こちらには
『【特別展】神話と信仰~神々と人の今まで~』
のネタバレがあります。

牧志 浩太(デビルシフター)

お人好しで温厚、だが意思は強い好青年だったが……。
とある事情で二年より前の記憶の大半を失い、代わりに悪魔使い波照間紅の記憶を持っている。
首から胸へと続く奇妙な【契約】の痣がある。たまに痛むという。
生贄体質らしく、事件に巻き込まれることが多い。

佐倉とは友人。子供になってしまった佐倉と奇妙な同居生活をしている。

最近突然謎のCOMPとカードを授かりデビルシフターとして覚醒した。


佐倉 光(子)

サマナーで悪魔退治屋。ハッカーでもある。
基本、知性・理性・効率、そういったものを重視する冷静な青年。

とある事件で子供に戻り、そして元に戻れなくなってしまった。
記憶はそのままだが、子供としての感情や衝動に引きずられることがある。

牧志とは友人。


こんばんは
佐倉 光
これでよしと
牧志 浩太
よしと。コピー機能ありがたすぎる。
そういえばこちらの牧志は【INT】が人間突破してるんでしたね。
佐倉 光
そういえばそんなことになってたか。
牧志 浩太
そうそう。今チャパレ見て思い出しました。
・観察と行動が大事
佐倉 光
情報のヤツ、大事なのは前者ねー
この佐倉背が低くて視野が狭いから、任せた!
牧志 浩太
観察と行動ですね。任せられた! 頑張る!
牧志 浩太
ついRPと談議に夢中になっちゃいそうだから、気をつけないと。
佐倉 光
たぶんそれくらいが丁度良く楽しい。
牧志 浩太
ふむふむ。
佐倉 光
楽しみです。ヨシ寝るぞ!
牧志 浩太
楽しみです。ありがとうございました、明日よろしくお願いします!
佐倉 光
宜しくお願いしまーす!
KP
久々のリアル卓ー!
牧志 浩太
久しぶりのリアル卓だぁ~~~! よろしくお願いします!
KP
よろしくお願いしまーす!
準備okですか?
牧志 浩太
OKです!
KP
じゃあ始めちゃおうか……
牧志 浩太
わーい



「【特別展】神話と信仰~神々と人の今まで~」

まつげ屋/ ほふ 様 作


KP
今日は休日である。
天気もまあそこそこの、曇天と晴れの中間のようなはっきりしないもの。
なんとなく出かけた探索者たちは、街角で次はどこへ行こうかと話し合っている。
佐倉 光
「雨降る予報じゃないけど、なんか怪しい天気だな」
牧志 浩太
なんとなく出かけてなんとなく食事にして、なんとなく時間が空いている。
せっかく出かけたし、このまま帰るのも勿体ない。
さて、何しようかな、って所だ。
佐倉 光
「このまま帰るってーのも勿体ない気がするしな」
牧志 浩太
「せっかく出たしな。図書館はこの前行ったし、どうしようか」
佐倉 光
「映画館、は、ちょっと遠いなぁ」
KP
佐倉はきょろきょろと辺りを見回す。
牧志 浩太
「ひと雨来てもおかしくないし、屋内の方がいいかな。映画はちょっと遠いなぁ」
では辺りを見回しつつ、手の中のスマホでも何か面白いイベントやってないかチェックしよう。
KP
では、このすぐ近所で何やら美術系の特別展をやっているらしい、ということが分かる。
街中にある、ビルを1フロア使っている美術館だ。
牧志 浩太
「あれ」
何か面白い展示でもやってないかな、とチェックしたところで、特別展の情報が目に入る。
どんな特別展だろうか? 詳しく見てみよう。
KP
美術商「サン・ド・チェルダック」のコレクション。
今回の特別展では、日本初公開となる作品のほか、
近年新たに見つかったチェルダックのコレクションや、
チェルダック自身が手掛けた作品や友人とのやり取りが伺える手紙なども展示されるらしい。
始めて彼の世界を味わう方も、彼の宝物の虜になった人にもお勧め、との評価だ。
牧志 浩太
「佐倉さん、この近くで美術展やってるんだって」
言いながら、展示のタイトルやコレクションのコンセプトなどを見てみよう。
また、「サン・ド・チェルダック」についてもスマホで調べてみるが、詳しい事は分かるだろうか?
KP
美術商「サン・ド・チェルダック」(1901~1989)。

先祖代々続く古美術商の一家に生まれ、先祖と同じく、
美術商を営みながら様々な美術品を収集してきた人物のようだ。
それなりに名の売れた人物のようで、検索にはそれなりの数引っかかる。
牧志 浩太
何か面白いエピソードや、好む美術品の傾向など載っているだろうか?
KP
一人の芸術家の作品を集めている、というわけではなく、
全世界の、彼の琴線に触れたものを収集していたらしい。
他にはない独特の味、というようなものがあり、
好きだと感じる人にはたまらない作品群のようだ。
また、『神話と信仰』という名称にあるとおり、
全世界の神話・信仰などをテーマにした作品が多いらしい。
牧志 浩太
また、今回の展示の目玉となる作品が何かも調べてみる。
KP
一番有名なのはポスターにもなっている作品、『無題』であり、
彼自身が描いたものであるようだ。

KP
あの美術館はこの二人は見てなかったよな
牧志 浩太
侵色の? 見てないはず
KP
あ、ジャックオーランタンの方
牧志 浩太
ああー、こちらの二人は見てないはず

佐倉 光
「美術館か。いいんじゃないかな。
俺も久しく行ってないし」
牧志 浩太
「だな、丁度時間も空いてたし。
神話がテーマで、収集対象が全世界ってのも面白そうだ」
佐倉 光
「お、ほら、きっとあそこだぜ。ポスターが貼られてる」
佐倉は向かいのビルを指した。
牧志 浩太
「お」そのビルを見てみる。
KP
向かいのビルの一階に看板が出ており、【特別展】という文字とともに先ほどスマートフォンで見たポスターが貼られている。
牧志 浩太
「ほんとだ、あそこか」行ってみよう。
KP
そんなわけで……

KP
美術商「サン・ド・チェルダック」(1901~1989)。

先祖代々続く古美術商の一家に生まれた彼は、先祖と同じく、
美術商を営みながら様々な美術品を収集しました。
彼の蒐集した世にも奇妙な絵画に彫刻、装飾品は彼の死後、遺言の通り当美術館に収蔵されました。
数多の作品は今も歴史を感じさせる輝きを放ち続けています。

彼の収集した品々の、他にはない独特な魅力に魅入られた私たちは、今日に至るまで彼の意思を継ぎ、
彼の審美眼に叶うような作品の展示を心がけています。

今回の特別展では、日本初公開となる作品のほか、
近年新たに見つかったチェルダック氏のコレクションや、
チェルダック氏自身の手掛けた作品や友人とのやり取りが伺える手紙なども展示されます。

始めて彼の世界を味わう方も、彼の宝物の虜になった人も楽しめる展示となっています。
今回の特別展で、彼の生涯をかけて集めた宝物たちを余すところなく味わうためのお供として
私「ユタカ・タリベ」が、音声ガイドとしてお供させていただきます。
それでは、めくるめくサン・ド・チェルダックの世界へ参りましょう。
KP
……探索者は現在、
耳に装着した音声案内装置からそんな話を聴いている。
本編見る!
佐倉 光
「おっ、よしよし聞こえる」
牧志 浩太
「だな、聞こえる。面白いよな、これ」
ユタカ・タリベ。最近は有名な俳優や声優を起用して話題に……、なんて話も聞くけど、どんな人だろう。
どんな人なのか、案内に書いていないだろうか。
佐倉 光
「ユタカ・タリベか。聞いたことないなぁ」
KP
検索してみても名前が引っかかると言えば、この特別展示の話題だけだ。
声優や俳優ではないか、または名を変えているのかも知れない。
音声案内の言葉ははきはきとしてゆったり低く、耳に心地よい。
もしかしたら別名で声の仕事をしているのかも知れない。
牧志 浩太
聞きやすい声だ。薄暗い室内の雰囲気も相まって、わくわくと楽しみになってくる。
学芸員とか、解説者なのかもしれない。
では素直に音声を聞くことにしよう。
牧志 浩太
「工芸展みたいなのはよく見に行くけど、絵って普段そんなに見に行かないから新鮮だ。
そもそも、絵なのかな? 絵以外もあるのかな」

KP
企画展示コーナーに足を踏み入れると同時に音声案内が起動する。
KP
『私には見える。こちらを興味深げに眺める暗闇の中の存在が』
─チェルダック氏の言葉です。
彼の人生は、不可思議な思い出に満ちています。
この作品たちを通して、彼の見ていたもの…
そして、彼を見ていたものに触れていきましょう。
KP
企画展は順路通りに進めるようになっている。
KP
さあ、先に進みましょう。
佐倉 光
「おっ。なかなか盛り上げてくれるじゃん」
牧志 浩太
「だな。音声ガイドってこんな風になってるんだな、雰囲気あっていいな」
心地よい声はよく通って聞きやすく、頭の中の同居人が偶にもぞもぞいっても、聞き落としてしまうことがない。

KP
頭の中……ってなんだっけな。
牧志 浩太
前回の「もぞもぞいう」ですね。
KP
あーーーーーそうか。
彼らは脳に蟲を飼っている。物理で。

KP
中に入ると、僅かに明かりを抑えた空間で、
人々が思い思いに絵画を鑑賞している。
牧志 浩太
前に何かで見たことがあるな。美術品はこの保存環境があるから、これだけ長く残されているんだって。
美術品修復の蘊蓄も見たことがあるけど、あれも面白かった。
美術系の知り合いが修復のバイトしてたな。
そういえば、フェルメールの絵画から塗りつぶされたキューピッドが出てきたって、随分話題に……、おっとっと、目の前のものに集中しよう。
KP
壁にはこうある。

■青年期~彼の相棒たち~

KP
そこにはスケッチが何枚も並べて飾られていた。
歩みを進めると音声案内が反応する。
KP
ここに並ぶのは、チェルダック氏が青年期に制作したスケッチです。
彼はもともと画家を目指しており、いつもスケッチを行っていたそうです。
コレクターとして目覚めるまでは、彼も芸術を生む側の人間だったわけです。
そんな彼のスケッチの対象は様々でした。
KP
あなたは右手に展示されている作品を見ます。

『見知らぬ人』
 所蔵:グロリアス・クラブ
 フランス・1918年

KP
そこには細い線で軽やかに描かれた人物のスケッチがあった。
タイトルは「見知らぬ人」と書かれている。
牧志 浩太
おおーーーー
これはリアルタイムの方が雰囲気でるでる
このシナリオ、ちゃんと芸術作品の画像が用意されています。
本当に美術館を探索しているみたいで楽しいぞ!
KP
音声案内が続く。
KP
タイトル『見知らぬ人』。
これは彼の作品の中でも少し特別なものなのです。
というのも…この人物が誰なのか、それが全く分からないのです。

この人物が身に着けている衣服は彼の生きる時代のものよりも新しいのです。
スケッチの右下をご覧ください、ほら…。
KP
スケッチの右下を確認しますか?
牧志 浩太
確認します。
KP
そこには以下の文章が走り書きされていた。
●『見知らぬ人』の走り書き
街で偶然見かけた人物。同じ人種ではないように思う。
気になって話しかけた。優しい人物だった。
奇妙な板を操作していた。彼は何ものだ?
KP
板を操作する…なんだか現代のスマートフォンを表したかのような説明ですね。
あなたはそのスケッチを見て奇妙な感覚に襲われるでしょう。
そう、まるでそこに描かれているのが自分であるのような気がしたのです。
KP
佐倉も走り書きを覗き込んでいた。
牧志 浩太
「……」
佐倉 光
「……まあ、パーカーは着てるけど」
牧志 浩太
「1900年代の人だっけ? 結構新しく見えるな。意外だ」
自分に似ているように思うのは、一番よく見る人物というのが自分だからなのだろう。
この服装は……、こういう服装は当時からあっただろうか? 頭の中の歴史知識を引っ張り出してみる。
KP
スケッチをよく見るということでよろしいだろうか。
牧志 浩太
はい、スケッチをよく見てみます。
KP
ではまず牧志の疑問から。
1900年代の人、というにはパーカーを着ているように見えるし、背景の建造物はどう見ても1900年代のものではない。
どこにも解説が無いしどの時代・文化の建物にも見えない。
自分に似ているか?
男性である、ということぐらいしか共通点がないように思う。
服装は……どう見てもパーカーだ。
過去の佐倉を思い出させるが……それだけだ。
佐倉 光
「まあ、昔の俺なら少しは似てるかなぁ」
牧志 浩太
さっき似ているような気がしたのは、何だったんだろう。
この作品についてスマホでも調べてみるが、これらの建物について解説など見つかるだろうか?
牧志 浩太
「とはいえ、パーカー着てるくらいだしなぁ」
KP
強いて言うなら、近代の建築、というより芸術作品のようではある。
が、まったく同じものは見当たらない。
佐倉 光
「ふーん…… 。
未来人か異世界人でも見たのかな」
牧志 浩太
「普通に考えたらぶっ飛んだ発想だな。俺達の世界だとままあるけどさ」
佐倉さんの発言に苦笑する。
牧志 浩太
スケッチに描かれた「板」やその人物の服装、表情などをよく見てみる。
例えば指先は本などを読んでいる形になっているか、それこそスマホを操作しているような手つきなのか。
KP
スケッチなので詳細の判別は難しい。
手のひらサイズの四角い板を片手で操作しているように見える。
まあスマートフォンと言われればそうだし、メモを確認しているようにも見える。
牧志 浩太
この展示は撮影OKなものだろうか?
後でよく調べてみようと興味をひかれ、OKなら解説と一緒にスマホで撮影する。
KP
残念、撮影は流石に禁止だ。
探索者がスケッチを確認し終えるころに、音声案内が再開する。
KP
それでは次の展示へ向かいましょう。
ここからはゆっくり進みながらお聞きください。
牧志 浩太
「おっと」素直に次へ向かう。
佐倉 光
「しっかし、この身長で美術館って結構しんどいな。
首が痛くなりそう」
牧志 浩太
「結構展示位置高いもんな。
どうしても見づらい時あったら、持ち上げるから言ってよ」
KP
「ぼうや、静かにしてて偉いわねぇ」
後ろを歩いて行くご婦人がそんなことを言って微笑みかけていった。
佐倉 光
「どーも」
KP
周囲にはいくつもの彼にまつわるものが展示されている。
古びた万年筆や懐中時計、折り目のついたハンカチなどが説明文と共に展示されていた。
KP
さて、チェルダック氏は『物の価値は時と共に増す』と考えていました。

古代の彫刻や美術品に興味を示していたことからもその様子がわかりますし、
このフロアにある展示のように、彼自身が自らの所持品を非常に大切にしていたことからも伺えます。

彼はこの世界に存在する物が巡り巡って自らの手元に来たことを幸福なことと感じていたことが、残されたものたちから伝わってきますね。
牧志 浩太
おや、万年筆だ。何となくメーカーとかが気になって見てしまう。
KP
モンブランのものだろうか?
黒く美しい軸のもので、古いが丁寧に手入れがされた形跡がある。
牧志 浩太
折り目がついたまま展示されてるってことは、この折り目にも意味があるんだろうな。
それらの展示品と説明文をよく見てみる。
KP
彼が愛用していたもののようだ。
シルクのもので、簡素な刺繍がされている。
誕生日に友人から送られた物を愛用していたらしい、と説明があった。
KP
さて、そろそろ次のフロアに向かいましょうか。
佐倉 光
「物持ちがいいんだな」
牧志 浩太
「みたいだな。物を大事にする人だって、説明にもあるし」
牧志 浩太
「誕生日に貰った物か……」
懐中時計についても何か解説はある?
KP
AEROWATCHのものだ。大事に使い込まれ磨かれている。
父から引き継いだ逸品であるらしい。
牧志 浩太
「引き継いだ物か……、何となくいいよな、そういう物って」小さく、そうこぼす。
「歴史で思い出、って感じがする」
佐倉 光
「俺そういうのないからなぁー。
牧志はあの工具か」
牧志 浩太
「ああ、そうなるな。思い出、の方は大半忘れちゃったけどさ」

KP
ぶっちゃけちゃうと、基本大事なのは画面に出てくる展示品
です!
牧志 浩太
ぶっちゃけられた! ありがとうございます!
牧志 浩太
牧志の記憶に言及するのも久しぶりだなぁ。
KP
もう大分遠いことになりましたね、牧志の記憶消滅事件。
牧志 浩太
そうそう。それから随分と色々なことが積み重なって、もう普段殆ど意識しないくらいになってる。
ふたつの視点を持つ青年ではなく、もう完全に「牧志浩太という第三の存在」になった。
KP
ですねぇ。
先日波照間さんを降ろしたのが懐かしさを感じるほど。
牧志 浩太
ですねぇ。『僕』という言葉ももう懐かしい。

KP
スケッチや雑貨が展示された部屋の向こうに、柱があり、次のテーマが表示されているようだ。
牧志 浩太
そのテーマを見てみよう。

■出会い~コレクションへの目覚め~

KP
次の展示は、黒いトルソーに飾られた美しいブローチだった。

『緑の瞳』
 所蔵:グロリアス・クラブ
 ドイツ西部 ・17世紀後半

KP
音声案内が説明をする。
KP
彼の人生が変わったのは、とある宝石との出会いがきっかけでした。
彼が10代後半に差し掛かった頃。祖父がこの世を去るとき、
チェルダック氏は祖父からこのネックレスを譲り受けたそうです。
それがこのネックレスにはめ込まれたエメラルド。
チェルダック氏はこの宝石を『緑の瞳』と呼び、ネックレスを後生大事に持っていたそうです。

そして、その美しさに心を奪われた彼は、
古美術商一家の血とでもいうべきでしょうか…蒐集家として目覚めたのです。

彼の日記にはこのネックレスにまつわる奇妙な記述があるんですよ。
それは…『この宝石が瞬きをする時、私は日が遮られるのを見た』…と。

おや? 不思議ですね。いくら緑の瞳といえども、宝石が瞬きをするなんてことはありません。
彼の想像力の豊かさと、この宝石の不思議な魅力を現した素晴らしい言葉ですね。

ご安心を! 今まで一度も、この宝石が瞬きをする瞬間なんて記録されていませんからね。
KP
あなたは解説を聞きながらネックレスの前にやってきます。
宝石をよく見ますか?
佐倉 光
「瞬き? そういうやべーの……」
佐倉 光
「俺、見たことある」
牧志 浩太
「これも見た瞬間に瞬きしたりしてな。それは困るけど」
思わず左腕に手をやってしまいながら、恐る恐るその宝石をよく見てみる。
KP
宝石は確かに奇妙な一つ目のように見える。
ブローチの周囲は不規則な装飾でおおわれており、多少歪な印象を受ける。
KP
〈地質学〉または〈宝石に関する知識技能〉
佐倉 光
CCB<=1〈地質学〉 (1D100<=1) > 3 > 失敗
おしい
牧志 浩太
宝石かー。〈歴史〉〈オカルト〉で何か掠らないかな。
KP
そっちの情報ではないかな。
純粋に見た目の話ですね。
牧志 浩太
なるほど。
牧志 浩太
CCB<=1〈地質学〉 (1D100<=1) > 53 > 失敗
KP
緑色の複雑な文様の美しい石だな、と思った。
〈目星〉【アイデア】を振っても良い。
牧志 浩太
CCB<=98〈目星〉 (1D100<=98) > 25 > 成功
佐倉 光
CCB<=85【アイデア】 (1D100<=85) > 75 > 成功
KP
緑の宝石の下に青い宝石が見える。
音声案内はこの宝石については話さなかったが、キャプションには青い宝石について以下のように記述がある。
●『青い石について』
この小さくあしらわれた青い石はサファイアであり、
魂や感情の混乱を鎮め、不必要な妄想を取り除き、
真実を見抜き、、鋭い洞察力をもたらすとされます。
佐倉 光
「説明まで書いてあるのに音声説明には入っていないのか。
全部説明してくれるわけじゃないんだな」
牧志 浩太
「そうみたいだな。尺の関係かな」
牧志 浩太
周囲の装飾やチェーンについては、キャプションに何か書かれている?
KP
装飾やチェーンについては特段書かれてはいない。
宝石は、内包物が黒ずんでいるため瞳孔に見えるのだ。
牧志 浩太
また、一つ目のようになっている部分をよく見てみる。
その模様は何でできていそう?
KP
その瞬間
牧志は宝石の目が一瞬、閉じた気がした。
牧志 浩太
「……!」
思わず身構えてしまう。もう一度、宝石を見る。
目の錯覚だろうか?
KP
覗き込んでみても、奇妙に美しい模様があるだけだ。
佐倉 光
「どうかしたのか?」
牧志 浩太
「ああ……、ごめん。一瞬、宝石の目が閉じたように見えたんだ。
目の錯覚、だとは思うけど」
佐倉 光
「ふーん? 本当に閉じたら面白いんだけどな」
KP
佐倉もじっと覗き込んでみたが、とくに何も見えなかったようだ。
牧志 浩太
キャプションには他に何か書かれている?
KP
この宝石が製造された土地についての解説、金が好まれて使われた時代背景などについて書かれているようだ。
牧志 浩太
「まあ錯覚……、だよな。ごめん」
土地や時代背景の解説を興味深く見る。
KP
簡素にまとめられた説明が書かれている。
佐倉 光
「これについても音声説明では言ってなかったなぁ。
後ろに説明があるからかな」
牧志 浩太
「全部言ってると長くなっちゃいそうだしな。音声案内は雰囲気重視って所か」
KP
確かに、展示台の後ろにボードがあり、詳細にまとめられている。
しっかり読み込むと勉強になりそうだ。
牧志 浩太
そのボードも読んでみる。
そういう歴史的な話は結構好きだ。
KP
佐倉も興味深げに読んでいる。
ドイツの美術作品の歴史とその流れについて……
知識が深まった!
KP
ごめんなKP美術系知識ないんだ。
誘導みたいに見えちゃった!
牧志 浩太
深まった! なるほど、この積み重ねが戦後における再発見とデザインの潮流に…… これは面白い内容だ。
牧志 浩太
PLも詳しくないのでフンワリした!

KP
ボードを読み終わって歩き始めると、連動して音声案内が喋り始める。
音声案内が作品の解説をしてくれる。
牧志 浩太
「悪夢……」
佐倉 光
「悪夢か。
悪夢ってだいたい碌でもないことの始まりなんだよ」
牧志 浩太
「芸術家っぽい、とも思えるけど、そう。何だか他人事の気がしないな」
牧志 浩太
「本当に妙なものに捕まってたんじゃないだろうな、この人。いや、ないよな……?」
KP
進むと、そこにはいくつかの彫刻作品が展示されていた。
それらの中で、一つの像の前に来ると音声案内が反応する。

『慟哭の像』
 所蔵:グロリアス・クラブ
 イタリア・14世紀後半

音声案内が作品の解説をしてくれる。
佐倉 光
「溶ける悪夢……こっわ」
牧志 浩太
「半端に人間っぽさが残ってるのがリアルで怖いな。この腕の所とかさ」
佐倉 光
こっちの牧志は溶けてねーんだよな
牧志 浩太
なんですよね。こっちの牧志は溶けてないし異形に改造されてない。
KP
そうだなー。
【アイデア】/2でどうぞ
佐倉 光
CCB<=85【アイデア】 (1D100<=42) > 62 > 失敗
牧志 浩太
CCB<=95/2【アイデア】 (1D100<=47) > 18 > 成功
牧志 浩太
胸の下の方にあるのは人間の目だろうか?
佐倉 光
KP
まさにそれについての情報だった。
KP
音声案内は触れていなかったが、像にはいくつもの目玉のような模様が刻まれている。
牧志 浩太
ああっ、溶けてる方の牧志だったら変なコメントできたのに!
KP
ですねぇー
まさにそれっぽいんだもんなぁ。
牧志 浩太
目玉もいっぱいあったしー。
牧志 浩太
それらの模様をよく見てみる。目玉の下に開いた開口部は口だろうか?
牧志 浩太
「この目玉、いくつもある……、何人かが合わさってるってことか?
人間の顔が溶けてたり、変な位置にあるのって、何というか生理的な恐怖みたいなのがあるよな」
KP
よくよく見ると、目だけではなく口などもあるように見える。
だがそれは人間をくっつけた、というよりはどろどろにとけたものから無秩序に器官が発生しているように見える。
佐倉 光
「なんかキメェなぁ。
スライムにも似てるけど。
溶けたってんならなんで目が増えてんだ?」
牧志 浩太
「無秩序に生えてきてるように見えるな、これ。
溶けたってわけじゃないのか?」
牧志 浩太
「気持ち悪いというか……、気持ち悪いんだけど、ちょっと懐かしいな」ぽつりと呟いた。
佐倉 光
「懐かしい?」
牧志 浩太
「そう、俺が……、紅が生まれた所にあったやつに、ちょっと似てる気がしてさ。
ここまではっきりしてなかったけど」
佐倉 光
「そう……なのか。ごめん」
牧志 浩太
「いいよ、別に悪いことじゃない。間違いなく気持ち悪いし、これ。
というか、俺も気持ち悪かった自覚ある。中身見えた時、先輩びっくりしてたし」
佐倉 光
「波照間さんが引くって相当だな」
牧志 浩太
「だろ。その時の俺はそういうの分かんなかったけど、今見たら俺も引くかも」
頭の上のぶつぶつした模様などもよく見て見るが、何があるように見える?
また、キャプションに目玉や口、頭の上の模様などについて解説はある?
KP
頭の上にある模様は、裂けて臓器が覗いたものに見える。
キャプションには、
融解した人物の胸の下、腕などに人間の目や口を思わせる造形がある、などと解説がある。
牧志 浩太
他に、キャプションには何か書かれているだろうか?
また、さっきあったボードのような詳細な解説はあるだろうか?
佐倉 光
「『悪夢の産物と呼ぶにふさわしい造形であると言える』……だってさ」
KP
キャプションには、その像の見た目通りの解説、彼が友人から譲り受けた作品であるらしいことなどが書かれている。
とくにさっきのような詳しい説明はない。
牧志 浩太
「こっちはあんまり詳しい解説ないな。単純によく分かってないのかもしれないけど」
その彫刻を、側面や背面からも見られるように展示されているなら、側面や背面、大きさ上可能なら上からも見てみる。
KP
何とも懐かしくも不気味な姿だ。
石でよくもまあこれほど精緻に作り上げたものである。
粘つく体、したたり落ちる粘液の柔らかさまで伝わってきそうだ。
牧志 浩太
「すごいな……、石なのに柔らかく見える。今にもしたたってきそうだ」
佐倉 光
「ほんとだなー。目茶苦茶リアルだ」
牧志 浩太
「それに、14世紀なんだよな。宗教画の時代ってイメージだけど、こんなのもあるんだな」
佐倉 光
「そういえばそうだな。あんまりこういうの見たことねぇなー。
ドラゴンとかグリフィンとか、そういう分かりやすいのは俺も見たことがあるけど」
牧志 浩太
「だろ。そうそう、せいぜいドラゴンとかと、あと魔よけのガーゴイルくらいって印象」
佐倉 光
「っつったって夢だしな。前衛芸術家だったのかな?」
牧志 浩太
「なのかな? だから詳しいことが分かってないのかもな」
佐倉 光
「溶けた自分がモデルだって言ってたしな、さっき」
牧志 浩太
「だな。悪夢か、夢日記をつけるとおかしくなる、なんていうけど。
本当にこんな夢だったんなら、こんなにしっかり覚えてられるのすごいな」
佐倉 光
「……まー、夢そのままかわかんねぇしなぁ。
芸術音痴の俺にも、これが凄い、ってことは分かるけど」
牧志 浩太
「起きてから夢を元にイメージ作ったのかもしれないしな。
それもそれで、凄い」
KP
【アイデア】どうぞ。
牧志 浩太
CCB<=95【アイデア】 (1D100<=95) > 3 > 決定的成功/スペシャル
KP
ふと思う。
先ほど音声案内で言っていた、「モデルが悪夢である」という情報は、
このキャプションには載っていないようだが……
牧志 浩太
「あれ? そういえば悪夢の話、このキャプションにないな」
佐倉 光
「ん、そういえばそうだな」
牧志 浩太
「キャプションとは別立てで作ってるのかな、この音声案内」
佐倉 光
「そうかもね」
牧志 浩太
そういえばふと気になったが、グロリアス・クラブというのはどういう団体だろうか? 館内に説明がなければ少し調べてみる。
KP
チェルダック氏に魅入られた芸術家や学芸員、ファンによって構成されている団体であるらしい。
彼が集めた作品を世に広めるためあちこちで特別展を開いているようだ。
そういえば音声案内に「グロリアス・クラブ監修」とあった。
より詳細な情報を元に制作されているのかも知れない。
牧志 浩太
なるほど、それは音声案内を借りてよかった。
KP
さて。もう少し先にはレリーフが展示されているようだ。
牧志 浩太
今度はレリーフか、色々あるな。
そのレリーフを見てみよう。
KP
そうそう、観察が大事とは言いましたが、途中で情報落としたら死 みたいなものではありません。
ゆっくりじっくりとご鑑賞ください……
牧志 浩太
はーい。ゆっくりじっくり見よう。

『ヨランダ』
 所蔵:グロリアス・クラブ
 ニューメキシコ・15世紀前半

KP
音声案内が喋り始める。
音声案内が作品の解説をしてくれる。
佐倉 光
「ヨランダ、って女神は聞いたことがないな」
牧志 浩太
ヨランダについて聞いたことはあるだろうか?
スマホでも調べてみるけど、出てくる?
KP
漫画、小説などのキャラクターが引っかかる。
一般的な女性名ではあるようだ。
牧志 浩太
「普通の名前しか出てこないな。マイナーな女神なのかな」
牧志 浩太
「……アイドル、いや、イドラ?」腕に刻まれた文字が目に留まった。
その文字についてキャプションに何かあるだろうか。
キャプションに寄れば、腕の文字は作者のサインではないかと推察されているとのことだった。
佐倉 光
「サインだとしたら随分目立つとこに入れてるんだな。
いや、目立たないと意味ねーのか?」
牧志 浩太
「地元で有名な人の作だったとか、実は発注者の名前だとか?」
牧志 浩太
「佐倉さん佐倉さん、偶然だろうけどこの辺DNAみたいに見える」髪の辺りに見える縦線の模様を指す。
佐倉 光
「おっ、ほんとだ!
つっても、作った奴がDNAとか知ってるわけないしな」
牧志 浩太
「だろ? 生命とDNA、偶然だろうけど変な合致感あるな」
佐倉 光
「偶然だろうけど、面白いなー」
牧志 浩太
「だなー」
女神の手のあたりや周辺に配された丸いモチーフや女神の頭飾り、衣装などについて、キャプションに記載はあるだろうか?
KP
土着の女神であろう、ということしか分かっていないためか、見たままの説明しかないようだ。
当時の女性でも位の高い女性の衣服に似ているようだ。
牧志 浩太
レリーフの素材は何だとか、どういう場所で発見されたなどの謂れは書かれているだろうか。
KP
最後に書き記されている。が、とくにおかしなことが書かれているようには見えない。
KP
右下の説明文読めるね!
牧志 浩太
画像だと意味深な所で切れてる! >説明文
牧志 浩太
少し鼻が丸い所とかちょっとリアルだな、なんて感想を抱いた。
佐倉 光
「けっこー現代的な美人だよな。
手ぇ長ぇけど」
牧志 浩太
「ああ、確かに? 土偶っぽい感じじゃないもんな」

KP
ほか、いくつかの彫刻をながめて進むと、
次の展示コーナーはわざと照明を落とされ、展示品にのみ光が当てられているようだった。
KP
そのままあなたは歩みを進めることでしょう。
牧志 浩太
他に記述が無ければ、もう一度女神を一瞥してから次のコーナーへ向かう。
KP
柱にこのように書かれている。

■煙る鏡~夢の世界にて見たもの~

KP
その展示コーナーは小さな部屋だった。
暗い部屋の中に一つだけ、光に照らされた展示品があった。
KP
そのまま展示に近づきましょう。

『煙る鏡』
 所蔵:グロリアス・クラブ
 メキシコ・15世紀

音声案内が作品の解説をしてくれる。
KP
〈オカルト〉または〈クトゥルフ神話〉で判定。
別情報。
牧志 浩太
CCB<=54〈オカルト〉 (1D100<=54) > 12 > 成功
CCB<=33〈クトゥルフ神話〉 (1D100<=33) > 15 > 成功
佐倉 光
CCB<=75〈オカルト〉 (1D100<=75) > 39 > 成功
佐倉 光
「俺が知ってるテスカポリトカとは違うような……」
KP
今紹介された内容が、一般的な「テスカトリポカ」に関する情報ではないことに気がつく。
この知識はいわゆる秘匿された知識……狂気の知識ではないだろうか。《SANチェック成功時減少 1失敗時減少 1D3
牧志 浩太
CCB<=66 《SANチェック》 (1D100<=66) > 74 > 失敗
1d3 (1D3) > 3
[ 牧志 浩太 ] SAN: 66 → 63
KP
ああ、しかし佐倉も判定するまでもなく知っているのではないか?
牧志 浩太
知ってますねえ。
佐倉 光
CCB<=71 《SANチェック》 (1D100<=71) > 54 > 成功
[ 佐倉 光 ] SAN値: 71 → 70
牧志 浩太
「……『といえば』なんて軽い調子で言われても困る、よな。
一般知識じゃないよな、それ? 困ったことに、アステカじゃない文脈で心当たりがある気がするんだよな」
無意識に、痣のある首を押さえていた。
佐倉 光
「これ……
なんなんだ? あいつ絡みなのか?」
音声案内が作品の解説をしてくれる。
牧志 浩太
「この解説している人は、それを知ってる……、ってこと、だよな」
佐倉 光
「そういうことだろうな」
KP
(略)
牧志 浩太
鏡を……、強烈に嫌な感覚がした。「それ」絡みと分かっているのなら、見たくはない。
目を、そらそうとする。
KP
そらすことは可能だ。
牧志 浩太
目を逸らしてキャプションを読む。
KP
キャプションに描かれている文章が、音声案内のものとは全く違うことに気がつく。
佐倉もまたキャプションを見ていた。
文章をよく読もうとして…
KP
……ふと、鏡面が蠢いた気がする。
まるで、この鏡の中に煙が渦巻いているような…。
MP-5>
KP
照明が落ちる。ひどく頭が痛んだ。
それでも変わらず音声案内は探索者を導く。
牧志 浩太
「……!」
咄嗟に佐倉さんの手を取る。
system
[ 牧志 浩太 ] MP: 12 → 7
[ 佐倉 光 ] MP: 15 → 10
牧志 浩太
「くそ、何か、された」
佐倉 光
「何だ、今のは」
KP
さあ! ここからが本番ですよ。
めくるめくサン・ド・チェルダックの美しい世界へ参りましょう!
KP
そんな声がした後、華やかな音楽が流れ、照明が再び灯る。
頭痛もいつの間にか収まっていた。
KP
目の前には『煙る鏡』があるのだが、鏡は展示ケースの中でうつ伏せに倒れていた。
周囲は先ほどまでの展示ブースと変わらないように見えたが、
自分が歩いてきたはずの順路がなくなっていて、先に向かう道しか残されていなかった。
奇妙な状況に陥ったことによる
SANチェック成功時減少 1失敗時減少 1D3
牧志 浩太
「さっきの普通じゃない。確実に何かされた。
くそ、道がなくなってる……、やられた」
佐倉 光
「これ、さあ……
あいつの差し金か」
牧志 浩太
CCB<=63 《SANチェック》 (1D100<=63) > 45 > 成功
[ 牧志 浩太 ] SAN: 63 → 62
佐倉 光
CCB<=70 《SANチェック》 (1D100<=70) > 76 > 失敗
1d3 (1D3) > 3
[ 佐倉 光 ] SAN値: 70 → 67
牧志 浩太
「あいつの差し金か、あいつにやられた誰かの差し金なんじゃないのか。
この音声案内、怪しい」
KP
音声案内はこちらの動揺など気にもせずに解説を続ける。
KP
それでは順路をお進みください。
牧志 浩太
元来た道の方を見る。壁になっていたりするとか?
KP
壁だ。
佐倉 光
「おい、誰か!」
KP
佐倉は叫んで壁を叩く。
反応がない。
牧志 浩太
「誰か!」
同じく、その壁を叩いてみる。
また、誰か監視者がいたり、非常口があったりはしないだろうか?
KP
そのような様子はなく、壁はのっぺりとしている。
見た目は先ほどの会場と変わらない。
ただ道がないだけで。
牧志 浩太
「くそ」
進行方向以外の壁に耳をつけながら、壁を叩いて反応を見る。
誰かの声がしたり、空洞があったりしないだろうか?
また、スマートフォンを見てみるが、ネットや通話は通じる状態だろうか?
KP
ごつごつと中身が詰まった音がする。完全に壁だ。
スマートフォンも圏外である。
佐倉 光
「くそ、拉致られた」
牧志 浩太
「やられたな……。自分から入っちゃうなんてな。あいつが笑ってそうだ」
KP
佐倉は音声案内をむしり取ろうとした。
佐倉 光
「……!」
牧志 浩太
佐倉さんと手を繋いだまま、素直に取らせてくれるかどうか、その様子を見る。
佐倉 光
CCB<=67 《SANチェック》 (1D100<=67) > 47 > 成功
1d3 (1D3) > 3
[ 佐倉 光 ] SAN値: 67 → 64
CCB<=(15×5)【POW】 (1D100<=75) > 60 > 成功
牧志 浩太
「どうしたんだ。素直に取らせてくれなかったんだな?」
佐倉 光
「……ああ。やべぇな。俺たち完全に捕まってるんだ」
牧志 浩太
「取ろうとした時に、何があったんだ?」
佐倉 光
「いや。
『取るな、進め』って言われただけなんだけど。
凄まじく嫌な感じがしたんだ」
牧志 浩太
「無視して取ったら、間違いなく何か不味い事が起きそうな感じか」
佐倉 光
「かもなぁ……」
牧志 浩太
「そんなの無視するのも一つだけど、今の時点ではリスクを取れないな。絶対何かやってきそうだ」
佐倉 光
CCB<=85【アイデア】 (1D100<=85) > 52 > 成功
佐倉 光
「ただ、進めって言われたけど、進まなきゃいけない気はしたけど。
足を止めることは、できる」
牧志 浩太
「そうだよな。こいつは進ませようとしてくるけど。
無理やり進まされてはいないんだ。今は。
このまま進まされて、気を取られてる間に最後が落とし穴……、って可能性も、ある」
KP
進みますか?
牧志 浩太
展示ケースの裏を見てみる。
KP
鏡が倒れている。
裏には特に目につくものはない。
牧志 浩太
キャプションなどに変化はないか確認する。
KP
キャプションは先ほどのままだ。一般的なテスカポリトカの解説と共に、鏡の外見に関する説明が書かれている。
先ほどの音声案内が言っていた説明とは異なっている。
牧志 浩太
「今の所、こいつの望みはこのまま美術品を見せることか……。
俺達が展示品をじっくりよく見たのも、こいつの思う壺だったのか?」
佐倉 光
「美術館に来たらみるだろフツー。
俺たちに何を見せたいんだろうな」
牧志 浩太
「分からない。見せることが目的なのかどうかも分からないしな。
こいつは俺達を進ませたがってるみたいだけど、進む時は気をつけよう。
先がまずいことになってないか、突破口がないか。
次に異変が起きるようなら、音声案内取るのも考えに入れる」
佐倉 光
「……ああ」
牧志 浩太
「こいつに言われた通りに動かされるのは、まずい気がする」
そうやって話しながら、暫くその場に居てみるが、音声案内や周囲に変化はある?
KP
そろそろ進みましょう。
牧志 浩太
倒れた鏡の裏側を見てみる。
KP
裏側にも呪術的と思われる装飾がされているが、文字が書いてあるなどはないようだ。
佐倉 光
「この鏡がトリガーだったのかな。
鏡面が動いたように見えたよ」
牧志 浩太
「見ろ、って言ってたしな。鏡を見ると発動するのか」
KP
鏡は沈黙している。
KP
ちょーっと心配なのが、いつものKPのやり方とこのシナリオとの相性がちょっぴり悪いことかなぁー。
どう悪いかは言えないけど。
牧志 浩太
誘導が実はブラフなタイプかなーとは思っているけど、どうなるかなぁ。
KP
質問は随時受け付けております。
牧志 浩太
もう暫くその場に居座ってみるが、音声案内や周囲に何か変化はあるだろうか?
KP
そろそろ進みましょう。
KP
周囲はしんと静まりかえっている。
ただ明るい音楽が微かに、空々しく流れている。
牧志 浩太
「進もうとしか言わないな、こいつ」
展示ケースに手をかけてみるが、開けることはできる?
KP
鍵がかけられており、普通に開けることはできそうにない。
佐倉 光
「そういやさっきからせきたててくるな」
牧志 浩太
「そうなんだよな。こいつは進ませたいらしい」
佐倉 光
「とはいえ……ここにいても何もありそうにないのは事実か」
KP
館内に人気はなく、係員がやって来る様子もない。
牧志 浩太
「ちょっとだけ試してみる」
展示ケースを蹴るなどして、鏡を元の向きに戻そうと試みる。
KP
さすがに、倒れている物は立てられないだろう。
ケースごと倒してみる?
牧志 浩太
ケースごと倒すか、壊すか、出来そうな方を試みる。
KP
そのまま壊すのは、難しそうだ。
強化硝子であろうそれは叩いた程度ではびくともしない。
何か棒状の物でもあれば、といったところだが、そのような物は見当たらない。
KP
倒すなら二人がかりで押してみることになる。
KP
鏡、ぱたっと伏せられている状態なんですよね。
破壊して中身取り出すとかしないと鏡面見るのは無理そう。
牧志 浩太
ふむふむ。
牧志 浩太
「もう一度鏡を覗けばなんとかなる可能性を少しだけ考えてたんだけど……、壊せそうにないな。
倒しても、途中で引っかかるか」
周囲には壁とケース以外の物はない?
佐倉 光
「この台も随分丈夫そうだぜ」
KP
ない。
展示の管理者用の椅子すら見当たらない。
KP
そろそろ進みませんか?
牧志 浩太
展示台にキャプションボードがあるなら剥がそうとしてみる。
裏に何か書かれていたりしない?
KP
そこには何もありませんよ。
KP
何も書かれてはいない。
ボードは軽いプラスチックだ。
牧志 浩太
外した後にも何もない?
KP
ない。剥がされた糊のあとが残っているだけだ。
牧志 浩太
何かに使えるかもしれないので、ボードは持っていく。
牧志 浩太
「くそ、癪だけど本当に何もないな」
天井や床を見てみるけど、何もない?
KP
何も無い。
KP
展示物は大切なものです。
御手を触れぬようお願いいたします。
牧志 浩太
「無理やり連れてきといてよく言う」
KP
ごゆっくりご覧ください。
佐倉 光
「俺たち美術品見に来たんであって、異変に遭いたくてきたんじゃねーんだよ」
牧志 浩太
「それな。見に来たんであって見させられに来たんじゃない」
KP
まったくだな。
KP
次の柱には

■悪夢の展示~蒐集した絵画たち~

KP
と書かれている。
牧志 浩太
「仕方ない、ここは進むか……」
佐倉 光
「……だな」
牧志 浩太
次の展示へ進む。

『海を喰らうもの』
 所蔵:グロリアス・クラブ
 アメリカ・19世紀後半

KP
展示ブースへと進めば、そこには大きな絵画が飾られていた。
絵画には海が描かれており、その全てを飲み込むかのように巨大な生物が海を覆う様子が描かれていた。
音声案内が続ける。
音声案内が作品の解説をしてくれる。
牧志 浩太
先にキャプションを見てから、絵画をよく見る。
牧志 浩太
「ああ、くそ、気になるんだよ、そうやって出されたら。
見ちゃうだろ」
KP
キャプションには、チェルダックが見た夢を友人の画家が描いたものであるほか、美しい青の段階によって緻密かつ大胆に表現された絵の技巧について記されている。
佐倉 光
choice 見る 見ない (choice 見る 見ない) > 見ない
KP
〈芸術(絵画)〉またはそれに準ずる技能で判定。
牧志 浩太
〈夢の知識〉では何か分からない?
KP
夢とは違うかな。絵の見た目そのものの話になる。
〈オカルト〉でもいいことにしようかな?
牧志 浩太
お、ありがとうございます。
CCB<=54〈オカルト〉 (1D100<=54) > 56 > 失敗
おっと、わからなかった。
KP
油彩画だとわかる。巨大な怪物に対して、漠然とした畏怖を感じる。
KP
あなたは海そのものが、既に人知の及ぶものではなく、
人間にとって神聖かつ悍ましい異空間であると感じるでしょう。
KP
SANチェック成功時減少 1失敗時減少 1D2
牧志 浩太
CCB<=62 《SANチェック》 (1D100<=62) > 25 > 成功
[ 牧志 浩太 ] SAN: 62 → 61
牧志 浩太
つう、とこめかみを冷汗が垂れた。
これは海。海の底の、悍ましい……、
佐倉 光
「……なんか顔色が悪いな」
牧志 浩太
「ごめん、ちょっと圧倒された……」
佐倉 光
「そんなすごい絵なのか? くそ、ちゃんと見たくなるじゃないか……」
牧志 浩太
「すごい、っていうより、怖い、の方」
佐倉 光
「怖い?」
牧志 浩太
「そう、怖い。
……いや、違うな。この音声案内が怖がらせようとしてくるせいで、余計に怖く感じてるかもしれない」
佐倉 光
「なんか言われたのか?」
牧志 浩太
「海そのものが悍ましい異空間だ、だってさ。
それを聞いてたら、背筋がぞくりとした」
佐倉 光
「そっちは知らないな……見たヤツにだけ話しかけてくるのかな」
KP
ああー、後一枚だけやらせてください!
そこまで重要じゃないんだけど、芸術鑑賞的には続けてみた方がいい。
牧志 浩太
ほほう。
佐倉 光
「多分俺、『絵を見るか』って訊かれた、気がするんだよ。
嫌な感じがしたから目を逸らしたんだけど」
牧志 浩太
「俺も。絵をよく見るかって聞かれた」
佐倉 光
「……まだ先、結構ありそうだぜ。こんなのばっかりなのかな」
牧志 浩太
「それで正解な気がするな。こいつはたぶん、よく見せたがってる。理由はわからない。
ただ、見てないことで何かあったらと思うと、それも怖いんだよな」
佐倉 光
「俺、身長的によく見えねぇしなぁ……」
牧志 浩太
「俺が見ておいて、佐倉さんは見ないでおくか? 役割分担になっちゃうけどさ」
牧志 浩太
絵画を外すなりずらすなりして裏をみようと試みるが、何かある?
KP
展示品には御手を触れぬようお願い申し上げます。
KP
裏を見る?
牧志 浩太
見る。
KP
一般的なものと違い立派な額だ。
しっかりと固定されていて重い。
絵画を外気から守るためだろうか、分厚く丈夫な額の裏は綺麗な木製だ。
裏に何かが書かれている、などといったことはない。
牧志 浩太
溜息をついて絵画を元に戻す。
KP
そのままあなたは歩みを進めます。
KP
進む?
牧志 浩太
進まない。一度足を止める。
KP
大海を描いた絵画は変わらずそこにある。
佐倉 光
「また命令された気がする」
牧志 浩太
「ああ、俺もだ。
相変わらず、勝手に俺の行動を決めさせようとしてくるな、こいつ」
KP
くらえ、確定描写!!
牧志 浩太
「これ、やっぱり最後に不味い事させようとしてくるんじゃないか?」
佐倉 光
「ありうる。
あなたは自ら命を絶ちます とか。
っつっても抵抗はできるんだよな」
牧志 浩太
「ありそう。どこかにダイブさせられるとかさ。
聞いてたらそのうち抵抗しづらくなってくるとか、ありそうで困る」
KP
そのような馬鹿なことがあるわけはない、とあなたは自らの愚かな考えを一笑に付すでしょう。
牧志 浩太
「だから勝手に決めるな」
佐倉 光
「なんなんだよこいつ」
牧志 浩太
「正直イラっと来る」
周囲を見回してみるが、相変わらず壁しかない?
KP
ない。人の姿もなく、ただ展示物だけが並んでいる。
KP
素晴らしい展示物があります。
牧志 浩太
「ああもう。仕方ない、進むか」
進む前に、行く先の様子を確認する。
KP
しばらく絵画のスペースが続いているようだ。
今までの部屋と比べるとこの部屋は随分と広く、多数の絵画が展示されている。
佐倉 光
「悪夢の展示、だっけ。
ここがメインイベントってとこなんだろうな」
牧志 浩太
「そうなるな」
KP
少し先には、やはり青っぽいが、毛色が違う絵が飾られている。
日本画の雰囲気だ。
牧志 浩太
室内に多数の絵画が展示されているということだが、順路と逆に向かって見ることはできる?
KP
もちろんそれは可能だ。
牧志 浩太
では順路と逆側の絵に進む。
色々迷ったりしたが、見る順番はあまり関係なかったので順番に見ることになった。

KP
先へ進むと、似たイメージの、だが随分と趣の違う絵画が現れる。

『夢中怪景「大海魚」』
 所蔵:グロリアス・クラブ
 日本・19世紀ごろ

音声案内が作品の解説をしてくれる。
牧志 浩太
見ない。
KP
Choice 見る 見ない (choice 見る 見ない) > 見ない
どことなく漫画的でユーモラスとも思える絵を、探索者たちは横目に進む。

KP
というわけで、美術でよくあるリスペクト絵でした。
だから連続の方が面白いねってだけだった!
牧志 浩太
なるほど!
これはリアルタイムの方が雰囲気味わえる
KP
本日はここまでです。
またのご来場をお待ち申し上げております。
KP
本日ここまで。
牧志 浩太
ありがとうございましたー!
KP
ありがとうございました!
KP
もう仕掛けはお分かりかと思いますが。
牧志 浩太
PLは舐めるように眺めたいんだけど、音声案内さんが見るように唆してくるので悩ましい所
KP
見てもいいんですよ。見ましょう。
あなたは絵が見たくて溜まらなくなりました。
牧志 浩太
ヤダー。
佐倉 光
紛らわしいからこっちで素の喋りするね。
牧志 浩太
確かにこれ、シナリオの説明がブラフっぽい・確定描写シナリオと見せかけて実は……、っていう半メタな仕掛けがあるっぽいから、文章を振り回すKPだとなかなか相性が難しいかも
佐倉 光
普段、描写はダ・デアル、KPの感想やら質問への回答はデスマスでやってるもんだから、「いつもと同じだな」と思われすぎても不味いなぁと。
ほぼバレてはいただろうけど、ちょっとこの発言、核心情報になるから言うの早かったなって後悔した!
牧志 浩太
なんですよね。確定描写しないKPなのに文体が変+某シナリオやってたから途中で「これは」って気づいたけど、本当に単に確定描写なシナリオも結構あるから、うっかりすると「シナリオの文体の癖かな?」ってなっちゃうのが難しいところ
でも面白い仕掛け。
普段シナリオの表記揺れは直して回しちゃうし、文体書き換えちゃったりするので、この手の仕掛けはバレバレになりやすいんですよね。
佐倉 光
そうなんですよねー。
これ音声でやる時どうするんだろうな。
他にも色々仕掛け上の悩みがあったりするけどまあ終了後に。
牧志 浩太
気づいた時にぞわっと来るのも含めて、なかなか面白い仕掛けなので好きではある。楽しい。
佐倉 光
これはリアルタイムでやるべきだよねぇ。
牧志 浩太
これはリアルタイムでやるべきですねぇ。
色々悪戦苦闘するのもリアルタイムの方がやりやすいし、置きだとこういう仕掛けはスルーしてしまいがちだと思う。
佐倉 光
たぶん置きだと気付きにくいと思うんですよ。画像のあれこれとかね。
牧志 浩太
そうそう。情報窓につけても置きだとスマホの画面で見たりして気づきづらいんですね。
あとなにより雰囲気! これはココフォリアじゃないと味わえない
佐倉 光
そうそう。一応補助用に部屋作ろうと思って作ってみたら、やっぱりこれリアルタイムで歩くべきだろうと思った。
牧志 浩太
リアルタイムの方が雰囲気味わえる・違和感に気づきやすい・悪戦苦闘しやすいと、これは完全にリアルタイム向け
佐倉 光
牧志君がいつも通りジタバタしてた!
牧志 浩太
置きだと一文長くなるから、違和感をスルーしちゃう可能性が高い
佐倉 光
そうなんですよねー。
アレとアレ分離して提示してたけど、これ置きだと絶対くっついちゃって分かりづらくなる
かといってカッコでくくったりしたら台無し。
牧志 浩太
そうそう。置きだとこれくっついちゃうからさらっと読んじゃって気づかない。
この「音声案内さんが自分の行動を確定させようとしてくる」、牧志的に大層ハラタツので従いたくなくてジタバタする。>牧志がジタバタ
牧志浩太は我が強い。
KP
展示物には手を触れずにおとなしく美しい展示物を見るべき。
あなたはそう確信します。
牧志 浩太
「断る。断りたい」
佐倉 光
まあー、見応えがあるのは確かなんで見ないの勿体ない気がするのがすげー悔しい。
牧志 浩太
そう、それはあるんですよね。PLは! すごく! 見たい!!!!!!
KP
作品どれも雰囲気あって見応えあるんですよねー
佐倉 光
あるんですよ。
牧志 浩太
見たいんだけどなぁあ~~~~。
本当に見ごたえのある作品ばかりですごい。見たい。
佐倉 光
終わった後にじっくりご覧ください。
これ本当に美術館組み立てて人に見て貰いたくなる。
牧志 浩太
終わった後にPLが遠慮なくじっくりねっとり見よう。本当に美術館で見たい。
佐倉 光
終了後に作品解説と一緒に紹介した方が良さそう。
この作品が何を表現した物なのか、って作者さんが解説してくれているので。
牧志 浩太
ああ~~~それは良い
終了後にぜひ解説と一緒に見たいですね
佐倉 光
じゃあその準備もしとこう。
牧志 浩太
そういえば、牧志が「蹴る」って行動に出る時は相当腹が立ってる時なんですよね。某シナリオの時に一度だけ出たけど。
佐倉 光
ああー、ありましたねぇ。
それもここの二人は未経験。
牧志 浩太
そう、こっちの二人は未経験。
佐倉 光
続きはまた今度……
といったところで本日は閉めまーす。
遅くまでありがとうございました!
牧志 浩太
ありがとうございましたー! 楽しかった!
また来週よろしくお願いします

コメント By.KP(佐倉)
たまには芸術に触れるのもいいことです!

このシナリオ、最初は置きでやろうかと思ったのですが、データを見て準備をしているうちに、これは絶対リアルタイムでやるべきだ! と思いました。
美術館をゆっくり観覧する雰囲気が味わえて楽しい作品です。

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【クトゥルフ神話TRPG】
本作は、「 株式会社アークライト  」及び「株式会社KADOKAWA」が権利を有する『クトゥルフ神話TRPG』の二次創作物です。

Call of Cthulhu is copyright ©1981, 2015, 2019 by Chaosium Inc. ;all rights reserved. Arranged by Arclight Inc.
Call of Cthulhu is a registered trademark of Chaosium Inc.
PUBLISHED BY KADOKAWA CORPORATION 「クトゥルフ神話TRPG」


TRPGリプレイ CoC『機械仕掛けの街』佐倉&牧志 1

「正直俺にもどっちが正解かわかんねぇよ……」

TRPGリプレイ CoC『VOID』継続『花結び』田尾&春(終)

こ、この無自覚コンビ……ッ!!!

FF XIV『クリスタル奪還』モーラ&ランドレン 1

「す、すみません、大丈夫です」
「ですが! 一応!!起動方法を確認していただいてもよろしくてよ!?」
「うるせー! わからねーならわからねー、って言いやがれ!」


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