こちらには
『惑いの欠片』のネタバレがあります。
佐倉 光
サマナーで悪魔退治屋。ハッカーでもある。
基本、知性・理性・効率、そういったものを重視する冷静な青年。
とある事件より、体中の痛みに悩まされている。
巻き込まれ体質らしい。
牧志とは友人。
牧志 浩太
お人好しで温厚、だが意思は強い好青年だったが……。
とある事情で二年より前の記憶の大半を失い、代わりに悪魔使い波照間紅の記憶を持っている。
首から胸へと続く奇妙な【契約】の痣がある。たまに痛むという。
生贄体質らしく、事件に巻き込まれることが多い。
佐倉とは友人。
シロー
とある事件以来、特殊な事情のため二人が面倒を見ることになった少年。
超美形で類い希な理解力と知性を有する。
年齢は7歳程度。生育環境が特殊だったため、一般的な教育を受けていないので、言語が年齢の割に幼い。最近になって急に一般的な生活を送り始めたので、外界への興味が強い。
KP
今回ですが、
・シナリオ改変自由&難易度調整可であること
・技能値が高すぎること
により、少し調整を入れます。
・シナリオ改変自由&難易度調整可であること
・技能値が高すぎること
により、少し調整を入れます。
佐倉 光
はーい
KP
まず開始前にPLへ質問。
佐倉さんの
・目が見えなくなる
・耳が聞こえなくなる
どちらが楽しいと思いますか? 個人的には前者かなと思います。
佐倉さんの
・目が見えなくなる
・耳が聞こえなくなる
どちらが楽しいと思いますか? 個人的には前者かなと思います。
佐倉 光
そちらでいいですよ! 目で見るのは結構佐倉にとって大事な情報収集手段ですからねー
KP
ウフフ分かりました!
Call of cthulhu 6th
「惑いの欠片」
モノ 様
KP
牧志が服になっちゃった事件から暫く経った、夏の暑い日のこと。
仕事も補習もない、長閑な休日の昼。
あなた達はいつものように、街中を二人で歩いていた。
理由は何だろうか。
どこかへ遊びに行ったのかもしれないし、ただ単に飯でも食いに行ったのかもしれない。
悩みといえば周囲が暑苦しいことばかりの、穏やかな日である。
仕事も補習もない、長閑な休日の昼。
あなた達はいつものように、街中を二人で歩いていた。
理由は何だろうか。
どこかへ遊びに行ったのかもしれないし、ただ単に飯でも食いに行ったのかもしれない。
悩みといえば周囲が暑苦しいことばかりの、穏やかな日である。
KP
開幕、後遺症の【CON】×5をどうぞ。
佐倉 光
1d100 30 【CON】×5 Sasa BOT 1d100→44→失敗
今日も痛い……
HP 10→9
今日も痛い……
HP 10→9
KP
あなたの身体は今日も裂けるように痛む。
鎮痛剤の効かない痛みは、地味に強いストレス源だ。
鎮痛剤の効かない痛みは、地味に強いストレス源だ。
佐倉はとある出来事の後遺症により、開幕CON判定に失敗するとHPが1減る。
CONが低い佐倉にとっては結構きついペナルティだ。
CONが低い佐倉にとっては結構きついペナルティだ。
佐倉 光
時折襲ってくる体の痛みは耐えがたい。
本当は死んでいたのだというなら、この痛みも仕方がないのだろう。
病院に行っても原因不明だというし、回復魔法も効果が無い。
なにやら刻まれた呪いのようだ、とマカミは言う。
本当は死んでいたのだというなら、この痛みも仕方がないのだろう。
病院に行っても原因不明だというし、回復魔法も効果が無い。
なにやら刻まれた呪いのようだ、とマカミは言う。
佐倉 光
「よーやっと治ってきた」
額の汗を拭く。気にならないときは気にならないのだが……
額の汗を拭く。気にならないときは気にならないのだが……
牧志 浩太
「今日は結構長かったな」
KP
毎日というわけではないとはいえ、それなりの頻度で襲ってくる痛みは、全くその強さを減じる気配がない。
そんな会話も、もはや日常のひとつとなりつつあった。
そんな会話も、もはや日常のひとつとなりつつあった。
佐倉 光
「代わりに頭痛は軽めだった」
それでも碌なもんじゃあないが。この痛み、いつになったら治るんだ。
病院から解放されたっていうのにジジィみたいな持病とか、冗談じゃない。
シローは別で外出中かな。
久しぶりに図書館にでも行こうか。
それでも碌なもんじゃあないが。この痛み、いつになったら治るんだ。
病院から解放されたっていうのにジジィみたいな持病とか、冗談じゃない。
シローは別で外出中かな。
久しぶりに図書館にでも行こうか。
KP
シローは東浪見が遊びに連れていってくれている。
痛みも和らいできたことだし、久しぶりに図書館へ行くのも悪くないだろう。
痛みも和らいできたことだし、久しぶりに図書館へ行くのも悪くないだろう。
KP
東浪見が完全に近所の頼れる人枠。
佐倉 光
シローがいくらおとなしいいい子だとは言え、待たせてひたすら読書というのはお互いすっきりしないものだ。
東浪見がいてくれると、どうしても不足しがちな運動に連れ出してくれるから助かる。
シローに絵本を読んでやって、二周目からシナリオを変えてでまかせ語るのも嫌いじゃないけど。
どのあたりでデタラメ語ってるか気付くゲームをしていたりもする。
しかしそろそろ読みたいものも増えてきた。
新しい本なら電書もあるが古い物はそうもいかないし、だからっていちいち買っていたら家の床が抜けてしまう。
今日は久しぶりに心置きなく一日活字の海に浸る予定なのだ。
思わず足取りも軽くなる。
東浪見がいてくれると、どうしても不足しがちな運動に連れ出してくれるから助かる。
シローに絵本を読んでやって、二周目からシナリオを変えてでまかせ語るのも嫌いじゃないけど。
どのあたりでデタラメ語ってるか気付くゲームをしていたりもする。
しかしそろそろ読みたいものも増えてきた。
新しい本なら電書もあるが古い物はそうもいかないし、だからっていちいち買っていたら家の床が抜けてしまう。
今日は久しぶりに心置きなく一日活字の海に浸る予定なのだ。
思わず足取りも軽くなる。
KP
そう思えば、痛みが抜けてくるタイミングも丁度よかったと言えるだろうか。
思索を痛みに邪魔されずに済む。
思索を痛みに邪魔されずに済む。
牧志 浩太
「色々やりたいな。一緒に数学の本読み漁ったりとか、パズル解き合ったりとかさ。
最近、図書館行くときは大体どっちかがシローのこと見てたから、なんだか久しぶりだ」
東浪見に感謝だな、と牧志は大きく伸びをした、と、そのこめかみに汗が流れてくる。
最近、図書館行くときは大体どっちかがシローのこと見てたから、なんだか久しぶりだ」
東浪見に感謝だな、と牧志は大きく伸びをした、と、そのこめかみに汗が流れてくる。
牧志 浩太
「暑。さっさと行こうか」
貴重な日常
KP
ここで異変に巻き込むのは可哀想だから、しばらく日常シーン挟んでからシナリオに入ります。
佐倉 光
はーい。さすがに毎回ではないと思うけど、「さあ久しぶりの休暇だ!」「久しぶりに遊ぶぞ!」「今日はのんびりするぞ!」とか思う度に巻き込まれるのかわいそすぎるん……。
KP
本当にそれで……。
な、夏まで時間が飛んでるからきっとその間はちゃんと休日を味わえた、はず
な、夏まで時間が飛んでるからきっとその間はちゃんと休日を味わえた、はず
佐倉 光
もうメガテンからの流れが隔たりすぎてあまり関係なくなってきたから、いつの間にかサザエさん時空という名の異変に巻き込まれていきそうだなここはw
KP
今回のシナリオが季節指定だし、しんでなんかないよはなんとなく寒い時期っぽかったし、真面目にカウントすると割と大変なことになっちゃうんですよねぇ。
(そろそろ波照間が社会人になりそう)
きっと裏でヨグ=ソトースがうろうろしてるんですよ。
シローくんの成長はちょっと見たいけども。
それ以外にも、牧志は一週間行方不明の後の帳尻合わせを頑張ろうと思ったら異変に巻き込まれて眠れない羽目になるし、それをなんとかしたら今度は入院と通院だし、大事な時期に大学生活がガッタガタ。
(そろそろ波照間が社会人になりそう)
きっと裏でヨグ=ソトースがうろうろしてるんですよ。
シローくんの成長はちょっと見たいけども。
それ以外にも、牧志は一週間行方不明の後の帳尻合わせを頑張ろうと思ったら異変に巻き込まれて眠れない羽目になるし、それをなんとかしたら今度は入院と通院だし、大事な時期に大学生活がガッタガタ。
サザエさん時空……毎年ちゃんと誕生日やクリスマスを祝ったりしている筈なのに、登場人物たちが何故か年をとらない現象。長寿のほのぼの系・ギャグ系作品なんかに希によくあるやつ。
佐倉 光
「だなー。こういう時の図書館サイコー」
そういえば数学の本やら論文なんて久しく読めてない。
大体その性質上図書館は涼しくなっているし、本はなんとなく冷気を纏っている気がする。
早くたどり着きたくて少し足を速める。
そういえば数学の本やら論文なんて久しく読めてない。
大体その性質上図書館は涼しくなっているし、本はなんとなく冷気を纏っている気がする。
早くたどり着きたくて少し足を速める。
KP
あなた達は、前にも訪れた他校の図書館の門をくぐる。ここは論文類が豊富なのだ。
ここで牧志の痣についての調査をしたり、エジプト神話の本を借りたりしたことを思い出すだろう。
空調の利いた、少しひんやりとした室内の温度があなた達を歓迎する。
外の茹だるような暑さも喧騒からも、遥か隔てられた知のための空間。
ここで牧志の痣についての調査をしたり、エジプト神話の本を借りたりしたことを思い出すだろう。
空調の利いた、少しひんやりとした室内の温度があなた達を歓迎する。
外の茹だるような暑さも喧騒からも、遥か隔てられた知のための空間。
牧志 浩太
「あー、涼しい!」
佐倉 光
「涼しいなぁ~」
痣については諦めたわけではないが、ここの本からはヒントが得られなかった。
しかしあれから色々な事件に遭遇したし、もしかしたらそのとき分からなかったことについてここの本に書かれているかも知れない。
痣については諦めたわけではないが、ここの本からはヒントが得られなかった。
しかしあれから色々な事件に遭遇したし、もしかしたらそのとき分からなかったことについてここの本に書かれているかも知れない。
佐倉 光
「さーて、どこから見ようか。
やっぱり数学系かな。新しい暗号系もいいな」
うきうきと口に出しながらマップに視線を走らせる。
やっぱり数学系かな。新しい暗号系もいいな」
うきうきと口に出しながらマップに視線を走らせる。
牧志 浩太
「お、論文雑誌コーナーに最新刊来てる。
あの問題解かれた、って聞いて気になってたんだよな」
あの問題解かれた、って聞いて気になってたんだよな」
佐倉 光
「お、マジか。あとで読もう」
牧志 浩太
牧志は論文雑誌コーナーの新着本をチェックしながら、閉架図書の目録を確認していた。
どうやら呪いに纏わる本を探しているらしく、きっとあなたの身を蝕む痛みをどうにかしたいと考えているのだろう。
牧志の痣について考えるあなたと、考えていることは似たようなもの、ということだ。
どうやら呪いに纏わる本を探しているらしく、きっとあなたの身を蝕む痛みをどうにかしたいと考えているのだろう。
牧志の痣について考えるあなたと、考えていることは似たようなもの、ということだ。
佐倉 光
ま、どっちかでも見つかればラッキーだな。
どっちも割と人生ねじ曲げるレベルって気がするし。
呪術系の本も少し見てみるとしよう。
あとは、読み損ねてた月刊『妖』のムック。
意外と大事な情報源だったりするが、なにしろマイナー誌だ。ちょっと異変に巻き込まれている間に市場から消えているなんてザラだ。
それも、ただ売り切れているだけじゃなくて不自然に消えている、なんてこともあったりして。
このへん、もしかすると波照間さんなら揃えていたりするのかも知れないが……
読みたい本をあれこれと選ぶ。
ジャンルも難易度も言語も時代もバラバラだ。
やはり楽しい。
どっちも割と人生ねじ曲げるレベルって気がするし。
呪術系の本も少し見てみるとしよう。
あとは、読み損ねてた月刊『妖』のムック。
意外と大事な情報源だったりするが、なにしろマイナー誌だ。ちょっと異変に巻き込まれている間に市場から消えているなんてザラだ。
それも、ただ売り切れているだけじゃなくて不自然に消えている、なんてこともあったりして。
このへん、もしかすると波照間さんなら揃えていたりするのかも知れないが……
読みたい本をあれこれと選ぶ。
ジャンルも難易度も言語も時代もバラバラだ。
やはり楽しい。
KP
月刊『妖』のムックは、誰が入れたのかきちんと数か月前の号までバックナンバーが揃っている。
一般雑誌の最新号は入れないのがルールらしく、最新付近の号はない。
ちょくちょく不自然に間が抜けている号があったりするが……、『妖』にはよくあることだ。
一般雑誌の最新号は入れないのがルールらしく、最新付近の号はない。
ちょくちょく不自然に間が抜けている号があったりするが……、『妖』にはよくあることだ。
佐倉 光
「あ、ちぇ、ここにもないのかよ」
だろうなと思ったけど、こうなるとちょっと怪しいな。
あと、読みたいのにないと余計読みたい。
だろうなと思ったけど、こうなるとちょっと怪しいな。
あと、読みたいのにないと余計読みたい。
牧志 浩太
「ああ、あの号? 電子書籍版もあの号だけ供給停止になってたな、そういえば」
牧志 浩太
牧志が選んでいる本には数学の本やパズルの本の他、天文学や星座神話の本が少し多い。この間のプラネタリウムの影響だろうか。
おや、子供の発達段階についての本が一冊。
おや、子供の発達段階についての本が一冊。
佐倉 光
こちらは数学系の論文、禁忌に関するオカルト系の与太本、呪医の本に、繊維や縫製に関する本、精神医学の本などだ。児童書のところをうろうろして、結局そこからは一冊も取らずに戻ってきたりもする。
カオスなラインナップを積み上げてニコニコしている。
カオスなラインナップを積み上げてニコニコしている。
牧志 浩太
佐倉さん楽しそうだなあ、と眺めながら、こちらも負けず劣らず楽しそうだ。
借りてじっくり取り組む本とこの場で読む本に分けつつ、貸出不可の難解な論文をコピー機借りて複写している。
借りてじっくり取り組む本とこの場で読む本に分けつつ、貸出不可の難解な論文をコピー機借りて複写している。
~その頃のシロー~
東浪見 空
「うおーーーー!」
KP
「高い! たかーい! とらみすごい!」
東浪見 空
「まだまだ! 次は坂ダッシュだ、後ろに乗れ!」
KP
「はやーい!
とらみ、ありがとう! 楽しい!」
とらみ、ありがとう! 楽しい!」
東浪見 空
「そうかそうか、このまま俺ん家の子になるか? なんてな」
KP
「やだー!」
東浪見 空
「はっはっは、やだか! だよな!」
佐倉 光
楽しそうだなぁ。
東浪見たちは何をしてるんだろう。
東浪見たちは何をしてるんだろう。
KP
みんな楽しそう。本当にシローについて周囲の力を借りられるようになったのは大きい。
KP
東浪見とシローは公園に遊びに行ってダイナミック高い高いしたり、母親の二人乗り自転車(古い)を久しぶりに整備して近所の坂で遊んだりしているようだ。
牧志たちにはできない【STR】18な遊びを存分に楽しんでいる。
牧志たちにはできない【STR】18な遊びを存分に楽しんでいる。
東浪見 空
「お、兄貴。久しぶりー、帰ってきたん?」
KP
「おう久し振り。
なんだその子、お前の子か? 全然似てないな」
なんだその子、お前の子か? 全然似てないな」
東浪見 空
「いやー、友達んとこの子」
KP
「なんだまた誰か面倒見てるのか」
そんな会話があるかもしれない。
そんな会話があるかもしれない。
佐倉 光
肉体的になかなか付き合ってやれないから本当に助かるなー。
あの騒動に巻き込んできたうえきっちり報酬をくれたナシュトには
感謝してもいいくらいかもしれない。
コピーとる必要がある本、参考文献で買える物があるかのチェック、
関連書籍欄のチェックなどなどおこないながら、
久しぶりに不意のことに中断されないのんびりした時間を過ごす。
書架を通りすがって見つけた全く関連知識の無い本はここでざっと目を通していこう。
あの騒動に巻き込んできたうえきっちり報酬をくれたナシュトには
感謝してもいいくらいかもしれない。
コピーとる必要がある本、参考文献で買える物があるかのチェック、
関連書籍欄のチェックなどなどおこないながら、
久しぶりに不意のことに中断されないのんびりした時間を過ごす。
書架を通りすがって見つけた全く関連知識の無い本はここでざっと目を通していこう。
佐倉 光
知れば怖くない、の精神で最近医学系を漁っているが、
やはり血液中の成分からあれを分離する方法はおろか、
そんなものが血液中に存在するなんて書かれているものはない……
一応東洋医学に「正気」と記載されているものはあるが、
あくまで生命機能の総称、病に対抗する能力のことで血液成分の話ではない。
どう見ても普通の分離機だったのに、何だったんだアレは。
やはり血液中の成分からあれを分離する方法はおろか、
そんなものが血液中に存在するなんて書かれているものはない……
一応東洋医学に「正気」と記載されているものはあるが、
あくまで生命機能の総称、病に対抗する能力のことで血液成分の話ではない。
どう見ても普通の分離機だったのに、何だったんだアレは。
牧志 浩太
あなたが積み上げた本の中に医学書を見つけ、牧志がいいな、と呟いて書架を漁りに行った。
牧志 浩太
何を持って戻ってきたかと思えば、外傷処置の実用書と、やや理論的な医学書の組み合わせだ。
これまでに知ったことと、覚えてしまったことを改めて知識として整理しようとしているらしい。
これまでに知ったことと、覚えてしまったことを改めて知識として整理しようとしているらしい。
佐倉 光
だんだんプロじみてくるな……
佐倉 光
※二人とも、ルールブックにあるシナリオ外成長処理みたいなことしてんなぁ。
KP
※確かに。
〈機械修理〉はあんまりシナリオで伸びる機会がないから、実はもう〈医学〉の方が高いんだよなぁ。
〈機械修理〉はあんまりシナリオで伸びる機会がないから、実はもう〈医学〉の方が高いんだよなぁ。
佐倉 光
「お前医者になれるんじゃないの?」
半ば冗談、半ば本気で言う。
半ば冗談、半ば本気で言う。
牧志 浩太
「えっ? 考えたことなかったな」
あなたの言葉に本気が混じっているのに気づいて、牧志が振り返る。
あなたの言葉に本気が混じっているのに気づいて、牧志が振り返る。
佐倉 光
「医者っつーか、救急救命医とか。
いつ見ても手際がいいし、十分な道具がなくても基本処置しっかりしてるしさ。
人当たりはいいし割といつも冷静だし、向いてんじゃないかなぁ」
いつ見ても手際がいいし、十分な道具がなくても基本処置しっかりしてるしさ。
人当たりはいいし割といつも冷静だし、向いてんじゃないかなぁ」
牧志 浩太
「今から医者っていうのでもないだろうけど、案外色々考えてみるのも面白いのかもな」
牧志 浩太
「あー、でもしょっちゅう何かに巻き込まれる医者は困るかも」
首の痣を撫でて苦笑する。
首の痣を撫でて苦笑する。
佐倉 光
「確かに、『今日は異変に巻き込まれているので休診です』なんてのは困るよな」
佐倉 光
「どんな仕事でもそうなんだけどさ。
俺だってさすがに命懸けの仕事と同時並行で徹夜させられたのはマジで死ぬと思ったし」
俺だってさすがに命懸けの仕事と同時並行で徹夜させられたのはマジで死ぬと思ったし」
牧志 浩太
「本当にな。あの時は俺も死ぬかと思った、むしろ死んでるのか生きてるのか分からなかった」
実感をもって頷く。
実感をもって頷く。
牧志 浩太
「そういえば先輩、悪魔使い専業になるかどうか迷ってるって言ってたな。
常勤の仕事とは両立できないだろうから、って」
常勤の仕事とは両立できないだろうから、って」
牧志 浩太
「大学との両立でも普通にキツかったしな、あの時。
それでもあの世界と別れたくはないし、貸せる力は貸したい気持ちがあるみたいでさ。
でも、そう、稼ぎが渋くなったし、東雲さんのこともあるから結構悩んでるみたいだ」
借りる本の冊数を確認して、うん、と頷く。
それでもあの世界と別れたくはないし、貸せる力は貸したい気持ちがあるみたいでさ。
でも、そう、稼ぎが渋くなったし、東雲さんのこともあるから結構悩んでるみたいだ」
借りる本の冊数を確認して、うん、と頷く。
佐倉 光
「波照間さんの性格でマトモな仕事と両立しようとしたら過労死しそうだ。
昼夜いつ仕事飛んでくるか分かんねーし、
たまに結構広い範囲の運命かかってくるから精神的にもきついしさ。
専業でテキトーにやるくらいじゃないとやってけないよ」
だというのに稼ぎが渋くなったのがあまりにもきつい。
目の前に置いたメモにペンを置き、PCを閉じて伸びをする。
昼夜いつ仕事飛んでくるか分かんねーし、
たまに結構広い範囲の運命かかってくるから精神的にもきついしさ。
専業でテキトーにやるくらいじゃないとやってけないよ」
だというのに稼ぎが渋くなったのがあまりにもきつい。
目の前に置いたメモにペンを置き、PCを閉じて伸びをする。
佐倉 光
「そろそろ終わろうかな。そっちは?」
牧志 浩太
「俺もこんな所かな。これだけ一緒にやろうよ」
その手にあるのはパズルの本だ。
その手にあるのはパズルの本だ。
佐倉 光
「オッケー受けて立つ!」
本を整えてPCをポーチにしまい込み、指先でペンを回し本をのぞき込む。
本を整えてPCをポーチにしまい込み、指先でペンを回し本をのぞき込む。
佐倉 光
「久しぶりだな、こういうのも。
最近色々忙しかったからさ」
最近色々忙しかったからさ」
牧志 浩太
「だな。……何だか、随分久しぶりな気がする」
懐かしそうに目を細め、紙面を見る。
懐かしそうに目を細め、紙面を見る。
牧志 浩太
鉛筆を鞄から引き抜き、ノートを広げる。
牧志が選んだだけあって、取っ付きやすそうに見えて実は難問という問題揃いだ。
牧志が選んだだけあって、取っ付きやすそうに見えて実は難問という問題揃いだ。
佐倉 光
「……お……そうきたか。こっちはダメか。それじゃあ……」
解法を書きかけた紙にざっくりととバツをつけて難問に挑む。
目を細めて問題文に潜む隠された鍵を探す。
解法を書きかけた紙にざっくりととバツをつけて難問に挑む。
目を細めて問題文に潜む隠された鍵を探す。
佐倉 光
「オーケーオーケー、逆転だな? そうだろ。真逆に当てはめても意味が通る奴だろ」
佐倉 光
「ちょっとした頭の体操レベルかと思ったら結構な曲者だな。
こういうひねくれ問題好きだよなー、牧志」
こういうひねくれ問題好きだよなー、牧志」
牧志 浩太
「うまく嵌まった時の、はっとする感覚が好きでさ。
目が覚めるような感じ、っていうのかな」
目が覚めるような感じ、っていうのかな」
佐倉 光
「わかる。こういう上手いのに引っかかると腹も立たない。
トラップの方にも意味があったりするの最高だな」
トラップの方にも意味があったりするの最高だな」
牧志 浩太
「そうそう。さっきトラップの方と両方解くと意味が分かるやつがあって」
佐倉 光
「そういや俺もさっき『面白いの』見つけてさぁ。
ちょっとやるか」
ちょっとやるか」
牧志 浩太
「お?」
佐倉 光
結果、『ちょっと』がちょっとで済まなかったかも知れない。
何事か起きそうな時間ぎりぎりにやっとご飯食べたかな?
何事か起きそうな時間ぎりぎりにやっとご飯食べたかな?
KP
結局、閉館時間までしっかり楽しんでしまった。
満足感に満ち溢れて、あなた達は外へ出るだろう。
満足感に満ち溢れて、あなた達は外へ出るだろう。
KP
外に出ればもう夕方であるが、陽が傾いても辺りは遠慮なく蒸し暑く、低い位置から強い陽射しがあなた達の目を刺す。
KP
急な気温の変化のせいか、陽射しが目を刺したせいだろうか。
不意に、あなた達は立ち眩みを覚える。
どうにか倒れることは避けたあなた達の視界の端に、ふと、一本の花が映った。
その花は驚くほど甘い芳香を放ち、あなた達の嗅覚を、視界すらも染めていくように思われた。
踏みとどまっていた意識は、そこで暗転するのだった。
不意に、あなた達は立ち眩みを覚える。
どうにか倒れることは避けたあなた達の視界の端に、ふと、一本の花が映った。
その花は驚くほど甘い芳香を放ち、あなた達の嗅覚を、視界すらも染めていくように思われた。
踏みとどまっていた意識は、そこで暗転するのだった。
KP
ふと、あなたの耳に木々のざわめく音が聞こえた。
意識はぼんやりと覚醒するものの、視界には何も映らない。
あなたは目を閉じているのだ。
意識はぼんやりと覚醒するものの、視界には何も映らない。
あなたは目を閉じているのだ。
佐倉 光
暗いな。ここはどこだ? 目を……
開けようとする。
開けようとする。
KP
あなたは目を開く。
そこは暗い暗い、明かりひとつない森の中だった。
蒸し暑さはなく、それどころかあの図書館の中のような、少しひんやりした空気がある。
辛うじてここが森の中らしいことと、目の前に腐った植物や蔦に覆われた建物らしいものがあることしか分からない。
そこは暗い暗い、明かりひとつない森の中だった。
蒸し暑さはなく、それどころかあの図書館の中のような、少しひんやりした空気がある。
辛うじてここが森の中らしいことと、目の前に腐った植物や蔦に覆われた建物らしいものがあることしか分からない。
佐倉 光
(ここ……どこだ?)
また異変だな。もう驚くこともなくなってきた。
暑くないだけいいけど。
また異変だな。もう驚くこともなくなってきた。
暑くないだけいいけど。
牧志 浩太
すぐ近くに牧志が倒れていた。
佐倉 光
「おい、牧志、起きろよ」
声をかけて、反応がなければ揺さぶる。
声をかけて、反応がなければ揺さぶる。
牧志 浩太
「うう……、佐倉さん?」
牧志は少し呻いて起き上がる。
牧志は少し呻いて起き上がる。
牧志 浩太
「ここは……、森の中?
とりあえず、佐倉さんが無事みたいでよかった」
牧志も、もはや驚くこともなかった。
むしろ、あなたが目の前にいることに安堵の表情を浮かべる。
とりあえず、佐倉さんが無事みたいでよかった」
牧志も、もはや驚くこともなかった。
むしろ、あなたが目の前にいることに安堵の表情を浮かべる。
牧志 浩太
「あと、図書館行った後でよかった。あれ邪魔されたら無念過ぎる」
牧志 浩太
「それはともかく、持ち物あるかな。懐中電灯とか」
牧志は荷物を探る。
牧志は荷物を探る。
KP
あなたも探るなら【幸運】で判定。
佐倉 光
1d100 75 【幸運】 Sasa BOT 1d100→26→成功
牧志 浩太
1d100 60 【幸運】 Sasa BOT 1d100→25→成功
KP
あなた達の持ち物はちゃんと揃っていた。
借りた大量の本と…… あなたのCOMP以外は。
壊れなくても、失ってしまったら意味がないのである。全く。
借りた大量の本と…… あなたのCOMP以外は。
壊れなくても、失ってしまったら意味がないのである。全く。
牧志 浩太
「うわ、本がない。借り物なのにどうするんだよ」
言いながら、牧志は懐中電灯を鞄から取り出し、上に向けないようにしながら建物や地面を照らす。
言いながら、牧志は懐中電灯を鞄から取り出し、上に向けないようにしながら建物や地面を照らす。
佐倉 光
「ここにないってことは、元の世界にあるってことで、害を受けない……ってことだ!」
牧志 浩太
「そういうことにしとくか。戻ったら何もかも元通り! そう思っとこう。
結構古い本もあったんだ、こんなので失ったら嫌すぎる」
結構古い本もあったんだ、こんなので失ったら嫌すぎる」
佐倉 光
「そういうことにしとこうぜ。
相変わらずCOMPは役に立たねぇなぁ」
相変わらずCOMPは役に立たねぇなぁ」
牧志 浩太
「案外久しぶりだな、COMPが役に立たないのも。
あの寝られなかった時はどうだっけ?
COMPだけないってことは、元の場所に置いてかれちゃったか、誰かが俺達をここに連れてきた時に奪ったのか?」
あの寝られなかった時はどうだっけ?
COMPだけないってことは、元の場所に置いてかれちゃったか、誰かが俺達をここに連れてきた時に奪ったのか?」
佐倉 光
「あの時は……一応使えたけど、毎度のごとく正常に認識されないのばっかりだったな。
あと俺が割と使う余裕無かった」
あと俺が割と使う余裕無かった」
佐倉 光
「で、ここはどこなんだ?」
周囲の植生どんな感じなのかなぁ。
周囲の植生どんな感じなのかなぁ。
KP
懐中電灯の助けを借りて辺りを見回せば、木々には針葉樹が多い。寒い地域なのだろうか。
懐中電灯の明かりでは、ここが鬱蒼とした森であることくらいしか分からない。
どこからか遠くから、野生動物か野犬の声のようなものが微かに響いた。
道はなく、この暗い中を踏み入ることは得策には思われなかった。
スマートフォンの電源は入るが、電波は通じていないようだ。
目の前には、いつのものとも知れぬ煉瓦造りの、古めかしい建物の扉がある。
何らか室内があるならば、夜を明かすのには使えるだろうか。
懐中電灯の明かりでは、ここが鬱蒼とした森であることくらいしか分からない。
どこからか遠くから、野生動物か野犬の声のようなものが微かに響いた。
道はなく、この暗い中を踏み入ることは得策には思われなかった。
スマートフォンの電源は入るが、電波は通じていないようだ。
目の前には、いつのものとも知れぬ煉瓦造りの、古めかしい建物の扉がある。
何らか室内があるならば、夜を明かすのには使えるだろうか。
佐倉 光
「どこだよここ。……日本かな。
何にせよ森の中はやべぇな。建物に入るしかないか」
建物に人の気配はあるかな。
何にせよ森の中はやべぇな。建物に入るしかないか」
建物に人の気配はあるかな。
KP
扉をよく見るなら〈目星〉。
厚みのありそうな扉で、気配があるかどうかは近寄ってみないと分からないだろう。
近づいてみる?
厚みのありそうな扉で、気配があるかどうかは近寄ってみないと分からないだろう。
近づいてみる?
佐倉 光
まずは扉を見る!
1d100 85〈目星〉 Sasa BOT 1d100→72→成功
1d100 85〈目星〉 Sasa BOT 1d100→72→成功
KP
建物の壁には一面に腐った植物や枯れた蔦が絡みついているが、扉にだけは生きた蔦が絡まっている。
佐倉 光
逆なら分かるんだけどな……
扉から生命力、熱、光が漏れてる?
忍び足でそっと扉に近づいて、気配を探る。
扉から生命力、熱、光が漏れてる?
忍び足でそっと扉に近づいて、気配を探る。
KP
扉に近づくと、中からねっとりとした花のような甘い香りが漂ってきた。
近づいた佐倉さんのみ、【POW】×5で判定。
近づいた佐倉さんのみ、【POW】×5で判定。
佐倉 光
1d100 75 【POW】×5 Sasa BOT 1d100→49→成功
佐倉 光
なんだ、この暴力的なにおい。
思わず顔をしかめた。
思わず顔をしかめた。
KP
今分かる範囲では、向こうから人の気配はしないように思われた。
ただ、花の香りが漂ってくるだけだ。
ただ、花の香りが漂ってくるだけだ。
牧志 浩太
「誰かいそう?」
牧志が小声であなたに問いかける。
牧志が小声であなたに問いかける。
佐倉 光
「人の気配はない気がする。
ただ、もの凄い花の香りがする。植物が密生してんのかな……」
ただ、もの凄い花の香りがする。植物が密生してんのかな……」
牧志 浩太
1d100 98〈目星〉 Sasa BOT 1d100→54→成功
牧志 浩太
「花の香り?
そういえば、そこだけ蔦が生きてるな…… 室内だから暖かいとか?」
牧志があなたに近づこうとする。
そういえば、そこだけ蔦が生きてるな…… 室内だから暖かいとか?」
牧志があなたに近づこうとする。
佐倉 光
「そうかもな……中に入れるか、調べてみるか」
牧志 浩太
1d100 60 POW Sasa BOT 1d100→53→成功
牧志 浩太
「うわ、すごい匂いだな」
あなたの横まで近づいてきた牧志が言う。
あなたの横まで近づいてきた牧志が言う。
KP
扉は静かに沈黙している。
見た感じ、閂などはかかっていないようだ。
見た感じ、閂などはかかっていないようだ。
佐倉 光
このまま外にいても危険そうだし、中の様子を見てみるのは必要だろう。
扉に近づいてノック。
扉に近づいてノック。
佐倉 光
「すみません、どなたかいらっしゃいますか?」
二度ほどノックして声かけて、反応無ければ開けちゃえ。
二度ほどノックして声かけて、反応無ければ開けちゃえ。
KP
反応はない。
開ければ鍵はかかっていないようで、素直に扉が開く。
中は、真っ暗闇だ。
ただ花の香りだけが漂っており、懐中電灯で照らせば、足元は苔で緑に染まっている。
〈博物学〉で判定。
1d100 10〈博物学〉 Sasa BOT 1d100→66→失敗
開ければ鍵はかかっていないようで、素直に扉が開く。
中は、真っ暗闇だ。
ただ花の香りだけが漂っており、懐中電灯で照らせば、足元は苔で緑に染まっている。
〈博物学〉で判定。
1d100 10〈博物学〉 Sasa BOT 1d100→66→失敗
佐倉 光
1d100 10〈博物学〉 Sasa BOT 1d100→16→失敗
KP
知らない花の香りだ。
佐倉 光
「暗いな……」
しかし外よりはマシかも知れないし、明かりはあるかも知れない。
しかし外よりはマシかも知れないし、明かりはあるかも知れない。
佐倉 光
牧志が中を照らせるようにちょっと場所を空けよう。
牧志 浩太
「暗いな。結構広いみたいだ」
中に人や動物の気配がないらしいと気づいて、牧志が懐中電灯を室内に向け、渋い顔をする。
光は闇を照らすが、ここからでは光が届かず全貌が分からない。
牧志が背後の森をちらりと振り返る。
中に人や動物の気配がないらしいと気づいて、牧志が懐中電灯を室内に向け、渋い顔をする。
光は闇を照らすが、ここからでは光が届かず全貌が分からない。
牧志が背後の森をちらりと振り返る。
牧志 浩太
「あんまり入りたくないけど、外にもいたくないな。選択肢がない」
佐倉 光
「外はひとまずどうしようもないし、中調べてみるしかないな」
小さく息をついて、踏み込んでみる。
近代文明の香りはするかな。
小さく息をついて、踏み込んでみる。
近代文明の香りはするかな。
KP
室内へ踏み込み、改めて辺りを照らすが、苔と壁を這う蔦ばかりでよく分からない。
室内だからか、外よりはなんとなく温かい。
室内だからか、外よりはなんとなく温かい。
佐倉 光
「とりあえずここにいれば外の獣と寒さからは身を守れそうか。
中に何かいるかも知れないけど、
扉は閉ってたし、野生動物がいる可能性はそこまで高くはないか……
甘ったるい香りだなぁ、割ときつい」
中に何かいるかも知れないけど、
扉は閉ってたし、野生動物がいる可能性はそこまで高くはないか……
甘ったるい香りだなぁ、割ときつい」
牧志 浩太
「だな。結構重たいな、この香り。
ガスの臭いとかがあっても分からなさそうで困る」
ガスの臭いとかがあっても分からなさそうで困る」
佐倉 光
壁にライトがついてそうには見えないかな。
神殿か遺跡かなにかみたいな雰囲気なのかな。
神殿か遺跡かなにかみたいな雰囲気なのかな。
KP
改めて確認するなら、〈目星〉。
佐倉 光
この技能いつまで使えるんだ……
佐倉 光
1d100 85〈目星〉 Sasa BOT 1d100→54→成功
KP
1d100 98〈目星〉 Sasa BOT 1d100→72→成功
KP
蔦に埋もれて、壁に電灯のスイッチを見つけた。
牧志 浩太
牧志が慎重にスイッチを押し込むが、電気が絶えているのか、どこか切れているのか、明かりはつかない。
KP
そうやって室内を調べていると……、【POW】×1で判定。
佐倉 光
1d100 15 【POW】×1 Sasa BOT 1d100→46→失敗
牧志 浩太
1d100 12 【POW】×1 Sasa BOT 1d100→65→失敗
KP
辺りに漂う香りは重く、嗅いでいるとくらくらしてくる。
まるで意識が、視界が、その香りに染められていくようで……
ふっと一瞬、あなたは目を閉じていた。
まるで意識が、視界が、その香りに染められていくようで……
ふっと一瞬、あなたは目を閉じていた。
佐倉 光
「きっつ……毒性なんかないだろうな……?」
目を閉じた。
目を閉じた。
コメント By.佐倉 光
貴重な日常を図書館でのんびり過ごしていた佐倉と牧志。
しかし異変は容赦なく襲いかかるのだった。
感覚と思考力に優れた二人。では感覚を奪われてしまったらどうなるだろう。
ということで、一部感覚を失う話です。
貴重な日常を図書館でのんびり過ごしていた佐倉と牧志。
しかし異変は容赦なく襲いかかるのだった。
感覚と思考力に優れた二人。では感覚を奪われてしまったらどうなるだろう。
ということで、一部感覚を失う話です。
【クトゥルフ神話TRPG】
本作は、「 株式会社アークライト 」及び「株式会社KADOKAWA」が権利を有する『クトゥルフ神話TRPG』の二次創作物です。
Call of Cthulhu is copyright ©1981, 2015, 2019 by Chaosium Inc. ;all rights reserved. Arranged by Arclight Inc.
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