こちらには渇望の楽園
ネタバレがあります(?)
このシナリオは基本ルールブックに載っているシナリオ……に似て非なるものです。
結雲 悠
=====こっからー=====
リーチェ
にょるるん
二宮 静
ぬっ
リーチェ
誰だ
今日は悠くんがGMしてくれるのか
結雲 悠
そこの人、善君に「【エゴ】【絆】の整理終わってる?」って訊いといてー
明星 善
終わってない!!!
結雲 悠
「守築さんも確認しておいてねー」
山田 花子(仮)
ふいー
鶴ヶ島 絢子
【絆】【エゴ】
GM
そうそう。今見たら前のままになってたり空欄になってたりするから
鶴ヶ島 絢子
ん?
メモのとこは直したはずだが……
リーチェ
あ、コンボ表なおしてない あとでなおそう
明星 善
これでどうだろう?
GM
okとりあえず今日動く人の分は大丈夫そうかな。
ほかは後で再確認し解きまーす

GM
前回までのあらすじ
池袋の街がなんか変?
というわけで本日は残るお二人のオープニングです。
リーチェ
はーい!
GM
まずは……善君かな。
明星 善
はぁい
呼ばれました~!

GM
善君と五月さんは、死霊課の関係者だという青年に詳しい話を聞かされているところだ。
物腰やわらかな青年は、今までもその事件を追っていたという。
彼は淡々と語る。
明星 善
これが終わったら今日もアイスなので大人しく聞いてます。
GM
曰く、それは無慈悲であり、残忍である。
魔物を殺害し、その肉片までも憎いというように砕くのだと。
明星 善
「……パパ、怖いよぉ」
どうオトシマエつけてくれようと半分思いつつ、もう半分はリッチに卵とバニラをふんだんに使ったバニラアイスのことを考えているのである!
GM
それは全てに憎しみと怒りの念がこもっており、刃物による殺傷が特に多い。
アイス大好き
明星 善
雪花(ゆうこや)といいこいつといいアイス好きな【PC】多いな……。
リーチェ
アイスうまいからしかたないね
山田 花子(仮)
アイスが主食の人もいるからね
守築 茉麻
アイスをおかずにアイス食べる
明星 善
主食:ハーゲン〇ッツ おかず:ビエネ〇タ、クーリッシ〇
リーチェ
っ[ブルーシールアイス] 善くん
明星 善
あーーー、おいしいやつ~~~!!!
ブルーシールはほんっとうに美味しい。
リーチェ
あれ明確にやばい色してるけど強い陽射しの下で食うとあの色が映えて実においしい

GM
「ひどいものだよ」と青年は肩をすくめる。
犯人は魔剣であろう、と彼は言う。また、目撃者の証言から高校生の姿を取っていると。
そして、魔物であれば当然とも言えるのだが、それは倒されて尚どこからか蘇る。
リーチェ
お? トモキ暴走するか?
明星 善
「高校生……?」ふと編み込みをしてる男子高校生を思い出す。
GM
「害者が、人間に何らかの危害を加え、我々が追っていた者である、ということくらいかな、救いは。
それでも、ちょっと異常だと思うけどね」
守築 茉麻
前は魔物全部ぶった斬るような子じゃなかったんですけどね
リーチェ
なかったはずなんですけどね 何が起きてるのカナー


真田 遊馬
「それで、何か質問はあるかな?」
※真田 遊馬
数百年前から龍神に仕える魔剣。
平和な世であるため、近くの里で出会った真田宗司という人間の男と意気投合、彼の影響を受けて人里に降り、教師の道を志すため教育大学に通っている。
睡眠が必要ない体であるため、暇な時間を死霊課の一員として過ごすこともある。
守築 茉麻
転職したのかこのひと
山田 花子(仮)
先生じゃなくなっとる
リーチェ
突然の遊馬さん!!
守築 茉麻
実習終わってから失格したのかな
真田 遊馬
先生もしてるけどこっちでも働いてんだよ。
まだ学生だしね。
山田 花子(仮)
やっさんにスカウトされたんかな
リーチェ
なるほどなぁ
守築 茉麻
あなた葛葉キョウジみたいな見た目してますね
※やっさんは死霊課所属ではない。
 普通に長沢さんにスカウトされた感じかな。

明星 善
「高校生なら、多分……知り合いがいると思う」
山田 花子(仮)
知り合い
真田 遊馬
「ああ、君はあの学校の生徒か」
明星 善
「でも、あのお兄ちゃんと同じ学校かなぁ?コネクションあったら何らかの情報得られそうだけど……」
明星 善
コネは活用しなきゃ。
GM
彼はある少年の写真を見せてくれる。
暴走する魔剣は彼に似ているのだという。
明星 善
見ます。どこかで見た顔?
GM
会ったような気はするな。聞き込みで。
明星 善
「あと……あのね、これ写真にとっていい?」燐くんに一応見せたい。
「……あ、なんか見かけたことある……?」
GM
ああ、ちなみに
この少年本人は無関係と判明しているので、保護されている。
※さすがにひとつのシナリオで似たような顔が三人ウロウロしてたらわけわかんなくなっちゃうからね……
明星 善
なるほどねぇ!
「……ええっと、つまり」
「その魔物がその人の姿を模倣してる……ってこと?」
真田 遊馬
「そういうことになるね」
明星 善
面倒なことするのぉ、じゃけぇたいぎいんじゃ……と胸中で思うのであった。
「そっかぁ」
明星 善
たいぎい=めんどくさい(ざっくりとした説明)
明星 五月
「つまり、間違いで人を狩ってしまう心配はないので、この少年を見つけたら捕まえろ、と、そういうことですね」
真田 遊馬
「ん……まあ、そうだよ」
GM
青年は一瞬考えるようなそぶりをしたが。
明星 善
「うん?」
真田 遊馬
「正直話が通じる相手とも思えないから、すぐに狩るべきだ、とは思うんだけどね」
明星 善
「話し合いをしろってこと?」
山田 花子(仮)
【肉体】言語前提かな?
※・少年(保護され中)
 ・少年を模倣?した魔剣(暴走中?)
が別に存在するようだ。
GM
青年はファイルから前にも見せられた鬼の写真を出す。
明星 善
真田先生だ。
明星 善
普通に話し合う(予定)
真田 遊馬
「この鬼が……彼を殺してはならないと」
「それだけ言って消えたという話があってね」
山田 花子(仮)
真田「ダメだ」
すーっ……
明星 善
【肉体】言語で話し合え……ってコト!?
戦わなきゃ生き残れない!?
明星 善
「消えた?」
「……消えたって?」
真田 遊馬
「そう、言葉を言い終わる前に魔剣共々」
明星 善
「魔剣の仲間ってことはないの?」
「その鬼の言うこと、信じて大丈夫なのかな?」
真田 遊馬
「普通に考えてそうではないかと思うんだけど」
「魔剣に遭遇するまでは協力者だったという話もあってね……」
明星 善
「でも、魔剣の味方してる可能性もあるんでしょ?」
「……本当に、本当に信じて大丈夫なの?」
明星 善
真田先生めっちゃ疑ってごめん(【PL】
リーチェ
この状況は疑うしょ
真田 遊馬
「鬼がもたらした情報の一部が、君たちの遭遇した死神や、狼と合致してね」
「詳しいことも分からず、困っているところさ」
山田 花子(仮)
前の子はあんなに宿題をするいい子だったのになあ
真田 遊馬
「まあ……」
明星 善
「まあ?」
真田 遊馬
「遭遇したら倒す。それでいいと思う。話が通じるようならその時はその時だ」
「どう考えてもまともな相手じゃない。下手なことを考えればこっちの身が危ないから」
明星 善
「わかった!ぼくできるよ!」にこっ!
「ね、パパ!」
明星 五月
「そうだね、頑張ろう、善」
「善の安全が第一だから、荒事はこの人に任せるといい」
明星 善
「うん!」
明星 善
今日も過保護だけど私のオプションの【NPC】なのに近くに居てくれて嬉しい……。
GM
と、そんな感じでアイス食べながら街へと捜査に出た三人。
明星 善
「ブルーシールアイスがいい!ちんすこう!」
ブルーシールたべたい
山田 花子(仮)
ブルーシールアイス(さとうきび)
明星 善
ちんすこうと紅芋が好き……。
リーチェ
「砂糖」じゃなくて「さとうきび」フレーバーなの最高に謎だけどちょっと気になる
守築 茉麻
サトウキビの優しい甘さ

明星 五月
「ブルーシールだね。うん、暑いからねぇ」
明星 善
「うんっ!」
真田 遊馬
「ところで……」
明星 善
「なーに?」
真田 遊馬
「君たちも半魔だと聞いているけど」
GM
青年はさらっと口に出す。
明星 善
「うん、そうだよ?」
真田 遊馬
「二人とも戦闘力があるのかな。それとも片方だけ?」
明星 善
「ぼくはそんなに戦いは得意じゃない、かも……」
ほぼ戦闘能力、ないです。
明星 五月
「ははは、私は何もできませんよー」
守築 茉麻
パパは一般人じゃ無いのか
明星 善
パパどうなんだろうってDLさんがこの前思っていたなぁと。
真田 遊馬
「そうか、それじゃあ、情報集めに集中してくれ」
「戦いになったら逃げてくれていい」
明星 善
「うん、そっちは得意!任せて!」
明星 善
遊馬さんスポット参戦?
守築 茉麻
ホチキス
GM
空からはじとじとと重い雨が降っている。
明星 善
「嫌だなぁ、雨降ってる」折角ご機嫌にアイスを食べていたのにと、唇を尖らせる。
明星 五月
「帰ったらお着替えしませんとねぇ」
言いながら傘を差し掛けてくる。
明星 善
「そうだね、パパ」
明星 五月
そしてそのまま善を抱きしめてナデナデしてくる。
GM
いつもより少しスキンシップに遠慮がないと思ったかも知れない。
明星 善
「もう!外では恥ずかしい!」ぷんすこ!
明星 五月
「はぁ、善様、もっと怒って下さい」
言いながら顔を擦り付けてくる。
お約束の暴走か?
明星 善
パパ……私【PC】と今までかかわってきた【NPC】みたいなルートをたどるのか……?
リーチェ
ラスボス……に……?
明星 善
ありえる……。
パパ……【PL】は信じてるから……。
※善が作るキャラクターのオプションは暴走して敵に回りやすいともっぱらの評判。
もう二度起きている。

明星 善
「もう、外では恥ずかしいからやめてよ!」
GM
突き飛ばしたり押したりする?
明星 善
「……そんなドMじゃったっけ?」と耳元でそっと囁きますね。
顔を近づけるかな。
GM
じゃあ五月は感涙して地面に寝転がって、靴を舐め始める。
明星 善
「……」困惑。
GM
そう、おかしい。
家の中でならともかく、外でこのような態度を取るなどということは……初めてだ。
明星 善
「どうしたん?頭大丈夫……?」遠慮がない物言い。
明星 五月
「はあぁぁぁぁ、善様、もっと、もっと踏んで下さい、後生ですからァ。もっと罵って」
守築 茉麻
【エゴ】暴走しちゃうのねー
山田 花子(仮)
パパが欲望に忠実に
リーチェ
パパが暴走しとる
暴走する対象の欲望がドMなの最高に想定外で好き
明星 善
「え、うわ……気持ち悪……」
「……パパ?」
リーチェ
まさかの善くんを引かせたぞ
明星 善
信じてるからな!(2回目)
GM
ごとり、と音がする。
先を歩いていた青年が膝をついていた。
その腕から日本刀が飛び出して地面に突き刺さっている。
明星 善
「え、あ……」
真田 遊馬
「……」
明星 善
「……えっと」とりあえず五月さんの腕を握っていい?
GM
青年は自然な手つきで肉塊と化した腕を再構成し、刀を握る。
そのまま、二人へと振り返り、青眼に構え
明星 善
「ワシのシマ荒らすたぁ、ええ度胸しとんの」一回撤退したい。
真田 遊馬
「……!」
GM
善の声が聞こえたか、青年は一度首を振って、刀を降ろした。
明星 善
「……?どうしたの?」その様子を見て何もない無害な子供ムーブに戻ります。
真田 遊馬
「おれは、何をしていた……」
明星 善
「……聞きたい?」
真田 遊馬
二人を見て、その言葉を聞いて、慌てたように刀を体内に戻す。
「何だ、今、魔を断てと……聞こえた」
「それに……」
カタナ リアリティ ショック
守築 茉麻
……ここ、往来ですよね?
真田 遊馬
ですよ。
守築 茉麻
周りアンノウンマンだらけでは
山田 花子(仮)
アイエエエ!カタナナンデ!?
リーチェ
カタナ!カタナナンデ!!??アイエエエエ!!

明星 善
「お兄さんも危険かも。長浜さんあたりに保護されたほうがよくないかな?」小首をかしげながら。
GM
地面に這いつくばる五月はじめ、周囲を見回す。
昼日中に突然奇行に走る男、刀を出す男。
そんな状況なのに、周囲の人間は誰一人動じていない。
正確に言えば、「武器だ!」などのような驚き方はしているが、
“人間が突然武器を体から出した事”への反応がない。
守築 茉麻
もうこの街はダメだ
リーチェ
なんと、誰もアイエエしてない 全員*それどころではない*状態なのか
明星 善
「……」明らかに異常だなぁ。
「ぼくらって精神になにか関わることできたっけ……?」
GM
あなたは何も感じていないか、感じていてもごく薄い衝動です。
まあ、強い【エゴ】に流されかけているのを根性で抑えている、とかでもいいですが、とにかく、ほぼ通常通りの精神活動ができています。
真田 遊馬
「君は大丈夫なのか」
明星 善
「ぼくは大丈夫!」
薄い衝動かなぁ?
明星 五月
「私も大丈夫ですよぉぉ、えへへ、善様愛してますぅ」
GM
こっちは、全然駄目だ。
明星 善
駄目じゃん……。
守築 茉麻
前々からダメだったか
山田 花子(仮)
衝動が第三者に向かない分平和だけども
リーチェ
ただひたすらだめになっててちょっと愛しい
GM
目の前の青年は正気を取り戻しているので今は心配なさそうだが、
周囲では。
突如始まる喧嘩。
人間の中で人の皮を破って正体を現す魔物。
魔物達が人間を千切り、殺し、喰らい始める。
真田 遊馬
「……何が起きているんだ? とにかく」
「俺はあいつらを止める、君たちは安全なところへ」
GM
言うなり再び刀を抜いて喧噪の方へと走って行く。
明星 善
「わかった!行こう、パパ!」
大丈夫?闇落ちしない?
明星 五月
「あはァァァ、善様どこまでもついていきますぅぅ」
リーチェ
めっちゃめちゃだめになってるwwww
明星 善
でも腕から刀出して刀振るうのくっそかっこいいな……。
GM
かなり駄目な感じの大人を引きずり、善は避難を開始するのだった。
明星 善
じゃあの!
あ、【人間性】減らすの忘れてた。
1d6 【人間性】 (1D6) 1
[ 明星 善 ] 【人間性】 : 59 → 58
GM
動じないな。
明星 善
びっくりしちゃった。
【エゴ】は宣言無しで。

GM
ほぼ同時刻。
登場キャラクター リーチェ。
登場をどうぞ。
リーチェ
1d6 (1D6) 6
いきなり飛ばしちゃった
[ リーチェ ] 【人間性】 : 51 → 45
GM
あなたは、唐突にサンシャイン60の前にいた。
守築 茉麻
唐突
リーチェ
「……?」こと、と首を右へ左へ傾げながら、不思議そうに高層ビルを見上げる。
GM
何故ここにいるのか、それは記憶が朧だが……
朧気な記憶の最後の尻尾を思い出してみるなら、
リーチェ
こき、と首が軟体の中で空気の破裂する音を立て、よからぬ角度でぺたりと仰向きになって天を眺める。
思い出してみます。
GM
気まぐれにか、それとも何者に導かれるようにか……『リーチェ・ターナー宛てのメールを見た』ことを思い出すことができる。
どこかへ来るように、という内容だった気もするが……そこからここまでの記憶がない。
リーチェ
「リーチェは……。これはビル。これは背が高い。リーチェは、」
「私は何かを見たの?」不意にぐらつく首が安定し、メールを見た、という記憶を呼び起こす。
「覚えていない……。どうして、ここに?」
リーチェ
リーチェ本体は端末をテントの隅に投げるから、メールを見たのはこっちだろうなって
GM
知っている誰か。それも、あなたと何か良くない繋がりがある誰かの記憶がよぎる。
白い髪の、少年。
リーチェ
白い髪の少年の姿がよぎる。知っている誰かのような気がするのに、よくない予感しか思い出せない。
GM
小柄でありながらその振る舞いはまるで王者のようで、人を見下す。
人間をまるで虫けらのようにあざ笑う。
リーチェ
それは怖気のするような姿だった。君臨する暴君のような……。
GM
「久しぶりだな……リーチェ・ターナー“観察者”よ」
不意に“記憶”にあるままの声がした。
リーチェ
「誰?」 振り返る。
ガイウス
「まさか生きていたとはな。
しぶとい女だ。俺の顔を忘れたとは言うまい?」
少年は肩をすくめ薄く笑う。
紅の瞳が何かを愉しむように輝いた。
リーチェよりも小柄であるのに、それはどこか大きな存在であるように見えた。
リーチェ
その姿を実際に見て再度思い出そうとしてみますが、何か思い出せますか?
GM
あなたはこの男を“知っている”。
だが“記憶にない”。
リーチェ
一歩後ずさりながら、その紅い眼を見据える。
GM
あなたの様子を見て少年は怪訝そうに眉根を寄せた。
ガイウス
「まさか、このガイウスを忘れたと?」
額の中心に縦に亀裂が走り、広がる。それは
第三の瞳であった。
山田 花子(仮)
おうターゲット
GM
ガイウスさんも大事な【NPC】なのに顔作ってなかったなーって……
明星 善
コンテストの時間ですか!?
ガイウス
「貴様、あの女ではないのか。まがいものか?」
リーチェ
「覚えていない……、記憶が、不確かで。教えて頂けるかしら……、どこで会ったのか。ガイウス、“王様”」導くようにそう口にして、相手から手掛かりを引き出そうとする。
GM
少年は不満そうに呟く。
ガイウス
「このベルゼブブが第一子、ガイウスの名を忘れるとは良い度胸だ」
「いや……そういう事か。
あの女、命惜しさに人を捨てたな。
このような下等生物に自らを明け渡すとは」
リーチェ
ゆらゆらとその首は少し安定を失いかけており、不安定になっている。
「何を、言っているの?」
GM
その様子を見ていたガイウスは、突如笑い出す。
ガイウス
「いや、逆か? そうか、そういうことか。
あの強かで小賢しい女が、ただ消えるはずもないか」
「哀れなできそこないよ。
自分があの女の贄とも知らずに」
GM
くっくっ、と笑う少年の目には、侮蔑と哀れみが宿っていた。
リーチェ
考える。考える。ぐらつき始める意識で何度考えても、記憶から答えはやってこなかった。
ガイウス
「ならば貴様があの女の代わりに見ておくがいい。
オレの王国が顕現する様を。
今はあの女でも何もできまい」
GM
少年は哄笑とともに腕を振りかざす。
その奇跡をなぞるように、空間が裂ける。
リーチェ
「!」 思わず両腕で目の前を庇う。
GM
地面が。ビルが。木々が。空が。
ばくりと裂けて、そして“ひっくりかえる”。
人はその衝撃によろめき、倒れかかる。
リーチェ
「裏返った……!?」
「まさか、ここで……、ドミニオンを、顕現させようとして、ガガッ、」
GM
少年の手の先には、半透明の、輝く、白い巨大な鳥の羽のようなもの。
それをまるで剣かなにかのように、少年は振るって世界を壊した。
リーチェ
「あれはまさか、”羽根”」
その衝撃でリーチェの頭もくるりと百八十度後ろに倒れ、その前からもう一つの頭が生えてきて、元あった頭を飲み込んだ。
「カンバのはね」
ガイウス
「“羽根”を手に入れたオレは何者をも超える力を手に入れた。
欲望を解放しろ。下らぬ情や定めなど捨ててしまえ。俺に跪け」
GM
見渡す限りの景色は様相を変えた。
空は真っ暗にかき曇り、木々は枯れ、地面はひび割れた。
リーチェ
「だめ。カンバはそれを願わない」
はたと眼を開いた粘菌は羽根を持つ少年に手を伸ばそうとする。
GM
リーチェの指先が触れる前に、ガイウスは羽根を一打ちし、手の中から消し去る。
ガイウス
「人に抑えつけられていた魔物達が目を覚ます。
人も魔となり俺に従う。
リーチェよ、そのボロを脱ぎ捨て俺の元へ来い」
GM
ボロ、と口にした少年はリーチェの目を見ている。
リーチェの“中”に話しかけている。
リーチェ
「ガガッ……、何を言っているの、……? リーチェはボロきてない。 ……あなたは、」
ぷつぷつと背中が波打ち、ふたつ頭が現われて、人の形をなかば破綻させながら無理矢理に少年へと問いかける。
ガイウス
「かつてのように語り合おうじゃないか、“監視者”」
「もっとも、そんな下等生物の中では、本当に“監視する”ことしかできないだろうがな」
リーチェ
「あなたは、何を、言っているの」
「私は……、何をしていた、というの?」
途方に暮れたように、ふたつ頭は呟いた。
穴だらけになった記憶の中を探りながら。
ガイウス
「残念だよ」
GM
この言葉だけ、心底無念そうに。
少年は呟いた。
そして、黒い樹木によって編まれたような姿に変貌したサンシャイン60へと、歩み去って行った。
GM
SA:ガイウスを観察する
SA:ドミネーターを倒す
いずれかを差し上げます。
リーチェ
お、では【SA:ガイウスを観察する】をいただきます。
GM
ウォッチャーを選びますか。
了解です。

GM
呆然とするリーチェにはかまわず、周囲では騒ぎが起こり始めていた。
人間の姿をし、人間に溶け込んでいた魔物達が暴れ始めていた。
暴れる者の中には人間もいた。
魔物は周囲の人間を愉しむように殺し、喰らう。
いつもは夜の闇に紛れて行うことを、人目をはばかることもなく。
リーチェ
ふつふつと衝動がこみ上げる。喰らいたい。目の前に在るものすべてを喰らい、呑み込み、そして増えたい。際限なく。どこまでも。
片方の頭はその衝動を不思議そうに受け止め、もう片方は魔の衝動が己の所まで這いあがってくるのに当惑した。
このとき世界は壊されたのだ、そう認識する。
そしてなぜか、“監視者”という言葉が頭の底に、引っかかって離れないのだ。
GM
悲鳴を上げて人が逃げてくる。
かぐわしい血を流し、よろめきながら。
喰らうならば、たやすい。
子供だ。小さく、喰らいやすい。
リーチェ
「……リーチェは食べる。リーチェは増える。増える」
ふらふらとそちらへ向かう。ゆらゆらと首を揺らし、もうひとつの頭を重たそうにぶら下げながら。関節を逆向きに曲げながら。半分身を溶かしながら。
じっと、その子供を見下ろす。
「……シズク」そのとき、ふっと、“シズク”の顔が、その子供に重なった。
GM
怯えた少女は、小さな縫いぐるみを大事そうに抱えていた。
目の前の女性の異様な風体に驚いたものの、動けなくなってしまったようだ。
リーチェ
「カンバのはね。……カンバは願わない。カンバは食べる、しない。リーチェは……。」
「……」
GM
彼女を追ってか、異形の獣が走ってくる。
ぴんと伸びた耳、口元には血がつき、人として生きていた証の服はもう、足に絡みついているだけだ。
リーチェ
「リーチェは、麦が食べたい……」
ちらりと少女を見た。喰らわなかった。獣から守るように、動けない少女を担ぎ上げて歩く。
GM
「助けて、お姉ちゃん」
少女は震えながら懇願してくる。
リーチェ
少女を担いだまま、ふらふらと歩いていく。守築のいるラーメン屋を目指して。日常の場所を目指して。

「わかった、リーチェは助ける……。リーチェは食べない。助ける」

コマンド:にげる
守築 茉麻
へいらっしぇい
GM
では、あなたに向かって、真正面から学生服の少年が走ってくるのが見えた。
殺気をたたえて、抜き身の刃を手に。
リーチェ
「……? リーチェは食べない。リーチェは殺されない」
避けようとしたものの、少女がいるのを思い出して迎撃します。

演出でナーヴジャック
なかば溶けた人の姿から、細胞ひとつほども細い黄色い糸が無数に這い出して、少年の首へ伸びる。
GM
では、少年はその攻撃を回避して反撃をしようと……
した一瞬、リーチェが抱えているものを見てよろめいたように見えた。
ナーヴジャックってどんな技だっけ。
リーチェ
ダメージロールの代わりに【放心】と【重圧】を与える特殊攻撃。対象は【【技術】】でドッジを行える / バッドステータスの代わりに質問1つを行ってもよい。P125

これですね。
本来は【魔獣化】限定の技なんだけど
GM
なるほど。では少年の首に糸が触れる。
少年の目は焦点を失って倒れかけるが、そのままリーチェ達の背後から襲ってきた獣に向かって刃を振り下ろす。
暴走魔剣
「人間に、害なす者は、滅ぼす」
GM
少年はうわごとのように呟いていた。
リーチェ
「……? ありがとう。この子を助けるしてくれた?」
GM
リーチェの声に反応を示す様子はない。
「駄目だ、暴走している。その子を連れて逃げるんだ」
GM
少年が現れた方から、言いながら鬼が現れた。
リーチェ
「? わかった」
暴走【エゴ】
山田 花子(仮)
お前も平気なんか
明星 善
www
守築 茉麻
生徒を守る【エゴ】大暴走
山田 花子(仮)
それは仕方ないね
明星 善
ちょっとトイレに行ってくるよ先生
山田 花子(仮)
授業中だぞしょうがないな
守築 茉麻
トイレに行きたい【エゴ】大暴走
リーチェ
トイレに行きたい【エゴ】暴走って【エゴ】じゃなくて腹部の暴走では
守築 茉麻
ゴゴゴゴゴ(腹部の暴走

「このままでは人の手で狩られることになるぞ、やめるんだ」
GM
鬼は荒れ狂う少年に語りかけているようだった。
リーチェ
「なにもの?」 主語が不足している感じの問いかけを、言われた通り逃げながら鬼へ。
「俺は、ダラ……」
「いや、私は、サナダソウジだ」
リーチェ
「サナダ。リーチェはリーチェ。食べない。リーチェはサナダにありがとうをする」
GM
少年は次の獲物を求めて駆けだして行く。
鬼はリーチェに一度振り返って、その子を頼むというように手を上げてみせると、少年を追っていった。
リーチェ
「わかった。リーチェは頼むされる」
GM
「こわい……どうなってるの? なにがおきてるの? おうち帰りたいよ……」
少女が心細そうに呟いた。
リーチェ
「おうち」
「シズク、ちがう、少女のおうちどこ? リーチェはおうちを知るない」
あらぬ角度で首を曲げ、抱えた少女に問いかける。
リーチェ
SANチェック強要してごめんな少女よ
GM
少女は、相手が異形であるにもかかわらず恐れることもなくその首にしがみついた。
「おうち、かえりたい……」
シクシクと泣く少女から彼女の家を聞き出すのに、数分かかった。
リーチェ
そのおうちがわかんないんだけど……。と粘菌は逆向きに首をかしげた。うまく聞き出すというスキルと整理して話すというスキルに欠ける粘菌のせいで、数分が十数分になったかもしれない。
GM
途方に暮れる粘菌の周りで、地上の地獄は更に狂乱を極めてゆくのだった。

リーチェ
【エゴ 目の前のものを喰らいたい】【罪】申請。一度衝動に呑まれかけてたあたりで。
GM
ok

GM
あと善君には
【SA おとうさんを正気に戻す】
【SA 暴走する魔剣を止める】
のいずれかを差し上げます。
明星 善
前者で……。
明星 五月
「善様ァァァ愛してます。来週まで指の間までお舐めしますねぇぇ」
明星 善
嫌だよ気持ち悪い!
後者にするぞ!!?
明星 五月
あっ、その目が素敵です。
我慢しますので。

おしまい
GM
というわけでぐちゃぐちゃのまま本日終わります。
次回からミドルなのでぼちぼち合流します。
リーチェ
合流イエーイ
明星 善
いえーい!
山田 花子(仮)
いぇーい
守築 茉麻
ところで我はまだ【SA】頂けていないわけだが
【ドロップキックをする】、にするぞ
GM
最初に言ったとおり、次のシーンで差し上げます。
ちょっと魔ってね。
リーチェ
※最初じゃなくて開始前のココフォリア外の雑談で言ってた
山田 花子(仮)
うちの兄弟(騒ぎの元凶)に何さらしてくれとんじゃ
明星 善
www
GM
【ドロップキックをする】 にしたら、その場で【SA】達成だな。
リーチェ
そのあとはノー【SA】で行動する羽目になる
GM
三男ずっと着いてって、なにかっちゅーと蹴られれば良いんですか?
明星 善
ふふw
おもろい(これは【PL】
山田 花子(仮)
うちのオプションは平和だなぁ……
明星 善
うちのオプションも平和ですよ
GM
ラーメン食べに行ったら蹴られたんですけど。
守築 茉麻
蹴れば蹴るほど【SA】達成
明星 善
www
草生える
山田 花子(仮)
蹴り姫ならぬ蹴り王
GM
【SA 三男をできるだけ蹴る】
守築 茉麻
百烈脚