こちらには
『花ぐもり』
のネタバレがあります。
本編見る!
佐倉 光
花の首飾りってか? 冗談じゃねぇ!
痛みが皮膚を突き破る前にと渾身の力を込める。
花が開花する時に牧志のことを思い出さなければいい!
全く関係のないこと、そうだ、ずっと昔の、もうほとんど覚えていない家族のことでも考えていればいい!
そっちならなくなったって今更、何とも思わない!
痛みに耐えながら、もう朧な子供の頃の記憶を手繰る。
KP
あなたは思い出すまい、牧志のことだけは思い出すまいと、必死に幼い頃の記憶を辿る。
KP
「      」

ふと、どこからか牧志の声が聞こえた気がした。
幻聴だろうか。それとも。

忘れないでくれ。

必死に思い出すまいとする意識の裏で、過ったのはあの、小さく祈るような彼の言葉だった。
この言葉を意味する花を、あなたは知っている。
KP
花に対して〈博物学〉〈生物学〉【知識】で判定。
三つ全ての技能で振ってよい。
どれか成功すれば成功扱いとなる。
佐倉 光
1d100 10 〈博物学〉 Sasa 1d100→ 49→失敗
1d100 1 〈生物学〉 Sasa 1d100→ 4→決定的成功クリティカル)!
1d100 47 【知識】 Sasa 1d100→ 34→成功
KP
あなたの首をぐるりと彩る花の首輪。
視界に映らないそれがワスレナグサの花でできていると、なぜか分かった。

「私を忘れないで」の言葉をそのまま名とした、最も有名な追想の花。

その花言葉は、ドイツに古くから伝わる悲恋の物語が由来とされている。

騎士ルドルフと恋人ベルタがドナウ川のほとりでちいさな花を見つけ、ルドルフはベルタのためにその花を摘もうとしたさいうっかりと足を滑らせ、川の急流に流されてしまう。
意を決した彼は彼女に『私を忘れないで』と告げると、そのまま溺れて亡くなってしまった。

愛する人が残した言葉を胸にベルタは一生を過ごした、といった死別した二人の、悲恋の物語。
KP
忘れないで、と祈るのは誰なのか。
苦痛に耐えながら思い出すまいとするあなたの首が、ようやく光を放ち始める。

見知らぬ誰かの記憶が、脳を掻き分けるようにして流れ込んできた。

KP
あなたは奇妙な夢を見る。
『わたし』の想いを夢にみる佐倉。
KP
頭の中で蔓が蠢いている。
ふわりと意識が揺れる。

奇妙な夢が脳を直接掴み、無理やりに記憶を引きずり出そうとしてくる。
佐倉 光
嫌だ、いやだいやだいやだ、思い出したくない、忘れたくない!
必死で抵抗するように、子供の頃の記憶を思い出そうとした。

病院でしずかに一人食事をしているときに憧れた風景。
皆で食卓を囲んで酒を飲んで、騒いで、互いの無事を祝う夢のような食卓。
違う、これじゃない! 失いたくない!
KP
心臓がどくんと脈打った。
思い出すまいとすればするほど、脳は「思い出すまいとしているもの」の記憶をあなたのもとへ持ってこようとする。
佐倉 光
失いたくないと思うほどに鮮明に思い出される。


酒を買って帰ってきて、二人で呑んでいい気分になって、ちょっとくすぐったいような夢を見た、特別な日だ。
酒を飲んだだけなのに、何が特別なんだったか?

その時俺は、ひどく安堵した気がする。
大事な親友が、相棒が、俺の魂の片割れが、本当に……   ……そうで
もうその顔も感情も思い出せないのに、俺は良かったと思ったんだ。
KP
失いたくないともがけばもがくほどに、次から次へと記憶は浮かび上がってくる。
もう顔は思い出せない。
初めて会った時のことも、分からない。
帰るべき場所がどこなのかも、どうして帰らなくてはならないのかも分からない。

それなのに、いくらでもいくらでも、次から次へと彼の記憶が蘇ってくる。
それは、あなたの記憶だった。
彼に好感を抱くところ。心配に思うところ、彼に対して願うこと。
あなたが彼に対して抱いた感情の、ひとつひとつの記憶だった。

大事だと思う理由が、帰らなければならないと思う理由が、帰りたいと思う理由が。
様々な感情が、花が咲くように溢れてあなたの心を満たす。
佐倉 光
何度も助けられたこと。何度も元気づけられたこと。
穏やかに見えて芯が強いところ。
涙もろいところ。
すぐ慌ててみせるくせに、本当に危ない時は冷静なところ。
意外と凶暴だったり恐ろしい一面があるところ。
そのワンシーンワンシーン全て、表情は抜け落ちているのに、
優しい声が、仕草が、決意を込めて握られた拳が、時に危うい背中が、
ここで思い出す全てが奪い取られると知っているのに、とどめようがない。

好意を抱いている。親友だ。好きだ。かけがえのない唯一のものだ。
そんな言葉は正しくない。
この絆を正しく言い表せる言葉などない。
佐倉 光
絆ってねー、呪縛でもあるんですねー
このルート特有の感じかな↑
KP
塔ルートの佐倉さんと牧志の絆は呪縛でもあるんだなぁ。互いに縛られている。
その発端はといえば牧志の「諦めないという呪い」に始まるし、呪いに縁のある二人だ。
佐倉 光
だからこそ今思い出しているのは忘れちゃいけない解放の記憶だったんだけどなぁー
KP
だったんですけどねぇー
佐倉 光
ついでに過去の記憶もごっそり思い出しちゃった。
KP
ちょうどいいかも。>思い出しちゃった

KP
溢れる、溢れる、溢れる。
溢れて溢れて流れていく。
花が咲き、咲き乱れて、心を震わせて、そして風が吹くように通り過ぎて、

ぱさり。

瞬きをして目を開けて気がつく。
牧志の声が、思い出せない。

声が思い出せないと気づいて動揺した、その直後だった。
あなたは気づく。

彼がどう話すのか。
彼とどう過ごしていたのか。
彼はあなたにとって、どんな存在だったのか。

何も、ない。

記憶の中に、何も、ない。
声も、過ごした時間も、彼に抱いた感情も。

何もかも、消え去っていた。

あなたにわかるのは、「牧志」という名前と。
何度も花を捨てる、形も分からない寂しそうな気配と。
忘れてはいけなかったはずの人だったという、不確かで曖昧な印象だけだった。

何度思い出そうとしても、出てくるのは白い部屋から始まる記憶だけだった。


あなたは牧志の「声」を忘れる

あなたは牧志との「会話」を忘れる

あなたは牧志に向けている「感情」を忘れる


……あなたは牧志との「思い出のすべて」を忘れる。


消えた
KP
ごっそり思い出しちゃった記憶が一気に消えました。
割と終盤です。
佐倉 光
なるほどー
牧志が消えちゃったらもう俺の人生高校卒業あたりから数十年間なんもないんですけど……
一人で行動していた記憶が途切れ途切れに思い出せるだけだ。
KP
牧志も「佐倉さんの記憶が消えたら俺の記憶ほとんどなくなる」ってどこかで言ってたし、そんな二人なんだなぁ。
このルートだとそれからの数十年間がまるっと消えてしまうし、そもそも自分が今どんな存在なのかも一緒に消えてしまうのか。やばい。
一人で行動していた時の記憶だけはとぎれとぎれに思い出せても、それが何のためだったのか思い出せない。
佐倉 光
人の記憶捨てんなー!

佐倉 光
牧志、という人間がいた。
忘れてはいけない存在だった。
そのひとに会いに行かなければならない。

それ以外のことが全く分からない。
俺は、高校を卒業してから悪魔退治屋に専念して、それから、ずっと一人で彷徨っていた気がする。
随分と長いこと、常に何かを探して、焦っていた。
俺はずっと、何をしていた?

牧志とは誰だ。
どうして会いに行く必要がある?
花吹雪に埋まってしまった記憶の中に、求めるものは見つからない。
KP
忘れたくない人だった。
忘れてはいけない人のはずだった。

牧志。
残されたのはぽつりと一つ、不思議と呼び慣れたような名前だけだった。

狭く、暗い箱の中。
歩いても歩いても先の見えない道を、あなたはずっとひとりで彷徨っている。
牧志という名がそこから出るための光なのかどうか、それすらあなたには分からなかった。

手が、ぴくりと痙攣したかのように一瞬動く。

気がつけばあなたは変わらず箱の中にいる。
先程光を放っていた花は、もう光ることも痛みだすこともなく、静かにあなたの首を縛るように彩っていた。
KP
SANチェック成功時減少 1失敗時減少 1D3》。
佐倉 光
1d100 58 SAN Sasa 1d100→ 97→致命的失敗ファンブル
SAN 58 → 55
佐倉 光
何を忘れたのかも分からないのに、胸が激しく痛んだ。
佐倉 光
何を忘れようと、どこへ帰るべきかも分からなくなろうと確かなことは、
この棺桶は俺の居場所じゃないってことだ!
KP
もう、拳には殆ど力が入らない。
あなたがゆっくりと緩慢な死へと向かってゆくのは、もう疑うべくもなかった。
それでも身体に残された力を振り絞り、あなたは抗う。
KP
ふと気がつけば、自身に絡まっていた蔓の締めつけが弱まっていた。
何があったのか、蔓の動きが鈍くなり、身体の上をゆっくりと蠢くだけになっている。

これは、チャンスかもしれない。
KP
壁に対して〈こぶし〉〈キック〉〈頭突き〉のいずれかで攻撃を行える。(説明略)
佐倉 光
1d100 51〈こぶし〉 Sasa 1d100→ 40→成功
えらいぞ佐倉。
1d3 Sasa 1d3→1
へちょパンチだけど。
佐倉 光
全身に残った力を振り絞って力をかけた。
先ほどから音がするあたりを渾身の力で押す。叩く。
KP
バキ、とすぐ近くで木の割れる音がした。
はっきりとした、確かな手応え。

とうとう蓋を割ったのだと、確信する。
同時に、心臓が大きく鳴る。
激痛と共に胸を突き破って、何かが咲いた。

痛みに悶える力ももう体に残っていないのか、ただ茫然とそれを受け入れることしか、あなたにはできない。
服ごと胸の皮膚を突き破り、血に染まった白い花がそこには咲いていた。
佐倉 光
胸が突き破られ、なにかが胸で開いた。
血が服にしみ込んでゆく。
今度は俺から何を奪うんだ、この花は……

ああ、心臓が破れているんだ、もう死ぬのかもしれない。
KP
花に対して〈博物学〉〈生物学〉【知識】で判定。
三つ全ての技能で振ってよい。
どれか成功すれば成功扱いとなる。
佐倉 光
1d100 10 〈博物学〉 Sasa 1d100→ 100→致命的失敗ファンブル
1d100 1 〈生物学〉 Sasa 1d100→ 73→失敗
1d100 47 【知識】 Sasa 1d100→ 61→失敗
KP
血に染まった白い、白い花が、あなたの視界を白く染めていく。
誰かの記憶が、あなたの失われた記憶にゆっくりと入り込んでくる。
ゆっくりと揺れる星形の花は、あなたの知らない形だった。

いつまでもあなたと一緒。
そんな言葉だけが、ふっと頭の奥に浮かんだ。
佐倉 光
とりあえず体中に咲いている花は「忘れるな」と訴えていることは分かった。
でもってなんか特殊環境で生きてた女性? 実験体? が、もう記憶にない誰かを好きだったことは分かった。
やたら花が出てくるから花の怪異なんですかねーぇ
で、どうしてそいつが佐倉をボコボコにするのかはよくわかんない。乗っ取ろうとして寄生してんのかな? くらいしか。
そうだなぁ、その女性を復活させるために佐倉の体を苗床に花に残った記憶を植え付けて乗っ取ろうとしてんのかな?
すると佐倉を箱に押し込めたのは「あなた」かな? と思ったりねー。
とはいえもう目玉も心臓も潰されてるから、これどういう状況なんだ??? ってなっとる。
KP
ふわりと揺らぐ意識が、奇妙な夢を見せた。
『あなた』の死ののちも生きて、記憶を長い間大切に思う『私』。だが、記憶は薄れてゆく。
佐倉 光
おっ。「あなた」は老衰で死んでるのか。
そうすると「わたし」の単独犯かぁ。

KP
ふわり。

微睡んだ意識の中、あなたは彼の名前を思い返す。
何度も呼んだはずのその音が、その文字列がゆっくりと霞んでいく。
あなたの記憶から零れ落ちていく。

どこかへと、消えていってしまう。
佐倉 光
何故大事なのかもわからないのに、失うのを嫌だと思った。
牧志浩太。
何度も呼んで、何度も呼ばれた。
それが俺たちにとって、大きな意味を持っていた。気がする。


俺が忘れたくないのは誰だ。

わからない。
KP
失いたくない。
忘れたくない。

忘れたくないのに。
忘れたくなかったはずなのに。

何一つ、何一つ思い出せない。

あなたの中にはもう、「忘れたくなかった筈だった」という、
途方に暮れたような喪失感が、ひとつ残るだけだった。

どうして忘れてしまったのだろう。
あなたはながい月日の果てに、その人と別れたのかもしれない。

きっとそのひとは、もういないのだ。
だから、忘れたくなかったのに、忘れてしまったのだ。
忘れてしまったのに、あなたはこうしてここに生きているのだ。


あなたは___の「名前」を忘れる。


つながりの記憶
佐倉 光
浩子さんたちが牧志と関係ない人として思い出されるのわけ分かんないな。
KP
ああー、それはわけわかんないなぁ。
浩子さんたちや東浪見や、牧志が発端で知り合った人や、出会った人はどうなっているんだろう。
もしかしたら浩子さんたちは牧志の記憶扱いで一緒にとられているかもしれない。
佐倉 光
ただの似た人で牧志関係ないじゃないですかー!
東浪見とはいつの間にか友人になってた扱いだし、目茶苦茶世話になってるけど、一緒に行動した記憶が殆どないとかいう謎現象に。
KP
そう謎現象。
なぜか知り合うはずのないギャップのある友人ができていて、世話になったはずなのに一緒に行動した覚えはほとんどない。

佐倉 光
俺はどこかへ、どこかへ行かなければならないんだ。
この箱から出ること?
違う、もっと大事な、長いこと一緒にいたはずの誰か。
名前も、性別も分からない。
どんな奴かも、どうして知り合ったのかも、どうして大事だったのかも。
なにひとつ思い出せないというのに、行かなければならない、忘れてはならなかった、という気持ちばかりが空回りしている。

なくしたのなら、捜しに行かなくてはならない。
だからきっとここを出て、『どこかへ』行きたいのだ。
その人が何者で、どこでどうして失われたのか、思い出すために。
KP
手が、ぴくりと痙攣したかのように一瞬動く。

目の前に光が見えた。
箱の隙間から、一筋光がさしている。
きっと、とうとう箱が開いたのだろう。

身体に巻きついていた蔓も、花も、なにもかもが動かなくなっていた。
引き剥がそうとするのなら、容易に引き剥がすことができるだろう。

不思議と、先ほどまで体を襲っていた痛みや不快感は全てなくなっていた。
むしろ、どこか軽く感じるかもしれない。

帰らなければと空回りしていた気持ちが、曖昧に滲む。
今となっては、どうして焦っていたのかすら、ぼんやりとしていた。
佐倉 光
体に巻き付いた蔓を剥がし、箱の外に出ようと藻掻く。
おかしいな。
心臓を破られているのに、どうして俺は生きているんだろう。

俺はどこへ行きたかったんだろう。

ほんの少し前まで、強く思っていたことがもう捉えどころがなくなっている。


蓋を押し開けようとしながらふと思った。
……俺は、どこへ帰ればいいんだろう?
佐倉 光
住んでた場所も分かんないんですけど……
KP
きい、と微かな音がした。
今までの苦労はなんだったのか、すんなりと箱は開いた。

白い光が溢れ出す。

KP
あなたは白い部屋に立っていた。

清潔な空間には、ベッドと精密機器が置いてある。
どこか見覚えのある病室だった。

暖かな陽光が差す部屋の中で、誰かがベッドに横たわっていた。
顔に白い布をかけた誰かは話すことも、動くこともなく、ただそこにいる。
佐倉 光
ああ。ここは知っている。
記憶にある……部屋だ。
ここから始まった。

体中の痛みも消え、すんなりと起き上がれたことに少し驚く。
血は、出ていないのだろうか。
KP
痛みも、血もない。
指先から花も咲いていなかった。

じわりと記憶が広がる。
ここであなたは、「あの人」と出会った。
出会って、話して、
数えきれない程の時間を過ごしてきた。
佐倉 光
どういうことだろう。
記憶が曖昧だ……

ああ、しかしここはよく覚えている。
これは俺の記憶か? 『わたし』のものか?
境界が、曖昧になっている……
佐倉 光
ベッドに横たわった人の様子はどうだろう。
……生きているのか?
近づいて様子を見る。
KP
あなたが一歩進んだその時、窓から風が吹いた。
柔らかな風と共に布が空に浮き、ぱさりと顔の横に落ちていった。
そして、肌があらわになった。

そこにいたのは、知らない「誰か」だ。
もうすでに生気を失っているのか、穏やかに瞼を閉じたままの、真っ白な顔がそこにはあった。

この顔をあなたは知らない。
性格も、好きなものも、なにも。
この人の名前すらあなたは知らない。

それなのになぜかとても悲しくなった。
佐倉 光
これは誰だろう。知らない。死んでいるのだろうか。知らない。
佐倉 光
ただ、哀しい。これは、忘れてはいけなかった誰かだ。
佐倉 光
異常成長した植物が人間の体欲しがった……って感じでもないみたいなんだなぁ。
KP
忘れてはいけない。ふと、手が痙攣する。
KP
【POW】×5で判定。
佐倉 光
1d100 75 Sasa 1d100→ 45→成功
KP
手に鋭い痛みが走る。
手の甲をとがった何かで突き刺したかのような痛みだ。

筋肉がひりつき、思わず片手で押さえてしまう。
けれど手のひらを見ても血は出ておらず、怪我もしていない。
佐倉 光
痛い。
手を見下ろす。

一体今のは何だったのか?
置いていかれるのはもう嫌でした。
置いていくのも嫌でした。

あなたのいない世界で生きていくのが嫌でした。
あなたのいない世界で生きていけてしまう自分が嫌でした。
KP
風が吹く。柔らかな日差しは雲に覆われ部屋に影を落とす。
暗くなっていく室内はどこか虚しかった。
見上げた空は曇り空だった。

意識が白に溶けていく。
佐倉 光
俺は、何を見ているんだ。
夢なのか。記憶なのか。
KP
先程まで見ていたのは夢だったのか、記憶だったのか。
気がつくと、あなたは箱の蓋を開け、外に出る所だった。
佐倉 光
「わたし」の記憶の愛しい誰かも、佐倉の目線からでも何も分からない状態で見ていたのかな。
「わたし」の記憶が曖昧になって忘れているから、佐倉からもやはり分からん感じかな。
KP
何も分からない状態でしたね。
最初の内は表情などは見えたけど、誰なのかは分からないまま。

KP
外は、真っ白な空間だった。
目の前には、先ほどまで自分が入っていた長方形の箱があった。

開けた箱からは、堪え切れないように花がいくつも飛び出していた。
様々な種類の花がちぐはぐに咲いていて、そのどれもが真っ白だった。
どれも見覚えがある。あの箱の中で、あなたに咲いた花だった。

外から見れば、箱は独特の形をしていた。
長方形の木製の箱。顔の位置に窓の設けられた蓋。
それは、棺だった。

その棺の中に、みっしりと詰められた花に抱かれて誰かが眠っていた。
佐倉 光
どういうことだ。
俺は今までここに入って……
いたんじゃないのか?

しかしここには既に誰かが入っている。

眠っているのは誰なんだ。
花に埋まっている誰かを見下ろす。
KP
棺の中には── あなたがいた。

あなたは狭い箱の中で、静かに目を閉じていた。
その体の節々、指、腕、目、首。至る所から花が咲いている。
心臓からは一際大きく、真っ白な花が一輪咲き誇っていた。

花に囲まれた自分はひどく落ち着いて見えた。
肌は透き通るように白く、穏やかな顔で静かに佇んでいた。

それはまるで、いまから葬られるあなたを見ているようだった。

……手元に視線が落ちる。
自身の手を見れば、うっすらと透けていた。
佐倉 光
これは……俺か。
俺は死んだのか?
あの箱の中で、心臓を突き破られて、花に食われて死んだのか?

どうしてこんなことになったのだろう。
どうしてここに来たかはおろか、俺が何をしていたかもあやふやだ。
こんな状態じゃあきっと臓器もぐちゃぐちゃだ。道返しの玉も効果はないだろうな。

何かが大きく間違っている気がする。
俺にはしなければならないことがあった気がする……
KP
あなたは、何をしなければならなかったのだろうか。
あなたは、誰を忘れてしまったのだろうか。
あの白い部屋で別れたのが、あなたが忘れてしまった誰かだったのだろうか。
大事な人と別れたのは、あなたの方だったのだろうか。

記憶の中にはただただ花が降り積もり、なにひとつ答えはない。
佐倉 光
自分の体をよく見る。
KP
あなたの身体は手と同じく、うっすらと透けていた。
KP
「とても大切な人がいたんです」

棺のすぐ側から声が聞こえた。
真っ白な花が一輪、棺の横で咲いていた。

よく見れば花の根が棺へと向かい、蔓のように伸びて、棺の中のあなたに絡みついているようだった。

「けれど一緒にいけなかったのです。」

花から声が聞こえてくる。
それは、あの白い部屋の記憶の中で聞いた声だった。
記憶の中で忘却を嘆くのは、男か女かわからない不思議な声色の声だった。
佐倉 光
「俺の記憶に入ってきたのはお前か」
佐倉 光
「俺の体、返せ」
何故か、こいつだ、という確信があった。
佐倉 光
「あんたに何があったか、なんとなく分かったよ。
だからって俺の体をくれてやる義理はねぇよ」
流れ
佐倉 光
でも大体こういうシナリオって、まず相手のお話聞いてあげる流れになってない? って思ったりなんだり。

「見ている」から視覚はあるので植物ではないのかと思ったけど、やっぱ植物か?
だとするとやっぱ「あなた」はだいぶ変人さんではある。
KP
実はそうです。>まずお話
が、そこは遠慮なく流れを調整します。遠慮なく身体カエセしてください。

元々このシナリオKPレス(KPを立てて回すのも可)なもんで、KPレスゆえの行動確定描写とかはガンガン調整してます。
佐倉 光
途中で「そういえばこれKPレス……ってことは基本眺めるヤツか」って思い出しました!
調整ありがとうございます。

とりあえずいきなり引きむしったりするのは控えます……
KP
いきなりむしったり攻撃したりしてもいいんですYO。
佐倉 光
考えてみれば今佐倉実体ないですしねー!
KP
ただ、そう。むしれるかどうかはちょっと疑問。>実体ない

KP
「せめてまた会えることを祈って、長く生きました。
けれど、その代わり記憶を失っていきました。

もうほとんど覚えていないのです。
覚えているのはただ、大切な人だったということだけ。

あなたも、そうではないでしょうか。
ここを出てどこへ行くのか、もう分からないのではないでしょうか」
佐倉 光
「分かんねぇよ。
だけどそれは、あんたが俺に入り込んで埋めたからだ。
勝手に道連れにしないでくれ」
この花は悪魔か。
ありふれた花に擬態する寄生植物か?
謎植物に手を伸ばして掴もうとする。
KP
「わたしは、諦めきれませんでした。
今度こそ彼と一緒にいきたかった。
彼が再びこの地に生を受け、わたしに会いに来てくれることを祈って、待つほかなかった」

あなたの手は、するりと花をすり抜けた。

「もう覚えてはいないでしょうが、あなたは縛られていました。
がんじがらめに縛られて、縫い留められていた。
そして、少しずつ擦り減って、歪もうとしていた」

花は淡々とあなたに語る。
自身から伸びる蔓を動かし、あなたの方へ伸ばしてくる。

「わたしに、あなたの体を下さりませんでしょうか。

渡してくれるのであれば、あなたはこのまま、ゆっくりと花に埋もれるようにして眠りにつきます。
そうすればもう、あなたはこれ以上、縛られることはありません」
佐倉 光
「嫌だ。
縛られてんのは今じゃねぇか。
前がどうだか知らないが、今のは間違いなく俺の意思じゃねぇ」
佐倉 光
「出ていけ。
俺は生きて、」
佐倉 光
「生きて……」

生きて、なんだったかな。
佐倉 光
「とにかく、体を返せ」
TALK
佐倉 光
割と予想当たってた感じか。
KP
そう、割と予想当たってました。
植物である「わたし」の単独犯。
佐倉 光
協力を申し出る、はシナリオになさそうじゃねー
アウトでも「協力してくれるなら体くれ」で済みそうだし言ってみるかなぁ?
KP
シナリオになくても大丈夫ですよー 面白いしどうぞどうぞ

佐倉 光
「あんたは俺の体を取ったからって、そいつがどこで何をしているか分かるのか?
そいつは花まみれの男に言い寄られて嬉しいのか?
そもそもそいつは老衰で死んでんじゃねぇか。
境界越えてんだよ。
もうそいつはいない」
KP
「彼はもういません。
けれど、いつか、いつか再び芽吹くでしょう。

彼が再びこの地に芽吹き、わたしに会いに来てくれることを祈って待つと、そう決めました」
佐倉 光
「……俺を解放してくれるなら、協力してやってもいい」
KP
協力を申し出られると、花はすこし迷ったようだった。
どこか口惜しそうに、ぽつりとつぶやく。

「それはできない」

「わたしは根を張り、花咲くことしかできません。

わたしにもう力はない。
体を下さらないのなら、このまま朽ちていくのみでしょう」
佐倉 光
「そうか」
佐倉 光
「そうとしか生きられないんじゃ仕方ねぇな。
俺も譲ってやる義理も理由もない。

体と記憶を返せ。
大体そういう相談は取る前にやれクソが。
自殺志願者を選べ」
平行線
KP
協力は面白いから惜しいんですが、シナリオ読んだところ「根を張って記憶を食い尽くす」とあったので、共存無理なタイプの花さんかなと解釈しました。
佐倉 光
しようと思ってた協力内容はねー、
ひとおもいに火を放って殺す
自殺志願者を探す
かな。
その人を探してやるまで付き合う気はないな、さすがに。見つかるかも分からないし。
そもそも記憶を取り戻したら、付き合ってやるのは無理だなってことになるんだけど。
KP
なるほどー。
この花本当にカッスカスになってて、最後の力で佐倉さん乗っ取ろうとしたので、今から探す前に枯れちゃう感じですね。

 >取る前に相談しろ
本当にそう。
佐倉 光
本当は有無を言わせず取る気だったけど、抵抗が強いから降伏勧告した感じかな。
KP
有無を言わせず取ろうとしたしそうしたけど、抵抗が強くて無理だったので最後の足掻きで降伏勧告? 泣き落とし? 説得? しようとした感じですね。

KP
花はしばらく悲しげにうなだれていたが、最後の抵抗をするように、にわかにうごめきだした。

花があなたの頭に向かって、枯れかけた蔓を伸ばす。
その瞬間、脳を掻き回すように思考が乱れた。

「ひとつぐらい、もっていかせて」
KP
【POW】10との対抗ロール。
佐倉 光
15と10の対抗で+25。
1d100 75 やらん Sasa 1d100→ 71→成功
佐倉 光
あぶない!
佐倉 光
うるせぇ、ひとつだってやらねぇよ。俺のだ!
佐倉 光
人の記憶持ってく意味が分からんぞ!! 不確かな記憶の代わりにするつもりなのかな?
よほど人が来ない場所にいたのかな。
佐倉は調査のためにそこに踏み込むとかしたかな。
KP
実はこの花は…… というのは終了後に。

KP
ふわり。
あなたの頭の中に映像が流れた。

それは知らない記憶。
知らない誰かの姿。

流れる光景を掴んで手繰り寄せようとしても、水のようにするりと手の中を通り過ぎて行ってしまう。

ともに話した言葉を、起きた出来事を、過ごした日々を。

あなたは知っていた。
知っていた筈だった。
KP
もう一度、花【POW】10との対抗ロール。
佐倉 光
1d100 75 やらねぇっつの Sasa 1d100→ 17→成功
佐倉 光
誰だ。誰だか分からないのに、手放してはいけない気がする。
KP
流れる映像の間、誰かが笑った。
自分の知らない誰か。

その誰かはあなたを見ていた。
笑って、泣いて、怒って、叫んで、苦しんで、そうしてあなたの前にいた。

この視線を、この仕草を、この表情を。
あなたは知っている。

霞んで不確かなその表情を、あなたはきちんと覚えていたはずだった。
KP
もう一度、花【POW】10との対抗ロール。
佐倉 光
1d100 75 おまえはだれだ Sasa 1d100→ 22→成功
佐倉 光
実体のない手を頭に突っ込んで、声を限りに叫んだ。
必死で手を伸ばす。
誰だか知らないそいつの手を、どうしたって取らなければならないと思った。
KP
叫ぶ。
叫ぶ。
何もない空間に声が響いた。

「 ──!」

どこからか、あなたの名を呼ぶ声が聞こえた。

その声をあなたは知らない。
けれど懐かしかった。
どうしてかその声を聞くと、強い想いに駆られた。

誰かが、あなたを待っている。

誰が、どうして。
この声を覚えていたはずだった。
知っていたはずだった。

知って、いた。
知っている!

ふわりと手が何かを掴む。
佐倉 光
それを掴んで死にの狂いでたぐり寄せる。
なくしてはいけなかったものだ。
俺のためにも、そいつのためにも!
消えた牧志
佐倉 光
ものすっっっごい久しぶりに『対の棲みか』の部屋開けたら、牧志君の絵を参照していた元の部屋が消えたらしく、
佐倉一人で部屋にいて、なんとなく今の状況に重なっちゃったよ!! 
(ココフォのお部屋掃除していた)
KP
ああっ!?
こちらが部屋整理したせいで牧志の記憶が佐倉さんから消えちゃった!?
佐倉 光
波照間さんの地獄はまだ消してなかったから、その後にやったどれかがそうだったんだろうなぁ。
私も余程節目のやつしか残していないし。
残す意味もないと言えばないですしねー
KP
いつぞやのキャラシートロスト事件の時は残っていた部屋がめちゃくちゃ役に立ったけど、レアケースですしね。
ココフォリア最近過負荷の気配なので、不要な部屋は消しておこうかと整理した時かなぁ。

牧志のいない対の棲みかの記憶……。
佐倉 光
逆に面白いから撮ってきちゃった

私も今は「そこにしかいないであろうキャラクター」がいる部屋以外は消してるし。
そういえば公式の機能でキャラコピーできるようになったから、また改めて自キャラの待機所に移せばいいんだよな。
KP
あ、わかった、部屋じゃなくて、ロストPCや単発PCなどの使っていない絵を整理した時ですね
画像一覧があんまりにも重いという実用上の問題が出ちゃって画像整理したときに、痣無し牧志の絵をココフォリア上から消した時だ

公式でキャラコピーできるようになったのはめちゃくちゃありがたい。
牧志もありがたいことに差分多いし。
佐倉 光
ああー、なるほど! 痣ナシ牧志はもう出番ないはずでしたしね!
KP
そうそう!
差分数も多いからココフォリア上から消したんでした 意外な所で出番が出ましたが(ココフォじゃないけど)
佐倉 光
牧志だけで100近くなかったっけ……
半NPCとして使うものもあるから全部をお渡ししたわけではないですが。
KP
基本差分30パターン(全部使い切れていませんが、ひょんな所で出番があったりします、ありがとうございます!)に痣無し痣あり病院着に塔、それにたまに特殊差分で、100はありそう。
佐倉 光
髪伸びたり包帯巻いたりしてますしねー
痣が呪文化してるのもあったか。
自分で描いたヤツは気が乗ればいくらでも差分作れて楽しい。
KP
うんうん
ああー、ですね。それもあった。>シフター牧志

本当にいつもありがとうございます
牧志の「表情がよく変わる」をビジュアルでちゃんと示せるの嬉しい

KP
遠くでぱきりと、何か硬く小さなものの割れる音がした。

あなたを土に咲き乱れる花々が一斉に萎れていく。
KP
あなたの手に握られていたのは、一枚の紙だった。
くしゃくしゃになった紙には、何か文字が書かれている。
佐倉 光
手を開いて、紙を見てみる。
何か、大事なことが書かれているという確信がある。
KP
そこにはぐちゃぐちゃに乱れた文字、恐らくはあなたの文字で、こうあった。
たった一言。


『牧志浩太』


KP
その瞬間、辺りに白い何かが飛んでいく。
花びらのように舞っていくそれは、すべて紙だった。

それらはすべて、彼の記憶だった。
見覚えのない記憶が、ひどく乱れた、
しかし一つ一つ刻みつけるようなあなたの文字で、記されていた。

それは、見覚えのない記憶ではなかった。
忘れてしまった、大事な記憶だった。

ゆっくりと白に視界が覆われていく。
その中で、あなたは忘れてしまったものを、少しずつ思い出していく。

彼と初めて会った時のこと。
少しずつ変わっていった関係性のこと。
「相棒」と呼ぶまでの日を。
それからともに生きた日々を。
あなたと彼が、あの塔に閉じ込められた時のことを。

それからの、孤独で大事な日々のことを。
変な夢で見た意外な一面のことを。
ともに酒を酌み交わす夢のことを。
たまに弾く楽器のことを。

表情を、
声を、

名を────。
佐倉 光
ああ。牧志。
何かを信じることもできずにいた俺の手を引いて、人の世界と楽しみを教えてくれた、相棒。
もう数え切れないほど助けて、助けられて、一緒に歩くのが当たり前になっていた。

帰らなきゃ。
俺はあいつの所に、帰りたい。
縛られているんじゃない。
俺は望んでそこにいる。
KP
その一つ一つが、いまのあなたを取り戻し。
その一つ一つが、あなたの中の彼を取り戻していく。
全てが重なって、脳内でまばゆく光る。
KP
全てのことはいつか忘れられる。
いつかあなた達がすべてを終えるとき、あるいは道なかばに運命を断たれるとき、
身体と共に、土へと還っていくのだろう。

それでもいまここにある記憶は、あなたのものだ。

あなたの経験は、抱えた感情は、あなたしか持っていない。
彼ですら本当には知ることのない、あなただけの記憶。

けれどもあなたがともに歩むために、欠かしてはならない記憶だった。
佐倉 光
横たわる自分の体に近づく。
俺は、俺の在るべき所に戻らなきゃ。

他人に、交渉する気すらない悪魔に、情けをかけてやる余裕はないんだ。
KP
まっさらの脳内が情報で溢れ、曇っていく。
紙が幾重にも重なり、あなたの周りに集まる。
眠るあなたの顔に体に、ここにいるあなたの顔に体に、影が落ちる。

枯れてゆく花に包まれて眠るあなたが、手を取ることを望むように、静かに手のひらをこちらに向けた。
佐倉 光
記憶の紙を残らず集め、自らの記憶として持ち帰る。
バラバラに飛ぶ紙を、記憶を、ひとつひとつ受け止めて本のように束ね、
眠る自分の手に乗せた。
KP
ひとつ残らず集められた記憶を、その手に抱いて。
眠るあなたの口元が、にやりと歪む。

あなたは、
心の底から満足そうに、笑った。

白く染まっていく視界の間で、
彼か彼女かあなたか花か神か。
誰かが、笑った気がした。
佐倉 光
ああ、これでいい。
白に溶けてゆくような心地の中目を閉じた。


私ね、あなたのこともう思い出せないの。
姿、形も。どんなことを話したのかも。
それでも私、ちゃんと生きますから。

また会えるその時まで、頑張って咲き続けるから、

今度こそ
「一緒に、いきましょうね」

花びらが一枚、落ちていった。



KP
目が覚める。

昼前の光が眼に射し込んだ。
真っ先に感じたのは、体の節々のじくじくとした痛みだった。
佐倉 光
うう……痛ぇ……
うめき声を上げて、まず手の動きを確認。動くか? 折れていないか? 形は残っているか?
佐倉 光
そしてふと悪夢のような出来事のことを思い出し、慌てて自らの胸に手をやる。
KP
そこは白い部屋でも棺の中でもなく、ビジネスホテルの一室だった。

体の節々が痛むが、手は問題なく動く。
胸に手をやっても花は生えておらず、身体のどこからも蔓は出ていない。

どれほど時間が過ぎたか分からないが、どうやらあなたは床に倒れていたようだ。
体の節々が痛むのは、そのせいだろうか。
佐倉 光
いてぇ……俺、なんて姿勢で寝てんだよ。
あれは夢だったのか? 幻覚?
KP
傍に、手帳とペンが落ちている。

ページを捲っている暇さえなかったのか、手帳から破られたらしい紙が辺りに散乱していた。
それらのどれにも、何か文字が書かれている。
佐倉 光
なんだこれは。俺が書いたのか?
紙きれを拾い集める。
KP
そのどれもに、あなたの字で牧志のことが書かれていた。

彼と初めて出会った時のこと。
それからの出来事。
表情。
思い出。

そして、名前。
佐倉 光
「……」
ごま粒のような細かい字で、呪文か何かのようにこまごまと書き記されたそれらは、大事な記憶である。なに一つ偽ることのない、正直な気持ちである。
佐倉 光
そうではあるが……
佐倉 光
我ながらちょっと度を超していて気持ち悪いレベルだな。
俺、またあいつに依存しているんじゃないだろうか。
KP
ふと手の甲が痛んだ。
そこには、ペンで刺したような怪我がひとつ。

落ちているペンの先には、赤い液体が滲んでいた。
名前が書かれた紙も、また。

あれは、夢ではなかったのだろうか。
刻みつけられた文字の羅列は、あなたがそれだけ、忘れたくないともがいた結果かもしれない。
佐倉 光
って、そんな場合じゃない!
時間は!? まだ帰還予定の時間に間に合うだろうか?
経過時間とパンドラの塔
KP
さて、出目がよかった(佐倉さん頑張った!)ため、記憶を失って戻ってくることはありませんでした。
「どれくらい時間が経過しているか」はシナリオにはないのですが、どう……します?
当日中でまだギリギリ間に合うことにしてもいいし、数日くらい経過していて牧志を大変なことにしてもいい。
佐倉 光
どうしようかなぁー!
お話的には間に合った方が美しいんだけど、このせいで間に合わなくて襲われるというのも面白可哀想ではある。
塔に戻ったら不穏な気配を感じて、「帰ってこなきゃ良かったかな」とちらっと思ってしまうあたりでしめると面白い?
KP
なるほど、それは面白いかも。ではそれで。
佐倉 光
パンドラの塔かな??
KP
佐倉さんの手元に残った希望(手帳とペン)……? でもその手帳は佐倉さんのだしなぁ。
佐倉 光
あ、そういうゲームがあるんですよ。
忌まわしい肉を喰うことで人の姿と心を保つ呪われた彼女を救うために、日々塔に挑んで化け物の肉を狩っては持ち帰る主人公。
彼女を真の意味で救うため探索は必要だけと、定期的に戻って肉喰わせないと彼女は理性を失った化け物になってしまう……みたいなげぇむ。
探索進めたいけど、ヒロイン放置しすぎると化け物度が上がりすぎて食い殺されるので引き際が大事。
KP
あ、そうなんですね。知らなかった。
気にな、ああああーーWiiーーーー!
Switch版出てくれ~~~
佐倉 光
めっちゃくちゃ面白いんですよ……
ワーカーホリックの旦那が夜遅く嫁のところに戻る気分を味わうゲームだ って言われてて笑った。
KP
え~~~Switch版出てほしい……。これは気になる。明らかに面白そうじゃないですか。
そしてシチュエーション的に完全に塔の二人ですね。
wwwwwww
わかるけどもwwwww
佐倉 光
パンドラの塔やりたくなっちゃったけど、環境整えるのがーめんどいー
「鎖」が重要なファクターなあたり、全く意図してないけど結構似てる要素あるなって思いました。
KP
全然意図してないけど結構近い所ある。
やってみたいけど環境ーーーッ
佐倉 光
パンドラの塔とか斬撃のレギンレイヴとかタクトオブマジックとか、Switchで出して欲しいなぁぁぁー!
KP
ああーー、タクトオブマジックも出してほしいなーーーーー!!
いやほんとパンドラの塔Switch版欲しい……、めちゃくちゃ気になってきたけど今からWii引っ張り出すのは面倒すぎるゥウウ

KP
確認すると、実に数日が経っていた。
あなたはここで、数日間も倒れたままだった……、らしい。

向こうでは、一体どれだけの時間が過ぎたのだろうか……?

幸いその間にまた巡りが来ており、急げば戻れそうではある。あるが。
佐倉 光
「……マズ」
あっちでは一体どれだけ過ぎたんだ?
連絡は入れられそうか? まだ位相がずれているな……
無事かな、あいつ。
KP
ふと、喉の奥に異物感を覚えた。
あなたは思わず、咳き込んでしまうだろう。
佐倉 光
げほっ、と咳き込んだ。
KP
喉の奥に不快感が募る。
あなたは数度えずいた後、苦い液体と共に何かを吐き出す。

花だ。

それはあの時、服についていた花びらと同じ花。

白く、綺麗な、花だった。

どこかで花が散る。
曇り空のように地面に影が落ちた。


Call of Cthulhu
『花ぐもり』

END1 生還
 「今度こそ、一緒に生きましょうね」


KP
さて、連絡は入れられそうだ。
喉の異物感はもうなく、「花」を塔に持ち込んでしまう心配もなさそうである。
位相がまだずれていて、少々不安なものは感じるが。
佐倉 光
美しい花びらを暫く見つめて、ホテルのゴミ箱に投げ捨てる。
こんなものにかまっている場合じゃない。
佐倉 光
とにかく連絡だ。
トラブルが起きて遅くなってしまった。
そうとしか言いようがないな。
佐倉 光
COMPを立ち上げて、塔への通信を試みる。
KP
塔への通信を試みると、暫くして繋がった。
……その向こうから、ぞわりと背筋を逆撫でるような気配が伝わってきた。

あなたの人間としての、悪魔使いとしての本能が、ありありと伝えてくる。

この向こうに何か……、不味いものがある。
佐倉 光
「……牧志? おれおれ。佐倉。久しぶり。元気?」
おそるおそるではあるが、努めて明るい声で言った。
牧志 浩太
「……」
向こうから応答が返ってくるまでに、少し、いや、それなりに時間が掛かった。

通信の向こうの沈黙から、黴くさい風のような、異様な気配が吹きつけた。
牧志 浩太
「ふふ」
小さく、乾いた笑い声。
牧志 浩太
「さくらさんのこえがきこえる」
……どう考えても元気なようには思えない、表情をまったく感じない声がした。
佐倉 光
「牧志? おい? 大丈夫か?
お前ちゃんと食事とったり寝たりしてるか?」
背中が冷たくなった。
佐倉 光
「もうすぐ帰るから、ちょっと休んでろ、なっ? 風呂にでも入ってさ」
牧志 浩太
「だめだよ、おれ、まだそっちにいけない。
うふふふ、はは、なんでだっけ、でもだめ、だめだよ……、」

乾いた笑い声は、啜り泣きのような声に変じていく。
向こうから、壁に爪を立てるような、かりかりという音が聞こえる。
佐倉 光
「すぐ帰るから! そこにいるんだぞ! いろよ!」
通信を切らないままに足早に悪魔使いの神秘の道具を売っている店へ急ぐ。
ありったけ財産はたいても、命を守る道具と魔法に対抗する道具、悪魔カードをできるだけ仕入れてから行かないと……全てが終わる。
魔法反射のお守り。瀕死の人間を回復させる強力な薬。マッスルドリンコ。
一時的に身体能力をアップさせる魔法薬に、投擲で発動する簡易トラップ。
できるだけ高レベルの悪魔の、相手を行動不能にする魔法。

アイテム類を次々と籠に放り込みながら、牧志に話しかけ続ける。
言葉を忘れたら終わりだ。

支払いが終わったら即、突入ポイントに移動。
佐倉 光
「ほらもうつくから! いろよ? そこにいるんだぞ! 早く会いたいなぁー!」
ああもう早く繋がれよ!
佐倉 光
塔へ突入する!
佐倉 光
……なんか魔王城に挑むみたいな気分だ。
KP
あなたは覚悟を決めて、ずっと帰りたいと願っていたはずの場所に……、突入した。
KP
そこは見慣れたあなたの居場所では、なかった。

並び立つ本棚はねじ曲がり、見ているだけで思考を狂わされそうな角度で続いている。
そのすべてに、無数の爪跡が刻まれていた。

金色の明かりは消え、一番下の途方もないくらやみの中に本がうずたかく積もっているのが、辛うじて見えた。
牧志 浩太
その底に、鎖に繋がれて蹲っている、「何か」がいた。

それは……、本当にあなたの相棒だったのだろうか?
ここは、本当にあなたの帰るべき場所だったのだろうか?
佐倉 光
うわ。やべぇ。
戻ってきたことを一瞬本気で後悔した。
塔の中を、真っ赤な血のような染みが這い上って蠢いていた。
突入時、一瞬通信が切れた間に一体何があったのか。
佐倉 光
「た、ただいまー? 遅くなってごめんな?」
牧志 浩太
異様な圧力が吹きつける。
塔のすべてに泣き叫ぶような嵐の声を響かせながら、「それ」はあなたに襲いかかってきた。
佐倉 光
「うわーっ!? ストップストップストップ! 俺俺! 俺だってば! 佐倉!!」
叫びながらも魔法反射!
佐倉 光
「ったく。またやり直しかよ……牧志」
ありったけ持ち込んだ武器や防具に触れ、次の一手を考える。
佐倉 光
「今度はお前が思い出す番だぁ! くらえぇ!」


どこまでも一緒に、いきたいからさ。



KP
Call of Cthulhu
『花ぐもり』

今度こそ、END。
ありがとうございましたーーーー!
佐倉 光
ありがとうございました!

必死のバトル終盤で、佐倉が『気持ち悪い』と称したメモうっかりばら撒くからな!!
KP
それは半分異形になった手で拾い上げてぼろぼろ泣いちゃう。
▼生還報酬
KP
そのメモ、こんな効果を持つ「AF」なので、きっと牧志当人にも何らかの効果があります。
AFになった理由は後述。
佐倉 光
騒動でほとんど燃えちゃって数枚だけ残るのかな。
KP
シナリオ的には特に理由決まっていないけど、騒動でほとんど燃えてしまって、最後に残った一枚っていうのもいいですね。
佐倉 光
どれ選ぶかは迷うなぁー
「名前」は大事なファクターなんだけど情報量が少なすぎるんだよね。
やっぱり牧志がどういう存在かという情報が詰まった2かな。
KP
お、②なら帰る所を忘れずに済みそう。どうして帰りたいのかを忘れてしまっても。
佐倉 光
帰りさえすれば牧志がなんとかしてくれるって!

今回みたいなことになっていなければ。
KP
なっていなければ。
他の記憶をなくした状態で帰ってこんなことになってたら大変だ。
佐倉 光
目玉と心臓持って行かれていなくて良かったなぁ。
書き物しながらグロい夢を観たようだ。
KP
そうそう。あ、ではシナリオ背景。
【真相】
佐倉 光
またおまえか
KP
またおまえだったのです。
ヴルトゥームの花にも嫌な縁があるなぁ。
あの時も牧志に襲われたし。
佐倉 光
やりようによってはありがちな美談になるやつにいやーな関わり方しちゃったなぁ。
KP
なんですよね。
全くなんてもんに意識を芽生えさせた上に処理しないで死ぬんだ男ったら。
佐倉 光
男が気付いていなくてただの変人さんで、一方通行だと思っていたら通じていた、だと私的にオイシイ。
あ、でも「意識を芽生えさせる実験」だったのか。それなら通じていたと思っていたんだろうな。
どっちにしても一方通行ではあるんだけど。
意識があったらそりゃ生きていたいだろうと思ったから処分しないで人に託そう……と思ってたら託す前に死んだのかもしれんし、託されたヤツが信じなかったのかもしれん。
とりあえず力あるものを適当に放置するのやめてくださいと、そういうの処分する仕事だった黒衣の悪魔使いが言ってました。
KP
喧嘩したシーンがあるから通じてはいたっぽいですね。>花と男

最後に「一緒にいきたかった、一緒に燃やしてほしかった」って言ってたから、ちゃんと処理してくれていたら美談で終わったのに。んもう。

最後の方は男が老衰でだいぶ危うかったようなので、もうその頃には花の言葉は聞こえていなかったのかもしれないなー、とちょっと思いました。>処分しなかった
全くだ。>適当に放置
佐倉 光
ああそうか喧嘩とかしてたんだ。
早いうちにこれ意思持つ植物ではと思ったんだけど、喧嘩してるから違うのか? と思った。
そんで、もともと生きてた実験体の記憶を継いだ植物が暴走してんのかなと思った。
KP
実は最初っから花なんですよね。喋るとはいえ花と喧嘩する男。
佐倉 光
『わたし』のアクション、花でも辻褄が合うなぁと思ってはいたんですよね。そっかー。
通じてるならちゃんと彼女の望みを叶えてやれよぅ。
KP
全くだよぅ。>通じてるなら
ちなみにこの花、なんと一輪ではないそうです。
▼花について
佐倉 光
そうなんですよね。
さっきの真相見て質悪いなって思いました。
気持ちは分かるが、性質が変わらないなら根絶やしにしないといかんやつだ。
KP
完全に災厄なんですよ。
ちゃんと処分していってほしい。
▼一連の夢は何?
佐倉 光
なるほどー。また悪夢見てた。
寝ながら精緻な字を書き続けるのすごいな。
目をブチュンされたあたりで夢かなと思ったんですが、その前までは穴だらけにされて帰るのかなぁ後遺症痛そうだなぁと思ってました。
これ花人間になるとやっぱロストですよね。
KP
個人的には花持って帰れたら面白いなぁと思うんですが、ロストですね。

>探索者は体中から白い花が生えた状態で後日見つかる。
またその遺体の周りには、「忘れたくない人」についての内容が乱雑に書かれたメモが散らばっていることだろう。

となるそうです。
佐倉 光
ラストの対抗で負けるとやられたやつが現実になっちゃうのかな。
人間乗っ取って乗り物にするのかと思ったら生えるだけなのか。
これは万一あのひとが転生してても再会の望みないねぇ。
KP
ラストの対抗と途中の脱出箱殴りロールは後遺症に関係します。
箱の耐久について
KP
花の力は殆どなくなっているため、【POW】ロール失敗したり脱出に時間がかかったりしても、PCが自ら望まなければ乗っ取られないのですが、ちょっと記憶を持っていかれるようです。

佐倉さんの状況を交渉台詞に絡めた関係でカットしてしまったのですが、
記憶を取ろうとする時に「あなたが羨ましい」って言うので、単純に大切な人のことを覚えているPCが羨ましかったようですね。>記憶持っていく
佐倉 光
ああー、出目ロストはしないのか。
割と全体的に出目良くて助かったなぁ。
嫉妬で意味のないもの持ってくなー!
牧志がその人に似てたとかならともかくぅー!
KP
なのです。出目ロストしそうと見せて、出目ロストはしない話。
ので、【CON】〈こぶし〉でのロールが多いものの、調整はせずにシナリオそのままで行ってます。
佐倉さんの闘志が出目に出てたなぁ。
佐倉 光
尚更やらんわ!
KP
まったくだ! >やらん
あ、それで牧志の記憶を奪おうとした理由。
佐倉 光
はい
▼忘れたくない人について
佐倉 光
ああ、そこをとっかかりに奪おうとしていたのであって、それが目的ではなかったんだ。
今の佐倉にとってはとんでもなくでっかい記憶だったので有効ではあった。
それはもう強固に抵抗しまくったな。
KP
花が奪いたかったのは佐倉さんで、佐倉さんにとって一番キーになる記憶だから牧志の記憶を奪おうとしたんですね。
そう有効ではあった。でも、だからこそ花が力を使い果たしきるまで強固に抵抗した。
佐倉 光
佐倉が途中で自分の幼少の頃の記憶身代わりにしようとしてるのちょっと面白かった。
目的が「大事な人の記憶そのもの」じゃなかったなら「じゃあそれで」ってとられていた可能性もあるんだな。
花にも「家族は大事」と認識されなかった程度の佐倉の家族ェ
本編では巻き込まないために離れているんだけど、このルートだと普通に疎遠になってるだけっぽい。すっごい時間経ってるもんな。
KP
本編に比べてずっと前の話で、ずっと連絡を取ってもいませんしね。
ほとんど意識することもなくなってしまっていそう。
佐倉 光
牧志への感情が重すぎる。
KP
佐倉さんにとっての牧志の存在が本当に重い。
牧志と出会ってから本当に色々変わったもんなぁ……。
佐倉 光
このルートは特にね。
KP
この話、このルートに本当に合ったと思います。
忘れることの重みが違いすぎる。
佐倉 光
無二の親友であるとか相棒だとか好きとか家族同然とか腐れ縁とかそういう言葉じゃ足りねぇんだよぉ!
忘却は破滅だからねー
KP
互いに互いの運命を握りすぎているんだけど、それだけでもない。
同一存在になっちゃったNルートともまた全然違う。
佐倉 光
互いのこと忘れるなんて前にもあったねー、で済まないですからね。
これは本当にこのルートにあってる。
始まるまであまり気にしてなかったんですけどね。
Nはそれぞれのことに集中しても別に支障はないけど、このルートは常に一緒にいないとまずいことになりますからね、とくに牧志が。
だけど外に情報取りに行かないと手詰まり。
KP
そうそう。離れなければならないのに、離れてはいけない。
何よりも「助けに行けない」のはそうなんだなーって。
佐倉 光
今回の危機も牧志は知る由もないんだもんなぁ。
ただただ人間性すり減らして塔ごとえらいことに……
ビーストバインドかな??
絆がエゴ化しちゃった。
KP
なんですよね。
帰ってくる、と話した直後に佐倉さんが消えてしまった。
絶対何かあったに違いないと思っていても、助けにもいけない。
そのうち孤独と、忍び寄ってくる「佐倉さんはどこかへ行ってしまったのかもしれない」という信じがたいような気持ちと、人間を忘れていく日々で……。

なるほど牧志はあやうく奈落堕ちしかけていた。
佐倉 光
【絆:佐倉の帰りを待つ】

【エゴ:佐倉が二度と外へ行かないように取り込む】
とかに
KP
とかに。
牧志がそういう狂い方(佐倉さんへの絆がエゴ化)するのはこのルートだけなんですよね。
ここだけ、「追いかけて手を取る」「佐倉さんについていく」ことができない。
佐倉 光
たしかにー
外では一緒に歩けないからなぁ
KP
他のルートなら、普段の牧志なら佐倉さんの意思を曲げようとすることは決してなく、「自分がついていく」ことで佐倉さんの隣にいようとするんだけど。
このルートだけはそれができない。
佐倉 光
なるほどなぁー
KP
佐倉さんが意思を曲げられるのが嫌いなのは知っているし、牧志もまた我が強いのでそれが分かるから。
何よりも、佐倉さんに限らず、牧志自身が他人の意思を曲げるのが嫌いみたいなんですね、回答者Xでの回答を見ていると。
だから、牧志は自分がどうなろうとも、自分の意思で佐倉さんについていこうとする。

でも、このルートだけはそれができない、っていう。
佐倉 光
このルートの佐倉、
「佐倉自身にもどうしても戻らざるを得ない事情がある」のかなと思っていたけど、
「見捨てようと思えば見捨てられるのに、純粋に心情により見捨てることができない」の方が面白いかなー。

単に見捨てたら牧志が危険な存在になって厄災ばら撒くからってのもあるかもしんないけど。
理屈で一切説明(いいわけ)を付けられないほうが面白いかも知れない。
KP
見捨てようと思えば佐倉さんの方はいつでも見捨てられる、の方が面白い気がしますね。
見捨てられるのに、見捨てていいはずなのに、そこにいる。
そうそう。理屈でいいわけをつけられない。
それが分かっているから、牧志も「信じきれなくて不安定になる」なんてことを起こしてしまうのかもしれないし。
このルートはそこ不均衡な方が面白い気がします。
佐倉 光
ああー、確かに。
KP
自分のわがままで佐倉さん振り回していることを、佐倉さんが付き合ってくれているに過ぎないことを、牧志も分かっているんですよ。
だから、信じきれなくなる瞬間ができちゃう。
佐倉 光
戻らなくてもいい、だと牧志不安になってもおかしくないものなぁ。
佐倉は理屈優先の筈だもの。
KP
そうそう。付き合い続ける理由はない。
佐倉さんにとっても得はあるはあるけど、それでも負担の方が大きすぎる。
佐倉 光
あの花万死に値するな!
待ち続ける牧志の精神衛生状態がやばすぎる。
KP
でも、付き合ってくれているに過ぎない佐倉さんを手放すことはできない。それをすると自分が壊れてしまうことを自覚しているから。
それに、何よりも、佐倉さんを手放したくなんかない。
このルートの牧志には結構葛藤があると思います。重い。
佐倉 光
互いの感情が重すぎる。
KP
「対等な相棒」とは言えない関係性になっちゃってる。
佐倉 光
そりゃあなー、生きているときの全てを相手に依存しているような状態だもんなぁ。
このルートの佐倉もギャンブラーしてる場合じゃないぞ。
せざるを得ないって話したけど。
KP
ギャンブラーしてる場合じゃないのに危険を踏まざるを得ない。
佐倉 光
それはもう、『Hazy Night』は全てからの解放で救いだったんだなぁ……
KP
ですねぇ……。
そう思うと、本当にあの夢はこの二人にこそ必要なものだった。
佐倉 光
激重背景ではあるけど、何故か殴り合いはコミカルでいて欲しい気がするこのルート。
KP
わかる。>殴り合いはコミカルでいてほしい
数日経過に気づいて、やべぇ……って額に汗垂らす瞬間とかも微妙にコミカルさがあってほしい。
報酬と成長
佐倉 光
おっとそうだ、報酬と成長をですね。
KP
おっとそうだ。報酬と成長どうぞどうぞ。
それが終わったら改変ポイントの話でも。
佐倉 光
1d10 Sasa 1d10→5
SAN 61 → 62
指先から開花した時の〈生物学〉ファンブル
目から開花した花の知識ファンブル
心臓から開花した時の〈博物学〉ファンブル
あと初期値成功もあったような……
KP
4クリしたやつは技能値が1だから、成功してない扱いかな。
佐倉 光
あららそっか。
ファンブルは99あろうと95からファンブルなのにぃー
そうするとクリファン同確率ではないんだな。
KP
そこの処理は明示がなかったはずなので悩む所なんですが、クリティカルでも技能値の方が優先かなー、と。
5未満の技能については同確率ではないことになりますね。
ああー、でもどうだろう、「クリティカル」なんだから、成功したんだよ! という可能性もありますね。
ファンブルは技能値99あってもファンブルだし。

今回は失敗で処理しちゃったので、失敗扱いでお願いします。
佐倉 光
そこはあくまでハウスルールだから、キーパーの考え次第じゃないかな。
というわけで成長!
KP
ですね。ちょっと悩んでおきます。
もしかしたら次回からクリティカルクリティカルにするかも。
佐倉 光
1d100 1 〈生物〉 Sasa 1d100→ 70→失敗
1d10 Sasa 1d10→3
1d100 10 〈博物〉 Sasa 1d100→ 36→失敗
1d10 Sasa 1d10→7
【知識】ー。そうだなー。〈博物学〉にしておこうかな?
1d100 17 〈博物〉 Sasa 1d100→ 26→失敗
1d10 Sasa 1d10→4
佐倉 光
〈生物学〉 1 → 4
〈博物学〉 10 → 21

KP
〈博物学〉なんだかんだで振る事結構ありますしね。
佐倉 光
出てくる回数はそんなに多くないから、成長できるって程でもないし。
今回は一杯振らせてくれたお陰で伸びたなぁ。
めっちゃくちゃ痛かったけど。
21あれば「ダメ元でやってみるか」ができるな。
KP
今回はシナリオにそもそも「全部振ってイーヨ」ってありましたからね。
たぶん「持ってないPCも情報を取れるようにしたいけど、どれか一つだと成功確率が一番高い汎用技能をみんな振っちゃう」問題への対策してくれている気がします。
佐倉 光
うんうん。どれかって言われたら「じゃあ【知識】……」ってなる。
KP
そうそう。
「いろんなジャンルから脳内検索していい知識は全部振れるけど、箱を一発殴るのはどれか一つの技能」っていうのも納得がいくし、これはいい。
佐倉 光
色々な知識伸ばして振ってみたさはあるんですよねー
KP
毎回【知識】【アイデア】だけじゃなくて、色々振ってみたいですもんね。
このルートの佐倉さんは特に、色々なジャンルの情報かき集めてそうで納得いくし。
佐倉 光
そういう幅広く使えるシナリオ作りたいなぁと思いつつなかなかそんな暇ないなぁー
どうしても〈目星〉〈図書館〉〈聞き耳〉【知識】【アイデア】!!」ってなりますからねー
〈地質学〉とかでドヤってみたい。
KP
なんですよねぇー
クラシック寄りのシナリオ作りされる方だと「PC持ってる技能でいい感じにあんじょうしてくれ」って書いてくれているものもあるんですが、そうじゃないのは〈目星〉〈図書館〉〈聞き耳〉【知識】【アイデア】になりがち。
佐倉 光
毎回勝手にあんじょうしてるつもりだけど、あまり必須ではない情報に広い知識を要求されるシナリオがそもそもないしなぁ。
必須知識で広い知識要求されたら難易度高くなっちゃうしねー
KP
なんですよねぇー。
今回はそれでいうと、花のはなしは完全に背景情報だし、それもよかった。
KP
クラシック寄りの人のは、シティ探索もので必須情報に「PCが持ってる技能で振らせてやってくれ」みたいに書いてあったりしますね。
佐倉 光
知識系は全部振れる、でもいいかもしれないなぁー
余程急いでいる時以外は。
KP
ですね。そういうのにしても面白いかも。
クローズドとかだとどうしても制限されてきちゃうけど。
佐倉 光
〈水泳〉を使って情報の海を泳ぎます! ってPC検索(ネットサーフィン)に使う というようなヘリクツをひとつ
観測範囲にはそういう事やる人いないけど。
KP
大喜利していいよッ! ってOK出したらにわたさんがやりそう
佐倉 光
許可出たらみんな嬉々としてやりそう。
KP
やりそう。
おもしろシナリオ
佐倉 光
むしろヘリクツをこねろ! ってシナリオも面白いかも知れない。
KP
それは面白そう。やりたい。
〈目星〉〈聞き耳〉図書館持ってないPC限定です。
それとは違うけど、そういう面白い系だとバックスペース禁止シナリオ気になってるんですよねぇ。
佐倉 光
なんですかそれは。IMEがクソな私が死んでしまうんですけど。
後退して上書きも駄目ですか。
KP
https://booth.pm/ja/items/5955560

これこれ
【CoCシナリオ】バックスペース禁止シナリオ - 地獄うどん屋 - BOOTH
佐倉 光
なるほどー
地の文は消してもok!
KP
PCの台詞がひどいことになるのを楽しむシナリオですね。
地の文は消してもOK!
佐倉 光
もし誤字に自信が無ければ早打ちやブラインドタッチ(キーボードを見ずに文字を打つ事)に挑戦してみましょう。

ってなに。
KP
誤字しないと面白くないですからね!
佐倉 光
恥ずかしながらタッチタイプできません!!
KP
私も結構見ているらしく、キーボードの印字が削れると明らかに誤字率がアップします。
佐倉 光
練習したこともあめるし、いくまもたまに試みているけどおそくなるからいすぎばぐあきらめる
無理よ。
KP
無理だぁ。
私は全体は見てなくて、どうもホームポジションだけ見て合わせてるらしく、MとかNの印字が削れるとめちゃくちゃズレます。
でも使用頻度高いからめっちゃ削れるんだあれッッ
あとバックスペース頻度高いから禁止されるともうだめ。
佐倉 光
生熊特に最初のもはぎぐじがおかしくなる負亜著兄えいふちょいうにまみまよせわれているから

喋れないよこんなの!!
KP
だめですね! さがおいになにってるかわかんなくなっちゃう!
いちzれつずれがはっせいするともうだめ
佐倉 光
ローマ字だと誤タイプわかりやすいですけど、かなだと本当に意味不明になっちゃうからぁ
KP
ですねぇ
ローマ字は列ズレした時は本当に意味不明になるんですけど、それ以外は割と読める
佐倉 光
たまに練習していたからおおくまかないちきはおぼあえているんでかすけどこのありさくま。
何文字かうろ覚えのがあるから、タッチタイプとバックスペース禁止の併用は無理だなぁ。
KP
素直にバックスペース禁止のみ(予測変換ミス等も修正不可)にした方が不均衡なく行けそうですね。

佐倉 光
お花の情報もついでに聞きたいなぁ。
全部花言葉に「忘れないで」とか「記憶」が絡んでくるヤツなのかなと思ったけど、そうでもなかったのかな。
お花周りの情報
KP
ということで、何かしら思い出関係ではあるんだろうな、という感じですね。
キブシについて、判定成功時のみ花言葉「嘘」の情報が出るので、混じっているけどそれはあなたの記憶ではないよ、ということなのかもしれません。
佐倉 光
ふむふむ? そう、忘れる記憶と関連在るのかな、そうともかぎらないのかな? と思った。
KP
もしかしたら花視点の感情とかなのかもしれない。
佐倉 光
ヴルトゥームが犯人だけど、違う花が色々咲いてたのは、実験に使ったか何かしたんですかね。
KP
どうなんでしょうね。そこは明言がなくて不明です。
実験に使ったのかもしれないし、異界の花は望む形に咲くのかもしれない。
佐倉 光
桜の話題が多かったから、最後に桜がさくのかと思った。
佐倉に桜が!!
KP
ちょっと思った。>佐倉の記憶が桜の記憶になっちゃう
というわけではなかったんですね。
ラストシーンまで直接は喋らない花の言葉だったのかも。>花言葉
佐倉 光
普通の花だったら一緒に逝けたのにってことかもしれない。
KP
かもしれない。END2は「今度こそ、一緒に逝きましょうね」なんですよね、副題。
佐倉 光
END2は明け渡すENDかな?
KP
あ、ですね。ロストエンドの方。
佐倉 光
いや探索者はともかくあんたも逝くんかい。
花人間にはならずにそこに生えるだけでしたもんね。
吸い尽くしたら枯れるしかないのか。
KP
「花が一輪、枯れていった」って描写があるんですよね、END2。
もしかしたらそうなのかもしれない。巻き込まれ損!!
佐倉 光
ひどい!!
KP
ひどいや!! この神話生物!! そうね!!
佐倉 光
せめて体乗っ取って捜しに行け!
KP
明け渡しても明け渡さなくても他にも花いるし、ひどい話である。
佐倉 光
はた迷惑な愛だなぁー
KP
全くだ。花のそれもまた妄執になってしまった何かなのかもしれない。
佐倉 光
もし万一誰かが見つけて添い遂げたとしても他のヤツは探し続けるんだろうしね。
KP
なんですよね。互いに交信はできないだろうし。はた迷惑だ。
あ、あと後書きにあった、花が大切な人を忘れてしまった理由。
記憶と記録について
KP
……やっぱり妄執になってるかもしれない。
佐倉 光
燃やそう。
実際記憶って不確かな物だし、簡単に変わるし消えるし、人間はそれに気付かないものだけど。
神話生物の生命力でそれを! やるな!!
KP
繁殖力もしっかりあるし、全くはた迷惑である。
佐倉 光
だから探索者は「書かなきゃいけなかった」んだなぁー、なるほどね。
KP
なのです。
KPレスの場合は思い出す所で「メモ、もしくはチャット欄などに書いてね」って指示が出ます。
リアル紙に書くと、終わった時には実際に手元にメモが積もっているというギミック。
佐倉 光
なるほどー
このルートの佐倉は長く生きてるから、色々覚えておくためにメモ取る習慣があっても不思議じゃないな。
KP
ありそう。かつての大事な記憶が変質しないように、手に入れた情報を取りこぼさないように、色々まとめてそう。
本編の延長線上に塔ルートがあるなら、牧志の桜の手帳にも随分色々書かれてるんだろうなぁ。
佐倉 光
たぶん塔の一角にそれを収める棚がある。
ああー、桜の手帳どうなってるんだろうなぁ。
めくってもめくってもページが終わらない!?
KP
そこだけ色の違う、とても大事な棚。

めくってもめくってもページが終わらない!
牧志の桜の手帳、いくらなんでも塔牧志にそれだけのものを込められたら、パワーと神話知識を込められすぎて何か別物に変質してそう。

あ、そうだ今回のメモがAFになった理由ですが、必死になった佐倉さんが文字にMPと力を込めながら書いたため、です。
名前が書いてある紙に触れた瞬間に全てを思い出したのも、その力によるもの。
佐倉 光
そんなことになってたのか!
ごま粒のような文字一つ一つにMP込めて書いてたの凄まじいな。
そりゃあ衝撃で牧志も正気に戻りますわ!
KP
なってました!
佐倉さんの重すぎる感情とMPがしっかり籠もったAFになってた。
佐倉 光
ヴルトゥームの干渉を受けていた影響もあったのかも知れませんねぇ。
KP
それはありそう。>干渉の影響
重たい感情とMPを叩きつけられて思わず正気に戻る牧志。
牧志が佐倉さんに依存状態になっていて、関係性に不均衡があるのが絆エゴ化しちゃう原因なので、それと釣り合うくらいの激重感情をぶつけられて正気に戻ったかぁ。
佐倉 光
なるほどなぁー。
こう、後付けで色々なことに理屈がつくのが面白い。
KP
今回は塔ルートの色んなことに理由がついたり掘り下げができたり、その意味でも面白かった。
最初は塔に閉じこもって超越している牧志と、それに付き合っている佐倉さん、くらいだったのに、どんどん色々背景が決まって理由がついて感情が激重になっていく。
佐倉 光
出るたびに大変な事情が追加されていく。
KP
されていく。
左目とか発端とか帰らなければならない理由とか。
楽しい。

そういえば浩子さんが出てきたこともあったけど、あの世界に浩子さんたちを呼べるのも佐倉さんの方、なので、本当に牧志を孤独じゃない状態にできるのは佐倉さんだけなんですね。
佐倉 光
確かにそう。
それもいつでもぽんぽん喚べるわけじゃなくて、限られた時間にしか喚べない感じですしね。
牧志の人間性は佐倉の手の中だ!
〈精神分析〉50ちょいで足りて……る?
KP
どうだろ……う?
ま、まあここまで深刻な状態になる事はそうそうないだろうし。
普段はここまで深刻な状態になる前に常に軌道修正しながら過ごしてそう。
常に歪む力に対抗しつつ塔の中にいる話もあったし、佐倉さんやること多い。
佐倉 光
だから鑑定は牧志にぶん投げてるんだな!
KP
ってことですね!
それ以外に佐倉さんのやることが多すぎる。
佐倉 光
どう考えても牧志の方が知識ありますしね。
KP
牧志は知識を蓄え続け手掛かりを探し続けるのが役目で、佐倉さんは手掛かりを集め続け塔の中に持ち込むのが役目という役割分担ですね。
すると、勢い知識を蓄え続ける牧志の方がどんどん外れていくという……。
佐倉 光
〈神話〉知識いくつ分が本に変換されて保管されているのやら。
そういえば改変って何かあったんですか?
KP
あ、そうだそうだ、改変ポイント!
話を戻して改変ポイントなのですが、

今回は「KPありにするにおいて、状況説明などの追加。
佐倉さんに合わせて、もっと忘れたくなくてもがく、忘却に抗いながらも忘れてしまう苦しいムード強め化」がメインです。

全体的な流れは変わっていないんですが、描写・説明を随所に追加しています。
あと、「元々KPレスなのでPCの行動が確定描写になっている」ところを、「KPあり化に伴い、自由行動できるように変更」もですね。
佐倉 光
途中で棺桶殴るタイミングとかかな?
あとは花が生えた時の反応・思考とかか。
割と作者さんの別シナリオから言ってもシナリオの傾向そんな感じかなと思いますしね。
ありがとうございます!
KP
そうそう、その辺とか、あと花との会話を調整したり。

それから元は「目の前の壁をどうにか壊せないかと体を捩ったところであなたは気がつく」「痛みに耐え、寝そべったまま辺りを見渡せば」「あなたは急いで箱から出るべく強硬手段だが箱の蓋を壊すことになる」みたいな、PCの行動が描写で指定されている所を、佐倉さんが自分で動くまで待ったり。
あとは夢の所、説明なく突然夢の描写が入る所を「あなたは奇妙な夢を見る」などの説明を追加したり、などなどですね。
佐倉 光
元キーパーレスなら尚更。
自力で藻掻いた感あって無力感更に強調されて酷いです。(褒め言葉)
箱壊せないで終わると思っていたら普通にダメージ出せて反応があったからびっくりした。
KP
ありがとうございます。
箱、殴れるんですよね。結局5回経過しきるまで壊せないけど。
佐倉さんはしないだろうけど、「壊さない、ここにいる」ってしたら普通にロストエンドかなーと思います。

そういうわけで、植物に絡まれて動けない描写は控えめにしました。
あー壊せないなこれは、別な方法を考えよう、ってなっちゃうと困るので。

あ、そういうわけでクリティカルボーナスやファンブルで出る情報などはシナリオにない追加要素ですね。カビの話とか牧志の後姿とか。
佐倉 光
自分の指見てカビ思い出しちゃうことって今後ないだろうなぁ……
真っ先に指先から生えるのやばすぎでしょ。末端に届いちゃってるじゃないか!
KP
いやいや体表面を這うように外側から根が張り始めて、最後に心臓に届くのかもしれないし。
まあ開始時点で脳に干渉されてますけども。
佐倉 光
体の奥? に痛みがあるから、そこが起点と考えると……
「寄生されたなら常識的に考えれば絶望的だな」って思ったけど、意識的にそこから思考をずらした佐倉でした……
って感じで書いてたけど、そんなこと読み取れる描写になっていたかは不明。
KP
おっ、また読み返してみよう。>意識的に思考をずらした
佐倉 光
そんなこと考えながら書いてたら「カビ」って情報出てきたから
「そうそれー! それだけど!! カビかぁ」と思った中の人でした。
KP
指先から出てきたところでファンブル、それってまさにカビだなぁって思ってしまって。

コメント By.佐倉 光
終わってみるとシナリオの流れがよりこのチームに合っていたんだなぁ、なんてことはたまにあります。
それでいいセッションができると嬉しいですね。

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TRPGリプレイ【置】CoC『眼窩に祝福』 佐倉&牧志 1

「いつ!? 何があったんだよ!?」
「あー……、そうなるよな。また何かに巻き込まれたみたいなんだ、俺達」

TRPGリプレイ CoC『心臓がちょっとはやく動くだけ』唐木&横瀬(終)

『心臓がちょっとはやく動くだけ』
唐木&横瀬


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