こんばんは
高槻 玲音
いる
アイ
はじめてのおつかい!
ヘチナ
どうもハニ次郎です
神津 樹
どうもグレンです
ヴィキ
あー、しまった
BGMを入れ替えようと思ってて忘れてた
アイ
アンドロイドジーエムこんばんは
KP
正確無比なマスタリング
アイ
大丈夫? ガンダムTRPGにならない?
神津 樹
アギ連発されない?
KP
何かというと
「つまり、ガンダムで言えばザクです」
というガンダム比喩注釈が入る
二宮 信
落ちろ蚊トンボ!?
アイ
KPにアギ連発されちゃそいつぁ属性かぶり
KP
KPの攻撃はPCへ向く
アイ
さておきお久しぶりのペルソナ たのしみなおつかい
KP
さて、皆さんお集まりですね
ヘチナ
はぁい
KP
お待ちいただきありがとうございます
アイ
Yeah
高槻 玲音
無理せず
神津 樹
はーい
二宮 信
うんうん

KP
「まずは、クエストを遂行してもらう」
南条はそう言い、クエストについての解説を行った
歪んだデヴァ・ユガは勝利の塔を形造り、風波市全域へとヴェールのように広がるそれは、塔の内部のそれのように、街全域へと異常を生じさせることがあるという
それを解決するために、運営から発行され、遂行することで勝利者争いのためのポイントが付与されるという
おつかいといえば
神津 樹
蝶の羽根五枚くらいむしってきたらいい?
アイ
いいえ草食竜の角3本です
神津 樹
『病気のクラスメートのお見舞い』はもうしたしなー
ヘチナ
好感度上がりそう
同社だから……

南条圭
南条は、眼鏡のリムをタップし、一つの仮想ウィンドウを表示させると、皆の方へと宙を滑らせる
※そういえば前回、思いっきりPCモニターとマウス、キーボードっていうある意味ローテクで処理してたな
高槻 玲音
せやな
二宮 信
せやね
アイ
せやな
ヘチナ
まぁ仮想デバイスって大体使いにくいし……
アイ
VR室内にあるVRPCモニターとマウスとかかもしれない
南条圭
※たまにKP自身が世界観忘れる
アイ
※あるある
神津 樹
特殊だとしゃーない。
高槻 玲音
なんじょうくんが信用してなくてローテク使ってるのかもしれんし
アイ
このハイテク、『デヴァ・ユガ』の一部のはずですしね。信用せずにあえてローテクを使うのはありそう。
神津 樹
確かに。
二宮 信
ですねぇ

KP
そのウィンドウには、先ほどの登録フォームにも似たデザインのサイトが表示されている
神津 樹
まーくんめっちゃ働いてる。
二宮 信
まーくん……(ほろり)
KP
記載されているタイトルは
『クエスト一覧』
ヘチナ
「くえすといちらん……」
二宮 信
「クエスト……」
アイ
「これがその、お使いの一覧なんね?」
高槻 玲音
「ポイントが入るなら、みんな手当たり次第にやりそうなもんだけど」どんぐらいあるんだろ
KP
ざっと改めただけでも、40以上は掲載されている
高槻 玲音
「……随分残ってるような」
アイ
そのタイトルを見てみる。
初心者向けの簡単なおしごと
ヘチナ
迷子ネコ探しとかないかな
二宮 信
迷子犬かもしれない
アイ
すごい大変なクエストが展開しそう>迷子猫探し
あるいは迷子インコ探し
神津 樹
鼠探しは間違いなく大変なヤツ。
神津 樹
そういう簡単そうなヤツほど面倒くさいのが相場だ! いつまでも残っているのは請けたヤツが戻ってこないからだ!
KP
あ、そうだよ
ヘチナ
こっわ
KP
南条くんローテク使う理由あったんだよ
直しておこうね
アイ
直された
神津 樹
そっちのそうだよじゃなかった。
二宮 信
こわ

二宮 信
簡単そうなのを一生懸命探す。
KP
『バス停の怪異』
『登山道の異常』
『調達ミッション』
etc
二宮 信
序盤は感覚を掴むために楽したいからね。
アイ
「調達? 探し物なんね?」
高槻 玲音
「タイトルがいちいちそれっぽいな……!?」
二宮 信
「調達ミッション」ゲームだと楽そうだなーって思いながら。
「RPGだと素材集めが相場だよな」
アイ
「素材って何のなんだね?」
二宮 信
「さぁ。
武器とかじゃね?」
マーク
「参加してるメンツは、比較的年齢も若い連中が多いからな」
アイ
「ふぅん。ゲームみたいにすりゃあ、抵抗もなく乗っかれるって訳だ」
マーク
「それっぽくした方が、抵抗無いだろ」
アイ
「ならんね」
KP
それぞれのタイトルの横には、星のマークと、更に3桁の数字、更には上下の矢印が記載されている
ヘチナ
「これ……まさか難易度っすか?」
南条圭
「察しが良いな。その通りだ」
高槻 玲音
「これ誰が設定してるんだ……」
二宮 信
「数字は報酬ですか?」
上下の矢印は何?
アイ
「難易度? 簡単か難しいかってことなんね? やる前から分かってんのだね、下調べ済みなんだね?」
マーク
「数字は、チームが獲得しているポイントで、そのクエストの、まぁ難易度の目安だな。
矢印は、その数値に対して、予測される難易度の増減の可能性だな」
アイ
「獲得してるポイント?」
二宮 信
「はぁん、先行してる人たちはテスターみたいなものですか」なるほどなぁ。
マーク
「ああ。言ったろ? 勝利の塔へ挑戦するチームは、レースやクエストによってポイントが付与される。当然、活躍しているチームほど多くのポイントを保持しているから、そのチームの実力の目安にもなる。
まぁ、アレだ。“レベル”みたいなもんだな。
たとえば、これ」
言って、マークが表示されるリストの一つを指し示す
二宮 信
見よ。
マーク
そこには『異界・四ツ辻の調査』とあり、数値は『430↑』とある
覚醒
アイ
うっ、なんだか前世の記憶が。>表
KP
ドンキホーテの四ツ辻が
神津 樹
覚醒ポイントかー
出るのはゾンビ程度だから楽勝楽勝。
前作初期組がそのへんで覚醒した。
アイ
最初のガキでパトるかもしれないじゃないですか。
それ人修羅。

マーク
「こいつはつまり、保持ポイント430くらいのやつらなら、いけるだろ、って目安。
矢印が上向いてるのは、状況によっては更に難易度が上昇する可能性があるってことだ」
高槻 玲音
「ははあ……なるほど」
ヘチナ
「自分らゼロってことっすよね……一番簡単であぶなくなさそうなやつじゃないと……」
南条圭
「そう。君たちはまだ0ポイント」
二宮 信
ヘチナちゃんには胸中でうんうんと頷いておこう。
南条圭
南条がマウスホイールをカリカリと回すと、表示がスルスルと上へ滑ってゆく
アイ
「ふぅん……。何の目安なのかよくわからんねぇ。まぁ参考にゃなる、ってとこなんね」
KP
表示されているクエストの数字は見る見る小さくなってゆき、最終的には『For Newbie!』という表示と、可愛らしいカボチャ頭のイラストが、こちらを指さして笑っているアイコンがついている
神津 樹
「誰も挑んでいない、つまり難易度も分からないものってことか」
高槻 玲音
「なんというか……何とも言えない」
マーク
「いや。ただの初心者向けってことだ。
ニュービーにゃこれがお似合いだぜ、ってことだな」
二宮 信
「なるほどー」なるほどー
神津 樹
最初に判断するのは誰なんだろ。
ヘチナ
「……これもマークさんのデザインっすか?」
マーク
「ああ。まぁな」
二宮 信
「おしゃんなデザインっすね」
マーク
「ありがとうよ」
アイ
それら初心者向けクエストのタイトルを見てみる。
ヘチナ
「っす」
KP
タイトルには
『備品の買い出し』
『猫探し』
などが並ぶ
ヘチナ
猫探せる!
二宮 信
なんかPLはさっきの話を聞いたら怖くなってきたんですが。
アイ
「買い出し?」
二宮 信
「猫探し?」
高槻 玲音
「これが……この騒動に関係ある問題?」
ヘチナ
「おつかいっすね……」
マーク
「いや、まぁ」
マークが、頭を掻く
「レースってのは、イベントだ。当然必要な資材、備品なんてものもある。それらは必要っちゃ必要だからな」
高槻 玲音
「使いっぱしりでも点数くれるんだ……」
ヘチナ
「運営さんのお手伝いってことっすか……」
アイ
「そりゃそうだ。でも買い出しでポイント稼ぎしてもいいんね? 練習にはならなさそうなんだね」
マーク
「あと、猫なんかは、人の足だけで探すのは骨が折れるだろ? その点、CWを使えさえすれば、それなりに探せるもんだからな」
高槻 玲音
「でも、そしたら新人潰しに上位の奴らが真っ先にやって潰しそうだけど」
神津 樹
「そこまでヒマじゃないんだろ……」
マーク
「そういうこった。
ある程度ポイントを持ってる連中は、少しでも自分たちのポイントを伸ばそうとしてる。そんな暇な連中は……まぁ、中にゃいるがほとんどいねぇな」
高槻 玲音
「ふうん……」
二宮 信
思ったより民度が高い。口には出さないけど。
南条圭
「これらの難易度は、我々の事前調査を基に設定されている。
本来であれば、君たちのような初参加組は、少しでも瑣末なクエストでポイントをわずかでも稼ぎ、レースへ備えるものだが……」
アイ
「が?」
二宮 信
「?」
南条圭
「君たちの場合は、少々事情が異なる」
ヘチナ
「ひゅっ」
南条圭
「先にも伝えた通り、君たちには目立ってもらわねばならない」
高槻 玲音
「さっさと難易度の高いのをやれってことか……?」
神津 樹
「その方がいいな」
二宮 信
「うげ」
ヘチナ
「えっ!?」
神津 樹
(正直、ちまちまお使いだの猫探しだの、やってられるか、と思ってた)
アイ
「ま、そりゃそうだ。アイらはだいぶん後発だろ。下の方に紛れてちゃ都合が悪い、って事なんだねぇ」
神津 樹
たぶんクエストの話が出てニュービー用の説明中、ずっとつまんなさそうな顔してた。
アイ
「んでも、どうすんね? 下駄履かすわけにもならんのだね」
南条圭
南条は、皆がそれぞれに意見を口にするのを聞きながら、マウスを操作する
今度は画面が下へと滑ってゆき
「……これだ」
マウスカーソルは、一つのクエストタイトルに載っている
KP
クエストタイトルは
『廃工場の怪異』
難易度は100↑
南条圭
「これに挑んでもらう」
二宮 信
(……B級ホラー映画のタイトルですか?)
アイ
シリーズ的に見るからに何か起きそう>廃工場
神津 樹
おきそう
ヘチナ
「ひゃくぽいんと……」
二宮 信
「ポイント高いっすね」
高槻 玲音
「内容は……?」
KP
クエストタイトルは、他のものと異なり、灰色に反転している
アイ
「ふぅん。挑んでもらうってことは、勝算はあるってんね?
勝算でもゲタでも形ばっかでもいいけどさ。何かあんだろ」
KP
高槻とアイの問いに南条がそれをクリックすると、小さく入力ウインドウが開く
南条圭
南条がそれに対し、キーボードをいくつか叩くと『⚫︎⚫︎⚫︎⚫︎⚫︎⚫︎』と表示され
ENTERキーを叩くと、内容が表示された

二宮 信
パスワードかな?
アイ
管理者コンソールの気配
画面右上を連打しよう連打 Alt+F4押そう
二宮 信
ウィンドウ閉じる?
アイ
そのパスワード表示ウィンドウをCtrl+Alt+DelやAlt+F4、あるいは画面右上を連打して×ボタン出させて無理矢理閉じるのが風情
あるいはパスワード欄にあんなものやこんなものを入れるのも風情
KP
パスワードですね
管理者権限で、公表まえに覗き見してる感じ

南条圭
「これは、未だ公式には掲載されていないクエストだ」
ヘチナ
「邪魔されないってこと……すか」
神津 樹
「なるほど」
南条圭
内容の部分には
『常葉町外れの廃工場にて、神隠し発生の噂が数件あり。デヴァ・ユガの干渉の可能性あり。シャドウとの戦闘の可能性あり』
とある
ヘチナ
「ししししゃどう!?」
二宮 信
「シャドウですか」
神津 樹
「ああいうのがまた出るんだな」
顔を上げる。
高槻 玲音
「なるほど……」
アイ
「ふぅん」
KP
『主目標:現地での噂の真相を突き止め、報告をすること』
という文言に加え
『副目標:事態の解決』
それぞれの獲得ポイント数も記載されている
高槻 玲音
「さっさと解決してほしいし、俺たちのポイント稼ぎになるし、実戦経験も積めるかもしれない……ってことで公開せずにキープしといた?」
南条圭
「いいや」
南条は首を振る
アイ
「解決まで行かなくてもなんか貰えんこたぁない、って事か」
南条圭
「これが、つまるところの下駄だ。
この噂自体は、事実。しかし、実際の脅威は高く見積もっても2~30といったところ」
アイ
「成程ねぇ。分かりやすい」

神津 樹
らくしょうのしごとってことですねやったぁ!
二宮 信
ダウト!
アイ
やったねぇ!
ヘチナ
そんなこと言って現地で難易度↑↑なんでしょう!?
アイ
そんなこと言ってティガレックス出るんでしょ
ヘチナ
鹿くらいしか出ませんって
アイ
出るじゃん鹿!!!!
ハッピーステップされちゃうじゃん
※物騒なフラグを立てるのはやめよう。

南条圭
「これを公表するのは、本日の18時。それと同時に、君たちはこのクエストを受注し、速やかに解決する」
ヘチナ
「よかった……」
高槻 玲音
「なるほどね」
南条圭
「晴れて、登録されたばかりの新参者が、いきなり100オーバーのクエストをクリアして、参加表明をするというわけだ」
アイ
「ふぅん……」
高槻 玲音
「そりゃ、目立つだろうな」
二宮 信
「だねぇ」
アイ
「下駄がばれたらばれたで、なんかしら目立つって訳だ」
神津 樹
「……」
不満げに鼻を鳴らす。
南条圭
「無論、発覚しないために細心の注意は払わねばならない」
アイ
「細心の注意ねぇ?」
南条圭
言って、南条はデスクを振り返ると、その上に置かれた書面を取って皆へと差し出す
アイ
その書面を確認する。
KP
様々な線が引かれたそれは、地図のようなものが一枚
そして、テキストが並んだものが一枚
【アイデア】しようか
神津 樹
紙か。さっきからローテクのものばかりだ。
【アイデア】
アイ
CCB<=70 【アイデア】 (1D100<=70) > 70 > 成功
神津 樹
CCB<=70 【アイデア】 (1D100<=70) > 45 > 成功
高槻 玲音
CCB<=70 【アイデア】 (1D100<=70) > 64 > 成功
ヘチナ
CCB<=13×5 【アイデア】 (1D100<=65) > 1 > 決定的成功/スペシャル
アイ
ギリセー(成功
ヘチナ
!?(決定的成功
完全に理解した
KP
1クリ
アイ
へっちーすげぇ
ヘチナ
でもアイディアじゃ成長できない!
二宮 信
CCB<=75 【アイデア】 (1D100<=75) > 96 > 致命的失敗
ほら
高槻 玲音
あーあ
神津 樹
うーん
KP
草ァ
二宮 信
見てごらん
ヘチナ
実質仲間だね!!
アイ
二宮くんが着実にファンブラーとして成長しつつある
二宮 信
私(PL)は元々ファンブラーだよ
神津 樹
女神に愛されし男
二宮 信
女神はPLのマブダチだから


KP
では、成功した者は、それが廃工場の見取り図であることと、テキストは事前調査のものであることがわかる

二宮は、さっぱり珍紛漢紛だ!
アイ
「更に下駄履かせようってか。慎重だ」
高槻 玲音
「すごいバックアップ体制だな……」
KP
そして、CRTしたヘチナは、それがなぜ紙で渡されたかについてもわかるだろう
つまり、ローテクの情報の授受こそが、この時代最も秘匿性が高いということ
二宮 信
なるほどなぁ。
二宮 信
なぁんもわからん!!!
∵こういう顔してます。
ヘチナ
「……まさかこれ、原本っすか」
南条圭
「無論、原本はデジタルで我々のサーバにて『厳重に』管理されている。これはハードコピーだ」
アイ
「しっかし、紙たぁまた不便なんね?
アイは久々に見たよ、紙」
高槻 玲音
「でも、電力不足でも使えていいよ、紙」紙本派の人
神津 樹
「こんなのデヴァ・ユガ経由で共有すればいいのに」
これだからハイテクについて行けないジジィはって思ってる。
ヘチナ
「普通に送信したらハッキングされるんすか」
南条圭
「可能性はゼロではない」
アイ
「…………ふうん、成程なんだね。パスワードは手帳に書くのが一番、って奴なんね」
出逢い
アイ
ただし誰かさんの定期券みたいに落としたら困るけどな。>紙
神津 樹
それは素敵な女性との出逢いを連れてきてくれるよ。
アイ
その素敵な女性BOSSじゃないですか
神津 樹
ちょっとした個性じゃない。
前作真・女神転生のキャンペーンの登場人物との出逢いがそんなのだった。

高槻 玲音
「デヴァ・ユガが信用できないからデヴァ・ユガを経由しない方法取ってるんだろ」と神津に言う
南条圭
「そうだ」
神津 樹
「そうなのか……」
正直、それを信用しないという選択肢がない。
その世界で育てられているからな。
神津 樹
樹は馬鹿じゃないけど単純。
アイ
〈コンピューター〉56あるから、デヴァ・ユガが信用できないって前提があって、ヘチナちゃんから話を聞けば「なるほどなー」くらいにはなるかなという認識。
二宮 信
(なんもわからん)
マーク
「お前な……」
え? え? と皆の言葉にきょときょとしている二宮の、マークが少し呆れた顔でため息をつく
ヘチナ
「でも、これ持ってるところ見られるのもヤバいっすね…」
南条圭
「そうだ」
二度、南条は頷く
「全て記憶をしたら、確実に隠滅すること」
ヘチナ
「お、覚えるっすか!?」
アイ
「うぇ。スクショもアウトってこったね?」
高槻 玲音
うーん、使い方は違うと思うけど……アナライズで記憶できない?
アイ
「そいつぁハードなんね……」
マーク
「それと、当然今回は俺様のバックアップも無し。
正真正銘、お前らの実力で挑むことになる、ってことも忘れるなよ」
二宮 信
なんかわからんけど覚えなきゃ……。
何もわかってないけど……。
ヘチナ
「ぅ……」
マーク
「俺は俺で表向き参加はしているが、あまりベタベタしてるのもうまくねぇからな」
アイ
「あぁ、そりゃそうだ」
高槻 玲音
「あ、参加してる扱いなんだ……」
マーク
「その方が色々都合はいいからな」
二宮 信
「なるほど」
ヘチナ
「えぅ……夕方までにこれ覚えないと……」
南条圭
「説明は以上と言ったところだが……何か質問はあるかな?」
二宮 信
「……いえ、だいじょうぶっす……」恥ずかしい思いをしたくないので何も言えねぇ。
「…………」不安しかない。
アイ
「報告ってあるが、ここに来て報告すんのだね? 何か表向きみたいな方法があんね?」
KP
ああ、その辺りはざっと説明されたことにしましょう
アイ
お、了解。
KP
こちらのクエスト一覧サイトにて、登録されたチームIDでログインした後に、報告を行う
って感じ
受注も同じステップ
二宮 信
ほうほう。

アイ
「んー……
あー、そもそもなんね、廃工場って立入禁止とかになっとらんのだね?」
マーク
「そりゃ、なってるさ」
二宮 信
「なってるんすか」
マーク
「だが、多少高めのフェンスがあろうが、鎖で施錠されてようが。
今のお前らにゃ、無いも同然だろ」
高槻 玲音
「まあ、確かに……」例のアレが入ったカバンを見る
アイ
「乗り越えてっていいんだね? 補導されたら別の意味で目立ちそうだ」
南条圭
「法的な問題ならば問題はない。
その理由は、想像にお任せするが、いずれにせよ面倒なことになる上に、君たちの活動の枷ともなりうる」
高槻 玲音
(……買い取り済みかぁ)
南条圭
「あまり目立ちすぎないように、うまく立ち回ることだ」
アイ
「くっは、そいつぁアウトローでいいね」
マーク
「だよな」
二宮 信
「はぁい」
南条圭
「他には?」
神津 樹
「他のヤツと遭遇したときは倒していいのか」
ヘチナ
「うえぇ!?」
神津 樹
「さっきの話じゃないが、法的な問題は?」
まあ別にオレが気にすることじゃないけどな。
南条圭
「詳しくは、時間までに規約などを参照してもらうとして。
原則、塔の内外を問わず、レースに参加する以外のチーム間同士の抗争は禁忌だ」
高槻 玲音
「闇討ちしないためのルールだもんな」
アイ
「ふぅん……、あっちが吹っ掛けてきたら?」
マーク
「まぁ、つってもちょっかい出してくる連中ってのはいるけどよ」
ヘチナ
「ひぅ」
神津 樹
やられたらやり返していいのか、ってことだよ。
南条圭
「正当な理由による防衛は、参加者の権利だ。しかし、ほとんどの場合、両者に制裁が課される。可能な限り避けることをお勧めしよう」
アイ
「喧嘩両成敗、ってか」
マーク
「中には、挑発して突っかかってきたやつを、必要以上に痛めつけることが目的な連中もいるからな」
高槻 玲音
「両者か……じゃあ無駄な小競り合いはただの悪手だな」
マーク
「要は、過剰防衛を手段にさせないためのルールだ」
高槻 玲音
「ってか、高難易度に突然手を出すぽっと出にちょっかいかける奴らとか、どうせろくでもないタイプだよ」
アイ
「ま、そうせにゃ泥沼だもんねぇ」
神津 樹
わかった、と頷く。
ヘチナ
ちょっと安心
アイ
「闇討ちして黙らせてなかったことにしちまえばいい、って事なんだね。
戦闘中なら簡単そうだ」
マーク
「ま、極論そうなんだがな」
南条圭
「我々も、このルールとそれが遵守される環境を保護する責任がある。
違反や、嫌疑に関する調査は厳に行われるので、その点は信頼して欲しい」
二宮 信
「りょーかい」
アイ
「は、ならちったぁ安心なんだね。アイが相手なら絶対やる、って思ったんだねぇ」
だろ、と銃を構えるようなポーズをした。
ヘチナ
「波照間さん……」
アイ
「あー、うん、大袈裟に言った。悪いんね」ヘチナの視線に気づいて気まずい顔をした。
南条圭
その様子に、南条は小さく笑い
「……さて、他にあるかな?
他に無ければ、ブリーフィングなど、済ませておくといい。私からは以上だ」
アイ
「オッケー。今んとこ無いんだね」
ヘチナ
「だだだ大丈夫っす悪くないっす!」
二宮 信
「……うっす」
マーク
「よし。そんじゃ、行くか」
高槻 玲音
「りょーかい」
アイ
「ん」
マーク
マークは、皆の前に立ち理事長室の扉を開ける

KP
皆は、旧校舎の廊下を歩く
そして、古ぼけたエレベーターに乗り、マークが1Fのボタンを押すと、微かなGと共に箱は下降を始めた
マーク
「……そういや」
ふと、マークが口を開く
アイ
「ん?」
二宮 信
「はい」
マーク
「お前ら、アジトとかどこか心当たりはあるか?」
アイ
「あー、そういやテリアくらいしか集まるとこないんね。あそこじゃ超オープンスペースだ」
ヘチナ
「アジトって……」
マーク
「これからは、お前らも秘密の活動をしていくことになる。カフェテリアなんかで堂々と相談事をするわけにゃいかんぜ」
高槻 玲音
「それは確かに」
マーク
「できれば、落ち着けるところで、あまり人も来ないようなこぢんまりとしたとこがいいがな」
アイ
「誰かの下宿か寮の部屋、じゃ人の出入りがあんだねぇ。んー」
二宮 信
「そんな場所あるか……?」
マーク
「だな。どこから足がつくかわからんし、誰かの家、ってのはお勧めできないな」
ヘチナ
ワイの1Kじゃこんなに入らんぜ
二宮 信
そっかぁ
アイ
「廃屋占拠、じゃ一発補導だねぇ」

神津 樹
そこであのお店か
ヘチナ
そんなに閑古鳥鳴いてるのあのお店
KP
よくお分かりで
二宮 信
なるほどな~!
KP
ルブランみたいに使ってもろて
二宮 信
なんか喫茶店のシーン思いだしたらおなか空いたな……。
神津 樹
料理食ったらバフもらえるの?
二宮 信
欲しいなー
アイ
ルブラン?
二宮 信
多分5で出てくるお店。
KP
ルブラン=P5の主人公の下宿先
喫茶店で、その2回の主人公自室がアジトとして機能するが、割と店のエリアでも怪盗団の作戦会議しがち
神津 樹
あの店普通に来客あるのにね。
KP
よし、【アイデア】しようか!(棒読
二宮 信
CCB<=75 【アイデア】 (1D100<=75) > 92 > 失敗
ヘチナ
CCB<=13×5 【アイデア】 (1D100<=65) > 82 > 失敗
高槻 玲音
CCB<=70 【アイデア】 (1D100<=70) > 57 > 成功
神津 樹
【アイデア】
KP
二宮くんさぁ
アイ
CCB<=70 【アイデア】BARだけに棒 (1D100<=70) > 44 > 成功
神津 樹
CCB<=70 【アイデア】 (1D100<=70) > 41 > 成功
二宮 信
しょうがないでしょ。出目は。
高槻 玲音
女の子が絡んでないとこれだよ
KP
あのお姉さんは!?
神津 樹
店員さんは好みじゃなかったか。
アイ
女の子が絡んでもジャストミートにファンブルするじゃない
高槻 玲音
子じゃないんじゃない? 二宮的に
二宮 信
いや、女性だったら割とどなたでも好きなんだけどな。

KP
では、ヘチナと二宮以外の面々は、ピコーン(SE
あのお店、いいんじゃね!?
アイ
「……んー。誰が参加者で誰が参加者じゃないかって、あんたらは知ってんね?」ふと、マークに。
マーク
マークは、うーむ、と腕組みしつつ
「有名どころは、まぁ、な。
とはいえ、それでも顔を知らない連中の方が正直多いが」
高槻 玲音
「塔の近くで……こんなとこがあるんだけど」って食べログ? とかで見せる
マーク
「……ん? 茶店か?」
高槻 玲音
「ここの店主さん、話わかりそうなタイプ」
アイ
「ああ、そうそう。ちと思ったんだが、店員さんが参加者だったら密談どこじゃないんだねぇ」
ヘチナ
「あのカフェ……確かに奥まったところにあったっす」
マーク
「ふむ……
そのオーナーってのは、トシ幾つだ?」
高槻 玲音
いくつだっけ?
神津 樹
さすがに忘れたなぁ
KP
アラサーかな
上か下かまではわからないが
アイ
「確か結構上って話してなかったんね? 昔おんなじように道を辿ったとか言ってたんだね」
高槻 玲音
「30行くかどうかって感じじゃないか?」
マーク
「なるほどな」
二宮 信
【アイデア】で見抜けませんかね()
KP
いいぞ! >【アイデア】
二宮 信
俺だって【アイデア】成功したくて!!!
CCB<=75 【アイデア】 (1D100<=75) > 25 > 成功
ほら!!!!!!!!
ヘチナ
やったね!
KP
さすが、女性が絡むと強い
二宮 信
もっと他のところで出せよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!
アイ
ファンブルしてもクリティカルしても大笑いする、と思ったら普通に成功した
高槻 玲音
露骨に女の子絡みだからって
KP
では、二宮は『ズバリ28!』と読んだ
神津 樹
二宮パイセンマジ二宮パイセン。
アイ
あらお見事 ついでにスリーサイズも読んでみては?
二宮 信
いいの!?
KP
スリーサイズは【アイデア】でSPしたら教えてあげるよ
二宮 信
やってみるか
CCB<=75 【アイデア】 (1D100<=75) > 23 > 成功
神津 樹
おしい
KP
惜しい
アイ
惜しい!
二宮 信
失敗だわ。
ヘチナ
ヤル気あるの笑う
KP
二宮調子悪いな
アイ
それ>やる気あるの笑う
二宮 信
いつもだよ>【アイデア】の調子悪い
高槻 玲音

アイ
絵は間に合わなかったけど普通に突入まで行かなかったのでセーフ
あ~~~~~~~~~~~~~~~~~~
良い >>> 表
最高に良い
二宮 信
すっげぇ失礼なこと考えてていいです?
やっぱやめとこ。
KP
考えるのは自由だ!
アイ
どうぞどうぞ>シツレイ

KP
スレンダーなタイプだけど、猫のようにバランスのとれた肢体だったなぁ、と彼女の薄手ニットとスキニージーンズの姿を思い出す二宮
アイ
「んで、歳がどしたんね?」
マーク
「28ってお前……自信ありげに言い切るね」
感心したような、呆れたようなマーク
高槻 玲音
「……そういうさあ、そういうとこだと思うんだよな。二宮って」
二宮 信
「えっ」
マーク
「まぁ、ニノの超能力は置いておいてな」
二宮 信
「はい」ニノ。
アイ
二宮くん親しみやすすぎていつのまにか通称ついてる
ヘチナ
ニノ
マーク
「その年齢が本当なら、問題ないだろう。
少なくとも、そこまでの年齢のやつは参加していなかったはずだ」
高槻 玲音
「ああ、なるほど」
神津 樹
ちらっとマークを見る。
最高年齢だったりするのか、ひょっとして。
マーク
「それじゃ、そこをアジトにするってことだな」
アイ
「納得なんだね。じゃあそれで」
二宮 信
「はぁい」
アイ
「……贅沢なアジトだねぇ」
ヘチナ
「いいのかな……」
KP
そこで、ちん、という音と共にドアが開いた
マーク
ドアを押さえつつ、
「それじゃ、俺もここまでだ」
二宮 信
チンッ(SE)
アイ
「頼むもん頼みゃいいんじゃないんね? 混む時間避けりゃ。
おう、世話んなったんだね」
マーク
「ここからは、ある程度はお前らだけで頑張ってもらうことになるからな。まぁ、困ったことがあれば連絡くれや」
二宮 信
「りょーかいです」
高槻 玲音
「わかった」
ヘチナ
「は、はい……」
アイ
「あぁ。そん時まで、またなんだね」
マーク
「それと、店長の店は中立地帯だからな。カスタムから整備、好きに客として使えばいい。
ああ。それじゃな」
アイ
「じゃあね」
高槻 玲音
「な、なるほど……」
神津 樹
「ッス」
頭下げて感謝の念を示す。
マーク
「頑張れよ」
ヘチナ
「あ、ありがとうございます」
アイ
「おうよ、精々頑張んだね」
頭は下げず、ひらりと手を振る。
あちらもこちらも思惑だ。
二宮 信
「無理しない程度に頑張ります」
KP
マークは皆にサムズアップを掲げて返し、閉じるエレベーターの向こうに消えた
まだ南条と話すことがあるのかもしれない
二宮 信
無理、無茶……しなきゃいけないんだろうな……。
高槻 玲音
そりゃあもう……
KP
そして、皆は“アジト”へと向かうのであった
アイ
「変な事んなったねぇ」
二宮 信
「そうだな」

KP
といったところで、本日は締めます
高槻 玲音
おつかれ!
二宮 信
お疲れ様でした~!
アイ
はーい、お疲れ様でした! レッツ密談!
神津 樹
おつかれさまー
※KP先週凄まじく忙しかったり体調崩したりしていた。
二宮 信
ニキが元気になってよかった。
アイ
それは本当にそれ。
KP
ご心配おかけしました
先週はガッタガタでねぇ
アイ
いえいえ 軽快したならなによりです
先週すげー忙しそうでしたもんね
ヘチナ
お疲れ様でした! ご自愛くださいまし
KP
ありがとうございまーす!


コメント By.

TRPGリプレイ CoC『ペルソナ 勝利の塔』3-4

大丈夫?
KPの誤字から始まった与太話が、既成事実になろうとしてるよ?

TRPGリプレイ CoC『ペルソナ 勝利の塔』3-15

『これだ! これが100位近辺、ニュービーらしさ。団子状態だー!』

TRPGリプレイ CoC『ペルソナ 勝利の塔』2-05

『ひとがげんいんじゃないだろうことはわかった』