した: SAN +2d10
・他世界の牧志を生かした: SAN +5d2
〈クトゥルフ神話〉技能 +2%

・牧志の〈クトゥルフ神話〉技能 前編終了時点からさらに +1%
佐倉 光
3d10
Sasa BOT 3d10
→2,6,8→合計16
5d2
Sasa BOT 5d2
→1,1,1,1,2→合計6
計22回復。
SAN 52→74
まあ大体初期値まで回復したな。
いい加減不定治療に病院に行かないと(ダイス振らないと)なぁ。
〈クトゥルフ神話〉知識 13→15
KP
今回時期いつごろなのか決めないままスタートしちゃいましたしね。
佐倉 光
バリバリ消費してバリバリ回復したなー
しばらく具合悪くなりそうだ。
KP
ここまでSAN値がジェットコースターするとかなり精神にきそうですしねぇ。
ともあれ、「牧志がこの一年ごと佐倉さんの記憶を忘れちゃったら?」というあまりにもタイムリーなテーマから始まって、色んな牧志を出せて楽しかったですし、それを通して佐倉さんの感情をたっぷり摂取できてとても楽しかったです。
いつになく感情的になる佐倉さん、衝撃を受ける佐倉さん、まっすぐ己のエゴのためだけにいられなくなって悩んで一旦は「牧志のため」を優先しようとして、でも改めて自分の思いを選ぶ佐倉さん 本当に今回はいいものを見られたなと思います。
佐倉 光
こちらも色々な牧志の可能性が見られて楽しかったなー。
牧志と組み始めてから感情的になる機会が目茶苦茶増えたけど、特に最近はより多い気がする。
今回使わなかったけどまた表情三つ増やした!
照れ顔と泣き顔のパターン、素直なヤツが3点くらいずつ増えたんですよねー
元々このメーカーがあまり感情丸出しの顔になりづらいヤツだから、これが限界です!
本当はもっとぐちゃぐちゃになってる顔とかも欲しかったけど。
KP
増えた表情が素直な、感情の出る顔、っていうのが感慨!
佐倉 光
今度リアルタイム卓やるとき使えるかなー?
KP
次回のしじまのおどりこも結構色々ある話なので、もしかしたら機会があるかも!

牧志たち・改変など
佐倉 光
今回「どれくらい改変したの?」は訊くだけ野暮な気がするけど、本当に、二人ならではの話にしていただけて楽しかったな!
紅さんやハロウィンさんに会えたのも嬉しかった。
最後の牧志君絶対偽物だと思ってたけど、本物がビヤーキー喚んでたとは思わなかった!
あと子牧志の正体、今読めばヒントだらけだって思うんだけど、やってたときには刺すまで気付かなかった!
唯一力がないってとこで気付きなさいよ!!
KP
そうなんですよ実はアレ本物だったんです。シナリオ上のわりかしブラフポイントでしたね。
子牧志の正体は、あれシナリオ中の行動によっては本当にキャラシナンバーしかヒントがなくなってしまうので、「それはいくらなんでもメタでは」ってなってヒントを増やし気味にしています。
佐倉 光
あー、そうなんだ。
まあ一応前回の話で「これは牧志を示す番号だ」ってのは提示されてはいるから……
でもチラ見せしていただいてるの後で気付くとニヤニヤしちゃう。
KP
なのです。エンディング分岐というか生還ロストに関わるので、刺す以外であんまりあからさまにヒントを出すのもなー、でもPC視点である程度分かるようにしたいよなー、ってウニョウニョしてました。>正体

(刺した場合は本来、前編で出てきたキャラシ中の一言が出てくるので、それである程度確定できる感じです)

あと刺した時の演出は、本当は一言入る程度です。楽しくてばりばりに演出を盛ってしまいました。
佐倉 光
いやー、あれは最高に楽しかったのでありがとうございます!
KP
やったぜ! 嬉しい!
佐倉 光
各牧志の勇姿も見られたし、おまけで別の佐倉や波照間さんもちょい見せいただいたし!
彼らがどういう道を歩んでるのかも気になっちゃう。
KP
それぞれの分岐の牧志がどんなやつなのかについては、元から「自由に料理してOK」ってなっているポイントです。
が、そこに紅さんやらいろいろ盛った結果、SAN減少値や能力まで改変が及んでしまい、その結果データ周りの大改変が発生しました。主に紅さんのせい。
佐倉 光
おかげで描きたくてしょうがなくなっちゃった。
なるほどー?
ゲーム的には魔きしさん刺してガードしつつ紅さんでノーコストアタックするか、悪魔使い銃でギャンブルアタックするかあたりがよさげ。
結局ダメージは要らないんですが……っと、一つ気になってる事が。
普通に殴り殺そうとしたらどれくらい頑張る必要があったんだろう?
KP
-232-の牧志が紅さんになった瞬間、「いや紅さんが「力仕事は苦手なコンピューター特化タイプ」のはずがないよな紅さん前衛だし」「バリバリの強くて非日常なデビルシフターだからもうちょっとSAN減ってほしい」などなど大変更がかかって、そこからつられてSAN減少値が全体的に盛り気味になったり(だいぶん盛ってます、佐倉さんゴメン)他の牧志の能力にも手が入っていたりしています。

あれはHP100です。>コラジン
悪魔使い銃のダメージが大きいのと、佐倉さん自身が〈コンピューター〉で攻撃できるので、そういう展開もあるかなとは思ってました。
佐倉 光
なるほど。
でもまあデビルシフターであんな便利な能力なら盛られても仕方ないと思います。
佐倉のSAN値高めで始まってたし。

殴り殺す、も頑張れば可能だっただろうしまあいいんたけど、やっぱ全員で殴れるしハロウィンさんとも会える今回は、我ながらいい展開だったと思いますよ!
絶対全員の技使う! って思って始めました。
ビヤーキー召喚は……タイミング的にもコスト的にも効果的にも辛くてすまん!!
KP
あれはすごくドラマチックで「これぞクライマックス!」でしたし、開始前からぜひ見たい展開だと思っていたので、やってくれて嬉しかった! >今回

ビヤーキーはフレーバーだからいいんですよ!
能力の中にはシナリオ背景絡み・フレーバーのものもかなりたくさんあります。(それは元シナリオからそう)

あ、今回後編はボカボカのボコボコに改変しまくっているので、
 ・自由にしていい箇所を自由にした箇所
 ・それ以外で改変した箇所
と、シナリオ裏話(あの時どうだったの?)を出そうと思います。
ちょっと手を入れすぎてすぐ出てこないので、いつもの読み直させていただきつつ。
特に自由にしていい箇所以外の改変箇所は、シナリオ規約的にも出すべき所ですし。
佐倉 光
二本持って帰るか! なんて最たる物ですね。
KP
ですね。改変していいという規約に盛大に甘えた結果!
佐倉 光
ワクワクしつつお待ちしております!

佐倉 光
ちらちらとシナリオ読んでみました。
結構手が入ってるんだなぁ~。

っていうか、ピンポイントで不穏な情報が出るところで間違ったり判定失敗してたんだ!
もー、私が判定失敗したり記憶と違う事したせいかと思って気が気じゃなかったじゃないかーーーー!

佐倉 光
シナリオのKPCくん結構明るくてびっくり。(とくに子供と荒野)なんとなくそれぞれの世界に行った認識だったんだけど、精神だけでそれっぽいエリア作ってそこに隠れつつ助けに来てくれた感じだったんですねぇ、なるほどー。
佐倉はやらなかったけど、ひたすらフィールドの端目指したら見えない壁にゴツンしたのだろうか……
KP
全体的にもう少し精神世界・電子世界寄りの世界観だったんですけど、紅さん出たときにアバター云々の情報を流れでオミットした関係でちょっとよくわからない感じになっちゃいましたね。明言せずどっちでもいいかな、と思ってました。
KP
【改変ポイントについて】
・コラジン退散の消費MPが盛られているのはMP絡みの処理がよくわからなかった(置換されるの? 増えるの?)ため、今のMPに追加する処理にしたぶん、佐倉さんの元MP分だけ足しました。
佐倉 光
MPコスト増えてる! ほんとだ!!
みんなの力をふり絞る感が出てて好きです!
改変は色々ありますが、それぞれのキャラについての改変
佐倉 光
魔きしくんのところに黒い本棚涌いてて笑った。明らかに佐倉に対するトラップじゃないか!w ありがとう!
KP
ばれた、黒い本棚とか所々佐倉さんに合わせてイベントを生やしたり、イベントの順序や内容をいじっています。雰囲気の整合性を取るために変更したりオミットしたものもだいぶんあります。

KPC(灰色文字のところ)は「回すときはPC/KPCにあわせて好きにいじっていいよ」ってあったので、カスタマイズして回す所なんだと思って全力でお料理しましたね。
荒野牧志の境遇を設定追加して余計えらいことにしたり、魔きしと佐倉さんの関係性を黒い本棚のイベントから拾ったり、せっかくだからバースデーの時のと絡めたり。
データ大改変はだいたい紅さんへの思い入れが発端になっている。
佐倉 光
データ大改変もRP盛りももの凄く楽しかったのでありがとうございます。
元紅さんの中の人としては嬉しい!
KP
嬉しい! KPも力一杯楽しんだのでそう言ってもらえるととても嬉しいです。いやほんとにほんとに楽しかった。

KP
【記憶について】
・牧志は事件の記憶しか覚えていなかった時のことは覚えていますが、事件の記憶を忘れた時のことは覚えていません。それぞれ原因が違うためです。

事件の記憶を忘れた時:
 記録(キャラシート)の喪失により、牧志だけ存在自体が「事件がなかった」という状態に書き換わっていました。
修復されたことでその状態の牧志は消えて元の牧志に戻されたため、その時の記憶は残っていません。

事件の記憶以外を忘れた時:
 魔きしが精神世界にいる牧志の記憶と姿を無理やり大きく書き換えて敵から守ろうとしたため、現実世界にいる牧志(同時に存在していました)に影響が出てしまいました。
こちらは記憶の不具合に過ぎないため、戻ってきた時点でその時の記憶含め元に戻っています。
佐倉 光
流れとしては、

危機を察知した牧志が他の牧志に助けを求める

力あるヤツが牧志の記憶を書き換えて隠す

それにより現実の牧志は記憶を失ってパニックになり佐倉に助けを求めに行く

て感じなんですかね。
3番目は他の人たちの話聞いた感じ、「あいつ巻き込めばきっと何とかしてくれるから、とりあえずあいつの所に行け」って話があったのかな?
KP
そんな流れです。
他の牧志たちも敵の状況をちゃんと掴めていなくて、なんとか厳重に守ろう、隠そうとした結果ですね。
「矛盾が出ている」って言葉だけはある意味嘘ではなかった。

佐倉さんが巻き込まれた理由は明言されてないんですが、「記憶に不具合が出て、結果PCが巻き込まれた」ってあるので、記憶を失ってパニックになった牧志が佐倉さんに接触してしまったことから、敵に存在を察知されたか、世界が繋がってしまったかして巻き込まれたかかな、と思っています。
意図的に巻き込んだのではなさそう。
佐倉 光
共通点少なすぎて多分意味わからんと思いますが、今回の話見てて「Rez」ってゲーム思い出した……
KP
えっRez今調べたけど面白そう 今回の話も電子世界のような精神世界のような場所が舞台ですし、わかる気がします

佐倉さんがRezの感じで飛び回ってたらめっちゃ似合いそう
佐倉 光
Rez、ロックして撃つだけの雰囲気ゲー感強いけど大好きなんですよねー。
いつも、彼にとってはハッキングってこんなイメージなのかも知れない、とか思いつつハッキング周りの描写入れたりしてます。
今回牧志に音楽の良さを教えて貰ったとか、壊れた人(AI)を救出に行くとか、色々な世界(文明)を巡るとか、精神世界とか、そんな感じで多分繋がっちゃったかと。
KP
いいなぁ、これが佐倉さんの見ている世界のイメージかぁ。Oculus Questならうちにあるんですよね。気になってきた。

彼らのその後や裏設定について、KPに話して貰ったり、つい絵を描きたくなった佐倉の人があれこれ質問しました。以下キャラ別に纏めます。
-444-は言わずもがなだが、紅さんのナンバーは波照間のナンバーが元になっている!
(他のメンバーはシナリオ通り)
佐倉 光
なるほどーーーーー!
この話やるなら、直前にキャラシーおいとこ! ってやったのはタイミング良かったのですね……
KP
とてもタイミングよかったと思います
佐倉 光
いつもながら何かに導かれている気がするな!
イルカ?
KP
イルカかも
※開始直前に、データを参照したいからって、関係者のキャラシーのアドレスが一目で見られるように纏めていた。

-232-:紅さん
ナンバーは波照間のキャラクターシートアドレスの一部
KP
波照間と一緒に渋谷を拠点にデビルバスターやりつつ、神話事件にも絡んだり絡まれたりしています。因果が逆転していて、この世界では赤い痣は波照間が負っています。今の世界よりもう少しコンピュータ技術が発展している、近未来的な世界です。

小ネタ。
佐倉さんが全ての鍵を刺すシーンで-232-だけ佐倉さんに触れていないのは、彼だけ佐倉さんの相棒ではないからです。
佐倉 光
逆に言えば他のみんな全員関わりあるの凄いな。
強い牧志イコール悪魔使いに非日常に引きずり込まれた牧志だからなんだろうかw
KP
なんですよ。関わりあるからこそ平穏な日常を送ってないのかもしれない。
佐倉 光
まあ発端からして……
KP
それはあるんじゃないかなー? と思います。発端も発端だし。あの事件以前に分岐した牧志も他にいるはず。
佐倉 光
紅さんシナリオから別人な上にだいぶ攻撃的になってるぅ!
でも会えて《デビルシフト》できて楽しかったー!
KP
紅さんは、もう頼りになる前衛お兄ちゃんのイメージが強すぎて強すぎて。佐倉さんが一番ギャップの強いオニに《デビルシフト》したの、面白いしかっこいいし楽しかった。
佐倉 光
出すなら一度見た事があるか、契約した事がある悪魔だなぁと思って、
折角なら強い体になりたがるだろうなぁ、と思ったらオニしか選択肢ありませんでした。
ラミアや猫やおじいちゃんだと、ちょっとその、なんか違うかなと……
KP
ラミアさんだと強いけどすごい体験をすることになっちゃう……
KP
・あ、細かいところですが佐倉さんが〈コンピューター〉技能で攻撃できること、紅さんが前衛なこと、雰囲気優先したことから、未来世界KPCから貰える【初心者向け電気銃】はオミットされました。
佐倉 光
みんなのスキル、結構攻撃的になってましたもんね。
電気銃よりは召喚の方が楽しかったと思うのでいいと思いますっ!
KP
わーい! デビルシフトを佐倉さんが使ったときのシーンがほんとの好きです。

-149-:魔術師(魔きし)
KP
佐倉さんがコンピュータ主体、牧志は魔術主体で、魔術師として神話事件に対処しています。牧志は半分人間をやめています。あの書庫の中に繋ぎ止められていて、普段は外に出ることができません。

年齢不詳で、見た目の年齢や姿をある程度変更できます。

-444-の牧志を敵の目から隠すために、子供の姿に変えて記憶を書き換えたのは彼です。
つい真理に手を出してしまう佐倉さんを、今回の流れみたいに止めたりちょっと呆れたり、でも「らしいな」と思っていると思います。

-444-の牧志の正体についてだけ、彼は嘘を言っています。〈心理学〉成功したら嘘に感づけていました。
 -444-の牧志が分岐した牧志ではなく、あなたの世界の牧志であることを彼は知っていましたが(隠した張本人なので)
 敵に聞かれないように黙っていました。
 ・会話時にずっと穏やかに話していたのは、感情が動くと結界が破れてしまうからです。
  最後だけどうしてもきちんと「頼む」と言いたくて、精神力を振り絞って結界を維持したまま真顔になりました。
佐倉 光
嘘か~、あいつ平気な顔で嘘つける強かさが身に付いたんだなと思ってたけど、なるほどなぁ。
KP
割とキーポイントな立ち位置にいるからこそでしたね。>嘘
感情の制御にもちょっと長けているのかもしれない。
佐倉 光
割と魔きしくんパートの元NPCさんとPCさんの関係から、魔きし&佐倉、近いようで逆転してて笑っちゃった。
絶対あの世界魔きし君の方が立場強いぞ
KP
そうそう。まあそういうのあっても面白いよねって黒い本棚出したら、あまりにも面白い一言頂けて関係性が逆転しました。
魔きしの方が立場強そうだし大人びてそうだし日常から外れてそうなんですよねぇ。
佐倉 光
多分動けない牧志の代わりに外に出て、SAN値削っちゃ色々アブナイ物持ってくるんじゃないかな佐倉。
で、機械で彼の研究アシストしてる感じで……
「ルルイエって書いてる本手に入れてきたぞー。読んだらゾクゾクしたしなんか使えそうじゃないか?」みたいなノリで。
そんな、対の棲みかみたいなこと延々とやってるとか。
KP
ああー、やってそう。ここもまた相補う感じでその関係性、いいなぁ。互いに手であり頭である。

本当にやばいものだったらそっと受け取ってあの黒い本棚にしまうんでしょうね。
佐倉さんに、外に出たときに見たもののことを話してもらいたがりそう。新しい喫茶店ができたとかそういう。
佐倉 光
外に向いてた牧志が閉じこもって、外の情報に触れて持ち帰るのが佐倉になってるの面白いですね。
KP
今とは逆に、牧志を人間と日常に最後につなぎ止めているのが佐倉さんになっている気がします。
佐倉 光
そういうのも面白いなぁー
KP
書庫の一番下で佐倉さんと飲みやってたり、思い出話したり買ってきてもらった物を酒の肴にしたりするんでしょうね。楽しい。(その状態の牧志が酔えるかどうかは謎)
佐倉 光
何となくこの世界の佐倉精神分析高そう……w
KP
ああー、高そう。ふとした時に滑り落ちかける牧志を引き戻してくれて。
佐倉 光
魔術の塔の底で普通に缶ビール開けて学生の飲み会みたいなのやってるのも面白いですね。
KP
珍しいクラフトビールとか買ってきて「そのビール何? 初めて見た」とかやってそう。おつまみのネーミングとか、くだらないことで笑って。
佐倉 光
そして酔っ払った佐倉が隙を突いて黒い本を狙うと。
KP
狙うと。でも気がつくと寝てたはずの牧志が横にいて、開いたはずの本は手元にないと。
佐倉 光
魔術に浸って何を求めているんだろうな、牧志君……
KP
何を求めているんでしょうね…… 何かを探しているのか、何かを守りたいのか、それともただ、知りすぎて戻れなくなってしまったのか。
佐倉 光
佐倉も全面協力してる事考えると、波照間さんになんかあったのかなぁ……
牧志くんと波照間さんがなんか巻き込まれて、なんとか牧志君だけ魔法を駆使して帰ってきたとかかしら。
KP
ああー、成程…… 佐倉さんも協力してるし、確かにありそうです。

牧志だけ魔法を駆使して戻ってきたのか、波照間が牧志を守って、牧志だけ生還させたのか……。後者もありそうです。
もしかして今後予定しているダブルPC話で片方ロストエンドになっちゃった……? >魔きし
佐倉 光
な、なるほど……?
KP
牧志と波照間が巻き込まれてってそういうことかなって……
佐倉 光
そんな感じのルートを作っておけば良いのですね。
KP
本筋では両生還できるように頑張りたいけどそういうことですね。
佐倉 光
なるほどなるほど。いいネタいただいた。
KP
わーい。

-036-:片目牧志
シナリオの-036-は目も腕も失っておらず、『そのへんで拾ったショットガン』を持っていました。(『悪魔使いの銃』と性能は同じ、MP消費はなし)
また、彼は果てない砂漠でPCとの想い出の品を捜していました。
また、PCのSAN値がなくなった時に、一度だけ回復して復活させてくれます。その際、この鍵は壊れてしまいます。
KP
実は、紅さんに次いで分岐したのが早い牧志です。年恰好が元の牧志に近いのは、歳を取る前にああなってしまったからです。
佐倉 光
荒野の牧志君だいぶシナリオと雰囲気違う上に、都合上持ってた武器がまんま想い出の品だった!?
KP
武器は「そういえばショットガン持ってたよな佐倉さん」ってなってああなりました。偶然の一致が過ぎて重ねるしかなかった。
あ、ショットガンにMP消費入れたのも改変ポイントですね。あれだけダメージでかすぎない? ってなって入れました。(成功率低めだからかもですが)
佐倉 光
荒野牧志《リカームドラ》(復活、コストは自死)担当だったのー!?
ただのギャンブル担当じゃなかった! ひぇぇぇぇ。
KP
実はそうなんです。佐倉さんのSANならまず起きないだろうとは思ってましたが、美しいけど、発生しなくてよかった!
荒野牧志が「俺にできることなら」って何度も言ってたのは、最悪リカームドラする覚悟があったからですね……。
佐倉 光
ダメ絶対。

-444-:子供牧志
ナンバーは牧志のキャラクターシートアドレスの一部
KP
子供牧志は「中身は今の牧志だ」っていう匂わせを入れたらだいぶん雰囲気が変わりました。
直前に事件の記憶のない牧志が大人子供両方出てきたので、区別をつけたかった。
(そのせいでかくれんぼイベントがオミットされてしまった)
実は彼の鍵、シナリオではKPCとかくれんぼをしてたらもらえる、なんて展開でした。
KP
子供牧志のスキルは「役に立たなくてもいいから元の牧志が持ってる技能ひとつ」なんですが、牧志といえば機械/電気修理ということで、ソフト面な佐倉さんに対してハード面からのアプローチできると相補的でかっこいいな! ってなってデータが盛られました。
牧志の技能値が分散型だったせいで成功率があんなんなっちゃいましたが。(元・〈電気修理〉
佐倉 光
子供牧志のスキル不発にしちゃったのは残念だけど、あいつの指先は真似できないな! ってことでひとつ!

-----:ブランク
KP
元シナリオの設定では「黒幕が用意した、空っぽのアバター」なんですが、ここは改変かけてて、今回の設定は「牧志がいなくなった世界」です。主のいない世界。
佐倉 光
トロイもらった直後に目の前で変形した牧志は何だったのかが気になって、ラスト一応ブランクのやつも見るまで確信持てなかったんですよね!
どう考えても-444-が本物だけど、最後に変形したやつから分離したのかなとか色々思って。

商業じゃないシナリオって、物語的なアリナシやバランス信頼しきれなくてつい色々考えちゃう。
そこはキーパーが色々見て考えてくれるだろうとは信頼してるんだけど、それでもやはり!

いや私がgdgd可能性捏ね回すの好きなだけでしょ……
KP
>可能性
色々こね回して頂いて聞いていて楽しかったです。うおおー言えないー! ってなっててレスポンスできませんでしたが
佐倉 光
可能性語ったら無言になったりしてる瞬間があって、あ、これぐねぐねしてらっしゃる? と思うことはありました。
KP
「うおおーー楽しい! 言えない!」ってなってました KPの〈言いくるめ〉はあんまりない!
牧志が呼びかけに応えたのに、牧志のいない世界(空白の鍵)があったのは、敵が侵入の足がかりにしたんだと思います。
(元シナリオ設定では敵が作った空っぽの鍵、ってことだったので)
※佐倉さんのいなくなった世界があるなら、牧志がいなくなった世界もあるほうが重いよねって設定いじった
佐倉 光
牧志がいない世界
万一これ持って帰ったらnullnullな牧志が爆誕する事に……
KP
あれを選んでいたら「肉体は生きているけど、中身が空っぽ」になってしまう所でした。
このシナリオ最後の選択で結構いろいろ分岐するんですよね。

-686-:ハロウィン牧志
KP
こちらはもうちょっとまだ探索者ですが、数々の事件に絡むうちに半分魔術師に足を踏み入れています。佐倉さんとは相補的なスキルを持つよき相棒です。結構年上。アーティファクトの解析や追跡をメインにやっていて、ビヤーキーのホイッスルと呪文をその過程で手に入れてしまいました。

ハロウィン牧志が出るかどうかが展開次第っていうのは、悪意の鍵を刺すかどうかですね。
戦闘終了まで刺さないままだと正体を現さないので、ハロウィン牧志は出てこないままになります。
佐倉 光
ハロウィン牧志にも会いたかったので、割と真剣に条件考えたなぁー
KP
【ビヤーキーについて】
 ビヤーキーが佐倉さんまで攻撃していたのは、遠隔制御していたため、コントロールがままならなかったからです。

 あの空間が盛大に荒れていたのは、-686-の牧志が、自分の空間に黒幕を追い込んで倒そうとしていたからです。
佐倉 光
そうだったのかー。バトルフィールドだったのですねあれは。
世界とトロイの雰囲気の差で本物じゃないヒントなのかと思ってた!
「侵入者を倒せ!」って指示しか出せなかったから、佐倉に攻撃してるのに気付いて慌てて引っ込めたんだなぁ、とは思いました。
KP
だったのです。佐倉さん来て状況に気づいて慌てて呼び戻そうとしてようやく戻したのが3ターン目だし、その間に敵が佐倉さんと接触しちゃうしでアーーーーッ!  ってなってたと思います。
佐倉 光
なんとなく想像がついて面白い。
KP
>アーーッ
「えっ佐倉さん!? 戻れ、ああ違った!」とかって結構慌ててる。また佐倉さんに「落ち着け」って言われてそう。

悪意の鍵:トロイの木馬
KP
牧志の姿を真似て彼らを欺き、侵入していました。
  牧志っぽい言動ですが、真似たのは姿だけです。言動はしばらく(牧志が気づく前から)牧志に粘着して覚えたものです。
  そのため、自分からあまり発言せず佐倉さんに合わせていたり、佐倉さんより本(大事な教典!)を優先している所があります。

  オモチャに手を出されておこ☆なニャル様に美味しく食べられてしまいました。今はニャル様のお腹の中でじっくり楽しまれていることでしょう。
佐倉 光
トロイさん、
会ってるときはそこまで違和感なかったけど、後で見て
「あわせるように」
「思い出したように気遣う」
みたいな描写がやたら多かったのに気付いて「なるほどやっぱ本人じゃないのか」って思いました。
ワンちゃん、あったのは本人だったが落ちた鍵がフェイクって可能性はなくもないかなと思っていた。(年齢違うし可能性がある、程度ではあるけど)
KP
年齢違うの、「あっヒントになっちゃうなこれ」って思ったけどハロウィン牧志出したい欲に負けました。
佐倉 光
年齢違うの、敵は今の牧志しか知らないからですね。
町の様子が違うのに普通の格好してるのもヒントかなと思った。
KP
そうそう。他の牧志について知ってるわけじゃない・それらしく喋るのは単に粘着して覚えたなど、案外持っている情報量が少ないです、敵。
事件のことや過去のことについて詳しく話す時間があったら、ボロを出していたと思います。
トロイさん、端々の口癖や言い方は牧志っぽく、でも挙動に違和感がある(真似やすい所はしっかり真似てきてるけど、思惑と中身が違う)という風にしたかったので、そういう感じになっていたようで嬉しいです。>なるほど
佐倉 光
ただ、中の人が警戒して情報出さなかったので逆効果で佐倉が気付くほどの違和感は出なかったんだよね!
まあでもだからこそラストで刺してくれて良かった。
あいつ理由がないとリスク取りたがらないから……
KP
そうそう、怪しいと感づいていたからこそ刺さないルートもありえて、どうなるんだろう? ってドキドキしていました。
因みに、刺さないと最後のシーンで黒幕も選んでイルカに提出することになります。
佐倉 光
用心深さが逆効果ってちょっと面白い。
でもTRPGって警戒して完璧に動こうとするとプレイが膠着しちゃってつまんなかったりするから、考えた上で暴走したり感情に流されたり馬鹿になったりしないとな! って常日頃心がけております……

それよりは今回のルートの方が色々スッキリして良かったなー。まるで少年漫画のような美しい展開だった。
KP
それはあるんですよね。古いCoCみたいに用心深くないと即ロスするシナリオを最大限に用心深くなって切り抜けるのも楽しいし、かといって本筋関係ないところで延々と用心深くなってると本当に進まないし。
PLからはどうなのか見えないのはそりゃそうなので、うまいこと怖さを保ったまま誘導していきたいKPです。
今回の展開は本当に綺麗で美しくて、お話を最大限に味わって&味わわせて下さって本当に楽しかった!
佐倉 光
トロイはね!
中の人は「トロイなんて情報出たし年齢違うもんこいつ偽物だよ」って思ってたけど
佐倉は「魔きしが嘘ついたり考え違いをしている可能性もあるしー」とか「牧志っつっても別世界なら別人レベルもまあ、ありうるだろうし……」(実は悪人とまでは言わなくてもそういうパターンもあるかと考えていた)とか考えた上、判定に失敗しちゃったから「しっくりしないけどまぁ思い違いかな?」程度になりました。
(444最後にしていただいてありがとうございます!)
KP
そう、そこは成程なって思いましたね。実際、そこではないけど嘘はついてたわけですし。ビヤーキー出るし。ビヤーキーについてはシナリオ上のブラフではあるけど、本物のムーブが紛らわしすぎる。

(いえいえ、こちらこそ最高に美しい展開に向けて流れを作って下さってありがとうございます!)
佐倉 光
そういえばあの『鍵』って精神の核で、つまりトロイの木馬は黒幕の精神そのものだったのですねぇ。
シナリオ読むまで『敵側の仕込みなんだな』程度にしか思ってませんでした。
トラブル根絶できて良かった良かった。
なるほど、黒幕さん、やばいのにとっ捕まっちゃったんだなぁ。
自ら紛れ込むなんてそんな大胆な事するから……
KP
実はそうだったんです。そういえば、そこ紅さんに言わせ忘れた!
黒幕も執念深いだけでただの(?)人間なので、まさかおこ☆なニャル様なんてやばいものが出てくるとは思わなかったのかもしれませんね。牧志の記録辿ったなら考え得ただろうに。
佐倉 光
このシナリオ高SAN値で来て良かったなぁー。
お陰でドラマの組み立て考えてあれこれ遊ぶ余裕ができた。
余裕なかったら普通に悪意は差しっぱで触れず、子牧志も使わず悪魔使いの銃連射してたかも。
KP
減少値などはPCのSANにあわせて調整して可とあったので調整はかけたでしょうが、佐倉さんのSANに余裕があったおかげで、不利承知でドラマの組み立て優先してこんなに綺麗な流れを作ってもらえましたもんね。前回いい感じに回復しててよかった! 
ちなみに悪意は戦闘終了まで挿しっぱなしにしてても、戦闘後に結局暴れます。んもう。
佐倉 光
戦闘中に暴れてみんなでたたきのめす方が絶対格好いいッ!
そしてたたきのめすのは全員でなければならないッ!
KP
戦闘中の行動自由度が結構高いんですよね。せっかく盛った演出、全員見てもらえて&最後全員で叩きのめすという最高にかっこいい展開にしてもらえて本当に嬉しかった わかる! わかります!
わかりすぎて力を合わせる演出盛っちゃう
佐倉 光
佐倉に極力無理のある行動させずにできて嬉しい。
-444-最後にしてもらったってのは! あるけど!
KP
あれは発端KPのミスですし、私もその展開! 見たかった!
-444-最後にしたのはミスのリカバリの範疇だからノーカンってことで
あの辺すったもんだしてしまいましたが、最小限のリカバリで綺麗な展開になるように一緒に考えて下さって助かりました

佐倉の中のヒト、終わった後にこんな絵を描きました。といっても100%私の作じゃないとか、それに付随して他世界の牧志に関する裏話とか色々生えてたりします。

特集記事はこちら。


ひとこと
佐倉 光
最終的に凄まじくヒロイックなお話になりました。
と思いきや正気度がっつり削られた上、自分で狂気の種を抱え込むなんて事態に。

後悔は……ないッ!


大変楽しいシナリオでした。
ずっと一緒に生きてきたパートナーならではの話ですね。
最近の佐倉、感情をかき乱されてばかりだ。
佐倉の強欲と我が儘を許してくれたKPに心から感謝!


CoC『静寂舞手』佐倉&牧志 3

もしかしなくても、牧志が覚えている範囲ではファーストキス……。

CoC【ワンナイ卓】収録シナリオ『こどもぱにっく!』 佐倉&牧志 2

するっと手を抜いてー。
大丈夫大丈夫、すぐ戻るから!

【置】CoC『満を持して今日も俺は眠れない』 佐倉&牧志 4

クラウドウォーカーで階段で防具なしでずっこけたら死ぬなぁ。
なんつーもんに乗ってるんだペルソナの連中は。

【クトゥルフ神話TRPG】
本作は、「 株式会社アークライト  」及び「株式会社KADOKAWA」が権利を有する『クトゥルフ神話TRPG』の二次創作物です。

Call of Cthulhu is copyright ©1981, 2015, 2019 by Chaosium Inc. ;all rights reserved. Arranged by Arclight Inc.
Call of Cthulhu is a registered trademark of Chaosium Inc.
PUBLISHED BY KADOKAWA CORPORATION 「クトゥルフ神話TRPG」


CoC『瓶の中の君』牧志&佐倉 1

「……そのうち見つかる、か。そうだな、そうかもしれない。なくして忘れても、それはそれで何とかなることもあるしな」

【置】CoC『合縁奇縁コミュニケイト』牧志&佐倉

で、早く住所教えてくれよ。真っ先に会いに行きたいんだ。

CoC『わすれんぼうのおうさま』栗原・黒枝・羽生・伊豆見 1

「なぁ!? 俺のツッコミ聞いて!?」
「正気じゃやってられないからでは?」