こちらには
『100万回のハッピーバースデー』
『地獄はやさしい』
ネタバレがあります。

このリプレイには、本シナリオのほか、『地獄はやさしい』 『対の棲みか』のネタバレが含まれます。
本編見る!
KP
きっとある秋の夜の、ちょっとした不思議で終わるのだ。
なぜならあなたはいまここに、正しくあなたであるのだから。
佐倉 光
前回の事件が春あたりとして、10月以降かな
何座くらいは決めといた方がいいか……具体的な日付は後で振ろう。
蠍か射手かで迷うなー
射手かなー
KP
射手座はかっこいいけど蠍座も似合うなー
佐倉 光
ミステリアス か 自由奔放 で迷っているのだ。

KP
特に他にすることがなければ、中央広場でハッキングの準備をする所まで時間を飛ばします。
佐倉 光
OK。
景気づけに飲み物買って飲んどくくらいかな。
モンエナ効くー! って嬉しそうにしてる。
牧志 浩太
「戻るまでにもう一本くらい飲んどけばよかったかな。結構美味かった」
そんな彼の手にはいつもの麦茶。
佐倉 光
「美味いまずいで飲んでるわけじゃないけど、慣れた味ってあるよな。
麦茶も久しぶりに飲んだら意外に美味かったし」
牧志 浩太
「そういや、佐倉さんが麦茶飲んでる所ってあまり見ないな」
佐倉 光
「あまりガツンと来ないからな、麦茶」
たぶんカフェイン。
だから濃い緑茶なら飲む。
牧志 浩太
「どっちかというと、水に近い飲み物だもんな」
麦茶は侮れない
佐倉 光
ヤカンでいれた麦茶はガチで美味いと思っている中のヒトです。
水出しよりぜったい美味しい。
KP
最近お湯にティーバッグポンしてばっかりなんですよね、麦茶
佐倉 光
ティーバックか。なるほど。
詰めて作れるのもありますものね。
KP
普段飲みのお茶いれるには楽なんですよね、速いし。

牧志 浩太
「……カフェイン無理って分かった時は驚いたな」
佐倉 光
「そういやいつも麦茶だし、コーヒー飲んでるのは見たことなかったな」
牧志 浩太
彼は麦茶のペットボトルを手に、少し懐かしそうに言う。
佐倉 光
「よく知ってるつもりでも、知らないことは色々あるもんだ」
牧志 浩太
「だな。こうやって、ちゃんと佐倉さんを見てると……、俺が思い込んでたのとは色々違うなって思うし」
佐倉 光
「だから意外と面白いんだなと最近思ってんだよ……」
牧志 浩太
「だから面白い……、か」
佐倉 光
「俺も牧志といると、退屈しないぜ?
たまに悪魔以上に思いも寄らないこと、やるからな」
牧志 浩太
「そうかな? ありがとう」
佐倉 光
「気のせいか、お前といると面白いことが起きる気がする」
牧志 浩太
「そういえば、佐倉さんにも日常があるだろなんて言ったのに、結局次に会った時も何か起きたな。
何だろうな。何か縁でも背負ってるのかな、俺?」
佐倉 光
いやいやいや、ここ六ヶ月は多分平和だったよ? うん。
多分な。
KP
たぶ…… ん?
佐倉 光
「そうだな……俺が知っている範囲だと。
一回でも死んだり死にかけたりすると、悪魔との縁ができやすくなるな。
ヤツらがそういうの好きなんだろうけど」
そう言う佐倉の指には、赤いアザのようなものが浮いているだろう。
牧志 浩太
「あー……。その縁かもしれないな。俺、戻ってくる時にも縁を受けたままみたいだし」
佐倉 光
これ、真・女神転生の覚醒の話ですね。
KP
ああー、なるほど。
佐倉 光
探索者になるってのもまあ体や心に傷を負うし、似てるかなと思った。
KP
確かに。関わらないでいいものと縁ができてしまって平穏を失うという点では似てる。
牧志 浩太
ふと、彼の指の跡に気がつく。
「……? 佐倉さん、それ、怪我?」
佐倉 光
「……ん? ああ、これ?
いつの間にかあったんだ。いつからかは分かんねぇけど。
……そういえば……」
牧志 浩太
「そういえば?」
佐倉 光
「牧志と会った頃だったかな、これができたの。
腕治す魔法の副作用かなんかじゃないか?
ディアかけても治らねーんだよこれ」
牧志 浩太
「あー、手一つくっつけるなんてことしたんだもんな。それくらい起きてもおかしくない…… か?」
言いながら、その跡をじっと見る。
「……なんでだろうな。見た事ないのに、見た事があるような気がする。その跡を」
佐倉 光
波照間さんとお揃いか!?
佐倉 光
思ったよりシーンが伸びてるw
ちょっとした小ネタのつもりがシーンに!
KP
そんなことも…… ある!
世界越しに同じ位置にいた人の縁ですね。>見た事がないのに見た事があるような気がする
佐倉 光
なるほどなるほど
指についた跡……別の世界線の佐倉がとある願いを叶える際に代償として付けられた傷。契約の証。
牧志 浩太
「うーん、何だったか……。やっぱり思い出せないな」
佐倉 光
「ふーん? まあ気になっちゃいるから、思い出したら教えてくれよ」
牧志 浩太
「分かった。その時は言うよ」
佐倉 光
「……ああ、そうだ、前から思ってたことがあったんだけど……」
牧志 浩太
「思ってたこと?」
KP
中央広場では、夜の部のライブに向けて慌ただしく準備が行われ始めていた。コンピュータの接続がチェックされ、プロジェクターのテスト投影が行われる。
佐倉 光
「おっ、時間か。
いや、後にしよう」
缶をゴミ箱に放り込む。
「面倒ごとは先に片付けておかないとな」
KP
ごみ箱の壁に当たって缶がパコンと音を立てた。
牧志 浩太
「分かった。無事全部終わったら教えてほしい。
微妙に気になる」
佐倉 光
「んーまあ、大した話じゃないって」
言いながら準備を終えたPCをポーチに仕込んで移動し始める。
牧志 浩太
「そんな言い方されると、余計に気になるな」
佐倉 光
「気になる? じゃあ無理とかしないで、安全第一で行動しといてくれ」
牧志 浩太
「分かった。無茶する必要が出ないといいな」
一緒に移動する。正直この状況で俺ができることなんてあまりなくて、佐倉さんはまた前のように、俺の我儘を呑んでくれている。

それでも最後まで見届けたいのは間違いなかったから、その好意に甘えることにした。
佐倉 光
実際どんな感じで行動しようかな。
舞台の裏あたりからハッキングして、表の様子見張ってもらうか。
電話繋いだままで、人が来そうなら教えてもらうか。
牧志 浩太
お、いいですね。
佐倉 光
会議室の様子はこちらからじゃ確認しにくいだろうしね。
牧志 浩太
確かに。
KP
ネットワークに繋がって火が入ったコンピュータの群れは、あなたに手を伸ばされるのを待つように、何も知らぬまま時間を待っていた。
佐倉 光
さっき店で買ったマスクをしてフードをかぶり、人混みに紛れて移動。
舞台の脇で流れから逸れて、スタッフの一人のように自信たっぷりの歩き方で裏へ。監視カメラの場所はチェック済みだ。
牧志 浩太
彼は電話を通話状態にし、舞台の表側、客席の隅へ向かった。あなたが向かう舞台裏が、ちょうど見える位置だ。
佐倉 光
「牧志、裏に入った。位置につく」
牧志 浩太
「ああ、頼む。こっちも位置についた」
佐倉 光
「今日はあんま道具がないからお前が頼りだ。表は任せたからな」
牧志 浩太
「ああ、任せてくれ」
その声からは、縋るような響きが少し消えつつあった。己を取り戻した、牧志の強い声だった。
佐倉 光
大丈夫だ。そんな気がする。
波照間さんとはまた違うが、牧志といると『うまくいく』気がするのだ。
牧志 浩太
「大丈夫だ。行ける」
己に言い聞かせるように。そして、あなたに言うように。小さく、ひとつ。
佐倉 光
「行ける行ける。よし」
今日はいつ?
牧志 浩太
そうだ質問。この日の日付ですが、10/31ってことにしてもいいですか? 佐倉さんの誕生日では別になくていいので。
佐倉 光
おっ、いいですね。
元々いつ祝う予定だったんだ?
今日かな、明日かな。
KP
確認しましたが、明日っぽいですね。
佐倉 光
11/1か。了解ー
佐倉 光
あ、じゃあ仮装しててもいいかもね!
KP
お、いいですね!
佐倉 光
烏の格好でもしとくー?
KP
おおー。いいんじゃないでしょうか。
佐倉 光
開始時の烏がここに繋がってくるとは。
KP
ですねー。よい。
佐倉 光
牧志君の探索者人生誕生日だった。
牧志 浩太
ですねぇ。佐倉くんの誕生日かと思いきや牧志の誕生日だった。

佐倉 光
裏に置いてある荷物の間に入り込んで、一番セキュリティが緩い機器から侵入する。
KP
ケータリング業者が繋いだらしい発注端末があった。
佐倉 光
「お、ラッキー。第一関門ががら空きだ」
KP
ふと、あなたの目に端末の隅に表示された日付が目に入った。── 10/31。

お祭りの夜の悪戯としては、きっと悪くない。
佐倉 光
頭にペストマスクかぶって黒フード。裾に羽根。
牧志 浩太
ふと、会場に掲げられた垂れ幕を見上げた。バーチャル×リアルライブ、on、ハロウィン・スプーキー・ナイト。

「そうか、あれから一年か……」
佐倉 光
「あれから?」
牧志 浩太
「ああ、ごめん。こっちの話」
佐倉 光
「じゃあ、俺はその話を聞くために引き際を誤らないっと」
侵入する。ほんの少し書き換えて乗り越える。ひそかに放送設備を掌握するまで、速やかに、密やかに。
KP
手応えはあった。内部からの侵入など夢にも見ていないような設備たちを、あなたは静かに己がものにしていく。
※判定自体は19時のタイミングでやってもらおうと思います。ドラマチックだし。
佐倉 光
はーい
KP
表の方に人が集まりだし、穏やかなざわめきが満ち始めていた。あなたが身を潜める暗闇の少し向こうを、スタッフたちが慌ただしく歩いてゆく。
ひらりと、暁月ミントの衣装の裾が見えた。
佐倉 光
なんとなく、彼女についての話を思い出した。
あくまでステージの邪魔はしない。ただ少し、その歌声を広く届けるだけだ。
(……折角だし、全館放送にしてやろ……)
合成音声適当に混ぜて『迷惑ハッカーの声』を作る。
一度外のネットワークに出て、外から侵入し直す。
まあすぐにはバレないだろう……。

そして時間を待つ。
牧志 浩太
「えっおい、東浪見?」

突然電話に声が入った。あなたに向かって話しかけているのではなく、誰かと話しているようだ。
「なんでここにいるんだ。帰ったんじゃないのか」
佐倉 光
「……ん?」
(あいつ、帰らなかったのか……)
牧志 浩太
「せっかくだからライブって…… あー…… うん、分かった。
……そうだな」
そんな声を最後に話し声は途絶える。
佐倉 光
少し間を置いて、大丈夫かと声をかける。
牧志 浩太
「ああ、大丈夫。ごめん、東浪見がいたから驚いて」
佐倉 光
「会議室には……行きそうもないな?」
牧志 浩太
「ない。普通にライブの開始待ってるよ」
佐倉 光
まあ、それならいいか……
「俺はトイレ行ってることにして」
単純に別れた、で良かったかな。まあいいか。
牧志 浩太
「分かった」

KP
……そんなハプニングもあったが、あなたは静かに時間を待つ。
19時、5分前。表から強い光が射した。バチン、とスポットライトのスイッチが一気に入る音が聞こえて、外から歓声。
4分前。
3分前。
2分前。
佐倉 光
「よし、ぶっつけ本番」
KP
1分前。59、58、57……、
──19時!
暁月ミントが颯爽と舞台に上がり、マイクを手に取る。
放送設備から、微かにジジッ、と、放送が行われる前触れの音。
佐倉くん、〈ハッキング〉で判定!
佐倉 光
「(いけ!)」
CCB<=85 〈芸術(ハッキング)〉 (1D100<=85) > 85 > 成功
あっっっっぶね!
意外と大変だったらしい。
KP
出目がドラマチックすぎる
KP
一瞬、あなたの手の中で何かが暴れたような感覚。制御を奪われたと気づいた相手方が、強引に設備を取り返しに来る。
佐倉 光
(うるせぇ黙れ。
ここはもう俺のものだ!)
KP
それにあなたは対抗するだろう。今日はハロウィン・スプーキー・ナイト。冗談にならないイタズラには、御退場願おう!
佐倉 光
『ハァーイみんな、あなたのブラック・クロウ様でぇーす。オレサマのこと知ってるぅ?
今日はいい夜だからさぁー、いい夜にはいい曲がお似合いだろォー?
お菓子代わりに、オレサマイチオシの名曲、お届けしちゃうよ!』
「……ま、こんなもんだろ」
KP
「クソッ、何者だ!」「奪い返せ!」慌てたようなやりとりが端末のコンソールを通じて見えた。
佐倉 光
あとは奪い返されないように迎撃に集中するだけだ。
今回は使えるPCが一つしかない上準備もぶっつけ。周囲の状況は見えない。
監視カメラのハッキングをする時間はなかった。
佐倉 光
あ、KP、さすがにあの二人のチップまで侵入は無理かな?
できるようなら侵入してぶっ壊す。
KP
なるほど、いいでしょう。
佐倉 光
再判定かな?
KP
再度〈ハッキング〉で判定!
佐倉 光
敵さんがやりたいことを阻止する。それが最大の陽動になる。
本命は……こっちだ!
CCB<=85 〈芸術(ハッキング)〉 (1D100<=85) > 55 > 成功
佐倉 光
はぁぁぁぁ怖いw
KP
あなたの手に、確かな手ごたえがあった。いや、それは錯覚だ。その感覚が、分かるはずがない。
しかし、あなたは確かに感じた。僅かな── 濡れた破裂音を。
佐倉 光
「よしっ」
あとはズラかるだけ。
KP
直後。全てを押し流すように、舞台の上で、暁月ミントが── 口を開く。すべての演奏が、一斉に映し出された立体映像が、彼女のために輝く。
暁月 ミント
それは激しく華やかなダンス・ナンバー。少しだけ切ない響きを引きながら、踊る。好きだったあなたの影と一緒に、踊る夜。
佐倉 光
裏にいるので、こもったような音にしか聞こえないが、急いで痕跡を消すためコマンドを打ち込む指は音楽に乗って踊るようだ。
牧志 浩太
通話状態のままの電話を通して、微かに歌声が聞こえた。
佐倉 光
(生音いいじゃん……そういやライブって初めてだ)
歌聴いてんのに邪魔はしないでおこう。
暁月 ミント
寂しさを抱いたすべての人達へ、今日だけは踊ろうと呼びかける声だった。
牧志 浩太
「いい歌だな」
独り言のような、あなたに言うような、彼の声。
佐倉 光
「ああ」
暁月 ミント
嵐のような歓声が、踊り出す楽しそうな人々の声が、モール全体を揺るがして彼女に続く。破滅のアナウンスは、とうとう響くことはなかった。
佐倉 光
「……よしっ」
痕跡をできる限り消して、あとは本体が消えれば終わりだ。
全ては夢。いもしないハッカーはちょっとした悪魔の悪戯。
ペストマスクをかぶり直し、周囲の様子をうかがう。
KP
意図せぬ全館放送に周囲は慌ただしくなっているが、ライブはそのまま続けられている。
佐倉 光
脱出しちゃっていいかな?
KP
あなたが立ち去ろうとすると──
ふと、闇の中に誰かが立っていた。
佐倉 光
誰だ?
KP
それは、牧志浩太……、のように見えた。
表にいるはずの彼が、どうしてここにいるのだろう?
佐倉 光
「牧志? 表にいたんじゃ……」
牧志 浩太
「佐倉さん。よかった、解決できたんだな」
──あなたの耳に届くその声は、あなたが聞き慣れた声より、幾分か掠れて低く聞こえた。
佐倉 光
「……お前、誰だ」
牧志が何も言わずに移動するわけがない。
牧志 浩太
相手が、闇の中から姿を現す。
それは牧志浩太だった。あなたが知る彼よりも、少し年をとって見えた。
佐倉 光
「牧志……?
お前、牧志か?」
牧志 浩太
「ああ、そうだよ。佐倉さん、今日は10月31日で合っている?」
佐倉 光
「ああ、そうだ……」
牧志 浩太
「そうか、よかった。俺のメッセージを無視しないでいてくれて、ありがとう」
佐倉 光
「あれをくれたのは、お前だったんだな。
お陰で助かった」
牧志 浩太
「ああ。回りくどいメッセージになって、ごめん」
佐倉 光
「つかなんで微妙におっさんになってんだよ」
牧志 浩太
「この時間より少し未来の俺だから、かな。バベッジ社の製品を逆に利用して、この時間に干渉しているんだ」
佐倉 光
もう相手が敵だとは思っていない。しかし知りたいことだらけだ。
「未来からの通信?
未来から来ているのか?」
牧志 浩太
「ああ。もちろん俺だけでやってるんじゃなくて、佐倉さんが今も動いてくれてるんだけど」
佐倉 光
あっ良かった未来の俺生きてた。
死んだ世界線かなんかかと。
佐倉 光
慌てて相手の体に触れようとする。
牧志 浩太
触れた身体には手ごたえがなかった。立体映像か、幻なのだ。
佐倉 光
「なんだこれ、すげぇな」
投影装置どこだろうなぁ……! なんて考えている。
牧志 浩太
「そう言うと思った、佐倉さんなら。
俺達は未来である事件を解決した。でも、その余波でこちらに影響が及んでしまったらしくてさ。
そのままだと、俺も佐倉さんも危なかった。だからメッセージを送って、こっちで解決してもらおうとしたんだ」
佐倉 光
「危機は今日じゃなくて未来だったって事なのか」
牧志 浩太
「その意味では、俺達が迷惑かけたってことになるかな。ごめん」
佐倉 光
「わけわかんねぇよもっと詳しく」
牧志 浩太
「ごめん、無理。あまり干渉すると、それこそ因果が歪む」
佐倉 光
「何お前俺にストレス与えに来たの?」
佐倉 光
ごめんな未来牧志。
牧志 浩太
「別にそういうわけじゃなくて……あー、これだけ言いたくてさ。
誕生日、おめでとう。俺がそう祝うことにした日だけどさ」
佐倉 光
「……は? あ、え、俺の?」
牧志 浩太
「あれ、それまだ話してなかったのか……」
佐倉 光
「知らない。日付的にはまあ当たらずも遠からずだけど……」
牧志 浩太
「それはフライングしちゃったな」
佐倉の誕生日
佐倉 光
蠍にしよう。
あ、先の方がいいか。11月にしよっと。
1d22 (1D22) > 12
11月12日!
KP
結構近い!

牧志 浩太
「って、うわ、時間がない。佐倉さんごめ──、」
佐倉 光
「あっ、おい牧志!」
牧志 浩太
結局なんだったかよくわからない存在は、あなたに小さな踊るカボチャの立体映像を差し出して、それごとまた唐突に消えた。
佐倉 光
「何だったんだよ、もー。
……礼言い損ねた」
まあ、いいか。
KP
結局なんだったのだ。とにかく外ではライブの歓声が響き、あの惨劇は起こらないまま幕を閉じた。
入れ替わっていた人々も元に戻ったのか、口々に戸惑うような声が聞こえる。
佐倉 光
周囲を一応探してヘンな機械とかないか見てみるけど、まあないんだろうな。
KP
残念ながら何もない。あの牧志は痕跡も残すことなく消えてしまった。
佐倉 光
「しってた」 
「牧志、表に戻る。警備が居ない方教えてくれ」
牧志 浩太
「分かった。こちらの方向から……」電話の向こうの声は、あなたが聞き慣れた声だった。
佐倉 光
「……牧志」
牧志 浩太
「佐倉さん?」
佐倉 光
「ありがとう」
牧志 浩太
「え? ああ、うん。俺も」
佐倉 光
まあ、今言っとけば言ったことになるだろ。同一人物らしいし。
というわけで、こそこそ表に戻って、何食わぬ顔でライブの続きを楽しむ。

佐倉 光
客の間を縫って、何事もなかったかのように牧志の所に戻る。
東浪見君いるかな。
牧志 浩太
「お帰り、佐倉さん」踊り狂う客達の間で、牧志はそこにいた。あなたの顔を見て電話を切る。
佐倉 光
「ただいまー、まいったよトイレ混んでてさー」
東浪見 空
「おっ、佐倉さん。こんばー」東浪見もいて、あなたに手を振る。
佐倉 光
「東浪見さん帰ってなかったんでs……
まいっか」
東浪見 空
「?」
佐倉 光
「帰ってなかったんだ」
東浪見 空
「いや、いっぺん帰ったけどライブが気になって。やっぱ来た」
牧志 浩太
「フットワーク軽いな。ここ結構遠いのに」
佐倉 光
着替えたりもしてるんだろうな。
「さっき電車で会ったとき、結構遠かった気が……
いやいや、牧志から聞いた話」
東浪見 空
「会ったっけ? いやー、言っても1時間くらいだし。十分十分」
牧志 浩太
「片道一時間だよな、確か。遠いって」
佐倉 光
「電車で一時間って遠いぞ?」
同時に言って目を見合わせてしまう。
牧志 浩太
同時に言ってしまって、ぷっと吹き出す。
「だよな」
佐倉 光
「だよなぁ」
東浪見 空
「そうか? 遠征でしょっちゅう行き来してるし、遠くないけどなー」そんな様子を見て、東浪見は笑った。
「仲いいんだなー」
佐倉 光
「……僕、そういう趣味はないですからね?」
いつか言った台詞を冗談めかして言う。
牧志 浩太
「まあ俺もないけど」
たぶん、という微妙に自信のなさそうな言葉は、今度はつかなかった。
佐倉 光
思わず笑ってしまう。
佐倉 光
AND/HANDん時言ったヤツだ。
牧志 浩太
ですねー。懐かしい。
佐倉 光
仲良いねって言われたことに軽い照れ隠しでした。>懐かしい台詞
KP
いいですねぇ。
佐倉 光
今回何があったか、牧志と話したい気はした。
それは多分、東浪見といるとできないことで。
いつもならさっさと帰ることにしていたかも知れない。
しかし何だか今日は、そうするのが惜しい気がしていた。
東浪見 空
そんな二人の様子を楽しそうに眺めていた東浪見が、ふと口を開いた。
「そうだ、二人ともこの後空いてる?」
牧志 浩太
「この後?」
佐倉 光
「ああ……別に予定はないかな」
東浪見 空
「そうそう。せっかくだし飯食いに行かね?」
佐倉 光
「……」
牧志 浩太
「俺も予定はないかな。確かにいい時間ではある」
佐倉 光
「いいね。腹も減ったし」
KP
ちなみにミントちゃんは連れていきます? 流れ的に男三人っぽいけど、彼女も合流して四人でもいい。
佐倉 光
どうなんだ。4人の方が楽しそうだけど、ミントちゃん辛くないか。
あとKP辛くないかw
KP
東浪見いるし大丈夫じゃないかな。混ぜっ返せるので。KPは頑張る。
佐倉 光
じゃあ折角だから少しだけ!
東浪見 空
「おっ、やった。アミも来るし何がいいかなー」
牧志 浩太
「って、彼女も来るのか?」
東浪見 空
「おう、来る来る」
佐倉 光
「え、マジで?」
牧志 浩太
「それは……、その。辛くないか?
彼女がさ……」
佐倉 光
choice 察した わからん (choice 察した わからん) > 察した
牧志 浩太
牧志もなんとなぁーく察してしまった。
佐倉 光
察しちゃったかー
「本気で辛かったら来ないだろうし……」
東浪見 空
「大丈夫大丈夫。……それくらいの方がいいんだよ、きっと。
ま、ほんとに辛かったら俺がシメられて終わると思うし、大丈夫大丈夫」
牧志 浩太
「東浪見がシメられるのはいいのか……」
東浪見 空
「それは通常運転」
佐倉 光
「仲良いんじゃ?」
なんとなく、黒焦げにされてる人を思い出した。
東浪見 空
「おう、仲良しだ!」
佐倉 光
「……そうか。よし、頑張れ。
応援する」
東浪見 空
「?
おう、ありがとな!」
佐倉 光
モニタ持って飲み会だー
KP
そういえば! 荷物がでかい!w


未来は可変的である。過去はいつか⽛を剥き、こちらに襲いかかってくるかもしれない。
しかし、今、⽬の前にあるものは、確かに存在している。
この⼀連の出来事は、あなたにとってどのような思い出になるのだろうか。
それはきっと、未来の⾃分が知っている。



佐倉 光
少なくとも二人とも、あの年齢になるまでは無事って事だろ?
上々じゃねぇか。
牧志 浩太
「?」
KP
ちなみに未来は分岐するらしいです。そうとも…… 限らない!
佐倉 光
ちぇー。
ここで調子に乗ることで未来が変わっちゃうかも知れない!
KP
おおっとそれはいけない!

KP
その後。
暁月 ミント
「全然聞いてないんだけど、東浪見」
東浪見 空
「言わなかったからな」
佐倉 光
(言ってなかったのかよ……)
暁月 ミント
「…………後でシメる」
佐倉 光
「まーまー、折角ですし!
ちょっとだけ祝杯って事で!」
暁月 ミント
「まぁいいけどさ……。牧志くん、ありがとう。来てくれてさ」
牧志 浩太
「ああ、うん……。なんだかごめん。いい曲だった」
暁月 ミント
「でしょ。これからも頑張るから、聴いててくれると嬉しいな」
佐倉 光
「俺初めて聴いたんですよね、生演奏!」
暁月 ミント
「えっ、初? どうだった、どうだった?」
佐倉 光
「最高っした!」
暁月 ミント
「やった!
嬉しいなー、まさか全館放送だなんて思わなかったけど」
東浪見 空
「あーあれな、知らんかったん?」
暁月 ミント
「全然知らなかったって。びっくりしたー」
佐倉 光
「へー、出演者にもサプライズなんて、そんなことあるんだな」
暁月 ミント
「だね、驚いた」
牧志 浩太
「後で確認したけどさ、ネットでも話題になってた。あのサプライズ」
佐倉 光
「ああ、変なDJが入ってたっていう……」
牧志 浩太
「そうそう。仕込み? ハロウィンのイタズラ? ってさ」
スマホの画面を三人に見せる。
佐倉 光
二人の後からそれを見て、ほんの少し笑う。まあ悪くはないんじゃないか?
ぶっつけにしちゃ、行きすぎるほどにうまくいった。
東浪見 空
「おおー。一躍大スターじゃん、アミ」
暁月 ミント
「だから本名呼ぶなっての。どっちかにしろ、どっちかに」
佐倉 光
「あー、この曲、俺、この曲前から気に入ってて……」
流れている録画映像の曲は、前から音楽プレイヤーに入れてある曲だった。
「聴いてくれる人、増えそうですねー」
正直、いい曲だから流行れ、って気持ちはある程度本当だ。
暁月 ミント
「……初ライブん時の曲なんだ、これ。そっか、前から気にいっててくれたんだね。
嬉しいな」少し、その声には切なげな響きがあって。
牧志 浩太
牧志浩太は少しだけ気まずそうに、目をそらした。
佐倉 光
なんか想いを込めた歌だったのかな。
甘酸っぱい感じの。
暁月 ミント
「さっき言おうと思ってたんだけどさ。こういう時に謝るのは無しだよ、牧志くん」
牧志 浩太
「あー……、うん。ごめん」
暁月 ミント
「だから謝るなって。大丈夫、これからもっと頑張るからさ。
たまにこうやって聴きに来てくれたら、嬉しいな」
牧志 浩太
「ああ、また行くよ。本当にいい曲だったし」
暁月 ミント
「OK」彼女は、グラスを打ち合わせてニッと笑った。
佐倉 光
(消えてしまった過去、か。当然、そういう事もあるんだな)
みんな成人済みかな。
KP
全員同い年ですね。お店自体はノンアルコールもちゃんとあるレストラン寄りの店。
佐倉 光
ジンジャーエール頼んでる。
なし崩しにカラオケ行ったりするかー!
暁月 ミント
「よし、それじゃ湿っぽいのはここでお終い。祝杯といきましょ」
東浪見 空
「おう」
佐倉 光
「はーい」
牧志 浩太
「ああ」
佐倉 光
「コンサートの成功とー、いろいろ上手くいったことを祝って、かなー」
いろいろ。言いながら牧志を見る。
牧志 浩太
目配せをするように笑い返した。
東浪見 空
「おう、大成功おめでとう会と、アミの今後の応援会だな!」
暁月 ミント
「だから本名…… あー、もういいわ」
佐倉 光
(俺はどっちで呼べばいいんだろう……)
東浪見 空
「アミ何食う? 牧志と佐倉さんは?」注文用パッド持ってる。
佐倉 光
「食べ物か……なんでもいいけど」
しばらくメニューを見て、困っている。
牧志 浩太
「じゃあ、その鹿肉の串揚げで」
暁月 ミント
「レモングラスの鶏肉ステーキ、小さい方」
東浪見 空
「え、いつもの大盛りは?」
暁月 ミント
「アホか、あれはヤケ食いの時限定だっての。しかも後で戻すの大変なんだからね」
佐倉 光
「俺、こういう所来るの初めてで、よく分からないな……」
東浪見 空
「そうなん? 普段はマック以外何食うの?」
佐倉 光
「俺普段食事ってあまり考えてなくて。
じゃあこれ……」
指さしたのは唐揚げだ。
東浪見 空
「おっ、俺も唐揚げ好き」
佐倉 光
割と見慣れたヤツ選んだだけだけどね。
東浪見 空
全員分の注文と、自分用の唐揚げタワーを注文する。
牧志 浩太
「からあげタワー、何だこれ……」
佐倉 光
向かいに山積みにされたタワーを見てびっくりしてる。
「万魔建築だ……」
牧志 浩太
「世界は建築だった……」
佐倉 光
すごいネタが返ってきた。
東浪見 空
「この唐揚げ、たくさんある割にちゃんと結構美味くてさー。お気に入りメニュー」
佐倉 光
「どこに入るのそんなに。あと胃もたれない?」
東浪見 空
「行ける行ける。今日遠征で疲れたし」
暁月 ミント
「いつ見ても食う量えっぐ」
佐倉 光
「遠征で疲れた人が、俺……牧志に付き合って、一時間電車乗って買い物付き合って、また一時間乗って戻って、またこっち来てんの……
俺、移動だけで死ねる自信がある」
東浪見 空
「え? 2回遠征入ったときよりだいぶんマシだけど?」彼の横には持って帰った大きなモニターが置かれている。
牧志 浩太
「1日に2回遠征、こなすだけで凄いよ」
佐倉 光
「異次元……」
多分、理想の俺、再生力は別としてここまでじゃなかった。
想像の外だ。
想像を越える現実
KP
佐倉くんの想像する理想を東浪見がぶち越えていった
佐倉 光
知っている範囲のことしか想像できないしなぁー。
東浪見 空
しかも遠征先でやるのがラグビーなのである。>2回遠征
佐倉 光
すごい。【CON】いくつあんのよ。
KP
【STR】【CON】も18ありそう。
(東浪見の【STR】/【CON】については判定機会がなかったので、【INT】しか決めてなかった)
佐倉 光
これ、二次会は二人を残して離脱すればいいの?
KP
なるほど? いいんじゃないかな。
佐倉 光
そうしよう。さすがの佐倉もそれくらいは分かるんだ。

暁月 ミント
「こっちの業界もスケジュールえぐいけど、東浪見も大概。しかも好きでやってるし」
東浪見 空
「好きでやってるのは、アミもそうだろ?」
暁月 ミント
「まあ、そうだけどさ。
東浪見の体力、たまに羨ましくなるわ」
佐倉 光
「……俺も知らないことだらけだなー」
ぽつりと口から漏れた。
牧志 浩太
「……知らないこと、か」
東浪見 空
「そんなもんじゃね? 世の中デカいし」
佐倉 光
「知ったつもりになってても、見なきゃ分かんねぇことって色々あるよな」
下らない日常、と思っていたところに、驚きはいくらでも転がっていた。
牧志 浩太
「……そうだな。知っていても、知っているだけって事と、本当に見た事は違う」何かを思い出すように、一度手を握って、開いた。
牧志 浩太
あの時もそうだった。俺は紅の知っている事を同じように知っていた筈なのに、俺には思いつけなかった事を紅は気づいた。
佐倉 光
なるほどなー
東浪見 空
「あーあるある。知らん駅で降りてみたらうまい店見つけたりとか」
佐倉 光
【知識】、か……ま、そういうもんかもな」
神に触れて得た【知識】は価値あるものだったが、それを捨てて得た日々は、それと同じくらい価値あるものだと思えた。
暁月 ミント
「まあ、そうね。こっち来てから本当に、色々見て知ってさ。でも、知れば知るほど、知らないことばっかりだなって思うよ」
佐倉 光
「一生なんて時間じゃ、足りゃしねーんだよなぁ」
時間は欲しいな、正直。
東浪見 空
「一生かー。スケールでかいな」
佐倉 光
「もし何回も時間を巻き戻して、色々な体験ができるなら、それも楽しいかなと……っと」
牧志 浩太
「面白そうだけど、今がいつかとかで混乱しそうだ」

KP
気がつくともう2時間が経っていた。
時間が経つのがすこし、速いように感じたかもしれない。
佐倉 光
「おっと、もうこんな時間か……行かないと終電なくなっちゃうな」
牧志 浩太
「あ、本当だ。
……今日はありがとう。楽しかった」
東浪見 空
「おうこっちこそ! 佐倉さんもありがとうなー、また飯食おうぜ」
佐倉 光
誘われて一瞬ぽかんとする。
東浪見 空
「どしたん?」
佐倉 光
「いや……割とレアなイベントなんで驚いちゃって」
東浪見 空
「そうなん? 普段あんまし友達と飯食わない方?」
佐倉 光
「牧志とは食うけど、他に連むヤツあんまいないんだよねー」
波照間さんとはたまに行く。
東浪見 空
「そっかー。じゃあ新しい体験ってことで」
佐倉 光
「ありがとう! 今日は楽しかった」
東浪見 空
「おう! 俺も!」
暁月 ミント
「ありがと。今日は楽しかったよ。……それじゃあね。牧志くん、佐倉くん」
牧志 浩太
「ああ、元気で。頑張って」
佐倉 光
「また音楽の話聞かせてくださいねー」
暁月 ミント
「また、か。いいよ、たまにね」
ひらりと手を振って、今日の衣装が入ったキャリーケースを引いて彼女は去っていった。
東浪見 空
「そんじゃなー」元気に手を振って、東浪見も去っていく。
KP
全員散開する流れになっちゃった。
佐倉 光
まあそれはそれで未来に期待だ。
帰りにちょっと語ろう。

佐倉 光
二人を手を振って見送って、長く息を吐く。
牧志 浩太
「お疲れ様、佐倉さん」
佐倉 光
「今日の密度えっぐ……
随分短かった気がするけど」
牧志 浩太
「食事、佐倉さんが来るとは思わなかった」
佐倉 光
「そうだな……俺も驚いてる。
どうしてか、もう少し話したくなった。
それで、調子に乗ったらさすがに疲れた」
牧志 浩太
「楽しそうだったもんな、佐倉さん。
……あー、確かに疲れてる。よく考えたら、あの穴掘りの後にこれだもんな」
佐倉 光
「結局何だったんだ、アレ……」
牧志 浩太
「結局よく分からないままだな……」
佐倉 光
未来の牧志と出逢ったことを話そうか。
あれはきっとヒントになる。
しかし……
牧志 浩太
「……佐倉さん?」
佐倉 光
「秘密」
牧志 浩太
「えっ、そう言われると気になるな」
佐倉 光
「ああ、そうだ、終わった後話すことあったな、忘れてた」
牧志 浩太
「ああ、そうだ。俺も半分忘れてた」
佐倉 光
「牧志さー、今更俺が言うことじゃないかも知れないけど。
人間、普通持てる視点は一個だけ。自分の主観でしか見られないわけよ」
牧志 浩太
「……? そうだな?」
不思議そうな顔は、察しのいい彼には珍しく自覚がないようで。
佐倉 光
牧志だなぁ、とほんの少し笑う。
「それを二つ? 三つか? 持ってるってもの凄いアドバンテージだぜ?
ただの記憶、かもしれないが、全く別の人間の思考や感情、ものの見方をしっているというだけで、人より色々見えてる筈なんだ。
なんか、それを活かすことを考えてみてもいいと……俺は思う」
牧志 浩太
彼はそう言われて、少し不思議そうに自分の手を見下ろして、指を折ってみて。
「そうか、そういう事になるんだな」
佐倉 光
「しかも、ひとつは凄腕悪魔使いの記憶だ。なかなか知りたいと思って知れる世界じゃない。
……まあ、そんだけだよ。ほらな、引っ張るほど大した話じゃなかったろ?」
牧志 浩太
「いや。ありがとう、佐倉さん。その発想は正直無かった。
少し、考えてみるよ」
佐倉 光
「ああ。
で、お前の方は?」
牧志 浩太
「ああ、こっちこそ大した話じゃないんだ。俺がこうなってから、ちょうど1年だなって。それだけ」
佐倉 光
「ああ……そうか、そうだったか」
牧志 浩太
「ああ。ハロウィンの夜だった。
気づけばあれから、随分時間が経ったんだなって」
佐倉 光
「一年か。あっという間だった気がするな」
牧志 浩太
「俺も。随分色々あったのに、あっという間だったような気がする」
佐倉 光
「この一年、呪われてんのかってくらい酷い目に遭い続けた気がする」
牧志 浩太
「あー、確かにな……。佐倉さん、俺のこと巻き込んだかもって言ったけど、割とどっちが巻き込んだのか分からないな」
佐倉 光
「俺が牧志に巻き込まれてる? その発想はなかった。
それはそれで腑に落ちる気がしなくもない」
牧志 浩太
「俺に会う度に何かしらあったって話、しただろ。確かにちょっと頻度が高いなーとは、思ってるんだ」
佐倉 光
「ま、なんだかんだうまくいってるし、面白いからいいけど。
退屈はしない」
牧志 浩太
「ありがと。嫌だって言われたら凹む所だった」
平和
佐倉 光
基本佐倉側がKPCやっていると酷い目にあいつづけることになるのである。
KP
まったくそうなのである。
珍しく牧志くんKPCだと思ったら両方とも巻き込まれる話だったのである。
佐倉 光
そういえばそう。
まあ友人になってからは結構会って遊んでるだろうし、会うたびって程じゃないさ!
KP
ですね! この6か月もきっと平和だったし!
佐倉 光
単にシナリオになるほどの大事件じゃない怪奇現象に見舞われている可能性はあるけど。
KP
その可能性はあるけどなんかもう慣れてそう。>小さい怪奇事件

牧志 浩太
「そうだ佐倉さん。誕生日おめでとう、きっと今日じゃないと思うけど」そんなことを突然言い出す。
佐倉 光
「……
なんで二人して今日なんだ」
牧志 浩太
「二人して? あ、そうか。俺の誕生日も実質今日ってことになるのか」誤認。
佐倉 光
それならそれでいいか。そういうことにしよう。
「そうだな……って違う。俺の誕生日はまだ先」
牧志 浩太
「何日?」
佐倉 光
一瞬迷って、口を開く。
「11月12日」
牧志 浩太
彼はすこし、驚いたような顔をした。
「……じゃあ、その時に改めて祝おうかな。
今日はフライングおめでとう、ってことでさ」
佐倉 光
「……
ありがとう。祝われて嬉しかったの、久しぶりだ。
っつかなんでニアピンしてんだ」
牧志 浩太
「そうか、よかった。秋ぐらいかな、とは思ってたんだ」
嬉しかったのは、久しぶり。その言葉に、以前少しだけ聞いた佐倉さんの昔の話を思い出したが、それに言及することはなかった。
佐倉 光
「牧志はいつ。今日のとは別にあるだろ」
牧志 浩太
「俺? 12月……じゃない、4月26日」
佐倉 光
「へー……」
スイスイと指を動かしてメモをとる。
牧志 浩太
その様子を見て微笑んで、いつもの日記帳に小さく日付を書いた。手帳用のボールペンを、慣れた手つきで扱う。
佐倉 光
今年は不意打ちを食らったが、来年はこっちが不意打ちしてやろう……
KP
それは日常を見下ろすことがなかったあなたの、小さな未来の展望の話。
佐倉 光
あっ、確かにー
■??視点
どこか薄暗い所で、黒髪の青年がモニターの光に照らされながら作業をしていた。
地面に描かれたサークルが一瞬光を放ったかと思うと、誰もいなかったその中に、不意に茶色い髪の青年が姿を現す。
同時に、ケーブルの群れに捕らえられた怪しげな機械が、一度煙を吹いて動きを止めた。
黒髪の青年が汗を拭って伸びをし、頭の後ろに腕を組んで椅子に寄りかかった。
茶髪の青年
「ありがとう、佐倉さん。俺の我儘を聞いてくれて」
黒髪の青年
「誤差だ、問題ない。で、何だったんだ、用事は」
茶髪の青年
「誕生日おめでとうとだけ、言いたかったんだ」
黒髪の青年
「命懸けで?」
苦笑して肩をすくめる。
「『ありがとう』……どうせ言いそびれただろう、『俺』は」
黒髪の青年
「誕生日おめでとう、牧志」



「100万回目のハッピーバースデー」

END.A「何度でもおめでとうをあなたに」


KP
両生還にて終了です。お疲れ様でした!
佐倉 光
お疲れ様でした!
ありがとうございましたー!
KP
生還報酬はSAN+2D10です。
佐倉 光
結構いただける!
KP
結構《SANチェック成功して大きな減少を免れてますからね。
佐倉 光
確かに。1d10とかあったからね。
2d10 (2D10) > 15[10,5] > 15
[ 佐倉 光 ] SAN : 69 → 84
牧志 浩太
2d10 (2D10) > 11[4,7] > 11
[ 牧志 浩太 ] SAN : 61 → 72

KP
本来のシナリオだと、もうちょっとPCがメインでKPCはそんなに動かないんですよね。そこは少し改変を入れてます。
佐倉 光
あ、そうなんだ。楽しかったよ!
KP
今回、シナリオの流れや展開そのものは変更していないんですが、

 ・バベッジ社やネットワークについて「親切な電気店のNPCが教えてくれる」シーンのカット(佐倉くんなら知ってる!)
 ・一部のシーン展開の調整
 ・講演会の内容の変更(元のやつは佐倉くん行きそうになかった)
 ・ラストシーンの変更(ハッキングでかっこよく決める佐倉くんが見たい)

など微調整をかけています。
佐倉 光
ハッキング楽しかった。
あとハッキングの時のKPの煽りがカッコよかった。
KP
やったぁ。佐倉くんのハッキングで活躍シーン、最高に「らしい」演出してくれたので楽しかった。
佐倉 光
結果的に10/31になったのも良かったなぁ。
おめでとう牧志ー!
四月は覚悟しろ。
牧志 浩太
ですねー! ありがとう佐倉さん!
ぼんやり秋ごろかな? って所から10/31になったのは美しかった。
佐倉 光
身を隠すにもうってつけの変装と、開始前のカラスが絡んだのもいい感じだった。いいじゃないかお祭り!
牧志君の過去も掘れたし友人も生えたしー
なんか今回得るものが多かった。
KP
そうそう。あれはとてもいい感じだった。ハッキングシーンもメガテン本編ではあそこまで深く演出されたことなかったから、とてもよかった。
ですねー。後日談で佐倉くんがまさか一緒にご飯食べに行くとは。
牧志くんをきっかけに日常を知っていく佐倉くん。
佐倉 光
佐倉が丸くなって行く!

佐倉 光
そういや〈ハッキング〉で片付けたあれ、本来のシナリオだとどんな感じになるの?
チップ破壊もできたし、満足!
KP
本来のシナリオだとミントちゃんに交渉して短時間だけステージに上げてもらい、そこでパフォーマンスなりライブなりトークなりをして〈セクメンケネップの言葉〉を使い、呪文に呪文で干渉する、って展開なんですね。
佐倉 光
やっぱ魔法使う感じなんだ
KP
ですね。
でも最初に「芸術って〈ハッキング〉でもいい?」って言葉があった瞬間に「それだ!!!!!」ってなってこの展開になりました。
佐倉 光
ありがとうーーーー!
〈ハッキング〉して呪文使うべき? とも思ったけど、佐倉のインチキトークなんか流すより芸術流した方がいいに決まっている、と思っちゃった。
いいシーンいただいて嬉しい。
人のステージ邪魔したくないし。
KP
最高に美しいシーンでよかった。交渉飛ばしちゃったので、呪文だとミントちゃんの存在がシナリオ内でよくわからんことになってしまうところ、綺麗に絡めて下さいましたしね。
佐倉 光
ああ、確かに。
存在感が「ただの協力者」なんだな。
よしいい仕事した!(85)
失敗しなくて本当に良かった……
KP
そうなんですよ。それで交渉飛ばしちゃったら割と存在が謎になるから、あそこで綺麗に活かしてくれて嬉しかった。
あれ出目があんまりにもギリギリでヒヤヒヤしました
ギリギリの攻防戦をやっているんだなこの出目は、と思ってああいう演出になりました。
佐倉 光
確定成功の呪文と違って判定失敗したらまずいもんなー!
上手くいってもブタバコエンドになりかねん。
KP
社会的ロストエンドは困るぅ。
佐倉 光
そういうロストは……ちょっと……
※実は呪文を使う場合でも交渉技能に成功する必要があるので判定はあった。

佐倉 光
いい感じに終わったけど割と分からないことは多いなぁ。
ひとまず佐倉はモニタが結局何だったのか知らない。
あと何が100万回目なのかは想像はつくが不明。
KP
なんですよねぇ。モニターが何だったのかは11月12日に判明するんじゃないかな。あと死体については1つ情報を取りこぼしていますね。
佐倉 光
おっ、どこだろう。
なんか調べ忘れたかな?
死体に目星……とかはしてないけどそういや。
ってああそうか、いっこ失敗してたね、判定。
KP
「星の教団」というクラッカーについて、成功すると「容疑者と思しき男が⾏⽅をくらます直前、彼の⾃宅から奇妙なアメーバ状の物体が出て⾏くのを⽬撃した」という情報が出ました。
佐倉 光
ん、いっぱいいたんじゃなくて、目撃されてたのはそいつ一人だったって事か?
KP
そこのところあんまり明言が無くてよくわからないんですよね、このシナリオ。
佐倉 光
そうなのかぁー。
KP
二人の持っているスマートフォンなどに制御チップが仕掛けられていた、という描写があるので、佐倉くん家にいた「死体」は何らかの呪文で佐倉くん宅に侵入したクラッカーなのではないかな、と思うんですけど。
佐倉 光
牧志が襲われた理由もよくわかんないのかな?
KP
割とその辺も謎です。補完しようかと思ったんですけどやっぱよくわからんな!! ってなってる。
佐倉 光
この事件の後は、あの会社の電化製品分解して、怪しいチップ探してるかなー。
時間の繰り返しについても説明はない感じですか?
KP
その辺もあんまり深い説明はないですね。

「並⾏世界、あるいは未来のKPCは、ある⽇のっぴきならない理由によって並⾏世界の過去、あるいは⾃分の世界の過去に⾏って時空の歪みを直すことになった」くらい。
で、この歪みを直したことで色々誤差が発生して、というくらいしか書いていない。その辺はKPが好きに決めてということかもしれませんが。
佐倉 光
単に未来の夢を見た、ってことなんだろうか。
でも100万回目のだし……って
ああ、そうなんだ。
KP
あ、KP真相を1か所勘違いしてる……。本卓ではこう、ということで……。
佐倉 光
私はねー、
・実際に時がループしてて、誕生日が過ぎて「おめでとー」言ったあたりで戻され続けているのかと思っていた
・名無しの牧志君は佐倉が死んだ世界の牧志君で、その原因になった事象を回避しようとループを繰り返した先でヒント送ってきた
・最終的にラスボスが復讐のために肉片になった状態で戻ってきて、事態を解決したPCに復讐しようとしたけど、意味も分かってないKPC(中身)にあっさり返り討ちにされた
なんて感じに考えてました。
KP
それはそれでめちゃくちゃ熱い!! >ループを繰り返す牧志くん
タイトルがそれっぽいですしね。
佐倉 光
だから未来牧志が来たときに、未来での面倒ごとって、この時代がループし続けて先へ進まなくなるとかそういうトラブルなのかなと思ってましたねー。
KP
なるほどなぁ。
それも面白いからちょっとやってみたいな……>どちらかがループを繰り返すお話
佐倉 光
一人残された牧志がひとりで血反吐吐いて頑張るの面白くない? なんて思っちゃって……
KP
それはめちゃくちゃ面白いし見てみたいしやってみたいな……?
佐倉 光
見てみたいので、やってくださるなら喜ぶ。
KP
家族絡みの話が結構解決しちゃって、雪国シナリオやる意味が薄れ気味なので、構成が難しそうだけど少し考えてみようかな。
佐倉 光
あっ。
そうかー。割とね。前回色々解決させちゃったからなあ。
基本妄想って自分の好きなネタで構成されるので!
やっていただけるならものすっごく嬉しい!
KP
考えてみますがシナリオ構成力は無いので途中の展開のネタとかも思い浮かんだらください!! >ループ話
雪国シナリオ、それはそれとして普通に旅行して思い出話して怪異に巻き込まれるおはなしでもいいかな? とは思ってるので、やるはやるかもしれません。
佐倉 光
やるなら行きたい!
KP
わーいそれはそれで考えてみます 二人で旅行も楽しそうですしね。
佐倉 光
佐倉、寒いの嫌いだろうなぁー
雪の中とか絶対歩きたくないやつ。
KP
雪景色を見て一瞬怯むやつ。
佐倉 光
「穂坂さんに連絡しよう」
牧志 浩太
「いや、ここで溶かしたら雪崩になるから佐倉さんストップ、ストップ」
KP
ループ話、こちらKPだと「ずっとループし続けて牧志くんは死なないけど先に進めない世界」とか「牧志くんが死ぬ世界」とか「最初から牧志くんがいない世界」とかに落ち込みかけながら、牧志くんのことを覚えている佐倉くんが奮闘するやつかな 楽しそう
佐倉 光
・PCは未来で死ぬ。ループ経験でそれを知っているKPCがなんとかヒントを送ってくるからPCは自分の死のことを知ってゆき、それから逃れるためがんばる

・KPCは未来で死ぬ。ループ経験でそれを知ってしまったPCは、回避するため頑張る。

どっちでも楽しそうだけどね~
佐倉 光
下の方が作るの簡単な気はするな。
KP
どっちでも楽しそうだけど、「自分の」よりも、「相手の死を回避する」方がこの二人にとってドラマチックになる気がする。
佐倉 光
それならどっちかっていうと牧志君が頑張る話が見たいかな!
いや、どっちでも楽しそうなんだけども!
KP
つまり両方やればいいんですね? っていうとシナリオ構成がすごい大変なことになりそう
佐倉 光
確実なのは、頑張る側のSAN値がヤバすぎる経験になりそうということかな……
KP
それは間違いない……。
牧志くんが食らいついて頑張る話、確かに見たいなぁ。KPしていただくことになっちゃいますけども。
佐倉 光
反魂香! とかリカーム! って言えない状況で死なれると絶望凄いよ?
ね。見たい!
KP
ですねー考えよう!
リカームで死を引き戻したことがある佐倉くんが、リカームが使えない状況で牧志くんに死なれると絶望感凄いですね???
佐倉 光
そうだよ?
普通の人は死んだものは戻らないから、ある意味諦める事はできるけど、回避手段があるのに使えない状況は数倍辛いよ。
KP
佐倉くん、波照間にリカームしたことありましたっけ
佐倉 光
どんな死に方するんだ……
あ、どうだろう。
波照間さんが死んだ事って何回くらいあるかなぁ。
KP
覚えてるのは
 ・タロン戦で胸に大穴→泉で回復
 ・紫鏡のムドラッシュ
くらいですね、後何があったかなぁ
佐倉 光
ムドラッシュの時は佐倉チームも死んでたからなぁ。
KP
ムドラッシュんとき戦況がわやくちゃになったから、マカミが落ちる前に波照間にリカームしたことがあったかどうか忘れちゃったんですよね。
KP
後他にどこかあったかなぁ。
佐倉 光
ラスボス戦平気でしたっけ。
ただラスボス戦はリカームはしていないな。
KP
ラスボスは波照間も落ちたけど佐倉くんも同時に落ちたような気がしてて。
波照間にリカームしたことがあると、牧志くんに目の前で死なれたら色々よぎってしまいそうだなと。
佐倉 光
途中のリカームはなさそうー
KP
なるほどー 確認ありがとうございます

KP
あ、そうだ。忘れてたけど成長判定しましょう。
元に戻ってからはファンブルしてないはずだから、「牧志浩太」の方が佐倉くんの、「佐倉光」の方が牧志の成長判定になりますね。
成長判定は相手の(牧志くんの)技能値でロールして、成長結果は佐倉くんのシートに加算してください。

【アイデア】ロールは、「牧志が興味ポイントに振っている好きな技能」の成長判定でどうぞ。
佐倉 光
はーい
KP
あ、しまったコマ戻しちゃったからチャパレがややこしい コマ適宜使ってもらっても大丈夫です。>【アイデア】ロールの成長判定
佐倉 光
1D100<=76 (1D100<=76) > 39 > 成功
1D100<=84 (1D100<=84) > 18 > 成功
牧志 浩太
CCB<=85 〈芸術:ハッキング〉の成長判定ー (1D100<=85) > 11 > スペシャル
KP
こういう時に限って出目がいい…… あるある!
佐倉 光
あるある
KP
成長判定が終わったらログ取ります。
佐倉 光
今回音楽の話だから、〈聞き耳〉にしよう。
KP
おおー、いいですね。>音楽の話
佐倉 光
CCB<=84 (1D100<=84) > 44 > 成功
CCB<=84 (1D100<=84) > 52 > 成功
CCB<=84 (1D100<=84) > 68 > 成功
まあ、そうよね。
KP
牧志の〈聞き耳〉高いもんなぁ。


【置】CoC『惑いの欠片』 佐倉&牧志 5

底抜け野郎め。ふと、そんな言葉が浮かんだ。

【置】CoC『ヒナドリ ・ イングレイヴド 』 牧志&佐倉 4

焦りに追い立てられる心は、絶えず周囲に気を配らせ、次はどうする、と追い立てる。そこに思いの入る余地はなかった。

【置】CoC『おまえが猫耳メイドになるんかい』 牧志&佐倉(KPC視点)

「ちくしょう、どうしたらいいんだよ! 俺達大ピンチなんだってばーー!」

【クトゥルフ神話TRPG】
本作は、「 株式会社アークライト  」及び「株式会社KADOKAWA」が権利を有する『クトゥルフ神話TRPG』の二次創作物です。

Call of Cthulhu is copyright ©1981, 2015, 2019 by Chaosium Inc. ;all rights reserved. Arranged by Arclight Inc.
Call of Cthulhu is a registered trademark of Chaosium Inc.
PUBLISHED BY KADOKAWA CORPORATION 「クトゥルフ神話TRPG」


【置】CoC『骨組みだけの宇宙』 佐倉&牧志 1

「……大丈夫だよ。手を握ってても大丈夫。だから、いつもみたいに話そうよ」
「ああ……努力する……」

真・女神転生 TRPG 魔都東京20XX 第二部『東京侵食』第一話 1

山伏Youtuber

CoC【ワンナイ卓】収録シナリオ『こどもぱにっく!』 佐倉&牧志 1

「ここで飯にしよう!」言って指すのはお子様ランチセットだ! だって玩具がついてるんだぜ!