『のうみそのきみ』
『ショットガン目星』
『吽ノ間』
のネタバレがあります。
佐倉 光
サマナーで悪魔退治屋。ハッカーでもある。
基本、知性・理性・効率、そういったものを重視する冷静な青年。とある事件より、体中の痛みに悩まされている。
基本悪魔を召喚して戦うが、悪魔との契約のカードを使ってその力を一時的に借りることもできる。
巻き込まれ体質らしい。
今異星人の実験の被験者になっており、脳だけを摘出されている。
牧志とは友人。
牧志 浩太
お人好しで温厚、だが意思は強い好青年だったが……。
とある事情で二年より前の記憶の大半を失い、代わりに悪魔使い波照間紅の記憶を持っている。
首から胸へと続く奇妙な【契約】の痣がある。たまに痛むという。
生贄体質らしく、事件に巻き込まれることが多い。
とある事件以降、胃袋が独立した生命体になってしまった。
佐倉とは友人。
現在、心因性視覚障害を抱えている。
また、佐倉が不在の間に色々大変だった。
シロー
とある事件以来、特殊な事情のため二人が面倒を見ることになった少年。
超美形で類い希な理解力と知性を有する。
年齢は7歳程度。生育環境が特殊だったため、一般的な教育を受けていないので、言語が年齢の割に幼い。
牧志浩子と五人
少し前に現れた6人の異星人。佐倉と契約して彼の仲魔として存在している。
その正体は、何にでも変身して喰らい殖える不定形生物だったが、『人間』としての意識を持ち、この星での人間との共存を試みている。
レアな状況
KP
佐倉不在時にやっときたいことまだあるかなぁー
牧志 浩太
ロスト率とか中身とか不明なので中身次第ですが、前にお出しした「あのマーケット」を牧志ソロでやるかどうかくらいかなぁ。
そろそろ佐倉さんとまた一緒に動きたい気もします。
牧志ソロで素直なソロホラーやっても面白い気がしますが、ぱっと浮かばず。
あとは
・インタールードとして休暇中の佐倉さん描写したい
のと、
・休暇中の佐倉さんに牧志がニャル様になりかけてたでって知らせたらどんな顔するかちょっと見たい（？）
くらいかな？
そろそろ佐倉さんとまた一緒に動きたい気もします。
牧志ソロで素直なソロホラーやっても面白い気がしますが、ぱっと浮かばず。
あとは
・インタールードとして休暇中の佐倉さん描写したい
のと、
・休暇中の佐倉さんに牧志がニャル様になりかけてたでって知らせたらどんな顔するかちょっと見たい（？）
くらいかな？
KP
休暇かー。シナリオじゃなくてずっと前にやったみたいにチャット形式でちょろっとやる、かな？
牧志 浩太
そうそう。前の牧志覚醒編みたいにちょろっとやるのがいいかなと。
KP
シナリオ使っちゃうと実験に支障が出るしー
牧志 浩太
出ちゃいますからね。
一方そのころって感じで軽く。
一方そのころって感じで軽く。
KP
今のシナリオの続きのチャンネル使ってちょろっとやって、ログとしては別に収録する感じかな。
ネタバレだから他のログと合体できない。
ネタバレだから他のログと合体できない。
牧志 浩太
ですね。前の時みたいに別に収録。
KP
ではその辺明日以降にやりましょかー
牧志 浩太
はーい！
現在佐倉は『のうみそのきみ』事件で異星人の実験の被験者となっており、外の世界と隔絶された世界で脳だけを摘出されて生活している。（詳しい状態はシナリオを参照）
また、牧志は佐倉不在時に『ショットガン目星』と『吽ノ間』を経験した。色々大変だったらしい。
また、牧志は佐倉不在時に『ショットガン目星』と『吽ノ間』を経験した。色々大変だったらしい。
Interlude : 一方その頃
『休暇中』
KP
こぽ、こぽ、……こぽり。
何処からか、柔らかくのぼっていく泡の音。
静けさばかりが満ち満ちる部屋の外に、揺らめく海が映し出されている。
巨大な魚が銀の尾を引いて、ゆったりと通り過ぎていった。
穏やかであると定められた海の底。
ここにはあなたしかいない。
あなたと、姿も知れない『実験者』のふたりしかいない。
どれだけ言ってもいまいち芯のずれた食事の味には、いい加減慣れただろうか？
今ひとつ要領を得ない会話には？
それが今のあなたの暮らしだ。
何処からか、柔らかくのぼっていく泡の音。
静けさばかりが満ち満ちる部屋の外に、揺らめく海が映し出されている。
巨大な魚が銀の尾を引いて、ゆったりと通り過ぎていった。
穏やかであると定められた海の底。
ここにはあなたしかいない。
あなたと、姿も知れない『実験者』のふたりしかいない。
どれだけ言ってもいまいち芯のずれた食事の味には、いい加減慣れただろうか？
今ひとつ要領を得ない会話には？
それが今のあなたの暮らしだ。
佐倉 光
水と泡の音で辛うじて今の自分の状態を思い出す。
俺は、『異常な状態』である。
脳が肉体と切り離され、脳だけに与えられるつじつまを合わせたあらゆる刺激によって『自分は普通の生活をしている』という錯覚をし、かつそれを自覚しながら、何も異変の起こることのない異空間で生活をしているのだ。
話し相手は実験者とラミアだけ。外の世界とは完全に隔絶されている。
実験者が望む実験に付き合い、感じたことをレポートとして提出する。
何か精神に異常をきたすことがあれば記憶を弄られている可能性はある。
俺自身覚えちゃいないが、希に書いた覚えのない文章があったりするから、そういうことなんだろうと思っている。そうであってくれ。
あまりにも刺激が無さすぎて脳まで死にかけているなんて思いたくないぞ。
俺は、『異常な状態』である。
脳が肉体と切り離され、脳だけに与えられるつじつまを合わせたあらゆる刺激によって『自分は普通の生活をしている』という錯覚をし、かつそれを自覚しながら、何も異変の起こることのない異空間で生活をしているのだ。
話し相手は実験者とラミアだけ。外の世界とは完全に隔絶されている。
実験者が望む実験に付き合い、感じたことをレポートとして提出する。
何か精神に異常をきたすことがあれば記憶を弄られている可能性はある。
俺自身覚えちゃいないが、希に書いた覚えのない文章があったりするから、そういうことなんだろうと思っている。そうであってくれ。
あまりにも刺激が無さすぎて脳まで死にかけているなんて思いたくないぞ。
佐倉 光
仕事をすることもなく、決まった時間にシローと牧志を送り出す必要もない。
好きな時間に好きなことをしていい。
そんな暮らしは早々に怠惰を招いた。
当たり前のように1日は25時間になり、食事の頻度は少し減った。
食事がそんなに楽しくないから、という原因もある。
好きな時間に好きなことをしていい。
そんな暮らしは早々に怠惰を招いた。
当たり前のように1日は25時間になり、食事の頻度は少し減った。
食事がそんなに楽しくないから、という原因もある。
ラミア
「ちょっとボーヤ、太ったんじゃない？」
幸いラミアの興味と忠誠はまだ尽きては、いない。
幸いラミアの興味と忠誠はまだ尽きては、いない。
佐倉 光
「やべぇな、少し習慣乱れすぎてるか」
髪やヒゲはのびないし、爪はキーボードに当たるのでちゃんと切ってはいる。
しかし風呂は……サボりがちかも。
髪やヒゲはのびないし、爪はキーボードに当たるのでちゃんと切ってはいる。
しかし風呂は……サボりがちかも。
佐倉 光
食事にもうちょっと注文つけてみるか。
人間的な喜びはQOLを保つために必要だ。
人間的な喜びはQOLを保つために必要だ。
KP
『肉体は分離されている。君の脳の摂取エネルギーは変化していない。君が肥ることはない』
「そいつ」の発言が端末上であなた達の会話に割り込んだ。
「そいつ」の発言が端末上であなた達の会話に割り込んだ。
KP
『食事行為が厭であれば、無意識下で完了させることもできるが』
佐倉 光
『あのなーー。
おまえが観察したいのは脳缶じゃなくて人間なんだろ？
ことあるごとに人間捨てさせようとしてんじゃねぇよ』
おまえが観察したいのは脳缶じゃなくて人間なんだろ？
ことあるごとに人間捨てさせようとしてんじゃねぇよ』
KP
『そうか……。』
返事が表示されるまでに時間がかかる時は、ちょっと考え込んでいる、というのも分かるようになってきただろう。
返事が表示されるまでに時間がかかる時は、ちょっと考え込んでいる、というのも分かるようになってきただろう。
佐倉 光
『じゃあ今日からしばらく甘味についての徹底追求するから。
甘味は人間が基本的に好む味だ、ここが分かれば結構食事の改善にも期待できるぞ』
甘味は人間が基本的に好む味だ、ここが分かれば結構食事の改善にも期待できるぞ』
KP
『ああ、頼む。味覚と嗅覚による人間の脳状態の変容と行動変容の幅は非常に興味深い』
佐倉 光
『そうか、気のせいか。それはそれでまずい気もするな』
手を握ったり開いたりする。
手を握ったり開いたりする。
佐倉 光
今の俺はヒランヤもなければ髪の毛もない。
無いものにすがるのもどうかと思ったので、こういう気を落ち着けたいときには牧志の真似をすることにしている。
そういえばこの状態になって素晴らしいことがひとつ。
常に付きまとっていた体の痛みが綺麗さっぱり消え去ったことだ。
無くなってみればあの痛みはずいぶんと思考を阻害していたのだと気づく。
※そういえば痛みも、それを和らげる勾玉も、異変の産物だったんだよなぁ。
無いものにすがるのもどうかと思ったので、こういう気を落ち着けたいときには牧志の真似をすることにしている。
そういえばこの状態になって素晴らしいことがひとつ。
常に付きまとっていた体の痛みが綺麗さっぱり消え去ったことだ。
無くなってみればあの痛みはずいぶんと思考を阻害していたのだと気づく。
※そういえば痛みも、それを和らげる勾玉も、異変の産物だったんだよなぁ。
KP
手を握り、開けば、人間の肉の弾力を感じた。
ゆっくりと血の通う、あなたの肉。
ゆっくりと血の通う、あなたの肉。
KP
ここにあるのは常に意識の端に引っかかる痛みも、それを和らげてくれる祈りもない、なまのあなただ。
牧志と会う前のあなたにも、すこし似ている。
牧志と会う前のあなたにも、すこし似ている。
佐倉 光
ついでに悪魔の味覚についても調べたいからラミアにも程々に付き合って貰おう。
嫌がられない程度に。
どうやら一度二度と襲われて、ラミアにとってはこの体は精気も血もまずいらしいことが分かっている。
あんときゃマジで生命の危機を感じたな。
てか、ホルモンちゃんと働いてんのかな？
嫌がられない程度に。
どうやら一度二度と襲われて、ラミアにとってはこの体は精気も血もまずいらしいことが分かっている。
あんときゃマジで生命の危機を感じたな。
てか、ホルモンちゃんと働いてんのかな？
佐倉 光
『ところで、最近牧志『前回被験者』の様子はどうだ？ 変わりないだろうか？
数日にわたって不在だとか、精神状態に著しい変化があるとか、周囲の人間の動きに変化があるとか、そういったことはなかったか？』
数日にわたって不在だとか、精神状態に著しい変化があるとか、周囲の人間の動きに変化があるとか、そういったことはなかったか？』
KP
『ああ。問題ない。此方の不覚で彼の目がショットガンにはなったが、解決済みだ』
……ちょっと言いづらそうな間が空いたのは気のせいだろうか。
……ちょっと言いづらそうな間が空いたのは気のせいだろうか。
佐倉 光
「…………」
思わず眉間を揉んだ。いや、揉むアクションをした。
わからん。なんだそれ。
「えっ、なになに？」
面白そうな気配を感じてラミアが寄ってくる。
思わず眉間を揉んだ。いや、揉むアクションをした。
わからん。なんだそれ。
「えっ、なになに？」
面白そうな気配を感じてラミアが寄ってくる。
佐倉 光
『理解不能だ。もう少し分かるように説明して欲しい。
それはいつの話で、具体的にどういった状況か』
いやこいつ比喩なんか言わねぇよな。
……よけいに分からん。なにそれ。
※たぶんあの事件から結構経ってるんじゃないかなーって。
それはいつの話で、具体的にどういった状況か』
いやこいつ比喩なんか言わねぇよな。
……よけいに分からん。なにそれ。
※たぶんあの事件から結構経ってるんじゃないかなーって。
KP
※ですね。結構経ってる感じで。
たぶん直後に言いづらかったのでしまってたけど、そろそろ言わなきゃ…… って出してきた。
たぶん直後に言いづらかったのでしまってたけど、そろそろ言わなきゃ…… って出してきた。
KP
『実は、品性下劣な同胞が彼の脳に細工をしてしまい……』
書かれる文章は詳しく説明されてもわけがわからないが、珍しく歯切れが悪い。
あっこいつ何時の話なのか伏せたな？ と察してもよい。
書かれる文章は詳しく説明されてもわけがわからないが、珍しく歯切れが悪い。
あっこいつ何時の話なのか伏せたな？ と察してもよい。
佐倉 光
略されたけどなんとなく説明された感じでしょうか。
それとも言葉通りの情報だけ？
そっかー、さすがに自分のやらかしは言いづらいのかー。
「いきなり信頼を損ねるから」とかいう合理的な理由ではあるんだろうけど。
これで「いつ」を追求した結果、「君が今知ったって意味ないでしょ」って話に発展する感じかな。
それとも言葉通りの情報だけ？
そっかー、さすがに自分のやらかしは言いづらいのかー。
「いきなり信頼を損ねるから」とかいう合理的な理由ではあるんだろうけど。
これで「いつ」を追求した結果、「君が今知ったって意味ないでしょ」って話に発展する感じかな。
KP
あっ描写不足失礼しました。
略されたけどなんとなく説明された形でお願いします。
＞これで「いつ」を追求した結果、「君が今知ったって意味ないでしょ」って話に発展する感じかな。
そういう感じになりそう。
略されたけどなんとなく説明された形でお願いします。
＞これで「いつ」を追求した結果、「君が今知ったって意味ないでしょ」って話に発展する感じかな。
そういう感じになりそう。
佐倉 光
既にわけがわからないのに一行でツッコミどころが増えたが！？
佐倉 光
『まず脳への改造で目から光線が出るあたりからよく分からない。そのエネルギーはどこからどう伝達して発生し、発射に至るのか。
というかそれは実弾じゃないんだろ、ビームだろ？ ビームでなんで爆発が起きるんだよ。
ショットガン要素どこ』
等々、疑問点をつらつらと並べ上げる。
『つーかお前の不覚って、どういうことだよ。あれから牧志にまたちょっかいだしたんじゃないだろうな。約束が違うぞ』
というかそれは実弾じゃないんだろ、ビームだろ？ ビームでなんで爆発が起きるんだよ。
ショットガン要素どこ』
等々、疑問点をつらつらと並べ上げる。
『つーかお前の不覚って、どういうことだよ。あれから牧志にまたちょっかいだしたんじゃないだろうな。約束が違うぞ』
KP
『私が実行、または実行を許可したものではない。
前回実験終了後の引継時、私が君と交信している間の一瞬の隙を狙われて悪意ある介入を受けたものだ。
推測するに、我々が作業工具及び武力として用いる電気銃と同一思想のエネルギー増幅・発射機構を彼の脳に組み込んだものと思われる。
詳しくは省略するが、人間の脳で実現しているということは、神経伝達電流を一時的に収束して増幅ニューロンにより増幅し、得たエネルギー落差を脳内の所定位置に埋め込んだミュー金属片12片に流し込み活性化することで、────（読めない）の印を形成することにより、────（読めない）の領域から高エネルギー光線を生じさせ対象に照射していると思われる』
つらつらと返答が表示された。
前回実験終了後の引継時、私が君と交信している間の一瞬の隙を狙われて悪意ある介入を受けたものだ。
推測するに、我々が作業工具及び武力として用いる電気銃と同一思想のエネルギー増幅・発射機構を彼の脳に組み込んだものと思われる。
詳しくは省略するが、人間の脳で実現しているということは、神経伝達電流を一時的に収束して増幅ニューロンにより増幅し、得たエネルギー落差を脳内の所定位置に埋め込んだミュー金属片12片に流し込み活性化することで、────（読めない）の印を形成することにより、────（読めない）の領域から高エネルギー光線を生じさせ対象に照射していると思われる』
つらつらと返答が表示された。
佐倉 光
なるほどなるほど、なかなか興味深いな。いつか応用して何か……
佐倉 光
じゃねぇんだよ！
あぶねぇ、誤魔化されるところだった。
あぶねぇ、誤魔化されるところだった。
佐倉 光
『とすると、それが起きたのは牧志が帰る前、ということになるな。
その悪意ある介入の影響が出たのはいつのことか？』
その悪意ある介入の影響が出たのはいつのことか？』
KP
『介入の翌日だ。第三者である同胞によって当日中に解決された』
端末に返答が表示された。
端末に返答が表示された。
佐倉 光
あれから？ 少なくとも10日以上は経ってると思うけど？
都合が悪いから隠してたのか？
『聞いてねーんだけど。遅すぎだろ。もっと早く教えてくれよ』
都合が悪いから隠してたのか？
『聞いてねーんだけど。遅すぎだろ。もっと早く教えてくれよ』
KP
『謝罪する。当該同胞の抑止力となる同胞の存在を認識しており、万一抑止されなければ私が行動する予定のため問題ないと認識していた。
過程を君に伝えれば君の動揺を呼び、実験の前提を崩すと想定した』
過程を君に伝えれば君の動揺を呼び、実験の前提を崩すと想定した』
佐倉 光
なるほど？ 何とかするつもりだったし、手を下す前に解決したと。
問題なくなったと認識したから教えてくれたと。
いや。ああ。分かる。俺も同じ立場ならそうすると思う。けどさぁぁぁ。
しばらく考えてから打ち込む。
『納得はしかねるが理解はした。
今後そういったことがあった場合は教えて欲しい』
問題なくなったと認識したから教えてくれたと。
いや。ああ。分かる。俺も同じ立場ならそうすると思う。けどさぁぁぁ。
しばらく考えてから打ち込む。
『納得はしかねるが理解はした。
今後そういったことがあった場合は教えて欲しい』
KP
『了承した』
返答が表示されるまで少し間があいた。
返答が表示されるまで少し間があいた。
佐倉 光
牧志君告解室お呼ばれ事件ってこの時起きてるのかなｗ
KP
牧志告解室お呼ばれ事件は１ヶ月後のはずだから、ここがちょうど１ヶ月経過直前くらいで、この直後にお呼ばれ事件が起きるとか？
佐倉 光
『事情を牧志に詳しく聞いてこちらに伝えて貰うことはできないだろうか』
くわしく！！
くわしく！！
ラミア
「なんかあったワケ？」
佐倉 光
「そうらしい。とっくに終わったから心配するなって」
ラミア
「良かったじゃない。その割に随分イラついているように見えるけど」
佐倉 光
「……お前俺が苛ついてるって分かるようになったの」
ラミア
「さすがにね。外とは隔絶されるって約束でここにいるわけでしょ？」
佐倉 光
「……そうだけど」
ラミア
「それでも教えてくれたんだから大サービスでしょ？」
佐倉 光
「……そうだけど」
ラミア
「ワガママねぇ」
KP
『事情は先程伝達したもので以上だ。
彼は実験対象を外れたため、君が望む【無事であるか】以上の観測は実施していない。
それとも、睡眠レベル・摂食量・食事内容・言語思考内容などを含めた詳細な観測を要するだろうか』
彼は実験対象を外れたため、君が望む【無事であるか】以上の観測は実施していない。
それとも、睡眠レベル・摂食量・食事内容・言語思考内容などを含めた詳細な観測を要するだろうか』
佐倉 光
いや……さすがにそこまでやるとただの監視だし……
ああくそ、牧志に話聞きてぇなぁ……！ なんなんだよ目からビームって。
……これ、心配してるっていうより俺が知りたいだけ、なのか？
ああくそ、牧志に話聞きてぇなぁ……！ なんなんだよ目からビームって。
……これ、心配してるっていうより俺が知りたいだけ、なのか？
佐倉 光
暫く黙って唸り、
『そのレベルでの情報は不要だ。
今後は異変があったらすぐ教えて欲しい』
『そのレベルでの情報は不要だ。
今後は異変があったらすぐ教えて欲しい』
KP
「教えて貰って、どうするの？ 助けに行けるわけでもないのに？」
佐倉 光
「……」
KP
『了承した。
参考に聞きたい。それは無事を確認したいと望む感情か？ 知的好奇心か？』
参考に聞きたい。それは無事を確認したいと望む感情か？ 知的好奇心か？』
佐倉 光
「……」
キーボードを前に悩む。
キーボードを前に悩む。
ラミア
「真面目ねー」
佐倉 光
「うるせぇよ」
佐倉 光
結局悩んだ挙げ句、両方だ！ と長文連ねて正直に回りくどく書き記した。
KP
『君の無形物言語記述能力は優れている。参考になった。
彼に対して君が発生する感情は高度に複合している。興味深い』
暫くして、そんな返答が表示された。
彼に対して君が発生する感情は高度に複合している。興味深い』
暫くして、そんな返答が表示された。
佐倉 光
『「うるせぇよ」』
声で答える。文章でも答える。
声で答える。文章でも答える。
ラミア
「心配だから知りたい、それはそれとして面白そう、でいいじゃないのよ」
KP
『聴覚への干渉入力は行っていないが』
何だかずれた返答が表示された。
何だかずれた返答が表示された。
佐倉 光
「疲れた。こいつと話してると疲れる」
ラミア
「めんどくさい者同士、気が合うんじゃないの？」
佐倉 光
「誰がだ」
気を落ち着けるために『甘さ』についてのレポートを書き始める。
※この空間で一番人間の感情をストレートに知っているのラミアさん説。
気を落ち着けるために『甘さ』についてのレポートを書き始める。
※この空間で一番人間の感情をストレートに知っているのラミアさん説。
KP
※なるほど佐倉さん自身よりもよく知ってる。確かに。
佐倉さんも対話が足りない時期が長かったもんなぁ。
佐倉さんも対話が足りない時期が長かったもんなぁ。
佐倉 光
常日頃思っていたがこいつには「比喩」「暗喩」「言葉のあや」というものを教えないと駄目だな。
甘味についてのレポートの上に文字に対する「うるさい」についての解説を打ち込む。
いやしかし、日頃意識せずに使っている言葉もこう深く追求すると面白いものだな。
甘味についてのレポートの上に文字に対する「うるさい」についての解説を打ち込む。
いやしかし、日頃意識せずに使っている言葉もこう深く追求すると面白いものだな。
ラミア
「表情なくても随分楽しそうに見えるし」
ラミアが呆れたように肩をすくめた。
ラミアが呆れたように肩をすくめた。
ラミア
「ずっとここで過ごすとか言い始めても驚かないわ」
佐倉 光
そんなこともしつつ、牧志に訊きたいことや言いたいことなんかをだらだらと打ち込んだりしているだろう。
そのまま伝えてもらえはしないだろうけど、ここを出るときに持ち出せるなら持ち出すかな。
そのまま伝えてもらえはしないだろうけど、ここを出るときに持ち出せるなら持ち出すかな。
KP
微かな気泡の音と、ラミアの声。
キートップをあなたの指が押す微かな音。
窓の外を光りながら過ぎてゆく巨大なクラゲは、静寂の背景。
何もない世界は、思考を掻き乱すものが何もない世界でもあった。
あるいは彼女が言うようにずっとここで過ごすのなら、あなたは永遠に思考の海の底へ沈んでいられるのだろう。
何に邪魔をされることもなく。
キートップをあなたの指が押す微かな音。
窓の外を光りながら過ぎてゆく巨大なクラゲは、静寂の背景。
何もない世界は、思考を掻き乱すものが何もない世界でもあった。
あるいは彼女が言うようにずっとここで過ごすのなら、あなたは永遠に思考の海の底へ沈んでいられるのだろう。
何に邪魔をされることもなく。
佐倉 光
ここに比べれば、外は騒がしく煩わしいものに溢れている。
突然の仕事に思索をぶった切られることもなく、牧志の帰りが遅いことで心を乱さずに済むのだ。
あいつの言うとおりだ。
俺がここにいる間、牧志の安否を知ったところでできることなどない。
それでも知りたいと願うのは、何故だろう？
ただの知識欲なんだろうか？
突然の仕事に思索をぶった切られることもなく、牧志の帰りが遅いことで心を乱さずに済むのだ。
あいつの言うとおりだ。
俺がここにいる間、牧志の安否を知ったところでできることなどない。
それでも知りたいと願うのは、何故だろう？
ただの知識欲なんだろうか？
佐倉 光
「ちょっと散歩に行く」
打ち込むのを途中でやめ、端末を閉じてその場に置き、玄関から外に出る。
打ち込むのを途中でやめ、端末を閉じてその場に置き、玄関から外に出る。
KP
外へ出れば、どこまでも白い風景が続いている。
風景の形こそしていたが、先程までいた家の中と何も変わらない、あなたの思索を乱すことのない静寂の町。
風景の形こそしていたが、先程までいた家の中と何も変わらない、あなたの思索を乱すことのない静寂の町。
佐倉 光
作りが細かい町を見て歩くのもそれなりに気分転換になるものだ。
それと、世界が外にもあることを忘れずにいる助けにもなる。
なんだかこの体、運動不足だからって筋肉が衰えたりしない便利な物らしいんだけど、
それはそれで人間観察には合わないんじゃないのかって気はする。
今日はコンビニにでも入ろうか。
コードが届く範囲にあったはずだ。
それと、世界が外にもあることを忘れずにいる助けにもなる。
なんだかこの体、運動不足だからって筋肉が衰えたりしない便利な物らしいんだけど、
それはそれで人間観察には合わないんじゃないのかって気はする。
今日はコンビニにでも入ろうか。
コードが届く範囲にあったはずだ。
KP
あなたの知るどのコンビニとも似ているようで似ていないような店舗は、やっぱりなにもかもが白い。
入り口のコーヒーマシーンも、並んだレジの横のホットスナックコーナーも、奥のドリンクコーナーも、列に並んだ売り場に陳列されたお握りも菓子も日用品も、みんな白い。
それでもなんとなくコンビニだとは分かる、コンビニの概念みたいな場所だった。
入り口のコーヒーマシーンも、並んだレジの横のホットスナックコーナーも、奥のドリンクコーナーも、列に並んだ売り場に陳列されたお握りも菓子も日用品も、みんな白い。
それでもなんとなくコンビニだとは分かる、コンビニの概念みたいな場所だった。
佐倉 光
そこにいると、聞き慣れたメロディが聞こえてくる気がした。
いつかみんなでチキン買いに来たっけ。
みんなどうしているかな。
コンビニのバックヤードにまで入り込んで中を観察する。
ホットスナックのコーナーからチキンらしき物を取りだして指先でつついたり、適当な箱を開けてみたり。
いつかみんなでチキン買いに来たっけ。
みんなどうしているかな。
コンビニのバックヤードにまで入り込んで中を観察する。
ホットスナックのコーナーからチキンらしき物を取りだして指先でつついたり、適当な箱を開けてみたり。
佐倉 光
「おー、これポテチ？ 結構再現度高ぇー」
KP
レジの前に店員の姿はない。
レジのタッチパネルらしき部分にも、何も映っていない。
バックヤードには雑然と煙草の箱や食品の箱らしいものが積み上げられており、人の姿がなくとも、音がなくとも忙しそうな雰囲気を醸し出している。
箱を開ければ、これまた真っ白な中身が詰まっている。
真っ白なポテチは…… あまり食べ物らしくは見えない。
レジのタッチパネルらしき部分にも、何も映っていない。
バックヤードには雑然と煙草の箱や食品の箱らしいものが積み上げられており、人の姿がなくとも、音がなくとも忙しそうな雰囲気を醸し出している。
箱を開ければ、これまた真っ白な中身が詰まっている。
真っ白なポテチは…… あまり食べ物らしくは見えない。
佐倉 光
「おっと、あまりウロウロするとコード絡んじまうな」
頭の上に何も無いのに気をつける、というのもなかなか難しいものだ。
適当にあれやこれやとちょっかいを出してから、いくつか『商品』を持って戻る。
頭の上に何も無いのに気をつける、というのもなかなか難しいものだ。
適当にあれやこれやとちょっかいを出してから、いくつか『商品』を持って戻る。
KP
そうしてひとしきり見て外へ出ても、昼とも夜ともつかない曖昧な薄曇りの空は、入る前と全く同じ色合いで広がっていた。
佐倉 光
そういやここ、なんのために作ったんだろうな。
被験者に異常を悟らせないため？
にしたって限度があるだろう。
いちいち記憶消すつもりだったのか？
白い町をぶらぶらと歩いて、時間も分からない世界を夕暮れと決めて戻る。
被験者に異常を悟らせないため？
にしたって限度があるだろう。
いちいち記憶消すつもりだったのか？
白い町をぶらぶらと歩いて、時間も分からない世界を夕暮れと決めて戻る。
KP
歩いても歩いても、時間の経過すら分からない。
外部からの入力が無ければ、時間感覚というものはひどく主観的だ。
夕暮れだと思えば夕暮れの暗さのようにも見え、朝だと思えば朝の薄暗がりに見え、昼だと思えば薄曇りの昼に見える、そんな世界。
外部からの入力が無ければ、時間感覚というものはひどく主観的だ。
夕暮れだと思えば夕暮れの暗さのようにも見え、朝だと思えば朝の薄暗がりに見え、昼だと思えば薄曇りの昼に見える、そんな世界。
佐倉 光
この曖昧な世界を漫然と漂っていると、自分の存在すら漠然としたものになって薄れて行きそうな気がした。
佐倉 光
さりとてここは作り物の世界だ。それを忘れないためには、ここに昼夜を作るよう頼むのは、恐ろしい気もした。
KP
家に戻ると、端末に一つメッセージが入っているのに気づいた。
佐倉 光
ん、なんだろう。端末を取り上げて見る。
KP
端末にはこう表示されている。
『彼に対して■■■■の干渉があったようだ。
彼が■■■■に変じかけているが、命に別状はない。
これは君に知らせるべき内容であっただろうか？』
『彼に対して■■■■の干渉があったようだ。
彼が■■■■に変じかけているが、命に別状はない。
これは君に知らせるべき内容であっただろうか？』
佐倉 光
「…………」
佐倉 光
「…………」
佐倉 光
「はァ！？ なにそれ！？」
何故かそのぼやけて認識できない文字が、何を指しているのか分かった。
契約を果たしに来たってのかよ！？
俺との契約だろうが、俺がいないときに来てんじゃねぇよ！
つか、そんな大事なことさらっと伝えてくんな！
何故かそのぼやけて認識できない文字が、何を指しているのか分かった。
契約を果たしに来たってのかよ！？
俺との契約だろうが、俺がいないときに来てんじゃねぇよ！
つか、そんな大事なことさらっと伝えてくんな！
佐倉 光
『詳しく！！！』
KP
穏やかでなにもない空間の中で、あなたは、端末に向かって叫んだ。
Interlude : 一方その頃
『休暇中』
END.
佐倉 光
全然穏やかな日じゃない気がした。
KP
穏やかな日（が終わった日）でしたね。
佐倉 光
ありがとうございました！
KP
ありがとうございました！
『休暇中』の世界描写たっぷりできて楽しかった。
『休暇中』の世界描写たっぷりできて楽しかった。
佐倉 光
これ終了までにも小さいのが何回かあったのかなぁ。
KP
シナリオにならない程度の小さいあれこれは何度かありそう。
佐倉 光
目がショットガンの次に■■■■とか落差で風邪を引くよ。
KP
ああっ、穏やかな世界なのに佐倉さんの脳が風邪を引く！
佐倉 光
どっちもばっと聞かされたら「なにそれ」としか言いようがないし。
KP
どっちも「！？」なんですよね。しかもシレっと伝えてくるし。
佐倉 光
とんでもないことなのにさらっと知らせられるし。
KP
とんでもないことの基準が違っていたのが問題■■■■になっても彼は存在しているし、知らせる程ではないだろうか？ じゃないんだよ。
佐倉 光
人間が■■■■に「なった」ならともかく、なりかけたのは別に……なんだな。
なってても重大事ではないのかー
人間という物についての教育が足りないようだ……
なってても重大事ではないのかー
人間という物についての教育が足りないようだ……
KP
彼が前回被験者の状況を知りたいらしい→死または瑕疵が発生するような異変があれば知らせる→■■■■になっても損失はしていない（牧志としての存在とか思考とか意思とか記憶とかが必要という認識が無い）
佐倉 光
なるほどねー。
でもそこが大事だと言えば前に提示されたような詳細データが必要だって話になっちゃうんだろうな。
でもそこが大事だと言えば前に提示されたような詳細データが必要だって話になっちゃうんだろうな。
KP
そうなるとミ＝ゴさん自身にそこの理解がないから、じゃあ詳細モニターしてバイオリズムを取ろうってことになっちゃう。
佐倉 光
そのためには一度もっかい連れてきて脳に仕掛けしないと……って話になりそう。
KP
なりそう。
しかも牧志のプライバシーは死ぬ。
しかも牧志のプライバシーは死ぬ。
佐倉 光
当人に理由言えば「いいよ」って言ってくれそうなのがなんとも……
KP
牧志は理由言えば「ああ、いいよ」って言いそうなのがなんとも。
そして血流・睡眠・食事量・行動・発言・脳波・思考すべてのデータを取得され、常時監視データが手に入るミ＝ゴさんはホクホクで佐倉さんにそれを開示して「観測してくれ」するっていう……。
そして血流・睡眠・食事量・行動・発言・脳波・思考すべてのデータを取得され、常時監視データが手に入るミ＝ゴさんはホクホクで佐倉さんにそれを開示して「観測してくれ」するっていう……。
佐倉 光
でしょうねー。
もしかしたらこの事件の後そうなったかも。
もしかしたらこの事件の後そうなったかも。
KP
牧志のプライバシーが死んだ。
データのあまりの詳細ぶりに佐倉さんが「本当に同意取ったんだろうな！？」ってなってそう。（※取った）
データのあまりの詳細ぶりに佐倉さんが「本当に同意取ったんだろうな！？」ってなってそう。（※取った）
佐倉 光
凄く気は引けるけど、牧志の様子が知れるなら……って、釈然としない思いを抱えつつもデータを受け取ることを望んでしまう。
で、その時の気持ちは？ って訊かれて頭を抱える。
で、その時の気持ちは？ って訊かれて頭を抱える。
KP
その時の気持ちはなんなんでしょうね？
佐倉 光
・牧志が心配だから様子が知りたい
・牧志のプライベート見るのは気まずい
・さすがに相棒だからってここまでやるのはどうなんだ
・そもそもこの人外にデータ渡していいのか？
・でも知っておいた方が安心するし
・そもそも本人がOKって言ってるならいいじゃん
・いやあいつそういう事に関しては過剰だから、okっていうの全部オープンしたらまずいだろ
・外の話見られると退屈が紛れるなぁー
・牧志が今日も元気そうで良かった
みたいな色々。
・牧志のプライベート見るのは気まずい
・さすがに相棒だからってここまでやるのはどうなんだ
・そもそもこの人外にデータ渡していいのか？
・でも知っておいた方が安心するし
・そもそも本人がOKって言ってるならいいじゃん
・いやあいつそういう事に関しては過剰だから、okっていうの全部オープンしたらまずいだろ
・外の話見られると退屈が紛れるなぁー
・牧志が今日も元気そうで良かった
みたいな色々。
KP
感情が複雑すぎてミ＝ゴさんが頭をひねりながらもホクホクする。
そうして異様に詳細な牧志の生活を一方的に観測する日々に……。
そうして異様に詳細な牧志の生活を一方的に観測する日々に……。
佐倉 光
アレェー、いつぞやのストーカー生活とあんまり変わらないよ？
KP
あんまり変わりませんね？？？ むしろ言動・思考まで渡してる分もっとハードになってますね？？
佐倉 光
更にそれに関する自分の感情を分析させられ報告させられる？
新手の拷問？
まあ本人分析始まると客観視しちゃうから、割と楽しそうにやってるんですけど……
新手の拷問？
まあ本人分析始まると客観視しちゃうから、割と楽しそうにやってるんですけど……
KP
一方的で詳細な観測を続ける行為の中で佐倉さんの牧志への認識がどう変化していくのか ミ＝ゴさん興味持ちそう
MIDNIGHT DEJAVO
MIDNIGHT DEJAVO
TRPGリプレイとかゲーム関連
コメント By.佐倉 光
休暇中の佐倉がどう過ごしていたか、の一幕。
まさかここから更に発展して分岐するなんて……
休暇中の佐倉がどう過ごしていたか、の一幕。
まさかここから更に発展して分岐するなんて……
【クトゥルフ神話TRPG】
本作は、「 株式会社アークライト 」及び「株式会社KADOKAWA」が権利を有する『クトゥルフ神話TRPG』の二次創作物です。
Call of Cthulhu is copyright ©1981, 2015, 2019 by Chaosium Inc. ;all rights reserved. Arranged by Arclight Inc.
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PUBLISHED BY KADOKAWA CORPORATION 「クトゥルフ神話TRPG」
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『うん。ちょっと横断歩道渡れなくて困ってるお婆さんと、気分悪そうにしてるおじいさんと、風船取れなくて困ってる子がいて』
『……イベント起きすぎじゃない？』
