TRPGリプレイ CoC『キルキルイキル』加須&烏座


こちらにはキルキルイキル
ネタバレがあります。

キャラクター名:加須 茜

職業:女子大生(芸術家)
年齢:20 / 性別:女
出身:日本
髪の色:黒(赤メッシュ) / 瞳の色:黒 / 肌の色:黄
身長:182cm
体重:64kg

■能力値■

STR  CON  POW  DEX  APP  SIZ  INT  EDU  HP  MP
11  16  16  14  15  18  17  16  17  16

HP:17 MP:16 SAN:80/99

■技能■
●《回避》      80% ●《キック》  72% ●《マーシャルアーツ》72%
●《聞き耳》 80% ●《目星》  80% ●《言いくるめ》80%
●《芸術(銀細工)》 65% ●《心理学》80%

キャラクター名:烏座 美穂(からすざ みほ)

職業:大学生
年齢:20 / 性別:女
出身:大宮
髪の色:茶色 / 瞳の色:グレー / 肌の色:ふつう
身長:180
体重:62

■能力値■

STR  CON  POW  DEX  APP  SIZ  INT  EDU  HP  MP
11  16  16  14  15  18  17  16  17  16

■技能■
●《キック》  80%

●《図書館》 70% ●《目星》  80% ●《製作(服飾)》60%
●《言いくるめ》70% ●《値切り》  60% ●《英語》40%
●《芸術(陶芸)》  45% ●《歴史》     70%

■所持品■
名称            単価 個数 価格 備考
スマホ              1   0   暇なときは大体見てる
ソーイングセット         1   0   ちょっとした直しに
サッカーボール          1   0   フットサルしてる
(相手PCとの思いでの何か)    1   0   ※あとで書く

※実は烏座にはとんでもない秘密がある。
それは……
秘匿会話 烏座 「幼馴染のことが実は嫌い」
※波乱の予感しかしない。



CoC【キルキルイキル】


KP
あなた達は2人でルームシェアをしている。
ある朝目を覚ますと、そこは2人が共有で使用しているリビングダイニングであった。
食卓に腰掛け、そのまま机に突っ伏して眠っていたらしい。
どうしてこんなところで寝ているのか、まったく覚えていない。
あなた達が身を起こすと、卓上には見慣れぬ一枚の紙が置かれていた。
卓上のメモには、走り書きの文字でこう記されている。

「生き残りたければ、もう一人を殺せ」
マップ出します。
ダイニングルーム
あなた達が最初に目を覚ます場所。
室内は明るく、まるで新築のようにピカピカだ。
掃除も隅々まで行き届いており、使用感もあまりない。
ワックスを引いたばかりのフローリングに、簡素なキッチンと椅子が2脚セットされた食卓、それぞれが好きなものを置くための飾り棚テレビが置かれている。
また水場へ向かう扉、それぞれの部屋へ通じる扉、玄関へ向かう扉、計4枚の扉がある。
探索可能箇所はマップに書いてあるものですね。
烏座 美穂
「…なんでこんなとこで、何これ」
加須 茜
我々は、どこで目を醒ましたので
烏座 美穂
食卓でつっぷし寝
加須 茜
「……ふが」
烏座 美穂
「茜ちゃん、起きなよ」
ゆさゆさする
加須 茜
「うーん……」
「あれ……」
寝ぼけた頭で周りを見回し
KP
すでにかわいい
加須 茜
「あー、美穂。おはよーーーーっくわぁぁぁ」
あくびをしながら挨拶
「なんだっけ?昨日飲んだんだっけ」
烏座 美穂
「いや…そんな覚えないけど」
加須 茜
「そうだっけ」
「なんか、よく覚えてない……。昨日、どうしたんだっけ……。単車だったから、外で呑むハズはないし……」
烏座 美穂
「あとこれ」メモを茜の鼻先に突き出す
加須 茜
「ん、なに?」
メモを受け取り目を通す。
「何これ。SAW?」
見慣れぬ紙
A4サイズの白い紙、クリップバインダーに挟まれている。
用紙下半分の位置に「生き残りたければ、もう一人を殺せ」という走り書きの文字が書かれている。
烏座 美穂
「寝首はかかないであげたの、感謝して」
本編見る!
加須 茜
「美穂、ホラーとか見るんだ?」
「いや、早くもジグソゥゲームにノリノリなわけ?」
烏座 美穂
「痛いのはちょっと……」
KP
では加須は【アイデア】どうぞ。
加須 茜
「うん、アタシもそういうのはちょっとなぁ」
1d100<=85 【アイデア】 (1D100<=85) > 63 > 成功
秘匿会話 加須
KP
>加須 茜
メモに残されている文字に見覚えがあることに気が付く。どこでみたものかは
覚えていない。
加須 茜
お互いのものではない?
KP
>加須 茜
筆跡はそうですね、お互いのものではないです。

秘匿会話 烏座
KP
>烏座 美穂
メモの内容にも、文字にも全く身に覚えがない。
烏座 美穂
そりゃまぁ

加須 茜
「てかさ」
烏座 美穂
「うん?」
加須 茜
「これ、アタシらの字じゃないよねぇ?」
テーブル上のペン立てから適当に選んだボールペンで、同じ言葉を空いたスペースに書いてみる。
烏座 美穂
「私もこんなの書いた覚えないし」
KP
あと、お二人とも部屋の綺麗さについて【アイデア】どうぞ。
加須 茜
「またまたぁ」
烏座 美穂
【アイデア】
CCB<=90 【アイデア】 (1D100<=90) > 77 > 成功
加須 茜
1d100<=85 【アイデア】 (1D100<=85) > 56 > 成功
KP
では二人とも、自分たちがルームシェアを始めたのは最近のことではないはずだが、いつから二人で住んでいるのか思い出すことができない……ということに気がつくだろう。
烏座 美穂
「ねえ、部屋掃除した?」
加須 茜
「いや、だとしたら、この現象怖過ぎない?なんでアタシらの家ん中に誰のものともしれないメモがあるわけ……してないよ?当番アタシじゃないしょ」
烏座 美穂
「茜ちゃんよくすっぽかすよね」
加須 茜
「アーアーキコエナーイ」
烏座 美穂
「喉乾いた。お茶とってくるね」冷蔵庫みたいです
加須 茜
「あ、アタシも」
カレンダーとかありますかね?
KP
了解です。カレンダーは見当たりませんね。
加須 茜
スマホで日付確認
KP
スマホ、手元にないです。

キッチン
整理整頓が行き届いたキッチン
こまめに掃除をしているようでコンロやシンクはピカピカだ。シンクの横には食器棚と冷蔵庫、コンロの上には蓋の閉まった少し大きめの寸胴鍋が置かれている。また、シンク下の戸棚には普段包丁をしまっているが、確認すると何故か無くなっている。
KP
《目星》どうぞ。
烏座 美穂
CCB<=80 《目星》 (1D100<=80) > 7 > スペシャル
加須 茜
1d100<=80 《目星》 (1D100<=80) > 75 > 成功
KP
キッチンには専用の蓋がついたゴミ箱を置いてあったはずだが、なぜか見当たらない。
・冷蔵庫
二人分の食材が収められている。探索者が常備している食材(牛乳など)があればそれも入っているだろう。
加須 茜
「あれ? 美穂、ゴミ箱ごと捨てた?」
烏座 美穂
「あれ、ナイフなくなってる」
加須 茜
「ちょっと、いきなり不穏なこと言わないでよ」
烏座 美穂
「ごみ箱は捨てない…」といいつつコップに2人分のお茶を注ぐ
加須 茜
「てんきゅー」
受け取り、一口飲む
飲んでから
「……毒入ったりしてない?」
烏座 美穂
「バレた?」そういって飲み干す
KP
メエェ
加須 茜
「いきなりジグソゥゲーム完!?」
「……なワケないか」
烏座 美穂
「じゃ、生存者はコップ洗っといて」
シンクにコップを置いて食卓に戻る
加須 茜
「死んでないじゃん……」
言いながら、後から飲み終わってしまったので、コップ持ったままシンクへ行き、
二人分のグラスを適当に水で濯いで、乾燥棚にこれまた適当に置く
「さってと……。で、どうしようか」
烏座 美穂
「あのゲームなら、テレビつけたら犯人映るよね」テレビのリモコンをぽちっと
加須 茜
「カマイたちの夜?」
テレビ
共同で使用しているテレビ
探索者によってはゲームのハードなども置いてあるだろう。テレビ台の脇にはリモコンが置かれている。
スイッチを入れると定番のニュース番組が流れている。
秘匿会話 烏座
KP
>烏座 美穂
こちらで<【アイデア】>どうぞ。
烏座 美穂
CCB<=90 【アイデア】 (1D100<=90) > 98 > 致命的失敗
HAHAHA
っふwwwww
致命的やで
KP
>烏座 美穂
では目に突然お茶の水滴が飛び込んでみた!沁みる!HP-1しておいてください。
きっと勢い余ったやつ。
[ 烏座 美穂 ] HP : 13 → 12

烏座 美穂
「犯人は蒲井」
加須 茜
「ネタバレきたー」
「あれ」
「てかさ、今日何日だっけ?やば、バイト!講義!」
烏座 美穂
「いっつ!」
加須 茜
「え」
「美穂、どしたん、大丈夫?」
烏座 美穂
「目に水が飛んだだけ、大丈夫」
加須 茜
目でHP−1ってすごいな
とりあえず、スマホ探したいっす
秘匿会話 加須
KP
>加須 茜
番組内容に見覚えはなく、今日初めてみたニュースだと感じる。

秘匿会話 烏座
KP
>烏座 美穂
テレビを見るどころじゃねぇ!!!

KP
了解です。どこに行きます?
マップの中なら自由に移動できるぞ!
加須 茜
飾棚とか、
そこになければ、自室かな
飾り棚
それぞれ趣味のアイテムが飾られている棚。
探索者が事前に申請した趣味に応じたアイテム等が置いてあっても良いだろう。
そのほか、棚の上には写真立て救急箱、見慣れない金庫が一つ置かれている。
加須 茜
写真はどんな写真?
「あいぽん~アタシのあいぽんや~い」
と言いながら飾棚を物色
KP
写真立て
探索者が10歳頃の写真。
夏に2人で遊びに行った時親に撮ってもらった写真だ。
遊びに行く前、家の前で親に撮ってもらったものである。何をして遊んだかについては探索者の性格にもよるが、必ず外で遊んだ日の写真であること。
虫捕り、夏祭り、海などが好ましいだろう。
その日は日が落ちるまで外で遊んでいたことを覚えているだろう。
秘匿会話 加須
KP
>加須 茜
あなたはこの日、遊びに出かけたその帰り、親から「危ないから近づいてはいけないよ」と言われていた、町の裏手にある山へこっそり二人で遊びに行ったこと思い出す。なぜだか今の今までそのことをすっかり忘れていた。

秘匿会話 烏座
烏座 美穂
親同士が仲良かっただけ説

烏座 美穂
「鳴らす?」自分のスマホはどこだろう
加須 茜
「あ、うんお願い」
烏座 美穂
「……私のもない」
KP
二人ともスマホが手元にないです。
加須 茜
「ないんかい」
「しっかし、アタシらも付き合い長いよねぇ」
なんとなく写真立てを手に取って。
烏座 美穂
「そうだね」スマホを探しに自室に向かいます
KP
一人で行きます?二人で行きます?
烏座 美穂
さすがに1人で
加須 茜
「あ、思い出した!そういえばさ~、美穂、覚えてる?この時さぁ、冒険したの」
リビングから声だけで。
烏座 美穂
「んー?いきなり何?冒険って?」こっちは写真みてないんだなぁ
声だけで応答
秘匿会話 烏座
KP
>烏座 美穂
この情報は共有された時点でもう一人の探索者も思い出すことができる。

加須 茜
「え、忘れちゃった?いや、アタシも今の今まで忘れてたけどさ。なんか、裏山の方に」
闇司祭
紳士協定w
※闇司祭さんは見学者です。
烏座 美穂
とりあえず自室でスマホを探す
烏座の部屋
6畳程度の部屋。
それぞれの部屋には鍵がかかっており、部屋の鍵はそれぞれの探索者が所持している。自分のポケットなどを探せば出てくるだろう。
基本的にあらかじめ設定されている家具以外の内装は自由であるため、探索者の性格や趣味次第で適宜変更してもらって構わない。
部屋の中には[PCとPCデスクベッド衣類棚本棚ベランダへ続く窓、サッカーボール] がある。
加須 茜
「あ、そうだ」
救急箱を手に取り開ける
「美穂、目薬いる~?」
中を改めながら尋ねる
救急箱
2人で共有している救急箱
開けると中には一箇所、不自然に空いている空間がある。
丁度何かの薬箱が一つ収まる程度の空白だ。ここに何を入れていたのか思い出すことができない。
加須 茜
「ありゃ、なんだっけな、ここにあったの……ビオフェルミン?」
烏座 美穂
「あれ、マジでどこいった……」普段なら寝るときに置くであろうベッドの枕や布団をめくったりする
ベッド
特に変わったところはない。
烏座 美穂
<いらないー、スマホもないー
加須 茜
「ないんかい」
二度目
烏座 美穂
「充電したっけ?」PCとPCデスクを捜索
PC/PCデスク
探索者からの設定が無い場合は簡素なデスクとノートパソコンが一台。探索者同士は同じ型のパソコンを使っている。卓上には充電器に繋がれたスマートフォンも置かれている。
秘匿会話 烏座
KP
あとスクラップブックもありますね。

烏座 美穂
「こっちか、まったく覚えてないけど」スマホを手に取る
闇司祭
KPがかわいいbotになるの非常にわかる
烏座 美穂
「こっちは何?」開く>スクラップブック
スクラップ
どれもこれも行方不明事件に関する記事を切り取ったもの。
記事自体は大層古く、もう何年も前のもののようだ。
烏座 美穂
「うわ気持ち悪」
「って私の部屋か」
秘匿会話 烏座
KP
>烏座 美穂
昨日未明、東京都に住む10歳の児童2名「烏座 美穂ちゃん、加須 茜ちゃん」が行方不明となった。彼らは2人で外出した後行方が分からなくなっている。
2人が訪れたとみられる山には、何者かの血液が残されており、警察では誘拐・殺人事件の両面で捜査を進めている。
烏座 美穂
やべーやつやん

スマホ
問題なく電源は入るが電波は通じていないためSNSやインターネットは使用できない。中のデータは特に問題ないようだ。
日付を確認すると、探索者が最後に覚えている日から日付が経過していないことに気づく。
烏座 美穂
「茜ちゃんに見せよ」
スマホスクラップブックをもってリビングに戻る
加須 茜
「しょうがないなー。アタシの探すしかないか……って、何これ、金庫?」
明らかに見たことのない金庫を改める
どんな金庫ですかね?
見慣れぬ金庫
2人とも置いた覚えのない50cm四方程度の金庫
鍵穴がついている。
非常に重たい。持ち上げるには【STR】23との対抗を行う。
KP
RES(探索者側のSTR-23)かな
RES(11-23)かな
RES(11-23) (1d100<=-10) > 自動失敗
・抵抗表ロールについて
RES(x-y) c=1、f=100
RESB(x-y) c=5、f=96
加須 茜
「何か、ゴロンゴロン音がするような気がする!」
烏座 美穂
スマホあった」
「……何してんの?」
加須 茜
「あったんかい」
重たい金庫に張り付いて、顔を真っ赤にしているところを目撃された
烏座 美穂
「泥棒?」
加須 茜
「いや、そうでなくて」
「こんな金庫、あったっけ? 美穂のへそくりとか?」
KP
烏座さんSTRたっけぇ
烏座 美穂
マッシブやで
烏座 美穂
「どうだっけ、100億円はいってたら確か私のだと思う」
加須 茜
「美穂って割と大人しめなのに、そういうことサラッというから時々怖いよね」
烏座 美穂
「それがね、こっちの部屋にもまた変なのあったよ」
加須 茜
「えー」
「どういうこと?実はここ、アタシら眠ってる間に連れてこられた、アタシらの家そっくりに拵えた実験施設とか?」
烏座 美穂
「茜ちゃんがさっき言ってた冒険だけど」
加須 茜
「ああ、うんうん。思い出した?」
烏座 美穂
「思い出したっていうか、この記事なんだけど」
加須 茜
「記事?」
手元を覗き込む
烏座 美穂
「私ら昔誘拐されたらしいよ」
秘匿会話 烏座
KP
>烏座 美穂
昨日未明、東京都に住む10歳の児童2名「烏座 美穂ちゃん、加須 茜ちゃん」が行方不明となった。彼らは2人で外出した後行方が分からなくなっている。
2人が訪れたとみられる山には、何者かの血液が残されており、警察では誘拐・殺人事件の両面で捜査を進めている。
烏座 美穂
そしてこれは別にSANcいらないのね?
KP
>烏座 美穂
いらないです!

烏座 美穂
スクラップブックに古い記事が貼られている
加須 茜
「はぁ?」
珍妙な顔
これについて、覚えてます?
KP
なんにも覚えてない。
加須 茜
「アタシ全っ然覚えてない」
烏座 美穂
「うん、私もさっぱり」
加須 茜
「アレかな、なんか酷い目にあったから、ぼーえーほんのーとかいうやつで、記憶を封印してるとかそういうやつ」
顎に手を当てて、考えるフリ
烏座 美穂
「そうそう、スマホ充電してただけだった。茜ちゃんのもそうなんじゃない?」
加須 茜
「えぇ~?アタシいつもスマホ見ながら寝落ちするのが趣味なのになぁ」
一応、自室行って確認します
烏座 美穂
「ええと、なんかきてるかな……」スマホに目をおとして日付とか時間を確認
「あれ、止まってる。圏外だし」
加須の部屋
6畳程度の部屋。
それぞれの部屋には鍵がかかっており、部屋の鍵はそれぞれの探索者が所持している。自分のポケットなどを探せば出てくるだろう。
基本的にあらかじめ設定されている家具以外の内装は自由であるため、探索者の性格や趣味次第で適宜変更してもらって構わない。
部屋の中には[PCとPCデスクベッド衣類棚本棚ベランダへ続く窓、レアなフルフェイスメット] がある。
KP
スマホは記憶にある時間から表示が止まってますね。
加須 茜
とりあえず、自分がいつも寝落ちしているベッドから
ベッド
特に変わったところはない。
加須 茜
では、本棚
本棚
木製の本棚
大きさは探索者の読書量に応じるが、どちらの部屋も同じサイズの本棚が置かれている。本の種類も探索者次第だ。
が、共通点として幼い頃に撮影した写真のアルバムが何冊か入っている。
こちらも半分は空白であなたはそこに何の本が入っていたのか全く思い出すことができない。
加須 茜
「あれ。こんなスッカスカだったっけ?」
「美穂~、アタシのバイク雑誌、持ってった?」
声。
二人の写真が入っているアルバム。
10歳で記録が途切れている。
烏座 美穂
「え、知らないー」
加須 茜
「ソッカー」
その写真たちについては、記憶あります?
KP
ありますね。
加須 茜
「うっわ、懐かし」
しばらくペラペラめくってから、
「はっ。違う違う、そうでなくてスマホ!」
「電源……ってたら……PCか」
というわけで、PCデスク
PC/PCデスク
探索者からの設定が無い場合は簡素なデスクとノートパソコンが一台。探索者同士は同じ型のパソコンを使っている。卓上には充電器に繋がれたスマートフォンも置かれている。
加須 茜
「おっ、あったあった」
で、改めると、
美穂と同じ状態?>スマホ
KP
ですね。
スマホ
問題なく電源は入るが電波は通じていないためSNSやインターネットは使用できない。中のデータは特に問題ないようだ。
日付を確認すると、探索者が最後に覚えている日から日付が経過していないことに気づく。
烏座 美穂
「……アプリは動くのに、まぁいいか」
スマホをルームウェアのポケットにつっこんで
「顔洗お」洗面台にGo
洗面台
スキンケア・ヘアケア・オーラルケアなどのアイテムが2人分転がっている。あなたたちは歯磨き粉や洗顔剤を共有していないため、割とごちゃごちゃとアイテムが多い。
鏡は磨き上げられ、ぴかぴかと輝いているだろう。
秘匿会話 烏座
烏座 美穂
洗面台に行く前に例の写真立て?伏せておきますね
KP
>烏座 美穂
なんでぇ!?
そういえば自分の歯磨き粉が減っていたなということを思い出すだろう。あとで買いに行かなければならないかもしれない。

秘匿会話 加須
KP
>加須 茜
君の歯磨き粉や洗顔料はさほど減っていないようだ。買いに行くのはまだまだ先でいいだろう。

烏座 美穂
蛇口をひねって水を出す
KP
\ジャー/
秘匿会話 烏座
KP
>烏座 美穂
顔洗うってことは鏡見ますよね?
烏座 美穂
見ますね
KP
>烏座 美穂
《目星》どうぞ。
烏座 美穂
ここで?
KP
>烏座 美穂
ここで。
烏座 美穂
CCB<=80 《目星》 (1D100<=80) > 46 > 成功
KP
>烏座 美穂
鏡に映った自分の顔、額と髪の生え際あたりに小さな見慣れぬ傷跡を発見する。傷跡はずいぶん昔のもののようで、今ではすっかり桃色の肉に覆われ少しだけ盛り上がっている。
烏座 美穂
「こんなとこに?なんだっけ……」傷跡に触れる

加須 茜
「え~~~?なんだよこれぇ」
少し考えてから、
衣装だなとベランダも当たります
ベランダ
扉は開かない。窓ガラスはどんなもので強打しても割れることはない。窓の外にはいつもそこから見える夜の景色が広がっている。
加須 茜
「いやいやいやいや」
「おかしいおかしいおかしい」
頭を振り
慌ててリビングに戻る
「みぽりん、なんか変だ!」
ちょっと焦ったりすると飛び出す、あだ名で相方を呼びながらリビングへ戻ってくる
フルフェイスメット装備で。
烏座 美穂
顔を洗って化粧水をつけている
加須 茜
「うっそだろ、お前ぇ~」
のんびり洗顔してる相方に脱力
茜のフルフェイスも充分おかしい
烏座 美穂
鏡越しに茜の姿をみる
「その恰好よりは変じゃないよ」
タオルで顔を拭いて、髪を下す
秘匿会話 加須
KP
>加須 茜
鏡を見ると、いつも通りの君の顔が写っている。ちょっと顔色が悪いかもしれない。

加須 茜
「用心だよ、ヨージン!」
「だってさ、おかしいよここ!」
「窓とか、開かないし何やっても割れないんだぜ!?」
「アタシら、ここに監禁されてんだよ、きっと!」
烏座 美穂
「茜ちゃん窓割ろうとしたの?」
加須 茜
その言葉と心なしか冷えた視線に、う、とたじろいでから
「いやだって……開かないんだもん。窓」
烏座 美穂
やれやれと言った顔でリビングを通り抜けて玄関
「じゃあこっちも開かない?」
加須 茜
「やめときなって!出口はそこしかないから、って取りついたら酸とか吹き出すんだ、きっと!」
玄関
鍵はかかっていないはずだが、扉は開かない。
烏座 美穂
ガチャガチャ
「……開かない」
加須 茜
「躊躇なく回すね……」
しっかりシールドまで下げて防御しつつ
KP
ドアポストには、ガス料金の請求書が入っている、5000円前後。契約人名義は「烏座 美穂」だ。
烏座 美穂
「ねぇ、ここまでやっておいて友達とグルになってドッキリとかだったらルームシェア解消ね」
加須 茜
「するか!こんな素の演技できたら、今すぐ女優デビューするわ!」
KP
ドアスコープもあるぞ!
烏座 美穂
「誰かいますか~?」躊躇なくドアスコープを覗く
加須 茜
「それで『いますよ~』とか怖すぎる……」
ドアスコープ
覗きこむと少し先に薄汚れた白い壁のようなものが見える。
本来探索者の部屋から外を見た場合は探索者が住む街の風景が見えるはずなのだが、謎の白い壁に覆われているようで何も見えない。
秘匿会話 烏座
KP
>烏座 美穂
最初にスコープを覗いた探索者は、不思議とその壁に見覚えがあると感じるだろう。
烏座 美穂
ほうほう

烏座 美穂
「……紙でも貼られた?」
加須 茜
自分では覗き込まないように巧みに位置取りしながらも、美穂の後ろに張り付く
「何、なんか見えた?」
烏座 美穂
「白い紙?壁?」
「壁……」少し考える
秘匿会話 烏座
烏座 美穂
思い出せますか?
KP
>烏座 美穂
思い出せませんね。
文字打ってると声に出るなぁ!!!?

加須 茜
「壁?」
恐る恐る自分も覗き込む
烏座 美穂
「わかんないけど、とにかく向こうが見えない」
加須 茜
見えるのは変わりませんかね?
秘匿会話 加須
KP
>加須 茜
全く見覚えのない景色だ。だいたいそんなとこに壁なんかなかったはずである。

KP
同じものが見えますね。
烏座 美穂
ついでに自室の窓も開けられるか見に行きます
窓あくかなー
KP
烏座の部屋ベランダも以下のような感じですね。
ベランダ
扉は開かない。窓ガラスはどんなもので強打しても割れることはない。窓の外にはいつもそこから見える夜の景色が広がっている。
烏座 美穂
割ろうとはしませんが、がちゃがちゃやって開かなければリビングに戻ります
「私の部屋も窓開かない、閉じ込められたね」
加須 茜
「だから、言ったじゃん!」
烏座 美穂
「困ったね」
加須 茜
「てか、そうだ。食料!監禁されてるとして、それが無かったら詰む!」
とりあえず冷蔵庫を漁る……
では食器棚を……
食器棚
いつも通り2人分の食器が収められている。
数を確認するといつもカレーに使っている大きな皿が2枚と、いつも使っているガラスコップが2つ足りない。
加須 茜
コップはさっき使ったやつ?
KP
違うやつですね。
加須 茜
「あれ……?コップとお皿が足りないような」
ヒーフーミー、と数え
「……番町皿屋敷か」
一人でツッコミを入れる
「そうだ、トイレ!紙!無くなったら悲劇だ!」
トイレ見にゆこう
トイレ
さしあたって変哲のないトイレ
加須 茜
「……危ないところだったぜ」
メットの上から汗を拭うような素振りをしつつ、戻ってくる
烏座 美穂
「水も出るし食べ物もあるし、差し当たっては生きられそうだけど」
加須 茜
「てか、これって何なの? 陰謀?」
烏座 美穂
「あ、私の歯磨き粉もう少ないんだよね…」
加須 茜
「いいよ、アタシの使いなよ。粉のやつだけど」
烏座 美穂
「いいよ、そんなに長居したくないし」
加須 茜
「そりゃそうだ」
KP
キマシ
烏座 美穂
「無駄だと思うけど、お風呂の窓もみてくる」
風呂場にいきます
風呂
昨晩張ったらしい薄緑色の湯がそのまま残っている。
洗い場には二人分の石鹸やシャンプー、その他普段風呂
で使用する道具が置かれている。
それらが綺麗かどうかは探索者次第だが、風呂の中自体はやはり真新しい様子で、白いタイルが輝かしい。
秘匿会話 烏座
KP
>烏座 美穂
そういえば昨日新しい入浴剤を買って試したのだった。疲労や腰痛によく効くらしい。近所の薬屋で特売だったのだ。そこそこ効いたような気がしている。

秘匿会話 加須
KP
>加須 茜
昨日風呂に入った記憶がない。臭うわけじゃないし……まあ大丈夫だろう。

加須 茜
「あ、待ってよ」
ついてって、美穂が調べている間手持ち無沙汰なので、洗濯機の中を覗き込もう
洗濯機
割と最新型のドラム型洗濯機
付近を確認すると、いつも使っている脱いだ衣類を放り込んでおくための洗濯かごが見当たらないことに気がつく。
烏座 美穂
浴槽の中になんか沈んでるとかもないですね?
KP
ないですね。
加須 茜
「ちょ、洗濯かご!?アタシの下着!盗まれたぁ!?」
烏座 美穂
「本人監禁しておいて下着だけ盗むかな」
加須 茜
「わからんけど……とりあえず我が身の無事を喜ぶべきなのか……でも、昨日着けてたやつ、高かったんだよ……ちくしょう」
がっくりと膝をつく
烏座 美穂
「他の服もなくなってない?」
加須 茜
「!」
は、っと顔をあげ
バタバタと慌てて自室へ走ってゆく
というわけで、衣類棚調べます!
衣類棚
探索者が普段着用する衣類が収まっている。しかし本来中に入っているはずの衣類が半分ほどなくなっていることに気がつくだろう。そこにどんな服が入っていたかは覚えていない。
加須 茜
真っ白に燃え尽きる
烏座 美穂
「うわ、最悪……」
加須 茜
「いや、てかなんで半分!?」
誰もいない空間に平手でツッコミを入れる
「いや、全部持ってけとかそういうわけじゃないけど、何?なんなの!?良心!?いらんわ、そんなプライスレス!」
烏座 美穂
「なんなんだろうね、半分は私らのために残した?」
加須 茜
「なんで半分なんだよ……」
「しかも、見てよこれ、きっちり半分だよ。几帳面か!」
烏座 美穂
ベッドや机はそのままなのにね」
加須 茜
「なんだろう……新種の変態なのかな……」

KP
ここでお二人とも《聞き耳》どうぞ。
加須 茜
お?
1d100<=80 《聞き耳》 (1D100<=80) > 37 > 成功
烏座 美穂
CCB<=25 《聞き耳》 (1D100<=25) > 23 > 成功
KP
再びダイニングルームに戻ると、何かが腐ったような異臭を覚えるだろう。
新築のようにまっさらだった室内は、一瞬で数年の時が経ってしまったかのように色あせ、至る所が劣化している。
烏座 美穂
「え、何?」
加須 茜
とりあえず、ヘナヘナと座り込む
「なんなんだよ……もう……」
「何か音した?どういう仕掛け?」
烏座 美穂
「わからない、けど、ただごとじゃないね」
食卓(テーブル)
先ほどまで紙しかなかったその場所には2枚のカレー皿と水の入ったコップ、そしてばら撒かれた錠剤が増えている。
また、ただの紙切れであったはずの紙には何やら文字が増えていようだ。
烏座 美穂
紙を拾い上げて読みます
紙(カルテ)
何も書かれていなかったはずの場所に枠のようなものが出現している。近づいて確認すればそれは病院で用いられる「カルテ」のようだ。
先ほどのメモはその備考欄にあたる位置に書かれている。(以降紙改めカルテとして記載する)
カルテには「烏座 美穂」の名前と昨日の日付が記載されているのみで、他の項目には何も書かれていない。
烏座 美穂
カルテ、私の……?」
加須 茜
「?何」
烏座 美穂
「私なんか病院いったっけ?」
加須 茜
「え?うーん」
美穂が通院してたこととか、知ってます?
KP
知らないですね。
加須 茜
「いや、アタシも知らなかったけど……美穂、どっか悪いの?」
カルテに病名などは?
KP
無いですね!
加須 茜
あ、書かれてないのか
烏座 美穂
「うーん……特になんともないと思うけど」
加須 茜
「やだな……とことん気味が悪い」
烏座 美穂
「これ薬?」散らばってる錠剤も拾ってみます
錠剤
卓上にばら撒かれた白い錠剤
よく見れば椅子に錠剤の箱が落ちている。市販の頭痛薬のようだ。
秘匿会話 烏座
KP
>烏座 美穂
あなたはここ数日途方もない頭痛に悩まされていたことを思い出すだろう。そういえば昨晩も突然頭が痛くなり、頭痛薬を求めたのだった。

加須 茜
その頭痛薬が救急箱から消えたやつ?
KP
【アイデア】どうぞ。
加須 茜
1d100<=85 【アイデア】 (1D100<=85) > 75 > 成功
KP
では救急箱の空いてる部分はちょうど頭痛薬の瓶がハマりそうなスペースだな、と思う。
加須 茜
うーんと
自分か美穂、どちらかが常飲してたとか、あります?
KP
ないです。
烏座 美穂
「そういえば、昨日少しアタマ痛くて飲んだかも。こんなに散らかさなかったと思うけど」
加須 茜
「え、大丈夫?」
烏座 美穂
「今は全然」
加須 茜
「そっか。気分悪くなったりしたら、言ってね」
烏座 美穂
「ん、ありがと」
加須 茜
「正直、アタシはもうかなりキてるけどね……」
加須 茜
そのほかに、リビングに変化があるところはありますか
KP
探索すれば判るさ!
烏座 美穂
「あ、私のへそくり残ってるかな」
金庫を探す
加須 茜
「語るに落ちたな」
見慣れぬ金庫
近づいて見ると中から微かな音が聞こえることに気がつく。
加須 茜
どんな音でしょう
KP
お二人とも《聞き耳》どうぞ。
加須 茜
1d100<=80 《聞き耳》 (1D100<=80) > 2 > 成功
烏座 美穂
CCB<=25 《聞き耳》 初期値 (1D100<=25) > 17 > 成功
KP
それは何か、質の悪いスピーカーを通したような人間の声だ。何を言っているかまではわからない。
時折ゴポゴポと、口から泡を吹くような、水が泡立つような音が混じっている。
ニキ次ダイスロールに+10の補正入れていいよ。
加須 茜
やったぜ
烏座 美穂
「何…これ…」
加須 茜
「うげ」
思わず金庫にくっつけていた顔を引き剥がす
「とことん悪趣味なやっちゃな」
「最近の10億円てウェッティで喋るのね」
引き攣った笑顔で精一杯のジョーク
烏座 美穂
「うん、これ私のへそくりじゃないね」
金庫にはカギがかかってるんですよね?
KP
かかってます。
加須 茜
写真立ても見てみるか
さっき見たしね
写真立て
中に収められていた写真がなぜかくしゃくしゃになっている。シワを伸ばして無理やり写真立てに収めたような具合だ。また、写真の端にはうっすら血液のようなものが滲んでいる。
加須 茜
写っているものは、同じですか
KP
同じやつ……かなぁ。
加須 茜
「何だよ、これ!アタシらの思い出に何してくれてんだ、クソッ」
慌てて写真立てから取り出して、血を拭おうとしている
烏座 美穂
「あのスクラップブック……」はここにはない?
KP
ないですね。
烏座 美穂
「ごめん、ちょっと私の部屋みてくる」
加須 茜
「あ、待って。アタシも行くよ」
用心用心
烏座 美穂
「うん、気になることがあって」
烏座の部屋
部屋の中は薄暗く、先ほどに比べて随分と狭くなったような印象を覚えるだろう。
部屋の間取りに違いはないが、烏座の部屋にあった家具や趣味のアイテムに加え、先ほどまで加須の部屋にあったはずのソファや本などが何故かこちらに移動している。そのため、室内がものであふれかえっているのだ。
加えて、先ほどは開いていたはずのベランダへ続く窓に備えられたカーテンが閉まりきっている。
加須 茜
「え?」
烏座 美穂
「なんで茜ちゃんの部屋のものまでこっちに?」
加須 茜
「あーもー、どういう意味あんのこれ」
メットを脱いで頭を掻く
烏座 美穂
何気なく本棚を見る
本棚
先ほどすっぽり抜けていたはずの場所に、加須が所持している本が詰められている。
加須 茜
「アタシのメンテナンスブック……」
烏座 美穂
「……そりゃまあ、半分ずつなくなったんなら1個に収まるだろうけど」
加須 茜
「え、どう言うこと」
烏座 美穂
「え、じゃあまさかこっちも?」衣装棚おーぷん
先ほどはなかったアルバムが増えている。
途中で二人の写真があるアルバムの更新が途絶えた後、烏座ひとりで写っている写真が何枚か貼られている。
そしてそこには母親の筆跡で「この子は、一体だれなの?」と書かれている。
秘匿会話 烏座
KP
>烏座 美穂
あなたは、この写真が更新されていない1年間の記憶が全くないことに気がつくだろう。

烏座 美穂
「………」
加須 茜
「……どういうこと?」
アルバムを二人で覗き込みながら、もう何度も繰り返した言葉を口にする。
衣類棚
半分抜けていたはずの場所に加須の衣類がぴったり収まっている。
加須 茜
「アタシのライジャケ……」
烏座 美穂
「とうとう1ルーム分の家賃しか払えなくなった…なんてことないよね」
加須 茜
「そんな斬新かつ強硬な不動産屋と契約した覚えはないんだけどなー……」
闇司祭
いちいち二人の会話がかわいい
KP
わかる
加須 茜
ちょっとPCデスク見ていいですかな
PC/PC デスク
卓上には先ほど片方の部屋に置かれていたスクラップそして烏座のスマホに加えて加須のスマホも充電器に繋がれた状態で置かれている。
またきれいな石の欠片、病院の診察券がそれぞれ増えている。
加須 茜
咄嗟に自分のポケットを触る
スマホは消えている?
KP
スマホ、消えてますね。
加須 茜
スマホを手に取ります
スマホにも異常ある?
古い機種になってるとか
スマホ
烏座、加須、2人分のスマートフォンが充電器に繋がれている。
どちらも指紋認証によるロックがかけられているが、双方ともどちらのスマホも自らの指で開錠することができる。
SNS などを確認すると同僚や友人から探索者へあてたメッセージが何件か増えており、どれもこれも探索者の体調を心配するような内容だ。
加須 茜
FACEIDが指紋認証に時代逆行してたりとか
え、できちゃうのw
烏座 美穂
「何これ、ほんとに病気だった?」
加須 茜
「え?アタシもなの?」
烏座 美穂
「茜ちゃん、熱ある?」茜の額に手をあてる
秘匿会話 烏座
烏座 美穂
彼女にも額に傷があるかこっそり確認したいです
KP
>烏座 美穂
ないですね。
烏座 美穂
ほうほう

加須 茜
自分も美穂の額に手を当てる
「……どう?」
烏座 美穂
「いや、いつも通りだと思う」
加須 茜
「美穂も。平熱だと思う」
「熱に浮かされてる幻覚とかじゃないのかァァ……」
嘆息
KP
スマホ、確認します?
加須 茜
あ、スマホ確認します
KP
自分の?
加須 茜
そうだねぇ
充電器から取るときに
美穂のにうっかり触ったりしてなければ!(フラグ)
KP
メッセージが届いてますね。
秘匿会話 加須
KP
>加須 茜
【加須へ向けたメッセージ】
「昨日急に休んだけどどうしたの?」
「休むときは連絡いれてよ!」
KP
>加須 茜
【烏座へ向けたメッセージ】
「昨日なんか頭痛いって言ってたけど大丈夫?」
「昨日は随分呆けていたけど大丈夫~?体調崩したんじゃない?」

KP
~フラグ回収~
加須 茜
「……っと。ごめん、ちこっと見えちゃった」
慌てて目を画面から逸らして、美穂に渡す
烏座 美穂
「何が?」見ます
加須 茜
アンロックされたスマホの画面が。
秘匿会話 烏座
KP
>烏座 美穂
【烏座へ向けたメッセージ】
「昨日なんか頭痛いって言ってたけど大丈夫?」
「昨日は随分呆けていたけど大丈夫~?体調崩したんじゃない?」

加須 茜
「……いやいやいやいや」
少ししてから、慌てて頭を振る
「え?あれ?美穂、ロックかけてなかった?」
烏座 美穂
「え、指紋つけてるけど」
加須 茜
「いや、だって……」
「なんで、開くの。アタシの指で」
烏座 美穂
「え、登録してないよね」
加須 茜
「してないよ!」
烏座 美穂
ロックしてもういちどタッチを促す
加須 茜
一応、もう一回試してみます
KP
了解です。
開きますね。
烏座 美穂
「まじか」
加須 茜
「え、こっちは?」
自分のを美穂に渡す
烏座 美穂
タッチします
KP
開きますね!
加須 茜
「いやいやいやいや」
慌てて設定開いて、登録してある指紋の持ち主の数を確認
烏座 美穂
「指紋センサーがバカになってんじゃないの?」
加須 茜
「そんな程度でパカパカ開いたら、世の中のセキュリティ崩壊するわ……」
美穂の手を取る
で、自分の指と指紋を見比べる
烏座 美穂
「じゃあ、たまたま私たち同じ指紋だった…?」
KP
一つだけですね。
加須 茜
「ミステリー小説の歴史が根底から覆るぅ!」
恐る恐る、本棚、衣類だなを見やり
「ひょっとしてなんだけど」
烏座 美穂
「何?」
加須 茜
「アタシと美穂が、一つにされそうになってる……とか?」
ジョークーーーのつもりで言ったけれど、どうにも不気味な信憑性に引き攣った笑みで。
烏座 美穂
「ごめん、私ノーマルだから」
加須 茜
「アタシもストレートじゃい!そりゃもう火の玉ストレート!てか、その話題今のご時世チョーセンシティブなやつ!」」
ビシィ、とツッコミ。
烏座 美穂
「そんなこと言われても、幸い真ん中で切り分けられてるわけじゃなし」
加須 茜
「探偵仮面ライダーか!」
ビシィ!ともう一つ
烏座 美穂
「うん、いい加減忘れそうだったけど、スクラップブックない?誘拐事件ののってたやつ」
KP
スクラップブック、ここには無いですね。
加須 茜
「うーん、ここにはないなー」
烏座 美穂
診察券…?」
拾い上げてみます
診察券
近所にある総合病院の診察券。名前欄には烏座の名前が記載されている。
秘匿会話 烏座
KP
>烏座 美穂
これを見たあなたは、近頃ひどい頭痛が続いていたので昨日病院に行ったことを思い出すだろう。その日は内科で診察を受けたはずだが、なぜかその後別の科に診察を回された記憶がある。
そこであなたは気づくだろう。
この不可解な空間に始まったことでなく、あなたは近頃の生活において、度々記憶が飛んでしまうことがあった。
頭痛に合わせ、この症状についても病院で告げたのである。
別の科に回されたのは、どうもそのあとのことだったはずだが……。診察の結果がどうだったのかについて思い出すことはできない。あなたは再び軽い頭痛に苛まれる。

加須 茜
何科?
烏座 美穂
「内科」
加須 茜
「美穂、アンタ大丈夫?」
烏座 美穂
「昨日はアタマ痛かっただけだって」
加須 茜
「うーん。ほんと、何かあったら言ってよね?」
「人生の半分の付き合い同士なんだからさ」
烏座 美穂
「人生の半分、か」
加須 茜
「そ、半分」
烏座 美穂
「今は部屋も半分だけど」
加須 茜
「……はっ。アタシの服!」
烏座 美穂
「こっちはなんだっけ」石の破片も見ます
石の欠片
薄緑色の鉱石。部分によっては透き通っていたり、鮮やかな紫のラインが入っている。
これを見つけた探索者は下記のようなことを思い出すだろう。
それはリビングにある写真を撮影したその日、山で見つけて持ち帰った石であった。
どうしてか今の今までそのことをすっかり忘れていたし、この石をどこに保存していたのか全く覚えていない。
加須 茜
「あ、その石!」
烏座 美穂
「うん、よく持ってたね」
加須 茜
「そうそう。さっき言ったじゃん、探検したとき!」
「そんとき、見つけたんだよねぇ」
KP
〈博物学〉どうぞ。
烏座 美穂
CCB<=10 〈博物学〉 初期値 (1D100<=10) > 17 > 失敗
加須 茜
CCB<=10 (1D100<=10) > 21 > 失敗
KP
そうだな。なんの石かわからなかったね……。
加須 茜
1d100<=65 〈芸術(銀細工)〉 (1D100<=65) > 28 > 成功
KP
これがフローライト(蛍石)であることがわかるだろう。
加須 茜
「これ、フローライトだね」
烏座 美穂
「フローライト?」
加須 茜
「そうそう、蛍石。これ見つけたのがなんかずっと覚えててさぁ」
「好きな石なんだ。だから、ほら」
自分のペンダントヘッドを見せる
「自分でも作っちゃった」
へへへ、と笑う
烏座 美穂
「それと一緒なんだ……」
加須 茜
「そう。なんで忘れてたんだろうなー」
烏座 美穂
「茜ちゃん、ずっとそれつけてたよね」
加須 茜
「お気に入りなんだぁ。今度美穂にも作ったげようか。アタシシルバークレイの炉も小さいけど持ってるし」
烏座 美穂
「まさかこれの半分で作った…?」
加須 茜
「えっ?えー、どうなんだろう」
どうなんですかね?思い出す?
KP
別の石じゃないですかね。
加須 茜
「違う……んじゃないかな。ほら、模様の目がちょっとズレてる」
烏座 美穂
「それでわかるんだ……」
加須 茜
「一応、芸大生なんで!」
ドヤァ
烏座 美穂
「足の踏み場も……ちょっとカーテン開けよう」
加須 茜
「んだね。持ってくるなら持ってくるで、もうちょっとちゃんとして欲しいよ、全く」
カーテンをシャッ!
KP
カーテンを開けると窓の外にはいつもの見慣れた街並みではなく、どこか山の上のような景色であった。空は薄暗く、日が落ち始めている。
開けた草むらの上に、子供が二人座っている。二人は何か会話をしながら地面に穴を掘って、クッキーの缶を埋めようとしているようであった。
耳をすませても、ガラス向こうの音が聞こえる事はない。
あなたはこの二人に見覚えがあるだろう。それは10歳の頃のあなたたちだ。缶を埋める直前、幼い加須がポケットからなにやら小さな石を取り出して缶の中に入れる。そうして二人でそれを土の中へと埋めた。
程なく、二人の背後から一人の老紳士が歩み寄ってくる。
定年も過ぎた白髪交じりの男だ。
男はぎこちない歩みで幼い二人に声をかけ、ポケット一つの石を取り出す。二人は男と二言三言交わしたのち、男の後を追って山の中へと姿を消してしまった。
お二人とも《目星》どうぞ。
烏座 美穂
CCB<=80 《目星》 (1D100<=80) > 9 > スペシャル
加須 茜
1d100<=80 《目星》 (1D100<=80) > 19 > 成功
KP
すっかり日も落ち暗くなった山の向こうで、一筋の人工的な光がいびつな動きで空へ飛び立ったのを目撃する。
オカルト好きな探索者であれば、それがいわゆる「UFO」かもしれないと考えるだろう。
あなたは窓の外で繰り広げられた光景に見覚えがあることを思い出す。
どうしてか今の今まで忘れていたが、そういえば写真を撮ったあの日、2人で裏山にタイムカプセルを埋めにいったのだった。そのために山を登る途中で綺麗な石を拾った。
烏座はその石を持ち帰り、加須はその石をタイムカプセルに入れて、大人になってそれを掘り出した時揃いのアクセサリーを作ろう、なんて話をしていたはずだ。
その時、あの妙な老人に出会った。彼は、「そういう綺麗な石が向こうにたくさんあったよ、案内してあげよう」と言い、幼い自分たちは喜んで着いていってしまったのだ。
そのあと、何があったのか、どうやって家に帰ったのか全く思い出すことができない。考えれば考えるほどに、あなたは頭痛に苛まれるだろう。
烏座 美穂
「昔の私たち!…に、UFO?」
KP
SANチェック 0/1>
烏座 美穂
CCB<=50 SANc (1D100<=50) > 67 > 失敗
[ 烏座 美穂 ] > SAN : 50 → 49
加須 茜
1d100<=80 SAN (1D100<=80) > 29 > 成功
烏座 美穂
「あの人が、誘拐犯…?」
加須 茜
「っつ……」
こめかみを抑える
「イヤだな……全然思い出せない」
烏座 美穂
呆けている
KP
続けてお二人とも【アイデア】どうぞ。
烏座 美穂
CCB<=90 【アイデア】 (1D100<=90) > 24 > 成功
加須 茜
1d100<=85 【アイデア】 (1D100<=85) > 39 > 成功
KP
ちかくあの老人をどこかで見たような気がする。どこだったかまでは思い出すことができない。
烏座 美穂
「あの人……」
加須 茜
「うん……あの人、みた事があるような」
「何なんだろ、この部屋……」
「アタシら、何をさせられてるんだろ」
烏座 美穂
「さぁ……」
加須 茜
「何か、アタシらに思い出させようとしてる……?」
KP
(ごめんソファを心の目でヘルメットに変えておいて)
加須 茜
ふわふわからカッチカチになった
KP
(前の陣がソファだったの///)
烏座 美穂
「昔のことを?今更なんで?」
加須 茜
「わからない……けど。でも、さっきからこの部屋で何か見る度に、何かを思い出してる」
「……何か、怖い。思い出したらいけないもの、なんじゃないのかな……」
烏座 美穂
「私の部屋に全部あるなら、茜ちゃんの部屋には一体何があるの?」
加須 茜
「見た方がいいかな……?」
烏座 美穂
「誘拐されたときの記憶なんてろくなもんじゃないだろうけどさ」
KP
ここで一回セーブということで!
加須 茜
はーい!
烏座 美穂
はーい!

KP
こんばんは
もうちょっと待っててくださいorz
烏座 美穂
こんばんは、ごゆっくりー
加須 茜
ザムザムザムザム
KP
どむどむどむどむ
野郎ども!!!準備はいいか!!!
私は準備できましたの……あ、音声はもうちょっと待って
烏座 美穂
ガンホー!ガンホー!
闇司祭
なんだこの空間
加須 茜
ラグナロクかな
KP
かわいい女の子とおじさんKPの居る空間だよ
^^
闇司祭
:thinking_face:
烏座 美穂
KP
考える顔が出ない……
加須 茜
( ^ω^ )おっおっ
顔文字って打つとこうなる
烏座 美穂
懐かしい顔文字が……
KP
雑談しにきたわけじゃねぇんだぞ!!!!!おら!!!!!!!始めるぞ!!!!!!!!!!
烏座 美穂
うぇーい
KP
二日目もよろしくおねがいいたします。
烏座 美穂
おねがいします
加須 茜
お願いします
KP
僕はちょっとだけ今日終わったらどうしようとは思ってます。
烏座 美穂
じゃあ今日は好きなだけRPしていいのね
KP
表で他に調べたいものなどあれば発言してってね!
そうね、お願いします!
加須 茜
「それを見せてどうしようってのかな……」
「行って……みる……?」
烏座 美穂
「私は行くよ」
「忘れたいような記憶だったら、また忘れればいいし」
加須 茜
「美穂、催眠術使えたっけ?」
強引な幼馴染に、少し苦笑して肩をすくめる
「わかったよ。行ってみよう」
というわけで、自室へ行きます
KP
はぁい。
烏座 美穂
ごーごー
加須の部屋
扉を開けるとそこは子供部屋になっていた。
加須が幼い頃使っていた子供部屋とまるきり同じ内装をしている。大きくとられた窓からは朝の柔らかい光が燦々と差し込み、とても心地のよい暖かさを感じるだろう。
部屋の真ん中には丸いラグが敷かれており、その上には子供時代の烏座と加須の姿があった。
彼らはラグの上に座ってなにやら雑談をしているようだ。近づいても探索者達に反応することはない。
それらに触れることもできない、どうやら彼等に探索者は見えていないらしい。
烏座 美穂
「は……?また、昔の?」
加須 茜
「あれってアタシらだよね?」
「何となく覚えてるかも」
烏座 美穂
頷く
加須 茜
「もはや何でもアリだね」
どんな話してます?
KP
近づくと聞けそうですね。近づきますか?
加須 茜
はい
烏座 美穂
近づきます
加須 茜
「あ、これお気に入りだったトレーナー。懐かしいなー」
KP
子供時代のあなた達は、至極他愛のない会話をしている。
加須「昨日の晩御飯、家族でレストランに行ったんだ!ハンバーグすごく美味しかった!」
烏座「うん」
加須「でね、この間テストで100点だったからデザートもつけてもらったんだ、いいだろ!」
烏座「うん」
加須「あ、そうだ、今度一緒に宿題しよ、算数でねわからないところがあって」
烏座「うん」
このような具合だ。会話を聞いていればすぐに、幼い烏座は相槌を打っているだけでほとんど喋っていないことに気がつくだろう。その会話に、得体の知れない違和感を感じる。
加須 茜
表情とかは普通ですか
KP
烏座の方はやや表情が真顔に近い感じがしますね。
加須 茜
なぬ
生き生きしてるこちらの方が真顔なのか
KP
ごめん美穂ちゃんの方♡
烏座 美穂
修正されてるw
KP
えへ♡
加須 茜
なぁんだ❤
闇司祭
KPが今日も元気にガバっておいでだ
KP
やめろやめろ!!!(恥ずかしい)
KP
加須ちゃんはにこにこやぞ!
烏座 美穂
「昔からよくしゃべってたね、茜ちゃん」
加須 茜
「口から先に生まれてきた、なんてママには言われてたなぁ」
頭を掻く
烏座 美穂
「足して二で割ったら丁度いいとか、言われてたかも」
KP
かわいいねぇ
烏座 美穂
「それで、子供部屋のために私らの部屋を押し込んだわけ?」
加須 茜
「やめてよねー。今ちょうどそんな妄想して恐怖してたとこなんだからさ」
烏座 美穂
部屋を見回します
何があるか把握したいYO!
「窓と、勉強机、茜ちゃんの部屋昔は綺麗だったね」
加須 茜
「昔は、ってなにさ昔は、って。今はーーーーまぁ、パーツとかオイルとか散らばってるけどさ」
KP
窓と勉強机がありますがちょっと描写進めますね。
また、先ほど探索者が入ってきた扉の外から、テレビでニュースを読み上げる音が聞こえてくるだろう。

先週起きた行方不明事件。
児童1名の安全は確認されたものの、もう1人の行方は未だにわかっておりません。警察では引き続き目撃情報を募集しております。行方不明になった児童の「加須 茜」ちゃん10 歳。お心当たりのある方は警察までご連絡を…繰り返します。

それは、加須が行方不明になっていることを告げるニュースであった。
加須 茜
ふわり、と背骨が抜き取られるような、いやな感触
「……え、何?なんて?」
烏座 美穂
「茜ちゃん、でも……いつのニュース?」
加須 茜
「アタシ、行方不明になんてなったこと、あったっけ?」
「イヤ、二人セットで、てのはなんかさっき見たけどさ」
烏座 美穂
「2,3日ツーリング行ってくるって言って1週間帰ってこなかった時とか」
加須 茜
「あいや、それは心配させてごめんだったけどさ」
闇司祭
かわいいな!>一週間かえってこなかった
KP
SANチェック 0/1>
加須 茜
1d100<=80 SAN (1D100<=80) > 41 > 成功
烏座 美穂
CCB<=49 SANc (1D100<=49) > 19 > 成功
KP
ニュースの音声が一巡し、繰り返し始めると同時に、室内が激しい縦揺れを起こす。室内にいるあなた達は思わずその場に倒れてしまうだろう。
壁はミシミシと軋みをあげ、天井からはパラパラと破片が床へ落ちてゆく。それはわずか数秒の揺れであった。
烏座 美穂
「地震!?」
KP
揺れが収まり、あなた達が身を起こすと室内の様子が一変している。
暖かい印象を受けた室内は今や薄暗く、大きく開かれていた窓にはダンボールとガムテープによって目張りがされている。床や家具などはまるで物取りでも入ったかのように荒れ、散らかり放題だ。
加須 茜
「……地震?」
部屋自体は過去のまま?
KP
そうですね、内装は過去のままです。
加須 茜
子供の自分らはまだいるのかな
KP
日差しも差し込まず、明かりも付いていない部屋の真ん中には子供が一人、へたりこむようにして床へ座っている。
彼女の頭には包帯がぐるぐると巻かれており、額部分はわずかに血が滲んでいるだろう。
彼女の目の前には無機質な金属の箱が一つ、ポツンと佇んでいた。
それは先ほどリビングダイニングで目撃したあの金庫によく似ているようだ。
彼女は、まるでうわごとのように何かを呟く。
烏座 美穂
「何、何なの?」近づいて聞きたい
加須 茜
何て言ってます?
KP
時折力なく、楽しげに笑いながら、まるで親しい友人と会話をするかのように、目前の箱に向かって話しかけている。
胡乱な目をしたその子供は、幼い烏座であった。
痩せこけ、虚ろな表情をした幼い烏座の呟く言葉は、先ほどここで幼い2人が交わしていた会話と全く同じ内容だ。ただ、相槌を打つものはいない。
あなたが耳をすますと、時折、箱の中から何か呻き声のようなものが聞こえることに気がつくだろう。
KP
お二人とも《聞き耳》どうぞ。
加須 茜
1d100<=80 《聞き耳》 (1D100<=80) > 25 > 成功
烏座 美穂
CCB<=25 《聞き耳》 初期値 (1D100<=25) > 35 > 失敗
加須 茜
うん?
さっき話してたのは、茜だよね?
ほい
烏座 美穂
ですです
秘匿会話 加須
KP
>加須 茜
箱の中から聞こえてくる声が「開けて」「苦しい」「助けて」「おうちにかえりたい」という、苦しげに助けを求める声だということに気がつく。
それは何か、質の悪いスピーカーを通したような幼い子供の声だ。時折ゴポゴポと、口から泡を吹くような、水が泡立つような音が混じっている。
加須 茜
誰の声かわかる?
KP
>加須 茜
こんな声が聞こえる。誰の声かは……判らないですね。
あなたはその光景に見覚えがある。この部屋で、あの会話をしたのは自分のはずだ。最初、この部屋で目撃した通り、あの会話をしたのは自分で、相槌を打っていたのが烏座のはずだ。
あなたは、床にへたりこむ幼い烏座に対して「これは自分なんじゃないだろうか」という疑念を抱くだろう。

秘匿会話 烏座
KP
>烏座 美穂
あなたはその光景に見覚えがない。加須の家で遊ぶことは多々あったはずだが、箱に向かって語りかけるようなことなど、ましてやあんな大怪我をしてまで加須の家に遊びに来た記憶など、ない。あそこに座っているのは、本当に自分だろうか?
という得体の知れない恐怖感を覚えるだろう。

烏座 美穂
無意識に自分の額に手をやっている
「何……これ……知らない……」
加須 茜
「何じゃ……これ……」
青褪めた顔で、少女から、箱からよろめくように後ずさる
KP
箱の蓋がキィ……と軋みをあげながらわずかに開く。幼い烏座は意にも介さず話し続けており、金属製の重苦しい蓋はキィキィとわずかに揺れているばかりだ。
探索者が箱に近づくと、まるで弾かれるようにして金属製の蓋が勢いよく開くだろう。
中から一つの影が飛び出す。それは大きな虫のような何かであった。
甲殻で覆われた桃色の体から、関節肢をもつ幾つかの足が生えている。両腕と思わしき関節肢の先端には蟹のハサミによく似た形状の手が生え、生物であれば本来頭部があるべき場所は桃色の渦巻く触手で覆われていた。
その背に生えている虫の羽によく似た膜状の双翼を羽ばたかせ、その生き物はあなたに向かって飛びかかってくるだろう。
烏座 美穂
「きゃっ!」
KP
しかし、その生き物はあなたの体を通り抜け、いつの間にか開いていた扉の外へと飛び立っていった。
SANチェック 0/1d6>
烏座 美穂
CCB<=49 SANc (1D100<=49) > 98 > 致命的失敗
1d6 SAN 減少 (1D6) > 5
[ 烏座 美穂 ] > SAN : 49 → 44
CCB<=90 【アイデア】 (1D100<=90) > 78 > 成功
1d10 狂気表 (1D10) > 6
1d10 ラウンド (1D10) > 6
KP
18分で。
加須 茜
1d100<=80 SAN (1D100<=80) > 32 > 成功
烏座 美穂
「知らない……これは私じゃない……」
加須 茜
その言葉に、びくりと肩が震える
「美穂……?」
烏座 美穂
「これは、茜ちゃんが……違う、私じゃない……」
加須 茜
「美穂、美穂、落ち着いて」
烏座 美穂
「私だけ、なんで……」
よろよろと部屋を出ていきます
加須 茜
「美穂、待って!」
慌てて追いかける
烏座 美穂
キッチンナイフは戻ってますか?
KP
戻ってきてないですね。
加須 茜
では、その肩を掴んで振り向かせる
烏座 美穂
無理やり振り向かせても、目の焦点は茜を見ていない
「私はいない……私はいない……」
壁にゴンゴンと頭を打ち付け始める
額の皮膚が破れて、血がにじむ
加須 茜
「いるだろうが!ここに!」
強引に振り向かせて、額をくっつけるほど近くで吼える
「ここはアタシとアンタの部屋!アタシが目の前にいるんなら、アンタは美穂だ!そうだろ!」
烏座 美穂
すっと真顔になる
「あなた誰?」
KP
あ、《精神分析(物理)》も一応許可してるんで。
加須 茜
では、ビンタでばちこーん
KP
《こぶし》どうぞ。
加須 茜
CCB<=50 (1D100<=50) > 28 > 成功
KP
ダメージどうぞ。1d3です。
加須 茜
1d3+1d4 (1D3+1D4) > 3[3]+2[2] > 5
system
[ 烏座 美穂 ] HP : 12 → 7
烏座 美穂
「あ……」
KP
では烏座は痛みにより自我を取り戻す。正気の世界に戻ってこれた。
加須 茜
「アタシは茜!アンタの幼馴染!」
「どうだ!目が覚めたか!?」
ふんっ、と鼻息と共に吐く
烏座 美穂
呆けたように茜の顔を見る
美穂の前髪が乱れて、その隙間からさっきの怪我とは別に古傷が覗く
「あ…かね…ちゃ…」
加須 茜
その古傷って、どんなものか自分も知ってますかね?
あ、さっきの包帯のやつか
KP
あ、そうそう。それだ>包帯のやつ
加須 茜
「まったく……」
救急箱ってまだありますかね?
KP
ありますよ!
加須 茜
ではその中から包帯とガーゼとマキロンとって
「アンタはアタシより顔がいいのが取り柄なんだから、無茶しないでよね、まったく……」
言いながら、手当します
KP
キルキルのここが素晴らしい 合法的に幼馴染を摂取できる
闇司祭
わかる
わかるofわかる
KP
自陣も顔が良いコンビだったぞ!(16と13)
烏座 美穂
「……」手当をされている間、飾り棚のほうを見る
「ねえ、あれ」視線が金庫に固定される
加須 茜
「ん?」
烏座 美穂
「昔の私が、あれに話しかけてた」
「昔の茜ちゃんが、昔の私に話してくれたみたいに」
加須 茜
「あんなのはただの幻!いや、わからんけども。VRとか、そんなやつ!気にすんな」
烏座 美穂
「……」
加須 茜
「いい?美穂」
包帯を切り、留めながら
「これをやらかしてるの連中が、何してんのか、何したいのかなんて、皆目見当もつかん!」
「でも、アタシは茜。アンタは美穂!アタシらは幼馴染で心の姉妹!」
「それだけは変わらないんだから、何も考えんな。二人でこっから出る、それだけ!」
烏座 美穂
「……包帯、ありがと」
加須 茜
「おぅ。今度美味いもの奢れよな!」
言って、笑う
烏座 美穂
「ん」
秘匿会話 烏座
烏座 美穂
こんなええ子なのに、美穂ときたら黒いものを育ててよってからに
KP
>烏座 美穂

まぁ太陽が明るいほど陰って濃くなりますし

烏座 美穂
「続き、見に行こうか」
加須 茜
「おぅ。こうなったらとことんだぜ。何を見せたいのか、付き合ってやるかぁ」
烏座 美穂
部屋に戻ります!
加須 茜
同じく
KP
はぁい。加須ちゃんの部屋かな?
加須 茜
ですね
烏座 美穂
ですです
KP
戻ってきた!
烏座 美穂
子供はまだいる?
KP
扉の揺れる金庫の中から、ゴトンと大きな音を立てて何かが落下する音がする。
それは、円筒状の金属物質であった。床に落ちた円筒体は、コロコロと転がってあなたの足元で止まるだろう。そこから、声が聞こえる。
それは幼い烏座の声だ。質の悪いスピーカーを通したような泡混じりの声が、円筒体から発せられている。
「苦しい」「出して」「助けて」「誰か」
探索者はそんな声を聞いているうちに、気を失ってしまう。次に目覚めるとそこは相変わらず子供部屋の中であった。
だが、そこには幼い烏座の姿も、金庫も、あの奇妙な円筒状の物体も存在しない。何もない廃墟のような伽藍堂な部屋があるだけとなっていた。
加須 茜
「う……」
頭を振りながら、体を起こす
烏座 美穂
「っつ……」
加須 茜
「外に出れた……わけじゃないかぁ」
烏座 美穂
きょろきょろしている
秘匿会話 烏座
烏座 美穂
ここの壁は白いです?
KP
>烏座 美穂
見てみます?
烏座 美穂
はい
KP
>烏座 美穂
壁……。部屋の壁ですかね?
烏座 美穂
あ。OKです

加須 茜
リビングへ行ってみよう
この部屋には何も無いんですよね
では、勉強机があるとのことなので、そちらを見ます
勉強机
卓上に夏休みの絵日記が広がっている。
最後に書かれているのは8/14の絵日記だ。
烏座と遊んだという内容が綴られており、「明日はお母さんたちに内緒で、2人で山へタイムカプセルを埋めに行きます」と締めくくられている。
加須 茜
それは自分の書いたものである、という記憶はありますか
KP
ありますね。
烏座 美穂
「何それ、日記?」
加須 茜
「うん……確か。書いた覚えがあるもん」
「ほら、さっきーーーなんか色々ありすぎて、さっきって感じしないけど」
「探検に行った、って言ったじゃん?その時のやつ」
烏座 美穂
「ねえ、これ宿題じゃないの?15日からのは」
加須 茜
「え?えーと」
パラパラめくってみてから
続きありますか?
KP
これだけですね。
加須 茜
失礼
「書いてないや。サボっちゃったかな?覚えてないや」
頭を掻く
烏座 美穂
「いや、誘拐されてたなら……」
加須 茜
「あ、そっか」
タイムカプセルのことは覚えてます?
KP
覚えてます。
加須 茜
「懐かしいなー。なんかすっかり忘れてたや」
「出られたら、掘りに行ってみようか」
烏座 美穂
「さっきの見る限り、埋めたのは埋めてたよね、クッキー缶」
加須 茜
「そうそう。中に蛍石入れてさ」
烏座 美穂
「私は何いれたっけなぁ……」
加須 茜
「美穂がサッカーボール入れようとして、ツッコんだのは覚えてる」
「全然引かないから、空気抜いて入れるか、って言ったら、泣いて反対されてさぁ」
烏座 美穂
「ふふっ、そうだっけ」
「ここからは、何か見えるのかな」
加須 茜
一緒に見る

大きな。やはり開けることはできない。
窓の外では心地いい夏の日差しが燦々と輝いている。眼下に広がる町は探索者が幼い頃眺めた懐かしい街並みだ。
加須 茜
「うっわ、懐かしい」
烏座 美穂
茜ちゃんの家からの景色でいいんですね?
KP
ですね。
加須 茜
「えーと、どの辺だっけ……あ、あそこだ!角のお菓子屋さんみっけ」
「ニッキ水とか、すももちゃんとか食べたよねぇ」
烏座 美穂
「長いゼリー、よく買ったな……」
加須 茜
「なついなー」
「あそこの婆ちゃん、仕込みが甘くてさぁ。当たりとかすーぐわかるようになってたから、十円玉で豪遊できたよね」
烏座 美穂
「…ねえ」
加須 茜
「うん?」
烏座 美穂
「ここ、茜ちゃんちだったよね」
加須 茜
「そうだっけ?……うーん、そういえば、そうかも」
「そういえば住んでた団地からの景色に似てるな」
烏座 美穂
「なんでさっきの…怪我してた方の私、ここに1人でいたんだろう」
加須 茜
「うーん……」
「まぁ、幻だし、そんな気にしなくてもいいんじゃない?」
少し無理矢理に力を抜いた風に言う
「美穂はさ」「アタシん家にもよく遊びに来てたし。それとなんか混じってんじゃない?」
烏座 美穂
アルバムにさ」
「私が小学校卒業するくらいの写真があって」
「たぶん、お母さんが書いたんだと思うけど……」
加須 茜
「……」
烏座 美穂
「この子、誰なのって」
「誘拐からかえって来た子って……」
加須 茜
「だから、気にしすぎだってーーー!」
美穂の方は見ずに、窓からの景色へと顔を向けたまま。
しばらくそうして、イヤな沈黙が流れてから
「よし、わかった!」
烏座 美穂
「何が?」
加須 茜
何か、決めたように息を吐き
「みぽりんが悩んでるってことが、さ」
「言ってごらんよ。美穂がどういう風に考えてるのか。アタシが片っ端から論破してあげるわいな」
美穂へと向き直る
烏座 美穂
「……帰ってきたのは、本当は茜ちゃんのほうなんじゃない、かって」
加須 茜
「ニュースの話?それなら、後から美穂も帰ってきたんじゃない?だって、それならさ、今アタシとおしゃべりしてる美穂は何なのさ?」
烏座 美穂
「さっきの昔の私、見たでしょ」
「一人で、喋ってた。まるで茜ちゃんみたいに」
加須 茜
「あれが、本当のことだっての?」
烏座 美穂
「それは、わからないけど……」
加須 茜
「これを仕出かしてる奴が、何を考えてんのかはわかんないけどさ」
「だったら、何?美穂は自分が幽霊かなんかだって言いたいわけ?」
烏座 美穂
「……」窓から離れて、ラグにぺたんと座り込む
「き…」声が震える
「昨日の晩御飯、家族でレストランに行ったんだ!ハンバーグすごく美味しかった!」
この行動に覚えがありますか!?
KP
まだちょっと記憶があやふやで思い出せない部分ですね。
烏座 美穂
「………わからない」
加須 茜
その記憶について、こっちは覚えてますか?
あやふやか
「それについてはね。アタシもよく覚えてない」
「そりゃそうでしょ、だって10年前の何気ない話だよ?」
烏座 美穂
「それは、そうだけど」
加須 茜
「美穂」
窓から離れて、美穂の対面に座る。
ちょうど、幼い自分たちがそうしていたように
烏座 美穂
「茜ちゃん」
加須 茜
「アタシは、今まで生きてきたことを覚えてる。ツーリングで出かけた先で見た景色や、食べた美味しいものも」
「そして、美穂が生きてきたことも」
「いつか、美穂がフットサル始めて少しした時、ハットトリック決めた!って言って、二人でお祝いに酒盛りしたこともあったよね」
「全部、覚えてるよ」
烏座 美穂
「そう、だね」
「今までも、ずっと一緒だった」
「ずっと……」
加須 茜
「そうだよ、ずっと一緒だったじゃん」
「変なもん見せられたからって、変なこと考えんのやめな?美穂はアタシとずっと一緒に暮らしてきた。それは絶対確実に間違いないことなんだから」
KP
……イケメン?
烏座 美穂
「なんで……私…」涙がこぼれ、声を押し殺して泣き始める
加須 茜
膝立ちに立ち上がり、美穂を抱きしめて背中をさする
「気にすんなよ」
「アタシこそが生き証人」
烏座 美穂
「……ごめん、もう大丈夫」泣き止む
加須 茜
「おぅ。これで貸し二つだぜ」
言い、にかっと笑う
烏座 美穂
「うん……また顔、洗わなきゃ」この部屋で他なければ洗面台いきたいです
加須 茜
「おぅ。イケメンになってこい」
自分も途中のリビングまで戻ろう
水場
探索者が水場に足を進めようとすると、突然ガシャーン!と何かが割れるような音がするだろう。中に入ってみれば、先ほどまでは綺麗だったはずの鏡が粉々に砕けている。
洗面台
鏡が粉々に砕けている。覗き込めばかろうじて残った鏡面に自分の姿が映り込むが、ひどく歪んだ輪郭はあなたに得体の知れぬ恐怖感を与えるだろう。
秘匿会話 烏座
KP
>烏座 美穂
あなたは突然、額にぬるりとした生暖かい感触を覚えるだろう。鏡面に映る歪んだ
あなたの額からは真っ赤な血液が滴っているのがわかる。指先でそこを触ってみれば、身に覚えのない傷から血液が流れていることに気がつく。
SANチェック 0/1>

烏座 美穂
「鏡が……」
秘匿会話 烏座
烏座 美穂
CCB<=44 SANc (1D100<=44) > 89 > 失敗
[ 烏座 美穂 ] > SAN : 44 → 43
では鏡に映った輪郭に対して
「この子、誰なの」とつぶやいておきます
KP
>烏座 美穂
ウワアアアアアアアアアアアアアア
おちゃおいしいね

加須 茜
その音を聞いて、水場にゆこう
「美穂?大丈夫!?」
烏座 美穂
「あ…私は大丈夫、いきなり鏡が……」
と粉々になった鏡を指さします
秘匿会話 加須
KP
>加須 茜
鏡、見ます?
加須 茜
見ます
KP
>加須 茜
あなたが鏡に姿を写すと、一寸、自分の姿が烏座の姿になっている。それは瞬きの間に自分の姿へと戻っているだろう。あなたは酷い頭痛を覚える。

加須 茜
その鏡を覗き込み、ほんの一瞬、息を呑む
何度か瞬きをし、目を擦ってから
「……っつ」
こめかみを抑えて呻く
烏座 美穂
「茜ちゃん?大丈夫?」
加須 茜
「え、あ、うん。大丈夫、大丈夫」
少し青褪めた顔で微笑んで見せる
「ったく、危ないなー」
烏座 美穂
「ここで洗ったら怪我しそうだから、お風呂のシャワーで軽く顔を流すだけにする」
加須 茜
「うん。なんかぼろっちくなってるし、気をつけてね」
リビングへ戻る
KP
ちょっと茶を補充する命になります。水分って美味しい。
闇司祭
人間水分ないといきられませんからね
加須 茜
人間はクマムシではない
闇司祭
ない。
烏座 美穂
修行の末にクリプトビオシスをマスター
闇司祭
伝説入り
加須 茜
食べたら血液回復しそう(デスストランディング)
KP
ポップヴィルス好きなんでデスストちょっとやりたいんですよね
加須 茜
超面白いし感動できるゾ!
まぁ、人を選ぶゲームではあるかもだけど
そういえば、結局プレイ中に星野源を聞くことはできなかった
加須 茜
「悪趣味なことばかり……」
「しかも美穂を泣かせやがって……。ここ出たら覚えてろよ」
怒りの表情で親指の爪を噛む
烏座 美穂
KPが戻るまで風呂場の前で待機
加須 茜
同じく爪を噛み続ける
風呂
薄汚れた緑色の湯が張られたままになっている。真新しかったタイルにはわずかにカビが生え、汚いと言うほどではないが、随分と使用感のある様子に変貌している。浴槽の湯はちょっぴりぬめぬめしているだろう。
闇司祭
風呂が……
しゅん
秘匿会話 烏座
烏座 美穂
水面に自分の顔は映らない仕様?
KP
>烏座 美穂
たぶんそう
烏座 美穂
はーい

烏座 美穂
「水、出るかな」シャワーのハンドルを捻る
KP
出ますね。
烏座 美穂
赤かったり黒かったりしないことをしばらく確認して、軽く顔を洗います
「痛…」傷口に水がしみる
「…」浴槽の栓を抜きます
KP
抜いた!
烏座 美穂
特に何も出てきませんか!
KP
何も出てきません!!!
烏座 美穂
じゃあリビングに戻ります!
KP
はい!
加須 茜
リビング改めて見たいな
テーブルのメモとか
内容増えてないかな
美穂が顔洗ってる間に探索ってできる?
KP
できますよ
内容は増えてないけどカレーの情報がまだ出てない筈。
闇司祭
なんでそんなにカレーにこだわるのwwww
加須 茜
カレー?
メモは、まだある?
KP
ありますが変化はないです。
加須 茜
他に、何か変わったところはありますか
カレー皿
向かい合うようにして置かれた2枚のカレー皿
うち一つはカレーを食べた痕跡が残されているのみで中身はカラだが、もう一方にはカレーが盛られたままになっている。
しかし卓上に並べられてから随分と経過しているようで、ルーや米の表面は乾き、やや異臭が漂っているだろう。
同様に、水の入ったコップもにも若干の差があり、カラのカレー皿側に置かれているコップは中の水が半分程度になっているが、カレーが入ったままの皿側に置かれているコップは水が波々と入っている。
このぐらい。
加須 茜
「うげ」
ゴミ箱とか、帰ってきてないかな
そのほか、テーブルの上のものとか変化あります?
錠剤とかそのまんま?
KP
ないですね。変化はないです。
加須 茜
では、カレー皿二つ持ってキッチン
キッチン
第一段階に比べていくらか汚れの目立つキッチン
ダイニングに入った瞬間感じた異臭の元はどうやらキッチンのようだ。
探索者はここにゴミ箱が戻っていることに気づく。
加須 茜
では蓋を開けます
蓋つきのゴミ箱
先ほどまでは何故か見当たらなかった普段から使用しているゴミ箱。異臭はここから漂っているようで、生ゴミが腐ったような匂いがする。
蓋を開けると、中には調理済みの食材がそのまま捨てられていた。オムライスやハンバーグ、スパゲッティなど、そのほとんどが腐り始めているため原型は崩れてしまっているが、それらはここ数日あなた達が食べていた献立である。
全て丁度一人分の料理が皿をそのままひっくり返したかのような形で捨てられている。異臭の元はそれらの料理であった。
秘匿会話 加須
KP
>加須 茜
あなたはそれらの料理に見覚えがあるはずだが、幾つかの料理は食べた記憶がないことを思い出すだろう。だが確かに、ここ数日の献立はそこに捨てられているもので間違いはない。

加須 茜
「……」
烏座 美穂
「ごめん、お待たせ」水場から戻ってきた
「うっ、ひどい臭い」
加須 茜
背後からのその声に、カレーを思わず皿ごとその中に放り込み、蓋をする
「あ、ごめんごめん」
烏座 美穂
「……何してるの?」
加須 茜
「なんかさ、帰ってきた。ゴミ箱
烏座 美穂
「そっか、おかえりなさい」
加須 茜
家族か」
久しぶりのツッコミ
烏座 美穂
「中身は帰って来なくてよかったんだけど」
加須 茜
足でゴミ箱キッチンの奥へと押しやり、リビングへと帰ってくる
「気が利かない奴だよ」
烏座 美穂
テレビ、まだついてる?」
KP
テレビ、見ます?
烏座 美穂
見ます!
テレビ
何故か液晶画面が割られており電源を入れても見るに耐えぬ乱れた映像が映るばかりだ。ザザっ、ザザーっというノイズの隙間から、かろうじてニュースの音声が聞こえている。
それが行方不明事件のニュースであることがわかるだろう。読み上げられている名前や、事件の詳細についてはノイズが邪魔でうまく聞き取れない。
KP
お二人とも《聞き耳》どうぞ。
加須 茜
1d100<=80 《聞き耳》 (1D100<=80) > 84 > 失敗
烏座 美穂
CCB<=25 《聞き耳》 初期値 (1D100<=25) > 25 > 成功
秘匿会話 烏座
KP
>烏座 美穂
あなたは突然指先に痛みを感じるだろう。 手を確認してみると、指の背や手の甲にいくつもの裂傷が入っており、傷口からポタポタと鮮血が垂れている。
烏座 美穂
とっさに服の袖で隠します
テレビに血がついてることを確認できますか?
KP
>烏座 美穂
テレビには血がついてないですね。
烏座 美穂
じゃ洗面台のほうだったかな、そこまでは戻らなくていいや
KP
>烏座 美穂
テレビ見てたら突然だから、テレビにはつかないと思うんですよね。
烏座 美穂
ジャブの打ち方をしっておる
怪我してるのって右手?左手?
KP
>烏座 美穂
メタ的に言うとお好きなほうで良いですよ!
烏座 美穂
はぁい!

烏座 美穂
「おんなじニュースばっかり…」
加須 茜
「他に気の利いたビデオでも流しといてくれりゃいいのに」
烏座 美穂
「とりあえず、電源けしとこ」
加須 茜
「うん。うっさいし、滅入っちゃうしね」
「てか、それでどうしろってのかな」
さっきの窓からの光景を思い出して、ドアスコープ見にゆきます
KP
あ、了解です。
闇司祭
the room が the boon に聞こえた
玄関
相変わらず扉は開かない。
扉の端々にはわずかに赤錆のようなものが付着しており、先ほどに比べると少し古ぼけた印象を覚えるだろう。
ドアスコープ
スコープの向こうには白い壁のようなものが見える。その視界がわずかにぼやけ、不鮮明であることに気がつくだろう。曇ったガラスを覗いているようだ。
KP
ドアスコープはこのぐらいですね。
お二人とも《聞き耳》どうぞ。
加須 茜
1d100<=80 《聞き耳》 (1D100<=80) > 40 > 成功
烏座 美穂
CCB<=25 《聞き耳》 初期値 (1D100<=25) > 95 > 失敗
KP
では、加須はさらに酷くなった異臭を感じる。
加須 茜
「うぇ……ぷ」
KP
あなた達が食卓に戻ると、部屋の内部がさらに変貌している。
薄汚れている程度の印象であった室内は、今や廃屋のように至る所が劣化し、壁や天井には薄いヒビが走っている。
探索者が床を踏むたび、乾いたフローリングはギチギチとたわみ、ともすれば崩壊してしまいそうな印象を受けるだろう。
食卓(テーブル)
卓上には先ほど同様カルテが一枚と、それに添えられるようにして万能包丁が一本置かれている。
烏座 美穂
「さっきから大丈夫?」
加須 茜
「いや、なんか……匂いがさらにきっつく」
鼻をつまみながら
「蓋開けちゃったからかな」
烏座 美穂
「…ねえ、部屋崩れそうなんだけど」
加須 茜
「えぇぇ?どういうこと、タイムアップ?」
烏座 美穂
「あ、おかえり包丁
加須 茜
家族か」
「名前とかつけ始めるのやめてね」
カルテの内容とかに変化ありますか?
烏座 美穂
カルテ見ましょう
カルテ
先ほどよりさらに記載が増えている。
「担当医:能生 泰成(のうき やすなり)」
「症状:頭痛・記憶の混濁/解離性同一性障害(多重人格障害)の疑いあり」
「脳に甚大な損傷の疑いあり・後日精密検査を行う」
加須 茜
その名前に覚えはありますか?
KP
ないですね。
烏座 美穂
「何これ、私が、そうだってこと……?」
KP
記憶があやのふや。
加須 茜
「……気にするなって」
烏座 美穂
「多重人格……」
加須 茜
「バカバカしい」
カルテを取り上げて、適当にぐしゃっと丸めると、ゴミ箱へポイ
烏座 美穂
「あ……」
加須 茜
「やりすぎなんだよ、いちいちもう」
「さ、次のステージは何?どっから当たる?」
リビングを見回しますが、他に見た目で変化のあるところありますか
KP
まずカレー皿が消えてて、包丁が増えてますね。
あと見た目ではないのですがキッチンの方から酷い異臭がしてくるぐらいですね。パッと判りそうなのは。
烏座 美穂
包丁……」
加須 茜
「片しとくよ」
美穂が口にしたのを聞き終わるより早く、それを取り上げて
キッチン下の収納にしまってしまう
KP
収めました。
加須 茜
ドアとか変化あります?
玄関
玄関
相変わらず扉は開かない。
端々に付着した赤錆が扉全体に広がっている。
探索者が見る間にもその赤錆は扉の正面を覆いつくそうと侵食を広げてゆくだろう。
加須 茜
「ちょっとちょっと、出口まで塞いじゃおうってんじゃないでしょうね」
スコープを覗く
ドアスコープ
覗き込むと、そこには見慣れぬ白衣の男がいる。
男はスコープからこちら側を覗き込んでいるように見えるだろう。それは対面で覗き込まれるような体勢ではなく、まるで仰向けに寝転がったあなたの顔を、男が上から覗き込むような体勢だ。
男は何かをつぶやいたのち、慌ただしく何処かへ走っていく。スコープから見える視界の端々では、ナース服を着た女性がバタバタと動き回っているようだ。
そこまで観察していると、途端スコープは真冬の窓ガラスのように曇り、外の景色は見えなくなってしまう。
烏座 美穂
ではこちらは茜が玄関行っている間に飾り棚金庫を調べます
・見慣れぬ金庫
もう音は聞こえない。持ち上げて傾けると、金属質の何かが転がるような音と、ちゃぽんちゃぽんという水音だけが聞こえる。相変わらず鍵は開いていない。
烏座 美穂
「……声、しない」
加須 茜
「……くそ」
毒づきながら、ドアから戻ってくる
烏座 美穂
「どうせ開かないんでしょ」
加須 茜
「開かない」
「何しろってのよ、もう!」
イラついたようにリビングを大股で横切り、自室のドアに取りつく
烏座 美穂
特に追いかけません
秘匿会話 加須
KP
>加須 茜
あなたが自室の扉を開けると、中は見覚えのない無機質な部屋になっていた。
加須 茜
こちらで発言てことは、茜にだけ見えている?
KP
>加須 茜
どうでしょうね?
足元に敷き詰められた緑色のタイル以外は、部屋に立ち込める異様な闇のせいで入り口から室内すべてを視認することができない。

加須 茜
「なんじゃ……こりゃ」
ドアを開けたところで、固まる
風呂場?」
秘匿会話 加須
KP
>加須 茜
風呂場ちょっとじわる

烏座 美穂
茜が自室に入るのを見届けたらキッチン行きますね
KP
はーい。
加須 茜
美穂はこっちの部屋の中、見ない?
烏座 美穂
そっちにはいかずに
異臭のするごみ箱漁ってます
加須 茜
じゃぁ、入ってみる
KP
では先にこっちの処理からしますね。
キッチン
ひどい悪臭が立ち込めている。
コンロの上に置かれていたカレー鍋は中身が腐りきってしまっているだろう。蛇口をひねると赤錆混じりの水が少し出た後、水は出なくなってしまう。
同様に、コンロも火がつかなくなっている。
蓋つきのゴミ箱
中にはカレーが皿ごと捨てられている。その他捨てられた様々な料理もすっかり腐りきってしまい、ひどい悪臭を放っているだろう。
秘匿会話 烏座
KP
>烏座 美穂
なんでしたっけ(とりあたま)

烏座 美穂
顔をしかめたあとごみ箱の蓋を閉じる
食器棚をあけて、あらためて包丁を取り出す
秘匿会話 烏座
KP
>烏座 美穂
!?

KP
取り出せましたね。
秘匿会話 烏座
烏座 美穂
おかえり関の孫六くん
KP
>烏座 美穂
物騒なんだよなぁ。

烏座 美穂
ではそれでリビングに戻って食卓に座っておきますね
KP
自室、行かない?
加須 茜
www
烏座 美穂
じゃあ自室いくかー
KP
(ごめんニキ、部屋の処理明日になるかも)
加須 茜
そうなのか
秘匿会話 烏座
KP
>烏座 美穂
扉を開けると、そこはいつか君が訪れた総合病院の診察室になっていた。
烏座 美穂
では包丁も自室にもっていきますね
KP
>烏座 美穂
!?

KP
うん、やっぱり部屋は明日にしたほうがいいな!
ごめんね!!!
烏座 美穂
はぁい!
加須 茜
そうか
KP
というところで今日は〆ます。ありがとうございました!
明日は部屋から!
烏座 美穂
ありがとうございました!
加須 茜
お疲れ様!

KP
ちょっとお花摘んでくるのキメてくるんで少々お待ちください
烏座 美穂
ケシの花かな、いってらっしゃー
加須 茜
います
烏座 美穂
こんばんは!
加須 茜
いよいよ決着
烏座 美穂
どうなることやら
KP
ただいま!
烏座 美穂
おかえり!
加須 茜
アヘンキメてきたって?
KP
気のせいっすよ?
加須 茜
ソッカー
前回は、KPのお願いに折れた美穂が自室へ向かうところ?w
烏座 美穂
診察室にいかされた
KP
ふふ、そうですね♡
加須 茜
診察室?
あ、そうか
KP
烏座さんは【アイデア】振ってみても良かったかもなぁ、と思うわしであった。
烏座 美穂
今別れてるんですよね
加須 茜
診察室というのを、こちらは聞いてしまって良かったのかな?w
烏座 美穂
風呂も聞いたので大丈夫です
加須 茜
いや、こっちは風呂かどうかはわからんw
第一印象が風呂だったw
烏座 美穂
そろそろサービスシーンの1つや2つ!
加須 茜
今日はサービスシーンなんですね
KP
そうっすねぇ!
烏座 美穂
湯けむりしちゃう
加須 茜
DVD版になったら消える湯気
烏座 美穂
泡が仕事します
KP
では準備は良いですか!?
烏座 美穂
はぁい!
加須 茜
こちらはいつでも
KP
マルタは持ったか野郎ども!!!
私が遅れたんですよ
すみませんでした
加須 茜
マルタの鷹
秘匿会話 加須
加須はついに、自分の肉体が既に殺されている事を知る。そしてどうやら、烏座の体に入れられているらしいことを。
加須 茜
1d100<=80 SAN (1D100<=80) > 49 > 成功
KP
>加須 茜
えらいねぇ
加須 茜
1d3 (1D3) > 1
[ 加須 茜 ] > SAN : 80 → 79
KP
>加須 茜
えらいえらい
程なく、手術室の奥から幾つかの足音と、虫が羽ばたく羽の音が聞こえてくるだろう。男のしゃがれた、ひどく不明瞭な声が聞こえる。
「ああ、片方は死んでしまった。矢張り体が幼すぎたか?」
「一人生き残ってる。それで充分だろう」
「いや、それより、現れたのは脳の人格なんだろう?実験はそれで充分じゃないのか」
「今はそうだが、成長によって変化が起こるかもしれない、まだまだ観察せねばならないのだよ。成体では意味がないだろう」
男は誰かと会話をしながら、あなたの方へと歩み寄る。
そこに現れたのは、白衣をまとい、不愉快な笑みを浮かべた一人の老紳士であった。彼はあなたが起き上がっていることを確認すると、愉悦の笑みを浮かべながらあなたに語りかけるだろう。
加須 茜
ぼんやりとそれを見やる
KP
>加須 茜
「やあ、おはよう加須。君が無事でなによりだ」
「安心しなさい、君はちゃんとおうちに返してあげるからね」
「ああ、そうだ、友人も返してあげようね」
「入れる予定だった体が死んでしまったから、代わりの入れ物にいれておいてあげたよ。会話ぐらいは出来るだろう。」
そういって男はあなたに向かって金属製の大きな円筒を差し出した。円筒状の物体からは、ごぽごぽと泡立つような水の音に合わせて人のうめき声のようなものが聞こえる。
それは、「苦しい」「助けて」「出して」と哀願する、幼い烏座の声であった。
加須 茜
「みぽりん……?」
ぼんやりと、手の中の筒に呼ばる

秘匿会話 烏座
KP
>烏座 美穂
扉を開けると、そこはいつか君が訪れた総合病院の診察室になっていた。
あなたの部屋の扉は丁度、病院の待合室から診察室へと入室するための扉に置き換わっているようだ。
こじんまりとした診察室の中にはあなたが座るべき丸椅子と、そして医者が座る椅子が向かい合わせに置かれている。
周囲の器具や壁に触れることができず、まるで幽霊のように通り抜けてしまうだろう。
探索者が丸椅子に座ると、程なく同じ扉から白衣を着た医者らしき男が現れるだろう。
それは間違いなくあなたが以前診察を受けた医者なのだが、その顔にはなにかモヤのようなものがかかり、しっかり見ることができない。写真の顔を思い出せなかったのと同じように、あなたの記憶から抜け落ちてしまったようだ。
烏座 美穂
「……」
KP
>烏座 美穂
医者は入室すると探索者の向かい側に腰掛け、探索者に向かって話し始める。
「烏座さん、診察の結果が出ました。驚かずに聞いてくださいね。あなたには、解離性同一性障害、いわゆる多重人格症の疑いがあります。」
あなたはその一言で、それが先日訪れた診察室での追体験であることに気がつくだろう。目前の医者は変わらず淡々とあなたに向かって話しを続ける。
烏座 美穂
黙って話を聞いている
加須は既に死亡しているが、烏座はそのショックで自分の中に『加須茜』を作り上げて住まわせてしまったのだという。
だが、一つの脳に二人の精神が在る事にはもはや限界が来ている。
烏座が生き残るには、加須を殺すしかないのだ。

秘匿会話 加須
裏山で保護された加須は、その時に持っていた烏座の声が聞こえる謎の円筒を彼女だと思いこみ、話しかけるようになった。
だがそのうち自分の中に「烏座」の人格が生まれ、それを本物の友人だと錯覚した加須は、脳が入った円筒を金庫にしまってしまったのだった。

そして、彼女は診察室にいた。白衣を纏った老紳士が話しかけてくる。
人の心はどこに宿るのか、という彼の実験のため、二人は脳を入れ替えられてしまったのだ。
加須 茜
「お前……」
呻くように呟き、立ち上がる
KP
>加須 茜
「これで次の実験に進むことができる。いや、君には感謝しているよ加須。ああ、いや烏座なのかな?最近はもう、烏座としての人格が強くなっているようだね」
「長く持った方だったが、もうその脳も限界のようだ」
「人間の矮小な脳では、二人分の人生を処理しきれなかったようだね。損傷が激しい。程なく君たちの人格は二つとも、消えてしまうだろう」
「回避するには、どちらかの人格を殺してしまう他はないだろうね……勿体無い話だけれど。そのまま二人分の人格をその入れ物に入れておくことはできない」
「ちかく、君たちの脳が崩壊する直前に、その潜在意識の中でと会うことができるかもしれない。そこで話し合うといい、君と、烏座、どちらが残るのか」
「全てが崩壊する前に、烏座を殺してしまうといいだろうね。それはもともと君の脳なんだから。君が生き残るべきだと私は思うよ」
「烏座を殺したいのならば、刃はいらない。ただ現実をつきつけてやればいい」
そう言って男は、おもむろに一本の鍵を取り出して探索者に差し出した。
「君の封じられた記憶を取り戻す鍵だ。あの金庫をあけ、その中にある本物の烏座を見せてあげればいいのだよ。そうすれば、君の中にある烏座の人格も、すべて思い出すことが出来るだろう。自分が偽物だと知れば彼女の人格は、君が手を下すまでもなく消滅させることができる」
「ああ、それでも、二人で生きていたいのであれば、よく話し合うことだ。そのままの生活を続ければ、間違いなく君たちは二人とも消えてしまうけれど、それでも互いがそれに同意するのであれば、僅かながら崩壊の速度は抑えられるだろう。でも、そうするのなら決して今日思い出したことを彼女に言ってはいけないよ。知れば烏座は消えてしまうからね」
加須 茜
彼?
KP
>加須 茜
間違いです♡
(前の陣が男性だったので)

秘匿会話 烏座
烏座 美穂
「わ、たしが……茜ちゃんを……」
KP
>烏座 美穂
あなたはこの時、医者に向かってなんといったのか、思い出すことはできない。
怒ったのか、泣いたのか、叫んだのか、その記憶は定かでないが、今あなたが感じている感情と、おおよそ同じようなことを考えていたにちがいない。
「あなたが……あなたがそれでも、あなたと加須さんがどちらも消えてしまうことがわかっていても、それでも2人で生きたいというのであれば……すべての事実を伝え、双方が納得することが大切です。相互に理解をすることで、脳への負担はわずかですが軽減されるでしょう。」
「ですが忘れないでください。二人で生きつづければ、あなたたちは間違いなく、遠からず、二人とも、消えてしまいます。これは、決して避けられない事実です」

秘匿会話 加須
加須 茜
「お前……お前!」
男に掴みかかる
KP
>加須 茜
「さあ、好きな未来を選ぶといい。安心しなさい。今後、君がどうなろうと私はもう関与しない。存分に残りの人生を謳歌するといいだろう」
そう言って男は盛大に笑い声をあげると椅子から立ち上がり、背後にあった扉へと向かう。この時、あなたが男の体を止めようと手を伸ばしても、その手は男の体をすり抜けつかむことはできない。
加須 茜
「お前、何言ってんだ……」
手がすり抜けた勢いで、床に倒れ込む
KP
>加須 茜
男はそのままするりと扉の向こうに消えてゆくだろう。
そこには、あなただけがポツリと取り残されてしまった。
全ての真実を思い出してしまったあなたは、
SANチェック 1d3/1d6>
加須 茜
1d100<=80 SAN (1D100<=80) > 79 > 成功
1d3 (1D3) > 2
[ 加須 茜 ] > SAN : 79 → 77
加須 茜
「ふざけんなっ……。ワケのわかんないこと、言いやがって……っ」
身を起こし、吼える
「アタシは……アタシらは、アタシらだ!そんなワケ……そんなワケ、あるかぁ!」
しかし、完全に取り戻された記憶は、明かなものとして脳裏を埋め尽くす
「――――――」
呻きながら、頭を、額を掻きむしる。
美穂の額にあった傷跡と同じあたりを、よく手入れされた爪が掻き壊すほどに

秘匿会話 烏座
烏座 美穂
「……あの」
KP
>烏座 美穂
「なんですか?」
烏座 美穂
「茜、いえ加須を殺すか、2人で生きるか、選択肢は2つだけですか?」
KP
>烏座 美穂
「それ、は」私からは言えませんね、と医者は言った。
「私からお伝えできることは以上です。もう少し早く、訪れてくださっていれば、処置のしようもあったのですが…………誠に、申し訳ございません」
医者はそう言って深く頭をさげると、椅子から立ち上がり扉の外へと消えていった。
呼び止めようとしてもあなたの手は医者の体をすり抜けてしまい、つかめる事はない。
自分たちの境遇について、真実を知ってしまったあなたは、
SANチェック 1d3/1d6>
烏座 美穂
CCB<=43 SANc (1D100<=43) > 8 > スペシャル
KP
>烏座 美穂
いーい出目♡
烏座 美穂
1d3 SAN減少 (1D3) > 3
でもMAX♡
system[ 烏座 美穂 ] > SAN : 43 → 40
KP
>烏座 美穂
続けて【アイデア】1/2どうぞ。
烏座 美穂
CCB<=45 【アイデア】/2 (1D100<=45) > 55 > 失敗
KP
>烏座 美穂
……思い出せなかった。

烏座 美穂
リビングに戻ってくる
「茜ちゃん」
加須 茜
がちゃり、という音と共にドアが開き、リビングへと姿を現す
憔悴した表情で、掻き壊された鉢周りから血を滲ませて
「美穂……」
烏座 美穂
「ちょっと、大丈夫?」
加須 茜
「うん……うん……」
頭を振りながら、テーブルへと近づき、椅子に脱力して腰を下ろす
烏座 美穂
「また、昔のこと?」
救急箱……」はボロボロですかね
KP
ボロボロですねぇ……。
加須 茜
「いいよ……大丈夫」
言って、ハンカチを取ろうとポケットに手を差し込んでから、しかし顔を歪ませてそれを諦めた
手の甲で適当に血を拭う
「……包丁……」
いつの間にかテーブルの上に戻ってきていたそれに、小さく呟く
烏座 美穂
「さっき、出してきた」
加須 茜
「……家族だから?」
力の抜けた顔で苦笑する
烏座 美穂
「そうだね、家族のためかな?」
加須 茜
「……そっか」
言い、なんとなく視線を美穂の自室のドアへと向ける
烏座 美穂
「それで、茜ちゃんの部屋には何かあった?」
加須 茜
「……美穂は?」
烏座 美穂
「私の部屋じゃなかったけど、あったよ」
加須 茜
「……何か、聞いた?見たりとか」
烏座 美穂
茜のほうに身を乗り出す
「聞きたい?」
加須 茜
「……」
その表情に、膝の上で拳を握りしめる
烏座 美穂
にっこにこやでぇ
加須 茜
この幼馴染が、そんな表情をする時は、何かを思い切った時だ
先刻の自室でのハンバーグ~の下りを思い出す
聞きたくない
秘匿会話 烏座
KP
>烏座 美穂
ねぇ怖いんだけど。
烏座 美穂
怖くないよ可愛い命だよ!
KP
>烏座 美穂
お、そうだな

GM
うわぁ不穏な笑顔
烏座 美穂
KPとGMのよくばりセット
KP
KPとKPのよくばりセットもあった(あった)
加須 茜
でも、聞かなければならない、と思う
ほんの一瞬、視線だけでテーブルの上の包丁を見やってから
「……聞かせて」
烏座 美穂
「んーと、私は私で、茜ちゃんだった」
加須 茜
その言葉に、思わず顔をあげる
その笑顔を前に、唇がきゅ、と引き絞られ、震える
「……えっと……?」
烏座 美穂
困惑する彼女とは対照的に、溌剌とした表情で応える
「私たち、二重人格のそれぞれなんだって」
「よくわかんないけど、ここは深層意識?らしいよ」
加須 茜
幼馴染の顔を見つめる瞳が揺れる
烏座 美穂
「あ、それでね、茜ちゃんのことなんだけど」
「本物は10年前から行方不明、死んじゃったかも、だって」
加須 茜
「アタシが……?」
烏座 美穂
「でも代わりに茜ちゃんがいるから、気にしなくていいと思う」
加須 茜
「……?」
その言葉の真意を掴みきれず、疑問の表情が浮かぶ
烏座 美穂
「なんて顔してるの。いつもの元気はどうしたの?」
加須 茜
「あ、えっと……」
奇妙な空気
少し、何か考えを巡らせるように目を左右に泳がせてから
「それ、誰から聞いたの?」
烏座 美穂
「お医者さん、カルテ書いた人なのかな?」
加須 茜
「えっと、ジジ……おじいさんの?」
烏座 美穂
「おじいさん……?顔はよく覚えてないけど」
秘匿会話 烏座
KP
>烏座 美穂
KPね、さっきからこわいこわいとしか言ってない。

加須 茜
「そう、なんだ……」
「えっと、それで、他には……?」
烏座 美穂
「なんか、二重人格ってアタマの負担がヤバくて、そろそろヤバいんだって」語彙力
加須 茜
「ヤバい……」
復唱する
泳ぐ視線の先に、崩壊しかかっている部屋の有り様が映る
「それで……?」
烏座 美穂
「負担を減らして助かりたかったら、1人になればいいらしいよ」
「2人のままだと、そのうち死んじゃうかも?」
加須 茜
んぐ、と喉が震える
乾き切り唾も飲み込むことができない喉が引き攣り、軽くえづく
烏座 美穂
「ほんとに大丈夫?お水…は出ないんだった」
闇司祭
笑いながら殴りにいってるよこの人 茜ちゃんダメージ描写うまいな
加須 茜
それには答えず
「美穂は」
どうしたいの、という言葉が出てこない
幾度も口を開いては、閉じ、また開く
烏座 美穂
「茜ちゃん」
今までの明るすぎる声のトーンが、普段の落ち着いたものになる
「茜ちゃんはさ」
加須 茜
うん、という声も出ず、頷く
烏座 美穂
「私のこと」
真っすぐその目を捉えている
「好き?」
加須 茜
唐突なその言葉に、一瞬、視線の揺れがおさまり、幼馴染の顔を見つめる
「あ……」
「当たり前じゃんか」
「アタシら、ずっと一緒だった」
「心の姉妹、そうだろ?好きだって嫌いだって、全部知ってる」
烏座 美穂
「………」
時間が止まったかのように、微動だにしない
「そっか、よかったぁぁ!」
加須 茜
「……美穂?」
烏座 美穂
満面の笑み
加須 茜
その反応は、あの、いつもの日々ならばきっと素直に喜べるもの
しかし、今の有様と、この幼馴染の笑みの前に
ただただ、嫌な、何か背筋の真ん中を冷たく埋め尽くすような気配に、腹の下がふわふわとおぼつかない
烏座 美穂
「じゃあさ、いいよね?」いつの間にか、その手には包丁が握られている
加須 茜
一瞬、真意を計りかねて、しかしふと視界に映ったその剣呑な代物に、ぎょ、と目を見開く
烏座 美穂
たのむでファミリー
KP
ファミリーってなに???
烏座 美穂
ファミリーってのは、家族ってことさ
KP
わかるけどさ
包丁のこと普通はファミリーって呼ばない。
加須 茜
「……美穂?」
もう一度、幼馴染の名を呼んだ
烏座 美穂
「何?茜ちゃん」
加須 茜
数秒、視線を交わしたまましてから、
ふー、と鼻から息を吐き出した
気がつけば、肩から力は抜け
表情からも緊張が抜けていた
「小さい時さ」
烏座 美穂
「うん」
加須 茜
「よく、お互いの家にお呼ばれしたよね」
烏座 美穂
「ほんとにね、それこそ毎日のように」
加須 茜
「美穂のママ、アタシがハンバーグ好きだからさ、いっつも色んなハンバーグ作ってくれて」
烏座 美穂
「うん、お母さん、茜ちゃんが来るの楽しみにしてた」
加須 茜
「チーズ入れたのとか、大根おろし掛けたやつ、デミグラスソースの本格的なやつ、もあったっけ」
指折り数え
「本当、優しいママだった」
KP
美味しそう 煮込みハンバーグ食べたい
加須 茜
「美穂」
烏座 美穂
「うん」
加須 茜
「アタシね。さっき、自分の部屋のとこで色々話を聞いたんだ」
烏座 美穂
「話を?誰から?」
加須 茜
「知らない。なんか、クッソムカつくジジイ」
烏座 美穂
「そうなんだ……何て?」
加須 茜
「まぁ、聞いた話は大体美穂のと同じだよ」
そっと、ポケットの上からその中身をなぞり
烏座 美穂
「なんだ、知ってたんじゃん」
加須 茜
「うん。どうすれば、アタシたちが無事に出られるかも聞いた。おんなじ感じ」
烏座 美穂
「うんうん、2人で聞いたってことは、間違いないよね」
加須 茜
ん、と頷き
「美穂の部屋にあった、アルバム
「今ならわかるよね。美穂のママ、きっとずっと不安だった」
写真と並び書き添えられた走り書きを思い出す
烏座 美穂
「……でも、こっちで暮らすようになってからは少しは楽になったんじゃないかな」
「LIMEとかも、わりと最低限って感じだったし」
加須 茜
「そっか」
「アタシさ」
「ジジイから話聞いたあと、少し考えて」
「あとどれだけなのか、はわかんないけど。美穂となら、一緒に生きて行くのでも、良いかな、って思ってたんだ」
烏座 美穂
「茜ちゃん……」
「さっき、言ったよね」
「好き嫌いも、全部知ってるって」
加須 茜
「うん」
烏座 美穂
次の一言は、明るい声でも、落ち着いた声でもなく、氷のように冷たい声
「とんだ思い違いよ」
加須 茜
「え」
烏座 美穂
「茜ちゃんってさ、小さい頃から、しょうもないことですぐ大げさに騒いで」
「自分の好きなもの追いかけだしたら、他のことは放り投げて」
「面倒なことは、それとなくこっちに押し付けたりさ」
「私ね」
「あなたのこと、嫌いだった」
加須 茜
冷や水をかけられた気分だった
闇司祭
ずっと一緒にいたからってずっと分かり合えたとは限らないんだなあっていうさみしさよ
烏座 美穂
茜ちゃんかわいそう……
KP
これどういう気持ちで見守ればいいの?
闇司祭
自分で機を窺ってクリティカルヒットかましといてそういうことYOU~>美穂ちゃん
加須 茜
「ん、んーと……」
また、視線を泳がせて
烏座 美穂
「小学校卒業したら、離れられるーって思ったら」
「中学校も一緒」
「高校も一緒」
「大学も一緒」
それから少し笑って
「そりゃ、そうだよね」
「同じ人なんだもん」
加須 茜
「……だ」
「だったら!そういえばいいじゃん!」
テーブルを叩いて、勢いよく立ち上がる
「なんだよ!こんなことになってから、今更、そんなこと言い出してさ!」
「大体、アンタだって、いっつもアタシの後ろちょこちょこついて来て回ってさ!」
「こっちだって、引っ込み思案なアンタのこと、仕方ないから面倒見てやるかー、って思うじゃん!?」
「いっつも、うだうだ考え込んでばっかりでさ!」
「結局、アタシがいなきゃ、何も自分で一歩踏み出せないんだから!」
烏座 美穂
「……言えなかった」
「本当は、あの日」
「タイムカプセルが、私たちの最後の思い出に、なるはずだった」
「でもね、茜ちゃんは………」
加須 茜
「アタシが……」
闇司祭
横から見ててもめちゃくちゃ予測がつかなくてわりと息を呑む
烏座 美穂
「別に、茜ちゃんが悪いとは思ってないよ」
「私だって、茜ちゃんの言う通り」
「結局、お別れを言えなかった」
加須 茜
「……アタシも」
「アタシも、言えなかった」
烏座 美穂
「ずーっと、我慢して、我慢するのが普通になって、一緒にいたくないのに、一緒にいないと落ち着かない、そんな」
加須 茜
「ずーっと、我慢して、我慢するのが普通になって、一緒にいるのが、ちょっと面倒くさくて。でも、一緒にいないと落ち着かない」
烏座 美穂
「でも、もう疲れた」
加須 茜
「そっか」
「で、そうなわけね」
烏座 美穂
「……ごめん、なさい」
加須 茜
美穂の手の包丁に目を落とす
「謝んなよ」
「いいよ」
烏座 美穂
顔をあげる
加須 茜
「どの道、この体は美穂のモンなんだしさ」
烏座 美穂
「……本当に、いいの?」
闇司祭
複雑極まりないんだけど、結果愛憎に落ちている感じですごいなあ…… こういうややこしい感情やれるの素直にすごいと思う
加須 茜
「アタシだけ残って、美穂として生きるったって、顔も体も違うんだし」
「それより、何より」
「今まで不安で悲しんだ、美穂のママを安心させたげないとね」
「絶対に、アンタのためなんかじゃないから!」
烏座 美穂
「優しいなぁ、茜ちゃんは」
「うん、わかってる」
闇司祭
最高にこじれてる(称賛)
加須 茜
「ヘン。よせよな」
言いながら、デニムのジャケットを脱ぐ
烏座 美穂
「茜ちゃんは最後まで茜ちゃんだね」
加須 茜
「これ、厚手だから。刺すの大変でしょ」
脱いだジャケットを椅子の背もたれに掛け
ーーーようとして、床に落としてしまう
「ありゃ」
それをかがみ込んで、拾おうとして、
烏座 美穂
「なんか重いもの入れてた?」
加須 茜
しかし幾度も失敗する
烏座 美穂
「……いいよ、そのままで」
加須 茜
その言葉に
一瞬びくりと動きを止めた、が
「うっさいな。脱いだもんちゃんとしとけ、っていっつも言ってたのは、アンタでしょうが」
その声は震えていた
大きく震える指先で、しかし決してジャケットのポケットに収めたものがこぼれ落ちたりしないように、その上からしっかりとデニムを掴み上げて
烏座 美穂
「いいよ、いつもみたいに私がアイロンかけておいてあげる」
加須 茜
「デニムにアイロンかけんな、っていっつも言ってんでしょうが」
烏座 美穂
「はいはい」
加須 茜
ようやく、苦労して身を起こすと、背もたれへと掛け
「さて、と」
闇司祭
こじれきっているけど、それでも近い二人なんだなあ、近すぎたんだなあ、ってのを感じてつらかわいい
加須 茜
「……R1のメンテナンスマニュアル、本棚にあるから。たまには面倒見なさいよね」
黒のTシャツ姿で、腰に手を当て
烏座 美穂
「OK,やるだけやってみる」
「最初に後ろにのっけてもらったとき」
「覚えてる?どっかの山で」
加須 茜
「何よ、今更思い出話?覚えてるよ。美ヶ原でしょ」
烏座 美穂
「山道をぐねぐね登ってさ、ちょっと怖かったけど、急に視界が開けて、青い空が」
加須 茜
「ビーナスライン……最高だったね。天気も当たり引いてさ」
烏座 美穂
「空飛んでるみたいだった」
加須 茜
「だろ?」
KP
長野いきてぇ
烏座 美穂
「目を閉じて」
「茜ちゃんは坂道をひたすら登っています」
加須 茜
「何さ……もう、途中でブスリとか、怖いんだけど」
烏座 美穂
「こんな部屋よりいいじゃん」
闇司祭
こじれた関係の、「嫌い」の底の底にある愛憎を感じて、すごく涙が出るこれ
加須 茜
「わかったよ……もう」
大人しく、目を閉じる
烏座 美穂
「ぶーん、ぶーん…」
加須 茜
震えるその身を、いつもの強がりで押さえ込みながら
「最後に聞くのが、美穂の口バイクか……」
言いながらも、その時の光景が、思い浮かぶ
いくつものワインディングを軽快に抜ける、その有様を
秘匿会話 烏座
烏座 美穂
じゃ、目を閉じてるうちに美穂自身の胸に包丁を突き立てますね
KP
>烏座 美穂
あ、はい。
どうして
烏座 美穂
ずぶりと
KP
>烏座 美穂
知ってたけど

烏座 美穂
「ぶーん、ぶ…」
「空が…青い…」
加須 茜
「うん。初夏で、少し肌寒かった」
KP
あの、エンディング移行します。
烏座 美穂
はぁい
加須 茜
ほい

KP
――そして、青い空を思い浮かべて、あなた達の意識は暗転する。
次に加須が目を覚ますと、そこはベッドの上だ。
どこかの病院らしい。
傍に立っていた見慣れぬ若い医者が、目を覚ましたあなたを見てひどく安堵した表情を浮かべるだろう。
「ご無事で何よりです」
加須 茜
「……」
KP
医者の話によると、あなたは診察に訪れたその日院内で昏睡状態に陥ってから目が覚めなかったのだという。脳に残された甚大な障害から、もう目がさめることはないかもしれないと思われていたのだそうだ。
目覚めた探索者が、死んでしまった探索者のことについて尋ねれば医者は黙って首を横に振るだろう。
「あなたがこうして目覚められたということは、もう一人の人格は、完全に消えてしまったと考えられます」
医者はそう告げると頭を下げ、探索者の今後の治療について簡単な説明を始めるだろう。しばらくの間はカウンセリングとして通院してもらうことになるが、今日はこのまま退院しても良いということだ。
闇司祭
うわ
すげー
これ、「次に」のシーンで見てる方もどきりとするやつ
立ち絵 立ち絵わお
ああ~~~~~美穂ちゃん~~~~~~~
KP
尚、あの老紳士についてこの医者に尋ねても「そのような医者はうちにはいない、あなたを診察したのは自分だ」とこたえるだろう。
加須 茜
すみません、ちょっと一つだけ挟もう
起きた時、鏡とかサイドテーブルにないですかね
KP
ない、かなぁ。
加須 茜
鏡をくれ!
KP
あ、なら持ってきます。
闇司祭
外が夜ならワンチャン
加須 茜
そうか
加須 茜
よしよし
じゃぁ、夜だったことにして
起き上がり、しばし呆然としてから
「……ここは……美穂は?」
医師に尋ねる
KP
上記のようなことを答えますね。
KP
BGMを変更する命。
烏座 美穂
お、いいぞ
加須 茜
ふと、横を、暗い夜の闇に、鏡めいて映る己の姿を認める
その顔を、軽く撫でてから
「……っかやろぉぉぉお……」
呻き、歯軋り。
歪んだ目から、熱いものが溢れ出す
「……なんで……なんでだよぉ……」
そうして、ベッドの上で嗚咽を漏らしていた
KP
こうしてあなたは、無事生還することができた。
医者が部屋を去った後、ふと気がつけばあなたの手には一つの小さな鉱石が握られていた。
それはあの日あの山で見つけた、あの石だ。
ずっとあなたのそばに居たはずの友人は、もう存在しない。
語りかけても、もう答えてくれることはない。
それでもあなたは、友人と過ごしたかけがえない日々を忘れることはないだろう。
この先もずっと。あなたの記憶の中で、その友人は生き続けている。

加須 茜
一台の青い単車が、初夏の爽やかな緑の中を駆け抜けてゆく
ビーナスラインのワインディングを軽やかに抜けるそれは、やがて終点である美ヶ原高原の道の駅へと辿り着く
駐車場へと単車を留め、スタンドを下ろしたそのバイクの上で、ライダーはヘルメットを脱ぎ去った
赤毛がこぼれ落ちる
「なんだよ、前来た時よりもうすでにあっちーじゃん」
愚痴りながら、ジャケットのジッパーを胸元まで下ろし、外気を取り込むようにパタパタと仰ぐ
その胸元からなんとなく取り出すのは、二つのペンダント
一つは、ずっと馴染みのものだったもの
そしてもう一つ
ヘッドで鈍く輝く石を取り囲む銀のフレームには、文字が彫ってある
“M.Karasuza”
「……約束だったからな。アタシと揃いだ。鬱陶しいとか押し付けがましいとか言うなよ?」
「さて、と」
「もっかい、ここからだ」
「体はアンタで、心はアタシ。結局、ずっと一緒。いいじゃん。腐れ縁でも」
言って、ライダーは胸いっぱいに初夏の高原の空気を吸い込んだ


CoC【キルキルイキル】 END1-イキキル
探索者1名生還、1名永久ロスト



闇司祭
うわ~~~~~~~~描写がめちゃくちゃ絵になる上に効果的
うわあ
ふたつ
KP
エンドAすげぇフローライト似合うんだよな……。
烏座 美穂
いや違んですよ、ミゴさん聞いてくださいよ
KP
くっそ爽やかなエンドだなぁ……。
闇司祭
これもまた腐れ縁 なのだなぁ……
闇司祭
おつかれさまでした!!!!!!!!
烏座 美穂
おつかれさまでした!!
生還報酬

闇司祭
希望のあるエンドっていいよね
あそこで折れなかった茜ちゃんのPOW16は伊達じゃない感、わかる
あとほんと最後まで予測がつかなくて息を呑む最高のお二人でした ありがとうございます
秘匿まだみてないからあれなんですけど、関係がこじれてしまっても縁を断ちきれなかった、キライになれなかった二人なのかなって、そういう美しさがね、ある
烏座 美穂
え、いや美穂は茜のことキライなのでこうしたんですよ
闇司祭
ほほう
くわしく
烏座 美穂
ミゴさん聞いてくださいよ
KP
どうもミ=ゴです
闇司祭
聞きますよ
烏座 美穂
だって不公平じゃないですか
私は20年も茜のことで苦しんだんですよ
次の20年は私のことで茜が苦しんでほしいんですよ
闇司祭
率直にいうて最高
加須 茜
わかってますよぉ
闇司祭
そういう残し方するの最高
烏座 美穂
さっすが茜ちゃん
加須 茜
それもわかってるんだけど、茜は美穂のこと好きなので
実は、ED以後は茜は完全に美穂として生きています
美穂のフリで
烏座 美穂
やった!茜ちゃん嫌い!
闇司祭
それも含めて、縁を断ちきれなかった二人だなって、私はそう思うスよ美穂ちゃん
加須 茜
美穂はどうだったんだろう、ということを噛み締めながら生きていきます
でも、好きなんで!
闇司祭
両生還だとわだかまりを残したままになってスッキリしなかったと思いますしね
そう、最後どちらが残るか、ほんとに予測がつかなかった
めちゃくちゃ意外感があって息を呑む展開だった
背景情報

コメント By.

TRPGリプレイ【置】CoC『俺の恋人が庭からボコボコ生えてくるんだが!?』佐倉&牧志 5

しまったぁぁぁ! これ弁償案件だ!

TRPGリプレイ【置】CoC『夜は星を落とし易い』 牧志&佐倉 1

「おはよう牧志。
……どうしたのさ、怖い顔しちゃって。また悪い夢でも見たの?」

TRPGリプレイ CoC『蒼天のシラユリ』草加&八重山 10

そもそもロボのマニピュレーターでパンチするのがおかしい



本作は、「 株式会社アークライト  」及び「株式会社KADOKAWA」が権利を有する『クトゥルフ神話TRPG』の二次創作物です。

Call of Cthulhu is copyright ©1981, 2015, 2019 by Chaosium Inc. ;all rights reserved. Arranged by Arclight Inc.
Call of Cthulhu is a registered trademark of Chaosium Inc.
PUBLISHED BY KADOKAWA CORPORATION 「クトゥルフ神話TRPG」