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こちらには『スペクト・ラム』
『ヒナドリ ・ イングレイヴド 』
ネタバレがあります。
また、大きめのイベント追加を行っています。

本編見る!
KP
牧志が目を覚まし、あなたが拘束を解かれるまでには少し時間がかかった。
佐倉 光
彼が目を覚ますまで気が気じゃなかった。
佐倉 光
「とりあえず今日も生き残れたな……」
佐倉 光
「なんか俺の時と違ったみたいだけど、大丈夫か?」

数値を見るに、最終的には増えたみたいだけど、正気。
牧志 浩太
「ああ、何とか……。
全身の血管の中に他人の血が詰まってるみたいな、そんな気分だったんだ。
むず痒くて痛くて苦しくて、それなのに叫びだしたいくらいに気持ちいいみたいな、わけの分からない感じがして」
牧志 浩太
「……思い出すのはやめとこう。感覚が変になりそうだ」
佐倉 光
「経験はともかく大丈夫そうだな、良かった。
あとはシローだけど、あいつも閉じ込められたりしてないだろうな?

必要な情報は手に入ったし、シローと合流できたら今度こそ逃げようぜ」
そういえばCuiはもういないのかな?
KP
Cuiはもういないのか、他の場所で何かしているのか分からないが、まだここにはいないようだ。

あなたがそう言い出したとき、部屋の外から微かに扉をノックする音がした。

あなた達の名を呼ぶ、少年の声。
佐倉 光
「シロー!
無事か、良かった!」
扉の方に駆け寄り、膝をついて声に高さを合わせる。
相変わらず拘束されていないということは、彼に関する疑問はなくなったんだろうか?
佐倉 光
「なにか酷いことされなかった?」
KP
「ぼく、ふつー」
シローは扉を開けると、心配そうにあなたの腕や身体にぺたぺたと触れる。
どこかで分かっているのだろう。あなた達が苦しんでいるのが、彼のためだということを。
牧志 浩太
「よかった、無事そうだな」
佐倉 光
「きみを連れ出せる方法が分かったんだ。
しばらくは不便だけど、何とかなると思う」
彼に変わったところはないかな。
KP
シローの手足にはいくつか注射針のような跡がついていたが、それ以外に変わったところはない。

「そと、でる!」
シローは大きな目をさらに大きく見開いて、その目いっぱいに喜びを浮かべた。

「ぼく、うれしい。あの……、」

ありがとう。
少年はその言葉を口の中で転がして、大事そうにそっと囁いた。
佐倉 光
「逃げられるのはきみのお陰だからね。
借りは返さなきゃ」
KP
「かり?」
少年はその意味をよく分かっていないようだったが、あなたの物言いに牧志がふっと笑った。
佐倉 光
「シローくんはどんなことされていたか覚えてる?」
KP
シローの記憶も切れ切れだ。言葉を覚えたり、忘れたりしていたらしい。

KP
脱出する?
佐倉 光
脱出する! ……大村の気配はないかな。
KP
脱出する場合は、大村がいなくなるまでタイミングを伺ってから脱出することになる。
佐倉 光
目をどうこうせずにシローの視線を遮る方法、何かないかな。
戻る前に目に影響を与える悪魔でも探して、召喚できるようにしないと。
合体設備でもありゃいいんだが、渋谷まで戻ると犠牲者出そうで怖いしな……
KP
渋谷まで戻れば十分な時間がかけられるから、状態異常については調達できる、ということにして構いません。
波照間と二人がかりならなんとかなるんじゃないでしょうか。
それまではシローをどこか室内に閉じ込めておく必要があるけど。
シローの目
佐倉 光
問題は、どうやらメガテンに『盲目』がない問題。
イマジンとかペルソナにならあるんだけどな。
あとは『CLOSE』が効けば?
KP
CLOSEは波照間のオニが持ってますね。めちゃくちゃ物理攻撃(《暗夜剣》)なので割と大変だけど。
佐倉 光
物理は可哀想だからやめたげて欲しい……
『CLOSE』……女神転生の状態異常。魔法などが封印された状態。
『暗夜剣』……物理の大ダメージに魔封じがついてくる技。人間がくらったら大体死ぬ。
KP
ただCLOSE、戦闘終了で解除されちゃいませんでしたっけ。どっちだったかな。
佐倉 光
おぉん。最悪目玉抉るしかない。
KP
盲目ないのはKPも忘れてたなぁ。室内に閉じ込めておくか目玉抉るしかない。
佐倉 光
あとはあと一日粘って視界封じる方法をあの書庫で探すかw
KP
残念ながら、病室に持ち込まれていた本はどこを探しても見当たらない。
上のフロアの書庫のつもりでしたが、あそこは佐倉には読めない本だらけでしたね。
佐倉 光
お、僥倖でございます!
CLOSEはアイテムと魔法のみで回復可!
KP
おっ!
じゃあ、上記の通りで。
佐倉 光
CLOSEなら害のない方法で与えられる低レベル悪魔くらいたぶんいる!
KP
きっといるいる。
なんとTRPG版のCLOSE、自然回復しない数少ない状態異常だったりします。

佐倉 光
よし、脱出作戦だ。
あいつの隙をついてもう一度あのドアから逃げよう。

《マカジャマ》(close)はアプサラスが持ってる。彼女ならレベルも足りるし、何とかなるだろう。
KP
大村が再び外出したのは、それから実に…… 三日後のことだった。
あなた達はその間、実に様々な「実験」に使われた。

正気とは何だったのか分からなくなるくらいの経験だったが、ともあれ、あなた達は少年を連れて施設の外へ脱出した。

大村は相変わらず、言うほどあなた達に拘ってはいないようで、同じことを繰り返すだけで外へ出ることができた。
しばらく森の中をこっちでもないあっちでもないと彷徨っていると、いずれ遊歩道を発見できる。
あの施設は何か外界と隔絶された場所にあったのではなく、人の世界の内側にひっそりと存在していたのだ。
佐倉 光
「生きてて……良かった……」
心底自分の心臓が動いていて、頭が正常に働いているらしいことに感謝する。
牧志もシローも無事だ、幸いなことに。
何度壊されると思っただろう。
あまり覚えていないことも多いが。
KP
完全に森を抜けきれば、空には満月が浮かんでいた。
今まで青白い人工の光ばかりを浴びてきたあなた達にとってその光は眩しく、それでいてとても美しく思えた。
佐倉 光
夜中を選んでシティホテルに部屋を取り、シローくんにはそこで閉じこもっていてもらう。

あとは波照間さんの協力も得て、山梨に留まりつつアプサラス捜しだ。
素材悪魔が見つかれば、合体や悪魔全書で何とかなるかも知れない。
KP
それから、波照間と共にアプサラスを探して、二週間。
(牧志は大学があるので、あなた達に謝りつつ先に帰っていった)

不意に実験されている時の感覚が蘇ったり、変に思考が冷静になってしまったりする後遺症に悩まされたりしつつも、あなたは無事に彼女との契約をなし、シローの視覚を一時的に閉じることができた。
シローはその間、見たことのない材質の壁を不思議そうに触って、あなたと話して、それだけでも随分と楽しそうにしていた。
継続の問題
佐倉 光
シローくん5~6歳くらいか。そうなると、5年くらいはうちで面倒見る必要が出てくるな。
面倒見つつ彼の保護者探すしかないか。
KP
そうなりますな。
見た感じ7歳くらい。>シローくん
佐倉 光
面倒見るのはいいとしても、軽々しく行方不明になれなくなるなw
KP
うーん、確かに。
佐倉 光
うちの実家使えないからなぁ。
KP
一応、連れ帰るのなら、波照間が何かあった時のバックアップを申し出はします。
佐倉 光
変な事件に関わるときはなんかかんかあって彼が外にいるときにすれば良いのかな。
波照間さんは全力で巻き込んでいこう。
KP
巻き込んでいこう。
それこそ、波照間に家の合鍵を渡しておいて、定期的に様子を見に来てもらうとかもできますしね。>何かあったら
佐倉 光
変な事件にバンバン巻き込まれる、子供連れてるで、ここの二人彼女できないルートにまっしぐらに突っ込んでいくねw
KP
うーん、確かに。>彼女できない
佐倉 光
シローくんのお父さんもしくは身内の方をはやいとこ見つけて、
事情話して近くに越してもらって、
何かあったときにすぐアプサラス連れて行けるようにしたいね! 
でないとおちおち変な事件に引っかかれない。
KP
全くだ!
シローくんの身内を探すというミッションが増えてしまった。
佐倉 光
彼の事情考えると軽々しく「では養子にしてくれそうな人探します」とか言えないから~
KP
事情が事情ですからねぇ。一般人の所に預けたらどうなるか分からない。

佐倉 光
ではそんな感じで周囲を巻き込みつつ、シローを連れてなんとか渋谷に戻ろう。
KP
何とか渋谷に戻り、シローを連れてあなたは自宅で牧志と合流する。
この一年で慣れ親しんだ家の中に足を踏み入れると、ようやく帰ってきた…… と実感するだろう。
佐倉 光
「名前、もうちょっと考える?
あくまで仮だったからさ……」
牧志 浩太
「名前か…… 
とはいえ、これで呼び慣れちゃったのもあるしな。
うーん……」

「しろ!」
少年は嬉しそうにあなた達を迎える。
佐倉 光
「今更変えるのも混乱するか。
気に入られてるみたいだしな。
何か良い漢字でも当てはめよう」
佐倉 光
「まさか俺が子供と暮らすことになるなんてな」
牧志 浩太
「確かに。あんまり子供ってイメージなかった」牧志はジャケットを脱いでハンガーにかけ、振り返る。
二人の様子を見て、安心したように笑った。
今後
佐倉 光
なんかの用事とかで妹が兄を見たら、「人と住んでる!?」「子供がいる!?」「なんか明るい!?」って三重の意味で目玉が飛び出そう。
佐倉妹「お前偽物だな!」
KP
確かに!
しかも一緒に住んでる相手は佐倉さんがつるまなさそうなタイプ(牧志)だし、楽しそうに遊んでるしで。
佐倉さんと牧志って、周囲から見たら互いにつるまなさそうなタイプに見えそうなんですよね。
佐倉 光
接点なさそうですもんねー。
KP
そうそう。早々接点がなさそう。こんなことでもないと、実際接点はなかっただろうし。
佐倉 光
佐倉と波照間さんが忙しい時期は被るから、牧志くんが無理なときは東雲さんも巻き込んで……
KP
東雲さんも全力で巻き込んでいって。前回のサプライズパーティーの時に家に呼んだこともありますしね。
佐倉 光
次の話では彼らの方が大変な目に遭いますけどね。
KP
なんですけどね。
まあその間に牧志たちには細々したものを買ったりして、シローくんのいる生活を確立してもらって。
佐倉 光
というか次「青白い馬」でいいかな?
KP
特に差し支えなければ、それで大丈夫です。
佐倉 光
はーい!
KP
ありがとうございます!
牧志&佐倉さんが子供を連れて帰ってきたという驚きの事件の後の波照間だ。

佐倉 光
「……そういえばさ。
牧志と離れてても平気だったな、って顔を見て思いだした」
牧志 浩太
「ん? ああ、そういえば。
正直めちゃくちゃだったけど、却ってよかったのかな。色々ドタバタしたのがさ」
佐倉 光
「早いところ何とかなってくれとは思っていたけど、こういうのは求めてなかった。
もうしばらく病院行きたくねぇ」
牧志 浩太
「確かにな。俺もしばらく注射苦手になりそう」
佐倉 光
「椅子もう一脚とベッドが必要か。
最低限の勉強なんかもさせてやらないと学校にも行けねぇな」
シローをテーブルに着かせて、途中で買ってきた菓子を渡そう。
牧志 浩太
「だな、子供用の椅子とベッドと布団と、それから勉強と……」
色々と考えるあなた達の前で、少年は不思議そうに菓子を眺めていた。食べられるものだと言えば、味わったことのない味に興奮しだすだろう。

それから分かったのは、年相応……いや、歳より賢いほどの思考力はあり、数を計算したり暗号を解いたりなどもできるが、とにかく何一つ知識がないということ。あと計算の仕方が独特だということ。
牧志 浩太
「え、本当だ、この方法だと面積計算すごく速くできる」
KP
大村のもとで覚えた知識を微妙に持ってきちゃってる
佐倉 光
「へー、その発想はなかった。面白ぇな」
なにしろ自学自習は経験者だ。教えて、教えられてを楽しそうにやっているだろう。
子供に気を遣ってか、生活態度が少しだけ改善されたかも知れない。

そんな日々にぽつりと呟く。
佐倉 光
「俺、シローを助けられて良かったと思うよ」
牧志 浩太
「そっか。……俺もだよ。
諦めないでよかった。
佐倉さんに諦めさせないで、よかった」
KP
牧志は三人分の朝食を作りながら、応える。
ベーコンのいい香りが立ち上る。

子供に気を遣ってか、彼も料理のレパートリーをちょっと増やしたらしい。野菜とか栄養バランスとか、そういう方向に。

随分苦労こそさせられたし、させられているし、危うく折角掴んだ生を失うところだったのかもしれないが、それを後悔するようならば、あなたはいまここにこうしていないだろう。
一度は深淵を覗き見たあなたは、ふたたび日常の中を歩いてゆく。
危うい光のさす道を。


「スペクト・ラム」
END-A+ 両生還、END


責任重大
KP
ありがとうございました!
佐倉 光
ありがとうございましたーーーー!
シナリオと関係ないところでお手間かけまくって申し訳ない!
ちょっと傷を癒やしにレジャーに行ったら、家族に子供増えるなんて思ってなかったんだぜ!
KP
いいんですよーー!
こういうところPCの行動と望みに合わせて、無理なところは保った範囲で色々してもらうの、本質的に大好きなKPです。
ちょっと傷を癒しにレジャーに行ったらひどいめに遭うのは想定内だったかもしれないけど、子供増えるのは想像してなかっただろうなぁ。
佐倉 光
尚のことロストできなくなっちゃったんだが!
KP
両ロスしたら子供を遺していなくなることになってしまう……。
両ロスもだけど、向こうへ行ってしまえない理由を抱えることにもなりましたね、佐倉さん。
佐倉 光
今回二度もロストしてんだよなぁ。
強制的に戻ってきてるけど。
よくよく考えればとんでもないことされてる。
KP
そうなんですよね。SAN0と〈神話〉知識99%を両方ともされてる。しかも前者は覚えてる。
佐倉 光
大丈夫か中の牧志くん。ちゃんと正気で生きてるか? 削られてないか?
……と思ったけど、少なくとも二日目の時点では無事だな彼。
KP
そうそう。彼はちゃんと存在している。

報酬と成長
生還報酬 略
KP
〈医学〉がめっちゃめちゃのびる
佐倉 光
こちらも初期値だった〈精神分析〉がとうとう30%に!
KP
互いに初期値からっていうのがすごい
魔きしルートの可能性、佐倉さんは二度向こうを見ているし、忘れさせられたとはいえ一度知ってしまっているし、牧志の神話知識は27%になっているし、割とありそうになってきた。
『魔きしくん』……とあるシナリオで出てきた、強い力を持つ魔術師になってしまった牧志のこと。
佐倉 光
あとあのルートの佐倉、〈精神分析〉高そうって話になってたんですよね。
KP
ああー、そういえば。
魔きしを〈精神分析〉で支えてるんじゃないかって話になっていましたね。
佐倉 光
あの時は二人ともかけ離れてて、ただの与太話だったんですけどねー
KP
なんですけどね。なんだかあり得てきた。

シナリオ背景
佐倉 光
背景とか二人の特殊事情とか聞きたいです!
背景について 略
佐倉 光
何故だ。っていうか樹海なのか。
KP
です。舞台が山梨だったのは、某樹海に実験施設があったからです。
好きなのかも。>オムライス
佐倉 光
イス人って碌なヤツいねぇな!
イス人に酷い目に遭わせられる2度目。
KP
もっと話を聞いてくれたり友好的なイス人もいるはずなんですけどね! よりによって話を聞かないタイプにダブルで遭遇しちゃう運が悪い。
佐倉さんなら本来の出会い方(精神交換されてイス人の図書館で「色々書きだしてね」ってされるやつ)なら喜ぶだろうになぁ。運が悪い。
佐倉 光
そうだよ!!
変人どもにばっかり遭遇しちゃって運悪すぎだろう……
KP
本当にな!!

改変ポイント
KP
シローくんについては劇中でほとんど出ているので、ここからはシナリオにない方・改変ポイントを色々と。
佐倉 光
はーい!
KP
まず、病室の様子。
作りものの時計は大村がズレた発想で設置したものですが、あれは元々ありません。

AIさんに背景作ってもらったら時計ができたのですが、室内に時刻を知らせるものがないことをKPがすっかり忘れていたので誤魔化しました。
佐倉 光
あー
なるほどそういう!
まあ現代人時計ばっかり見てるものね。
KP
見てますからね。
続いて、室内の様子。
大村が突然室内に居た描写がありましたが(あれで仮想空間ではないかという発想に至っていましたが)、あれは室内に注意力を鈍らせるガスが散布されていたため、大村が入ってきたのに気づかなかったからです。

……というのはシナリオにはなく、なぜそうしたかというと、1日目に入ってくるときに大村にタックルして脱出されたら困るからです。
全体的に、場数を踏んでいてこういうやばい状況で的確に脱出・警戒しようとする探索者を想定していないので、その辺をいじっています。
佐倉 光
なるほどねー。
前前回のヘビもそうだけど、「ここで攻撃受けたら不味いよね」ってポイントに対策がないシナリオ結構あるんだよな。
まあヘビの時は武器持ち込ませたら不具合出たわけだけど、戦闘民族探索者だった場合も困りそう。
KP
そうなんですよね。
一般人だったらそういう時に的確に行動したりできないだろうというのはそりゃそうなんですけど、場数踏んでても楽しみたいし、シナリオではここで考えて行動することを想定していないだろうから…… みたいにさせちゃいたくないので、盛る!!
佐倉 光
自分で書くとき気をつけよう、と思う……
KP
ですね……。
で、さらに室内の様子。
加湿機能・飲料水にも何か盛られている描写がありましたが、あれも元々ありません。警戒して食事を取らないというルートがないからですね。
回しやすさ優先なのか、強制的に描写を流して進めちゃうタイプのシナリオなんです元々。
ただそこは、佐倉さんと牧志はまぁ警戒するでしょ、ということで盛りました。
佐倉 光
なるほどー。
まあガスとかでもいくらでも眠らせられたでしょうしねー
さすがに食事で捕獲されたのに軽々しく食事はできないよ……
KP
そうそう。大村は被験者逃げたところで「まぁまた捕まえればいいか」くらいの気持ちなので大した対策をしてない(追いかけてもこない)んですが、実験しやすくするための鎮静ガスくらい流すよねって。
佐倉 光
シナリオに逆らう気は無いからある程度は乗る努力するけど、さすがにそれは……ってこともあるので、盛って貰えると乗りやすくて助かりますっ
KP
乗ってくれるとめっちゃ助かりますけど、そこはやっぱり二人らしく動く二人を見たいので、もる! 楽しい!
牧志はKPCとして誘導的に動かすこともありますが(ヒント喋らせたり、メインの行動方針を佐倉さんに譲ったり)普通に「牧志だったらこうするだろう」で喋ったり動いたりしている所もかなりあります。
食事を食べないことを先に言い出したところとかですね。
佐倉さんと一緒にそこに存在していたいんだ。
佐倉 光
そう、KPCヒント役にも使うことがあるから、
佐倉っぽい言動がシナリオに反する場合発言のさせ方にだいぶ気を遣うw
KP
そういう時メッチャ悩みますよね!!!!
今回も、牧志がメインだったらもっと積極的に動いていたと思います。
佐倉 光
あの発言は「食事に毒は入っているだろうし、そりゃ牧志くんはそう考えるだろうな」と思いました。
KP
やった。
佐倉 光
そういえばトイレ行かなくても平気だったのはなんか盛られてたんですかね?
あれがあったから仮想空間なのかなと思った。
KP
あ、そうそう。
トイレは二人を眠らせている間に大村が処置しています。
佐倉 光
やられてたーーーー!?
KP
というのは元々トイレはシナリオにないんですけど、トイレないってことはそういうことかな☆ってKPが行間を埋めました。
佐倉 光
トイレの時に脱出のチャンス作れるかなと思ってたのが読まれてたのか!? おのれ大村。
KP
風呂も同様に、その時に大村が処置してますね。
佐倉 光
世話されてたー!?
KP
余計なことをさせないためでもあるでしょうし、実験体から排出されるものは回収して記録取るんじゃないかなぁ。
佐倉 光
なるほどな!
知らなくて幸せでした。
KP
という要素はシナリオにはありませんごめんな二人とも。
佐倉 光
酷い埋め方するなぁもう!
ありがとうKP!
KP
はっはっはありがとうございます!
改変ポイントとは関係ないけど1日目、佐倉さんは自分の情報を隠して一部だけ牧志に見せるけど、牧志はオープンしちゃうあたり面白い対比だなーって思ってました。
佐倉 光
うん、あー、牧志くんは見せてくれるんだなー、って思いました。
佐倉が自分の情報漏らさないのは、知られるのが嫌いなのもあるけど、情報を周囲の人に漏らすことで危険が及ぶのを嫌っているせいでもあるのです。
家族と距離取ってるのも半分はそのせいだしねー
KP
ああー、なるほどなぁ。家族と距離を取ってるのも、半分は巻き込まないため、でしたね。

牧志はもう「佐倉さんに隠し事をする」って発想がないんですよね。一蓮托生。

もちろん東浪見や浩司には隠してることはいっぱいあるし、軽々しく無関係な友人に住所教えたりはしないけど、それでも自分のことについては割と開示しちゃうし、家族や友人とも近くにいたがる。
巻き込まないために距離を取る、ということが基本できない。
佐倉 光
まあもう一緒に暮らしてる時点で佐倉の方も隠す意味もうないんですけどねー。
牧志に見せていないつもりで知られていることいっぱいありそうだし。
KP
ですねぇ。
後は……、あ、大村が出ていくときに、必ず動けない方の拘束だけ解いていく描写。
佐倉 光
はいはい、それも。何故かなと思ってた。
KP
あれも追加したものです。拘束を解いた時に攻撃されないためですね。
佐倉 光
あ、普通にそういう意味なんだ。
まあ、動けるヤツの拘束といたら逃げられるし殴られるよなとは思った。
KP
です。イス人に攻撃したとしても大村は気にもしないでしょうけど、KPとしてはそういう意味でした。大村としても、そうなったらめんどくさいだろうし。
佐倉 光
佐倉が実験体として残ってやるからって言ったとき、それを交渉材料にしようとしたのも、また捕まえるのそれなりに面倒な手間があるだろうと思ったからですね。
KP
ですね。結局大村は聞いちゃいなかったけど。
大村はこちらを『マウス』としか見ていない描写があったので、「対話」はしないだろうな、と思ってああなりました。>エクストラステージの大村聞いちゃいねえ描写
一日目でいうと、コードが外れかけている描写も追加です。佐倉さんがコードを気にして脱出しない可能性を考えて、外しても大丈夫だと示すためにああなりました。
佐倉 光
色々気を遣ってもらってありがとうございます!
外れかけてるって事は外していいんだ! って確信した!
KP
そうそう、あそこはシナリオの流れに合流させるための誘導ですね。
なお、KPはテープのついたパッドの下に無数の細い針がついているようなものを想像していました。つまり外した時の痛みってそういうこと。
佐倉 光
針刺して計測するようなタイプだと迂闊に外せませんからね……!
KP
でも結局針だった。パッドの裏をよく見てみなくてよかったですね。
あと大きめの盛りどころが、上階は全部追加です。
もともと探索箇所は「隣の部屋(資料室)」と「自分たちの部屋」「少年が隠れてる部屋」しかないんですが、あれこれ出口なくね? って言って追加しました。

その上で、

「脱出を優先しても出口が特定できない。
何か1部屋探索したら、資料室の情報が出てくる。
それ以上探索しようとしたら、大村が戻ってくる気配がして時間切れになる」

として、実際の探索ポイントは1か所だけになるように調整しました。
プレートのある部屋に出口はないんじゃないか、と佐倉さんは言ってましたが、KPがよく行く現場の階段ルームには「階段」ってプレートがついてました。閑話休題。
佐倉 光
めちゃ盛りされてた!
KP
盛ったけど実質的には盛ってないようにちょっと頑張った!
佐倉 光
途中で、「あれ、これビジュアルとしては目茶苦茶広いけど実質数部屋しかないヤツ……だよな?」
ってちょっと察した。
KP
その通りでした。
佐倉 光
一応確認するつもりで「探索できる?」って訊いたら描写で「できないよ」って言われたw
KP
yes。
佐倉 光
雰囲気を崩さずに探索箇所限定する熟練の技だわ!
KP
盛り倒してもいいけどまぁここは盛らずに添わせとくかー、ってやりました。
ここでもし「それでも探索する!」って言ったり隠れてやり過ごそうとしたら、相手はイス人なのであっさり見つかって実験+1日な! ってなる予定でした。
佐倉 光
探索できるよってなったら佐倉の性格上際限なくなって本筋から逸れまくるから、それで良かったと思いますっ!
それでも+4日分実験されてるし!
KP
せっかくリスクを負ってくれたからたっぷり負ってほしかった。>+4
佐倉 光
復帰一回目の仕事でいきなり行方不明になりほぼ一週間消息不明、更に二週間ほど戻ってこないとかいう……
牧志くんもほぼ一週間無断欠席か。大丈夫か。
KP
そうなんですよ。牧志もほぼ一週間無断欠席になってる。探索者のつらいところ。
必修あったら友人にノート見せてもらったり教授に頭下げたりしてなんとかしないといけない。
佐倉 光
何故か連休は全て奇妙な事件で潰される!
KP
連休は事件で潰されるし今回とうとう無断欠席! 探索者はつらいぜ!
あ、あと二日目の後の正気度+5。
あれ本来はないんですけど、生還報酬の出目によっては赤字すれすれになる可能性があったので盛りました。いやいや回復しますよって言ってこんなひどい目に遭ってもらったのにねぇ~ 回復しないんじゃ話が違いますもんねぇ~
で、劇中的な理由としては、あの時点で既に「正気の箍が外れて」しまっていて、後遺症が発生していたからです。放っておいても勝手に正気が増加してしまう異様な状態になっていた。
佐倉 光
壊れてた!
一度0にしてきて、「充分回復します!」って書いてあったから、ラストで問答無用99回復とか入るのかなと思ってました。
KP
ってわけじゃなかったんですよね。案外ダイス依存。
佐倉 光
初期正気度とダイス目によってはごっそり減るw
まあ初期正気度高いのに回復シナリオ行く奴もいないでしょうが。
……佐倉そんな削れてなかったよな実はw
KP
実は60まで戻ってきてましたからね。
牧志(71)に至っては完全なるとばっちり。
佐倉 光
楽しかったしついでにトラウマを抉って回復までしたので良し!!
牧志は赤字じゃなかったかな。大丈夫かな。
ぎり黒か。牧志。
KP
でもSAN0になる佐倉さん見られたり大層楽しかった!!
佐倉さんがSAN0になるとああなるんだなーっていう。

牧志は大丈夫です。最大値まで回復しています。最大値?  72で? 神話知識が27%になっちゃったからです。
佐倉 光
ああー、今回また増やされましたしね。
KP
なんです。また増えた。
あとは正気度譲渡実験で、佐倉さんだけ拒絶反応が起きなかった流れはもちろん、完全に盛りました。

「正気って型とかあるのか!?」っていう佐倉さんの発言で、「型があるなら一方適合を起こして移植片宿主病を起こしたりすることもあるんじゃないか」と連想してああなりました。
佐倉 光
あの発言がw
ということは、牧志のほうがシナリオに沿った体験してたんですかね。
KP
牧志のほうに拒絶反応が「ある」っていうのもその結果盛られてます。
元シナリオには拒絶反応とかない。ごめんな。
佐倉 光
ああー。より酷い目に遭ってた。
KP
で、劇中で出した通り、佐倉さんの精神の中には隻眼牧志がいるので、牧志の正気を佐倉さんは異物として認識できないけど、逆方向には異物なので、侵食しちゃうんですね。佐倉さんの精神を一方的に。それでああなるっていう。
という流れを盛りました。せっかく隻眼牧志いるし。
佐倉 光
苦しいことにはならない代わりに無自覚に侵食されるんだなー
KP
そうそう。自分を侵されるのを一番嫌っていたはずなのに、抱えたりしちゃうから、っていう。
佐倉 光
抱えたときはまさかこんなに影響してくるなんて思ってなかったな。
KP
忌胎でも大いに影響してましたしね。
佐倉 光
下手したら数シナリオで忘れそうな要素だなと思ってた。
なんなら「レミングス」では彼が準主役でしたしね。
KP
そうそう、レミングスでは彼が準主役だったし、ヒナドリでも活躍してたし、忌胎でもかなり影響してたし、はっきり出てこない割に大きく影響しているあたりバランスよくて楽しい。
えーっと、後は佐倉さんにCOMP返すの忘れてたので脱出時に探索可能? って聞かれたのをいいことに返したのと、あとは大村との交渉以降のエクストラステージは実験内容含め全部盛りですね、ってくらいですね。
佐倉 光
スマホと財布は!?
KP
なくなった!
佐倉 光
ヒドォイ
KP
牧志はそろそろ予備のスマホを家に置いて、家の合鍵を波照間に預けていると思います。
佐倉さんの家でもあるからそこらの相手には預けられないけど、波照間なら。
佐倉 光
何でもかんでも波照間さんに頼ってるな!
頼りになりすぎるんだよ。
KP
一番色々開示して頼れる相手なんだもん!
佐倉 光
変な事件にもあまり巻き込まれてないから余裕あるし!
KP
「奇妙な事件に触れている仲間」で「先輩」で「相棒」で「同一存在」ですからね。
それでいてそんなに巻き込まれていないからバックアップとして動けるし。
あ、分岐は、シナリオに本来ある分岐が
・少年を連れて行く(END-A+)
・少年を連れて行かずに脱出する(END-A)
・少年を目にした時に二人ともPOW判定に失敗する(END-B:ロスト)です。
佐倉 光
本来のシナリオで少年連れてく場合、探索者がしかるべき年齢まで保護することになるんですかね。(といっても、探索者は12歳になるまで我慢できれば大丈夫って知らないんだよなぁ)
KP
たぶんそうなるんじゃないかなぁ。(知らないんですよねぇ)
あんまりそこは深く言及されてないんですよね。
佐倉 光
割と困っちゃいそうw
結構禁じ手使ってるうちでも割と困ったもんなぁ。
彼についての情報が出ないまま死体がぶら下がっているのを見せつけてくるあたり、「連れて出るのは正しいルートではない」んだろうなと思ったんですよね。
KP
PLした時は、あんまり深く考えずに連れ出しちゃいましたね。佐倉さんたちほど周囲のことを深刻に考えなかった上、割と刹那的な二人だったんです。
佐倉 光
め、めんどくさいPCで申し訳ない!
目隠しも無理、街中に連れ出すだけで大量に自殺者出るじゃん!
って思ったらやはり無策では出られぬ!
置いてくことちょっと考えましたよ、もう。
KP
連れて帰る方法は「一番メンタル強い人をお願いします」ってタクシー会社にオーダーするというすごい方法を取りました。
佐倉 光
おもしろいw
拳で〈精神分析〉できるって聞いてから、街を連れ歩いて、うっかり対象になっちゃった人にさっと近づいていってぶん殴ってく佐倉と牧志っていうオモシロ映像がちらちらしてしょうがなかった。
KP
超不審だけどうっかり面白すぎる
佐倉 光
日常手放しちゃうことになるからそれはちょっとな!
ただの通り魔だ!
KP
全くだ!
で、シナリオにないルートで考えていたもの。
佐倉 光
はい!
KP
脱出せずに施設に留まった場合、大村が言った通り、もう数日ほど実験されたあと解放されます。
但し、中華料理店で食事をとってから後のことはすべて忘れています。
遊園地で遊んで楽しかった! なんだか心が落ち着いているけど、きっとあれだけ遊んでスッキリしたからだろう、そんなエンディング。
佐倉 光
何故か日数飛んでるけど!?
KP
帰ってきたら日数が飛んでて「あれ?」ってなる。
エクストラステージで脱出せずにとどまった場合も、同じ展開になります。
さすがに少年のこと忘れちゃったら大変だし悲しいから、少年のことと少年の力のことは覚えているけど、どこでどう出会ったのか全く思い出せない。
佐倉 光
なるほどー
途中で牧志が思い至った別の結論ってやっぱり「正気になっちゃって逃がされた」だったのかな。
変になった人たちがいなくなった、に対する佐倉の「壊れたんだろう」という結論に対しての。
KP
「だろうね。あんな事され続けていたら確実に壊れる」に対しての「もう一つの結論」ですね。
あれは佐倉さんの発言を「実験で壊れた」と受け取り、「少年の能力で自殺させられたんだろう」と思い至っています。
佐倉 光
あ、そういうことか。
そうか、死体処理めんどいですもんね。
それで樹海だったのかナルホドー
KP
ってことォ。
もちろん実験も兼ねてたでしょうけど。
佐倉 光
色々腑に落ちたー
KP
導入で富士急ハイランドで遊ぶためではなかった。>山梨
佐倉 光
散々ネタにした戦慄迷宮って、「患者に惨い人体実験を繰り返し、監禁した「収容病棟」が存在した廃病院」っていう設定なんですよね!
避けたはずなのに樹海にある戦慄迷宮に閉じ込められてたんだなぁ……
KP
避けたはずなのになぁ。どうして。
えーっと…… 途中の描写は盛り倒していますが、改変ポイントとしてはこんな所ですね。

いとも容易く記憶をいじりまくる大村ですが、「忘却機構の活性化」でやっているので、「ここ数日の、近い範囲の記憶」に限局されてはいます。
佐倉 光
まあちゃんと後始末してくれるだけ……よかった。
暗闇を這いずる状態でシローくんの顔見せて処分されてもおかしくないわけだし。
KP
まったくだ。処分することにもそこまで拘りがない&そこそこ律儀な大村でよかった。
処分しようとすればいつでも処分できるわけで、「あんまり害意もない」の一点で助かった。
佐倉 光
そこで要らないって判断されて二人が自殺させられていたら、シローくんが可哀想すぎるな。
KP
一度外に出られるかも、って思った所からのそれはシローくんがあまりにも可哀想すぎる。
その上、確実に「自分のせい」なわけですしね、二重の意味で。
佐倉 光
末路についてもある程度知っちゃってから、親しくしてくれた人を自分の力でおかしくさせられるの絶望しかないよ。
KP
本当に。シナリオには自殺した人たちを見て、「なにこれ?」ってよく分かってない感じで言う少年が描かれているんですよね。今回下向いてたからなかったけど。
佐倉 光
見せなくて良かった!
単に、出たら街中だったら悲惨だと思って下向いてもらっただけだったんだけど!
あと木の実と人間間違えないだろうッ!
えっ、小さくなってんの? なんかまた新要素? って思ったw
実は凄惨な現場だった。
KP
あれ、出た時点で夜中っぽいので、単純に薄暗くてぼんやり何か長いものがある…… くらいにしか見えないってことなんじゃないかと。
樹海の中だし。
佐倉 光
なるほど!
見せちゃってたら、後で知識を得たシローくんの心痛になりそうだから見せなくて正解だった。
KP
ですね。それが何だったのかも思い知ってしまうわけだし。
あとの改変ポイントは劇中で出した、目を潰したらどうなるのを補完したくらいですね。
ありがとうございました!

SAN0や神話知識99%の佐倉さんのifをいっぱい見られて楽しかったし、いつになく正気度の下がった二人も面白かったし、気持ち悪い正気度回復を存分に味わえたし、自分達の命を危険にさらしてでも少年に肩入れしてしまう佐倉さんの姿が意外で面白かった。面白かった!
佐倉 光
ありがとうございました!
楽しかった!

正気度さがって不安定どころか、SAN0と99はやってて難しいけど楽しかったなぁ。
佐倉は子供は面倒だし苦手だ嫌いだって言いますけど、経験から優しくすると思います、彼なりに。
KP
過去の自分と重ねてしまうところ、そうかぁってなりました。
佐倉 光
久々に不安定すぎる牧志くんみられたのもなんか懐かしかったなー。
KP
対の棲みかの時と重なるのはなるほどなー、ってなりましたね。
佐倉 光
またまた互いに深いところをさらけ出してしまった……
そして凄い時間ですし、ここで終わっときます!
楽しかった!
KP
楽しかった! ありがとうございました!


コメント By.佐倉 光
無事人の世界に戻ってきた二人。
本当はそこで何があったのか、もはや彼らの記憶には残っていない……。

字数の関係で半分アフタートーク回!

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【クトゥルフ神話TRPG】
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