シナリオ紹介 CoC『ヒナドリ ・ イングレイヴド 』

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システム

クトゥルフ神話TRPG 6版



シナリオ情報

らーめんまおう 様 作

シナリオデータ(シナリオ紹介より)
バディ×記憶喪失×刷り込み×戦闘

3日振りに発見されたKPCは記憶を喪い、別人のようになっていた。
「はじめまして、わたしの『親』」
そう口にした彼/彼女はPCに追随する。さながら『雛鳥』のごとく。

【シナリオ概要】
傾向  :シティ
推定時間:6~8時間(ボイセ/RPによる)
推奨人数:1人(KPCとのタイマン)
参加条件:背中合わせで戦える継続バディ
推奨技能:戦闘技能(回避含む)、目星
難易度 :★★★☆☆
ロスト率:★★★☆☆
備考  :KPCは人格的、精神的な面で酷い目に遭う。
     理不尽な要素、神話関連への独自解釈あり。
     ※7版へのコンバートはご自由に


概要

行方不明になったと思ったら、いきなり『ヒナドリ』を自称して追従してくるだけになったKPCを救うためにあちこち駆…


微ネタバレのざっくり解説

劇場版みたいな印象のシナリオ。細かいことを考えずに様子のおかしいバディで奔走する。あまり厳密に考えると面倒なことになるので勢いでやろう!
KPCを苛めつつPCを困惑させたいあなたにおすすめ。

KP難易度 中
PL難易度 中
危険度 中


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    佐倉さんは、俺は。 雛鳥なんかじゃない。

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    「俺さ、今……すっごく怒ってる」 「俺もだよ!」

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    行方不明になったと思ったら、いきなり『ヒナドリ』を自称して追従してくるだけになったKPCを救うためにあちこち駆け回るシナリオ。


ここから先はネタバレありの感想になります。


トップ絵について

Image CreatorによるAIイラスト。

最初は単にひよこ描いてたんですが、なんとなく思いついて渋谷の道路に立たせました。
本当はもっとカメラひいてポツネンと立たせたかったのですが……カメラ引いてって指定難しくない?
っていうか全然聞いてくれない!


ネタバレありPL感想・解説

PL未経験。


ネタバレありGM/KP感想・解説

クリックすると開きます

途中でKPCが襲ってくるなど、スリリングな展開が楽しいシナリオ。敵に囚われて大ピンチ、というところで正気に戻った相棒が不意打ちしたり、その心を取り戻すために語りかけるなど、なかなか熱いシーンが多い。

基本、ポイントに行ってイベントを見たら先へ進む、といった感じで、あまり「PCが○○をしたから進展した」という感が薄いシナリオです。PLさんによっては不安になってしまうかも知れません。

また、『敵の本拠地に突っ込むぞ』の根拠が薄く、ちゃんとPCの立場で考えるPLさんほど困ってしまうところだと思います。
いつ敵側になるかわからないKPC、役に立ちそうなものは『助けてあげる』という謎の女の言葉だけ。本拠地に解決法があるのかもまったく分からない。行く根拠が、そこに行ける情報出たからなんかあるだろう、というメタ読みくらいしかないんですよね。
あとは偉い人が無防備に出てきちゃうところとか。

KPが気を利かせて動きやすいように盛ってあげるか、「基本流れに乗るシナリオであり、情報の取り逃しなどはないので、安心してシチュエーションを楽しんで欲しい」とぶっちゃけちゃった方がいいように思います。
敵地への侵入に関しては、記者さんに話を振っているなら、そちらを囮に利用するなどして安全そうに見せる手もありかもしれませんね。

本編での佐倉の拷問描写はガチ拷問入りすぎてたかなと思います。
薬と魔術だから洗脳も簡単にとけるわけですしね。調子に乗りすぎてたと反省してます。
楽しかったし、それによって残ったトラウマでほかのシナリオで拘束だの注射だの出てくるたびに怖れおののけますので後悔はしておりません。何かというと話題に上がるシナリオになりました。
※このシナリオ経験後に「スペクト・ラム」に行くとちょうたのしい。