今回予告
「迷子の猫を探してください。
小さな依頼、いつもと同じ穏やかな夕暮れ。
しかし突然の爆発が事件を告げる。朝日とともにこの列車は惨劇にみまわれるというのだ。
「迷子の猫を探してください。
小さな依頼、いつもと同じ穏やかな夕暮れ。
しかし突然の爆発が事件を告げる。朝日とともにこの列車は惨劇にみまわれるというのだ。
列車は今日も太陽を追い続ける。
しかし決して追いつくことはなく、線路が向かう終着駅の名を正確に知る者はない。
神の気まぐれでひかれた運命という名のレールを辿りつづけ、翻弄されるのみだ。
それでも人は西へと向かう。鉄道に希望や欲望を載せて。
その日は少し鮮やかすぎて背筋がうそ寒くなるほど美しい夕焼けだった。
空は澄んで晴れ渡り、一番星が見え初めている。車掌が次の駅が近いことを知らせている。
そんな穏やかな黄昏時に、この物語は動き始めていた。
しかし決して追いつくことはなく、線路が向かう終着駅の名を正確に知る者はない。
神の気まぐれでひかれた運命という名のレールを辿りつづけ、翻弄されるのみだ。
それでも人は西へと向かう。鉄道に希望や欲望を載せて。
その日は少し鮮やかすぎて背筋がうそ寒くなるほど美しい夕焼けだった。
空は澄んで晴れ渡り、一番星が見え初めている。車掌が次の駅が近いことを知らせている。
そんな穏やかな黄昏時に、この物語は動き始めていた。
今回のDLはクリフのプレイヤーです。
キャスト マグノリア
DL
マグノリアさんに初っ端からカラミティです。ヨハンさんに用事を頼まれて、三等車両を歩いています。
マグノリア
おーう、お使いだぁー! どこへ向かってるの?
DL
とりあえず帰るところかな。
マグノリア
「これでマスターのパンツを一週間分確保したわ」
ヨハン
洗えよ。
マグノリア
使い捨て人生だね。
DL
そうやって歩いていると、隅っこでうずくまっている少年がいます。何か困っているみたいで、通りかかったマグノリアをすがるような目で見ています。
少年(DL)
「お姉ちゃん、コイツが具合悪いみたいなんだ。どうしたらいいと思う?」
DL
少年は年老いたハゲチョロケの猫を抱いていて、足元にも若い猫が一匹いる。
マグノリア
ハゲチョロビンの方をがっと掴んで《観察》
「困った人は助けなさい、これがいつもマスターが言っている教えです」13。
「困った人は助けなさい、これがいつもマスターが言っている教えです」13。
DL
確かに病気っぽいんだけど、それよりも気になるのが、コレ本当に猫なのか?
マグノリア
「あなた、この猫はどこで?」
少年(DL)
「おれのじゃないよ。さっきあっちで倒れてたんだ」
マグノリア
「動物病院へ連れて行くことをお勧めするわ」
少年(DL)
「で、でもおれ、金持ってないし……」
マグノリア
頭の中で一生懸命0101って考えて……寿命?
DL
そんなことをしているうちに、何故か体がだるくなってきました。
マグノリア
「あら。潤滑油が切れ掛かっているのかしら。それとも、ゼンマイ? 早くマスターに巻き巻きしてもらわないと困るわ」
DL
ゼンマイで動いてるの?(笑)
マグノリア
「私には手持ちのお金はないけど、私のマスターならきっと何とかしてくれると思うわ。さあ、いらっしゃい」
DL
そうこうしているうちに、持っている猫が元気になっているような気がする。
マグノリア
仮病かしら。
ヴィクトリカ
伝染ったんじゃねえのか?
マグノリア
はっ。機械の私が病気に。
少年(DL)
「お姉ちゃん、何かしたの? すごいな、元気になったみたいだ。ありがとう!」
マグノリア
薄らいでゆく意識の中で、「これもマスターのお陰よ。私のマスターをあがめなさい」
少年(DL)
「お姉ちゃん、名前なんていうの?」
マグノリア
「人に訊く前に自分から名乗るのが紳士としての礼儀よ」
少年(DL)
「あ、ごめん。おれ、アルバートっていうんだ」
マグノリア
「そう、アルバート。私はマグノリア(握手を求める)」
アルバート(DL)
「マグノリアおねえちゃん、ありがとう!(手を振って去ってゆく)」
マグノリア
「(せっかく出した手を見つめながら)まあ、何て人の話を聞かない子なのかしら……まあ、いいわ。さ、早くマスターにパンツを届けないと、マスターがかわいそうだわ」
ヴィクトリカ
マスター上半身だけ神父服で下半身タオル巻いて。
DL
ちょっと待って(笑)それは次のシーン的にとてもやばい。
ヴィクトリカ
次のシーンでそれを。
ヨハン
No. 断る。
マグノリア
褌派?
ヨハン
褌で。
マグノリア
俺は普通のパンツ買ってくるんだけど、マスターが切って作ってるの。「布買って来いってんだよ」って言いながら。
キャスト ヨハン・ヴィクトリカ
DL
丁度六時くらい、夕飯時。ヨハンさんは食堂にいます(笑)
ヴィクトリカ
最後の赤フンを垂らしたまま。
DL
ヴィクトリカさんはいつ出てきたい?
ヴィクトリカ
……ええっ!? オレのシーン用意されてないの?
ヨハンとヴィクトリカは同じ席で食事をしている、ということになった。
ヴィクトリカ
「とりあえず、俺の頭を気軽に聖書で叩くのはやめろ」
DL
ひょろ長い男の人がクリフに案内されてやって来ます。
マグノリア
普通に人と関われるんだ、彼(笑)
クリフ(DL)
「(ひょろ長い男に)この人なんですけど(と、ヨハンを紹介する)」
マグノリア
キャラ違う!
DL
いや、一応知らない人には丁寧語だよ。
ヴィクトリカ
始めっからかなりぞんざいだったような気がするんだけど。
DL
気のせいだ。ところで、ヴィクトリカって見てすぐ人間じゃないってわかるんだっけ?
ヴィクトリカ
人化しちゃってるよ。でも腰の後ろに直径30㎝くらいのコンテナと、そこからぶら下がっている巨大なガントレットがある。
DL
うーん、それは微妙だな……。
ヴィクトリカ
見た目は10歳くらいの普通のガキなんだけど、うーん、ちょっと違うかな。
DL
(悩んでいる)
マグノリア
ミウラは何歳?
ヨハン
21。
マグノリア
若いな!
(一同驚愕)
ヴィクトリカ
これで最年長はクリフになったね。
DL
なにぃー(クリフの設定年齢は20代後半)
実はこの男、オートマータなどの作られたものに酷い差別意識を持っています。これがヴィクトリカへのフェイトや目的を与えるトリガーだったのです。
ここでカラミティー・ルージュでも何でも使ってヴィクトリカの正体をばらせばよかったのですが、思いつけずに流してしまいました。後でヒントを出してはみたものの、タイミングが悪くまったく印象付けられませんでした。
ここでカラミティー・ルージュでも何でも使ってヴィクトリカの正体をばらせばよかったのですが、思いつけずに流してしまいました。後でヒントを出してはみたものの、タイミングが悪くまったく印象付けられませんでした。
男(DL)
「ひとつお願いしたいことがあるのですが」
ヴィクトリカ
「この生臭坊主に頼んでもロクなことにならないぞ」
ヨハン
「言ってみたまえ」
男(DL)
「……前回の事件を解決された……んですよね?」
ヴィクトリカ
「解決したのは別にこいつだけじゃない」
ヨハン
「私と私の神の力によって解決した。それ以外の何物でもない」
ヴィクトリカ
机の下で57点のダメージで脛を蹴る。
ヨハン
硬気孔で跳ね返す。
ヴィクトリカ
《クンフー》と《アイアンメイデン》と《ブレッドタイム》……。
マグノリア
そこでダメージカード出すのやめなさい。
男(DL)
「……そこまで確認しておいて何なのですが、猫を探していただきたいのです」
ヴィクトリカ
「……それは神父に頼むことか?」
ヨハン
「それなら有名な探偵を知っているから」
ヴィクトリカ
「誰だよ!」
ヨハン
「そこのクリフという者で……」
(一同笑)
クリフ(DL)
「待て、俺か!?」
マグノリア
厄介払いだ(笑)まさにたらい回し。
クリフ(DL)
「(嫌そうな顔をして)そういうのは子供に頼むのが一番じゃねえか?」
ヨハン
じゃあそこでビフテキ食ってる子供(ヴィクトリカ)のところに。
ヴィクトリカ
厚さ5㎝くらいのをモリモリ食ってる
ヨハン
「そこのムダ飯食らい」
ヴィクトリカ
「オレはオレの金で食ってるっつーの」
ヨハン
「誰の金で食おうが、意味のない飯を食っている以上ムダ飯食らいだ」
ヴィクトリカ
「ココロの潤滑油と言ってくれ」
男(DL)
「あの、皆さんで探していただきたいのです。早く見つけなければいけないので、人手が必要でして」
ヨハン
「車掌に頼んだほうが早いのでは?」
ヴィクトリカ
「そうだ。シロートに頼むよりよほど早いだろう」
男(DL)
「それはちょっと……(口ごもる)」
ヴィクトリカ
「何かいえない理由でもおありかな?」
ヨハン
「何らかの事情はあるだろうが、苦しんでいる者をたすけなければならない」〈神の愛〉で《観察》。失敗。
ヴィクトリカ
見ようとしたところでオレのソースが跳ねて目にかかった。
ヨハン
「目が、目が! おのれヴィクトリカ」
マグノリア
ちゃんと言ってる。
ヨハン
慌てたせいでちゃんと言ってしまった。
マグノリア
言えるんだやっぱ(笑)
ヴィクトリカ
オレはちゃんと言われたけど、いつもの癖でぶん殴る。
《話術》で「あんたの言葉には嘘がある。あんたの心の輝きがにぶって見えるぜ」19。
《話術》で「あんたの言葉には嘘がある。あんたの心の輝きがにぶって見えるぜ」19。
DL
たか!
ヴィクトリカ
だから本当の事を言え。
男(DL)
「実は……ですね。さるお方のたいそう高級な猫でして、一匹3000$の珍種なのですが、気が弱く、ちょっとした事でショック死してしまうことがあるのです。傷でもついた場合、大変なことになるのです」
ヴィクトリカ
「そりゃもう死んでるんじゃねえか?」
男(DL)
「いや、それはあり得ません。死んだ場合解るようになっていますから」
ヴィクトリカ
「ほう。じゃ、まだ生きているのは間違いないと」
男(DL)
「はい。当然お礼はいたします。一匹につき500の予定だったのですが……」
先にそれ言っちゃあ500じゃ受けてもらえないな(笑)
先にそれ言っちゃあ500じゃ受けてもらえないな(笑)
ヴィクトリカ
「でも、高貴な人の大切な猫なんでしょう?」
男(DL)
「ええ、そうなのですが、出すのは私のポケットマネーなものですから……」
マグノリア
つまり逃がしたのは君(男)のせいってことだね。
DL
そゆこと。
ヴィクトリカ
「どうするヨハン。足元を見て吊り上げるのも可能だと思うが(本人の目の前で)」
クリフ(DL)
「当然だな」
ヨハン
「アンジェリカ」
ヴィクトリカ
「なんだヨハン神父(話を聞かないでロブスターをバラしながら)」
ヨハン
「そのようなことを言ってはならんぞ。君にはお行儀が必要だ。ちょっとこっちへ来なさい」
と、物陰に連れ込んで、「おい、もうちょっと吊り上げないと」(笑)
と、物陰に連れ込んで、「おい、もうちょっと吊り上げないと」(笑)
ヴィクトリカ
「だからさっきからそう言ってるじゃねえか」
ヨハン
「目の前で言うな。大体私が言うわけにいかないじゃないか」
(一同爆笑)
マグノリア
体面気にしてる(笑)
ヴィクトリカ
「とりあえずこれは定時報告書に書いておくからな」……物陰から戻ってくる。
「いやあ、すみません。われわれもお金がかかっていましてね」
「いやあ、すみません。われわれもお金がかかっていましてね」
男(DL)
「あの、受けていただけるのでしょうか」
ヴィクトリカ
「500というのはちょっと……」
男(DL)
「もうひとつ条件を忘れていました。傷をつけない以外に、今日の夜十二時までに探していただきたいと……」
ヴィクトリカ
グレムリン?
DL
(路線図を描きながら)列車はここを走っていて、途中駅がいくつかある。
マザータウンのウッドヒルにつくのが翌朝の大体五時くらい。そこで降りるから、その前に見つけたい、ということらしいです。
マザータウンのウッドヒルにつくのが翌朝の大体五時くらい。そこで降りるから、その前に見つけたい、ということらしいです。
ヴィクトリカ
今何時くらい?
DL
夜六時まわったあたりくらい。
ヨハン
「われわれにも神の使途としてやらなければならないことがありますので、さすがにそれでは見つけられないこともあるかも知れません」
ヴィクトリカ
「簡単じゃねえか? いくら大陸横断鉄道がでかいつってもさあ、猫を探すんだったら別に……」
ヨハン
「(遮って)我々には我々のやることがあるのだ」
(一同笑)
ヴィクトリカ
「……ああ、そうだな。こんなところで猫探しなんかしている場合ではない」
マグノリア
悪党だ(笑)
クリフ(DL)
「暇してるだけじゃねぇかよ……」
ヴィクトリカ
クリフの脛に向かってパンチを飛ばす。
DL
痛そうな顔して無言で顔をそらしてる。
ヴィクトリカ
「そういうことなんだが」
男(DL)
「あの、では、一匹1000$ということでいかがでしょうかッ」
ヴィクトリカ
「2000か。一人1000だったらいいよな」
ヨハン
(うなずいている)
DL
ああ、そうか。二人で受ける気なんだ(笑)
ヴィクトリカ
そうだよ。ほかの二人にお願いするってもねぇ。報酬のことは話さないしね。
ヨハン
そうだね。
DL
クリフ聞いてるんだけどな。まあいいや、猫探しには興味ないし。
ヴィクトリカ
今回君ゲストなんだから(笑)
「ヨハン神父、それで構いませんか?」
「ヨハン神父、それで構いませんか?」
ヨハン
「うむ。困っているものを助けるのは神の僕の使命だ」
ヴィクトリカ
「その通りです、AMEN」
男(DL)
「……とても不安を感じますが……」
ヨハン
「ところでその猫の外見的特長などは?」
DL
ああ、ごめん。さっき前のシーンでマグノリアが《観察》したときにわかったんだけど、猫にしては顔の形がとがっていて、尾が短くて、目が異様にでかい。
マグノリア
……歌丸さんみたいな感じ?
DL
額に三角形がついている灰色の猫だそうです。
マグノリア
つまりさっき見たのと同じ。
DL
そう。更に首にそれぞれBとCの刻印があるらしい。
男(DL)
「ということで、くれぐれもよろしくお願いします」
ヨハン
「見つけたらここにつれて来ればいいのかな」
男(DL)
「それで結構です。くれぐれも! 大事に扱ってくださいね」
マグノリア
もう顔面掴まれたりしてるけどね。
ヴィクトリカ
「よっしゃ解った任しとけ!」
立ち上がった途端、背中のほうからガントレットがゴン!と落ちる「おおっと、いけねぇ」
立ち上がった途端、背中のほうからガントレットがゴン!と落ちる「おおっと、いけねぇ」
DL
軽々と持ち上げちゃう? その途端に男の人は「なんだ、損した。みたいな顔をしてそっちを見なくなる。
ヨハン
「丁重にか。腕が鳴るぜ」と言って武器を抱える。
マグノリア
絶対頼むやつを間違えてる。クリフがまず紹介するやつを間違えてる。
DL
いや、前回の事件を解決した人はってことで案内したからね。
ヴィクトリカ
ヨハンと並んで、ヨハンが武器をジャラジャラ鳴らしてる横で手をバキバキ鳴らしてる。
マグノリア
たかが猫探しに何をこんなに張り切ってるんだろうこの人たち。
DL
で、暇ぶっこいてるクリフがキンギョのうんちみたいに後ろくっついてくる。
実はここでもポカをしています。後で出てくるゲストに関する情報を出すのを忘れていました。
DL
男と別れて車内を捜索している二人のところへマグノリアが戻ってきました。
マグノリア
「マスター、ご注文の新しいパンツでございます」
ヨハン
「またお前はこんなものを買ってきて」
ヴィクトリカ
「マグノリア、そんなコ汚ぇもんはどうでもいいんだよ。
それより猫を見なかったか? これこれこういう感じの猫なんだが、たぶん見れば一発で解ると思うんだ」
それより猫を見なかったか? これこれこういう感じの猫なんだが、たぶん見れば一発で解ると思うんだ」
マグノリア
「(検索)……そうねえ、見たような気もするわ」
ヴィクトリカ
「どこで見た」
マグノリア
「三等車両」
ヴィクトリカ
「行くぞヨハン!」
ヨハン
「よし、マグノリアついて来い」
マグノリア
「はい、マスター。その猫、食べるんですか? もう死にそうでしたよ」
ヴィクトリカ
「ある意味食べるぞ」
ヨハン
「死にそう?」
マグノリア
「ええ、もう死にそうで……」
ヴィクトリカ
「おい、急ぐぞ!」
ヨハン
「いけない、それは保護しないと」
ヴィクトリカ
「2000$が!」
ヨハン
「我々には神の僕として猫を保護する使命があるのだ」
ヴィクトリカ
「そうだ、その通りだッ!」
マグノリア
「ま、マスター! なんて素晴らしいのかしら」
ヨハン
「いいか、丁重にだぞ。傷をつけるんじゃないぞ」
ヴィクトリカ
「絶対傷をつけるんじゃないぞ」
マグノリア
「あなた(ヴィクトリカ)まで、何故そんなに必死に……」
ヨハン
「具体的にどれくらい大切かといえば、1000$だと思え」
(一同笑)
マグノリア
「あなたたち、まるで顔がゴルゴのように渋い顔になっているわ。どうしたの」
ヴィクトリカ
マグノリアを《話術》で説得。「いいから何も聞くな。黙って俺の瞳の輝きを見ろ。どうだ、信じられるだろう」……18。
マグノリア
「ええ、何か奥のほうに黒いものがうようよしている気がするけど、まあ、いいわ」
ヴィクトリカ
「というわけで、ついてこい」
DL
今いるのが食堂なんかがある車両、マグノリアが見たという三等車両に行くには二つくらい車両をわたらなきゃいけません。ちなみに猫を見たのも三等車両のかなり後ろの方。
マグノリア
少年はどっちへ行ったの?
DL
意識が朦朧としていて定かではないけれど、後ろのほうへいったように見えた。
マグノリア
そういえば少年が一緒にいたって言ったほうが良かったかしら。聞かれなかったからいいかしら。
DL
ちなみに体調は治ってきている。
ヴィクトリカ
とりあえずオレは三等車両のほうへ走っていくよ。
DL
走ってくの? いや無理だろ三等車両は。人や物がごちゃごちゃしてるよ。
ヴィクトリカ
ああ、そうか。背もたれの上とか座っている人の頭とか渡っていくよ。体重120㎏で。
DL
それはムリ。ムリっていうか、やったら惨劇が起こるからやめてくれ(笑)
マグノリア
ギャァー! バキッ。ギャァー! バキッ。
ヨハン
亡霊列車になっちゃうから。
ヴィクトリカ
やばい、オレまでヴィクトリアになる。
ヴィクトリア……ヴィクトリカの「姉」。
心を持たずに生まれた彼女はある事件が元で暴走、ある列車に乗っていた乗客と、事態の収拾に乗り込んだ聖堂騎士団を殺戮した。
詳しくは第一話「罪と罰」を参照。
心を持たずに生まれた彼女はある事件が元で暴走、ある列車に乗っていた乗客と、事態の収拾に乗り込んだ聖堂騎士団を殺戮した。
詳しくは第一話「罪と罰」を参照。
ヨハン
マグノリアを先頭に人を掻き分けさせながら、余裕で進む。
ヴィクトリカ
じゃあオレもその後を悠々とついて行く。
マグノリア
その二人の後をついてゆく。
ヴィクトリカ
三人でぐるぐる回っている(笑)
マグノリア
「どこへ向かうのかしら」
ヴィクトリカ
「三等車両に向かうっつってんだろうが」
近くにいた客(DL)
「何してんだお前ら」
ヴィクトリカ
「バター作ってホットケーキでも焼こうかと」
マグノリア
俺たちがバターになっちゃう(笑)
近くにいた客(DL)
「いい大人が何ふざけてんだ」
ヴィクトリカ
「猫を見なかったか?」
近くにいた客(DL)
「猫ぉ? さっきあんた達と同じ事を聞いていった奴がいたな。なんだい、知り合いかい?」
ヴィクトリカ
「何? どんな奴だ」
近くにいた客(DL)
「男と女の二人連れだ」
ヴィクトリカ
探している奴がいたってことを聞いた途端にヨハン神父にアイコンタクト。「誰なんだ……」
(客に):「男と女の二人連れ、何歳くらい? あと格好」
(客に):「男と女の二人連れ、何歳くらい? あと格好」
近くにいた客(DL)
「そうだなあ……」
ヴィクトリカ
「早く喋れ!」
近くにいた客(DL)
「特徴とか言われても、普通の夫婦モンかと思ったんで……」
ヴィクトリカ
「どっち行った、そいつら」
近くにいた客(DL)
「さっきこのへんをウロウロしていたが、いなくなったな」
ヴィクトリカ
「とりあえず三等車両に行こう」
ヨハン
「行くぞマグノリア、君が先頭だ」
マグノリア
邪魔なものを押しのけながら行きます。
DL
邪魔なものの中に言い争っている人たちがいます。
マグノリア
片方をがっと掴んで押しのける。「マスターが通るのよ。マスターの道は常に清くなけれはいけないの。お退きなさい」
DL
押しのけられたほうはおばちゃんで、「何するんだよこの女!」
マグノリア
もう一人のほうに角を向けて。
DL
ちなみにもう一人は車掌ですが。
マグノリア
あら。
ヨハン
「(女のほうに)まあまあ、落ち着いて。ただでさえ厚化粧に汗と涙で恐ろしい形相になって、まるで悪魔のようになっていますよ」〈危険を楽しむ〉《話術》で説得15点。
(一同笑)
女(DL)
「なんですってー!」
ヴィクトリカ
オレはその横でプゲラッと笑っている。
女(DL)
「いや、そんなのはどうでもいいのよ!」(車掌の襟首を掴んで早口):「ちょっと、あたしはね、さっきのウェストエッジで降りるはずだったんだよ。姪の結婚式があるってのにまったくどうしてくれるんだい? エジソン社が聞いて呆れるね。前に乗ったナントカってとこの方が広くて綺麗でサービスも良かったよ。今すぐ止めて降ろしとくれ。全く冗談じゃないよ! 責任者を出しな責任者を」
ヴィクトリカ
そのおばさんに平然とした顔で地獄突き。とりあえずそのおばさんを悶絶させたい。
DL
首の厚い肉に阻まれた「げほっ、な、何するんだい、この……」
ヴィクトリカ
「悪い、ヨハン神父。つい体が」マグノリアにレシーブする。
マグノリア
《格闘》《アイアンメイデン》《怪力》を組み合わせて「マスターがいつも言っているわ。困った人は助けてあげなさいって」
ガラス割りながらおばさんを窓の外に突き出す。「降ろすわよ」〈主人への忠誠〉。
ガラス割りながらおばさんを窓の外に突き出す。「降ろすわよ」〈主人への忠誠〉。
車掌(DL)
「ま、待ってくださいお客様ッ! そんなことをしては死んでしまいます!」
DL
おばさん真っ青になってるよ。
マグノリア
「少しは落ち着いたかしら。頭が冷えたのなら戻すわ」
女(DL)
「…………」
マグノリア
「あら。やはりブタが口をきくことはありえなかったのかしら。まあ、車掌さんが困っているから戻してあげましょう」
DL
足元に池ができてますが。
マグノリア
「人って池を作れるのね。黄色い水溜りだこと」
DL
ひっでー。常人は普通そうなります。
マグノリア
マスターの教えが全てだから。困っている人を助けろって。マスターの方をすごい嬉しそうに見ている。「やりました私」
ヴィクトリカ
「つーかよ、オレらこんな所でぐずぐずしてていいのか? とっとと行こうぜ」
DL
そうやって無視していくなら、背後で車掌の声が聞こえる。
車掌(DL)
「お、お客様、申し訳ありません、しかし予定変更になってしまったもので、次の駅から当社の急行にお乗りください。料金は当社負担とさせていただきます」
マグノリア
「予定変更って何かしら、車掌さん」
車掌(DL)
「あの、停車予定の駅をひとつ飛ばすことにしまして」
ヴィクトリカ
「なんで?」
車掌(DL)
「いえ、その、私にもよくわからないのですが、そういうことになりまして(しどろもどろ)」
マグノリア
時間がなくなったね。
ヴィクトリカ
そうだね。「ヨハン、ただでさえ時間がないのに更に時間がなくなったぞ。急ぐぞ」
マグノリア
いいねえ。1000$のことを全くわかっていない俺のキャラと、2000$欲しい二人のこのテンションの差。
ヨハン
「急がねばなるまい」
クリフ(DL)
「お前ら本当に聖職者か?」
ヴィクトリカ
十字架をぶら下げていれば誰でも聖職者、それが〈西部の掟〉だ。
ヨハン
「私は聖職者としてこの素行の悪い者を導かねばなるまい」
DL
そろそろ七時半くらいかな。三等車両に到着。人がそろそろ増えてきてごちゃごちゃしてるよ。
ヴィクトリカ
《話術》に〈短気〉を組み合わせて、「ああ、もう面倒臭ぇ! おーい、この中に猫見た奴はいるかー!」
客(DL)
「猫? 猫なんてそのへんにたくさんいるじゃないか」
ヴィクトリカ
ガントレットの指先から銃弾をばら撒く。
DL
やるの?
ヴィクトリカ
とりあえず猫の足元に。
DL
じゃあ太ったのが一匹ニギャーっつって逃げていった。
ヴィクトリカ
「ああいう猫じゃねえ。これこれこういう感じの猫だ」
客(DL)
「そういうのは見たような気がするが……あれは犬だろ?」
ヴィクトリカ
「ヨハン神父、どういうことだ」
ヨハン
「犬みたいな猫だ」
客(DL)
「あんた達が探している奴かどうかはわからんが、灰色の毛玉を抱いた子どもがあっちに走っていったぜ」
ヴィクトリカ
「よしあっちだ。行くぞ!」
DL
走っていく背後でこんな話が聞こえた。
「停車駅が変わるのは、別に小さい駅ならいいが、あまり大きな駅を飛ばされるのも困るよな」
「次はステュクスか。ちゃんと止まるのかね?」
「停車駅が変わるのは、別に小さい駅ならいいが、あまり大きな駅を飛ばされるのも困るよな」
「次はステュクスか。ちゃんと止まるのかね?」
ヴィクトリカ
「大陸横断鉄道がマザータウン飛ばすのは余程のことだぞ。……気にはなるけどとにかく2000$だ、ヨハン神父」
マグノリア
目の前で言われた。
ヨハン
「(ぼそっと)そういうことは口にして言うものではない」
クリフ(DL)
「2000$か。四人で分けたら500だな」
マグノリア
「あら、何を言っているの? 何故私に500$が入るのかしら。精しく、ずずいと奥まで説明してほしいわ」
ヴィクトリカ
クリフの腰のところに手を当てて、右手顎に当ててパキャってやる。
DL
くたーってなった。
ヴィクトリカ
クリフの後ろに回って、(人形師風に):「ナンデモナイヨー。500$ナンテ言ッテナイヨー」かくかく踊らせてる。
マグノリア
「あら、そうなの? どうもあの猫と接触してから調子がおかしいわ」
ヨハン
「クリフが言っているのはカジノで勝った時の話だ。しかし勝つことはないからそんな戯言に耳をかしてはいけないよ」
マグノリア
「はい、マスター」
ヴィクトリカ
「あんなカジノジャンキーの言うことに耳を傾けるんじゃない」
マグノリア
「わかったわ、二人がそこまで言うなら信じるわ」
ヴィクトリカ
見えないところでヨハン神父に「イェイ!ってやってる。
マグノリア
こいつら本当に二人で分ける気だ。クリフにすらやらない気だ(笑)
DL
今回クリフは金魚のウンチだから(笑)
さて、目撃証言を手繰っていくと、三等車両を抜けて貨物車両に行ってしまいます。忘れてたけど、みんなのストーリーフェイトに[猫を探す]って書いておいてね。
さて、目撃証言を手繰っていくと、三等車両を抜けて貨物車両に行ってしまいます。忘れてたけど、みんなのストーリーフェイトに[猫を探す]って書いておいてね。
DL
ひとけのない貨物車両です。中にはヴィクトリカのコフィンとか置いてありますね。
ヴィクトリカ
まだ積んであるんだ。
マグノリア
《応援》する。「マスター、頑張ってください。マスターならきっとお探しのものは見つけられると私は信じています」
ヨハン
《観察》で16。
DL
人はいない。見張りの人もサボっているんだかなんだかいないし……ああ、そうそう。貨物車両の扉が少し開いていました。
マグノリア
「あら、暗いわねえ。ヴィクトリカ、目から電気とか出せないのかしら」
ヴィクトリカ
「お前が出せ」
マグノリア
「私にはそんな機能は付いていないわ。私にはどんな機能が付いているのか、私にもよく解らないから」
ヴィクトリカ
《観察》で15〈好奇心〉でそこらへんにある物をかたっぱしから開ける。全然関係ないところを。
DL
そのへんにある食料とか。
ヴィクトリカ
部屋片付けてる時についその辺にあるまんが本読んでるようなもの。何かをあけては立ち止まり、ごそごそやってる。というわけで、15とはいったけど失敗でいいよ。
マグノリア
「猫? 猫? 出てきなさい。出てこないと鍋にするわよ。スープの出汁にしちゃうわよ」
DL
あんまり漫才してると時間進めるぞ。
マグノリア
俺時間に関しては全く気にしてないよ。お金に関することは全部端折られてるから。
ヨハン
「(ヴィクトリカに《話術》〈武士の誇り〉)そんなことをしている場合ではない。頼まれたことはどんな小さなことでもやり遂げるのが武士というものだ」説得失敗。
ヴィクトリカ
説得失敗によってオレはその致命的欠陥を突く。「オレ武士じゃないからなー」
DL
なんてことをやっているうちに八時になりました。
ヨハン
「おい! そんなことを言っている間に探したらどうだ!」
ヴィクトリカ
「俺に小言をいっている暇があったらお前が探せよ!」
マグノリア
《観察》で12。「アルバート、出ていらっしゃい。私のマスターがあなたの猫を探しているの。その猫を見せてあげて」〈主人への忠誠〉。
ヴィクトリカ
「ヨハン、アルバートって誰だ?」
DL
ずーっと奥のほう、列車の最後尾の方で「お姉ちゃん?」て声が聞こえる。
マグノリア
「あら、アルバート。やっと出てきたのね。探したわ」
ヴィクトリカ
「何だ? このガキは」
マグノリア
「さっき話した猫の飼い主よ」
ヴィクトリカ
「ほう、そうか。(アルバートに)それはお前の猫じゃない。返してくれ」
アルバート(DL)
「(泣きそうな顔で)お姉ちゃん、またコイツを治してよ。死にそうなんだ!」
マグノリア
猫の頭をがって掴む。ぶらーんってぶら下げて。
ヴィクトリカ
やるんだったら殴る。
マグノリア
「(殴られながら)危ないじゃない。猫を落としたら危険よ」
ヴィクトリカ
「扱いに気を付けろと言った筈だ(猫の両足を掴んで引っ張る)」
マグノリア
頭持ったまま引っ張る。
ヴィクトリカ
「返せよー」
DL
「ギニャー!」って鳴いてるよ。
アルバート(DL)
「な、何するんだよー! 本当に死んじゃうじゃないか!」
ヨハン
「やめろ、この猫はただの猫じゃないぞ。具体的に言えば1000$ぐらいだ」
ヴィクトリカ
マグノリアと引っ張り合いながら《運動》〈短気〉で判定。12。
マグノリア
じゃあ取られた。(引っ張られて近くにぶつける動作):「あっ……」
ヴィクトリカ
「見てない見てない」抱えあげる。
DL
猫は目を回している。
ヴィクトリカ
「具合が悪いなら、おいクリフ、お前の出番だ」
クリフ(DL)
「いや、俺人間の医者だから」
ヴィクトリカ
「固い事言うな。赤い血が流れたら皆同じだろう」
もめている所に、横から突然女の声がした。
女の声(DL)
「へーえ、それが例の3000$の猫ね」
ヴィクトリカ
声のするほうにガントレットの指先から弾丸をばら撒く「我らの法の敵が現れたッ!」
DL
アルバートがもう一匹の猫を抱いたまま横からかっ攫われた。
ヨハン
「君たち、おやめなさい。その子どもと猫はわれわれが保護します。それが全ての人間を愛する神の教えです」《話術》10で。
クリフ(DL)
「その値段は1000$か……」
ヴィクトリカ
「クリフ、また余計な事言うなら、もう一度ひょっこりひょうたん島の人形にしてやろうか」
DL
相手は地味ーな格好をした男と女なんだけど、女のほうが、アルバートから猫を取り上げた。アルバートは突き飛ばして、猫の首根っこ捕まえてぶらぶらしながら……
女(DL)
「へーえ、確かに珍しい。これはいい値が付きそうね」
ヴィクトリカ
「異議あり! 3000$ってのはどういう話だ」
ヨハン
「売れば3000$ってことだ」
ヴィクトリカ
「……売った方がいいんじゃねえの?(真顔で)」
DL
それは盲点ですなぁ。
女(DL)
「じゃあそっちのぼろい方はあんたたちにあげるから、これ頂戴よ」
ヴィクトリカ
「いや、そうはいかん。それでは我々の貰い分が安くなる。返さないのなら神の愛を説くことになるぞ(指を鳴らす)」
女(DL)
「へぇー、やろうっての?」
ヨハン
「待ちたまえ、君たちは何か思い違いをしている。我々は持ち主に返そうとしているが、君たちのやっていることは強盗だぞ!」
女(DL)
「いいんじゃない? だって私、泥棒だもの」
ヨハン
「馬鹿者!」
マグノリア
「さあ、その猫を返しなさい。それはマスターの物なの。返さないとひどいわよ。その命で代価を払うことになるわ。3000$など捨てなさい。早くお返し」
DL
ヨハン神父の頭の後ろに何か硬いものが突きつけられている。
ヴィクトリカ
えっ、三人いるの?
DL
あ、さっき男女って言っちゃったっけ? ごめん、見えてたの女だけ。
ヴィクトリカ
「ヨハン、お前の分まで2000$は受け取っておくからな」
ヨハン
「待ちたまえ、話し合おう……クリフ、貴様裏切ったな(笑)」
ヴィクトリカ
「俺ならここにいるぜ」ってクリフが。
ヨハン
「じゃあ誰だ」
盗賊女(DL)
「さっさと決めないと、あんたの頭に穴が開くよ」
ヴィクトリカ
ヨハンを突き飛ばしてノックバックさせることはできる?
ヨハン
いいな。失敗しても俺が死ぬだけだ。
ヴィクトリカ
ヨハンを蹴る。《クンフー》《アイアンメイデン》《ブレッドタイム》……。
ヨハン
待て、ダメージが入る(笑)
ヴィクトリカ
じゃ《クンフー》《アイアンメイデン》で。ヨハン、死ぬなよ……23。
DL
じゃあ向こうも動いたんだけど、その前にヨハンを突き飛ばした。
ヴィクトリカ
ヨハンのピンチを見て色々な作戦が頭を駆け巡ったけど、〈短気〉で「あーもー面倒臭ぇッ!」って蹴った。
DL
そんな急な行動に出るとは思わなかったんで慌てているようだ。ヨハンの頭の後ろを何か鋭いものがかすった。
マグノリア
アルバートを確保しに行く。
DL
すみっこで震えてるよ。
ヴィクトリカ
猫を投げる。「おい、マグノリア、パス!」
マグノリア
受け取る。
DL
うわー……。
実はさっきからDLはDLにしか解らない理由で一人焦っています。
マグノリア
俺、このまま猫触ってるとまた役に立たなくなるんじゃないかってどきどきしてるんだけど。
DL
御名答です。キャッチした途端また病気みたいな反応が。
ヴィクトリカ
あれ、オレは大丈夫?
DL
あ、そうか、ごめん。同じだったね。力抜けます。
ヴィクトリカ
じゃあパースってやろうとして、へろへろーっと倒れてまた猫がビターンと叩きつけられる。
マグノリア
じゃあ叩きつけられる前に上手くつかまえて、「あらあら、かわいそうに……」って倒れる。
ヴィクトリカ
二体のオートマータが役立たずになってる。
ヨハン
飛ばされた勢いで三角跳びで男に襲いかかる。
(一同笑)
ヴィクトリカ
判定は《運動》かな。
DL
じゃあクリフは適当に女のほうと戦ってるから。
マグノリア
クリフいい人だー。
ヴィクトリカ
ゲストが牽制してる(笑)よし、クリフその調子だ! って心の中で思っている。
DL
ダメージは入ってないから。
ヴィクトリカ
二人で木箱はさんで(撃ち合う仕種)
ヨハン
「おのれ、後から斬りつけるとは武士の風上にも置けぬ奴。卑怯者は真の武士の魂を喰らうがいい!」17で三角跳び。
DL
振り向くと、オウジュが埋まってました。
マグノリア
本当にサムライだ!
ヨハン
「ますます許せん!」
ヴィクトリカ
サムライにうかつに攻撃を仕掛けるのは危険だぞー。奴らには《心眼》と《突き返し》があるからな。
DL
それは大丈夫! 私がルールを把握してないから!
ヴィクトリカ
それじゃあサムライの強さの半分も出してないじゃないか(笑)奴らは銃弾を刀で弾き落とすんだぞ。
マグノリア
そして剣風で反撃してくるし。
DL
回避は失敗。二人まとめて転びました……二人も戦闘不能になるんだ、そういえば。頼りになるのはヨハンだけか……忘れてたな。
ヴィクトリカ
「Hey, Doc! Doc!」
クリフ(DL)
「うるせえ、それどころじゃねえよ!」
マグノリア
「アルバート、この猫を連れて物陰に隠れていなさい。ここにいたらとばっちりを喰らって血しぶきが飛ぶかもしれないわ。猫も元気になったでしょう? さあ、お行きなさい」
DL
青い顔で猫連れて物陰に隠れた。少しずつ回復していくので、二人はこのカットパラライズ。次から行動可能です。男がヨハンさんに攻撃……しようとするけど組み付かれているから振りほどかなきゃならないんだよね。
ヨハン
《運動》で14。
DL
男は肩を上げようとしたけど押さえつけられた。次のカット。
貨物車両半ばで男とヨハンがもみ合っていて、少し離れたところでようやっと起き上がったマグノリアとヴィクトリカ、近くに隠れるアルバートと老猫。貨物車両の奥で、子猫をつかまえた女とクリフが撃ち合っている。
マグノリア
むくっと立ち上がって、「マスターへの敵対行動を確認。これより対象の排除にはいります」
DL
その瞬間、車体が大きくバウンドします。[カラミティー・ルージュ]をどうぞ。
マグノリアに限らずその場の全員が空中に放り出されて、一番後ろの壁のほうに吹っ飛ばされます。
アルバートが抱えていた猫が壁に思い切り叩きつけられて、すごい嫌な音がしました。
マグノリアに限らずその場の全員が空中に放り出されて、一番後ろの壁のほうに吹っ飛ばされます。
アルバートが抱えていた猫が壁に思い切り叩きつけられて、すごい嫌な音がしました。
ヨハン
じゃあ俺はすごい嫌な顔をする。
(一同笑)
マグノリア
《観察》する。16「あら、マスターの猫が」
DL
観察しようとして猫を見た目のセンサーに、とんでもない光が突き刺さります。
ヴィクトリカ
目が、目がぁぁぁ!
マグノリア
「あら、マスターの猫をやってしまったという罪悪感で私の鋼の胸に心が芽生えたのかしら。少し違うような気もするけど、そうだったら嬉しいわね……(倒れる)」
ヴィクトリカ
それをデジタル思考の成し得る超高速で行うわけだ。
DL
んで、みんな吹っ飛んで倒れているんだけど、壁際にクリフと女がごっちゃになって倒れている。
子猫のほうはクリフがキャッチした。で、クリフが猫を「パース!」って投げた。
同じくらいにヨハンと組み合っていた男が奥へ向かってダッシュをかけた時、周りが真っ白になって全員の体を衝撃が襲い、二度目の……
簡単に言うと爆発が起こります。
子猫のほうはクリフがキャッチした。で、クリフが猫を「パース!」って投げた。
同じくらいにヨハンと組み合っていた男が奥へ向かってダッシュをかけた時、周りが真っ白になって全員の体を衝撃が襲い、二度目の……
簡単に言うと爆発が起こります。
ヴィクトリカ
ほーう。
マグノリア
どっから? ……俺見えてないからわかんねーや。
ヴィクトリカ
「いっ……たい……何……が……(瓦礫をよけて起き上がる)」
光でやかれた視界が元に戻ると、列車の、最後尾の壁がごっそりなくなっているのが見えた。要するに爆発で吹っ飛んだらしい。
ヴィクトリカ
……猫が吹っ飛んだのかい?
DL
状況的にはそうなるんだろうね。
ヴィクトリカ
「うわぁぁぁぁぁぁ、1000$がぁぁぁぁぁ!」
そして彼らは、大きく裂けた車内から、真っ暗な闇を見る。
列車の外に、何か大きなものが、そこにいる。
それが現実なのかどうかを確かめる間もなく、あっけなく意識は失われた。
列車の外に、何か大きなものが、そこにいる。
それが現実なのかどうかを確かめる間もなく、あっけなく意識は失われた。