気軽に読める一話完結もの
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母が言うには、この田舎の地域にはたまにアハンウフンバキューン💛が出るらしい。
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「はて。おかしいですね。赤い服の女ではなく、赤ら顔のよっぱらいのはず」
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「この東京でアッシから盗みを働くとはいい度胸シてんのシ! ぶっ殺!」
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『「うるせぇよ」』 『聴覚への干渉入力は行っていないが』
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吐き出したい。吐き出したらきっと、すっきりする……。
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「い、いえ、そんなことないです、突然爆発しただけで」
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「なんかノリノリだな」 「いいだろ。たまには俺だって悪事をやらかしてみたいんだ」
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「ファミチキもいいけど俺ケンタ食べたい」 「俺唐揚げ食べたくなってきた。イン&ヤンのヤンニョム唐揚げ」
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「いや、幽霊とか悪魔とかって、そんなに日常じゃないよな、って思った。俺達は慣れてるけど」
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「覚醒した……いや、させられた、のか?」
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「こんなのそれこそ波照間さんや春日さんのほうが適役だろ!? なんで俺なんだよ!?」
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こんな状況だけど正気だ! 正気の佐倉さんが、いる! 助けを求め、巻き込まれた俺を助けようとしてくれている! ……大変だろうな正気でこの状況。後で憤死しないかな。
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「こいつらが何なのかは全然分からないんだけどさ。何をさせたいのかだけは、分かる気がするんだ……」 「やだ。分かりたくない」
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「ゴハンとってくのはわるいやつだよねェ」 「バチがあたってほしい? シかえししたい?」 「バッチバチにバチ当たればいいのシ!」
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で、早く住所教えてくれよ。真っ先に会いに行きたいんだ。
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ナニカはナニカ囁いてくるかい?
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「勿論だよ」 「一度目も、二度目もね」
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その食べ物は、すっかり俺の好物になってしまった。──その一杯には、相棒と駆け抜けた夜の思い出まで一緒についてくるから。
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こ、この無自覚コンビ……ッ!!!
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「私が戻ってくるまでせいぜい生きていろ」
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「ナナシでこめん」 「いいよ、なんとなくわかった」
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「……クオリア、あるじゃあないですか」
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(そう、ゼロではない……可能性がないわけではない)
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『うん。ちょっと横断歩道渡れなくて困ってるお婆さんと、気分悪そうにしてるおじいさんと、風船取れなくて困ってる子がいて』 『……イベント起きすぎじゃない?』
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「はぁぁぁ、どこのどいつだよ東京受胎なんて起こしやがったバカは」
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『心臓がちょっとはやく動くだけ』 越生&夏木
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「たのむでファミリー」 「包丁のこと普通はファミリーって呼ばない」
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やさしい朝をくださいね 唐木&春日
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『心臓がちょっとはやく動くだけ』 唐木&横瀬
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こうやって声をかけるとき、毎回背筋が冷えるような心地になる。