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こちらには『青白い馬』
ネタバレがあります。

本編見る!
東雲 圓華
「見ては駄目」
KP
立ち上がる女神からあなたの目を隠すように、東雲は馬を翻した。
東雲 圓華
「あれを倒せば全ては終わるの。」
でも騎手の私たちには弓引けない。
ああ、でも人が見れば、理解してしまえば壊れてしまう」
KP
東雲は恐れていた。
自らの役目を曲げてあなたに協力し、あの女神を目前におびき出した今になって、絶望に溺れていた。
東雲 圓華
「壊れないで、波照間さん。あなたは壊れないで。
あなたは小麦」
KP
青ざめる彼女の背後から、枷を外されかけた女神は
役目を果たさない異物へと迫りつつあった。

東雲の外套から漏れるもやは濃さを増し、あなたを死へと差し招く。

もうひとりの騎手は呆然と動きを止めて女神を見つめていた。
二頭の馬は静かにそのときを待っている。
いける?
KP
波照間さん的にもう一押し欲しかったら押す。
波照間 紅
いや、大丈夫です。行きます。
「そういうマルチステートメントみたいな行動宣言はどうかと思う」ってことだったら絞ります。>表の行動宣言
※行動宣言をマルチステートメントにしがち
こわい~~~~ こわいがあともどりはしないぞ
あ、でも実行前に「それは無理」って分かるようだったらご指摘ください
KP
突き進むぞー!
波照間 紅
進むぞー!
行動宣言しちゃったしヒント頂けてある程度これかな? って確信持てたし自分で思いついたこと要素も入った(?)しスッキリ ゆっくり楽しみにしてますのでお急ぎなく
めちゃめちゃお手数をおかけしました。

波照間 紅
「東雲さん」彼女の手に手を添える。
波照間 紅
「見てはいけない、と言うんだろう。
それなら、あなたが見てくれないか。

僕は弓を引く。
あなたが導いてくれ。
あの、北極星を指した日のように」

「勝利」の弓を持ち、自らを傷つけて弓の文字に血を注ぎ、
東雲さんに女神の位置を指し示してもらい、目を閉じたまま女神を矢で撃ちます。
KP
鏃は鋭くあなたの体に傷をつけた。隙間から血が溢れてくる。喉が急速に乾いていくような、目からあらゆる水分が失われていくような、呼吸さえままならなくなるほどの痛みが脳を駆け巡る。
同時、痛みとともに強烈な感情が吹き出した。

SAN 14減少。それによりあなたは不定の狂気に陥ります。
狂気の内容は『シノーソグリスの撃退への執着』に固定されます。

あなたの行為に悲鳴を上げた東雲は、しかしすぐさまあなたの弓に手を添える。
弓の『勝利』の字は血であかあかと輝いた。

あなたは目を閉じて死の女神に対峙する。
視界を封じているにもかかわらず、恐ろしい気配が、臭いが、悍ましくも全身を包み、鼻から入り込んで脳を冒す。
たら、と鼻から血が垂れて唇へと伝う。
だが今のあなたにとってそれは些細なことだった。

もはや迷いも恐怖も怒りもなく、あなたは矢をつがえる。
筋肉が引き裂けんほどに弓を引き絞る。
まっすぐに世界に死と荒廃をもたらすものに狙いをつける。

東雲が驚き息を呑んだ気配がした。
短く低い祈りの言葉が聞こえた。

あなたにひやりとする手が触れる。力強く導く。
添えられる手が二人となった。
『撃て』
騎手たちが叫んだ。
波照間 紅
SAN 70 → 56
波照間 紅
撃とう。
もはやそれ以外のことは考えられなかった。
考える必要もなかった、と言ってもいい。

迷いも恐怖も怒りも絶えた。
僕は弓を引く、そう宣言した。

ならば死に弓を引くだけだ。
ここで唯一生きる者として。
KP
第一の騎士の―――勝利の矢はシノーソグリスめがけて流星のように飛び、彼女の「肌」に深々と突き刺さった。

その瞬間、世界が振動する。
大気が嵐のように揺さぶられる。

東雲の悲鳴が馬の制御が効かなくなったことを示していた。
瞬く間にあなたは空中へと投げ出された。
波照間 紅
咄嗟に、彼女の腕を掴もうとする。
それ以外のことを選ぶ余裕はなかった。
KP
あなたの手は東雲の手に触れた。
まず氷のような感触があり、そして熱く燃えるような熱を感じた。
ひやりと冷たい死者のようだった彼女の手に、みるみるうちに熱が戻ってゆくのだ。
東雲が引きつったような呼吸をする。
と同時、あなたの全身に叩きつけられるような痛みが走った。

暗いビル街に、あなた方は横たわっていた。
波照間 紅
「痛っ……!」
あれはどうなったのか。彼女は。
身を起こそうとして全身の痛みに呻き、彼女の手に縋る。

その手が温かいと気づく。
それが何より嬉しかった。

辺りを恐る恐る見回す。
あれは、どうなったんだ。
KP
しんと静まりかえった街の四つ辻に、あなた方二人ともうひとりの男性が倒れていた。
霧は跡形もなく消え、馬はそこにいたという痕跡もなく、あなたが手にしていた武器もどこにもない。
あなたが自らを傷つけた傷も消えていた。

街は静まりかえっているが、それは微睡みの静けさだった。

朝焼けが空に広がる中、コンビニの電気が点いているのが見える。
のろのろと信号を無視して走る車が見える。
新聞屋の自転車が路地に入っていくのが見える。
静かだった。だが、まだみんな起きていないだけなのだ。
波照間 紅
ああ、と息を吐く。
生きている。
生きている、と分かる。

沈黙の夜と微睡みの朝は、こんなにも違う。

ああ、そうか。
うまく行ったのか。
僕は、僕らは、あの滅びを。
夢に、できたのか?
東雲 圓華
「紅さん……」
KP
あなたの腕の中で東雲が微笑んでいた。
彼女はシンプルなセーターにスカートを履いていて、あの奇妙な外套を羽織ってはいなかった。
波照間 紅
「……圓華さん」
声に上らせれば照れが過って、今更に顔が赤くなるのを感じた。

ああ、彼女が、世界が。
温かい。
一度はもうすっかり喪ったと思った温かさだ。
KP
東雲は言葉もなくあなたに抱きついた。
その体は震えていた。
温かな血が流れていた。

東雲の空に朝日が昇る。
英語の看板が並ぶ見知らぬ街が、少しずつ明るくなって行く。
KP
ああ、と東雲が声を漏らした。
東雲 圓華
「良かった、良かった、ありがとう、紅さん……!」
波照間 紅
「ああ……、ああ。
僕らはやったんだ、圓華さん。やったんだ!」
じわじわと、ようやく追いついてきた喜びが、腹の奥から湧き上がる。
生きている。生きている!

痛みにも構わず、彼女に抱きついた。
温かな身体を、熱を確かめるように。
波照間 紅
「はは、二度目だ。
生きてるってことが、こんなに嬉しいのは」
東雲 圓華
「紅さんが一緒にいてくれたから、私は私でいられたの」
KP
涙声で東雲は言うと、物言いだけに潤んだ瞳であなたを見上げ、唇を寄せた。
波照間 紅
勢い、胸が高鳴った。
僕も。僕も、あなたがあなたでいてくれたから、取り戻せた。
そう応えたかった声が掠れて上擦る。

彼女の肩を抱き寄せる。温かい、ただ一つ取り戻したいと願っていた熱。
波照間 紅
唇を、寄せる。
最後に少し意気地が出なくて、目を閉じてしまった。
KP
影が重なり、暖かさが唇に触れる。
熱い頬に涙がこぼれた。
安心のあまり
KP
白馬の人(どのへんで邪魔しようかなぁ……)
波照間 紅
東雲さん身長どれくらいでしたっけ
KP
サイズは決まってないけど、波照間さんより少しだけ小さいくらいかなぁ。
波照間 紅
おおー。そこそこ長身。それは白馬と斬り合うシーンが似合う。
波照間 紅
いやでも本当に出目勝負に持ち込まなくてよかった…… 東雲さんもKPも何度もヒントありがとうございます。
KP
最初からこれくらい言わせれば良かったよね! って反省してます。
波照間 紅
いえいえ!
KP
そして出目で世界と波照間さんを失うようなことにならなくて良かった……
波照間 紅
本当にそれ 二人だけじゃなくて世界まで巻き込んでしまう
何もかも終わってしまうところだった……
無事波照間と東雲さんは一歩前進したし!
波照間 紅
危うくこのシリーズ全部終わっちゃうかと思った……
ヒントのおかげとはいえ、失わなくて済んで、よかった!
KP
佐倉と牧志未来の話やっちゃってるからなぁ。
波照間 紅
なんですよね。ここで世界もろともロストすると世界が分岐しちゃう。
それも含めて失われなくてよかった。

KP
どれくらいそうしていただろう。

あなたの背後に人の気配があった。
波照間 紅
その時間が消えるのが惜しくて、暫くあえて気づかない振りをしていたように思う。
KP
躊躇いがちに申し訳なさそうな咳払いが聞こえた。
「英雄のお邪魔はしたくないのですが。
そろそろ朝が来ますから、道路の真ん中にいると危険ですよ」
たどたどしい日本語で語りかけてきたのは、穏やかな男の声だった。
波照間 紅
「うわっ、あ、ありがとうございます」

彼女を抱き寄せたまま、慌てて道路を離れる。ここまで来て交通事故は困る。

大層照れくさい。
KP
あなたに声をかけてきたのは、長髪の男だった。
「日本の方ですね。遠くからはるばるいらしてさぞお疲れでしょう。
お困りでしたら僕たちの無料支援所にご案内しますよ」
波照間 紅
その顔に覚えはあるだろうか。
KP
白馬に乗っていた男の面影があるように思う。
ただ、この男は隻腕ではない。
波照間 紅
「それは、お世話になります」

ひとまず態勢を整えたい。
意図せぬ長旅をしてしまったことだし、あんな状態で動き続けていた東雲さんのことも心配だ。
そもそも、僕も疲れている。
警戒心は保ちつつも、言葉に甘えることにした。

英雄という言葉。
この人も、きっと憶えているのだろう。何があったか、どのようにして世界が滅びかけていたか。

憶えている。
一夜で、何もかも失った時のことを。
友の最期の声を。

今思えば静かな絶望だった感情に呑まれかけながら、彼女と駆けたことを。

二人きりで滅びていくことを、一瞬受け入れかけたことを。

どうしようもない怒りと嘆きと無力に包まれて、死んでいく世界を。

ああ、生きている。
涙が出そうだった。
KP
男はこう見えて神に仕える身であり、そのため心ある人々から寄付を集めては困っている人々に分け与える活動をしているのだという。
彼はほとんど自己を失っていたせいか朧気にしか出来事を覚えていないようだったが、あなたが世界を救ったことだけは記憶していた。
波照間 紅
無事帰れたら口座経由なり何なりで返そう、と思った。
あの手帳のことを思えば、この人にも随分と世話になった。
KP
いきなりパスポートなどもなくアメリカに移動してしまったため必要な書類などは足りないが、それも『なんとかしてもらえる』らしい。
男は悪魔使いではないが、そういったものにある程度の理解があるらしかった。
東雲 圓華
「紅さんと旅行ができちゃった」
KP
東雲はそんな暢気なことを言ってくすくすと笑った。
波照間 紅
「そうだな。戻る前に、少し見ていこうか」
彼女に、ゆったりと笑いかける。
KP
帰る前に電話がしたいなら貸してもらえるだろう。
波照間 紅
電話をかけたのは佐倉さんの連絡先だった。
電話に、出てくれるだろうか。
あの咳が聞こえてはこないだろうか。

電話を持つ手が、震えた。
KP
呼び出し音が鳴る。一度、二度、三度……
プツ、と電話が取られた。

向こう側でけほ、けほ、と軽い咳が聞こえる。
波照間 紅
「佐倉、さん?」
咳が聞こえる。呼びかける声が、震えた。
まさか、まさか。
佐倉 光
「こんばんはー、波照間さん。
今日はごめん、でもお陰で大分良くなった。

夜の十時くらいかな、一回電話したんだけどすぐ切れちゃったからさ、随分長引いたんじゃない?」
電話の向こうから聞こえてきたのは、少しかすれた、しかし元気そうな声だった。
波照間 紅
「!」
元気そうな声を聞いて、次に続く言葉が一瞬出なかった。
生きている……、生きている!
波照間 紅
「ああ……、そうか……、よかった。
牧志も、いるか? 元気か?」
声が自分でも分かるほどに震えていた。
佐倉さんは変に思ったかもしれない。
佐倉 光
「え、牧志? いるよ? 代わります?」
波照間 紅
「あ、ああ。代わる」
佐倉 光
「つーか波照間さんどうかした? また異界にでも行ってた?」
なんとなく呆れたような声で、しかしあなたに何かあったのだと察したかこんな事を言った。
佐倉 光
「なんか無事乗り越えたんなら明日にでも詳しく。
……あ、牧志、波照間さんが話したいって」
KP
ちなみに日本は夜中の二時くらいである。
波照間 紅
だが遠慮なく代わってもらう。
牧志の声まで聞いて、ようやく安心したように息をつくだろう。
東雲 圓華
「お二人も無事だったのね、良かった」
KP
横で聞いていた東雲は花咲く笑みを浮かべた。
波照間 紅
「ああ、そうらしい」
それでようやく、本当に安堵したような笑みを浮かべた。

朝は来て、くすぐったいような二人の距離は、少し縮まったような気もする。

それでもやっぱり、照れくさいのだけど。
KP
世界は目覚め、再び動き出す。
誰も望まなかった終末は去り、あなたは彼女の手を取り帰ってゆく。

だが、常に不安がくすぶっていた。

あの存在は滅びたのか?
あの程度で倒せたのか?

否。
いつの日かあれは帰ってくる。
またこの世界を脅かす。

あなたの精神に巣くった静かなる狂気は、平穏な世界の中にあってもいまだ、燃え続けていた。


エンドA
一日の苦労は、その日一日だけで十分である


報酬その他提示
KP
しかしこれで次からの弓術シーンが楽しみですねぇ。
波照間 紅
ですねぇ。これで確実に弓キャラとして動けるぞ。
『地獄はやさしい』の+20が効いてるの、紅さんと駆け抜けた一夜が相当彼の心の支えになってるってことだよなー、と今回思いました。
KP
ですねぇ。世界を救ったあの一夜が強い自信になってたんだ。
波照間 紅
そうそう。世界を救った経験と、相棒にして兄の存在が相当強い支えになってたということ。
牧志&佐倉さんの支えである「先輩の波照間」の強さの根幹はそこにあるってこと。
初期正気度より高いなら高いでなるほどがあるんだなぁ……
あと小さい所、眼孔から出てきたフナ虫を「君達」って呼ぶ波照間はやっぱり独特だなと思いました。
KP
ああー、あそこ。
生きているものだから仲間だみたいな見方ができるんだな、とかなり面白かったですねー。
普通の人は「うわキモ」で終わるシーンだ。
波照間 紅
そうそう。精々「うわっ死んでる」くらいなところ、騎手の傍にいて生きていたものだから仲間だっていう。独特。
KP
また例によって、東雲さんここまで人間離れした雰囲気にしなくて良かったんじゃない? と思う今日この頃です。
ヒナドリの時もそうだけど、変質するシナリオどーにもやり過ぎちゃうっぽいなぁ。
波照間 紅
いやでも冴え冴えとした雰囲気と滅亡感が引き立って好きですあれ。青ざめた姿が似合うんだ。
(それでいうと忌胎で描写を盛り倒した人もいるし)
KP
ひどかったですねあれは b
波照間 紅

その上牧志視点でまで盛る盛るっていう。
KP
ほんとひどい(褒め言葉)
波照間 紅
(わーい)

波照間 紅
いやでも本当にこれは波照間でやってよかったなぁ…… 
刻の牢獄の時に色々重ねられたし、東雲さんに騎手姿が似合いすぎるし、極めつけは最終決戦が弓っていう。
このシナリオにこの二人が似合いすぎる。
ifするしないって話してましたけど、これはこの二人のお話で唯一にしておきたいですね。
KP
そうなんですよ。
牧志くんだと世界が滅びているとか、白馬の騎手が隻腕とか、変なところがリンクしてて、かえって良くないかなと思った。
そう、弓。
波照間 紅
そうなんですよね。確かに重なりはするけど、変な所が重なって色々とぶれちゃいそう。
最終決戦で北極星と弓を重ねられたのは本当に一番いいルートを走って、一番美しいラストシーンを描けた。
KP
東雲さんがまた人外、しかも死に近い、ってのは始めてから気付いた……
波照間 紅
そうなんですよ。
それもあってすごくすごく重なる。>東雲さん
謎解きシナリオの難しさ1
波照間 紅
因みにこれあそこで不正解の行動を取っちゃうとor出目失敗すると、本当に世界もろともロストだったんですか?
KP
不正解だと滅びますが、馬を殺す・外套に入る、のどちらでも大丈夫ですよ。
ロストは出目勝負に失敗したり、全く見当違いの行動をとったりすると起きるかな、くらいです。
馬一頭だけ殺す、は危なかったかも。
波照間 紅
馬を殺すだけ・出目勝負で失敗は本当に世界もろともロストだったかー!
危ない危ない。これはヒント無しだとロスト率低ではなくない……?
KP
割とKPがぶっちゃけないと危なくない? って回してみて思いました。
波照間 紅
ですねぇ。ただ、霧のあたり対処法が不明確な状態で、「好きにしろ」「十分に考えろ」で迷わせた上でノーヒントで条件満たせないとロストは、ちょっとヒント追加しないと難しいよなぁとは思いましたね。
置きだったから余計に考えちゃったのもあるけど。
KP
でもまあ、普通外套に入るルートに行くのかな? と思いましたね。
直前に外套アピールはいりましたし。
でもできればKPとしては撃つ方に行って欲しくてー!
波照間さんだからね! 撃って欲しくてーーーー!
波照間 紅
わかるーーーー!
ありがとうございます! これは決めた!
KP
それもあって、質問があったのをいいことに「撃つルートもあるぞ」アピールしまくってたんですが、全く話に出なかったので、「あっこれムリだって切り捨てられてるな」と察して説明しました。
情報欄に撃つルートの情報、他の情報に混ぜてシレッと書き加えたりしてました。
KP
正面NGは情報出してから「あっこれまっすぐ撃つのは不正解に見えるじゃん」って思ったら案の定だった。
波照間 紅
案の定でした。
KP
あ、で外套ならクリア可能なのにどうして更に他のルートもあるって示唆をしたのか……といえば、後遺症があったりするからです。
一応馬でも外套でもクリア可能だったので、そこから先さらに「こっちにもあるよこっちにしよう!」って言うのは違うよなと思ったので、だいぶ小出し情報になっちゃって申し訳なかった!
「やり方」は伝えなかったからギリセーフかな? とか悩みながらやってました!
でもぶっちゃけ弓撃つ波照間さん見たかったです。
波照間 紅
一応自分で考えた要素も入ったので楽しかった!
考えられるルート以外に、ノーヒントの状態だと落ち込んでしまう不正解が多すぎて、しかもそれが不正解だというのが情報から拾えないのがキツいと感じるポイントかなー。
「それでは条件不足で無理なのでは?」と感づけるポイントが少ないというか。PLの察しが悪いだけかもですが。
ちょっと出てくる情報ととれる行動が多くて正解を絞る根拠が薄いので、そのへんもうちょっとしっかりヒント出せると良かったな。

ガチ謎解きか、美しさ優先で突っ走っていいのかがいまいち見えづらかったかも知れません。

波照間 紅
生還できてよかった!
KP
よかった!!
波照間 紅
波照間はまだしも、佐倉さん・牧志については当人いないところで巻き込まれロストはもったいないものがあるから、生還できてよかったー! 
ロストするならするでそれなりのRPをしたいもの。
KP
ですねー。
正直ここまで来たらロストはあんまりしたくないけど!
波照間 紅
実は私も。
やりたいお話がいっぱいあるぅ。
波照間 紅
このお話、描写と雰囲気がめちゃくちゃ好きです。思ったよりも重たい終末に追いかけられながら、それでも希望を探すふたりきりの旅。

冷たい霧が降りるような、まさに「青白い」雰囲気がまとわりつき続けていて、一々描写が美しくて、凄惨な絶望と奇妙な静けさのギャップがより絶望感をかき立てて。
あとラストシーンめちゃくちゃかっこよくできて大満足です。好き。
いやほんと描写が美しいよなぁって。
あとシノーソグリス降臨の理由がどうしようもないのも好き。
KP
そう、演劇で降りて来ちゃったの面白いんですよね。
波照間 紅
なんですよね。なるほどなーっていう。
KP
割とそれなりに背景ちゃんと書いてあるんだけど、やはり雰囲気優先なのか「KPCがたまに感情的になる理由」などが書いてなかったので、波照間さんと話すうちに自己を取り戻して少しずつ大胆に役目を外れられるようになった東雲って感じのアレンジ入れてます。
波照間 紅
なるほどなぁー。あれは希望が見えてよかったですね。
波照間が諦めない理由を作れた。
KP
あと白馬の男は色々ヒント書いてくれたり女神に一度弓引いたりしてる(らしい?)こちらもなにげにMVPなんで、ラストちょっと盛りました。
波照間 紅
そうなのか! >一度
そうそうヒント残してくれたのはあの人ですしね。MVP。
KP
世界が生き返るなら騎手も元に戻るだろうし、彼もその場にいるよねって。
波照間 紅
ですねー。お世話になりました。
KP
シナリオではもしかすると最後に出てくる「ヒッピー風の男」が彼だったのかも知れないけど、確実じゃなかったので。
波照間 紅
あそこは確実にしてもらえて味わいが出ましたね。
腕、そのときに失ったのかなぁ。>一度
KP
かもしれませんね。
彼アメリカに来た4騎手にケンカ売って成り代わっちゃったんだけど、失った腕が落ちてたし、ちょうどあの辻のあたりで、戦いを挑んで騎手にされたけど、一矢報いたんじゃないかなって思ってます。
波照間 紅
そうかぁ……。
東雲さんは何をしようとして騎手にされちゃったんでしょうか。
KP
東雲はなんかのきっかけで4騎手のことを知って、止めようとしたんですよね。(それで協力が欲しくて波照間に電話した)
しかし4人目を止めはしたものの自分が代わりに取られちゃった。

騎手じゃなくしたってことは馬に何かしたんでしょうね。ロープでも張ったかな。
しかし波照間さんがそこで呼ばれて一緒に立ち向かったとしても、二人とも取られてオワリだったような気もするので、結果オーライかも知れない。
謎解きシナリオの難しさ2
波照間 紅
率直な感想なんですが

なんでそれを劇中で出してくれないんだー!!!! >シナリオ
劇中で出ていれば見えない制約条件をうまく見せることもできるし、描写としても悲哀が増すし、それは見せてほしかった……
KP
4人目だから……って話しちゃいけない要素じゃない気もしますしね。話せば良かったなー。
波照間 紅
そうそう。それはあって初めてちょうどいいバランスになる気がしますし、背景情報としても深みが増しますしね。
むしろ騎手たちの悲哀を引き立てる大事な所だし、あることで謎解きをスポイルしちゃうわけでもないし、それはシナリオ側で話すようにしてほしかったなぁ。
KP
あー、あと外套。
今シナリオ読んでたら「上空に出る」って書いてあった。
矢が当たらない理由それかーーーーー
いやでもそれも上に出るなんて分かんないしな……
波照間 紅
それはわからん!!
KP
矢が使えなきゃいいんだろ!
あと踏み込んだらヤベェ感出すぞ!
ってことで目眩がするほどの濃い霧ってことになったし、東雲さんに「触らないで」って言ってもらった。
ただその後で霧に入らないと大事なヒント出ないことに気付いて慌てて〈目星〉振ってもらった!
ナイスクリティカル
波照間 紅
でもそのせいで「霧には手出しできないんだな!? 狂気は霧をなんとかする手段じゃないのか、じゃ馬やるしかなくない?」ってなって、そこで背景情報見えてないせいで「馬をやれば止められるのでは」ってなっちゃった。裏目!
「開けた瞬間にやられるんだったら手出しのしようがないし、入っちゃったら狂気じゃ対抗できそうにないな」ってなっちゃったんですよね。>濃い霧
KP
あ、実際霧に踏み込んだらヤベェんですけどね。
波照間 紅
目の前にいる女神を撃つルートは本当に「正面から向かってはいけない=これは不正解ってことの示唆」と思っちゃってた。
KP
そうなるよなーーーーー!
それで外套あるんだから、正面は不正解でこっちが正解だって思うじゃない!
直前にアピるし!
波照間 紅
なっちゃったーーーー!
後ろから不意を打たなきゃいけないってことかと。
で、そこに「目眩がするほど」が出てきたから踏み込むのもNG、じゃあ外套の霧を遠隔でなんとか、えっこれも駄目なの? じゃあ武器あるし馬を消すのが一番素直だな、って。
KP
外套を使うと、シノーソグリスの上空に出ます。
んでうまいこと勢いで矢を振り下ろすことで女神を見ないでやっつけることが可能なんですが、霧の影響はしっかり受けちゃって、狂気が「希死念慮」に固定されます。
ここはヒントの出し方ミスったKPの責任だァ
波照間 紅
いえいえあからさまにならないヒント出しは難しい!
やっぱり「馬を消すだけではNG」が秘匿されてる」のが一番納得いかないところなんで、そこを出しちゃえばきれいにまとまるとは思います。
「背後から青白い馬か白馬をやる」のが一番綺麗に見えて、それを否定できる情報が出てない、が一番納得の行きにくいところなので。
馬一頭殺すだけだと駄目な根拠を、PCにもうちょっとはっきり示した方が良かったよね、というお話。
KP
ラスト直前で馬を撃つ! って言われたとき、シナリオには「騎士がひとりもいない状態を作る」とは書いてあるけど、一人欠けただけでもいいんじゃないの?? と思えてだいぶ悩んだんですよね。

それで、
「一人欠けると補充される」
今までにKPCとアメリカの人間が騎手になっていることから入れ替わりが起きることは示唆されている
ということかなー、という理解をして、そのように設定しました。
そうだったとしてもヒントとしては弱いかな。

作者さんの意図を知りたい
KP
全然関係ない話ですが、佐倉のはただの風邪です。
引っ越しで体力使いすぎて体調崩しただけですね。
KP
ロスト低って書いてたのもあってヒント出させていただきました。
たぶん探索者を殺したいシナリオじゃないんだろうな、と思って。
波照間 紅
いえいえ、間延びはしたけど、結果としてちょうどいい案配に着地したので、回して頂けてよかった。
考えるのもそれ自体は楽しかったですし。
KP
情報は見せすぎるくらいで丁度いいんだ!!
ってゲーム作りの本に書いてあった。
波照間 紅
それはそう思う。裏事情全部知ってる作者にとって「あからさますぎる」って思うくらいが、知らないプレイヤーにとって「ちょうどいい」だったりするんですよね。
KP
そのへん人のシナリオ回すときの塩梅がほんとむつかしい。
波照間 紅
ですねぇ。思う!!
どこを秘めてどこを見せるのが作者様の意図なのか、どこまでシビアにするつもりだったのか、って匙加減がシナリオだけだとわかんない! 
だから譲ってほしくないポイントは明確に「ここは譲らないでね」って書いてあると、助かる。
KP
わかる。
波照間 紅
死亡NPC生還させないでね、とか、ここは分からないようならヒント追加してもいいよ、とか。助かる。
KP
世界滅亡の雰囲気描くのとか楽しかったです!
ラストの波照間さんカッコよかったです!
ということでよし!!
波照間 紅
そう本当に雰囲気はめちゃくちゃよかったの!!!! 好き!!!
描写にしてもヒントにしても、結構『あからさまだし分かるでしょ』ってのがプレイ中には分からないことが多いので、出し過ぎなくらいでちょうどいいんだなぁ、と思います。
私もログを読んで「なんでこれ気付かなかったんだろう?」ってことがよくあります。

KP
ちまちまとした描写にヒント乗せて盛ったり、KPCどの程度話していいか分かんなかったので割とヒントっぽい言動させたのが改変と言えば改変かな。
あとラスト、騎手ももしかしたら女神見るとやばかったのかも知れないけど、もうそこはシーンの美しさ重視で見ても平気だったことにしています。
あとシナリオの白の騎手さんは弓くれるだけの人です。撃つの手伝ってくれたのは「死んでるとは書いてないし」「この人も戦ってたっぽいし、意識残っててもまあ不思議じゃないし」「波照間さんが目を閉じちゃってると、既についてる傷の場所分かんないし」と思ったからです。
あと、中盤の霧見たダメージが減っているのは、「ある程度予感して見た」とか「動いていないから霧が押し寄せてくる感じがなかった」とかいろいろ。
波照間 紅
まあ騎手はあちらのものだし!
ありがとうございます。あのおかげでシーンが綺麗になったし、また考えたぶん裏目にならなくてよかった。
KP
いやほんと、このシナリオ波照間さんで! って言って良かった。
しかし東雲さん死に囚われるの二度目か~
波照間 紅
本当に!
これは波照間でやれてよかった。似合う。
東雲さん死に囚われ過ぎで、大丈夫? 縁お持ち帰りしてない? って勢いですな。
KP
そんな縁いらない!
波照間 紅
いらない! でも二度目ともなるとなんか縁おもちかえりしてそう
死を払う波照間の執念と弓矢はその縁を打ち破れるか。
あと波照間は〈英語〉40あるから、うっかりアメリカに放り出されてもそこそこの会話くらいはできそうだな~と思いました。CoCの技能は読み書き分かれてないし。
KP
そう、〈英語〉お持ちだからスムーズに帰れるなって思いました。
波照間 紅
そうそう。英語面で頼りになる波照間の姿が見られる、かもしれない。
KP
東雲さんがこっそり好感度更に上げてたかも知れない。
波照間 紅
やったぜ。
〈英語〉〈ラテン語〉〈図書館〉と、実は結構言語読書に強い技能値構成。
KP
魔導書とかガンガン読めそうですね!
波照間 紅
そもそもそのつもりで勉強したラテン語ですからね。読めちゃう。
実は〈ハッキング〉〈オカルト〉につよい佐倉さんと組むと知識漁り放題コンビになるっていう。
KP
ここふたりあまり組む機会が無いんですよね。
波照間 紅
ですねぇ。佐倉さん&波照間の悪魔使いコンビで何か行ってみるのも面白いかも? 魔導書出そうなシナリオとか。
KP
魔導書読み解く話ってほとんどやってませんしね。
波照間 紅
そうそう。
どうやって探す? っていうとなかなか難しいですが。
KP
まあ確かに……
波照間 紅
あ、そうだ、とても大事なことを忘れておりまして
KP
はい
波照間 紅
楽しかったです、回して下さってありがとうございました! 東雲さん好き!
KP
あ、ありがとうございます! 良かった!
多分次回はもうちょっと砕けたり変なこと言い出す東雲さんになるかと思います。
波照間 紅
シナリオというか終盤の謎解きについては思う所がありすぎなんですが、それでも楽しかったし美しかったし楽しかったんですよほんと。

ちょっと距離も縮まったし、今度は生きてる東雲さん、見てみたいですねー。
KP
死んでる東雲さんばっかり出てくるという異常事態。
波照間 紅
2回ともなんと死んでる。
生きてる東雲さん導入とゲスト出演だけっていう。なんという。
KP
やっと生きられるようになったんだから生きて欲しい。
波照間 紅
本当にそれ。生きて生きて。
例のドリームランドミニキャンペーン、徹夜してぶっ壊れる東雲さんも面白いか? って一瞬思ったけど、いやでもドリームランドものはやっぱり牧志&佐倉さんで見たい!
KP
そういえばそんなのもあるのだった。
次の予定って正式には立ってないんでしたっけ。
波照間 紅
立ってないですね。気になるものはいろいろあるけどって状態。
KP
最近ずーーーーーっと卓やってる感覚なのに、カレンダー見たらスカスカでびっくりする。
波照間 紅
分かります。ずーーーーっと卓やってるしそれが本当に楽しいし、リアルタイムの方でもシラユリとかマモブルとかあるからそこそこやってるんだけど、定期卓がなかったり潰れたりしてすっぽり抜けてる。
佐倉さんたち重たい話多かったし、ドリームランドミニキャンペーンはジャケットで分かる通りポップな雰囲気なので、あれやるのはありかな? と思ってます。>次
KP
今度は『しんでなんかないよ』をKPC東雲で うそです。
ですねー、明るい話もしたい。
『しんでなんかないよ』……KPCが死体になっちゃう話。
波照間 紅
それは気になるけど三度目も死んでる東雲さんになっちゃうw
そうそう。本当につらい重い話が多かったから、今度は明るく徹夜して駆け抜けよう。
KP
さすがに3連続で死んでる話やったら、もう死んでる話しかできない人になっちゃいそう。
波照間 紅
それはやっぱり何か縁持ってきてません!? ってなっちゃう。
KP
最近重つらいい話のオンパレードでしたしね。
おかしいな回復シナリオやったはずなのに。
波照間 紅
おかしいなぁ回復シナリオやったはずなのに。
KP
癒やされたはずなのにね。嫌なことされた記憶ばっかりだ。
波照間 紅
じゃあ、『満を持して今日も俺は眠れない』をこちらがKP・牧志KPCで回す、ってことでいいでしょうか?
2~4PLシナリオなので、タイマン改変して回すことになります。
KP
おおっ、やっていただいていい!?
波照間 紅
もちろん!
KP
やるーーー! 徹夜する!
波照間 紅
で、方式なんですが、ちょっと迷ってまして。
リアルタイムでドタバタするのも楽しそうではあるんですけど、リアルタイムだと期間がかかっちゃいそうなんですよね。ボイセ5時間~のミニキャンペーンだから。

で、ドリームランドものということで、小改変して誰か出せたら楽しいかな、とも思ってるので、その意味では置きの方がやりやすいかなと。
KP
それはシナリオ読んでやりやすい方でお願いします!
私はどちらでもバッチコイです。
波照間 紅
では、置きで行かせてもらいます!
KP
はーい! ありがとうございます!
波照間 紅
あ、導入始めちゃっても大丈夫でしょうか?
KP
大丈夫ですー
ハヤイ!
波照間 紅
はーい!
シナリオ開いたりしてたら始めたくなっちゃって
お話の余韻を吸いきったところで次を始めたくなる これが置き卓のマリョク
もとい、魔力
マモブルしてると変換にマリョクがこんにちはする
KP
わかる

コメント By.KP
世界に死が訪れる。
波照間は正しい道を歩むことができるのか?

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「悪魔じゃなくて友達で」
「誰が悪魔だコラ(僕は悪魔じゃありませんよ)」
「あっ」

TRPGリプレイ【置】CoC『blood red decadence』Side:B 牧志&佐倉 2

佐倉さんも「こう」なったら、佐倉さんを殺さずに済むかな。

TRPGリプレイ【置】CoC『スペクト・ラム』 佐倉&牧志 4

「や……、めろ……、やめて、死ぬ、死ぬ、から、」

【クトゥルフ神話TRPG】
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