こんばんは
明星 善
います
リーチェ
こんばんはー
GM
こんばんはー
山田 花子(仮)
こんばんは!
守築 茉麻
ヴァー
山田 花子(仮)
ずんびー?
楡森 燐
できてるー?
リーチェ
ずんずんずんびー
明星 善
ずんっ
守築 茉麻
自動人形ゾンビ

GM
この曲も久しぶりだなぁ。
人形の町に侵入した五人は、過去に存在した世界に酷似している……らしい学校にたどり着く。
この世界では【役割】が大事なのだと、そこで出逢った死神の少女エンデは言う。
【役割】に従う限り、行動が可能だ……と。
この世界に呑まれてしまった守築と合流した楡森と山田は、他の二人を探すため学校を探索する。
役割
守築 茉麻
じゃぁ王は王の役割貰ってるから、より王らしくしてればいいのかな
リーチェ
学校に普通王はいないのよ
楡森 燐
うーん????
明星 善
うん……。
守築 茉麻
クイズ王とか
生徒会長とか
リーチェ
クイズ王はスタジオにいるから
明星 善
クイズ王いいな~~~

GM
一方その頃、明星は、音楽室で歌っていた。
明星 善
急に歌うよ!
GM
【クラスメート】の少女、若葉に「一緒にいて欲しい」と頼まれ、
いつまでもというわけには行かない、演劇もいつかは終わる
と返答する。
若葉は突然怒りだし、部屋から出て行ってしまったのだった……
ってそんな感じのお話だったような気がするぜ!
楡森 燐
女の子の地雷踏んじゃったんだね
GM
ピンポイントの言葉ぶつけたからね。
では、取り残されて、音楽室を出ようとしたら理不尽にも先生に「欠席の筈の女子追いかけて授業中に抜け出すな」と叱られたところでした。
明星 善
でもいつまでも一緒ってただのクラスメートに言われたら重くない?
リーチェ
でもそのクラスメイトはそもそも今日来ていないらしいのよ? 不思議だね
守築 茉麻
そこだけ素なんだ
明星 善
おかしいなぁ。
楡森 燐
小学生なんだから小学生のずっと一緒は軽いよ
守築 茉麻
だよねぇ
明星 善
カンパネルラとジョバンニくらいの関係性じゃないと言ったらだめでしょ。
山田 花子(仮)
一生のお願いを乱発
明星 善
そうだねぇ。
GM
軽いって言っても、その瞬間の本人には重いのよ?
すぐ忘れちゃうだけでね。
リーチェ
一生のお願いよりは重かったかぁ。

GM
あなたが、自分の立場に疑問を持ったその時、授業中の教室のドアが開いた。
明星 善
わー
GM
見た顔の人たちが入って……くるのか?
守築 茉麻
ドヤドヤ
山田 花子(仮)
「こっちか?」
GM
とにかく探索組が部屋にたどり着いた。
ドアが開いたかどうかはお任せしよう。
山田 花子(仮)
ドアを開けるのに躊躇しないなあ
守築 茉麻
「なんだ、ここは。劇場か?」
階段状の教室
GM
探索組からは、部屋に一人ぽつんと立っている明星と、小さなぬいぐるみや人形が数体、ていねいに並べられた部屋が見える。
山田 花子(仮)
「やっと見つけたぜクソガキ、何アホ面晒してやがる」
GM
明星、あなたは、先生方が扉が開いたことに無頓着なのを見る。
そもそもその存在に気付いていないのだろうか。
明星 善
「……えっと」
楡森 燐
「……なにこれ」
明星 善
「若葉ちゃんを泣かせたというか……」
山田 花子(仮)
「やるじゃねえか」
好感度UP
明星 善
???????
守築 茉麻
「悲しませるのはいかんぞ」
明星 善
「でもずっと一緒に居ようって言われても困るって言うか」
GM
授業中にいきなり入り込んできたのは、知り合いの人たちだ。
学校で見たことがある気がする。
あと山田先生だ。
山田 花子(仮)
山田先生
明星 善
やまだせんせいだー(棒)
楡森 燐
「なにしてんの……ていうか目的の人見つけたのになんで呑気にそこ座ってるんだ」
山田 花子(仮)
「チッ、死神のガキの真似しろってか?」
GM
「明星くん、ちゃんと前を向きなさい」
おっかない音楽の先生が注意してくる。
明星 善
「あ、え?」
守築 茉麻
自分が三上に直してもらったこと知らないんだよなぁ
楡森 燐
「じゃあ同じ生徒の俺より先生っぽい人が連行すべきじゃないか?」
明星 善
花子さん達とちょっと喋ったことによる効果で正気に戻りたいです。
守築 茉麻
エンデタッチじゃないとダメなのでは
んでまた燐くんが吐く
明星 善
助けて三上
GM
少し遅れて、部屋の扉をノックしてエンデが入ってくる。
明星 善
三上!?
エンデ
「授業中失礼します、三上です!」
守築 茉麻
ていうか、我々役目放棄してるけど、大丈夫なのだろうか
山田 花子(仮)
ちゃんとやるぜ!
GM
あまり放棄しているとペナあるよ。
大丈夫大丈夫。
山田 花子(仮)
「あー……じゃああれだ、美人教師山田! 問題児善を指導室につれてくぜ!」叫ぶ
守築 茉麻
「美人も役職なのか?」
エンデ
じゃあエンデさん入らなくていいか。
楡森 燐
「よし連れ出そう連れ出そう」もう突っ込まないぞ
明星 善
「そうだよ」適当。
GM
では、明星は突然、
明星 善
GM
先生が山田に気付いたようにそちらを見た、と気付く。
「山田先生。ああ、そうですか。
……明星くん、君はまだ小学生なんですよ。危ない遊びはやめなさいね」
それだけ言うと、もう貴方を気にも留めない。
守築 茉麻
「危ない遊び……
馬上試合か」
明星 善
「違うと思うよ」
山田 花子(仮)
「遊びで女泣かせたんだろ? おらこっちこいや」
守築 茉麻
「馬上試合で婦女子を泣かせる……」
明星 善
怖いな、この学校。
「あ、うん」怖いよぉ。
やいと据えられるんです!?
GM
授業中にクラスメートに突然告白され、わけのわからん理由で廊下に連れ出される……
今日はなんておかしな日だろう。
リーチェ
今日は馬上試合して遊ぼうぜ! って貴族の子弟かな?
守築 茉麻
そして不慮の事故で死す
山田 花子(仮)
お相手がリボンの騎士だったとかなんとか
リーチェ
権謀術数ごっこしてるじゃん
GM
廊下では、白い髪の少女が待っていた。
エンデ
「良かった、連れ出してくれたのね」
山田 花子(仮)
「さっさと頼むぜ」
楡森 燐
「あっちょっと待って俺離れるんで……」すささ
守築 茉麻
離れたくらいでどうにかなるのかなぁ
山田 花子(仮)
「ルールだかロールだかしらねえが、まぁ大体分かったぜ」
GM
エンデは楡森が離れたのを見て、明星の額に軽く手を添える。
エンデ
「ここはあなたの世界じゃないよ……」
GM
彼女が呟くと同時、校舎全体が一瞬震えた。
守築 茉麻
「む」
明星 善
「……?」
楡森 燐
「うわ……酷いな」
GM
楡森は、さっきほどではないが、不快な空間の断層の歪みのようなものを感じる。
吐き気……はギリなかった。
守築 茉麻
ギリ
GM
そして明星は次の瞬間、人気のない廊下にいるのに気付いた。
おかしい、さっきまでは生徒の気配で溢れていたはずなのに。
楡森 燐
「……終わった?」遠くから
エンデ
「終わった……よ?」
守築 茉麻
「済んだようだ。
何をそんなに怯えている」
エンデ
なんかエンデの口調と三上の口調混ざっちゃってる。
明星 善
三上は割と子供らしく、エンデはややお姉さんっぽい口調を意識してました。出来てるかはわからんけど。
山田 花子(仮)
「今度はなんともねえみてーだな」
明星 善
「……? あれ? ぼく、どうしたの?」
きょろきょろともう一度周囲を見回す。
山田 花子(仮)
「間抜け面でお人形遊びしてたぜ」
楡森 燐
「まあさっき目の前でやられたよりは断然マシ……」
明星 善
「お人形遊び?」
エンデ
「……この世界の人じゃない……?」
楡森を見てぽつりと。
山田 花子(仮)
「あ?」
守築 茉麻
「よく知っているな」
エンデ
「わたしは、この世界の存在ではないけれど、この世界のものでもあるから……
せかいのひずみを少し動かして、その衝撃で、ドミニオンを少しだけ歪めて……
それでこの世界の人なら衝撃で目が覚める、って感じなの……ちょっと乱暴だけど」
楡森 燐
「ええっと……?」
山田 花子(仮)
「スピリットのシマのことなんか知らねえが、死神が言うんならそうなんじゃねーの?」
楡森 燐
「はあ……荒療治……だから校舎も揺れるんだな」
明星 善
なるほどわからん。
エンデ
「でも、ここにちゃんといない人だと、その衝撃が強く作用しちゃって、ええと……
あまり良くないかも……」
明星 善
「先生とか?」
守築 茉麻
「なるほど。それが燐が怯えていた故か」
楡森 燐
「ここにちゃんといないって言われても困るな……なんかその手のことたまに言われるけど、俺にはどうしようもないんだけど」
エンデ
「本当は別の世界の人……なのかな」
守築 茉麻
「別に咎められているわけでもあるまい」
明星 善
「???」何もわかってない小学生。
何もわかってないのでしばらく黙る。
山田 花子(仮)
「まぁあと1人だからガマンしてくれや」
楡森 燐
「また離れとくよ……」
エンデ
「きっとその方が……」

GM
最後の一人であるリーチェは、一体どこへ行ってしまったのだろうか。
リーチェ
理科室で授業をしています。
GM
あなたは高等部の授業中だ。
流し台がついた黒く分厚いテーブルに生徒達が座り、真剣な面持ちであなたの話を聞いている。
白良浜 遠矢
と思ったら一人日差しのあたたかな席でうとうとしていた。
白良浜 圓
隣の少女が、慌てて揺り起こそうとしている。
山田 花子(仮)
白良浜姉弟!
明星 善
かわいい
リーチェ
「リーチェはリーチェをおしえる、みんな、授業です」
生徒たちの前に立って、黒板を前に指示棒を振る。
GM
生徒達はあなたの指示棒の示す方に集中している。
楡森 燐
どういう授業だよ
GM
ナニ教えてくれるんだろうか。
明星 善
粘菌を見る授業?
顕微鏡で。
リーチェ
「授業、今日の授業は粘菌をふやします。粘菌は細胞がないけどおおきくなります。脳みそがないけど迷路をときます」寝ている生徒にかまわず、授業らしきものを続ける。
GM
「粘菌ってどうやって増やすんですか?」
生徒の一人が手を上げる。
リーチェ
「粘菌は水とエサを入れると増えます。壷やバケツのなかで飼います」
GM
ふんふん、と頷きながらノートをとるもの、あなたの言葉を真剣に聞いている者、人それぞれだ。
楡森 燐
つぼ
明星 善
壺かぁ
守築 茉麻
梅干
山田 花子(仮)
ぬか床
白良浜 圓
「壺の中の世界……」
少女がぽつりと呟いた。
リーチェ
「乾くと休眠状態になって分けたりできます。これから粘菌をくばります。
みなさんの前のバケツにいれてください。なげたらだめです」
GM
いつの間にか生徒達の前には、バケツがあった。
守築 茉麻
増える
GM
どさくさに紛れて増えようとしている!?
楡森 燐
投げる
山田 花子(仮)
逞しい粘菌
仲間を増やせば勝てるのでは?
楡森 燐
仲間増やすとエンデショックする量増えて大変そうだな
守築 茉麻
全個体は量子的に連動してるとか
白良浜 圓
「遠矢ちゃん、遠矢ちゃん、始まってるよ!
粘菌増やすんだって! 楽しそうだなー!」
山田 花子(仮)
ナチュラルに狂ってるぞこの姉
白良浜 圓
頑張って起こそうとしてるの!
リーチェ
ゆらゆらと身を揺らしながら、生徒たちの前に歩いていく。
服の袖の下からどろりと垂れ落ちてくる黄色いアメーバ状のものを、自らちぎり取り、彼らの前のバケツに入れていく。
GM
正直SANチェックもんの行動なのだが、生徒達は平然とあなたの一部を受け取る。
楡森 燐
自分ちぎって配る教師、怖すぎ
明星 善
こわい
リーチェ
生徒達の前まで、てらてらと光る粘液の跡が尾を引いた。
「全員うけとりましたか。まだ配ってもらってない子がいたら、手をあげてください」
白良浜 遠矢
「うん……?」
GM
居眠りしていた生徒の前のバケツにはまだ入っていないようだ。
白良浜 圓
「あっ、はい! この班まだです!」
GM
おさげの女生徒が手を上げた。
リーチェ
「わかりました」ゆらゆらと彼女達の前に歩いていき、髪を形成していた粘菌の一部をちぎり取ってバケツに入れる。

山田 花子(仮)
「そもそもあいつどうやって探すんだよ」
GM
声がするところ?
山田 花子(仮)
ねちょねちょ音がするところ?
楡森 燐
「連れてこられた人以外は俺たちには幸い見えないし聞こえないから……
校舎内歩いてればそのうち見つかるんじゃね……?」
守築 茉麻
「あやつのいるところならば、大概想像がつく。
それなりに長く付き合いがあるのでな」
山田 花子(仮)
「めんどくせーな! 放送で呼び出すとかねーのかよ。
そりゃいいがどこにいるって?」
GM
放送設備使いたかったら使えるよ。
山田 花子(仮)
NG:「あ”~~…ウィ…オイ…今日から、このクソガッコを締めとることんなった、山田花子じゃい。」
守築 茉麻
「一つ。食料のあるところ。主には炭水化物」
楡森 燐
「食堂にはいなかったけど」
守築 茉麻
「一つ。知識のあるところ。これは入出力どちらともだ」
山田 花子(仮)
「あそこ食いもんも玩具だったじゃねえか」
守築 茉麻
「そうだ」

白良浜 遠矢
「……ん?」
GM
男子生徒が怪訝そうな顔をしている。
リーチェ
「おはようございます。授業中にねむい? ねるがたりない?」
髪の端が溶けた教師が彼を見下ろしている。
白良浜 遠矢
「あ、すみません……あの、先生、今、先生をここに入れました……?」
リーチェ
「聞いていませんでしたか? 今日は粘菌をふやします。粘菌は飢餓をきっかけに子実体となって胞子をはやしますが、普段は二分裂でふえます」
白良浜 遠矢
「え……そういうのって普通……だっけ?」
白良浜 圓
「だって理科の授業だよ」
リーチェ
「ふつう? 粘菌は種類がいろいろあります」不思議そうに首をかしげた。

楡森 燐
先生をここに入れましたwwwwwwwwwwwwwwwwww
白良浜、気づいてしまったか SANc
山田 花子(仮)
1d6/1d20 (1D6/1D20) 6[6]/20[20] 0
明星 善
めっちゃ喰らうじゃんSAN
守築 茉麻
ていうか、これこっちで続けててもいいの?
放送室すれば終わる?
GM
おわるかもね?
楡森 燐
楽しそうだからいいんじゃね? やらせとこう
山田 花子(仮)
え、狂気の授業もっとみたない?
明星 善
見たいね。
リーチェ
楽しそうだからもうちょっとやりたいな
GM
じゃあ白良浜はアイデアロールに【失敗】した。

白良浜 遠矢
「うーん……そうか……」
ヘンだな、と言いたげに首をひねって、バケツの中のぬめぬめしたものを見ている。
リーチェ
「全員そろったので続けます。みなさんの前の粘液が、粘菌が相互に通信をおこなうための化学物質です。粘菌は周囲の化学物質をよみとることで相互に通信して揃った行動をとったり、迷路の経路を記憶したりします」
GM
ガチ授業!
さらさらとノートをとる音が聞こえる。
一部生徒は粘菌をシャーペンの先などでつつこうとしている。
楡森 燐
先生だったものをつついとる
リーチェ
粘菌はつつかれてちょっと嫌そうに回避行動を取ったり、別に気にしなかったりした。
GM
資料ってちょっかい出すものだよね。
山田 花子(仮)
大丈夫その資料反撃してこない?
じゃあ今のうちに山田は裏でロールプレイのこと話しておこう
GM
ノートで壁作ってみてる生徒なんかもいる。
「先生! この先生って、先生にくっつけたら戻れるんですか。
増えた先生を戻したら、先生も大きくなるんですか?」
楡森 燐
質問がSANcなんだよな
リーチェ
「いい質問です。乾燥する前ならもどれます。先生がちょっとおおきくなります」質問した生徒の前に行って粘菌の前に手を伸ばすと、その粘菌をにゅるんと指先から飲み込んだ。
GM
謎の拍手と歓声。
明星 善
カオスすぎて好き表
楡森 燐
先生に戻りますwwwwww
明星 善
私も酒を飲んでこの授業参加したいな(シラフだと頭が痛くなりそう)
山田 花子(仮)
教室で呑んじゃいけません!
山田 花子(仮)
「おいクソガキ、そこの嬢ちゃんが言うにはガッコらしくしてりゃいいらしいぜ。
病人助ける『フリ』して1人外に連れてった」
エンデ
「割とそれっぽければ……大丈夫」
楡森 燐
「じゃあたまにあるじゃん……教師の呼び出し放送。
自習になるやつ」
明星 善
「わかった」
山田 花子(仮)
「……生憎あたしはほとんどガッコ行ってねえから知らねーよ。お前がそれっぽいこと言えや」
明星 善
「だってさお兄ちゃん!」燐くんさん!!!
楡森 燐
「ええ……
つかこの学校の構造、うちのと合ってるのか……?」放送室に向かう
明星 善
「多分?」

白良浜 遠矢
「ちぎれている間の先生は、何か考えたりできるんですか?」
リーチェ
「粘液でつながっていればおなじ先生です。つながってなかったらよくわかりません」
また指先からちぎってバケツに戻してやる。
白良浜 圓
「じゃあ、この先生は、離れて哀しいって思っているかも知れないけれど、分からないんですね」
女子生徒がバケツの中を覗く。
リーチェ
「かなしい? ……かなしい」不思議そうにバケツの中を覗いた。
「さびしい、かもしれない」
白良浜 遠矢
「離れたくないと思っていたかも……?」
リーチェ
「かもしれない。先生はさびしい? がくわしくないけど、離れたくなかったかもしれない。でも、エサおいしいって考えてるかもしれません。
粘菌のエサは麦がいちばんです。つぶしたやつが食べやすいです」
オートミールのパッケージを大事そうに持って、バケツの中に入れていく。
にょろりと触手が伸びて、ちょっとつまみ食いしている。
GM
子供達は盛られたオートミールにじわじわと近寄っていく粘菌を興味深そうに見ている。
GM
校内放送が入りそうな気配。
リーチェ
ふぅ楽しかった こちらは校内放送入ってもOKです
GM
はーい
向こうで放送はいったらこっちでも鳴るよ

GM
放送室はがらんとしている。
ただ、設備は完全に玩具なのだが……
それっぽいでっぱりがある。これがマイクだろうか。
楡森 燐
「……スイッチとかないんだけど、これ本当に放送できるのか?」
山田 花子(仮)
「なんかしゃべってみろよ」
楡森 燐
「えー……リーチェ先生、リーチェ先生。至急高校職員室までお越しくださーい……」
GM
プツ、とスピーカーから音がした。スイッチが入ったらしい。
山田 花子(仮)
「おもしれーじゃねえか」
楡森 燐
「うわマジで放送できちゃったよ」マイクから離れて
山田 花子(仮)
「やるじゃねえか」
楡森 燐
「これで職員室で待ち伏せすればいいんじゃね……?
さっさと終わらせよう、こんなこと……」

白良浜 圓
「不思議。目も鼻もないのに、ごはんがあるところ分かるんですね」
リーチェ
「目はないけど鼻はあります。粘菌は麦のにおいがわかります」
白良浜 遠矢
「見えなくても世界が分かるなんてすごいな」
リーチェ
「みんなも目をつぶったらおなじ? おなじ。寝てるときに見るなかったけど、声に気づいて目をさましました」
GM
『えー……リーチェ先生、リーチェ先生。至急高校職員室までお越しくださーい……』
放送だ。放送委員の生徒だろうか。
リーチェ
そこまで行って、不思議そうに少し顔を上げる。
「よびだし。みなさん、しばらくの間粘菌を観察して、スケッチしてください。
先生はいってきます」
GM
リーチェさんが減っちゃう……
はい、と生徒達は声を上げる。
リーチェ
自分の一部を置いていったまま部屋の扉を開けて、職員室へ向かう。ちょっと減った。
楡森 燐
今話減ったり増えたり減ったり忙しいなリーチェ
白良浜 遠矢
「やっぱり先生が先生置いてくっておかしくない……?」
GM
男子生徒がぽつりと呟いたのが聞こえた気がした。
リーチェ
勢い余って少し増えすぎた分が減ってちょうどプラマイゼロになってるかもしれない

GM
では教職員室前。
ちらとリーチェを見下ろし、
「今日は粘菌の授業ですね、お疲れ様です」と声をかけてゆく教師。
さて、呼び出したのは誰だろうか……
楡森 燐
山田先生だよ
リーチェ
「おつかれさまです。
先生はよびだしされました。よびだしどこ?」
山田 花子(仮)
じゃあ職員室のソファにふんぞり返っておこう
GM
では山田の後にエンデが立ってる。
楡森 燐
さっさと離れておく
山田 花子(仮)
「ホントに来たなリーチェセンセ」
リーチェ
「やまだせんせい。今日は反社の授業する?」
山田 花子(仮)
反社の授業ww
楡森 燐
どんな授業だよ
GM
反社の授業って何だよwww
山田 花子(仮)
みかじめ料を払ってはいけませんとか……?
楡森 燐
現実っていう地獄の授業?
明星 善
こわい
リーチェ
現実でなくても十分絵面が地獄だしなあ溶ける先生
エンデ
「反射……壺?」
山田 花子(仮)
「あぁいいこと教えてやるぜ」
むんずとリーチェの襟首をつかんで三上の前に
リーチェ
「いいこと?」
猫つかまれ状態になってどろーんと垂れている。
エンデ
「あ、えっと……ちょっとじっとしててくださいね、先生」
リーチェ
「?」
不思議そうにしている。
エンデ
「先生に、進路相談しに来ました」
リーチェ
「しんろそうだん」

山田 花子(仮)
進路という迷路を解いてくれる粘菌
楡森 燐
嫌すぎ
山田 花子(仮)
お困りの際は是非エンゼル清掃株式会社へ
楡森 燐
命の清掃じゃん
山田 花子(仮)
学歴・経験・前科不問!
明星 善
こわ

GM
言いながら少女は手を上げて、リーチェの顔の前にすっと指先を滑らせる。
地震が起きた。
楡森 燐
「うわっ!?」職員室の外で
外で一人で呻いてます
GM
今度ははっきりと、校舎が揺れた。
同時、楡森は軽い吐き気を覚え、リーチェは自らを思い出すだろう。
リーチェ
「ぷわにゅ」奇妙な声を上げてびちびちと揺れ、……眼がよからぬ方向にぐるりと一回転した。
「……あれ?」
エンデ
「あっ……」
明星 善
かわいい表
山田 花子(仮)
「目ぇさめたか?」
リーチェ
「リーチェはなにする、してた? へんななってた。リーチェはせんせいしない」
楡森 燐
リーチェはリーチェ配ってたよ
山田 花子(仮)
「センセーのふりしてな」
リーチェ
「なになってた? せんせい、生徒、いっぱいみえてた。誰もいない」
首を360度回転させて周囲を見回した。
GM
プラスチックで作られたがらんとした部屋に、申し訳程度に椅子や机が配置してある。
山田 花子(仮)
「何もいねえよ」
GM
窓の外は空々しい快晴で、町が見える。
リーチェ
「いない。しつもんしたこも、ねてたこも、いない。
ここは……、ちょっと、さみしい」
楡森 燐
2名くらいは生徒まだいるんじゃね
GM
ねてたことそのおねーちゃんはいるけどね……
山田 花子(仮)
「……お前またチビたか?」
リーチェ
「リーチェはリーチェをおしえた。いっぱいしつもんしたこがいた。ねてたこがいた、みんなたのしそうだった。
でも、だれもいない」
GM
再び校舎が揺れた。身震いをするように。
明星 善
「……」
山田 花子(仮)
「おいおい嬢ちゃんもういいって」
エンデ
「わたしは、何も……」
リーチェ
「あれ?」はた、と首を回す。
「ねてたこ、リーチェしってる。おおかみのこ」
山田 花子(仮)
「あ?」
明星 善
「おおかみ?」
リーチェ
こくりと頷く。「あかいときに見た。きえたこ。前のせかいの?
あのこだけ、しってる。
なんで、しってるこ、いる?」
校舎の揺れで身体の表面をたぷたぷと波打たせながら、不思議そうに言う。
楡森 燐
「なあ……また揺れてんだけど……何人戻してるんだよ……」ふらふら合流しに来る
エンデ
「いいえ、わたしが戻したのはひとりだけ」
山田 花子(仮)
「キツそうだな、今のは違うとよ」
GM
彼女が言うと、また校舎が揺れた。
悲鳴を上げるように軋んだ。
山田 花子(仮)
「……ヤバそうじゃねえか」
楡森 燐
「崩れない、これ?」
リーチェ
「ばくはおち」頷く。
GM
校舎内に放送がかかる。
『地震です! 地震です! 全校生徒、慌てないように先生の指示に従って校庭に避難してください』
リーチェ
「ひなん……」
楡森 燐
「これは出ても不自然じゃないな」
山田 花子(仮)
聞いたことある声?
GM
『誰、この世界を壊したのは誰? 役割を投げ出してこの世界を壊したのは誰?』
少女の声だ。
楡森 燐
「うわ続きが」
明星 善
若葉ちゃん?
GM
若葉だ。さっき話したあなたなら分かる。
リーチェ
「リーチェなにもしてない。なにもしてないのにこわした」
山田 花子(仮)
ちょっと学校にそぐわない人が多くてですね
リーチェ
それはそうなんだよ 学校にそぐわない人が多すぎるパーティなのよ
おわり
GM
ごめん、今日校庭に出たところで締めます。
楡森 燐
でしょうな
明星 善
ニキ大丈夫かな。
山田 花子(仮)
はぁい
リーチェ
はーい
楡森 燐
ほんとだ王ずっとおらん 寝たか
リーチェ
言われてみれば本当だ ダウンしちゃったのか
明星 善
そう、最近お疲れそうだったからダウンしたのかなーって思ってた。
山田 花子(仮)
お疲れ様です……
明星 善
本当に……。
明星 善
ちゃんとお布団で寝てね……。
リーチェ
お大事に…… 決算だっておっしゃってましたもんね 大変そうなのよ
楡森 燐
布団に連行してやって
リーチェ
ほんとに 寝るならお布団で 脱水に気をつけて

明星 善
「若葉ちゃんだ」
リーチェ
「わかば。
あれが、わかば?」
山田 花子(仮)
「丁度いい、居るヤツ全員外に来るんじゃねえか」
楡森 燐
「なるほど、探す手間が省けるね……もういい加減こんなめちゃくちゃな世界から出たかったんだ……」
リーチェ
「校庭にいけば、わかばがいる」
明星 善
「行く?」
山田 花子(仮)
「んだよ泣かしたこと気にしてんのか?」
リーチェ
「行く。わかばはシズクをちいさいにした」
明星 善
「ボクが女の子を泣かしたぐらいで動揺する人間に見えるの?」花子さんに。
山田 花子(仮)
「へっ、ゴキゲンじゃねえか。行くぜ」
明星 善
ゴキゲン……?
リーチェ
「わかば、わかばはこのさみしいのところで、なにをしてる?
リーチェはわからない、でも、こまるを止める」
楡森 燐
「寂しくならないようにしてんだろ……それが解決にならないとも知らずに」
リーチェ
「さみしいがいや? でも、ここはさみしい」
GM
怒りの放送は誰もいない校舎内に響いた。
といったところで、本日はここまで……
山田 花子(仮)
はぁいお疲れ様でした!
リーチェ
お疲れ様でした!
GM
お疲れ様ー
楡森 燐
おつかれさまー