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こちらには
『Hazy Night』のネタバレがあります。

本編見る!
KP
口に含むとヒヤリとした冷たさを感じる。
甘い蜂蜜の味わいが口の中を満たしてゆき、上品な紅茶の風味をまといながら喉を伝っていった。
追いかけるようにアルコールの気配を感じるが、甘めのアイスティーのような感覚で飲みやすい。
牧志 浩太
あ、美味しい。
蜂蜜の香りが円やかな牛乳の味に包まれ、紅茶の渋みが和らいでやさしい味わいになる。
佐倉 光
「美味いけど、さっきからひたすら甘くて酒飲んでる感はあんまりないな……
度数は相当高いんだろうな、少し酔ってきた感はある」
KP
不思議なことに、あなたの心拍数も少し上昇している気がする。
酔っている、のだろうか?
牧志 浩太
「……酔ってる?」

はた、と胸に手を当てる。
手足が温かい。心臓がすこし速く脈打っているのを感じる。

そういえば先程から、何だか頭の奥が浮ついている。
この雰囲気のおかげだと思っていたけど、何か違う。

物理的に押し上げられるような、この感覚は……。
牧志 浩太
「……酔ってる……、俺が?」

まだ、佐倉さんより少し多いくらいしか飲んでないはずだ。
確かに強い酒の味がするけど、俺が酔ってくる位なら、佐倉さんはもっと酔ってる筈なのに。
牧志 浩太
それに。
どれだけ呑んでも、もう酔うことなんてなくなっていたのに。
牧志 浩太
「この酒の力……、なのかな。
何だか、懐かしい感覚だ」

決して不快ではない酔いの感覚は、柔らかくて、浮ついて、心地いい。
心臓がやさしく脈打っている。
佐倉 光
「お、マジで?
珍しいこともあるもんだな」
佐倉 光
「いいね。じゃあ折角だからカクテルでも作ろう。
いつもの感じも楽しいけど、やっぱ酒飲んでるんだからちょっとは酔っ払いたいよな!
蜂蜜で作れるのいくつか調べてきた」
KP
佐倉はうきうきと大きな買い物袋を運んできた。
中に何本か硝子の瓶。
ブランデーにスコッチにジン、テキーラにカンパリ、生クリームやレモンまである。
牧志 浩太
「すごい量だな、これ全部酒だったのか。
泡盛……はないか」
牧志 浩太
「いいな、そうか酔えるのか。楽しみになってきた」
酔いに後押しされて、うきうきと佐倉さんが調べてくれた内容を見る。

KP
月のオブジェクトが緑の光を放っている。

佐倉 光
「なんか美味そうなの作ろうぜ。
どれにする?」
数種類のカクテルについての説明が出る。
KP
※どれを作るか、はちょっとした重要事項です。でもまあ、呑みたいの選んでいいと思います。
牧志 浩太
「カクテル言葉なんてあるんだ、面白いな。
何だこれ、エッグノッグって卵酒のことだっけ?

あー、でもさっきから甘いから、すっきりするのがいいな。この、ジンのやつとか美味そう」
牧志 浩太
ビーズ・ニーズのレシピを指さす。
牧志 浩太
せっかくだから、合いそうな範囲でいかにもな言葉からはちょっと外してみました
KP
被るな。どうしようかなー。(佐倉はそれにするだろうと思っていた)
あえてここで深く考えずにホット・カンパリ選ぶのもアリか。
牧志 浩太
おおっと。ある意味すごく気が合ってるけど。
KP
あと単純に中の人がジン系好き。
牧志 浩太
おいしいですよね。ボンベイサファイア好き。
佐倉 光
「カクテル言葉? へー、俺レシピ適当にコピペしただけだし読んでなかったな。
俺はカンパリにしよ」
レモンをザクザクと切り始める。
佐倉 光
「シャカシャカするやつも買ってきた!」
KP
シェイカーを手にドヤ顔である。
どうやら美味そう面白そうな酒を目の前にして既に正気もとい理性をある程度すっ飛ばしたらしい。
やたらツールが本格的である。
牧志 浩太
「えっ凄い。バーが作れそう」

先日肉を揚げていた背の高い机が、どこからともなく出てきた。
その上に天鵞絨のような紫の布を被せて、楽しそうにグラスを並べだす。

ランプの灯りを薄暗い程度まで落とすと、満面の笑みでシェイカーを持った佐倉さんを導く。
牧志 浩太
これは、つられて理性が飛んでいる。
いや、何やら自覚なく酔っ払いだしているのかもしれない。
KP
さて、雰囲気はプロ級だが素人二人のカクテル作り。上手くゆくだろうか?
【DEX】×5 で判定してみよう。
佐倉 光
1d100 45【DEX】 Sasa BOT 1d100→7→成功
牧志 浩太
1d100 40【DEX】 Sasa BOT 1d100→87→失敗
KP
ふたりでレシピをのぞき込みつつ、ああでもないこうでもないと首をひねりながら慣れない手つきでカクテルを作る。
牧志 浩太
「うわっ、難しい難しいこれ。簡単そうに見えるのに」
KP
なかなか綺麗に混ぜるのもスムーズにシェイカーを振るのも難しい。
レモンの風味が心なしか強めに出た気がする。
まあ、初めてでここまでできれば上等ではないだろうか。
KP
佐倉はまるで化学実験でもしているような手つきで厳密に測ってゆく。
佐倉 光
「普通にコップで混ぜるだけか。折角だからシェイカー振りたかった感もあるけど……」
KP
どうやらうまく作れたらしい。
佐倉 光
「よーし、完璧!」
KP
しっかりと混ざりあった色彩は、二つのグラスの中でキラキラと美味しそうな光をたたえていた。
牧志 浩太
「えっ……、すごい。佐倉さんすごいな」
美味しそうに輝く液体を目の前にして、歓声を上げながらタブレットのカメラを向ける。

佐倉さんと即席のバーカウンター、そして彼の作品をフレームに収めると、少し赤くなった顔でシャッターボタンを連打しはじめた。
KP
佐倉は照れもなくポーズを取り始める。
どうやら彼も酔っ払ってきているらしい。
ひとしきりポーズを取った後で、あなたにシェイカーを持って振るポーズをしろと言い始める。こちらも写真を撮る気のようだ。
牧志 浩太
「おっ」
遠慮なくカウンターに向かってポーズを取り始める。

楽しそうな牧志とカウンターの後ろ、塔の光景が映り込むはずの場所には代わりに真っ暗闇が映るだろう。
佐倉 光
「その格好だと薬か何か作ってるみたいだな」
KP
けらけら笑いながら写真を撮る。
KP
何枚か写真を撮ると、真っ赤な液体が入ったグラスを上げた。
牧志 浩太
「確かに。ジンなんて薬酒みたいなものだし、間違ってないかもな」
応えて、黄金色の液体を掲げる。
KP
グラスが合わせられると りん、と澄んだ音が鳴る。
グラスに口をつけるなら、ほんのり甘く、やさしい味がする。
今までに飲んだことのない、特別な味だ。
牧志 浩太
これまで飲んだことのないような、不思議でやさしい味だった。
これまでこの狭い空間で繰り返してきた時間を、ひどく忘れがたく特別なものだと感じさせてくれる味。
牧志 浩太
飲み切ってしまうのが惜しくて、少しずつ少しずつ、ゆっくりと口にした。
佐倉 光
「美味いな。これじゃあこんな瓶一本なんてすぐなくなっちまいそうだ」
KP
佐倉の声がふと、遠くなる。
▼1d100を振ってください。
牧志 浩太
1d100 Sasa BOT 1d100→93
Oh
佐倉 光
1d100 Sasa BOT 1d100→87
佐倉 光
「いい味だな。お代わりが欲しい」
KP
一瞬、意識が揺らいだかに思えたのは気のせいだったようだ。
佐倉は楽しそうに次の準備をし始める。
牧志 浩太
「……?」
結構酔いが回ってきているのかもしれない。
KP
牧志、佐倉ともに「めいてい度 50」を得る。
牧志 浩太
「お代わり、欲しいな。でも他のレシピも作ってみたい」
勝負はしない
KP
シナリオではここから飲み比べになり、五杯ほど飲みますが……
やる?
それとも普通に五杯飲むか。
牧志 浩太
飲み比べはしなさそうだなぁ。特に牧志。
佐倉さんが挑んできたら受けるけど、それより普通に美味しくて楽しくて五杯飲んじゃう方がありそう。
KP
そうなんですよねー。
さくらはそんなにカパカパ飲める方じゃないから自分からふっかけはしないし。
酔ってしまう牧志が面白くてどんどん飲ませようとするかも知れない。
牧志 浩太
ああー、それはありそう。牧志はそうそう酔わないし。>酔ってしまう
KP
ここで「勝負に勝ったほうが負けたほうに一つお願い事ができる」という賭け事ができるんですよね。
牧志 浩太
ふむふむ。
勝負しない場合は…… どうしよう?

KP
というわけで特殊ルールです。
これから一杯飲むごとに「めいてい度」が1D10増加します。
残りのお酒は10杯分。交互に呑むと5杯ずつになります。
1 杯飲むごとに「CON 判定」と「めいてい度上昇」の判定を行います。

*CON 判定*
1 杯目はCON×5、2 杯目はCON×4、と飲むごとに判定が難しくなります。
失敗すると「酔いどれ1D20」が発生し、結果に応じたRP を求められます。

テーブルは情報に貼りましたが、RoC(ダイスロールまたは自由選択)でも構いませんし、振ってから合わないので振り直し、もアリです。
また、「搬送される」などは発生しません。寝ちゃうだけ。
牧志 浩太
はーい!
搬送はアカン。平和に寝よう。
KP
5杯分適当に雑談しながら呑むとしますか。
牧志 浩太
ですね。
KP
一応シナリオでは紅茶割りを飲むことになってますが、カクテル作ってもいいし割ってもいい。好きに呑んだら良いですよ。
牧志 浩太
やったー。好きに呑もう。
KP
ここからカクテル作成に【DEX】判定は不要です。

佐倉 光
「美味いけどやっぱカクテルはきっついなぁ。いったんジンジャーエール割りにしよう」
ポテトをつまみながら作り始める。
佐倉 光
「ちょいくらっとした」
牧志 浩太
「お、じゃあ俺も。ジンジャーエール割りだけまだやってない」
サラミを片手でつまみながら、グラスに酒とジンジャーエールを注ぐ。
KP
氷で冷やしたでグラスに、蜂蜜酒を注いでいく。
シュワシュワと弾けるジンジャーエールを足していけば、甘いばかりだった蜂蜜の香りが、爽やかな刺激をまとって漂った。
マドラーでくるくるとかき混ぜると、底に溜まっていた深い金色は次第に泡の粒のなかに溶けていった。
佐倉 光
「甘い酒ってそんなに好きじゃないんだけど、これは美味いなぁ」
KP
一口含めば、炭酸の弾けるような刺激の奥から、爽やかなジンジャーエールの風味と甘い蜂蜜の気配を感じる。
ハニージンジャーと呼ばれる通りに相性のいい味わいは、すっきりとした飲み心地で喉を伝っていき、程なくしてアルコールの風味が鼻を抜けた。
▼めいてい度上昇 1D10
▼酔っ払い判定 【CON】×5
牧志 浩太
「そうそう。甘いのに、驚くくらいに切れがよくて爽やかで、後に残らないよな。
ずっと味わっていたくなる」

爽やかな生姜の辛味と、蜂蜜の甘い香りが一体になって喉を潤していく。
ふと、花の香りを感じた。
1d10 めいてい度 Sasa BOT 1d10→10
1d100 60【CON】 Sasa BOT 1d100→7→成功
佐倉 光
1d10 Sasa BOT 1d10→4
めいてい度 50 → 54
1d100 30【CON】 Sasa BOT 1d100→11→成功
牧志 浩太
「うっ、結構回ってきた……。すごいな、本当に回ってくる」
佐倉 光
「牧志顔真っ赤だ」
牧志 浩太
「そう、さっきから熱くてたまらないんだ。ふわふわ浮き上がるような気がしてる。
あー、酔ってるなぁーって……。はは、逆に新鮮だ」
牧志 浩太
「こんなに美味しい酒でこんなに気持ちよく酔えるの、初めてかもしれない」
佐倉 光
「珍しいこともあるもんだ。
やっぱ普通の酒じゃないんだな」
瓶を持ち上げてくるくる回しながら見る。
佐倉 光
「一緒に酔っ払える、なんてのもレアだもんなー。ほらほら、もっと飲めよ」
空になった牧志のグラスに酒を少し注ぐ。
牧志 浩太
「だろうな。だからこそ、俺も酔えるのかもしれない。ああ、勿論」

あの爽やかさをまた味わいたくて、ジンジャーエールを勢いよく注ぐ。
炭酸の粒は蜂蜜の濃厚な香りを弾けさせ、より華やかに鼻へと届けてくれる。
佐倉 光
「俺紅茶にしよー」
KP
少し冷めた紅茶を混ぜてレモンを入れる。
二杯目判定行ってみよう。
佐倉 光
1d10 Sasa BOT 1d10→4
がんがんあがるな
めいてい度 54 → 58
1d100 30【CON】 Sasa BOT 1d100→81→失敗
1d20 Sasa BOT 1d20→4
4.声がくそでかくなる
牧志 浩太
1d10 Sasa BOT 1d10→9
めいてい度 60 → 69
牧志 浩太
普通の酒じゃない「からこそ」今の牧志によく効くのでは???
牧志 浩太
これ今度は判定〈CON〉×4になるんでしたっけ。
KP
あ、そうだそう。4ですね。
牧志 浩太
1d100 48【CON】 Sasa BOT 1d100→78→失敗
1d20 Sasa BOT 1d20→11
呂律が終わる
KP
あわないな、と思ったら振り直すなり選ぶなりしてもokです。
牧志 浩太
はぁ、と大きく息を吐く。
吐いた息がたっぷりとアルコールと蜂蜜の香りを宿している。
それが何だか嬉しくてくすくすと笑う。
全身が気持ちのいい気怠さに覆われていて、魔法にかかったようだ。
牧志 浩太
「あー、そうら、こんろ書物の研究手伝っれ…… あぇ?」
驚くほど舌がうまく回っていない。舌にまで蜂蜜が染みついてしまったみたいだ。
佐倉 光
「あはははは、呂律! 呂律回ってねぇ!!」
KP
佐倉の声のボリュームがどんどん上がって行く。
佐倉 光
「酔ってる! 牧志が酔ってる!! 面白!!
何入ってんだよこの酒!?」
KP
心底楽しそうに笑い転げた。朗らかな笑い声が絡み合って螺旋に満ちる。

KP
次、3杯目から。酔っ払い判定値は3倍。
牧志 浩太
「はははは、なにこぇ、しゃべれらい」
どんどん大きくなっていく声と、ふにゃふにゃになった自分の声が楽しくて笑う。
この甘さがもっと欲しくなって、瓶に手を伸ばす。

3杯目。
1d10 めいてい Sasa BOT 1d10→1
めいてい度 69 → 70 少しスローダウン。
1d100 36【CON】 Sasa BOT 1d100→100→致命的失敗ファンブル
牧志 浩太
わぁお
KP
あっ
二段階進む。
二度1d20して、両方を採用しましょう。
牧志 浩太
1d20 酔っ払いチャート Sasa BOT 1d20→15
1d20 もっと酔っ払いチャート Sasa BOT 1d20→15
15 は、とんでもなく甘えたになる
KP
そんなに甘えたいの?
牧志 浩太
めちゃくちゃ甘えたいらしい。かぶった方は振り直します。
牧志 浩太
1d20 振り直し Sasa BOT 1d20→11
大層被る! 再度振り直し。
1d20 振り直し Sasa BOT 1d20→18
牧志 浩太
甘えたになる+キス魔になる。すごい組み合わせが出たぞ。
KP
牧志さん!?
佐倉 光
1d10 めいてい Sasa BOT 1d10→4
めいてい度 58 → 62
1d100 18【CON】 Sasa BOT 1d100→35→失敗
1d20 Sasa BOT 1d20→16
ケンカかー。いまいちなので振り直そう。いや、ROCにしよ。
6 のやかましいくらい笑う を採用します。笑いたい。
ここから先はランダムにする。

佐倉 光
「アハハハハハハ」
KP
3杯目を飲みながら笑い転げる。
牧志 浩太
「……」
グラスに注いだ甘い液体を、直接舌の上へ流し込む。咳き込みながら美味しい美味しいと笑っていたが、突然動きが止まる。

一瞬の沈黙。
牧志 浩太
「うふふふふ」
次の瞬間、不意に変な声を上げて笑いだした。
驚くほど目の焦点が合っていない。
牧志 浩太
「あえぇ、ながぐつー、でっかくなっらー」
嬉しそうに手を広げて佐倉さんに襲いかかる。
牧志 浩太
A. 佐倉さんが猫に見えている
佐倉 光
「アハハハハ何だよ俺は悪魔じゃねぇぞ~」
牧志 浩太
「あくまらったー、ながぐつー」
抱きついて猫の腹にやるように揉みながら、腕にキスしたり甘噛みしたりし始める。
その背でざらざらと鎖が鳴った。
牧志 浩太
完全に酔っている。ナガグツ(悪魔の方)にやったら大層嫌がられそう
KP
猫に対してやってる当人が猫みたいなアクションになっちゃってる。
佐倉 光
「なんだよやめろよ~! 猫みてぇだな!!!」
KP
佐倉はくすぐったそうに反っくり返って大笑いした。
笑いすぎて泣いている。
佐倉 光
「鎖!!! 絡む絡む!!!」
KP
自分の腕と牧志の首に巻き付きそうになっている鎖をそっと外し、腕引っこ抜いて逃げながら動画を撮っている。
佐倉 光
「よぉし、いいぞぉ!! いい壊れっぷりだ!!!」
KP
牧志のグラスに炭酸水と酒をついで混ぜ、突きつける。
4杯目。酔いどれ判定値は2倍。
牧志 浩太
「あぇ」
目の前にグラスを突きつけられて、ぱちりと目を瞬く。
牧志 浩太
「ねこ」
黄金色の液体を見て、ふにゃりと笑う。
グラスを両手で抱えて、ぺろぺろと中身を舐めだした。
1d10 めいてい度 Sasa BOT 1d10→8
牧志 浩太
めいてい度 70 → 78 飛ばしていく。
佐倉 光
「おー。こんなん初めて見た」
目を丸くしながら自分用にも作る。
1d10 Sasa BOT 1d10→8
めいてい度 62 → 70
牧志 浩太
1d20 酔っ払いチャート
Sasa BOT 1d20→7
KP
【CON】判定がまだですわよ!
酔いたいなら別にいいけど。
牧志 浩太
しまった!
いまのなし。
1d100 24【CON】 Sasa BOT 1d100→83→失敗
KP
はい。
牧志 浩太
吐くかぁ……
変なもの吐いてもいいですか。
KP
どぞー
佐倉 光
「やっぱふつーの酒じゃねーんだなーハハハ。
なんかぁ、変な力とかあんのかなー?」
牧志 浩太
「……」
肩がびくりと跳ねた。

肩を震わせ、数度えずくように口をはくはくと動かす。
喉からごぶごぶと異様な音が鳴る。

何となくまずい気配がする、かもしれない。
顔を上げる。真っ赤を通り越して、なにやら赤黒い顔。
佐倉 光
「!? ど、どうした!?」
さすがに笑いが引っ込んで背をさすろうとする。
1d100 12【CON】 Sasa BOT 1d100→77→失敗
1d20 Sasa BOT 1d20→16
またケンカ。振り直し。
1d20 Sasa BOT 1d20→10
歌い始める
牧志 浩太
カオス!
牧志 浩太
「う、ぶぇ、うぶ、」
手近な書物をひっ掴み、震える指で示す。
『きもち』『わるい』
牧志 浩太
顔を下に向けて口を開き、必死に何かを吐こうとしている。

……ここで吐いたら惨事なのではないか。
佐倉 光
「おいおいちょっと待て、動けなさそう? 袋か何か……」
近くの買い物袋を持って中の物をざらざらと出し始める。
牧志 浩太
見るからに無理そうだ。
すんでの所で中身を出し終わった買い物袋をひったくり、顔を突っ込む。
牧志 浩太
「ぶぇえええぇぇぇ」

酷い声を出しながら、どろどろと袋の中に何かを吐き出す。
大きな買い物袋が一杯になるまで吐き出し終わって、軽く咳き込みながら顔を上げた。

……ずっしりと重くなった買い物袋の中に、何か真っ黒な塊が溜まっている。
食べ物のかけらなどは全く見当たらず、奇妙な程に生物感がない。

光を吸い込む黒の中に、見慣れない文字が蠢いている……。
佐倉 光
「おぉう……」
1d100 64 《SANチェック》 Sasa BOT 1d100→45→成功
佐倉 光
「なんだよこれわけわかんね~♪」
歌うような声でケラケラ笑いながら袋の口をキュッと閉める。
牧志 浩太
「あー……。飲みすぎたー」

数度咳き込んで口元を拭くと、先程よりましになった顔色で、自分の吐き出したものを見下ろした。

まだ所々危ういが、呂律も少しましになっているようだ。
佐倉 光
「人間やめてるのは知ってたけどさ~♪
文字を吐くのは やり過ぎ感あり♪
記憶に異常? 呑むのは以上?♪」
変にリズム良く歌った後で真顔になる。
佐倉 光
「……捨てて大丈夫かこれ?」
牧志 浩太
「らいじょぶ、捨てちゃって……。
ここなら俺の中らし……、うぶ、ごめん、助かった」
牧志 浩太
「やたら酔うから、加減わかんらいな」

近くに置かれた水鏡を引き寄せて口を漱ぐと、炭酸水を一杯飲み干して息を吐き、苦笑いした。
KP
佐倉は袋をトイレに放り込み、黄金の蜂蜜酒の瓶を振る。
佐倉 光
「あと二杯分ってとこだけど、やめとく~?」
佐倉 光
「♪残り呑んじゃおーかなー俺♪」
挑戦的に笑いながらグラスに注ぐ。上機嫌でオペラ歌手か何かのようにグラスを掲げて高らかに歌う。
佐倉 光
「今日はもーちょっと呑めそうなんだ~♪ アハハハ」
KP
どうやらいつもはすぐ眠くなるのに今日はそうではないので、調子に乗っているらしい。
牧志 浩太
やめておこうか、と思ったのも一瞬のこと。
吐いたところで酔いが消えるわけもないのだ。

目の前で揺れる黄金色に、酔っ払いの儚い理性は飛んでしまった。
グラスを掴んで勢いよく立ち上がり、瓶に手を伸ばす。
牧志 浩太
「いやら、俺も飲む!」
佐倉 光
「何混ぜて呑もうかな~♪」
KP
瓶の中にはあとほんの少し、丁度一杯分くらいの蜂蜜酒が残っている。最後の一滴があなたのグラスに輝きながらしたたり落ちた。
牧志 浩太
名残惜しそうに瓶を振るも、もう雫は落ちて来ない。
佐倉 光
「ラス1!! となると、何が一番飲みたいか!! 美味しかったか!! 考えないとな~♪」
KP
佐倉はあなたと肩を組むようにして笑い、割り材や酒を指す。
佐倉 光
「もうしばらくこんなこともないだろーしさー♪
最高に美味いの作ろうぜ~♪」
KP
普段からは想像もつかないような通る声で、頭上の螺旋全てに響き渡らせるように高らかに歌い上げる。
牧志 浩太
「そっか……。
終わっちゃうのかぁ」

こんなことはきっと、もう暫くどころか、二度とないのだ。
何だかちょっと、名残惜しい。
牧志 浩太
「だな! ……一番美味いの作ろう!」
組んだ肩に力を込めて、力強くグラスを掲げた。
佐倉 光
「俺、トニックウォーターとレモンにしよ~♪」
牧志 浩太
「俺、紅茶とレモンのやつ!」
KP
ほどなく、あなたのグラスには赤みを帯びた金色の酒が、佐倉のグラスにはほんのりと黄金色の酒が満たされた。
佐倉 光
「乾杯」
KP
何に、とは言わず佐倉は杯を上げてあなたのグラスに軽くぶつけた。
牧志 浩太
「乾杯」
ふっと、浮き上がっていた眼が静けさを帯びる。
応えて、杯を合わせ返した。
KP
▼めいてい度上昇 1D10
▼酔っ払い判定 【CON】×1
牧志 浩太
1d10 めいてい度 Sasa BOT 1d10→4
めいてい度 78 → 82
佐倉 光
1d10 Sasa BOT 1d10→3
めいてい度 70 → 73
1d100 6【CON】 Sasa BOT 1d100→61→失敗
1d20 Sasa BOT 1d20→19
牧志 浩太
1d100 12【CON】 Sasa BOT 1d100→8→成功
KP
根性!?
ウワバミの根性だ
牧志 浩太
文字と一緒に酔いも吐き出したかな

牧志 浩太
「……」
これで最後だからなのか、不思議と気分は落ち着いていた。
ゆったりとした柔らかな酔いが心と体を包み込み、終わろうとする時間を楽しませてくれる。
佐倉 光
「アハハハハ暑い♪」
KP
言うなり佐倉は服を脱ぎ始めた。
しかしもう泥酔に近く、まともに指が動いていない。
パーカーを脱ぎ捨てたまではいいが、シャツが腕に引っかかって抜けない。
牧志 浩太
「引っかかってる引っかかってる」
ぷっと吹き出して、身を起こしてシャツを引く。
KP
佐倉はゲラゲラ笑いながらシャツを引っこ抜かれ、その勢いであなたにもたれかかった。
その顔は真っ赤、視線もとろけてもうべろべろだ。いつ眠ってしまってもおかしくない。
その表情はとにかく嬉しそうで、ここに閉じこもって以来の笑顔だった。
牧志 浩太
ずっと前に見たきりの笑顔を、眠気がひたひたと寄せてくるのを感じながら眺める。

誰かが横に座っているような気がした。
誰かが横で笑っているような気がした。
やさしく肩を叩く誰かの気配を、
その声を、ふと思い出したような気がした。
牧志 浩太
「……ありがとう、佐倉さん」
ごめんと口をつきそうになって、炭酸水のグラスで口を塞ぐ。

佐倉さんは望んで、俺と運命を共にしてくれている。
こんな笑顔を、失っても。

それなら、この方がいい。
佐倉 光
「うまくいくって……なんもかんもさ~」
KP
佐倉は半分眠っているような声で呟いている。
佐倉 光
「波照間さんもぉ~、東雲さんも見つかってさ~、東浪見とも一緒に呑むんだ~」
KP
まるで夢のようなことを言い出す。
皮肉も慰めもない、まるで佐倉らしからぬあまりにも素直な願望。
牧志 浩太
「ああ」
そっと頷く。また、いつか、必ずきっと。
例え先輩達が何になっていても、東浪見が爺さんになっても。


まるで夢のような言葉。
あなたはもし叶うなら何を望む?


KP
※ここでは深いことは考えず、本当に叶って欲しいと思うことを言ってしまって大丈夫です。
牧志 浩太
「また、必ず、絶対に」
絶対に。
絶対に、必ず。
例え、俺が何になっても。
この塔が、何になり果てたとしても。
牧志 浩太
「五人で……いや。この際。アミさんと、東浪見の子供も呼ぼう。
七人で、一緒に呑もう」

そう、誓うように望むように、温かい手に手を重ねた。
KP
あなたの意識はゆっくりとぼやけて遠のいていった……

KP
では運命のめいてい度判定。
「めいてい度」をスキル値として判定してください。
佐倉 光
1d100 73 めいてい Sasa BOT 1d100→22→成功
牧志 浩太
1d100 82 Sasa BOT 1d100→2→決定的成功クリティカル)!
牧志 浩太
わお
KP
なるほど……
どうしたものかなこれは。
牧志 浩太
一体何がどうなるんだ……

KP
静かな暗闇のゆりかごに心を預けて目を閉じる。
優しい夢が呼んでいる。こちらにおいで、こちらにおいで。
誰に傷つけられることもなく、ただ幸福で過ごせる世界があなたを呼んでいる。
何もかもが整っていて、完璧で、欠陥など一つもないのだと、漠然と理解できる。

頭の奥で警鐘が鳴る。

幸せ? 自分にとってのそれは、蜂蜜のようにな甘い甘い世界に沈み、呼吸を失うように沈んでいくことなのか?
本当に?
本当に?
本当に?
ぐるぐると感情がマーブル模様に混ざるような心地。
わかっているのに戻れない、戻り方がわからないのだ。
牧志 浩太
どこか、遠い暗闇を漂っていた。
心が、その穏やかな夢に向かって流されてゆく。
きっと、あっちに行けば望んだものがあるのだ。
みんな笑ってくれている。ここにおいでと呼んでいる。

声が、聞こえる。
遠い海の果てから声が聞こえる。
甘い香りがする。俺を/僕を呼ぶ声。
牧志 浩太
「……」

違う。
違う。違うはずだ。そんな甘い夢のために、ここまで来たわけじゃない。

違う。
打ち寄せてくる甘い甘い夢の中で、手足に絡みつくやさしさから逃れようともがく。
身体の半分がもう眠りたいと望んでいて、半分は嫌だと叫んでいる。

沈む。
沈む。
嫌だ。沈みたくない。沈みたくない。沈みたい。沈みたくない。

もがく。
見えない。どこへ戻っていいのか分からない。
聞こえない。どこを目指していいのか分からない。
佐倉 光
「牧志」
KP
ふと、声が聞こえた。
意識が鮮明になって、霧が晴れるように世界が霧散する。
牧志 浩太
「佐倉……、さん」

声が、聞こえた。
名を呼ぶ。
そうだ、ずっとずっとその名を呼んできた。
ずっとずっとその手を握って、ここまで走ってきた。
佐倉 光
「牧志、起きろよ」
KP
もう一度、名前を呼ばれる。
出口は、きっとあっちだ。
牧志 浩太
聞こえる。声のするほうへ顔を向ける。
見える。そちらへ向かって足を蹴り出す。

呼べる。

手を、伸ばす。
そちらへ向かって、まっすぐに向かっていく。

KP
穏やかな喧噪が遠くから聞こえてくる。
佐倉 光
「珍しいなぁ、牧志がこんなに早く寝るなんて。
疲れてたのかな?」
KP
誰かが佐倉に話しかけて、佐倉は笑いながら「そうかもなー」と答えた。
あなたの肩が軽く揺すられた。
佐倉 光
「まだ寝るなんて早いぜ~。
ほら、お前が頼んでたヤツ、来たぞ」

※これは幸せな夢。何もかもが幸せな未来。
※シーン想定は「それなりに年とった皆で飲み会している」ですが、好きなようにアレンジして構いません。
これは本当に「来て欲しい」ものであるように描写してください。
牧志にはこれが夢であるという自覚がありますが、佐倉にはありません。

牧志 浩太
「ん……、」

遠くから聞こえる楽しげな喧騒に、ふっと目を開く。
ぼんやりと霞んだ眼を擦って、数度瞬きをすれば、穏やかな光景が眼に映る。
牧志 浩太
「ああ……、夢か」

緩やかにたゆたう眠気から目を覚ませば、目の前に爽やかな香りを漂わせるジョッキがある。

少し白髪が目立つようになった東浪見が、軽やかにアミさんと何か言い合っている。昔の東浪見によく似た子供は意外なことに知識派らしくて、古い言語の研究をしている。

戻ってきた先輩と東雲さんは、少し異界に足を引っかけながらも、今は先輩が悪魔退治屋を、東雲さんがこちらの仕事をしながら穏やかに暮らしている。
悪魔退治屋で穏やかっていうのも変な話だけど、あんまり無茶な仕事は受けないようにしてるんだとか。
牧志 浩太
すっかり酔っ払って踊ってる先輩に、東雲さんが楽しそうに手拍子を入れている。
牧志 浩太
「ごめんごめん、ちょっと寝てた」
言いながらジョッキを取る。泡盛のハイボール。
佐倉 光
「ったく、しっかりしてくれよなー。まだ宵の口だっての」
KP
佐倉は吹き出すように笑うと、皆の方に向き直る。
佐倉 光
「じゃあ、皆揃ったところで! 色々諸々祝しましてー、何回目だっけ? アハハハ、まあいいや、かんぱーい!」
KP
佐倉が杯を上げる。
皆も呼応して杯を上げた。
あなたも上げるだろう。
牧志 浩太
「乾杯!」
笑って、杯を上げた。全員の腕が揃う。
KP
その瞬間……世界が凍てついた。

コメント By.KP
ひたすら酔っ払ってベロンベロンになる二人。
恐らくもう二度とこんな日は来ないのだ。

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