波照間と佐倉でどっか別の世界に迷い込んで遊ぼうぜ! 折角だから、波照間の中の人がやってる真3の世界にしようぜ! ……ってとこだけ決まってる。あとは行き当たりばったり。
今回、ナレーションやNPC等の主な進行は佐倉がやってますが、なんかややこしいのでカラー変えてあります。
今回、ナレーションやNPC等の主な進行は佐倉がやってますが、なんかややこしいのでカラー変えてあります。
佐倉 光
ふー
波照間 紅
こんばんは~ よろしくお願いします
佐倉 光
宜しくお願いしまーす
じゃあ今のシナリオ終わった後がいいかなぁ
シナリオ中のネタにしちゃうと、本編で言いたくなってしまいそうだしね。
じゃあ今のシナリオ終わった後がいいかなぁ
シナリオ中のネタにしちゃうと、本編で言いたくなってしまいそうだしね。
波照間 紅
ですね じゃあそれでー
まさにif
まさにif
佐倉 光
どういうけいいでかはともかく、街は平和になったぜ!
波照間 紅
なったぜ!
波照間 紅
ほろ酔いで街の中を歩いてる所か素面かどっちがいいですか?w
佐倉 光
酔ってるのw それでもいいですよ。
佐倉は飲んでないけど機嫌いい。
「波照間さーん、ちょっとCOMPカスタムしたいんで―、パーツ屋に行きたいんですよねー」
「このへんマッカ使えるとこあるかなー」
佐倉は飲んでないけど機嫌いい。
「波照間さーん、ちょっとCOMPカスタムしたいんで―、パーツ屋に行きたいんですよねー」
「このへんマッカ使えるとこあるかなー」
波照間 紅
「んー? あー、いいんじゃないか? 僕も何かしようかな」少しとろんとした眼で言う。祝杯のアブサン(控えめ)の結果だ。
ナレ
しかし、いつもの店は閉店のようだ。
波照間 紅
「あれ、開いてないな。んー、どこか探すかな」
佐倉 光
「ここが休みなんて珍しいな。悪魔でも出たのかな」
シャッターが下りたぼろっちいビルの前で嘆息。
シャッターが下りたぼろっちいビルの前で嘆息。
波照間 紅
「かもなあ」こんこんと数度シャッターを叩いてみるが、返事は無い。
佐倉 光
何かこの手のお約束で、裏通りにある新しい店に入ったら……みたいな感じで?
波照間 紅
それでいきましょうか
波照間 紅
ん、と周囲を見回す。ふと、わずかな明かりを見つけた。
佐倉 光
「どうかしました?」
波照間が見ている方を見る。
波照間が見ている方を見る。
波照間 紅
「ほら、あっち。それっぽい店がありそうだ」
「ちょっと行ってみる」酔っ払っているせいで少し軽はずみだ。
「ちょっと行ってみる」酔っ払っているせいで少し軽はずみだ。
佐倉 光
「……うん? こんなとこにこんな道あったっけ?」
波照間 紅
「さあー?」
佐倉 光
そもそもが、波照間が何を見ているのかもよく分かっていない。
光は佐倉には見えていないのだ。
ともかく後に続いた。
光は佐倉には見えていないのだ。
ともかく後に続いた。
波照間 紅
路地を覗き込むと、確かにそれらしい店か、小屋かがある。渦巻きの模様と店名を掲げた看板もあるようだ。
「失礼します、やってますかー?」ひょい、と店内を覗き込んだ。
「失礼します、やってますかー?」ひょい、と店内を覗き込んだ。
店主
「どうぞー」
ナレ
中には無数の何に使うかよく分からないものが積み上げられていた。
ほとんどガラクタのような年季の入った家具、ぼろぼろの衣服。
しかし、裏の世界を歩く二人には、「この店には何か特別な物があるに違いない」という予感がした。
ほとんどガラクタのような年季の入った家具、ぼろぼろの衣服。
しかし、裏の世界を歩く二人には、「この店には何か特別な物があるに違いない」という予感がした。
波照間 紅
「ああ、すごいな、これは。佐倉さん、ちょっと見てっていいか?」
佐倉 光
「ああ、ずいぶんとほこりっぽい店だなぁ」
「pc関係はちょっと無理そうかも」
「おっ、面白い虫みたいなのがある。こういうの悪魔にウケるかな」
佐倉は瓶詰めの虫の形をした石に興味を示した。
「pc関係はちょっと無理そうかも」
「おっ、面白い虫みたいなのがある。こういうの悪魔にウケるかな」
佐倉は瓶詰めの虫の形をした石に興味を示した。
波照間 紅
「その代わり、あっちの方は期待できそうだ。お、琥珀……作り物か。でも綺麗だな」
佐倉 光
随分前のことなので口調忘れてるなぁ……
波照間 紅
おお、某マネカタさん
店主
「興味がある物は見つかったかい」
ナレ
ガラクタの奥に店主が埋まっていた。
もとい、脚が三本になった椅子に座っている。
もとい、脚が三本になった椅子に座っている。
波照間 紅
「ああ、お邪魔しています。この墨は?」占いに使った骨を焼いて作られた墨だ。時代世代によっては力を持つ。
店主
「悪いけど、ボクは集めているだけだから、何だか分からないんだ。ちょっと前に来た入れ墨のヤツなら、何か知っていたかも……」
「触るとびりっとするんで、何か意味のあるものなんじゃないかな?」
「触るとびりっとするんで、何か意味のあるものなんじゃないかな?」
ナレ
店主は時折体を震わせている。寒い、とかではなく、おそらくそういう体質、なのだろう。
波照間 紅
「ああー、それは失礼を。この三蛇酒と合わせていくらになりますか? それとも、何かと交換?」
集めているだけ、という言葉を聞いて、交換を持ち掛けてみる。
集めているだけ、という言葉を聞いて、交換を持ち掛けてみる。
店主
「そうだな、それなら1000マッカかな……」
佐倉 光
「高くね?」
店主
「じゃあ500で」
波照間 紅
「このノックすると芯が出てくる鉛筆をつけるから、300にならないか?」シャーペン
店主
「あれ……お客さん、まさかと思うけど、人間だったりする?」
シャーペンに興味を示しつつ、そんなことを言い出す。
シャーペンに興味を示しつつ、そんなことを言い出す。
波照間 紅
ちらりと店主の眼、眼? は見えないな。口元を見る。興味か、害意か、食欲か、それ以外か。
店主
興味津々といった感じだ。
超激レア
店主
ニセンエンサツくれるなら!
波照間 紅
ニセンエンサツ! 沖縄には結構残っているらしいという噂(情報が古いので今は不明)
佐倉 光
もってるー
中の人がリアルで。
中の人がリアルで。
波照間 紅
おおー さすがに使ってしまって無いなあ
店主
ていうか、二人の格好見たらまず「うわぁぁぁ珍しいものの塊だー!」ってなりそうだよねって思っちゃった。
波照間 紅
確かにそりゃそうだ あの世界普通に服着てる人間ほとんどいませんしね
店主
服くらいは拾えたのかもね……
佐倉 光
たまにやってた……
店主
あれ、ジャンクショップどこにあったっけ。ギンザじゃなかったよな……
波照間 紅
最初はギンザ大地下道にいて、それからアサクサで店を開いてたはず
店主
じゃあここはアサクサ!
佐倉 光
店主の言葉を聞いてアナライズをするが、怪訝な顔をしている。
波照間 紅
「どうした、佐倉さん?」
時間が経ってちょっと酔いが抜けてきた。
時間が経ってちょっと酔いが抜けてきた。
佐倉 光
「データベースにないみたいだけど、人間でもないな……というか……」
「そもそも反応しないというか、『何もない』って言われちゃうんだけど」
「そもそも反応しないというか、『何もない』って言われちゃうんだけど」
波照間 紅
「何もない……?」
「データベースに無いってことか?」
「データベースに無いってことか?」
佐倉 光
「……単にデータにないだけなら『NO DATA』とか出るんだけどさ、そもそもタゲれない」
波照間 紅
「タゲれない? 結界でも張られてるのかな」
佐倉 光
「そんな感じでもないけど……」
店主
「どうかしたのかい? それより人間なら、オサツ持ってないかな」
波照間 紅
「オサツって、千円札とかでいいのか?」
店主
「できればニセンエンサツ、ゴセンエンでもいいんだけど」
波照間 紅
「五千円札なら一枚ある。ここに人間が来るのは珍しいのか?」
店主
「ゴセンエン、あるのかい!?」
「うん、人間なんて見たの初めてだよ」
「うん、人間なんて見たの初めてだよ」
佐倉 光
「初めて、って、ここ渋谷だろ。いくらでもいるじゃないか」
「あんた悪魔? 魔界から来たばっかりなのか?」
「あんた悪魔? 魔界から来たばっかりなのか?」
波照間 紅
「もしかすると、異界に迷い込んだのかもしれないな。たまにやる」
<酔っ払って歩いてるとたまにやる
<酔っ払って歩いてるとたまにやる
店主
「ここはアサクサだよ?」
佐倉 光
「浅草ぁ~!?」
波照間 紅
「うーん、僕達は渋谷を歩いてたはずなんだけどな。やっぱり迷い込んだかな」
「とにかく、人間が珍しいのなら、五千円札も珍しいかもな」
「とにかく、人間が珍しいのなら、五千円札も珍しいかもな」
店主
「それより、オサツくれるなら、これもオマケにつけるよ」
波照間 紅
「ん、何だ?」
店主
店主は、横の棚に載っている魔石を指した。
「イレズミの悪魔くんならその蟲欲しがるんだけど、人間は何が欲しいのかよく分からないから」
「イレズミの悪魔くんならその蟲欲しがるんだけど、人間は何が欲しいのかよく分からないから」
佐倉 光
「ふーん、くれるってんなら貰うけど」
5000円か。5マッカでこれだけの買い物ができるなんて、なかなかのお買い得だ。
5000円か。5マッカでこれだけの買い物ができるなんて、なかなかのお買い得だ。
波照間 紅
「じゃあ、その虫と魔石と、それから三蛇酒貰おうか」五千円札を提示。
店主
「ありがとう! あとは伝説のニセンエンサツさえあれば全部揃うんだ!」
店主は嬉しそうに商品を差し出した。
店主は嬉しそうに商品を差し出した。
佐倉 光
「二千円は、なぁ、難しいな」
波照間 紅
「それは最近珍しいからな。僕も記念に一枚取ってあるが、あれはちょっと渡しにくい」
ナレ
店主は踊り狂うように体を震わせている。
波照間の言葉は聞こえなかったらしい……
波照間の言葉は聞こえなかったらしい……
佐倉 光
聞こえた方が良かっただろうか。
波照間 紅
「嬉しそうだなあ」つられてにこにこしている。まだちょっと酒が残っているようだ。
佐倉 光
「さてと、まあ面白そうな物も買えたし、帰りますかね」
出口の扉を開ける。
出口の扉を開ける。
波照間 紅
「ああ、そうだな。……今度地元に帰ることがあったら、仕入れてこようかな、二千円札」ぼそ。
佐倉 光
「……どこここ」
「ここどこ」
「ここどこ」
波照間 紅
「え?」
「……どこだここ?」
「……どこだここ?」
ここはどこ
波照間 紅
アサクサ地下道の通路に出てきたのかしら
佐倉 光
それでもいいかな。
波照間 紅
アサクサ地下道なら悪魔出ますね
佐倉 光
出ますねー
さすがに記憶がかなり朧気で、悪魔何出るとか忘れてる。
さすがに記憶がかなり朧気で、悪魔何出るとか忘れてる。
波照間 紅
悪魔が何出るかはさすがに忘れちゃったというか、妖精とかヨモツシコメとかいた気はするんだけど
佐倉 光
血のアンダルシアしまくるヤツが道塞いでる方なら、イソラ狩りまくってた気がするんだけどな。
波照間 紅
オベロンとかセタンタとかヨモツシコメとかトロールとか出た気がする
佐倉 光
れべるたっけぇ
勝てないw
勝てないw
波照間 紅
そうなのw
結構終盤ですしねアサクサ地下道 同じ妖精系でレベルを手加減してもらってw
結構終盤ですしねアサクサ地下道 同じ妖精系でレベルを手加減してもらってw
佐倉 光
逃げよう。
ああー、ヨヨギに向かう途中のあそこか。
ああー、ヨヨギに向かう途中のあそこか。
波照間 紅
そうそう
佐倉 光
ここイベントないのか。ヨヨギ公園方面に出ていいですか?
波照間 紅
お、ぜひぜひ
佐倉 光
あのへんなら妖精さんが沢山いる。
波照間 紅
ですね
佐倉 光
「……え、地下? 魔界でもなさそうだし」
波照間 紅
「地下道……? 確かに、異界にも見えないな」
佐倉 光
振り向いても店はまだある。
波照間 紅
「あの店は見えるな。とはいえ、あの店に他に出口はなかった……」
佐倉 光
「……うわー、またかぁ」
「波照間さんって、呑んでると異世界行きがちですよね」
「波照間さんって、呑んでると異世界行きがちですよね」
波照間 紅
「そうなんだよな。なんでだろうな、異界との親和性がよくなるのか?」
佐倉 光
「危ないなぁ、一人の時に酒呑んで迂闊なとこ行かないでくださいよ」
「……さて、どうしようかなぁ」
「……さて、どうしようかなぁ」
波照間 紅
「うーん、そうだな。気をつけるよ。とりあえず……、あの店に戻っても仕方が無いし、地上でも目指してみるか?」
佐倉 光
「仕方ないなぁ」
波照間 紅
「すまないな、また巻き込んでしまって」
佐倉 光
「高いですよ」
言いながらも、べつにこういうアクシデントは嫌いではなかったりする。
言いながらも、べつにこういうアクシデントは嫌いではなかったりする。
波照間 紅
「体で払える程度で頼む」なんて言い合いながら、地下道を行く。
佐倉 光
「さっきのヤツ、人間見たの初めてとか言ってたな」
「……人間が元々いない……ってわけじゃないよな、人間の道具があったんだ」
「俺、いやーな予感がする」
「……人間が元々いない……ってわけじゃないよな、人間の道具があったんだ」
「俺、いやーな予感がする」
波照間 紅
「そういえば、そうだな……。普通の、普通のっていうのもなんだが、異界なら、そのまま人間の道具があるはずない」
「ああ、そうだな。……呼んでおくか。アラミタマ、オニ、来てくれ」
「ああ、そうだな。……呼んでおくか。アラミタマ、オニ、来てくれ」
佐倉 光
「ラミア……より、マカミの方が良いかも」
マカミを召喚。
マカミを召喚。
マカミ
「なんでぇ、ここは?」
佐倉 光
「わかんねぇけど、とにかくなんかあったらリカーム頼む」
波照間 紅
「道返玉、あったかな……。ああ、一つだけある」
佐倉 光
「地上に出たら何が見えるやら」
波照間 紅
「崩壊した荒野じゃないといいな」
佐倉 光
「さっきの店見るとジョークとは思えないな……」
とにかく歩き始めよう。
「暗いな……」
とにかく歩き始めよう。
「暗いな……」
波照間 紅
「ああ……」オニとアラミタマを前に立てて歩く。COMPのチューニングをするつもりだったから、COMPを持ってきていてよかった。あと矢も。
佐倉 光
COMPでサーチをかけながら歩く。
悪魔の気配がしたらとにかく回避。
悪魔の気配がしたらとにかく回避。
波照間 紅
何度も悪魔の気配を検知しながら、避けつつ歩いていく。
佐倉 光
「……ぐぇ」
かなり近づいた悪魔にこっそりアナライズを成功した佐倉が青ざめる。
かなり近づいた悪魔にこっそりアナライズを成功した佐倉が青ざめる。
波照間 紅
その表情でやばい相手だと気づく。
「……」
「……」
佐倉 光
「なんなんだよここは……」
「タマちゃんたちもわかんねぇのか?」
「タマちゃんたちもわかんねぇのか?」
アラミタマ
「ああ、見たこともねぇ場所だぜ」
「それにさっきから、変な気配というか、リズムというか、そういうのを感じるぜ……。天脈が疼いてるような……」
「それにさっきから、変な気配というか、リズムというか、そういうのを感じるぜ……。天脈が疼いてるような……」
佐倉 光
「てんみゃく?」
アラミタマ
「最初は地脈かと思ったんだが、そうでもねぇ、もっと天の上の方から、満ち欠けみてぇな、疼きみてぇな力を感じるんだよ」
佐倉 光
「カンペキ異世界って感じだな……」
「のわりに『アサクサ』なのか」
「のわりに『アサクサ』なのか」
マカミ
「おいポンコツども。見ろ、あっち出口じゃねぇのか?」
波照間 紅
「本当だな。ガラス戸に……、壁にポスターが貼ってある。あれだけ見ると地下道の出口だな」
佐倉 光
「なんだ、人の痕跡があると少しほっとするな」
「あいつが見たことないってだけで、地上にはいるかもしんねーしな、人間」
「あいつが見たことないってだけで、地上にはいるかもしんねーしな、人間」
波照間 紅
「そうだな。生きてる人間か、せめて話せそうな誰かに会えればいいんだが」
ナレ
そこには、空はなかった
ただ輝く巨大な存在と、それを取り巻くように天蓋があり、そこには街が張り付いていた。
ただ輝く巨大な存在と、それを取り巻くように天蓋があり、そこには街が張り付いていた。
波照間 紅
「──え、」
「何だこれ」
「何だこれ」
佐倉 光
「は?」
「なにこれ」
「太陽じゃねぇぞ、なんだアレ」
「っつか……」
「なにこれ」
「太陽じゃねぇぞ、なんだアレ」
「っつか……」
ナレ
天蓋の街はそのまま地上の景色へと続いている。
佐倉 光
「……っはあぁぁぁぁ!? 何なんだよこれ」
アラミタマ
「ああ、あれだぜ、疼く力の源……。なんだァ、ありゃ……」
波照間 紅
「驚いたな……。なんだ、この世界。っていうか、あの向こうに見えるのは街じゃないのか?」
佐倉 光
「でっっっけぇ球体の中、みたいに見えんだけど」
波照間 紅
「地底宇宙論か? ここは地底だったりするのかもしれないな」
「いや、それにしても、まさかこの目で見るとは思わなかった」
「いや、それにしても、まさかこの目で見るとは思わなかった」
ナレ
振り向いた視線の先には「外苑前」と書かれた駅の表示がある。
佐倉 光
「浅草って言ってなかったかさっき。なんで外苑前」
「っつか知ってんですか、これ」
「っつか知ってんですか、これ」
波照間 紅
「ああ、実は地球の内側には太陽があって、もう一つの世界があって地底人が住んでいるっていう……。それが東京とは思わなかったが」
佐倉 光
「つーことは、外殻突き抜けて中に来ちゃった?」
「んな、馬鹿な……」
「地底人て悪魔?」
「んな、馬鹿な……」
「地底人て悪魔?」
波照間 紅
「さっきの話だと悪魔はいるらしいから、悪魔かもな。悪魔は地底人だったのか……」
佐倉 光
「あ、さっきのヤツみたいなヤツかもしんないけど」
な、なんだってーっ!
佐倉 光
ここ地球の中だったことになってしまいそうだなぁw
佐倉には反論できる材料がない。
佐倉には反論できる材料がない。
波照間 紅
波照間がいらんこと言うから……w
佐倉 光
「あーもー何でもいいや。ここは異世界!」
「これ地球の中身だとすると、随分小さいな……それとも世界中あちこちにこんなのがあったりするのか……もしかしてそれが魔界……」
「これ地球の中身だとすると、随分小さいな……それとも世界中あちこちにこんなのがあったりするのか……もしかしてそれが魔界……」
波照間 紅
「魔界は地球の中にあったのか、なるほど……」
佐倉 光
「え、じゃあ、いつかの奴ら、地球裏返して表に被せようとしてたのか?」
波照間 紅
「かもしれないな。穴を掘ったほうが早いような気もするが、地殻が分厚かったら召喚した方が早いのか?」
佐倉 光
ほらぁ、そういうことになっちゃったw
マカミ
「しつこいようだけど、ここ魔界じゃねぇからな?」
呆れたように首を振る。
「なんか悪魔の気配はモリモリだけどよぅ」
呆れたように首を振る。
「なんか悪魔の気配はモリモリだけどよぅ」
波照間 紅
「とにかく、どこか落ち着ける場所を探したいな。街があるといいんだが」
「外苑前か、悪魔は電車を動かすのかな……?」
「外苑前か、悪魔は電車を動かすのかな……?」
佐倉 光
「街っちゃ街なんだけどなぁ、ここも」
波照間 紅
「それもそうなんだけどな。話が通じなさそうだったり、しくじると一撃で捻りつぶされそうな相手はちょっとな……」
佐倉 光
「いや、つーか、なんかぶっ壊れてるように見えるし」
「明らかに砂漠化してるとこもあるしなぁ」
「駅は少なくとも何もいなかったなぁ……」
「明らかに砂漠化してるとこもあるしなぁ」
「駅は少なくとも何もいなかったなぁ……」
波照間 紅
「あとはこの工事現場と、砂漠伝いに別の町を探すか、か」
ナレ
悪魔の気配がする。
話し込んでいた人間二人は気付かなかったかもしれない。
話し込んでいた人間二人は気付かなかったかもしれない。
どっから帰ろう
波照間 紅
妖精さんとお話してみます? それともシブヤにでも入ってみる?
お
お
ナレ
妖精さん出そうかなって
波照間 紅
いいですね
ナレ
でも考えてみれば妖精以外立ち入り禁止だっけ?
まあいいか!
渋谷行くのもたのしそうだけど。
というかシブヤ経由で渋谷に帰りますか。
まあいいか!
渋谷行くのもたのしそうだけど。
というかシブヤ経由で渋谷に帰りますか。
波照間 紅
そうしますかー
シブヤなら思念体の皆さんもいるし
シブヤなら思念体の皆さんもいるし
ナレ
ハチ公の周りを三度回って。
人修羅通過後ならそこまで物騒じゃないだろう!
人修羅通過後ならそこまで物騒じゃないだろう!
波照間 紅
ないだろう!
波照間 紅
「ん? 佐倉さん、あの向こうに見えるのは渋谷じゃないか? 109が見える」
佐倉 光
「え、ほんと?」
波照間 紅
「ああ。ほら、あれ」
佐倉 光
「あ、え、そうみたいだな。そう見える」
ナレ
「何やってるホー?」
波照間 紅
「あそこを目指してみよう、もしかしたら渋谷同士で帰り道があるかもしれない。なんで浅草に出たのかは分からないが、」その後ろからかかった声に思わず振り返る。
ナレ
白い雪だるまが興味深そうに覗き込んでいた。
佐倉 光
「あ、フロストだ」
波照間 紅
「魂の兄だ……、じゃなかった、ジャックフロストか」
「ああ、僕達はここに迷い込んできてしまってな。どこを目指そうか話していたんだ」友好的そうならそのままお話。
「ああ、僕達はここに迷い込んできてしまってな。どこを目指そうか話していたんだ」友好的そうならそのままお話。
ナレ
「なんだホー? 変わった奴らだホー」
波照間 紅
「変わってるか? 地上でも僕らのようなのは珍しいのかな」
佐倉 光
「そうそう、迷子迷子」
ナレ
「ちょっと前に見た、『人間』に似てるホー?」
波照間 紅
「人間を見たのか? どこで?」
ナレ
「人間なのかホ?」
「ヨヨギ公園でなんかしてたホ」
「なんか入れ墨の悪魔が来て騒いでたけど、あとは知らないホ」
「ヨヨギ公園でなんかしてたホ」
「なんか入れ墨の悪魔が来て騒いでたけど、あとは知らないホ」
波照間 紅
「そうなのか。他に人間のいる場所を知らないか?」
ナレ
「んー、人間なら……マガツヒおくれホ!」
波照間 紅
「マガツヒ? マグネタイトのことか? 少しでよければ」
佐倉 光
「マガツヒ?」
ナレ
マグネタイトを差し出すなら、フンフンとにおいを嗅いですこし首をかしげるが、まあいいか、と言うような顔をして受け取るだろう。
波照間 紅
ちょっと懐かしい気持ちになりながらその様子を見ている。
ナレ
「ヤッター、マガツヒしゃないマガツヒ? だホー」
波照間 紅
「たまには珍しいのもいいんじゃないか?」
佐倉 光
「さっきの店のヤツはサーチできなかったけど、悪魔は普通にアナライズできるんだな……」
波照間 紅
「僕らのCOMPのシステムが対応していない悪魔がいるのかもな、もしかしたら」
佐倉 光
「あー、だよな」
ナレ
ジャックフロストはいそいそとマグネタイトを受け取って吸収すると、ニマニマと笑う。
「ニンゲンかー、それなら」
「シブヤでも見かけたって話きいたことあるホ!」
「ニンゲンかー、それなら」
「シブヤでも見かけたって話きいたことあるホ!」
ナレ
(めっっっっちゃ前の話だけど)
真3超序盤に千晶がいた。
波照間 紅
「渋谷! そうか、やはり渋谷を目指すのがよさそうだな。ありがとう、助かったよ」
佐倉 光
「あれやっぱ、渋谷、なのか」
波照間 紅
「ああ、そうなんだろうな」
ナレ
「これだけマガツヒがあれば、テッペンとれるホ。ありがとうだホ」
ナレ
黒いヤツはもう退場してるんだったよなぁ。
じゃあこの子は普通のフロスト君だな。
じゃあこの子は普通のフロスト君だな。
波照間 紅
黒いやつはこの時点ではもう退場してるはずですな 仲魔になってもあの耐性なのはすごかった
波照間 紅
「てっぺん? 何か競争でもしてるのか?」
ナレ
「ここらのアクマは強すぎてエラそーなんだホ。いっぺんやり返してやるんだホ」
「ヨヨギは妖精の物なんだホ」
雪だるまは鼻息荒くしている。
「ヨヨギは妖精の物なんだホ」
雪だるまは鼻息荒くしている。
波照間 紅
「そうか……。君達にも色々あるんだな」何となく地元のヤンキーみたいだな、といらぬことを思ってしまい、頭を振って打ち消す。
佐倉 光
「今まで良く生きてたな、お前……(レベル7じゃん……)」
ナレ
雪だるまはヒーホーヒーホー歌いながら遠ざかっていった。
佐倉 光
「……まあいいや、渋谷、行ってみますか」
「109の方に行けば良さそうだしさ」
「109の方に行けば良さそうだしさ」
波照間 紅
「ああ、そうしよう。類感呪術の原理で帰れたりするかもしれないしな」
佐倉 光
「ルイカンジュジュツ? ……よくわかんないけど、それで地殻ぶち抜けるんですかね」
言いながら歩く。
言いながら歩く。
波照間 紅
「あれだ、目的の物と似たような物を用意して、それを刺すと目的の物に害を与えられたり、逆に似たような物を用意すれば目的の物が呼べたりするっていう……」 なんて話をしながら歩く。
佐倉 光
「ふーん……丑の刻参りみたいなやつかな」
波照間 紅
「ああ、そうそう。代表例らしい」
佐倉 光
「……にしても、ここが危険なアクマの巣窟じゃなきゃ、ちょっとくらい見て回りたいとこだけど、また来られるかなぁ」
「還れるかどうか、が先だけどさ」
「還れるかどうか、が先だけどさ」
波照間 紅
「どうだろうな。僕も正直かなり見て回りたいんだが、帰れないとそれはそれで困るしな」
ナレ
アスファルトの道は途切れ、砂漠を歩くことしばし。
見慣れた景色の断片が見えてきた。
見慣れた景色の断片が見えてきた。
波照間 紅
「……不思議な感じだな。砂漠の中に渋谷がある」
佐倉 光
「何なんだここはほんと……」
写真撮りまくってる。
あ、最初に電話とか試したよね当然。無理だったけど。
写真撮りまくってる。
あ、最初に電話とか試したよね当然。無理だったけど。
佐倉 光
こういうの、中の人が『当然通じない』を知っているが故に忘れてしまう。
波照間 紅
そうなんですよねぇ。うっかり忘れちゃう。
波照間 紅
「フォルネウス? いや知らないな」その間に何かと会話してる。
遅い、遅いぞフォルネウス!
佐倉 光
待ちぼうけアクマさんwww
波照間 紅
フォルネウスなら倒したよ って言っても信じてくれないあの悪魔
佐倉 光
センター街には行かないようにしないと。
アレと遭遇したらしんじゃうよ
アレと遭遇したらしんじゃうよ
波照間 紅
まったくだ
センター街に物騒なのがいるから
佐倉 光
「わ、……デカラビア……?」
やっだー高レベルアクマじゃん近寄らんとこ。
「あれ、人がいる?」
やっだー高レベルアクマじゃん近寄らんとこ。
「あれ、人がいる?」
波照間 紅
「えっ?」
ナレ
佐倉が指す方には、ゆらゆらと揺れる人影が見える。
波照間 紅
「あれは……? 幽鬼とも違うようだな」
佐倉 光
「……あれ、なんか、透けて……?」
ナレ
「クラブの女戻ってこないなー」
「シビレルいいおんなだったんだけどなぁ」
「シビレルいいおんなだったんだけどなぁ」
波照間 紅
「初めまして、誰か待っているのか?」ちょっと話しかけてみよう。
ナレ
「ああ、クラブにさぁ、女と女がさぁ」
スケスケの男は残念そうに言う。
「二人ともいなくなっちゃってさー」
スケスケの男は残念そうに言う。
「二人ともいなくなっちゃってさー」
波照間 紅
「いなくなったのか、それは残念だ。クラブ? やってるのか?」
ナレ
「渋谷の今一番ホットなクラブだぜー」
聞くなら場所を教えてくれるだろう。
聞くなら場所を教えてくれるだろう。
波照間 紅
「ああ、ありがとう」
思念体は死ねんたい
ナレ
思念体さんって人間の残りかすらしいけど、なんか話しかけると普通の人っぽい反応するよね
波照間 紅
ですねぇ。あれ決まった事繰り返してるとかなのか、普通に生活してるのかどっちなんだろう
ナレ
当時の生活の一部をまねごとしてるとかかなぁ。煙草吸ってる人はずっとそこで煙草吸ってるとか
明るい地縛霊みたいなもんなのかなぁ。
と、勝手に思っている。
明るい地縛霊みたいなもんなのかなぁ。
と、勝手に思っている。
波照間 紅
そんな感じなのかもしれませんね。ずっと繰り返し続ける
佐倉 光
一応外からの刺激には反応してるけど、感情は発生してないんだよね、マガツヒ出てないんだから。
彼らをどう解釈したらいいか、いまだによくわかんないw
彼らをどう解釈したらいいか、いまだによくわかんないw
波照間 紅
微妙にストーリー進行で言動変わったりもするんですよねぇ。謎
波照間 紅
「情報も集まる……、か。佐倉さん、行ってみる価値はあるかもしれない」
佐倉 光
「そうだな、他に情報もないし、片っ端から調べてみるか。
このへんあまり強そうな悪魔いないし」
言いながら、ちらっと紅い星形の悪魔を見る。
このへんあまり強そうな悪魔いないし」
言いながら、ちらっと紅い星形の悪魔を見る。
波照間 紅
「まだ待ってるな」
佐倉 光
「このへんは、あんまり壊れてないみたいだ」
「ハチ公も残ってるな」
「ハチ公も残ってるな」
今後の方針
波照間 紅
三回回る? クラブに行ってみる?
佐倉 光
クラブ行って猫と戦って情報貰って三回回るかw
波照間 紅
お、いいですね
佐倉 光
ネコマタはレベル21悪魔か。いけるいける
ちなみに『女神転生2』では渋谷のハチ公の周りを三回回ると魔界に行くことができます。
その他、魔界での移動でたまに「三回回る」が出てくるらしい。
『女神転生2』はちゃんとやったことがないんだよなぁ。
ご存知かどうかわかりませんがこちらをどうぞ……
https://www.youtube.com/watch?v=gB6dwsxHrhs
ちなみに『女神転生2』では渋谷のハチ公の周りを三回回ると魔界に行くことができます。
その他、魔界での移動でたまに「三回回る」が出てくるらしい。
『女神転生2』はちゃんとやったことがないんだよなぁ。
ご存知かどうかわかりませんがこちらをどうぞ……
https://www.youtube.com/watch?v=gB6dwsxHrhs
波照間 紅
ほうほう
佐倉 光
マニアクス発売当時、2chのスレ住人が作ったムービー
アマラエンド見てるならネタバレは大丈夫なはず。
アマラエンド見てるならネタバレは大丈夫なはず。
波照間 紅
2、やったことないなあ ワーイ後で見てみます
波照間 紅
「ああ。クラブか……」
「行ったことないな。佐倉さんは行ったこと、あるか?」
「行ったことないな。佐倉さんは行ったこと、あるか?」
佐倉 光
「あるわけないでしょ……」
「俺にアイドルとかできるかっての……(ブツブツ)」
「俺にアイドルとかできるかっての……(ブツブツ)」
波照間 紅
「いや、アッタさんの伝手で顔を出したりしてるかと……。? アイドル?」
佐倉 光
「何でもないですって。とにかく行ってみよう」
「アッタのヤツも最近話聞いてくれないしさー、勝手なもんだよほんと」
「アッタのヤツも最近話聞いてくれないしさー、勝手なもんだよほんと」
波照間 紅
「まあ、何かと慌ただしかったしな」
ナレ
地下街に降りて……あれ、渋谷にこんな大きな地下街在ったっけ。
ともかく地下街にたどり着いた。
ともかく地下街にたどり着いた。
波照間 紅
「地下も造りが違うんだな」言いながら、また座り込んでいる奪衣婆と話したりしている。
佐倉 光
「ここの悪魔は話が分かるみたいだな」
「街、ってとこか」
「街、ってとこか」
波照間 紅
「地下街はきれいなものだし、それこそ街、って所なのかもしれないな。店もあるようだし」
「変なひび割れはあったが、地上に居ても渋谷の中にいると、異世界のような気がしなくて不思議だったよ」その地上デカラビアいたけど。
「……うまく戻れなかったら、この辺りを拠点にするかな」
「変なひび割れはあったが、地上に居ても渋谷の中にいると、異世界のような気がしなくて不思議だったよ」その地上デカラビアいたけど。
「……うまく戻れなかったら、この辺りを拠点にするかな」
佐倉 光
「街のあちこちにいる透明なヤツ、人間っぽくも見えるけど、お化けなのかなぁ」
少なくともアナライズには反応しない。
少なくともアナライズには反応しない。
波照間 紅
「幽鬼、というには希薄に見えるんだよな。幻のような……、何なんだろうな」
佐倉 光
少し余裕が出てきたのか、この世界の物や事象に興味がわく。
「おっ、ここかな、クラブって」
「おっ、ここかな、クラブって」
ナレ
長い道の奥に、きらびやかな看板が掛けられている。
きらびやか
背景が花火になる
佐倉 光
きらびやかだ
波照間 紅
クラブは無かったので花火写真でございます
佐倉 光
ぐっと扉を引く。
波照間 紅
「……少し緊張するな。こういう場所には入ったことがない」
悪魔と交流するより、クラブの方が緊張するらしい。
悪魔と交流するより、クラブの方が緊張するらしい。
佐倉 光
「はは、《潜入》かな」
佐倉 光
波照間さん……
多分佐倉もそうだな
多分佐倉もそうだな
ナレ
クラブの中では悪魔や思念体が何体も踊っている。
音楽もかかっており、バーテンらしき悪魔がカウンターで何か飲み物を提供していた。
音楽もかかっており、バーテンらしき悪魔がカウンターで何か飲み物を提供していた。
波照間 紅
その様子を、少し眩しそうに眺めている。
佐倉 光
「意外とフツーだ」
ナレ
中央で女悪魔が踊っている。
白い服を着て、マスクを着用した女性だ。
白い服を着て、マスクを着用した女性だ。
波照間 紅
酒の匂いに誘われて、おずおずとその中に入っていく。
ナレ
「よう、見ない顔だね。なんか飲むかい」
カウンターの悪魔が愛想良く問いかけてきた。
カウンターの悪魔が愛想良く問いかけてきた。
佐倉 光
「何が飲めるんだ? ここ……」
ナレ
「テキーラとか、ウイスキー……を飲んだ気分になれるヤツさ」
「きっつい魔力込めてあるからねー」
「きっつい魔力込めてあるからねー」
波照間 紅
「初めまして。何か軽いのを貰えますか?」
ナレ
「軽いのっていうと、そうだなぁ」
「ピクシー級でどうだい」
「ピクシー級でどうだい」
波照間 紅
「じゃあ、それで」
ナレ
「はいよ」
波照間 紅
「……魔力を込めると酔っ払えるんですか?」飲み物の香りを軽く嗅いでみる。
ナレ
「気分次第だねぇ。酒なんてもんがなくなってもうどれくらい経つやら」
「はぁぁぁ、どこのどいつだよ東京受胎なんて起こしやがったバカは」
「はぁぁぁ、どこのどいつだよ東京受胎なんて起こしやがったバカは」
波照間 紅
「受胎?」
ナレ
「そうそう、あんたら受胎知らないって、記憶喪失かなんかかい?」
「もともと世界はこんなんじゃなくて、丸い玉の上に街がある感じだったわけよ」
「それを、新しい世界作るためにぶち壊しやがった馬鹿な人間がいてさぁ」
「もともと世界はこんなんじゃなくて、丸い玉の上に街がある感じだったわけよ」
「それを、新しい世界作るためにぶち壊しやがった馬鹿な人間がいてさぁ」
波照間 紅
「ぶち……、壊した?」
「新しい世界を、作るために……?」 それは。魔界を召喚するよりも、もっと破壊的に聞こえる。
「新しい世界を、作るために……?」 それは。魔界を召喚するよりも、もっと破壊的に聞こえる。
ナレ
「おかげで旧世界は酒もろとも吹き飛びましたってわけ。ついでに人間も」
「人間がいないと酒って生まれないんだよね、これが」
「人間がいないと酒って生まれないんだよね、これが」
波照間 紅
まるで、最初に話した、崩壊後の世界の荒野なんじゃないかって、そういう。
佐倉 光
「……はァ!?」
波照間 紅
「……君達悪魔は、無事だったのか?」
ナレ
「正確には、ここに元々いたヤツらはだいたい死んだらしーよ?」
「形残ってるとこにいたヤツとか、この世界と一緒に生まれたヤツとか、あとは外から来た奴らだねぇ」
「形残ってるとこにいたヤツとか、この世界と一緒に生まれたヤツとか、あとは外から来た奴らだねぇ」
波照間 紅
「そうだったのか……」
飲み物に口をつけてみる。
飲み物に口をつけてみる。
ナレ
「……君たち悪魔、ときたね」
「あんた、まさかと思うが、人間かい? おっと、大声出すんじゃないぜ」
「あんた、まさかと思うが、人間かい? おっと、大声出すんじゃないぜ」
波照間 紅
「……口を滑らせたな。ああ、そうだ。ちょっとした迷子でな」
少し声を潜める。
少し声を潜める。
ナレ
「ふーん……」
悪魔は意味ありげに笑う。
「ちょっといい話があるんだがね」
悪魔は意味ありげに笑う。
「ちょっといい話があるんだがね」
波照間 紅
「いい話? ……聞かせてもらおうか」
ナレ
「マガツヒか、酒はあるか? いやむしろ酒があれば嬉しいんだがね」
ナレ
お持ちかしら
波照間 紅
持っててもいい?w
ナレ
いいよ
なんかダイス良くするために持ち歩かなきゃって話してたし
なんかダイス良くするために持ち歩かなきゃって話してたし
波照間 紅
そんな話もありましたな
お酒モドキの描写するの忘れてた。ちょっとシゲキ的な味がするらしい。が、気持ちよくは酔えない。
波照間 紅
「……」少し考えた。「小瓶でよければ。どんな話か、少し詳しく聞かせてくれないか?」
ナレ
「時々、行方不明になる悪魔がいるんだよねぇ」
「それがさ、決まってハチ公のところでいなくなる」
「それだけなら、まあ、そのへんにヤベー悪魔でもいるんだろうって話になるだろう?」
「しかしだな……ハチ公周りでは、代わりに見つかる物があるンだよ」
「それがさ、決まってハチ公のところでいなくなる」
「それだけなら、まあ、そのへんにヤベー悪魔でもいるんだろうって話になるだろう?」
「しかしだな……ハチ公周りでは、代わりに見つかる物があるンだよ」
波照間 紅
「興味深いな」
ナレ
「生きた人間さ……といっても」
「大体即その辺の奴らの餌食になっちまうがね」
「あんた達みたいに剣呑な奴らじゃないみたいだしな」
「大体即その辺の奴らの餌食になっちまうがね」
「あんた達みたいに剣呑な奴らじゃないみたいだしな」
波照間 紅
「……」その言葉を聞いた時、ふっと視線が鋭くなる。
もし、それが本当に想像通り── 別の世界との繋がりなのなら。
その、やってきて悪魔の餌食になる人間というのは。
別の世界── もしかしたら元の世界で、普通に過ごしていた、はずの。
もし、それが本当に想像通り── 別の世界との繋がりなのなら。
その、やってきて悪魔の餌食になる人間というのは。
別の世界── もしかしたら元の世界で、普通に過ごしていた、はずの。
ナレ
「おや、刺激的すぎたかな?」
「本題はここからなんだがね」
「本題はここからなんだがね」
波照間 紅
「……ありがとう、それは興味深いな。ぜひ、本題を」
ナレ
「ここからは、無料じゃないぜ?」
佐倉 光
「マガツヒってマグネタイトのことだろ? それなら俺も少しは」
波照間 紅
「ああ。約束のアブサンだ、受け取るといい」なぜかポーチからアブサンの小瓶が出てくる。
佐倉 光
「えっ、酒持ってんの?」
ナレ
「あるのかよ!」
悪魔は目を丸くした。
「ああ、中身入ってるんだろうな?」
悪魔は目を丸くした。
「ああ、中身入ってるんだろうな?」
波照間 紅
「勿論だ」開封して匂いを嗅がせる。
ナレ
「ああぁ、あぁ、これ、なんだよ、えぇ、ほんとかよ」
「わ、わかった、それくれるなら」
「ハチ公が他の世界の通路だって信じていたバカが言っていたんだ」
「ハチ公の周りを三遍回ってワンと啼けば、別の世界へ行ける、って」
悪魔は大事そうに瓶を受け取ってしまい込んだ。
「わ、わかった、それくれるなら」
「ハチ公が他の世界の通路だって信じていたバカが言っていたんだ」
「ハチ公の周りを三遍回ってワンと啼けば、別の世界へ行ける、って」
悪魔は大事そうに瓶を受け取ってしまい込んだ。
波照間 紅
「……砂漠だし、畑はないものな、ここ……」その様子を見てちょっと寂しそうにする。
佐倉 光
「嘘くせぇ~」
ナレ
「しかし、事実そいつは翌日から姿を消した」
「ルサールカだったなぁ。美容師の」
「ルサールカだったなぁ。美容師の」
波照間 紅
「えっ? ……美容師?」
「もしかして彼女、アイアンメイデンを連れていて、人を造り替えることを好んでなかったか?」
「もしかして彼女、アイアンメイデンを連れていて、人を造り替えることを好んでなかったか?」
ナレ
「そうそう、人間滅びちまったから、『夢を叶えてあげられない、他の世界にでも行かないと』とか騒いでたね」
「知ってんのかい」
「知ってんのかい」
佐倉 光
「知ってるも、何も……」
波照間 紅
「ああ、知っているよ。どうやら、嘘じゃないかもしれないな」
ナレ
「そうかい。じゃ、もう行きな。みんなマガツヒに飢えてっからさ、人間だってバレると絞られるぜ」
カウンターの悪魔はニヤリと笑ってひらひらと手を振った。
カウンターの悪魔はニヤリと笑ってひらひらと手を振った。
波照間 紅
「ああ、ありがとう。元気でな。ああ、彼女も元気にしていたよ」
ひらりと手を振って、クラブを後にする。
ひらりと手を振って、クラブを後にする。
佐倉 光
「信憑性が増したけど、三遍回ってって……」
波照間 紅
「何だかどこかで聞いたことのある方法だな」
佐倉 光
「ま、やってみますか。減るもんじゃなし」
「やる時は一応悪魔は引っ込めておいた方が良いかもな」
「やる時は一応悪魔は引っ込めておいた方が良いかもな」
波照間 紅
「ああ、向こうの街中に出たらひと騒ぎになるしな」
佐倉 光
「はぐれても困るし」
波照間 紅
「ああ、確かに。置いていってしまったら困る」どこかで悪魔のランクアップ素材にされちゃうかもしれないし。
佐倉 光
それは、困る。
ナレ
二人は待ち合わせのお約束の場所に戻ってきた。
まだデカラビアは待っていた。
まだデカラビアは待っていた。
佐倉 光
「あいつを見るに、回るってのはその場で、じゃダメみたいだ」
んじゃ、回ってみますかねー。
悪魔を帰還させる。
んじゃ、回ってみますかねー。
悪魔を帰還させる。
波照間 紅
アラミタマと台詞のなかったオニを帰還させて、回ってワンと鳴いてみる。
ちょっと面白い、と思った。
ちょっと面白い、と思った。
ナレ
視界が不意にゆがみ、世界が溶け始める。
波照間 紅
「本当に、反応した、──!?」
ちなみに必要なのは『三遍回って』のところだけである。
ナレ
ぐるぐる回って友を待っていた悪魔も、崩壊した街も、全て、砕けて溶けてゆくというのに、ハチ公だけはかわらずそこにある。
一瞬、ほんの一瞬だったが、無数の星のようなものが見えた気がした。
それは、ひとつひとつが違う世界。
であるということは、二人には知る由もなかっただろう。
一瞬、ほんの一瞬だったが、無数の星のようなものが見えた気がした。
それは、ひとつひとつが違う世界。
であるということは、二人には知る由もなかっただろう。
波照間 紅
あれは。その一瞬の無数の星に、眼を瞬かせる間もなく、世界が移り変わってゆく── 科学雑誌の挿絵を思い出した気がした。無数の泡の、宇宙。
佐倉 光
「え、ここ何なんだよ……」
「こっからどうしたらいいんだ?」
「こっからどうしたらいいんだ?」
ナレ
「おや、こんなところに人間とはな」
何者かの声がする。
何者かの声がする。
波照間 紅
砕けて溶けてゆく中、浮島のようになったハチ公に背を預けつつ、声のする方を振り向いた。
「あなたは?」
「あなたは?」
ナレ
金髪の青年のような姿がぼんやりと見えた。
が、その姿は少年のようにも老人のようにも見えた。
「なんだ、道を失ったか……? ヤツの手のものか……なるほど?」
「帰りたいならば、求める場所を強く想うがいい。さもなくば、永遠にこの空間を彷徨うことになる」
が、その姿は少年のようにも老人のようにも見えた。
「なんだ、道を失ったか……? ヤツの手のものか……なるほど?」
「帰りたいならば、求める場所を強く想うがいい。さもなくば、永遠にこの空間を彷徨うことになる」
波照間 紅
目の前にいるのが、人間ではないことに気づいていた。人間どころか、悪魔どころか、神どころか、──。
佐倉 光
「あんた、何者だ?」
アナライズしなくとも分かった。これは、危険なものだ。
「え、じゃあ」
アナライズしなくとも分かった。これは、危険なものだ。
「え、じゃあ」
ナレ
「身の程をわきまえた方がいいと思うがね?」
佐倉 光
「あ、ハイ」
波照間 紅
「……ありがとうございます」
この現状が、道を教えてくれるということが、大いなる「それ」の気まぐれで僥倖でしかないことに気づいて、ただ一礼する。
この現状が、道を教えてくれるということが、大いなる「それ」の気まぐれで僥倖でしかないことに気づいて、ただ一礼する。
あのお方
ナレ
なんとなく出してしまった……
波照間 紅
いいと思うんです わーいあのお方だ
ここで「何者だ?」って聞くのは佐倉くんというのが、らしいなぁ
ここで「何者だ?」って聞くのは佐倉くんというのが、らしいなぁ
ナレ
気まぐれにナビしてくれるあの方
たぶん二人がロウサイドじゃないから面白がって助けてくれたんだろう
たぶん二人がロウサイドじゃないから面白がって助けてくれたんだろう
波照間 紅
なるほど? そういうことだったのか
いつかカオスのコマになりそうな人員だしね
波照間 紅
「……戻りたい場所、か。そうだな、僕は戻りたい」
佐倉 光
「あーくそ、帰らなきゃダメかなぁ、ダメだよなぁ」
波照間 紅
「行ってみるか? 別の世界に。宇宙の果てに、智の彼方に」
「多分、この場所でなら、導けば叶う」
「多分、この場所でなら、導けば叶う」
佐倉 光
「……いや、やめとくよ。今の俺じゃ力が足りない」
「またいつか来るさ」
「またいつか来るさ」
波照間 紅
「そうだな。僕も少し見てみたかったが、それでもやっぱり……、あの世界が好きだと思うよ」
佐倉 光
「流されるだけじゃなくて、自分の意思で『ここ』へさ」
波照間 紅
「そうだな」
「その時は、自分の意思で」
「……どうだろうな。その時は、佐倉さん一人かもしれないし、もしかしたら、またこうやって一緒に来るのかもしれないし、皆も一緒かもしれないし」
「どっちにしろ、今は……、そうだな。帰りたい」
「その時は、自分の意思で」
「……どうだろうな。その時は、佐倉さん一人かもしれないし、もしかしたら、またこうやって一緒に来るのかもしれないし、皆も一緒かもしれないし」
「どっちにしろ、今は……、そうだな。帰りたい」
佐倉 光
「みんなでってのも楽しそうだな」
波照間 紅
「だろう? 皆で散歩しに来るのもよさそうだ。穂坂さんは道を切り開くだろうし、春日さんは前に立つのだろうし、洞川さんの眼は智慧の彼方を見てるんだろう」
「ここでアギされたらどうなるのか、は、ちょっと考えたくないが……」
「ここでアギされたらどうなるのか、は、ちょっと考えたくないが……」
佐倉 光
「こわ……」
波照間 紅
「やめとこう……。うん。帰ろう」
「不公平で、危うくて、それでも偶に平穏で、人が、悪魔が、皆が生きていて、愛おしい、あの世界に」
「帰りたい」
「不公平で、危うくて、それでも偶に平穏で、人が、悪魔が、皆が生きていて、愛おしい、あの世界に」
「帰りたい」
佐倉 光
「ああ、帰ろう」
ナレ
二人が自らのあるべき場所を想ったとき、ハチ公を中心に、二人の周りに世界がくみ上げられてゆく。
波照間 紅
「ああ──、戻っていく」
「僕らの、世界に」
「僕らの、世界に」
かえる
波照間 紅
皆に言及したかった! OKです
佐倉 光
GJ!
波照間 紅
これ渋谷に戻るのかな 雑念が混ざって別の地域に飛んじゃったりして
佐倉 光
なんかご希望のとこありますか
波照間 紅
酒にまつわる波照間の雑念のせいで、間違って那覇の国際通りに飛んじゃったりして(沖縄
佐倉 光
いいよw
波照間 紅
沖縄背景画像はないので背景はいつものですが
佐倉 光
もっと明るい曲の方が良かったかなぁ
波照間 紅
ノスタルジックな曲でいいんじゃないでしょうか
ナレ
ハチ公が、消えた。
佐倉 光
「あれっ?」
波照間 紅
「えっ?」
思わず周囲を見回して。
思わず周囲を見回して。
佐倉 光
「海なんですけど」
波照間 紅
「──── あ」
佐倉 光
「渋谷じゃないなここ」
「どこだろ。日本みたいだけど」
「どこだろ。日本みたいだけど」
波照間 紅
強い陽射し。温かい空気。海岸と、長い道路。小さな頃から見慣れた風景だった。
「…………すまない、雑念が混ざったみたいだ……」とてもばつの悪そうな顔をした。
「…………すまない、雑念が混ざったみたいだ……」とてもばつの悪そうな顔をした。
佐倉 光
「知ってるとこなんですか?」
「帰りたい、って、もしかして、帰郷したい、って意味だったんですか」
「帰りたい、って、もしかして、帰郷したい、って意味だったんですか」
波照間 紅
「いや、そういうわけじゃないんだが、酒のことを一緒に考えていたらうっかり……」
恥ずかしそうな顔で頭を抱えている。
恥ずかしそうな顔で頭を抱えている。
佐倉 光
「まったく……頼りになるんだかならないんだか……」
波照間 紅
「すまない、台風の時期じゃなくてよかった……」
Q: 台風の時期だと? A: 飛行機がとばない
Q: 台風の時期だと? A: 飛行機がとばない
佐倉 光
まったくだな
「ま、丁度いいから少し沖縄観光でもしようかな。来たことないし」
「案内してくださいよ」
「ま、丁度いいから少し沖縄観光でもしようかな。来たことないし」
「案内してくださいよ」
波照間 紅
「僕も久しぶりだしな。あまり時間がなくて、そういえば帰っていなかった。……ああ」
「少し、見て回ろうか」海の向こうを、懐かしそうに目を細めて微笑んだ。
「少し、見て回ろうか」海の向こうを、懐かしそうに目を細めて微笑んだ。
佐倉 光
「最近忙しかったし、少しくらい休んだっていいでしょ。あっちは皆がいるしさ」
波照間 紅
「そうだな、せっかく一仕事終えた後なんだ。連絡だけ入れて、ゆっくりしようか」
佐倉 光
今回良く笑うなぁ佐倉。
波照間 紅
BGMも相まって優しそうな微笑みに見える
佐倉 光
事件じゃないから割と余裕ある
波照間 紅
元の世界に戻れてほっと一息でもありますしね
佐倉 光
「まず飯食いたいなぁ。あっちじゃ飯どころじゃなかったし」
波照間 紅
「確かに。あ、そういえば酒ないな。どこかで買うか、小瓶あるかな……」
佐倉 光
「また……まあでも持ってれば何かと便利かも知れないしなぁ」
「俺も交渉用にもっとこうかな」
「俺も交渉用にもっとこうかな」
波照間 紅
「いいんじゃないか? 酒は神話や妖とも関係が深いしな」
ナレ
二人はそうして、人の世界へと戻ってゆくのであった。
垣間見た物の意味を知ることも今はなく……
外伝 おしまい
垣間見た物の意味を知ることも今はなく……
外伝 おしまい
波照間 紅
たぶんこのあと、地元の友達とかに話しかけられてだんだん沖縄弁に戻っていく波照間が見られる。
佐倉 光
それ見て面白がってる。
波照間 紅
東京戻ってもしばらく抜けないけど、まただんだん標準語に戻っていく。
おしまい
波照間 紅
ありがとうございました! めっちゃのびたけどめっちゃ楽しかったからオッケー
佐倉 光
楽しかったー
波照間 紅
これは楽しい また機会があったらやりたいなぁ
みんなの卓であんまり二人で盛り上がるのはバランス悪いし でも話したいしやりたいものはやりたいのであるし
最近はなるたけあっちの窓で話すようにしているけど、それでもこういうほんとに本編関係無い妄想ネタはあっちで話すことでもないっていう
みんなの卓であんまり二人で盛り上がるのはバランス悪いし でも話したいしやりたいものはやりたいのであるし
最近はなるたけあっちの窓で話すようにしているけど、それでもこういうほんとに本編関係無い妄想ネタはあっちで話すことでもないっていう
佐倉 光
むつかしいとこだねー。
ということなので、すみっこにおいとく。
さすがに3のことは結構忘れてたなぁ。
ということなので、すみっこにおいとく。
さすがに3のことは結構忘れてたなぁ。
波照間 紅
ちょうどやったところだから面白かった>3ネタ
コメント
真・女神転生TRPGはコンピューターゲームのを再現しようとして作られたせいか、割と出目次第で死ぬし、PCは属性という名のSAN値を持っていて、プレイするごとに否応なく人間から離れていくから、ある意味CoCより確実に死ぬ。結構人間として生きていくのが大変なシステムなんだなって、今になって思う。
コンピューターゲームの主人公はカロンに追い返されたりセーブ画面に戻されたりするけど、TRPGのキャラ達にはGMの温情以外全滅からの救済はない。
属性値は減らないから悪魔と関わればいつか必ず人ではなくなる。(特定の値突破したらPCではいられなくなる)
探索者より強靱なのに、意外と、儚い。
儚いのはPCとしては、というだけで、属性値突破したら悪魔になるなり魔人になるなり魔界に降りるなり、ヒトの手に負える存在ではなくなるんで、キャラクターとしての人生が途切れてしまうわけではないんだけどね。
悪魔と関わった時点で人間からは離れてゆくしかないのだ。
だってゲームクリアしたら属性値増えるし、悪魔と会話しても割とガンガン増えるし、ファンブルしても増えるし、一度増えたら下がらんの。一方通行で人間世界から離れていくんだよ……
BBTの人間性、DXの侵蝕値なら、日常を過ごしていれば人間として生きていける値に戻るのにね。
何て怖いシステムなんだ、真・女神転生TRPG。
何て儚いんだ覚醒者。(うまいことレベル上げれば神話生物さえも使役できるんだけど……)
とりあえず魔人目指すしかないな。アキラルートでもいいけどな。
真3主人公なんかはアマラルートラストで属性値(たぶんカオス)突破したんだねぇ。
ピクシーと一緒に元気にやってるみたいね、彼。ちょっと嬉しい。
悪魔使いとしてPCとして長生きしたいなら、悪魔と会話せずにぶっ殺してカードを無理矢理奪うってのがいい、というのがなんか業が深くて楽しいなぁ。
自分の運命力と契約で押さえつけるサマナーの方が人間として長生きできるの。
悪魔と心を通わせるとヒトじゃなくなるの。
面白い。
そーするとやっぱり、佐倉より波照間の方が先に魔界墜ちするんだなー、なーんて。
コンピューターゲームの主人公はカロンに追い返されたりセーブ画面に戻されたりするけど、TRPGのキャラ達にはGMの温情以外全滅からの救済はない。
属性値は減らないから悪魔と関わればいつか必ず人ではなくなる。(特定の値突破したらPCではいられなくなる)
探索者より強靱なのに、意外と、儚い。
儚いのはPCとしては、というだけで、属性値突破したら悪魔になるなり魔人になるなり魔界に降りるなり、ヒトの手に負える存在ではなくなるんで、キャラクターとしての人生が途切れてしまうわけではないんだけどね。
悪魔と関わった時点で人間からは離れてゆくしかないのだ。
だってゲームクリアしたら属性値増えるし、悪魔と会話しても割とガンガン増えるし、ファンブルしても増えるし、一度増えたら下がらんの。一方通行で人間世界から離れていくんだよ……
BBTの人間性、DXの侵蝕値なら、日常を過ごしていれば人間として生きていける値に戻るのにね。
何て怖いシステムなんだ、真・女神転生TRPG。
何て儚いんだ覚醒者。(うまいことレベル上げれば神話生物さえも使役できるんだけど……)
とりあえず魔人目指すしかないな。アキラルートでもいいけどな。
真3主人公なんかはアマラルートラストで属性値(たぶんカオス)突破したんだねぇ。
ピクシーと一緒に元気にやってるみたいね、彼。ちょっと嬉しい。
悪魔使いとしてPCとして長生きしたいなら、悪魔と会話せずにぶっ殺してカードを無理矢理奪うってのがいい、というのがなんか業が深くて楽しいなぁ。
自分の運命力と契約で押さえつけるサマナーの方が人間として長生きできるの。
悪魔と心を通わせるとヒトじゃなくなるの。
面白い。
そーするとやっぱり、佐倉より波照間の方が先に魔界墜ちするんだなー、なーんて。
真・女神転生 TRPG 魔都東京20XX 第二部『東京侵食』第二話 49
みんな いっしょうけんめい たたかっている!■神取との殴り合い。ダイスにもてあそばれるのはいつもの事だけど、今回弄ばれるのはPCばかりじゃないぞ……!
魔都・渋谷異聞
東京侵食
続編 CoCペルソナ