TRPGリプレイ【置】CoC『満を持して今日も俺は眠れない』 佐倉&牧志 5

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こちらには
『満を持して今日も俺は眠れない』
ネタバレがあります。

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第三夜「猫も杓子も」


KP
オール 3 日目:すべてのダイスロールに-10%。
開始前に壊れチャート(1d10) × 1回。

【幸運】、《SANチェック》、捕獲ルール、その他指示のあるダイスロールはデバフが適用されない。
牧志 浩太
1d10 Sasa BOT 1d10→7
7:意味のない言葉を言う。
佐倉 光
1d10 Sasa BOT 1d10→9
9:むしゃくしゃして大暴れする。
佐倉 光
うーん。おおあばれ。
KP
佐倉さんの不機嫌がいま暴走する。
やりにくい場合は振り直しても大丈夫です。
佐倉 光
まあ攻撃的になればいいですかねー
KP
それで大丈夫です。>攻撃的

KP
ずっしりと重たい手足を振り回すようにしてあなたは仕事へ向かう。
熱っぽい頭が異界での仕事から現実感を奪い、まだあの街にいるような気分にさせる。

いつもより三割増で目つきの悪いあなたに、波照間が会うなり思わず「うわ」と驚いた声を漏らしてしまった。
佐倉 光
「波照間さん、わっるいんだけど、東雲さんにもーすこし力を借りたいんですよねやっぱ直接お願いすんのが筋かなとはおもうんだけど、出向く時間もないし……」
二秒ほどフリーズして「ぐう」といびきをかく。
佐倉 光
「……ないから、あと何日かかるか分かんないけど……」
佐倉 光
「なんの話してたっけ。すみません、イワクラの水持ってます?」
思考がプツプツ途切れている。大分まずい状態なのは自覚している。こんな状態で悪魔と殴り合ったら死ぬ。
波照間 紅
「えっ、あっ分かった。彼女には僕から頼んでおく。
イワクラの水、ある、あるから使うといい。いや使ってくれ」
あなたの只ならぬ様子に波照間も状態異常:狼狽だ。世界が違う。
それはダブルクロス。
佐倉 光
「すんませんありがとう」
イワクラの水を持って、これ飲むんだっけかけるんだっけとしばし考えている間にまた一秒寝た。
佐倉 光
イワクラの水で眠気を覚ましてから事情説明しよう。
佐倉 光
「実はさー、二日ほど寝てなくて、多分今日も寝られないんですよねー。
牧志は生け贄になりかけるしさー、ほんと、なんで重なるんだろう」
佐倉 光
「俺、役に立てたらいいなーとか思うこともあるけど、ちょっと極端すぎない?
つーか連日同じ奴呼ばないで、他にも呼ぶべきじゃない?  いや呼んでるのかもしれないけど努力足りなくない!?」
佐倉 光
「ねたい」
ぼそ、と呟いた。
イワクラの水、眠気は覚ましてくれるが、睡眠不足による不調まで取り除いてくれるわけではないのだ。
波照間 紅
「そうだったのか……。いや寝てないんだろうなとは思っていたが、三日はきついな」

分かった、僕が見ておくから少し、そう波照間が言いかけた時だった。

「出たぞー!
姿を現した! あれ逃したらまた長丁場だ! 追え追え!」

悪魔使いたちの声と一斉に動き出す周囲。
かくして、あなたはまたも寝そびれる。
佐倉 光
「知ってた」
ふらつきながら悪魔召喚。
そろそろ自分のマグネタイトが危険域な気がする。
佐倉 光
「このクソ悪魔ぶっ殺すぞおらぁぁぁ!」
境界を侵すものへの怒りを込めた雄叫び上げて、今日も戦うのであった。
KP
悲しいことに、仕事が終わるとまた夜であった。

唯一の朗報は、こちらの仕事はようやく悪魔らの巣が特定でき、明日の総攻撃で全てにけりがつきそうなことだろうか。
さて、夜の方はどうなることやら。

スマートフォンを見ると、牧志からメッセージが届いていた。
佐倉 光
「ステルス力高い悪魔は滅べ。あと特定の条件下でしか開かない異界も滅べ」
ぶつぶつと言い続けていたらなんか来てた。
KP
内容を見ると意味不明な暗号だか呪文だか分からないものだった。
文面を見ていると、何だか背筋がぞわぞわとしてくる。

彼もだいぶん参っているらしい。
佐倉 光
「…………大丈夫かなあいつ」
何もしていないのに踏み越えかけてる気がする。
今踏み越えるのはまずいぞ。
うっかり一緒に鏡に吸い込まれかねない。
佐倉 光
今日は余分に買っておいたイワクラの水をこまめに使う。
あの門番、いつ呼び出してくるか分からない。
もっとちゃんと寝た適役のデビルバスターとかヒーローとか捕まえてくれりゃいいんだ。その方がお互い幸せだろ?  なぁ???
佐倉 光
※多分敵悪魔が《トラフーリ》使いまくってたんだろうな。
使われるたびに
「コロース! コッロース!」ってなってた。
KP
もう《トラフーリ》のトラの字を聞くだけで殺意が沸きそうな気がしてくる。
イワクラの水を使いながら意味不明なメッセージを見ていると、身体がぐにゃりと歪む感覚がした。
《トラフーリ》……真・女神転生における戦闘から逃亡する魔法。
敵意を持った相手の目の前から確実に安全地帯まで移動できる、と考えればなかなか強力である。

KP
思わず閉じてしまった目を、開きたくない気持ちに抗って開けると、そこはあのダイナーの中だ。

もはや無言で呼びつけてきた。なんて奴だ。
佐倉 光
「……くそ、こっちの都合考えろよ……!」
人外にそんなの期待するだけ間違っている。

つーか、いつでもお構いなしに呼びつけているのは俺達も同じか。ラミアも目玉外してるから働きたくないとか言ってくることが……
ってあいつら所詮分身じゃねぇか!
人間には体も魂もひとつしかねぇんだよ!
佐倉 光
正直ぐらぐらするし体には変な遅延やら関節の違和感を感じるが、ひとまずイワクラの水のお陰で眠気だけはない。
佐倉 光
いつまで保つか分からないけど。
あれ、あくまで瞬間的で不自然な眠気への対抗アイテムであって、単なる寝不足にはあまり意味がないんだよなぁ。
文字通り「浴びるように」使わないとすぐ眠気が押し寄せてくるんだ。
KP
反対側の席に、虚ろな目をしてぶつぶつと判別しがたい言葉を吐き続ける牧志がいた……。
佐倉 光
「あ、牧……」
佐倉 光
「おーい牧志? まきしー? それやめろってこえーから」
牧志 浩太
「うぇ」
白眼を剥きながら牧志は目を開き、それからあなたの存在に気づいて瞳の位置を戻してきた。
見慣れた色の瞳がじりじりと降りてくるのはちょっと怖い。
牧志 浩太
「あー、ごめん、寝てた……。あれ? あいついないな」
牧志が眠気で半眼になりつつ辺りを見回すが、門番の姿はない。

代わりにエマが水の入ったコップをあなた達のいるテーブルに置くと、紙を見せた。

『門番さんなら、先に調査に向かっています』
『何か、夜食で食べたいものはありますか?』
佐倉 光
「えーと……グリルドチーズ辛さマシマシでお願いします」
気合い入れないと動けなさそうだ。腹が減ったし。
牧志 浩太
「あ、俺も同じので」
あなたの注文に牧志も乗っかる。
佐倉 光
「正直、とくに手がかりもなく町の中探すのってだいぶ無謀だよなぁ」
牧志 浩太
「本当にな。
その調査とかで何か分かればいいんだけど、あいついまいち呑気そうだったしな」

あなた達は昨日と同様、交代で僅かな睡眠を取る。
エマが毛布を持ってきてくれた。
佐倉 光
エマには感謝だ。
できるだけのことをしてくれている感はあるし。
……でも昼は少しは寝てるんだろうなぁ、なんて変に恨みがましいような気持ちもわいてしまう。

思考に無駄や雑音が多い。
少しでも寝ればマシになるかもしれない。
KP
食事を取ってから、二人とも少し眠ってしまっていたようだった。

ふと目を覚ますと、エマがすまなそうな顔であなた達を揺り起こしていた。

『私たちのために、毎晩ありがとうございます』
傍らの紙にはそう書かれている。

『何かお手伝いできることがあれば、私に言ってください』
佐倉 光
「美味い飯作ってくれるだけで十分だよ」
まあそれに、放置したらこの町だけの問題じゃなく危ないって事が昨日の一件で分かったしな……
佐倉 光
「よし、ぶっ殺……じゃなくて追い返しに! いくぞ! 牧志!!」
KP
エマに応えて立ち上がろうとした時、〈目星〉
全てのダイスロールに-10%が入っているのでご注意ください。
佐倉 光
1d100 75〈目星〉 Sasa BOT 1d100→88→失敗
牧志 浩太
1d100 88〈目星〉 Sasa BOT 1d100→76→成功
KP
牧志がふと、さっきの文章が書かれたノートの隅に目を留めた。
牧志 浩太
「あ……、」
佐倉 光
「ん?」
KP
そこを見てみる?
佐倉 光
見るー
KP
そこに書かれていたのは、消し忘れたのか、小さな弱音だった。

『私も、いつか街のみんなと同じになっちゃうのかな』
佐倉 光
急いで行こうとする。
早いところ解決するべきだ。
KP
あなたが店を出ていこうとすると、キッチンの方から何かが落ちる音がした。
エマはそちらを見に行く。あなたはどうする?
佐倉 光
少し足を止めて、異変があるようなら行くかな?
なんとなく足を止め、彼女を見送る。
そういえば、蜘蛛の神がどうとか……
被害者は女性だと……
KP
暫く足を止めていると、エマが不思議そうにしながら戻ってきた。

『お騒がせしました、胡椒の缶が落ちたみたいでした』
『そうだ、思い出したんです。関係あるかわからないことだけど』

そう書いて、彼女はノートのページを丁寧に切り取ったものをあなたに渡す。
そこには彼女の丁寧な字で、何かの情報がまとめられているようだ。
牧志 浩太
「これは……、昼の間にまとめててくれたんだな。ありがとう、何だろうな」
佐倉 光
情報の内容を見る。
何についてだろう?
KP
ひとつはニュース番組の内容を書き写したもののようだ。

「次のニュース す。潤田市で連続で女性が死亡 る事件が発 しています。今朝発見さ  被害者で合計  の女性が何者かに殺害されています。
  県警は女性が行方不明に る事件と同一の  であるとみて  を進めてい す」
空白になっている所は聞き取れなかった箇所のようだ。

『街がおかしくなっちゃう前からあった事件。門番さんも関わっていそうだと言っていました』
佐倉 光
そうかー。ニュースとかちゃんとやってるのか。
佐倉 光
「なるほど……」
お店に新聞とかあるかな。
KP
店には新聞は置いていない。
佐倉 光
「蜘蛛の話と、この夢の話は別ってことか……?
外で新聞でも探してみるかな」
牧志 浩太
「それは手かもな。この街はこんなになってるけど、地域新聞でもなきゃ新聞とかは動いてるだろうし。……新聞配達できてるのかどうか怪しいけど。

そういえば、この街はこんなになってるけど、人の出入りってあるよな。外から来た人はどうしてるんだろう? ネットではどんな扱いになってるんだ?」
KP
新聞、という言葉を聞いて牧志が不思議そうにする。
エマのノートだが、もう一つは頼りなくこう書かれているだけだった。

『潤田駅の裏をずーっと先に行った所にある骨董品屋さんが、不思議で変なものを売ってるって噂がある』
『もしかしたら、何か関係があるのかもしれない』
佐倉 光
「そういえばなんとなく異世界みたいな気がしてたけど、普通にここも現実なんだから人の出入りくらいあるよな。
鉄道とかどうなってるんだ?」

異界慣れしすぎていて裏目に出た感。
佐倉 光
「ありがとう、助かる。骨董品店も行ってみるよ」
さっき考えた失礼なことを内心反省する。
牧志 浩太
「ありがとう。それじゃ、行ってくる。
大丈夫、頑張るよ俺達」
KP
牧志の言葉と視線に、エマは弱音を見られたことに気づいたらしく、恥ずかしそうにしながらあなた達を見送った。
佐倉 光
店を出るときに、戸締まりはしっかりするようにと伝えるよ。
彼女も女性一人でいると危険だからな。
KP
※ダイナーで食事をしたため、今日も1回だけお助け【幸運】ロールを振ることができます。

KP
外に出ると、様子は相変わらずだ。
夜空の上には太陽が浮かび、猫を顔面に乗せて寝転がっている女性や猫を崇めているガソリンスタンドを横目にあなた達は行く。

こんな風景にも、いい加減慣れてきたような気もする。
牧志 浩太
「そういえばそうだな。
骨董品屋も駅の裏だっけ? 駅ならコンビニに新聞くらいありそうだし、電車も気になるな。

じゃあ、とりあえず駅方面に行ってみるか?」
佐倉 光
「なんでそんな当たり前のこと思いつかなかったんだろうな。
そうしよう」
牧志 浩太
「半分夢の中みたいな気分になってたな。
異界にいるような気になってた、っていうか。

そういえばここ、別に出入りできなくなってたりしないはずなんだよな。こんな化け物だらけになってて、騒ぎになって……

あ、そうだ。ネットどうなってるんだろう」

KP
潤田駅。
地方都市のターミナル駅のような二階建ての駅舎が、あなた達の前に少しさびれた裏側をさらけ出していた。
車の姿のないタクシーロータリーを植物が縦横無尽に侵し、待合ベンチは猫の社交場と化している。

そういえば、先程エマからもらった紙には、骨董品屋への道順らしいものも書かれていた。
佐倉 光
歩きながらスマートフォンで調べ物しよう。
ネットも繋がるんだな、普通に。
潤田についてネットではどう言われているか、猫の大群について奇妙なことはないか、あとは連続殺人について、起きている場所や特徴があれば。
KP
ネットに繋げてみると、何だか通信が不調なものの、繋がるようだ。

……潤田について調べてみると、出てきたのは猫の大群や化け物の話などではなく、不気味な噂だった。

街にある学校や会社に向かった人が、帰ってこない。心配して探しに行った人も帰ってこない。
潤田にある会社に連絡がつかない。

潤田に向かって電車に乗ってたはずなんだけど、気づけば一つ向こうの駅に着いてた。何度繰り返しても変わらない。

神隠しのようなそんな噂が、ネットの隅にささやかれている。
連続殺人については先程以上の情報は見つからなかった。
詳しく調べようとしても通信の調子が悪いようで、調査が捗らない。

【アイデア】
佐倉 光
1d100 75 弱体化【アイデア】 Sasa BOT 1d100→55→成功
牧志 浩太
1d100 80 【アイデア】 Sasa BOT 1d100→70→成功
KP
あなたは一台の車を見かける。
運転席に猫を乗て助手席に人が乗ったその車は、県外のナンバーだった。
牧志 浩太
「なあ。この連絡がつかないっての、まさか」
あなたが気づくと同時に、牧志が言い出した。
牧志 浩太
「ここに来た人……、みんなおかしくなっちゃったんじゃないか。
電車のことは、分からないけど」
佐倉 光
「そうかもな……」
大分たちが悪い異界だ。現実と地続きで人を吸い込み、冒し侵す。
佐倉 光
おかしくなった人って皆、猫が近くにいる?
KP
人のそばには大体猫はいるが、猫は本当にそこら中にいるので、関係があるかどうかはよくわからない。
……そうこうしていると、不意にネット接続が切れ、通じなくなってしまった。
牧志 浩太
「あっ、くそ。通じなくなった……」
佐倉 光
「ネットも安定して使えるわけじゃないか。
そういや、人間おかしくなってる原因はここにドリームランドが混ざってるから、で合ってんのかな……ほかに要因はないのか?」

佐倉 光
人から話を聞いたりしつつ駅行ってみよう。
店で新聞をゲットしたいが、新しいのは入ってこなさそうだな。
駅のホームに行ったら人が変になるとこみられたりすんのかなー
ちょっと覗こう。
佐倉 光
このへん、初日にやる奴じゃなかったのかなー
KP
シナリオ想定では駅やニュースの話が出てくるのはこの日ですね。
初日だと二人とも突然「捕まえろ」って言われて状況把握どころじゃないし(門番ひどいや)
KP
駅の裏側にあるコンビニで新聞を見ると、数日前のものしかないようだ。

猫を頭に乗せて通り過ぎたおじさんが昨日の日付のスポーツ新聞を脇に挟んでいたが、スポーツ新聞故か、あんまり有益な情報はなさそうに見えた。

KP
あなた達は駅のホームへ行こうと階段を上がる。

【アイデア】
佐倉 光
1d100 75 弱体化【アイデア】 Sasa BOT 1d100→11→成功
牧志 浩太
1d100 80 Sasa BOT 1d100→53→成功
FANBOX開設したで
KP
あなたは眠い身体を引きずって階段を上る。
上る。
上る。

上……、いや、なんだか長くない?

駅の階段は普通に二階の高架へ上るだけの高さにしか見えないのに、何だか上っても上っても着かない。
牧志 浩太
「なあ、この階段長くないか?」
佐倉 光
「嫌な感じの思い出が刺激される」
牧志 浩太
「音階が聞こえてきそうな気がする」
佐倉はかつて異界の科学技術館で無限に登るような音が聞こえる昇りエスカレーターに閉じ込められたことがある。
牧志もまたその時の波照間の記憶を思い出している。
KP
〈聞き耳〉
佐倉 光
1d100 69 弱体化〈聞き耳〉 Sasa BOT 1d100→96→致命的失敗ファンブル
牧志 浩太
1d100 87〈聞き耳〉 Sasa BOT 1d100→62→成功
FANBOX開設したで
KP
背後からひたり、と何者かの冷たい足音がした。
咄嗟に振り返ったが、何もいない。
一歩踏み出す。
ひたり。
振り返る。何もいない。
ひたり。何もいない。

ひたり。
ひたり。
ひたり。ひたり。ひたり。
階段の上は見えない。何か周囲が薄暗くなってきた気がする。

ひたり。
ひたり。
ひたりひたりひたりひたりひた……

なんだかイラッ☆としてきた。

眠さのせいかあなたは苛立ちにかられ、思わず左腕に手を伸ばす。

COMPの……。
表示がバグっていた。

えっ怖。
佐倉さんのみ《SANチェック成功時減少 0失敗時減少 1》。
佐倉 光
こらシロおぉぉ!
いたずらするんじゃありません!
佐倉の【おとな】が0になっちゃうでしょ!
KP
なるほどシロがいたずらしてたのか 一件落着(?)
佐倉さん&牧志と和樹だと雰囲気的に和樹の方がおとなっぽく見えそう
シロと和樹……ゆうやけこやけのキャラクター。シロは道の怪、和樹は河童。
佐倉はシロ、牧志は和樹を担当している。
佐倉 光
「この……」
背後の気配に殺気を込めてCOMPを向けた。

COMPの液晶に目茶苦茶な色彩が浮かび、ぐねぐねと踊っている。
佐倉 光
「なんだ? えっ、何だこれ? 液晶割れた?」
次の瞬間には液晶が沈黙した。
佐倉 光
「は? なにこれ」

数秒してCOMPは再起動し、何事もなかったかのように動き出した……
1d100 75 SAN Sasa BOT 1d100→55→成功
KP
そんなことをしていると、周囲がすっかり薄緑色の霧に包まれていることに気づいた。
背筋が凍りつくような、存在感のあるひやりとした気配が、その内側に存在している……。
牧志 浩太
「何か、出たっぽいな」
牧志があなたに近づき、あなたと背中合わせになって身構える。
KP
〈目星〉+30%
佐倉 光
えぇっ?
佐倉 光
1d100 99 二重の補正つき Sasa BOT 1d100→87→成功
牧志 浩太
1d100 99 Sasa BOT 1d100→66→成功
FANBOX開設したで
KP
薄緑色の曖昧な霧のただ中、階段の手すりに手をかけて、ワンピース姿の女性があなた達に背を向けてひとり立ち尽くしていた。
牧志 浩太
「あれ…… 人?」
KP
行くところもなく、たそがれ、打ちひしがれて、その姿を見ているとあらゆる希望が奪い去られるような、ひどく寂しげな様子をしていた。
佐倉 光
こんな所にいる奴、人間だったとしてもまともなわけないだろ。
佐倉 光
「おい、こんな所で何やってんだ」
声をかけてみよう。
KP
声をかけると、駅舎の明かりがちか、ちか、と不気味に瞬いた。

ふと一瞬、明かりが消える。
薄緑の霧が夜の闇と同化して、限りなく暗い空間を作り出す。

あなた達が思わず身構えると、女性は不気味に何かを囁き始めた。
奇妙な女性の声は非常に掠れており、まるで呪いでもかけられているようだ── と、なぜか思った。

そして彼女は囁きながら振り返る。……そう、首だけで。
女性は首を捻られたかのように、背後に立つあなた達へ悍ましいその顔を向けた。

女性の身体は周囲の霧と同じ緑色をしていた。
真っ黒でぶよぶよした眼球は今にも零れ落ちそうで、唇はだらしなく突き出している。

奇妙な耳の形を持った彼女は声をぴたりと止め、悲嘆の呻きを上げて、周りに纏わりついている霧と共にあなた達へ襲いかかってきた。

SANチェック成功時減少 0失敗時減少 1D6》。
牧志 浩太
「うわっ、人かと思ったらやっぱり何か出てた!?」
佐倉 光
まさかここで襲われるとは思ってなかった。
佐倉 光
1d100 75 SAN Sasa BOT 1d100→53→成功
牧志 浩太
1d100 68 《SANチェック》 Sasa BOT 1d100→98→致命的失敗ファンブル
SAN 68 → 62
佐倉 光
ぐわ
KP
あっ。
佐倉 光
モンエナか? モンエナの出番か??
牧志がお助けロールするか、牧志を正気に戻す判定でモンエナしないと危険な気はするな。
内容によるけど。
お助けロールは《SANチェック》使えるのだろうか……
佐倉 光
「うわ! こいつも化け物か!」
さっきの変な表示を見てなんとなく『何かがいる』という心構えができたからだろうか、女が奇妙に歪んだのには驚いただけで済んだ。
佐倉 光
「ちくしょう、叩き返してやるぞクソ悪魔が!」
言って鏡を構えようとした。
KP
これシナリオの記述見た感じ、全員合計で1日1回ですね。たぶん。>お助けロール

(毎晩出発前に誰か一人でも注文すると、一日一回だけ任意のタイミングでお助け【幸運】ロールを振ることができる。)

特に制限はないので、《SANチェック》使うのはOKです。

発狂内容見てから使うのもOKですが、それだとSAN減少自体は避けられません。
このタイミングで使うなら《SANチェック失敗自体を打ち消せる。
佐倉 光
牧志、使っといて!
他の判定はドリンクでなんとかなるけど、《正気度判定》はなんともならないから!
牧志 浩太
じゃあ使う! 【幸運】ロールします。
【幸運】ロールにはデバフは乗りません。
1d100 60 Sasa BOT 1d100→70→失敗
KP
アーッ! ごめん!
佐倉 光
しゃーなし、内容次第でドリンク行こう。
牧志 浩太
1d100 80 【アイデア】 Sasa BOT 1d100→5→決定的成功クリティカル)!
KP
こんなところでクリティカルせんでも
佐倉 光
おうっふ
牧志 浩太
1d10 内容 Sasa BOT 1d10→5
KP
短期5は……その場に釘付けにしてしまうかもしれないような極度の恐怖症!
1d10+4 ラウンド Sasa BOT 1d10+4→9+4→合計13
でか!
13ラウンド釘付けかぁ。

ただ、ここから戦闘に入ってしまうので、(相手が何してくるかによるけど)これなら手番消費して〈精神分析〉よりも先にさっさと鏡を使ってもらった方がいいかも?
佐倉 光
そうだね、鏡の成功率高いはずだし鏡行こう。

KP
不気味な緑色をしてぶよぶよとした女の形をしたなにかは、化け物というより死体のようにも見えた。

水を吸いきって膨らんだ、悲嘆にたゆたう、女の死体。

ひっ、と牧志が小さな声を上げて目を見開いた。

辺りは闇に覆われ、実体すら感じるような重たい霧が肩を濡らした。

牧志は何かを確かめるように自分の腕に触れ、そこに冷え切った霧の冷たさを感じた。

微かに喉を震わせながら、彼は縫い止められたかのように、そこから動けずにいた。
あなたには、彼の固定された視線が、女を通して死を視ているような気がした。


コメント By.佐倉 光
キャラクターの寝不足が響いたのか、連続ファンブル。
そんな所で整合性取らなくていいんだよ!?

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本作は、「 株式会社アークライト  」及び「株式会社KADOKAWA」が権利を有する『クトゥルフ神話TRPG』の二次創作物です。

Call of Cthulhu is copyright ©1981, 2015, 2019 by Chaosium Inc. ;all rights reserved. Arranged by Arclight Inc.
Call of Cthulhu is a registered trademark of Chaosium Inc.
PUBLISHED BY KADOKAWA CORPORATION 「クトゥルフ神話TRPG」


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