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KP
黒田は斃れ、その心臓は奪われた。
あなた方の目の前には、青銅のナイフが落ちている。
全てを踏みつけにして立ち去った男が潜った扉は、どこに続くというのか。
ここは3Fである。
黒田は斃れており、もはや生きているとは思えない。
すがりつく白波はもはや、何も見ていない。
彼の全ては失われたのだ。
あなた方の目の前には、青銅のナイフが落ちている。
全てを踏みつけにして立ち去った男が潜った扉は、どこに続くというのか。
ここは3Fである。
黒田は斃れており、もはや生きているとは思えない。
すがりつく白波はもはや、何も見ていない。
彼の全ては失われたのだ。
牧志 浩太
白波と黒田を一瞥し、向かってくる気配がないことを確認する。
落ちている青銅のナイフを拾い上げ、佐倉さんに渡す。
落ちている青銅のナイフを拾い上げ、佐倉さんに渡す。
佐倉 光
「こいつは何かの役に立つかな……」
ナイフに刻んである文字を指でなぞる。
ナイフに刻んである文字を指でなぞる。
牧志 浩太
「最悪、武器としては使えるかもしれないしな。それに……」
佐倉 光
「……いざって時は、か……
役に立つ場面はあんま考えたくはないけど、役に立つ可能性はあるかなー。
短剣で戦ったことは?」
役に立つ場面はあんま考えたくはないけど、役に立つ可能性はあるかなー。
短剣で戦ったことは?」
牧志 浩太
「ない」
佐倉 光
「俺も。
じゃあどっちが持ってもあんま変わんねぇな」
じゃあどっちが持ってもあんま変わんねぇな」
牧志 浩太
「そうなるな」
KP
ところで、心臓が持って行かれたということは
儀式は最終段階である。
あまり時間はないだろう。
儀式は最終段階である。
あまり時間はないだろう。
牧志 浩太
「急ぐか。ゆっくり作戦を練っている時間はなさそうだ」
佐倉 光
「ok、いつだって余裕はねぇな」
牧志 浩太
「そうだな。不思議なほどに毎回余裕がない」
佐倉 光
「行こうぜ、相棒」
牧志 浩太
「ああ。行こうか、……相棒」
ひらりと眼を瞬かせて、いちど閉じて、開いて。
その一瞬だけ、牧志浩太の眼の色で笑って。
それからもう一度目を閉じて、開いて、弓を持つ足取りで前を向いた。
ひらりと眼を瞬かせて、いちど閉じて、開いて。
その一瞬だけ、牧志浩太の眼の色で笑って。
それからもう一度目を閉じて、開いて、弓を持つ足取りで前を向いた。
佐倉 光
相棒って呼んだの初めてかな。
牧志 浩太
初めてじゃないかな?
KP
今、扉に鍵はかかっていない。
佐倉は白波を一瞥した。
佐倉は白波を一瞥した。
牧志 浩太
扉のノブに手をかけ、開く。
KP
ドアが開いた瞬間、ひどい腐臭が鼻をついた。
同時に煌々とした炎の灯りに照らされた広い部屋の様子が目に飛び込んでくる。
部屋の中央には祭壇が置かれ、祭壇の両脇にはパチパチと音を立てて火の粉を舞わせるひときわ大きな篝火が一対くべられている。
地下で見た部屋のように、部屋中が楔形文字や象形文字でおおわれており、祭壇の前には棺とほとんど同じサイズの長方形をした極彩色の櫃が置かれている。
そして、その櫃の前で埃島が熱心に何かを唱えている。
朗々としたその声はあなた方を気にも留めずに紡がれ続ける。
同時に煌々とした炎の灯りに照らされた広い部屋の様子が目に飛び込んでくる。
部屋の中央には祭壇が置かれ、祭壇の両脇にはパチパチと音を立てて火の粉を舞わせるひときわ大きな篝火が一対くべられている。
地下で見た部屋のように、部屋中が楔形文字や象形文字でおおわれており、祭壇の前には棺とほとんど同じサイズの長方形をした極彩色の櫃が置かれている。
そして、その櫃の前で埃島が熱心に何かを唱えている。
朗々としたその声はあなた方を気にも留めずに紡がれ続ける。
佐倉 光
「クソジジイ、いい加減にしろ!」
KP
踏み出しかけた佐倉の足が止まる。
否、止められたのだ、とあなたはあなた自身にかかる力により思い知らされるだろう。
否、止められたのだ、とあなたはあなた自身にかかる力により思い知らされるだろう。
牧志 浩太
「佐倉さん、」
(まだ、だ)
焦りそうになる心を抑え、頭の中で呟く。
こうなることは見えていたはずだ。
僕らの目的は神を殺すことだ。それなら、打って出るのは今じゃない。
(まだ、だ)
焦りそうになる心を抑え、頭の中で呟く。
こうなることは見えていたはずだ。
僕らの目的は神を殺すことだ。それなら、打って出るのは今じゃない。
KP
埃島はこちらを見ずにすっと手に持っていた杖を掲げていた。
さっきと同じだ。
指先一つ動かすこともできない。
あなた方に全く気を払うこともなく、朗々たる詠唱は紡がれる。
ねっとりとしたその響きがやがて終わると、部屋に垂れ篭める重たい空気がより一層の重みを増す。
さっきと同じだ。
指先一つ動かすこともできない。
あなた方に全く気を払うこともなく、朗々たる詠唱は紡がれる。
ねっとりとしたその響きがやがて終わると、部屋に垂れ篭める重たい空気がより一層の重みを増す。
埃島 及
「おいで下さいませ、聖なる神トートよ。
さあ、私にその神々しいお姿を見せてください」
さあ、私にその神々しいお姿を見せてください」
KP
その声は歓喜に満ちていた。
埃島 及
「父は素晴らしい人間でした。
ああ、ですからどうか、楽園が滅ぶ前に父に新たな生を……」
ああ、ですからどうか、楽園が滅ぶ前に父に新たな生を……」
KP
ぐしゃり。
湿った音と共に声は途切れる。
同時、あなた方の体は自由を取り戻す。
湿った音と共に声は途切れる。
同時、あなた方の体は自由を取り戻す。
牧志 浩太
つんのめりかけて、どうにか体勢を立て直す。
KP
そして、目の当たりにすることになる。
頭が潰れ、首が180度ねじれた状態で床に崩れ落ちている埃島の姿を。
わずかに痙攣している様子で息があるのは分かるが、どう見ても助からないのは素人目にも明らかだ。
頭が潰れ、首が180度ねじれた状態で床に崩れ落ちている埃島の姿を。
わずかに痙攣している様子で息があるのは分かるが、どう見ても助からないのは素人目にも明らかだ。
佐倉 光
(お約束……!)
牧志 浩太
埃島から視線を外し、その前を見る。それを為した相手を。
KP
祭壇の前に揺らめく影がある。
2mはゆうに超える大男だ。
細く長いくちばしをもつ鳥の頭、篝火に照らされた褐色の肌。
古代エジプトらしい意匠のアクセサリーで身を飾り、手からは血を滴らせている。
その血を器用に細いくちばしで舐めとりながら、男がこちらを見る。
それはまさに、あなた方を幻影の中で拷問しているモノだ。
《SANチェック:成功時減少 1 / 失敗時減少 1D6》
2mはゆうに超える大男だ。
細く長いくちばしをもつ鳥の頭、篝火に照らされた褐色の肌。
古代エジプトらしい意匠のアクセサリーで身を飾り、手からは血を滴らせている。
その血を器用に細いくちばしで舐めとりながら、男がこちらを見る。
それはまさに、あなた方を幻影の中で拷問しているモノだ。
《SANチェック:成功時減少 1 / 失敗時減少 1D6》
佐倉 光
CCB<=59 《SANチェック》 (1D100<=59) > 73 > 失敗
1d6 (1D6) > 2
[ 佐倉 光 ] SAN : 59 → 57
1d6 (1D6) > 2
[ 佐倉 光 ] SAN : 59 → 57
牧志 浩太
CCB<=58 【《SANチェック》 (1D100<=58) > 33 > 成功
[ 牧志 浩太 ] SAN : 58 → 57
[ 牧志 浩太 ] SAN : 58 → 57
KP
佐倉の呼吸が乱れる。
牧志 浩太
首筋を這う痣が一瞬痛んだ。ぴりぴりとした痛みが這い、存在を主張する。
痣が赤く腫れ上がっていた。
痣が赤く腫れ上がっていた。
KP
『神』は、あなた方を意に介することなくぶつぶつと呟いている。
牧志 浩太
「佐倉さん。大丈夫か」前を向いたまま、問う。
佐倉 光
「正直逃げ出したいけどさ。
逃げ場はないし、そんな場合じゃないことは分かってるよ」
逃げ場はないし、そんな場合じゃないことは分かってるよ」
KP
佐倉は胸元を握って必死に呼吸を整えていた。
牧志 浩太
「僕も同感だ。逃げ出せれば、逃げ出して体勢を整えたいな。……ああ。そうは行かない。
よかった。一人だと、骨が折れそうだ」
よかった。一人だと、骨が折れそうだ」
トート
「まことにくだらぬ。
まともな供物が心臓だけではないか。
何故いつもいつも、毒で穢した臓物ばかりを贄にするのか……
そんなことをするのは、あまたある教団の中でもここだけであるぞ。
文字が読めぬのか?
まあよい。老いてはいるが、清廉なはらわただ」
まともな供物が心臓だけではないか。
何故いつもいつも、毒で穢した臓物ばかりを贄にするのか……
そんなことをするのは、あまたある教団の中でもここだけであるぞ。
文字が読めぬのか?
まあよい。老いてはいるが、清廉なはらわただ」
KP
鳥頭の男は埃島の身体をあお向けて、鋭い嘴で服を切り裂いた。
それは鋭い刃物のように服ごと老いた肉体を裂く。
びしゃ、ばり、と肉体があっけなく引き裂ける。
あふれ出る内臓を、トート神は貪り食い始めた。
それは鋭い刃物のように服ごと老いた肉体を裂く。
びしゃ、ばり、と肉体があっけなく引き裂ける。
あふれ出る内臓を、トート神は貪り食い始めた。
牧志 浩太
「……佐倉さん」機を窺いながら、ふと、名を呼ぶ。
佐倉 光
「ああ……」
牧志 浩太
「こういう状況だけど、二人いるっていうのは、心強いな」
佐倉 光
「そうだな……
二人なら」
二人なら」
牧志 浩太
「何とかなるように思える」
声は明らかに乾いていた。恐怖を殺し、自身を殺し、いつものことだというように笑ってみせる。殺しきれない恐怖が短剣を握る手を僅かに震わせ、その手を反対の手でぴしゃりと叩く。
声は明らかに乾いていた。恐怖を殺し、自身を殺し、いつものことだというように笑ってみせる。殺しきれない恐怖が短剣を握る手を僅かに震わせ、その手を反対の手でぴしゃりと叩く。
KP
佐倉が短く息を吸った。目を細める。
佐倉 光
「そうだ。二人なら……あいつの目を誤魔化して。
不意を突けば」
不意を突けば」
牧志 浩太
「行ける」
KP
あの飢えた神は、死体の臓物を食い尽くせば、次は自分たちのを食いに来るだろう。
見るからに人間の力で敵いそうもない。
たとえ悪魔の力を借りたとしても届くまい。
だが、二人ならば。
見るからに人間の力で敵いそうもない。
たとえ悪魔の力を借りたとしても届くまい。
だが、二人ならば。
牧志 浩太
──二人ならば。
KP
――二人の手元には、最後の希望である呪いの短剣がある。
この短剣で切りつけることさえできれば、トートは退散できるだろう。
オペレーション:“ネゴシエーター&アタッカー”
神を相手にする、最後の戦いだ。
ひとりが神の気を逸らしている間に、もう一人がその影から討つ。
この短剣で切りつけることさえできれば、トートは退散できるだろう。
オペレーション:“ネゴシエーター&アタッカー”
神を相手にする、最後の戦いだ。
ひとりが神の気を逸らしている間に、もう一人がその影から討つ。
◇ネゴシエーター
【DEX】に関わらず、ターンの一番最初に【POW】×5で判定する。成功でトートを引き付け交渉することができる。失敗すると次のラウンドから早速戦闘開始である。
トートは1d3ターンの間、このPCとの対話に応じる。
次のターン以降、交渉技能に成功で+1ターンずつトートとの戦闘開始を遅らせることができる。
伸ばせるターンが終了すると、生贄とみなしたあなた方を相手に戦闘が開始する。
ただし、アタッカーがしくじるとトートがその場で激怒する。ここでネゴシエーターがもうひと踏ん張り交渉技能を成功させることで、トートは再びネゴシエーターとの会話に集中する。
【DEX】に関わらず、ターンの一番最初に【POW】×5で判定する。成功でトートを引き付け交渉することができる。失敗すると次のラウンドから早速戦闘開始である。
トートは1d3ターンの間、このPCとの対話に応じる。
次のターン以降、交渉技能に成功で+1ターンずつトートとの戦闘開始を遅らせることができる。
伸ばせるターンが終了すると、生贄とみなしたあなた方を相手に戦闘が開始する。
ただし、アタッカーがしくじるとトートがその場で激怒する。ここでネゴシエーターがもうひと踏ん張り交渉技能を成功させることで、トートは再びネゴシエーターとの会話に集中する。
◇アタッカー
交渉中のネゴシエーターの背後に寄り添うように立ち、神妙に話を聞いているフリをしながら交渉中のPCの脇からトートを刺すことができる。
【DEX】×5、もしくは技能【ナイフ】で判定。失敗すると盾にしていた交渉中のネゴシエーターが1d3のダメージを負い、トートが激怒する。すかさず行うネゴシエーターの交渉技能が失敗すると、その場で戦闘開始となる。
また、戦闘で「何もしない」ことを選択するとトートが油断したという扱いになり、次のターンの技能値に+10できる。
【ナイフ】で判定した場合は失敗してもネゴシエーターにダメージが入らないが、やはりトートは激怒する。
交渉中のネゴシエーターの背後に寄り添うように立ち、神妙に話を聞いているフリをしながら交渉中のPCの脇からトートを刺すことができる。
【DEX】×5、もしくは技能【ナイフ】で判定。失敗すると盾にしていた交渉中のネゴシエーターが1d3のダメージを負い、トートが激怒する。すかさず行うネゴシエーターの交渉技能が失敗すると、その場で戦闘開始となる。
また、戦闘で「何もしない」ことを選択するとトートが油断したという扱いになり、次のターンの技能値に+10できる。
【ナイフ】で判定した場合は失敗してもネゴシエーターにダメージが入らないが、やはりトートは激怒する。
KP
実はこれ、牧志がネゴシエーター、佐倉がアタッカーの方が向いていたりします。
牧志 浩太
ああー、交渉の技能値?
KP
佐倉の【POW】は15あるけど、交渉の技能値が低い。(〈言いくるめ〉55)
牧志 浩太
牧志は【POW】12だけど交渉の技能値があるのか。(〈説得〉75)
KP
あと【DEX】はちょっとだけど佐倉の方が高い。(佐倉は9、牧志は8)
牧志 浩太
呪いの短剣、戦闘開始前に佐倉さんに渡しておくことは…… できませんか?
KP
できるよ。
牧志 浩太
ありがとうございます。では、戦闘開始前に佐倉さんに呪いの短剣を渡します。
KP
佐倉は開始前、トートが死体に気を取られているうちに最後の悪魔カードを使用します。
使用することで気付かれる、という扱いになります。
使用することで気付かれる、という扱いになります。
牧志 浩太
「僕が気を引いてみる。佐倉さん、その間に頼めるか」開始前に、後ろ手に短剣を渡す。
佐倉 光
「はは、俺の仕事じゃねぇな……」
牧志 浩太
「なんでだろうな。今はこの方がいい気がする。……悪魔との交渉か。久しぶりだな」
佐倉 光
今一緒にいるのは牧志か? 波照間さんか? どっちだっていいか、心強いのは確かだ。
牧志 浩太
臓物を貪る神に、真っ直ぐ向き合う。
赤く腫れ上がった痣がちくちくと痛みを訴えていた。目の前の“それ”と、奇妙な繋がりを感じる。
赤く腫れ上がった痣がちくちくと痛みを訴えていた。目の前の“それ”と、奇妙な繋がりを感じる。
佐倉 光
散々苦しめられた短剣を手に、今まで散々自分を苦しめた存在を見上げる。
佐倉が背後に回した手の指先で、最後のカードが砕けた。
佐倉が背後に回した手の指先で、最後のカードが砕けた。
トート
「……おや……そこにもあったか。
最後だけは良いものが揃っている」
最後だけは良いものが揃っている」
KP
佐倉はあなたの背後に影のように入り込む。
あとは、いつも通りにやるだけ。
あとは、いつも通りにやるだけ。
牧志 浩太
──さあ、交渉開始だ!
1ターン目
KP
ではまず、ネゴシエーターの【POW】にて判定を行います。
牧志 浩太
CCB<=(12×5) 【POW】 (1D100<=60) > 1 > 決定的成功/スペシャル
KP
素晴らしい!
1D3+1ターンの引きつけに成功。
《マハスクカジャ》で+20入っているとはいえ、できる限り成功率上げておきたいなぁ。
1D3+1ターンの引きつけに成功。
《マハスクカジャ》で+20入っているとはいえ、できる限り成功率上げておきたいなぁ。
牧志 浩太
ですねぇ。なるべく成功率上げてほしい。
牧志 浩太
「僕を喰らうか? トート。刻印を打ったのは君だろう。君の別の貌だろう」
首元をはだけて痣を露わにする。じっとりと滲む汗が腐臭を吸う。
1d3+1 (1D3+1) > 3[3]+1 > 4
交渉可能ターン : 0 → 4
首元をはだけて痣を露わにする。じっとりと滲む汗が腐臭を吸う。
1d3+1 (1D3+1) > 3[3]+1 > 4
交渉可能ターン : 0 → 4
KP
おぉぉぉ
良い材料を提示したようだ。
良い材料を提示したようだ。
牧志 浩太
牧志がめっちゃくちゃ頑張ってる
トート
「ほう」
トートは嘴をカタカタと鳴らした。
「確かにそれはわれらの印。お前はもはやわれらのものであるということ。
ならばここで食われるは必然だ」
トートは嘴をカタカタと鳴らした。
「確かにそれはわれらの印。お前はもはやわれらのものであるということ。
ならばここで食われるは必然だ」
佐倉 光
「そんな」
佐倉は行動を放棄。
放棄ターン : 0 → 1
佐倉は行動を放棄。
放棄ターン : 0 → 1
牧志 浩太
「知っているんだな。そうだ、僕には何重にも絡みついている、君の縁がな。トートよ、夜と知恵と奸智の神。肉を喰らうだけで構わないのか?」
KP
トートは興味深そうにあなたを見ている。
嘴の横に垂れ下がった臓物を美味そうに舐め取ると、かすかに笑ったようだった。
嘴の横に垂れ下がった臓物を美味そうに舐め取ると、かすかに笑ったようだった。
2ターン目
KP
交渉どうぞ。
牧志 浩太
CCB<=75 〈説得〉 (1D100<=75) > 92 > 失敗
ああー!
交渉可能ターン : 4 → 3
ああー!
交渉可能ターン : 4 → 3
佐倉 光
4ターン稼いでくれたんだ、上々だよ。
佐倉の〈こぶし〉は50、魔法で+20、放棄ターン1につき+10ということは
現時点で80あることになるな
もう1ターン放棄してから刺すか……?
佐倉の〈こぶし〉は50、魔法で+20、放棄ターン1につき+10ということは
現時点で80あることになるな
もう1ターン放棄してから刺すか……?
牧志 浩太
うーん、なるべく確実にしたいな
放棄ターン1につき+10というルールで進みましたが、これ単に放棄したターンの次に+10で刺せるってだけに見えますね。
牧志 浩太
神の金眼が興味深そうにこちらを見た。その一瞬、吸い込まれるように感じた。内臓も、脳髄も、もろとも吸い込まれ、『それ』の一部になる、そんな錯覚がぐらりと意識を狂わせる。
「ぐっ……、」
「ぐっ……、」
トート
「ふん……そのはらわたを食ってから考えるのも悪くない。
食ってから戻し、もう一度訊くも一興」
食ってから戻し、もう一度訊くも一興」
牧志 浩太
「案外短絡的だな、神の仮面め……」
吸い込まれるような感覚が、足元をぐらつかせる。
自分はあの場所から来たのだ、そうとすら感じる。
違う。違う、違う。違う……、僕は、俺は、あちらになど。
吸い込まれるような感覚が、足元をぐらつかせる。
自分はあの場所から来たのだ、そうとすら感じる。
違う。違う、違う。違う……、僕は、俺は、あちらになど。
トート
「お前は一度われらの手に墜ちたのだ。
既に終わったものに縋り付く意味もあるまい」
既に終わったものに縋り付く意味もあるまい」
KP
トートは一歩あなたに近づく。
牧志 浩太
「違う。僕は僕だ……、くそ……、」
腐臭のする壁に縋りつきながら、立っていることすら困難だ。後ろに退くことがままならない。
腐臭のする壁に縋りつきながら、立っていることすら困難だ。後ろに退くことがままならない。
佐倉 光
「……くそ、そいつに手を出すな」
KP
佐倉の声には、本気の響きがあった。
今すぐにも牧志が襲われるかも知れない、その想いが、判断を迷わせている。
今すぐにも牧志が襲われるかも知れない、その想いが、判断を迷わせている。
牧志 浩太
佐倉さんが何か言っている。ああ、そうだ、彼がいる。彼がいるんだから、僕はもう……、あちらに還っても……。
目が、閉じそうになる。赤い痣の痛みだけが鮮烈に感じる。吹きつける熱砂の匂いがした。蠢く触手の群れの向こうに歯車の音がした。
遠く遠くフルートの音がする。
目が、閉じそうになる。赤い痣の痛みだけが鮮烈に感じる。吹きつける熱砂の匂いがした。蠢く触手の群れの向こうに歯車の音がした。
遠く遠くフルートの音がする。
トート
「ならば先にお前の心臓を差し出すか?」
佐倉 光
「そ……それは……」
トート
「恐怖か、詰まらぬ」
佐倉 光
(恐怖は本物だ。だからこそ)
短剣を握る。この企みを覆い隠せる。
短剣を握る。この企みを覆い隠せる。
牧志 浩太
頭の奥で何かが違うと叫んでいた。それは、違う。全部任せて放り出すのは、違う。くそ、身体が動かない。視界が回転する。くそ。立たなければ。
KP
佐倉はターンを放棄。
放棄ターン : 1 → 2
佐倉なんか言った方がいい?
放棄ターン : 1 → 2
佐倉なんか言った方がいい?
牧志 浩太
おっじゃあ何か一言欲しいです
3ターン目
佐倉 光
「もう嫌だ、どうして俺がこんな目に遭わなきゃならないんだ。
内臓は抉られるし、呪われて殴られまくるし、もう散々だよ」
震える声で半分笑うような声で喚き散らす。
「お前のせいだからな、お前と逢ったからだ、お前がいたからだ」
内臓は抉られるし、呪われて殴られまくるし、もう散々だよ」
震える声で半分笑うような声で喚き散らす。
「お前のせいだからな、お前と逢ったからだ、お前がいたからだ」
牧志 浩太
「……」
交渉可能ターン : 2 → 1
この後何か続きますか?
交渉可能ターン : 2 → 1
この後何か続きますか?
佐倉 光
あまり直接的なことを言うと、思惑バレちゃうからなぁー
一言言うか。
「どこまでだって、一緒に行くしか」
顔を伏せる。
そして、かすかな声で囁いた
「ねえんだよ……なあ、相棒」
一言言うか。
「どこまでだって、一緒に行くしか」
顔を伏せる。
そして、かすかな声で囁いた
「ねえんだよ……なあ、相棒」
牧志 浩太
「……」
このターンで刺すんでしたっけ もう1ターン放棄?(演出前に確認)
このターンで刺すんでしたっけ もう1ターン放棄?(演出前に確認)
佐倉 光
刺すつもり
これ以上上げてもファンブルしたら同じ。
これ以上上げてもファンブルしたら同じ。
牧志 浩太
OK
「……知ってる。ごめん」
その一瞬。
放たれた矢のように伸び上がり、神目がけて掴みかかる。
その顔には笑みが浮かんでいた。
というわけで演出。
「……知ってる。ごめん」
その一瞬。
放たれた矢のように伸び上がり、神目がけて掴みかかる。
その顔には笑みが浮かんでいた。
というわけで演出。
トート
ほう
「片腹痛し」
「片腹痛し」
KP
トートがあなたを軽く払いのける。
1d3のダメージ。
1d3 (1D3) > 1
1d3のダメージ。
1d3 (1D3) > 1
牧志 浩太
「がっ、」地面に叩きつけられて呻く。それでも笑みを崩さなかった。
[ 牧志 浩太 ] HP : 9 → 8
[ 牧志 浩太 ] HP : 9 → 8
トート
「もうよい」
KP
トートはあなたの首を掴んで持ち上げる。
爪が肩に食い込んで、やすやすと肉を突き破る。
爪が肩に食い込んで、やすやすと肉を突き破る。
トート
「それほどに縁あるもののにくならばさぞ芳しかろう。
ここでわれらが収穫したところで問題あるまい」
ここでわれらが収穫したところで問題あるまい」
牧志 浩太
「がはっ……、」
今度こそ現実の痛みに呻く。構わない。笑おうとする。苦痛に口の端が歪んで、浮かべられたのは苦しげに歪んだ表情だけだった。それでも、眼の端だけで、笑おうとする。
大丈夫だ。今度こそ神は俺を見ている。
今度こそ現実の痛みに呻く。構わない。笑おうとする。苦痛に口の端が歪んで、浮かべられたのは苦しげに歪んだ表情だけだった。それでも、眼の端だけで、笑おうとする。
大丈夫だ。今度こそ神は俺を見ている。
佐倉 光
しくじるなよー
牧志 浩太
どきどきどき
佐倉 光
CCB<=50+20+20 〈呪いの短剣〉 (1D100<=90) > 86 > 成功
あっっっぶねぇ!
伸ばして良かった
あっっっぶねぇ!
伸ばして良かった
牧志 浩太
あっぶねぇええええ 延ばしてよかった!!
KP
トートがあなたを見、その爪が胸の下にかかる。
牧志 浩太
息が詰まる。心臓の鼓動がやけに大きく聞こえた。
それでも、大丈夫だ。そう信じ続けた。
それは僕が一度神を殺したからじゃなくて、俺の後ろに、佐倉さんがいるからだ。
それでも、大丈夫だ。そう信じ続けた。
それは僕が一度神を殺したからじゃなくて、俺の後ろに、佐倉さんがいるからだ。
KP
影が動いた。
牧志 浩太
脳に血が行かない。酸素が足りない。ぐらぐらと揺らめく意識の中であらゆる記憶が駆け巡る。腐臭を放ちながら開く地獄の蓋が見えた。その蓋が、
KP
トートの褐色の肌に、短剣が突き刺さっていた。
佐倉 光
「置いていってもらおうか。
相棒も、俺の内臓も、全部」
相棒も、俺の内臓も、全部」
牧志 浩太
音を立てて閉じるのが見えた。
KP
不意に、あなたを捕えていた太い指が形を失った。
あなたの顔に砂が吹き付ける。
短剣が刺さったところから血がほとばしる代わりに、砂像が崩れるかのようにトートの身体が徐々に崩れていく。
あなたの顔に砂が吹き付ける。
短剣が刺さったところから血がほとばしる代わりに、砂像が崩れるかのようにトートの身体が徐々に崩れていく。
佐倉 光
「牧志!」
叫んで、トートから引き離そうと試みる。
叫んで、トートから引き離そうと試みる。
牧志 浩太
「っ、かは、佐倉さ……、!」
激しく咳き込みながら、まろびつつトートから離れようとする。
激しく咳き込みながら、まろびつつトートから離れようとする。
KP
トートの体は砂と化して急速に崩壊しつつあった。
嘴を打ち鳴らして、トートは笑う。
嘴を打ち鳴らして、トートは笑う。
トート
「……はは、ははは、面白い。
よいだろう、この惑星での信仰はまだ他にもたくさんある。
再び正しい手順で喚ばれるまで、しばしの休暇だ。
いくらでも遭う機会はあろうよ」
よいだろう、この惑星での信仰はまだ他にもたくさんある。
再び正しい手順で喚ばれるまで、しばしの休暇だ。
いくらでも遭う機会はあろうよ」
KP
トートはそう言うと、先ほどあなたが見せつけた痣を、佐倉の指にある痣を、見た。
牧志 浩太
汗まみれの顔を上げて、その姿を睨みつける。
「できればその機会、僕らが大往生してからにしてほしいものだな……」
「できればその機会、僕らが大往生してからにしてほしいものだな……」
佐倉 光
「在るべき場所にさっさと還れ」
トート
「なんとも寂しいことだ。
生者以外、手土産に全てもらってゆくぞ」
生者以外、手土産に全てもらってゆくぞ」
KP
もう身体のほとんどが柔らかな砂になったトートの笑い声が大きくなる。
最後まで残っていたそのくちばしの先が砂になった刹那、強い風が巻き起こる。
最後まで残っていたそのくちばしの先が砂になった刹那、強い風が巻き起こる。
牧志 浩太
「ぐっ……!」思わず手で顔を覆う。
KP
砂嵐をまともにうけたあなた方は目を閉じるだろう。
息もできないほどの激しい風の中、次第に意識は遠のいていく。
息もできないほどの激しい風の中、次第に意識は遠のいていく。
牧志 浩太
激しい風と、精神肉体の双方にのしかかる疲労が意識を奪い去っていく。
KP
消えかかる意識のなか、突如頭上から太陽の光が差し込むのを見た気がした。
KP
あなた方は、柔らかく暑い砂地に座っている。
へたり込むように、膝をついて。
それは忌まわしい幻影を思い出させる。
だが、目の前にあったのは、同じように呆然と座り込む互いの姿だった。
その体に拷問の跡などはない。
へたり込むように、膝をついて。
それは忌まわしい幻影を思い出させる。
だが、目の前にあったのは、同じように呆然と座り込む互いの姿だった。
その体に拷問の跡などはない。
牧志 浩太
「う……、」目を開き、周囲を見回し、相棒の姿をその目にとめる。
佐倉 光
「ここ……どこだよ。
うまく行ったのか?」
うまく行ったのか?」
KP
佐倉は手元に視線を落とした。
佐倉 光
「短剣が……」
牧志 浩太
「え?」佐倉の手元に視線を移す。
KP
彼の手には何もなかった。
彼がしっかりと握りしめていたはずの短剣はなくなっていた。
短剣だけではない。あなた方があの場所で手にしたはずのものは、一つ残らずなくなっていた。
彼がしっかりと握りしめていたはずの短剣はなくなっていた。
短剣だけではない。あなた方があの場所で手にしたはずのものは、一つ残らずなくなっていた。
牧志 浩太
「本当だ……、ない。
それだけじゃない。蒼井さんのスマートフォンも、白い粉もない。
二人の免許証も、白波さん達の警察手帳も……
あいつさ、最後に全部持っていく、って言ってたよな」
それだけじゃない。蒼井さんのスマートフォンも、白い粉もない。
二人の免許証も、白波さん達の警察手帳も……
あいつさ、最後に全部持っていく、って言ってたよな」
佐倉 光
「ああ、そういえば」
牧志 浩太
「持っていかれたのか、全部。あそこで死んだ人達の痕跡も、蒼井さんが残したメッセージも、緋月さんの最期も、白波さんと黒田さんも」
佐倉 光
「……
俺たちは覚えてるよ。
正直、全部が全部覚えておきたいことじゃないけど、覚えてる」
俺たちは覚えてるよ。
正直、全部が全部覚えておきたいことじゃないけど、覚えてる」
牧志 浩太
「ああ、俺も。……この事話したって、本気にしてもらえないかもしれないけど。
覚えてる」
無意識に握った拳が、悔しそうに握りしめられた。
覚えてる」
無意識に握った拳が、悔しそうに握りしめられた。
KP
あなた方が座り込んでいた場所は、大きな繁華街のど真ん中、大きめのビル一つ分の空き地だった。
砂漠のような目の細かい砂が敷き詰められた空き地を見て、通り過ぎる人たちが不思議そうに振り返る。
佐倉が立ち上がろうとして、派手によろけた。
砂漠のような目の細かい砂が敷き詰められた空き地を見て、通り過ぎる人たちが不思議そうに振り返る。
佐倉が立ち上がろうとして、派手によろけた。
佐倉 光
「うわっ」
牧志 浩太
「佐倉さん!」思わず支えようと手を伸ばす。
KP
そのまま砂に倒れ込む。
牧志 浩太
「え、もしかして戻ってないのか、内臓」
佐倉 光
「……重い」
牧志 浩太
佐倉さんの腹を押して確かめる。
KP
あなたの手には、しっかりとした弾力と抵抗が感じられ
佐倉の体内に内臓が戻っていることが分かるだろう。
佐倉の体内に内臓が戻っていることが分かるだろう。
牧志 浩太
「…………よかった。ちゃんと重い。中身がある」
その感触を確かめて、大きく……、安堵の息をついた。
その感触を確かめて、大きく……、安堵の息をついた。
佐倉 光
「ちょ、やめろよくすぐったい」
牧志 浩太
「ごめんごめん。戻ってるなと思ったら安心してさ」
佐倉 光
「そうだな、還ってきたんだ」
牧志 浩太
「ああ、……帰ってきたんだ。俺達、ちゃんと」
佐倉 光
「そういや」
牧志 浩太
「ん?」
佐倉 光
「後ろに誰もいないってのは最高だな」
KP
言われて、あなたは付き纏っていた視線が感じられないことに気付くだろう。
牧志 浩太
「同感。ああ、でも。後ろに佐倉さんがいてくれた時は、心強かったよ」
首元の痣はまた薄赤い跡になって、緩やかに首筋を這うだけになっていた。
首元の痣はまた薄赤い跡になって、緩やかに首筋を這うだけになっていた。
KP
では〈目星〉
牧志 浩太
CCB<=84 〈目星〉 (1D100<=84) > 33 > 成功
KP
あなたは少し離れた砂の中に、あなた方の本や腕輪が埋まっているのに気付くだろう。
牧志 浩太
「あっ!」駆け寄ってそれらを掘り起こす。
佐倉 光
「おっ」
牧志 浩太
その他持ち物もありますか? 自分のスマホとか。
KP
ありますね。砂まみれになってるけど。
牧志 浩太
「よかった、また東浪見の世話にならなくて済みそうだ」
佐倉 光
「そいつは良かった。まったく、今更出てくんだもんなぁ」
KP
佐倉は砂に埋まっていた腕輪を拾い上げると、腕にはめた。
牧志 浩太
「もうちょっと早く出て来てくれてたら、あれくらいなんとか……、いや、あー。神は無理かも」
スマートフォンから砂を払い、動くことを確認する。
検索画面を表示して、入力したのは「蒼井探偵事務所」の文字だった。
スマートフォンから砂を払い、動くことを確認する。
検索画面を表示して、入力したのは「蒼井探偵事務所」の文字だった。
KP
蒼井探偵事務所。
確かにそれは存在するようだ。
確かにそれは存在するようだ。
牧志 浩太
どう言おうか。あの場で起きた事を、その一部始終を、どう報告しようか。
どう言ったところで、きっと信じて貰える内容ではない。それでも、俺達の恩人でもある蒼井継実と緋月伊吹という人が永遠に失われたということを、言わないという選択はなかった。
探偵事務所の場所を確認する。
どう言ったところで、きっと信じて貰える内容ではない。それでも、俺達の恩人でもある蒼井継実と緋月伊吹という人が永遠に失われたということを、言わないという選択はなかった。
探偵事務所の場所を確認する。
KP
電車ですぐ行けそうな場所だ。
あなた方がいる場所から、あなた方の住む街へと戻るなら、途中にあるので寄ることもできるだろう。
あなた方がいる場所から、あなた方の住む街へと戻るなら、途中にあるので寄ることもできるだろう。
牧志 浩太
「佐倉さん。俺、帰りにちょっと寄りたい所があるんだ」
佐倉 光
「……信じてくれないぜ、きっと」
牧志 浩太
「知ってる。言わない方がいいかもしれないのも、知ってる。
それでも言っときたくてさ。
俺達の、恩人でもあるし」
それでも言っときたくてさ。
俺達の、恩人でもあるし」
佐倉 光
「そうか。そうだな」
牧志 浩太
「うん」
KP
あなた方は、失ったもの全てを取り戻し、ふたり帰路につく。
牧志 浩太
「ところで佐倉さん、ちょっと聞きたいんだけど」
佐倉 光
「うん?」
牧志 浩太
「俺の家、どこだったか覚えてる?」
佐倉 光
「え?
……忘れたのか?」
全て取り戻したはずだったのに
……忘れたのか?」
全て取り戻したはずだったのに
牧志 浩太
「無茶やったせいかな、まだ頭の中がごちゃごちゃしてて、うまく道順が出てこなくて」
佐倉 光
「随分無茶やってたみたいだもんな……」
牧志 浩太
「僕の家なら思い出せるんだけど、紅先輩に世話になるわけにもいかないし」
佐倉 光
「あまり過ぎた力を求めるとだなぁ……」
KP
佐倉がわけ知り顔で説教臭い言葉を言いかける。
牧志 浩太
「ごめん、ごめん。使えるものは使おうと思ってさ」
佐倉 光
「まあ、俺が言っても説得力、ねぇな。
送ってくよ」
送ってくよ」
牧志 浩太
「ありがとう。助かる」
描写
KP
探偵事務所、RP入れます?
一応シナリオに「行くなら……」って記述はアルヨ。
一応シナリオに「行くなら……」って記述はアルヨ。
牧志 浩太
あー、このシーンで終了で大丈夫です。その方が絵になるし。
KP
はーい
牧志 浩太
行った結果どうなったかだけ地の文であれば。
KP
では後日談として後でさらっと。
牧志 浩太
それでお願いします。
佐倉 光
「帰ろう、牧志」
牧志 浩太
「ああ、帰ろう。佐倉さん」
呼ばれたその名に、しっかりと頷いて応える。
呼ばれたその名に、しっかりと頷いて応える。
KP
あなたがたは日常を勝ち取った。
そしてきっと、この先も何度も困難に打ち勝って生きてゆく。
手を貸しあい、共に背中を預けあいながら。
これから何を失ったとしても。
あなたがたに欠けているものなど、もう何もないだろう。
そしてきっと、この先も何度も困難に打ち勝って生きてゆく。
手を貸しあい、共に背中を預けあいながら。
これから何を失ったとしても。
あなたがたに欠けているものなど、もう何もないだろう。
牧志 浩太
きっと、何度でも取り戻す。
例え、何度欠けても。
例え、何度欠けても。
エンドA
欠落コディペンデント 終わり
生還報酬
KP
では、後日談。
あの後、蒼井探偵事務所に立ち寄ったあなた方は、どのように語っただろうか。
確かにその場所に探偵事務所はあり、所長とその右腕が行方不明になっていた。
あの後、蒼井探偵事務所に立ち寄ったあなた方は、どのように語っただろうか。
確かにその場所に探偵事務所はあり、所長とその右腕が行方不明になっていた。
牧志 浩太
きっと伝えるべきことを伝えただろう。蒼井と緋月に命を救われたことと、彼らがそこで死んだことを。
KP
それを信じてはくれない……かと思われたが。
職員の一人があなた方の事情説明を聞き、あることに気付く。
蒼井のPCに何かメッセージが来ていた。
オンラインストレージサービスからの、データ転送の告知。
壊れかけた、写真や音声のデータには、あの忌まわしい事件の記録が残っていた。
あなたの話が完全に信じられたか、は定かではない。
ただ、確実に『何か』が起きたことは伝わっただろう。
職員の一人があなた方の事情説明を聞き、あることに気付く。
蒼井のPCに何かメッセージが来ていた。
オンラインストレージサービスからの、データ転送の告知。
壊れかけた、写真や音声のデータには、あの忌まわしい事件の記録が残っていた。
あなたの話が完全に信じられたか、は定かではない。
ただ、確実に『何か』が起きたことは伝わっただろう。
牧志 浩太
蒼井さんの、最後の、──最期の、言葉。
きっと神の眼さえ掻い潜って、彼はそれだけを伝えきったのだ。
きっと神の眼さえ掻い潜って、彼はそれだけを伝えきったのだ。
KP
あなた方が語る二人の勇気ある行動、調査、……最期。
探偵事務所の人々は帰るあなた方を送り出すときに、「ありがとう」と言うだろう。
それから少し経って、月刊アヤカシに、ちょっとした特集記事が載った。
ほとんどの読者にとって作り話でしかないそれは、真実の一端を伝えるものだった。
探偵事務所の人々は帰るあなた方を送り出すときに、「ありがとう」と言うだろう。
それから少し経って、月刊アヤカシに、ちょっとした特集記事が載った。
ほとんどの読者にとって作り話でしかないそれは、真実の一端を伝えるものだった。
牧志 浩太
その号を買って、部屋の本棚に置いている。
それから、日記に二人の名を書き留めるだろう。
これから何度記憶が欠けても、忘れないように。
それから、日記に二人の名を書き留めるだろう。
これから何度記憶が欠けても、忘れないように。
KP
壊れたデータの復旧やらなんやら〈コンピューター〉判定とか要るらしいけど、まあ佐倉が何とかしたでしょ。
牧志 浩太
そうかぁ、データ転送できていたんですね……。
KP
唯一、持ち帰れるのがそれなんです。
牧志 浩太
蒼井さんの執念かな、と思ったのでそういう描写にしました。
牧志 浩太
おおう、報酬めっちゃ多い!
2d6+1d6+1d3+2d6 (2D6+1D6+1D3+2D6) > 4[2,2]+5[5]+3[3]+6[2,4] > 18
[ 牧志 浩太 ] SAN : 57 → 75
2d6+1d6+1d3+2d6 (2D6+1D6+1D3+2D6) > 4[2,2]+5[5]+3[3]+6[2,4] > 18
[ 牧志 浩太 ] SAN : 57 → 75
佐倉 光
2d6+1d6+1d3+2d6 (2D6+1D6+1D3+2D6) > 9[4,5]+3[3]+1[1]+6[5,1] > 19
[ 佐倉 光 ] SAN : 57 → 76
[ 佐倉 光 ] SAN : 57 → 76
牧志 浩太
佐倉さんもしっかり回復してよかった
佐倉 光
まあまあ戻ったな。
牧志 浩太
どちらも結構回復しましたね。
KP
良かった良かった
牧志 浩太
なんだかんだあったにもかかわらず、微黒字でした。(70→75)
あと〈クトゥルフ神話〉が19%になりました。もうすぐ20%ォ。
あと〈クトゥルフ神話〉が19%になりました。もうすぐ20%ォ。
佐倉 光
赤だし不定喰らってるけど
まあまあ生きて帰れて良かったよ。
まあまあ生きて帰れて良かったよ。
牧志 浩太
本当に。最後の出目がすごかった。
佐倉 光
これから3ヶ月、拷問のことを思い出させられるんだな……
牧志 浩太
ああー不定……
よけい寝不足になりそう。
よけい寝不足になりそう。
佐倉 光
「ザントマン、《ドルミナー》頼むわ」
牧志 浩太
地味に便利!
《ドルミナー》……強制的に相手を眠らせる魔法
成長
牧志 浩太
と、成長かな? 出目が大暴れしたせいで成長窓がすごい
KP
そういや佐倉ってファンブルとかSANで出したから関係ないんだよなぁ。
牧志 浩太
ですねぇ。
KP
すごいな牧志君ばっかりだ。
伸びしろのでっかい男
伸びしろのでっかい男
牧志 浩太
あ、【アイデア】や【POW】ロールのクリティカルって何か成長します?
KP
取得スキルのどれかかなー
牧志 浩太
お、やったー。
牧志 浩太
CCB<=84 〈目星〉 成長ロール (1D100<=84) > 61 > 成功
CCB<=84 〈目星〉 成長ロール (1D100<=84) > 84 > 成功
CCB<=5 〈医学〉成長ロール (1D100<=5) > 89 > 失敗
1d10 (1D10) > 8
CCB<=84 〈目星〉 成長ロール (1D100<=84) > 84 > 成功
CCB<=5 〈医学〉成長ロール (1D100<=5) > 89 > 失敗
1d10 (1D10) > 8
KP
医学!
牧志 浩太
CCB<=84 〈目星〉成長ロール (1D100<=84) > 48 > 成功
CCB<=84 〈目星〉成長ロール (1D100<=84) > 69 > 成功
CCB<=84 〈目星〉成長ロール (1D100<=84) > 2 > 決定的成功/スペシャル
CCB<=50 〈こぶし(パンチ)〉成長ロール (1D100<=50) > 82 > 失敗
1d10 (1D10) > 7
CCB<=84 〈目星〉成長ロール (1D100<=84) > 69 > 成功
CCB<=84 〈目星〉成長ロール (1D100<=84) > 2 > 決定的成功/スペシャル
CCB<=50 〈こぶし(パンチ)〉成長ロール (1D100<=50) > 82 > 失敗
1d10 (1D10) > 7
KP
お
地味によく使われる〈こぶし〉。
地味によく使われる〈こぶし〉。
牧志 浩太
おや、地味に良く使われる〈こぶし〉が伸びた。ダメボは相変わらずないけど。
KP
体格はどうしようもないからなー
牧志 浩太
CCB<=84 〈聞き耳〉成長ロール (1D100<=84) > 10 > スペシャル
CCB<=25 〈オカルト〉成長ロール (1D100<=25) > 56 > 失敗
1d10 (1D10) > 9
CCB<=25 〈オカルト〉成長ロール (1D100<=25) > 56 > 失敗
1d10 (1D10) > 9
KP
混ざったな。
牧志 浩太
混ざりましたねこれは。無茶したりするから。
CCB<=76 〈心理学〉成長ロール (1D100<=76) > 85 > 失敗
1d10 (1D10) > 1
CCB<=40 〈登攀〉成長ロール (1D100<=40) > 74 > 失敗
1d10 (1D10) > 8
CCB<=42 〈応急手当〉 成長ロール (1D100<=42) > 84 > 失敗
1d10 (1D10) > 4
CCB<=76 〈心理学〉成長ロール (1D100<=76) > 85 > 失敗
1d10 (1D10) > 1
CCB<=40 〈登攀〉成長ロール (1D100<=40) > 74 > 失敗
1d10 (1D10) > 8
CCB<=42 〈応急手当〉 成長ロール (1D100<=42) > 84 > 失敗
1d10 (1D10) > 4
KP
のびるのびる
牧志 浩太
〈応急手当〉が地味に伸びていく!
じゃあ、【アイデア】とPOWの分は応急手当を伸ばそうと思います。
CCB<=42 〈応急手当〉 成長ロール (1D100<=42) > 6 > スペシャル
CCB<=42 〈応急手当〉 成長ロール (1D100<=42) > 50 > 失敗
1d10 (1D10) > 10
じゃあ、【アイデア】とPOWの分は応急手当を伸ばそうと思います。
CCB<=42 〈応急手当〉 成長ロール (1D100<=42) > 6 > スペシャル
CCB<=42 〈応急手当〉 成長ロール (1D100<=42) > 50 > 失敗
1d10 (1D10) > 10
KP
牧志君が癒やし系に!
すご
すご
牧志 浩太
〈応急手当〉56になった……。
KP
佐倉の魔法より頼りになるレベルになったw
牧志 浩太
これは「ここぞという所で頑張る」が成長ロールにまで出た
KP
なんだかんだ、怪我して治してって機会多いですもんね。
牧志 浩太
なんですよね。なんだかんだで機会が多い。
KP
佐倉がPOWで一個クリティカルしていたので成長判定振ります。
佐倉 光
〈精神分析〉かな、必要な場面多いし。
CCB<=17 〈精神分析〉 (1D100<=17) > 50 > 失敗
1d10 (1D10) > 7
24まで成長。
CCB<=17 〈精神分析〉 (1D100<=17) > 50 > 失敗
1d10 (1D10) > 7
24まで成長。
KP
牧志くんすっごい伸びたぁ!
牧志 浩太
そして、ここぞというところで頑張る(クリティカル)機会も多い。
KP
今回は特にドラマを創る出目だったなぁ。
牧志 浩太
ですねぇ。特に最後の出目、女神が全力でドラマを創りにきてる
牧志がめちゃくちゃ頑張ったおかげで短剣がギリギリ成功したのはすごかった
牧志がめちゃくちゃ頑張ったおかげで短剣がギリギリ成功したのはすごかった
KP
あれはほんとすごい
伸ばさなかったら外してたもんなぁ。
伸ばさなかったら外してたもんなぁ。
牧志 浩太
そうそう。1d3のところをクリティカル+最大値でまさかの4ターンがなければ延ばせてなかったし、そうしてなかったら外してた
佐倉 光
「だから俺の仕事じゃないって言っただろ……」
牧志 浩太
「まあまあ。なんとかなったしさ」
KP
佐倉がへなちょこだったのもまあキャラには合ってたな。
牧志 浩太
牧志が恐怖を殺して前に立ち続ける横で、佐倉さんは恐怖を使って神の不意を打った、というのがあまりにも絵になってた
佐倉 光
死ぬほど怖かったのは事実だよ。
だって今まで散々痛めつけてきた奴が目の前にいるんだからさ……
だって今まで散々痛めつけてきた奴が目の前にいるんだからさ……
牧志 浩太
それはそうなんですよ。あの佐倉さんが死を求めるほどの苦痛を与えてきた相手がいるんだもん。佐倉さんなら「それが圧倒的な存在である」ことも敏感に察知しているでしょうし。
牧志 浩太
いま元シナリオ読んでるんですが、これロストしたら死ぬよりえらいことになってたんですね??
KP
そうです。
永遠の責め苦が待ってます。
永遠の責め苦が待ってます。
牧志 浩太
二人ともロストしなくてよかったーッ!!
KP
ほんとにね。
牧志 浩太
つまり持っていかれた緋月さんと蒼井さんは……
KP
どうなのかな
神の直接の怒りをかったからその扱いなのかなと思ってた。
神の直接の怒りをかったからその扱いなのかなと思ってた。
牧志 浩太
ああー、なるほど?
KP
美味しい内臓食べたかったのに食べられなかったから怒ってるトートさん……
牧志 浩太
埃島が変な情報を伝えるから……。
牧志 浩太
エンドBの描写読んでるんですが、片方だけ持っていかれてしまうエンドめちゃくちゃ辛い いや本当に二人とも生きててよかった
KP
まあー、ラストはファンブルが出ない限り大丈夫だとは思っていたけど
出たらどうしようもないからなぁー
ファンブル出した上で交渉失敗したらもう死ゾ
出たらどうしようもないからなぁー
ファンブル出した上で交渉失敗したらもう死ゾ
牧志 浩太
その前の出目がめちゃくちゃ大暴れしてたから怖い怖い
KP
最後にどっちが交渉役になるかってのはずっと考えてましたねー
牧志 浩太
てっきり【POW】も高いし佐倉さんが交渉役と思ってたんですが、そうか交渉技能の値、なるほどなぁーって。
KP
そうなんですよ。
いつもの『逆』なの面白いなぁって。
今回割と牧志君前衛っぽい動きしてたから
いつもの『逆』なの面白いなぁって。
今回割と牧志君前衛っぽい動きしてたから
牧志 浩太
佐倉さん中身が入ってなかったのと、【STR】/【CON】は牧志の方が高いんですよね。
KP
まあでもだまし討ちなら佐倉の方がキャラ的には向いてたかな、と思います。
あと、今まで自分を散々なぶった奴と喋るより、ぶっ刺す方が楽しいよね!
あと、今まで自分を散々なぶった奴と喋るより、ぶっ刺す方が楽しいよね!
牧志 浩太
ですね! そう、それがあったから最後に刺したのが佐倉さんなの、めちゃくちゃ絵になったなって。
KP
散々苦しめてくれた奴を、散々苦しめてくれた呪いの短剣で。
牧志 浩太
イイ。
牧志の痣も演出に活かせましたしね。
牧志の痣も演出に活かせましたしね。
KP
そうそう、あれも良かった!
これ一人で挑むとチャンスが一回しかないし割と無理ゲーなんですよね!
これ一人で挑むとチャンスが一回しかないし割と無理ゲーなんですよね!
牧志 浩太
そう、読んでたんですがあれはきっつい!
あと、ラストシーンはやっぱり二人の方が熱いなって!
今回のラストバトルめちゃくちゃ熱かった
あと、ラストシーンはやっぱり二人の方が熱いなって!
今回のラストバトルめちゃくちゃ熱かった
KP
良かった……
互いに一回当たると終わりのバトルだから、さくっと終わっちゃったらどうしよう、とは思ってたけど
牧志君がいい感じに痣持ちだして交渉してくれたからもりあがったなー
互いに一回当たると終わりのバトルだから、さくっと終わっちゃったらどうしよう、とは思ってたけど
牧志君がいい感じに痣持ちだして交渉してくれたからもりあがったなー
牧志 浩太
あれは楽しかった!
KP
神との雑談が上手すぎる!
牧志 浩太
今回、ラストバトル付近で割とやりたいこと色々やれたので、それも含めて楽しかった
KP
めちゃめちゃドラマチック・ヒロイックに遊べましたねー!
きちんとクトゥルフっぽさもあったし!
きちんとクトゥルフっぽさもあったし!
牧志 浩太
ですねー! これは面白いしスリルがすごいし盛り上がるしカッコイイ
KP
また回したいなぁ。
牧志 浩太
そうそう、クトゥルフっぽさと死が間近にあるスリルとSANをがりがり削る展開もちゃんとあって、でも割と生き残れる作りになってる これは面白い
それでいて神を本当に「殺す」ことはできないあたりも本当に考えられてる
それでいて神を本当に「殺す」ことはできないあたりも本当に考えられてる
KP
そうそう、スリルもあるけどちゃんと色々考えられてるの。ほんとすごい。
牧志 浩太
本当にすごい。これは面白い。
KP
勝手に難易度上げてるから厳しめだったけどね!
でも正気度80くらいの探索者が持ったらこれくらいやっちゃってもいいと思うんだな!
でも正気度80くらいの探索者が持ったらこれくらいやっちゃってもいいと思うんだな!
牧志 浩太
その代わり【DEX】や戦闘まわりは難易度調整して下さってましたし 佐倉くんのSANがかなり高かったから、あれはいい調整だったと思います>呪いまわり
KP
ワーイ!
牧志 浩太
いいと思うんですよ 呪いの影が薄くなりかねないところ、すごくいい調整のおかげでめちゃくちゃ盛り上がった
KP
犠牲者が出てるのに「ちょっとやだなー」で済ませていいものではないんだよ!
牧志 浩太
それよ。
でも「ファンブルしたら」っていうてそんな確率じゃないのに、ジャストミートにここぞというところでファンブるのすごかったとも思いました。
でも「ファンブルしたら」っていうてそんな確率じゃないのに、ジャストミートにここぞというところでファンブるのすごかったとも思いました。
KP
あれは芸術ね。
死体あさりのファンブル三連も、よりによって護符落としてるときのファンブルも。
死体あさりのファンブル三連も、よりによって護符落としてるときのファンブルも。
牧志 浩太
そうそう。よりによって護符落としてる所でファンブルするのも。
そんなに呪いも貫通しなそうだなーSAN減らないなー意外とやさしい? って油断したところの大ファンブル
そんなに呪いも貫通しなそうだなーSAN減らないなー意外とやさしい? って油断したところの大ファンブル
KP
さいこうでした
牧志 浩太
そういう風にシナリオが出来ているとしか思えないくらいのジャストミートファンブルだったんですよ 最高
KP
バトル周りも呪いも強化したお陰でだいぶ派手になってるんですよね。
でも明らかにヒロイックな演出しろって話だし!
でも明らかにヒロイックな演出しろって話だし!
牧志 浩太
元々NPCが警察官や探偵だし、刑事バディ・探偵バディなどのそこそこ戦闘力のあるバディが想定されてるのかなって所はあると思うので、派手にしていいと思うんですよ
ちなみにラストバトルで出したやりたかったことは、
・自分から波照間になろうとする牧志
・痣を演出に使う
あたりですね。
ちなみにラストバトルで出したやりたかったことは、
・自分から波照間になろうとする牧志
・痣を演出に使う
あたりですね。
KP
さいこうでした。
佐倉は必死すぎてあまり気付いていないというか
気にかける暇がなかったですけどね。
佐倉は必死すぎてあまり気付いていないというか
気にかける暇がなかったですけどね。
牧志 浩太
それはそう、あの状況でそれどころじゃないんですよ。
でも牧志の我が結構強かったので、ラストはちゃんと戻ってきてました。記憶はごちゃごちゃになってたけど。
でも牧志の我が結構強かったので、ラストはちゃんと戻ってきてました。記憶はごちゃごちゃになってたけど。
KP
失われたものは戻ってきた って話をしたときに記憶がなくなってたので、ラストどう書こうかちょっと迷ったw
牧志 浩太
ふふふ すみません 取り戻したはずなのにw
KP
あ、あとシナリオ読んだならお気づきでしょうが
探索者の荷物が帰ってくるシーンはありません。
探索者の荷物が帰ってくるシーンはありません。
牧志 浩太
ですよね。でも佐倉さんまたCOMPロストしちゃいますもんねそれだと。あと借りた本!!
KP
そうそう
失ったものは何もないなら荷物だって帰ってくるよね!!
失ったものは何もないなら荷物だって帰ってくるよね!!
牧志 浩太
そう、「借りた本を持ったまま事件に巻き込まれるんじゃない、探索者」
KP
流れ的にどうしようもなかったからなぁ。
牧志 浩太
なんですよねぇ。本を家に置いてから事件に巻き込まれようというのも流れが悪いし。
ちなみに牧志の我の強さ、白波・黒田戦くらいからは完全に波照間でいくつもりだったんですが、怒りだしたあたりからまぁ牧志が顔を出してくるもんで、これはやっぱり我が強いな、ってなりましたね……。
ちなみに牧志の我の強さ、白波・黒田戦くらいからは完全に波照間でいくつもりだったんですが、怒りだしたあたりからまぁ牧志が顔を出してくるもんで、これはやっぱり我が強いな、ってなりましたね……。
KP
牧志君の特徴はその我の強さなんだな。
いきなり人の腹押しだすし。
いきなり人の腹押しだすし。
牧志 浩太
ここぞという所で遠慮はないし我は強い。
押してましたねぇ、いきなり。
押してましたねぇ、いきなり。
KP
あくまで波照間さん要素は「記憶」だからねー
結局根っこにあるのは牧志自身の強さなんだな。
結局根っこにあるのは牧志自身の強さなんだな。
牧志 浩太
なんですよね。牧志は牧志。根っこにあるのは彼自身の強さ。
あと今回なにより、初の「相棒」呼びが熱かった!!
佐倉さんからの「相棒」呼びは大きいなって思うんですよ
あと牧志からも、波照間は佐倉さんの「仲間であり、友」なので、「相棒」と返すのは波照間じゃなくて牧志だっていう。
あと今回なにより、初の「相棒」呼びが熱かった!!
佐倉さんからの「相棒」呼びは大きいなって思うんですよ
あと牧志からも、波照間は佐倉さんの「仲間であり、友」なので、「相棒」と返すのは波照間じゃなくて牧志だっていう。
KP
この佐倉が誰かを相棒
と呼んだことはない気がするんですよね。
ああー
後で、戦闘前じゃなくて、戦闘中のシーンが初相棒だったら良かったかな、なんて思っちゃったけど。
と呼んだことはない気がするんですよね。
ああー
後で、戦闘前じゃなくて、戦闘中のシーンが初相棒だったら良かったかな、なんて思っちゃったけど。
牧志 浩太
「相棒」と呼び合ってラストバトルに赴くのはめちゃくちゃいいと思うんですよ。戦闘中のあれが初でもそれはそれでめちゃくちゃよかったと思うけど!
そう、この佐倉さん、誰かを「相棒」と呼ぶことはそうそうなさそうな気がするんですよね。何よりも、牧志と知り合う前の初期状態の佐倉さんはそういうものを持たなさそうで。
そう、この佐倉さん、誰かを「相棒」と呼ぶことはそうそうなさそうな気がするんですよね。何よりも、牧志と知り合う前の初期状態の佐倉さんはそういうものを持たなさそうで。
KP
利害関係を先に考えちゃうからな。
その点牧志は利害を考えなくてもうまくいく相手なんですよ。
強いし。いい奴だし。気が合うし。
それは今までの積み重ねでよく知っている。
だから素直に相棒と呼べるし信じられる。
その点牧志は利害を考えなくてもうまくいく相手なんですよ。
強いし。いい奴だし。気が合うし。
それは今までの積み重ねでよく知っている。
だから素直に相棒と呼べるし信じられる。
牧志 浩太
佐倉さんと波照間とはやっぱり「仲間であって、信頼できる人」って感じですしね。信頼できる人ではあっても対等ではない。
KP
どちらも良い関係なんだけど、方向が違うんだな!
牧志 浩太
そうそう!
牧志と波照間、紅さんと波照間、佐倉さんと波照間、佐倉さんと牧志、この辺色んな関係性があって面白い。
牧志と波照間、紅さんと波照間、佐倉さんと波照間、佐倉さんと牧志、この辺色んな関係性があって面白い。
KP
波照間さんも牧志に対する思いは色々抱えてそうだから、ちょっとぶつけてみたい。
牧志 浩太
そうなんですよね、波照間と牧志の関係性の変化はあんまり描写できてないから、機会があったらぜひやりたい。
相棒と呼び合ったころ、牧志が自分を確立しはじめたころ、しばらく牧志と連絡を取らずにいたころ、共通の友の話をできるようになったころ、だいぶん色々あるはずなんですよ
今は「思い出を共有するかつての相棒であって、大事な友であって、先輩と後輩」という関係性にいると思います。
相棒と呼び合ったころ、牧志が自分を確立しはじめたころ、しばらく牧志と連絡を取らずにいたころ、共通の友の話をできるようになったころ、だいぶん色々あるはずなんですよ
今は「思い出を共有するかつての相棒であって、大事な友であって、先輩と後輩」という関係性にいると思います。
KP
普通に大学や喫茶店で話せばいいものを、何故か奇妙な事件が起きて共有することになるんですね。
牧志 浩太
ああーいいですねぇ。ここに来て久しぶりに一緒に巻き込まれる奇妙な事件。
牧志がここまで己を確立したら、事件に巻き込まれつつあの時の思い出話をすることだって遠慮なしにできそうですしね。その時に、それから今までの過程で波照間が何を思っていたのかも出せそう。
牧志がここまで己を確立したら、事件に巻き込まれつつあの時の思い出話をすることだって遠慮なしにできそうですしね。その時に、それから今までの過程で波照間が何を思っていたのかも出せそう。
KP
やろうやろうって随分前から言ってるからね、やらねば。
牧志 浩太
お手数をおかけしますが、ぜひとも。
ダブルPCなんてわけわからん構成はほんとにお手数をおかけするかと思いますが、でもやりたい……。
ダブルPCなんてわけわからん構成はほんとにお手数をおかけするかと思いますが、でもやりたい……。
KP
やりたいのです!
問題は私がシナリオ纏めるのがド下手くそという事実!
がんばる!!
問題は私がシナリオ纏めるのがド下手くそという事実!
がんばる!!
牧志 浩太
ありがとうございます!!
KP
では凄まじい時間ですし、そろそろ閉めます!
牧志 浩太
はーい、ありがとうございました! 楽しかったーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!
KP
良いセッションをありがとうございました!
楽しかった!!
楽しかった!!
牧志 浩太
こちらこそ、最高のドラマをありがとうございました!
BGMについて
KP
そういや今回のBGM、実は『ソニック・ザ・ヘッジホッグ』の『ソニックと秘密のリング』なんですがー
牧志 浩太
なんと、そうなんだ
KP
二人の仲のいい人物がいて、そのうちの一人が道を踏み外し
もう一人がソニックに助けを求めに来るものの、相方に引きずり込まれて同じく道を踏み外し……なんて話だったりするので
舞台がエジプトだった、という他にも結構歌詞で場面場面共通点あったりしました。
もう一人がソニックに助けを求めに来るものの、相方に引きずり込まれて同じく道を踏み外し……なんて話だったりするので
舞台がエジプトだった、という他にも結構歌詞で場面場面共通点あったりしました。
牧志 浩太
おおー。今回の話に合うなぁ。
KP
まともに歌詞掲載してるトコがぜんっっぜんなかったので、久しぶりにCD引っ張り出してしまった。
The White of Sky
開始前に流れていた歌
The Palace That Was Found
開始前のオープニングなどで流れていた歌
No Way Through
エレベーター閉じ込め事件で流れていた歌
Poison Spear
3Fで閉じ込められてから逃げ出す間かかっていた歌
How It Started
白黒コンビとのバトルで流れていた歌
It Has Come To This
トートとのバトルで流れていた歌
Worth A Chance
エンディング
開始前に流れていた歌
The Palace That Was Found
開始前のオープニングなどで流れていた歌
No Way Through
エレベーター閉じ込め事件で流れていた歌
Poison Spear
3Fで閉じ込められてから逃げ出す間かかっていた歌
How It Started
白黒コンビとのバトルで流れていた歌
It Has Come To This
トートとのバトルで流れていた歌
Worth A Chance
エンディング
牧志 浩太
おおおお、ラストバトル時の曲、こんな歌詞だったとは!
How It Startedの雰囲気も合うなぁ……
How It Startedの雰囲気も合うなぁ……
KP
エンディングは割と「こうだったら良かったのにね」感はある。
牧志 浩太
ハッピーエンドに至れなかったバディたちの物語でもあるんですよね、このお話。
あとでシナリオの背景読んだら、白波と黒田の関係がいい感じに曲がった関係性だった
あとでシナリオの背景読んだら、白波と黒田の関係がいい感じに曲がった関係性だった
KP
熱苦しいほどの正義感溢れる黒田と、頭が良く冷静な白波……いいコンビだったんでしょうね。
牧志 浩太
蒼井と緋月は「気が合わない合わない言ってるけど、仕事になると抜群のコンビになる相棒」らしいです。いいコンビだったんだろうなぁ……。
KP
二組ともこんな事件に関わってしまったばっかりに。
つまり大体あいつが悪い。
召喚されたトートまで幸せになってないもん。
つまり大体あいつが悪い。
召喚されたトートまで幸せになってないもん。
牧志 浩太
それはそう>召喚されたトートまで
埃島家の人間が魔道書を誤訳したばっかりに。
埃島家の人間が魔道書を誤訳したばっかりに。
KP
大迷惑。
なにげに巻き添えで殺されまくった人たちも大迷惑。
なにげに巻き添えで殺されまくった人たちも大迷惑。
牧志 浩太
本当にそれ。
KP
意識したわけじゃないけど、今回メイン曲にしていたThe White of Sky に「本を書き換え 嘘を語り継ぐもの」って文言があるなw
牧志 浩太
嘘を語り継いじゃった結果だったかぁ。
ちなみに各話終わるごとに流れていたのは「High And Broken」でした。超名曲。
KP
果てしなくどうでも良いことなんですが。
『短剣だけではない。あなた方があの場所で手にしたはずのものは、一つ残らずなくなっていた。』
二人とも下着姿で解放されなくて良かったねっておもいました。
入手したアイテムとスタッフの衣服にどの程度の差があるというのか。
佐倉のパーカーについた血も砂になるのかなぁ、なんて思いながら描写は略しました、
『短剣だけではない。あなた方があの場所で手にしたはずのものは、一つ残らずなくなっていた。』
二人とも下着姿で解放されなくて良かったねっておもいました。
入手したアイテムとスタッフの衣服にどの程度の差があるというのか。
佐倉のパーカーについた血も砂になるのかなぁ、なんて思いながら描写は略しました、
牧志 浩太
それはちょっと思いました。>えっ下着姿なの?
パーカーについた血が砂になっていくのはかっこいいシーンだなぁ。
トート「面白かったので服だけは許しちゃろう」ってことかもしれない
パーカーについた血が砂になっていくのはかっこいいシーンだなぁ。
トート「面白かったので服だけは許しちゃろう」ってことかもしれない
コメント By.KP
互いに背を預け、あとはいつも通りにやるだけ。
さあ、行こうぜ相棒。
ダイスがとギミックが芸術的に組み上げた、最高のドラマが生まれました。
これだからTRPGはやめられない。
バディ好きはこのシナリオ遊んでみて欲しいです。
ヒロイックかつきちんとクトゥルフで、超楽しいぞ!
互いに背を預け、あとはいつも通りにやるだけ。
さあ、行こうぜ相棒。
ダイスがとギミックが芸術的に組み上げた、最高のドラマが生まれました。
これだからTRPGはやめられない。
バディ好きはこのシナリオ遊んでみて欲しいです。
ヒロイックかつきちんとクトゥルフで、超楽しいぞ!
TRPGリプレイ【置】CoC『満を持して今日も俺は眠れない』 佐倉&牧志 5
反対側の席に、虚ろな目をしてぶつぶつと判別しがたい言葉を吐き続ける牧志がいた……。
「おーい牧志? まきしー? それやめろってこえーから」
【クトゥルフ神話TRPG】
本作は、「 株式会社アークライト 」及び「株式会社KADOKAWA」が権利を有する『クトゥルフ神話TRPG』の二次創作物です。
Call of Cthulhu is copyright ©1981, 2015, 2019 by Chaosium Inc. ;all rights reserved. Arranged by Arclight Inc.
Call of Cthulhu is a registered trademark of Chaosium Inc.
PUBLISHED BY KADOKAWA CORPORATION 「クトゥルフ神話TRPG」