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こちらには『ヒナドリ ・ イングレイヴド 』
ネタバレがあります。

本編見る!
KP
翌日の朝。11月12日の7時頃。
あなたは佐倉の部屋で目覚めた。
ぴったり閉められたカーテンは光を通さないが、外から鳥の鳴き声が聞こえる。
牧志 浩太
うう、と呻いて目を覚ます。
あまりに疲れたのか、夢も見ずに寝ていた。
眠りの残滓でまだ身体が重い。
KP
睡眠をとる前に危惧したようなことは起こらず、佐倉はまだベッドの上で安定した寝息を立て眠っているようだった。
牧志 浩太
目をこすりながら、佐倉さんがいるのを見つけてほっと安堵の息を吐く。
ああ、よかった。いる。

身を起こして寝顔を見下ろす。
KP
いつもの佐倉であれば僅かな気配や物音でも飛び起きるところだが、疲労しているのか、安心しているのか、あなたが身を起こしても全く反応する様子がない。
牧志 浩太
昨日の佐倉さんは顔色が悪かったし、やつれていた。
ちゃんと休めているだろうか。
休息を取らせたことで、回復の兆候はあるだろうか。
KP
少し顔色が良くなっているように見える。
目の下のクマが消え、寝顔だけを見ればいつも通りだ。
牧志 浩太
……よかった。
夢の中で何かされてるとか、そういうことはなさそうだ。
KP
家から出ると事態が動きます。
牧志 浩太
はーい、ありがとうございます。
つまり起き抜けロールとか朝ご飯とかしてから事態を動かせるってことですね。
どう事態が動くのかこわいなー楽しいなー
牧志 浩太
何か連絡が来てないか、自分のスマートフォンを確認。
何もなければ、洗面所へ向かって顔を洗う。

まだ眠気が少し引いていたが、二度寝してしまう気は起きなかった。
KP
あなたのスマートフォンに連絡はない。
そもそも波照間に送ったメッセージはまだ見られた形跡がないようだ。
牧志 浩太
そういえば、佐倉さんはポーチをなくしていたが、逆に持っているものや残しているものはないだろうか?
あの時みたいに、何か残してくれていないか?

着替えているはずなので、佐倉さんが着ていた服をチェックします。
KP
佐倉が着ていた服は随分と汚れて汗臭く、皺だらけだった。ただ四日間着ていたというだけでこんなことになるのだろうか。
ポケットにはなにも入っていない。
牧志 浩太
「……」
じっと、その服を見つめている。
あの四日間、何があったんだ。
KP
服のなかを探っている間に、物音がした。
佐倉が目覚めてコーヒーメーカーのスイッチを入れ、トイレに行ったらしい。
牧志 浩太
佐倉さんが起きた音で我に返る。
ああ、昨日気づいておいてよかった。酷いことになる所だった、トイレとか。
牧志 浩太
ああ、そういう習慣は覚えてるんだな。
コーヒーメーカーの音を聞いて微笑む。
牧志 浩太
牧志自身が記憶を失っているもんだから「記憶と知識の違いとは……」とか考える羽目になっている牧志
あと佐倉さんのトイレがなぜか危うくなりがちなここ最近
KP
何故か最近長時間行動を制限されがちな佐倉。
牧志 浩太
束縛されるの嫌いなのに。嗚呼。
KP
〈目星〉をどうぞ。
牧志 浩太
1d100 98〈目星〉 ☆ささぼっと☆ 1d100→1→決定的成功クリティカル)!
KP
おお!
KP
あなたの目は、佐倉の服、内側に着ていたシャツの腕の部分、ちょうど、肘の裏側に当たる部分に、数ミリの黒っぽいシミが数ヵ所ついているのをとらえた。
その部分はごわごわと固まっている。

それは血痕だ。
ちょうど、予防接種や採血をしたときの傷跡から漏れた血が付着したように見えた。
牧志 浩太
「!」
血痕!
何をされたんだ、と考えていたからか、その違和感にすぐに気がついた。

それは人為的なものを思わせる血痕だった。
何か、例えば注射とか採血とか、そういうものを思わせる血痕。

再び怒りがこみ上げて、シャツを伸ばした手が震えた。
何をされたんだ。何を……。
牧志 浩太
「くそ」
一度吐き捨てて、服をその場に置く。
まだ見逃している何かがあるかもしれないから、洗濯はしない。

影響が分からない。
病院へ連れていった方がいいかもしれない。
牧志 浩太
「佐倉さん、おはよう。
ごめん、ちょっと腕を調べさせて」
大股で佐倉さんの所へ向かう。
表情が険しくなっていたかもしれない。
佐倉 光
「はい」
KP
洗面所から出てきた佐倉はあなたの前で止まった。
洗顔などは行ったらしい。
寝ていたときに着ていたシャツのままだったので、腕は簡単に見られるだろう。
腕をよく調べると、肘の内側に数ヵ所針を刺された痕があった。
牧志 浩太
「……」
その痕を、思わずじっと睨んでしまう。
牧志 浩太
「佐倉さん、これが何をされた跡か覚えてる?
他にも何かないか、調べていい?」
KP
服を脱がそうとするなら自ら脱ぐだろう。
体にそれ以外の異変は見られない。
佐倉視点(ネタバレ)
KP
腕についた小さな傷は健康上問題を引き起こすものではない。
だというのに何故か、視線を外すことができなかった。
理由は分からない。

KP
あなたの問いに、佐倉はじっと腕を見つめた。
その沈黙は少し長かったように感じられる。
佐倉 光
「分かりません」
牧志 浩太
シャツを脱がせて佐倉さんの身体を調べ、他に異変がないか確認する。
牧志 浩太
今回のポイント:懸命なあまり挙動が変になる牧志
KP
今回牧志くんが揺さぶられまくってて面白い。
牧志 浩太
PLも楽しい。
牧志 浩太
「そうか……。あ、もう着ていいよ」
佐倉 光
「はい……」
KP
返答して服を着る。
牧志 浩太
「とりあえず、朝食にしよう。佐倉さん何がいい?」

言いながら、キッチンへ向かう。
KP
何がいいか、という問いには佐倉は首を振った。希望がない、ということだろうか。
コーヒーも習慣で淹れただけなのか、飲まずにそのままコーヒーメーカーに置きっぱなしだ。
牧志 浩太
冷蔵庫を開けて中身を探る。
KP
冷蔵庫にはあなたが買った食材が少し残っている。
一食分くらいは作れるかもしれない。
牧志 浩太
「じゃあ、何か作るよ。
あー、あまり残ってないな……。買い物しないと。
あ、コーヒー飲んでいいよ」

実質指示の形になっているのは自覚していたが、そうしろ、と言いたくなくてそう言う。
したくなければ従わなくていい、という余地を残しておきたかった。
KP
佐倉は頷くと、コーヒーをついで飲んだ。
安らいだように小さなため息をつく。
それはいつもの佐倉のアクションのように見えた。
牧志 浩太
「料理の作り方は覚えてる? 見てて」
ふと、元々の佐倉さんに習慣がなかったことでも聞き入れるのかどうか気になって、そう言う。

卵炒めでも作ろう。食材が少なくても嵩を増しやすい。
手を洗って調理に取りかかる。
佐倉 光
「料理は分かりません」
KP
そんなことを言いながら、あなたの横で手順をじっと見ている。
指示するなら真似をして作るだろう。
変わる牧志
牧志 浩太
進まないけど生活ロール楽しくて色々やっちゃう。
KP
いいんですよ。
変になった二人のぎくしゃくした感じを楽しむのも目的のひとつ!
牧志 浩太
やったぜ!
牧志も波照間も自分のことは自分で始末する意味で自炊等するけど、波照間の方が生活(整理整頓とか)はきっちりしてそうな印象があります。忙しい時は無理かも。

その影響で、今の牧志は前の牧志より手元や生活がきれいになってそうです。当人に自覚はない。
何なら習慣や仕草も細かいところで変わってそう。
牧志は2年ほど前に自分の記憶をごっそり波照間のもので上書きされてしまっているため、伴い人格も変わってしまっている。
牧志もまた『記憶』という自分の一部を失うことで元々の人物とは変わったのだ。
KP
波照間さんの方が自活力高いのか。その影響で牧志くんの自活力がアップ!
なるほどなー。
牧志 浩太
波照間は悪魔使いになる前、「自分を律する! いつかUFOに迎えに来てもらうために!」ってやってたので、その時の習慣が残ってますね。

牧志はスイッチ入ると周囲が見えなくなるタイプだったっぽいし、割と細かい所ズボラだったかもしれない。
KP
対の棲みかで、「スイッチ入っちゃうと周りが見えない」って評されてましたもんね。
そのへん佐倉と近かったんだな。
牧志 浩太
それこそ寝食を忘れちゃうことも多くて、周囲においおい、また寝てないのか? 飯食べたか? なんて言われて心配してもらってたかも。

こうやって見ると随分色々変わっていて、元からの友人の中には牧志に忘れられた人以外に、違和感が拭えなくて疎遠になっていった人もいたでしょうね。
東浪見はいいやつ。

牧志 浩太
「食べよう。佐倉さんの分、テーブルに運んで」
深めの皿に飯をよそい、上から卵炒めを乗せる。少し少ないけど二人分を工面。

そうして二人で朝食にする。
食べ終わったら、佐倉さんに自分の分の食器を洗って片付けてもらう。
KP
佐倉は指示された皿をテーブルに運ぶ際、物をどけたりテーブルを拭いたりといった作業も行った。

いつも自分が座る方の席に自然に腰掛ける。
空腹だったのか、食事は美味しそうに食べているように見えた。

食器を片付ける動作は少しぎこちない。
この一年で機会は増えたとはいえ、自炊の機会はやはりそう多くはないからだろう。
牧志 浩太
食事を摂りながら、その様子を見ている。
ああ、そういう所も、やっぱり佐倉さんだな。
佐倉さん……。
牧志 浩太
くそ。
牧志 浩太
気を取り直そう。
牧志 浩太
「佐倉さん。片付け終わったら、《悪魔召喚》できるか試してみてくれる?

佐倉さんの仲間はラミアさんだ。
カード、持ってるかな」
KP
佐倉は困惑した顔をする。
佐倉 光
「カード、ラミアとは、なんですか?
攻撃対象は何ですか?」
牧志 浩太
「そうか……、分からないのか。
ごめん、佐倉さん。

分かった。スマートフォンの契約しに行こう。
家を出るから、準備して」

あのポーチと、ラミアさんのカードもだ。探す物が増えたな。

佐倉さんに指示して、準備ができたら家を出る。
自然と、また手を引いていた。
KP
佐倉は上着を着て、あなたに導かれて外に出た。

KP
今日は快晴、風もあまりない小春日和だ。
牧志 浩太
まずスマートフォンの契約、それから病院、と考えながら外に出る。
牧志 浩太
佐倉さんの様子を窺っている者がいないか、辺りを見回す。
佐倉さんが誰かに何かされたことは、もう間違いないんだ。
佐倉視点(ネタバレ)
KP
不意に、あなたに命ずる声が聞こえた。
『その人間を人気のない場所に誘導しろ』
佐倉 光
マキシに、他の者から命令をうけたら報告するように命令されている。

KP
警戒するあなたの感覚に、見られている、という確実な気配があった。
それも、執拗にまとわりつくような悪意。敵意。

それをあなたが知覚すると同時、繋いでいた手をぐっと引かれた。
佐倉 光
「マキシ、今」
KP
佐倉だった。佐倉があなたの手を引いて駆け出す。
佐倉視点(ネタバレ)
KP
報告をしようとしたあなただったが、命令は絶対である。
その命令は、あなたがマキシから受けた命令よりも強い。

佐倉 光
「こっちに」
牧志 浩太
「!」
誰か── 見ている。
それは怖気のするような、背筋の毛を逆立てるような悪意だった。

頷く。
手を引かれるのに従って駆け出す。
KP
佐倉は通りを巧みにぬって走る。
恐らく人目につきづらく、追いづらい道を選んでいるのだろう。
しかしあなた方を追う視線は粘着質に追跡してくる。どんな隙間からも、どんなに遠くからも。まるで、自らの存在を示すように。

〈聞き耳〉をどうぞ。
牧志 浩太
1d100 97〈聞き耳〉 ☆ささぼっと☆ 1d100→81→成功
KP
あなたは複数の人間の足音を聞き取った。
牧志 浩太
息を切らせ、走る、走る。
くそっ、どうしてこんなに追ってくるんだ!
佐倉視点(ネタバレ)
KP
あなたは自分の知識を利用して走る。
佐倉 光
人のいない方へ。追跡しづらい方へ。
KP
その理由のない行動は辛うじて命令と矛盾してはいない。

牧志 浩太
「佐倉さん、何人かいる! 回り込まれないようにして」走りながら指示を飛ばす。
KP
佐倉は苦しげに息を乱していてはっきりと返答しない。
まさにあなたが危惧した通りに、目の前に複数の男が飛び出して行く手を塞いだ。
佐倉があなたの背後を警戒するように背中合わせに立つ。
佐倉視点(ネタバレ)
KP
殺せ。
あなたに命ずる声があった。
相手が『親』であろうと。誰であろうと。あなたに逆らう道はない。

KP
COMPの作動音が聞こえた。周囲に人がいないと判断した佐倉が、《悪魔召喚》を行ったらしい。
牧志 浩太
ああ、あの時と同じだな、なんて思った。
KP
〈聞き耳〉を。
牧志 浩太
1d100 97〈聞き耳〉 ☆ささぼっと☆ 1d100→13→成功
KP
背後から聞こえた召喚時の音に異常を感じた。
それはシュッ、という歯の隙間から出るような声にも聞こえた。
何かの気配が背後に出現する。強烈な、敵意だ!
1d3 ☆ささぼっと☆ 1d3→1
FANBOX開設したで
佐倉 光
SAN 68→67
MP 15→13
牧志 浩太
「!?」
挟み撃ち!? でも、あの気配は……!
KP
あなたは咄嗟に身をかわす。
背後からの不意打ちは失敗に終わり、あなたの耳の横を何か鋭いものが通りすぎた。
牧志 浩太
その気配は、突然現れたように思えた。
かわせていなかったら、耳どころから頭を持っていかれていたと、分かってしまう。

咄嗟に背後に視線を送る。
KP
あなたの背後にいた頼もしい相棒だったはずの青年が、黒い蛇のようなものを従え、再度の攻撃命令をしようとしていた。

佐倉の瞳は真っ黒に塗り潰されたように光がなく、あなたを強い敵意を込めて見つめている。
佐倉が従えているのは蛇のような形ではあったがラミアではなかった。体は真っ黒な鱗で覆われ、頭はぬめぬめとした粘液をまとっている。それが口を開くとひどく鼻に刺さる刺激臭がした。でろでろと桃色の粘液が垂れる。

あなたに攻撃してきたのはこの見たこともない悪魔であるらしい。
SANチェック成功時減少 1失敗時減少 1d5
牧志 浩太
1d100 73 《SANチェック》 ☆ささぼっと☆ 1d100→73→成功
SAN 73 → 72
KP
前には二人の男、背後には佐倉とそのしもべ。完全に囲まれている!
牧志 浩太
「……な、」
全身に怖気が走った。

佐倉さんが。
COMPを扱える、全力の佐倉さんが、こちらに敵意を向けている。

全身が命の危機を訴えている。
文字通り蛇に睨まれたように、脚が震えた。
目の前の悪魔使いがどれだけ強力な脅威かということを、記憶が知らせている。
牧志 浩太
「……佐倉……、さん、」

くそ。
COMPのことを覚えていたのは、このためだったのか……!
牧志 浩太
咄嗟に周囲へ視線を走らせる。身を隠せそうな隙間はないか。
佐倉さんを置いていきたくはない、でも。

これは、殺される。
とにかく、囲まれてる状況を、何とかしなきゃいけない。
KP
あなたはどうする?
戦う?
諦める?
何とか回避を続けてチャンスを待つ?

選択によってはなんか起きます。
牧志 浩太
諦めはしません。
前の男達と戦って突破したいところだけど、何か武器は手に入るかな。
KP
あなたが戦う意思を持つのであれば、2MP消費することで手の中に熱が現れる。
あなたが求める武器だ。
性能はオープニングで手に入れたものと同じ。
弾丸一発につき1MPを消費。
牧志 浩太
では戦う!

KP
まずは銃撃ターン、牧志!
敵は謎の男二体、佐倉、佐倉の悪魔だ。
銃の実体化に2MP、弾丸に1MPを消費します。
牧志 浩太
「くそっ……!」
辺りに視線を走らせるが、すぐに逃げ込めそうな場所はない。

一度どうにか逃げて、戻ってくるしかないのか。
でも、そうしたら佐倉さんが。
あいつらに連れていかれてしまうかもしれない。
そうしたら、追えなくなるかもしれない。

思わず歯噛みした時、手の中に熱を感じた。
それはこの場所にあるはずのない道具で、あの時扱った道具だった。
牧志 浩太
導かれるままに、それを構える。

HP 16
MP 12 → 9

謎の男に恰好や雰囲気の違いはありますか?
なければ、謎の男のうち片方(仮にA)を攻撃します。
1d100 75〈拳銃〉 ☆ささぼっと☆ 1d100→33→成功
KP
体格に差はありません。
男Aは〈回避〉します。
あ、銃って〈回避〉できないな。
ダメージください。
牧志 浩太
1d10 ☆ささぼっと☆ 1d10→5
KP
【CON】判定!
1d100 40 気絶する?  ☆ささぼっと☆ 1d100→51→失敗
あっ。一人倒れた。
銃撃回避
牧志 浩太
「そのラウンドで自分に向かって射撃された1発目のみ〈回避〉可能」とありますね。基本76ページ、〈回避〉の所。
KP
銃弾の〈回避〉は不可能であるって書いてあるけどこれ7版かな
7版だ。じゃあそちらが正しい。ただもうやっちゃったので今回はok。
牧志 浩太
かも。ややこしいから〈回避〉不可で統一したとか?
KP
銃弾なんて普通に〈回避〉できるわけないでしょってことだと思われます。
牧志 浩太
それはそう。

牧志 浩太
「佐倉さんに何をしたんだ!」
銃弾が男の身体を貫いた。
一人が倒れると同時に叫ぶ。
KP
男は『銃弾』に貫かれて吹っ飛び動かなくなる。
もう一人が佐倉に何事か言ったようだった。

改めて通常ターン! 再度牧志!
牧志 浩太
何か指示している、と気づく。
あいつか。
手の中の熱につられるように、頭の中で怒りが膨れ上がった。

怒りのままに、そのもう一人に手の中の塊を向ける。

※もう一人の男に〈拳銃〉で攻撃します。
KP
どうぞ。
遠慮がない
牧志 浩太
いやしかし本当に人間に対して攻撃することに躊躇いがなくなってきている。>牧志
KP
それもあるけど、普通に不運にも犠牲になったヤクザさんが使いそうな銃って検索したやつが凄まじく強くて「わー」ってなってる。
人間の武器つえー。
牧志 浩太
やっぱり一番恐ろしいのは人間だったんだ。(神格さん除く)
今回の牧志はちょっと暴走気味でお送りしています。悪魔の力を降ろすわけだからそういうこともあるかなって。
KP
よいですね!

牧志 浩太
MP 9 → 8
1d100 75 ☆ささぼっと☆ 1d100→91→失敗
牧志 浩太
「くそ」
呟く、もう一度構え直す。
苛立ちに近い感情が沸き上がる。
視界が赤く染まるような感覚を覚えていた。
KP
【DEX】11 男Bの攻撃。
男は〈拳銃〉を撃つ。
1d100 25 ☆ささぼっと☆ 1d100→57→失敗
男はあまり慣れていないのか、銃口がぶれていた。
KP
佐倉は諸事情で【DEX】が4です。佐倉のターン。
牧志 浩太
おっと、そうなると佐倉さんの前に牧志の3発目(【DEX】14/2=7)が入る?
KP
あ、そうなる。7の方が早い。
どうぞ。
牧志 浩太
もう一人の男に〈拳銃〉で攻撃。
MP 8 → 7
牧志 浩太
あれを動かせてはいけない。どくどくと煮えたぎる感情の中、ひどく冷静な思考が同時に言う。

先手を取れ。
手の中のそれが言う。頷く。

三発目。
1d100 75 ☆ささぼっと☆ 1d100→34→成功
1d10
☆ささぼっと☆ 1d10→8
KP
つええ。
KP
1d100 40 気絶判定!  ☆ささぼっと☆ 1d100→39→成功

男は胴を貫かれ、ぐらり、とよろめいた。
だが踏み止まり、声を上げた。
ビルの間に足音が響く……
改めて佐倉のターン。
1d100 80/2 ☆ささぼっと☆ 1d100→43→成功
佐倉 光
「死ね」
佐倉視点(ネタバレ)
KP
『親』の目を見ると同時、あなたの中で何かが「殺すな」と叫んだ。

KP
言った直後佐倉は頭を抑え、呻いた。
黒い蛇は動かない。

佐倉の攻撃。
1d100 51/2 〈こぶし〉 ☆ささぼっと☆ 1d100→26→成功

あたったわ。
1d3
☆ささぼっと☆ 1d3→1
牧志 浩太
HP 11 → 10
佐倉視点(ネタバレ)
KP
命令に従い『親』を殴りつけた瞬間、あなたはヒナドリ01ではなく、他の誰かになっていた。
誰かは叫び続けていた。「殺すな」「殺すな」「殺すな」
頭が真っ白になる。もう何も分からない。

KP
佐倉の拳があなたの体に当たった。
だが、悲鳴を上げたのは佐倉の方だった。
行く手から何人もの足音が聞こえてくる。
佐倉は苦しげに呻きながらCOMPを叩くように操作した。
黒い蛇が霧散して消える。
痛みに耐えるように顔を歪めた佐倉があなたの肩を掴む。
絞り出すようなかすれた声があなたの耳に届いた。
佐倉 光
「にげ……ろ……!」
牧志 浩太
「佐倉、さん……?」

一瞬、その瞬間視界に掛かっていた色が晴れた。
頭の中で渦巻く熱がさっと去り、目の前の状況が見える。

あの蛇が動かない。

まさか、佐倉さん、まだ。
抵抗、してくれているのか!

身体に拳が食い込むのを耐えながら、肩を掴んだ腕を掴む。
牧志 浩太
「逃げるよ。佐倉さんも、一緒だ」
KP
突如、周囲の視界が歪む。煙幕だ。気付いたときには目の前にいた男が吹っ飛んで壁に叩きつけられていた。
壁に衝突した男の顔がべろりと剥がれる。
文字通り、顔が剥がれたのだ。

だが、下にあったのは赤い肉でも白い脂肪層でもなかった。
緑色の鱗がびっしりと覆った爬虫類の肌であった。
SANチェック成功時減少 0失敗時減少 1d3
牧志 浩太
1d100 72 《SANチェック》 ☆ささぼっと☆ 1d100→3→決定的成功クリティカル)!
つよい
KP
つよい
肝が据わってるな。
牧志 浩太
出目までめっっっちゃくちゃ怒ってる……>《SANチェッククリティカルと銃撃のダメージ
KP
この二体相手なら普通に勝てそうだった!
残弾数に限りがあるから援軍が来るときついけど。
牧志 浩太
なんですよね弾数。あと佐倉さんに動かれたらきついし。

牧志 浩太
男の下から出てきたそれにも、動じることはなかった。

怒りが。怒りが今なお腹の奥に脈打っていて、動揺を吹き飛ばすほどに頭の中を染めている。

それが何だって構うものか。
KP
煙幕が周囲を真っ白にして、人間の皮を被った蛇を覆い尽くして行く。
だが煙の向こうから大勢の足音や声は聞こえてきている。

佐倉は意識を失ったのか、あなたの肩を掴んでいた手から急速に力が抜けてずるずると崩れ落ちる。
牧志 浩太
「佐倉さん!」
佐倉さんの身体を抱え、今度こそ煙幕に紛れてどこかに逃げ込もうとする。
KP
あなたの腕がぐっと掴まれた。
女の声が聞こえる。
「わけが分からないだろうけど、今は一緒に来てもらうわ!
死にたくなければ信じて頂戴!」
何者かはあなたが抱えようとした佐倉の体を奪い取って強引に担ぎ上げ、あなたの手を引く。
牧志 浩太
「うわっ!?」
抵抗する間もないだろう。
大体、ここに残っていたら今度こそ絶体絶命だ。

言われるままに連れていかれる。
KP
煙幕を抜けたときに見えたのは、サングラスに帽子、マフラーに短いコートを着用した女性が、気絶した佐倉を軽々と担いで先を行く姿だった。
身長はあなたとさほど変わらないが、腕がかたく引き締まっている。
彼女の走りについて行くのは、悪魔の力を借りているあなたでもやっとのことだった。
牧志 浩太
どれだけ走ったか分からない。
普段から比べると身体は遥かに軽かったが、それでも見失わないのがやっとだ。

KP
どれだけ走っただろうか。
背後から足音が聞こえなくなり、街を往く人の声が聞こえる表通りに近い通りで女は足を止め、
佐倉を下ろし、壁にもたれさせた。

女性はあなたを振り返るとマフラーの下でにっこりと笑う。
牧志 浩太
人のいないどこかじゃなく、表通りの近くで彼女は足を止めた。
つまり、助けてくれたってことになる。
牧志 浩太
「は、はぁ……、
あ、あの、ありがとうございます。助かりました、あなたは、」

汗を拭き、どうにか呼吸を整えながら聞く。
牧志 浩太
「あいつらのこと、ご存知なん、ですか」
KP
「アタシは朽名。さっきのヤツらとは敵対してるわ。
だから、今はキミ達の味方。敵の敵は味方って言うでしょ?」
女性は早口ながらも聴き取りやすいはっきりした声で喋った。
「時間がないから手短に話すわね」
朽名は中肉中背、黒髪を短く刈り上げた活動的な格好をしている。
化粧っ気は薄く、服にも特徴はない。
牧志 浩太
「はい、お願いします」
背筋を正して聞く姿勢になる。
敵の敵は味方、それならいっそ分かりやすい。
本当にそうかどうか分かったものじゃないけど、今は助けてもらったことに感謝して乗るだけだ。
牧志 浩太
「俺は牧志です。こっちは佐倉さん」
KP
「そう、よろしく。

まずさっきのヤツらはこの子、ヒナドリちゃん……佐倉くん? をこんな状態にした犯人。
御堂って男が主犯で、あとはその部下ね」
言いながら朽名は佐倉を見下ろした。
牧志 浩太
一瞬怒りが腹の底から沸き上がりそうになって、奥歯を噛んで押し殺す。

怒ってる場合じゃない。
牧志 浩太
「そいつらはどうやって、何のために、佐倉さんをこうしたんですか。
この縛りを解く方法は、ありますか」
KP
「この子は『ヒナドリ計画』ってのに使われてるみたい。
その為に血清やいろんな呪文を使われて他人を『親』として追随するようにされてるし、『自分』も見失ってる状態ね」
「だから記憶喪失みたいになってるの。ほら、記憶って『自分』を構成する一部じゃない?
だから記憶を取り戻せば元に戻るとは思うんだけど」

佐倉は真っ青な顔で目を閉じ、壁に寄りかかっている。
冷や汗をかき、呼吸は少し速い。
牧志 浩太
「……!」
あの四日間だ。佐倉さんを探し続けた四日間。

瞳孔が怒りで膨れ上がるのが、自覚できた。
佐倉さんを見つけた時の、やつれた様子。顔色の悪さ。汗に濡れた皺だらけの服。

腕の血の跡。

四日間。
丸々四日間、佐倉さんは、こんなになるまで……!

一度、深く息を吸う。吐く。
見たい?
KP
ホントひっっっどいめにあってました。
牧志 浩太
一体どんな目に遭ってたのか気になる。
後で佐倉さん視点をぜひ。
KP
佐倉が拷問されるだけのシーン見たいんですかっ!
牧志 浩太
弱って改造されていく佐倉さんは見たいッ!
KP
ひどい! わかった書く!
牧志 浩太
ありがとうございます!
……ということで佐倉視点が書かれました。

牧志 浩太
「……失礼しました。記憶を取り戻す方法に、心当たりはありますか。

俺ができることなら、やります」

できることなら。
信用できるかも分からない相手にそんなことを言うべきじゃないと、佐倉さんが正気だったら言っただろう。

それでも先に言葉が出ていた。
理性からじゃなくて、そうしたいという感情から漏れ出るように。
牧志 浩太
「気になってることが一つあるんです。
佐倉さんは、この腕輪以外の持ち物を無くしてた。
もしかしたら、持っていたら都合が悪いのかもしれない」

佐倉さんの腕からそっとCOMPを抜いて、自分の腕に通す。
またああなった時、同じ状況になったら今度こそ殺されるかもしれない。
KP
「……そう。キミにとって大事な人なのね。
気持ちは分かるけど、ごめんなさい、アタシには何とも言えないわ。
計画のこともつい先日知ったばかり、まだ何も分からないの。

一応その子にはこの中和剤をうっておいたから、敵対行動はしてこないと思うけど、それだけ。元に戻すほどの力はないわ」

朽名は一本のガラスの管のようなものを出した。
どうやらその場で針を使って打ち込むことができる薬剤らしい。

「ただ……その子を元に戻したいなら」
朽名の目がキラリと光った気がした。
「キミに協力してもらうしかないわね」
牧志 浩太
「……」
じっと、目を閉じた佐倉さんの顔を見つめる。

記憶を取り戻す。
そんなこと、できるんだろうか。
俺だって──

違う。
やってみせる。
やるしか、ない。
牧志 浩太
「詳しく、聞かせて下さい」
ぐっと拳を握り、顔を上げた。
KP
「その子がどういう状態かは知ってるわね?
ヒナドリ。『親』の言うことには絶対服従の、駒。

その子はヒナドリ01と呼ばれているの。
そしてその子の『親』はキミよ。
全くの偶然だけれどね。

このヒナドリ01ちゃんはキミの言うことなら何でも聞く状態。
そう、何でもね」

「同胞を殺せと命令されれば殺す。
自害しろと命じられたなら迷わず自害するでしょう。
人間をこんな風にすることで自分たちの手駒を増やそうとしている奴らが、御堂よ」
朽名は早口ながら、あなたに言葉がしみ込むように少し間をおいた。
牧志 浩太
「……」
その間に息を吸って、吐く。
冷静に、その言葉を聞こうとする。

その威力はさっき思い知った。
きっと、自害しろと言われればそうするだろう。
これがもう少し高度になったら、記憶が戻った振りをして潜伏…… なんてことだってするかもしれない。

もし、そんな手駒が増えたとしたら。
牧志 浩太
「くそ」
呟いて怒りを吐き出す。
KP
「アタシたちはその計画を止めたくて、警戒していた。
だから、試運転のつもりか連れ出されたこの子を奪還したの。
ちょっと追っ手がしつこいから撃退に行っている間にキミに連れて行かれちゃって焦っちゃったけどね。

で……今キミは『親』。
奴らにとってはキミは都合の悪い存在よ。
奴ら以外に兵隊に命令できる人間なんて要らないでしょう?
……というわけで、キミも実は大ピンチ」
牧志 浩太
「それで、俺を殺そうとしてきたのか。
でも、どうして居場所が…… 佐倉さんの家を掴んでたのか?」
KP
「アタシは奴らを追ってきただけだけど、奴らが知ってた理由は分からないわ。
その辺も含め、キミたちで色々探してみて頂戴。
悪いけどこっちはこっちで手一杯で、あまり手伝ってあげられないわ……あら?」
牧志 浩太
「? 何か?」
KP
朽名が視線を落としている。
その先で佐倉が目を開けていた。
何度か目を瞬いて、あなたを見上げる。
佐倉 光
「……マキシ。ここはどこですか?」
KP
その目にはあの異常な敵意も闇もなかった。
牧志 浩太
「おはよう……、佐倉さん。効いてるみたいでよかった。
さっき起きたことは、覚えてる?」

思わず身構え、少し距離を取ってしまう。
それから、元に戻っているらしいのを見て胸を撫で下ろす。
佐倉 光
「さっき?
家を出たのは覚えています」
KP
言って、首をかしげた。
牧志 浩太
「そうか……」
牧志 浩太
「そうだ、朽名さん。佐倉さんの首に、この刻印が刻まれていたんです。

佐倉さんは、ヒナドリの証だと言っていました」

朽名にうなじの刻印を見せる。
KP
「あ、これね……確かにそう呼ばれてるみたいだけど……」
朽名は何か言いかけて、後ろを振り返った。
「何よ、もう来ちゃった!? ごめんねもう話してる時間ないわ。アタシは奴らをぶっ飛ばしてくるから、ひとまず逃げて。『ヘビ』と『V製薬』に気を付けて、アポ、代わりに行ってきて! あと何かあればそれにかけるし、御堂は特別強いから用心してね!」
マシンガンのように喋りながらさっきの中和剤と手帳と小型無線機をあなたに押しつける。

「それじゃ、頑張って!」

朽名はそのまま駆け去っていった。
牧志 浩太
「ありがとうございます!」
最後に彼女に礼を叫んで、それらを受け取って大事にしまう。
牧志 浩太
「佐倉さん、追っ手が来る。
逃げよう、走れそう!?」

佐倉さんの手を引く。
佐倉 光
「はい。
何故か疲労していますが」
KP
佐倉は困惑した声であなたに答えて引かれるままに走る。

コメント By.KP
変わり果てた佐倉に何があったのか。
牧志はむごい事実の一端を知ることになる……

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気になるものだらけで世界を救うとかどうでも良くなってるね。

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【クトゥルフ神話TRPG】
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