こんばんは
楡森 燐
リーチェ
楡森 燐
山田 花子(仮)
守築 茉麻
GM
リーチェ
こんばんは
GM
こんばんはー
山田 花子(仮)
こんばんは!
守築 茉麻
こんばんは、
元気になれる白いお薬
のみました
山田 花子(仮)
こいつぁ上物だぜ
千林 貴洋
ばんわです
明星 善
ばんわです!
山田 花子(仮)
おはしらんひと
GM
しらんひとだ! かこめかこめ
リーチェ
こんばんはー
GM
と思ったら善君だった。
守築 茉麻
唐澤貴洋だって
明星 善
誰……?

人間性の回復
GM
今日はまず、【人間性】の回復を行います。
リーチェ
行います!
GM
といっても必要なのリーチェだけだな
リーチェ
ですな
GM
残っている【絆】ぶんダイスを振るのだ
守築 茉麻
でもやらないといけないんじゃなかったっけ
しかも【絆】フルで
GM
これについては
ルールブックに「振ることができる」とあるので、
振っても振らなくてもよくね? ってことになってたよ。
ただし振るなら全部。
リーチェ
あれ? 【エゴ】にしたかどうかは関係なく総【絆】数じゃなかったですっけ
記憶違いかな
守築 茉麻
そうだったか
GM
てかそうだな。
残っている【絆】だと回復したいくらいさがっているときに振れなくなっちゃうわ
リーチェ
5d6 KIZUNA (5D6) 19[3,3,2,6,5] 19
system
[ リーチェ ] 【人間性】: -1 → 18
GM
んあ
やっぱり「【絆】の数」って書いてるな
守築 茉麻
だよね
山田 花子(仮)
2d6 (2D6) 11[5,6] 11
[ 山田 花子(仮) ] 【人間性】: 13 → 24
楡森 燐
まあロイスみたいなもんやろし
守築 茉麻
タイタス化されてたらバックトラックに使えないのと一緒だったような
【人間性】減少で【エゴ】化するのは2つだけだから
GM
そんなに振らなくてよいですね
【SA】でダイス追加とか追加振りとかあるから
それでいいわけですね。
リーチェ
あ、そうか「【愛】を使ったかどうかに関係なく、取得している」【絆】の数、を読み違えたもよう
失礼しました 残ってる【絆】ですね
[ リーチェ ] 【人間性】: 18 → 5
明星 善
ほうほう……
GM
リ~チェさんは前半2個を採用ね
リーチェ
はーい
GM
で6加算されて+5と
GM
山田さん回復しちゃっていいの?
山田 花子(仮)
え、裏ボス戦!?
GM
いや、【人間性】回復していたみたいだから。
楡森 燐
回復しすぎると【経験点】減るからな
守築 茉麻
【人間性】の回復はしてもしなくてもいい
する場合は、残っている【絆】分ダイス全部振ること
ってことでいいんだよね
GM
そうそう
山田 花子(仮)
にゃーる、しちゃったのでおっけーです

リーチェ
ぐるんと粘菌の塊が一回転して、その頂点の乾いたところからぼろんと頭が出てくる。
しかし、相変わらず半分溶けている。
しかもだいぶ溶けかけである。危うい。
守築 茉麻
「あとは麦と水を足せば問題なさそうだな」
リーチェ
「ない。麦いる」ぷるぷると頷く。
GM
家から出たところでしたっけね。
リーチェ
だったかな
GM
何かしたいことがある人いますか?
楡森 燐
ない 家で涼む
GM
涼しい秋風が吹いています。
明星 善
アイス買って帰ります。ハーゲン●ッツ! ビエ●ッタ! ガリ●リくん!
守築 茉麻
ラーメン屋台引きながら帰ろう
チャルメラ吹きながら
山田 花子(仮)
涼しくなったのでラーメン食って帰るか
守築 茉麻
「おっ。
ラーメン、食すか!」
山田 花子(仮)
「あぁ? ……まぁ、いい加減なんか食うか……」
リーチェ
「麦。食べる」
にょろにょろとラーメンに寄っていく。
守築 茉麻
では、さっそく屋台でラーメンを振る舞おう
「山田には、天使ラーメンだ」
楡森 燐
「俺はいらない……もう帰るから……じゃ……」静かに去ろう
リーチェ
「またこんど?」にょろにょろと手を振る。
明星 善
「ばいばーい!」
GM
涼しい秋風の中、火を入れられた鍋からふわりと湯気が上がる。
守築 茉麻
背脂を振った、一見濃い味のラーメンの上には、ヘイローに見立てたまん丸のフライドオニオンをいくつかと、生の玉ねぎを6枚翼の形に飾ったもの
明星 善
美味しそう
リーチェ
いいなーラーメン食べたい
明星 善
うめーラーメン屋さんあるんすよね……近所……
楡森 燐
「お前らと遭遇するのなんかあるときだから、できれば会いたくねえかな……」
山田 花子(仮)
「……どうだかな、羽の臭いがするところに兄ちゃんがいるぜ」
守築 茉麻
「そういうな、たまには出前だけでなく、暖かいものも食べてゆけ」
GM
ゆっくりと大気に出汁の香りが漂ってゆく。
守築 茉麻
燐くんには、醤油を使った飴細工を妖精の羽に見立てた、妖精ラーメン塩味
楡森 燐
食わねえからな!!!!
守築 茉麻
えー
守築 茉麻
リーチェには、とろみのついたあんかけそば
GM
灰色の羽は半分朽ちていたが、まだ原形を保っていた。
楡森はその羽に近寄りがたい気持ち悪さを感じるだろう。
楡森 燐
「何勝手に作ってんだよ!! そういうの押し付けって言うんだよ!!!! しまえ!!!!」
守築 茉麻
「いらないのか? ……せっかく作ったのに」
ちょっと、心なしかしょんぼり
リーチェ
「ぬるぬるした麦!」
喜んですすり始める。
楡森 燐
「いらない! 羽も見たくない! 帰る!」
ラーメン嫌いの理由
GM
こりゃー氷が溶けるの最終話最終回なんじゃ。
楡森 燐
もう学食でラーメン頼まなくなったよ、食傷で
GM
食傷ということは食べているんだろうか。
守築 茉麻
そこまで
楡森 燐
見るだけでラーメンはもういいってなってる
というか、事件のたびにラーメン持ったどっかの王が来るからラーメンニアリーイコール事件みたいになってる
守築 茉麻
ラーメンを食わせようとする王から逃げて飛び込んだ店で助けを請うと
「そのラーメン屋ってのはこんな顔だったかい」
ってそこも王の屋台でした、って悪夢見てそう
GM
なるほどなぁ。
事件イコールラーメンって紐ついちゃったんだ。

明星 善
ぼくにはラーメンないんですか!!?
守築 茉麻
善くんには、塩味の三色野菜マッシュを添えた塩ラーメン
一見、アイスが乗ってるみたいに見える
少しずつマッシュを溶かしながら食べると味変できる
明星 善
「……アイスの前にラーメン食べていこうかな」
山田 花子(仮)
羽ひろう
「また出来損ないかよ」崩れる?
GM
見る間に崩れてゆくが、今回は原形を留めている。
振り回したりしなければ大丈夫だろう。
山田 花子(仮)
何かに入れて持って帰れる?
GM
持って帰れますよ。
山田 花子(仮)
お、やった
リーチェ
麦を摂取するのに夢中でさっぱり羽に気づいていない。
山田 花子(仮)
じゃあクロミ型コスメケースに入れて持って帰ろう
守築 茉麻
じゃあ、燐くんにお土産ラーメンだけ、持たせる!
じいじとばあばの分と3人分
楡森 燐
持って帰らない!! 用意してる隙にダッシュで帰宅する
守築 茉麻
「あいつの偏食も、いつか治してやらねばな……」
燐くんをしょんぼりと見送る
リーチェ
「しょくへん?」
GM
鍋の上で湯気がゆらりと揺れた。
その中で誰かが手を振った気がした。
守築 茉麻
「おっ」
リーチェ
「いる」湯気の上のそれに目をとめる。
守築 茉麻
少し涼しくなった空気に溶けて行く笑顔に、ひら、と手をふる
GM
そのくちが「ありがと」と動いたように見えた。
そしてそこにあるのはただ湯気ばかりとなった。
リーチェ
「かえった」
守築 茉麻
「むしろ、これからしばらくはよく出会える季節になりそうだな」
急に冷えてきた空気に立ち上る湯気の中から、ゆであがった麺を救いながら
「……ん? 湯気……冷える……
何か、忘れてるような」
冷蔵庫の親父
リーチェ
親父ーー!
楡森 燐
親父は常連に救われたはず……
GM
「ねぇちゃん、らぁーめんとそこのトリくれよ」
ごっつい男が並ぶ。
守築 茉麻
「トリ?」
リーチェ
「とり?」
GM
空っぽの器の中でしょぼくれてる真っ赤なトリガラのことだろうか?
守築 茉麻
「ラーメンならあるが、トリはガラしかないぞ。それでいいのか?」
本当にガラになってた
「残念ながらこれは売り物でなくてな」
GM
「ああ、それでいい。ソイツも反省したろ」
守築 茉麻
「む、誰だ」
GM
「なんでぇ、俺だ俺俺」
男の口から牙がにゅっと伸び、白黒の虎の尻尾が伸びた。
守築 茉麻
「おお、猫か」
GM
「世話んなったから礼に来たんだよ」
山田 花子(仮)
「んだよ暑苦しい、畜生のほうがなんぼかましだったんじゃねえのか」
守築 茉麻
「そうだな、今度はお前が担当だったか。
では、貴様に預けよう」
どんぶりに入った鳥を差し出す
リーチェ
「でっかくなったねこ」
GM
「猫ではない。虎だ」
ふんと鼻を鳴らした。
「お前らも似たようなものではないか」
リーチェ
「とらねこ?」
GM
「折角出番が来たっていうのに、玄武のジジイが張り切っててやんなるぜ。
俺の出番また削る気かよ」
守築 茉麻
「そういえば、日本から秋が無くなるとかなんとか。
店のテレビで言っていたな」
GM
男はぶるる、と震えた。
「冗談じゃねぇ。そうしたら実りはどこへ行く」
守築 茉麻
「そうだな。実り、彩り、この国の四季はどれをとっても美しい。これからも頼むぞ」
GM
「ともかく、感謝する。
礼は後で届けさせるから、受け取っておいてくれ」
リーチェ
「リーチェもたすかった。やきそばならない」
守築 茉麻
「ああ、それと」
守築 茉麻
「礼もそうだが、件の羽根のこともある。いずれ朱雀に話を聞く必要もあるかもしれん。
それも併せて、頼むぞ」
GM
「んじゃそれまでにモドしとくからな」
男は軽く手を振って、けそけそのヒヨコのような物をぶら下げて立ち去っていった。
守築 茉麻
「なんだ、せっかくだし一杯食べて行けばよいものを」
言ってから
「……猫舌というわけか」
明星 善
「猫舌なんだね」ラーメンをふーふーしている。
リーチェ
「れーめん」
守築 茉麻
「猫だからな。
まぁ、せっかく涼しくなってきたことだ。今日のところは、湯気に埋もれながら、鼻水を啜りながら熱い一杯で良いだろう」
GM
ではそこで和やかにラーメンを食して、解散かな。
明星 善
はーい
守築 茉麻
はーい
GM
少し寒くなった気温に、温かなラーメンはしみただろう。
GM
さて、先に戻った楡森……
いや、最後にしようこれ
楡森 燐
おん?

GM
当然のように帰りにアイスを買おうとする善。
まあ当たり前と言えば当たり前なんだが、涼しくなったからって即アイスが湧いて出るわけではない。
明星 善
「アイス……ない……」しょもしょもと歩いている。
「干からびちゃうよ~~~」干からびない。
GM
「善様ァァァァ!」
ばかでかいアイスケースがぶつかってきた。
明星 善
「うわっ!!!?」
GM
「ああっ、若! 若ー! お気を確かに!」
あなたを轢いたアイスケースからは冷気があふれ出していた。
明星 善
「……」きゅぅ……。
アイスケースが急にぶつかるとね、鬼でも痛いんだ。知ってた?
GM
鬼の目にも涙。
明星 善
「いたい……つめたい……いたいよぉ……」めそめそ。
GM
あなたの優秀な部下達は、血眼で探し回ってアイスを確保してきたのだ!
明星 善
「アイス……痛かったからアイス倍にせんと許さんけぇ……」
GM
「大丈夫ですか善様!」
若いのが慌ててあなたを起こす。
明星 善
「大丈夫に見える?
どうみても痛がってるよね!?」涙目。
GM
「見えません!」
胸を張って答えるヤツと、平謝りするヤツ。
「うう、若、ワシらやり遂げましたぞ」
「でも涼しくなっちゃいましたねー」
「むしろ寒くねぇか?」
明星 善
「なら、はよアイスを倍買うてきて?」泣きながら笑みを浮かべてるが、目は笑ってない。
「一時間以内に」
GM
わいのわいのしていた連中は、あなたの氷点下の声にびしっと背を伸ばす。
「申し訳ありませーん!」
半数が慌てて駆け去って行く。
GM
『パパ』ならこんな失態をおかしたりしないはずだ。
そんな想いが秋風とともによぎったかも知れない。
明星 善
「はよ帰ってこんかい、あんのクソボケ……」ひとりごつ。
はよ帰ってこんかい、わしのものじゃろ(おこ)
GM
あなたの呟きに答える者は、ない……

GM
山田さん。
山田 花子(仮)
はぁい
GM
あなたは首尾良く品物を手に入れた。
山田 花子(仮)
「……さっさと取りにこいや」
GM
ではその声が聞こえたかのように、一人の天使が降りてくる。
山田 花子(仮)
ムキムキの人?
GM
ムキムキでしたっけ……
山田 花子(仮)
前の上司より暑苦しかった記憶
GM
あなたに羽を探すことを命じた者のようだ。
「この気配……羽を得られたようですね」
前置きもなくそんなことを言う。
そして、さあ早くとばかりに手を出した。
山田 花子(仮)
「出来損ないだ、すぐこわれちまうぜ」ケースを渡す
GM
「おお、これが、例の……」
天使はケースに手を伸ばした。
山田 花子(仮)
クロミちゃんにっこり
GM
クロミちゃんに触れた天使は突如ぎゃっと叫んで手を押さえた。
守築 茉麻
クロミちゃんの悪魔パパワー
GM
「なんですか。何なのですか、これは」
山田 花子(仮)
「あ?」
GM
ケースに触れようとした天使の指が崩れている。
山田 花子(仮)
「はぁ?」
GM
「なんと、これは危険な……!
これに触れても問題ないのですか、あなたは!」
楡森 燐
山田 花子(仮)
クロミに負ける程度の天使じゃ話にならんな
リーチェ
実は山田さん悪魔説
明星 善
草生えた
守築 茉麻
堕天してるし
山田 花子(仮)
「んだよ誰が運んだと思ってやがる」
GM
「……そうか、このために、あなたは。
人の身を得たと、いうのですね」
山田 花子(仮)
「あ? ちげーよ馬鹿。あたしはんな羽に興味はねえ」
GM
天使はあなたの言葉に顔をしかめた。
「その羽はひとまずあなたに預けます。
悪魔どもに取られることのないように」
山田 花子(仮)
「……チッ」
GM
あなたの舌打ちを肯定と受け取ったか、天使は天へと舞い上がってゆく。
その肘から先が形を失ってぼやけていた。
結果はどうあれ、あなたの使命は達成された……
山田 花子(仮)
2代目ギャルおじ人形の隣にでもおいとくか
GM
得体の知れない羽を内側に抱いた悪魔じみたウサギは、邪悪な笑みを浮かべていた。
楡森 燐
まだあるのかよ
山田 花子(仮)
バービーの服をケンに着せておきました
楡森 燐
GM
妙なコーナーができてる……

GM
町内を一回りしてきっちりラーメンを売り切った守築。
ラーメンは実によく売れた。
急に訪れた寒さで、皆薄着を後悔し、天気予報を呪っていたからだ。
リーチェ
やったね
山田 花子(仮)
ラーメンボーナスタイム
守築 茉麻
よかったよかった
ついでに鼻水やら汗対策にポケットティッシュにチラシも入れといたぞ
GM
万全だな。
ではチラシ入りティッシュもいつになく飛ぶようになくなっただろう。
明日からが楽しみになるほどだ。
GM
同様にブティックも大繁盛だったとかいうがまあそれはさておき。
店に戻ったら人気がなかった。
守築 茉麻
にんきがなかったのか
楡森 燐
そら店主は病院だから……
守築 茉麻
「今戻った。称えるが良い、王の凱旋を」
GM
しぃんと静まりかえった店内に人の姿はない。
守築 茉麻
「む」
GM
あなたをいつも迎えてくれる野太い声もない。
守築 茉麻
「これから客が詰めかけるであろうというのに、なんだ、この体たらくは。
ああ、そうか。熱にやられたというから、冷蔵庫にしまっておいたのだったな」
冷蔵庫の扉を開ける
GM
冷蔵庫には肉や野菜、だし用の骨などがあるのみだ。
守築 茉麻
「これは面妖な。あえて店主を盗むだと?」
GM
カウンターにメモが置いてあった。
電話番号と病院名が書いてある。
守築 茉麻
立ち上がって、とりあえず店を開ける準備をしようとして、メモに気付く
「なんだこれは」
とりあえず、ぽちぽち電話
GM
暫く押し問答をした上で、どうやら店主は病院にいるらしいことが分かった。
今からならまだ見舞いが間に合うようだ。
しかし、そろそろ仕込みを始めなくては間に合わない……
これから夜、ラーメン屋の本番。
しかも先ほどまでの手応えを考えれば、開店すれば客が押し寄せるだろう。
守築 茉麻
「ふむ。熱冷ましが間に合わなんだか」
症状はどうなのかな、当人とは話せるのかな
GM
なるほど。本人と話したいと希望があるなら、暫くするとコールバックをくれるという。
守築 茉麻
ならば、ひとまずは仕込みに入ろう
手順はいつも見てるから完コピできる
GM
そうこうするうち、電話が鳴った。
守築 茉麻
「来々軒だ。出前か」
GM
「おう……茉麻」
守築 茉麻
「その声は主か。容体はどうだ」
GM
「……生きてるよ」
守築 茉麻
「よもや医者にかかるほどであったとは。鬼の霍乱というやつだな」
GM
「冷蔵庫に入れるやつがあるか。救急車だろうが」
守築 茉麻
「……きゅうきゅうしゃ?」
GM
「……おめぇに普通を語っても意味ねぇな。
帰ったら教えてやる」
守築 茉麻
「うむ。新たなレシピの伝授というわけだな」
GM
「明日には戻るからな。
晩飯、大丈夫か」
守築 茉麻
「店のことならば任せるがいい。今日の屋台の売り上げも上々、店の宣伝も抜かりない」
GM
「……そうか」
守築 茉麻
「明日の売り上げ報告を楽しみに待つがいい。
この度のことで、色々学ぶところもあったのでな」
気温とか環境に合わせた調理をすべきであるとか
GM
「そうかい、また賢くなっちまうな」
守築 茉麻
「おかげさまでな。しかし、この店、城の主は貴様だ。無茶をせよとは言わぬが、いつまでも留守では示しもつかなかろう。
まずは養生し、さっさといつもの貴様の不愛想を振り撒きに戻るがいい」
GM
「……ありがとうよ。
今度からは救急車でたのまぁ」
守築 茉麻
「きゅうきゅうしゃだな、了解した」
GM
「暖かくして寝ろよ。
急に冷えやがるからな」
守築 茉麻
「うむ。貴様も十二分に養生せよ。食を預かる職の者が倒れたままでは格好がつかぬからな」
GM
ああ、と返事が聞こえて電話は切れた。
いつも賑やかな店内が静まりかえっていた。
守築 茉麻
「さて……仕込むとするか」
言いつつ、太い豚骨を持ち上げると素手で砕き、寸胴に放り込む
主がそうしていたように、香味野菜、ガラ、縛った肉を丁寧に順を守って敷き詰め、水を張って火を点ける
「城、か。皆それぞれに守るべき城があるものだな……」
宿題のために自らの夏の時間という城を守ろうとした少年や、それぞれの神獣が守る四季を思い出す

「……私の城は……」
呟きながら、寸胴鍋が煮立つまで、ただそれを見やっていた

リーチェ
燐くんを呆れさせまくった末にとうとう学んだのか……気温環境
守築 茉麻
王はかしこいのでぇ
楡森 燐
学んだ……のか……?
リーチェ
でもラーメンでないタイミングがある事は学んでなさそう
楡森 燐
それな
GM
冷麺なら大丈夫だし。餃子もあるし。
守築 茉麻
うまいラーメンを食べたくない瞬間などあるわけがない
GM
その信念どこから湧いてくるんだろうな。
ラーメンに救われたことがあるのかな。
そういえば選ばれなかった【SA】だけど、元凶にラーメン食わせるんじゃなくて、元凶をラーメンにしてたね。
リーチェ
確かに。
GM
想定は翔に食べさせる、だったけど。
守築 茉麻
たぶんだけど、
神庭=地球ドミニオンの守護者にまつわるアレソレでこの国に流れてきた時、ここの親父に拾われた時になんかあったとか?

GM
楡森くん。
最後とか言ったな。あれは嘘だ。
GM
あなたは家に直接戻る? それとも公民館に寄る?
楡森 燐
公民館に寄るかな
GM
では、涼しい風の中、三々五々人が帰って行くのが見える。
時間は夕方、黄昏時だ。
異常な暑さは終わり、太陽の光は陰り、人々の顔は夕闇に染まっている。

その風景がふと、遠く揺らめいているように思えた。
何か自分がとても不確かなところにいるような心地になった。
楡森 燐
うーん、やだなあ 早くじいさんばあさん拾って家に帰ろう
GM
あの羽根を間近で見てからだ。
あれはとても近しいものであり忌まわしいものである。
そんな気がしてならない。

向こうからあなたの育ての親が歩いてくる。
楽しげに話ながら。

どうやら元気そうだ。
あの異常な熱気で体調をおかしくしたりはしていないらしい。
楡森 燐
「あ、よかった! 気候戻るってさ」
GM
あなたが声をかけた時、ふたりは足を止めず、反応を返さなかった。
そしてワンテンポ遅れてあなたの顔を見た。
戸惑ったように背後を確認し、『どちら様ですか?』と言いたげな顔をする。
リーチェ
なんてこと 燐くん妖精界カムバックしちゃうの?
楡森 燐
困る~
明星 善
あら???
山田 花子(仮)
現実歪曲空間
楡森 燐
「あれ、じいさん、ばあさん? どうかした?」
GM
「……あ、ああ、燐」
「あら。気付かなかったねぇ?」
二人は一瞬遅れて、夢から覚めたような顔で返事をした。
楡森 燐
「……ま、まあ、暑かったもんな」
GM
「三連勝したぞ」
「もう、さっきからそればっかりなんだから。
そうそう、暑かったのに急に寒くなっちゃって、早く帰ってお風呂焚かないとねぇ」
楡森 燐
「あとエアコン、壊れてるに変わりはないから冬までに直さないと」
GM
「ストーブ出すかね」
「そうねぇ、手伝ってくれる?」
もう二人はいつも通りだ。
さっきあなたを見分けられなかったことなど嘘のように。
楡森 燐
「そうだな、ストーブも出さないとだ」
GM
早く帰ろうと手を差し伸べてくれる二人が、
あなたを全く知らない存在として見つめたその一瞬、

あなたは本能的に「この世界に居場所がない」と感じた。

ここはあなたの世界ではない。
ここはあなたのいるべき場所ではない。

守築 茉麻
燐くんの居場所が……
ラーメン屋来る?
楡森 燐
嫌だ!!!!
なんなんだ俺ぇ
守築 茉麻
まぁまぁそう言わずに、まずはお試しでいいから
楡森 燐
却下!
山田 花子(仮)
改宗する?
楡森 燐
それもやだな……
明星 善
うちで働く?
守築 茉麻
働き口いっぱいあるな
リーチェ
選択肢2/3反社
楡森 燐
2番目にない選択肢だな善
明星 善
一番かと思った。二番目か
楡森 燐
ほぼ同率だけど
明星 善

GM
リーチェ。
リーチェ
はーい
GM
あなたは、人のふりをすることを忘れかけた。
一度、深淵を覗いたのだ。
リーチェ
暑すぎるので、とろんと頭が溶けて、「かんがえ」とか「なにかしたい」とか、そういうものを忘れかけた。
そのまま忘れていたら、のろのろと森の奥をうごめくだけのものになっていただろう。
GM
あなたを人の側に引き戻したのは何だっただろう?
山田 花子(仮)
焼きそばになりたくないという強いマインド
リーチェ
何だろう? よくわからない。
死にたくないとか焼きそばイヤとか、そういう本能ではなかった。
何か、生きもののくせに、本能より優先順位の高い「なにか」だった。
GM
人を知りたい、という気持ちが。
純粋な探究心が、溶け行くあなたに手を差し伸べた。
リーチェ
そう、それは興味だった。
人間の世界への興味。探求心。
GM
もうひとつは「猫」だったけどよくわかんなかった。
モフモフしたかったのかな……
最後に残っていた絆がそのふたつだった。
リーチェ
知ることなどうごめく生き物にとっては何の役にも立たないというのに、知りたいと願っていた。
GM
それはとてもとても懐かしい想い出の向こうで、同じ物を見た気がする。
リーチェ
随分遠くてぼんやりした「なにか」。思い出。
粘菌の短い記憶が乾くより、ずっと向こうの思い出。
GM
平たい世界の中、一心に迷路を蠢き伸び続けるあなたを見つめる目。
あなたが食ったなにかが、今のあなたの姿を作り上げたなにかが、その「知りたい」という気持ちを抱えていた。

「知りたい。
この世界を守るために、知りたい。
そのために、あなたを貸して。

私は見続けなければならないの。

だから今から、あなたがリーチェ」
そう囁く誰かの声がした。
リーチェ
それが何だったのか、平面だった自分にはよくわからなかった。
わかると思ったのも、思うということをおぼえたのも、こうなってからだから、
それは追想にすぎない。
それでもたぶんそのとき、そうしてもいいと感じていた。
GM
自分の中で誰かが想っている。
そのひとはまだ生きている。
そんな気がした。
リーチェ
たぶんそれは追想ではない。
GM
この「想い」は誰かのもの。
それならあなたの「想い」はどこにあるのだろうか。
リーチェ
区別する必要はあるのだろうか。
GM
それは結局、自分であるということなのかも知れない。
リーチェ
そんなことを思うようになったのも、たぶん最近のことだ。
GM
今は、あなたはあなたでいる。


おわり!!


リーチェ
お疲れ様でしたー!!!
山田 花子(仮)
お疲れ様でした!
GM
ありがとうございました。
楡森 燐
おっつー
リーチェ
ラーメンも売れたし気温も下がったしよかったよかった
明星 善
おっけぇ
守築 茉麻
ラーメンばっか
明星 善
ここディスコじゃないわ

コメント By.GM
さくっと終わる茶番のつもりでしたが、途中で開き直ったので普通のボリュームになりましたね。
BBTってやっぱりある程度のボリュームとそれなりのシナリオとの関係性がないと醍醐味の絆とエゴの綱引きができませんし、短すぎる・軽すぎるシナリオって向いていないかなと思いました。

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当リプレイは「F.E.A.R.」及び「株式会社KADOKAWA」が権利を有する『ビーストバインド トリニティ』の二次創作物です。
(C) 井上純弌、重信康/F.E.A.R.
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