こんばんは
KP
こんばんはー!
入った瞬間にすごい名前のシナリオの広告が出てきて思わずダウンロードしていました
入った瞬間にすごい名前のシナリオの広告が出てきて思わずダウンロードしていました
佐倉 光
こんばんはー
KP
今日は突然ありがとうございます
佐倉 光
いえいえちょうど胴体描けたし!
KP
胴体ヤッター
佐倉 光
左右逆にした方がすわりが良いかもしれない
KP
ただ逆にするとそっぽ向いちゃうんですよね
今まで佐倉は顔だけ、シャドウはバストアップだったので、並んでいるとちょっと奇妙だった。
佐倉に胴体が描き足された。
佐倉に胴体が描き足された。
佐倉 光
準備okです!
KP
おし、では始めてまいります!
よろしくお願いします
よろしくお願いします
本編見る!
KP
書庫にある大量の知識に後ろ髪をひかれながら、次の方針を定めた二人。
探すは、『モノリス』。
探すは、『モノリス』。
佐倉 光
「このへんにモノリスと言えそうな物はあったかなー」
検索をかけたり、地図を見たりしながら歩く。
検索をかけたり、地図を見たりしながら歩く。
シャドウ
「モノリス、なぁ。そんなに特徴的な形なら、誰かが写真上げてねぇかな」
佐倉 光
「あ、そうだ、車でも借りるか」
シャドウ
「お、賛成。足が欲しいしな」
佐倉 光
足兼アジトってとこだ。
カーシェアを検索。さすがにこんな夜中、空車くらいいくらでもあるだろう。
カーシェアを検索。さすがにこんな夜中、空車くらいいくらでもあるだろう。
KP
夜中の上に、人々が街へ繰り出すハロウィンの夜。郊外へ出るための大きめの車を中心に、空車は十分にあるようだ。
検索や地図によってモノリスを探すなら、
▽〈図書館〉/〈コンピュータ〉/〈オカルト〉/〈ナビゲート〉 のいずれかで判定。同情報だ。
検索や地図によってモノリスを探すなら、
▽〈図書館〉/〈コンピュータ〉/〈オカルト〉/〈ナビゲート〉 のいずれかで判定。同情報だ。
佐倉 光
CCB<=85 〈コンピューター〉 (1D100<=85) > 19 > 成功
ついでだ、コンビニに寄ってなんかかんか腹に入る物でも買っていこう。
ついでだ、コンビニに寄ってなんかかんか腹に入る物でも買っていこう。
KP
あかあかと光をともすコンビニには、いつものラインナップに加えてハロウィングッズが並べられている。
佐倉 光
「このお面どっかで見たような」
シャドウ
「すごい風景だったよな、あれ」
佐倉 光
多分同じ物を思い浮かべているのだろう。
「あの時の穂坂さん、言っちゃ悪いけど似合ってたな」
言いながらカゴにボトルガムやおにぎり、水、いつものカロリーバーなどを投げ込む。
「あの時の穂坂さん、言っちゃ悪いけど似合ってたな」
言いながらカゴにボトルガムやおにぎり、水、いつものカロリーバーなどを投げ込む。
シャドウ
「似合ってた似合ってた。あ、俺のも」
女神転生のキャンペーンで、佐倉除く全員の頭がジャックフロストになったことがあった。
具体的にはこのへん
具体的にはこのへん
佐倉 光
「適当に選ぶからな。好みがあったら言えよ」
言いながら容赦なく適当に入れていく。
割と食べやすい簡素なものばかりだ。
キーボードを汚さないように、散らばる物なども食べない、となると、けっきょくいつものに落ち着くのだ。
言いながら容赦なく適当に入れていく。
割と食べやすい簡素なものばかりだ。
キーボードを汚さないように、散らばる物なども食べない、となると、けっきょくいつものに落ち着くのだ。
シャドウ
「あんま気にしたことないしな。いつものでいいよ。
お前の記憶だし、そんなにないんだよな。食欲出そうな記憶」
お前の記憶だし、そんなにないんだよな。食欲出そうな記憶」
佐倉 光
「悪かったな」
シャドウ
「俺もそんなもんってことだよ。そもそも生まれて一週間…… じゃない、一時間? 物入るのか、この胃袋」
佐倉 光
「確かに。まあ人間っぽく作ってあるならそれくらいできるんじゃないのか?
できなかったら、どうしてできなかったのかを詳しく」
悪魔だって人間の物食ったりするしいけるだろう、と思っている。
できなかったら、どうしてできなかったのかを詳しく」
悪魔だって人間の物食ったりするしいけるだろう、と思っている。
シャドウ
「分かった分かった。食ったらどうなったかも言うよ」
佐倉 光
「俺のコピーだった事を不運だと思ってくれ」
佐倉 光
ベースが死体だとすると、ショゴス氏の部分が喰ってくれるかどうかですね。
KP
原生生物とはいえ生物だしなんとかなることを願って。
佐倉 光
ちょっと気合いを入れるためにホットスナックのチキンを二つ、それから少し迷ってさっきのお面も放り込む。
「あ、あとコーヒー二つください。大きい奴で」
食事はあくまでエネルギー補給。
そこにはあまり楽しみを求めていないのだ。
脳にガツンと効くラムネ菓子はよく食べるけど。
レジに持っていって大きめの袋で買う。
「あ、あとコーヒー二つください。大きい奴で」
食事はあくまでエネルギー補給。
そこにはあまり楽しみを求めていないのだ。
脳にガツンと効くラムネ菓子はよく食べるけど。
レジに持っていって大きめの袋で買う。
KP
あなた達が借りた大きめのバンは、車内で食事をとるのに十分なスペースがある。あるいは、ハロウィンの喧騒を避けて、どこか静かな場所に腰かけてもいい。
佐倉 光
まあやるなら車の中かな。
コンビニで買ってきた地図に容赦なく書き込みをしつつ。
コンビニで買ってきた地図に容赦なく書き込みをしつつ。
KP
【モノリス】を探せば、オカルト系のブログにいくつか、それらしい岩の並びを「モノリス」「魔法陣」などと名づけて取り上げているものがある。それらから見るからにこじつけのものを除き、ストリートビューで裏を取ると、この近辺では一か所が残った。
[エメラルドホール]という文化ホールをちょうど中心にするようにして、V字型に並んだ岩がある。……バス横転事故の現場からも、遠くない位置だった。
[エメラルドホール]という文化ホールをちょうど中心にするようにして、V字型に並んだ岩がある。……バス横転事故の現場からも、遠くない位置だった。
佐倉 光
「星座の形の岩、か。臭いな」
シャドウ
「なんだ、この石?」
横からシャドウが覗き込んで言う。
横からシャドウが覗き込んで言う。
KP
言われた石はひとつだけ色が違い、尖った形で黒ずんでいた。
佐倉 光
「一個だけ色違いか」
たぶんプレアデスとかアルデバランの位置にあるんだろうな。
資料からするとアルデバランが大事くさいからそこかな。
たぶんプレアデスとかアルデバランの位置にあるんだろうな。
資料からするとアルデバランが大事くさいからそこかな。
シャドウ
「ああ。臭いな」
佐倉 光
「よし、ここ行ってみよう」
地図に丸印をつけ、地図アプリに座標を放り込む。
地図に丸印をつけ、地図アプリに座標を放り込む。
シャドウ
「おう」
佐倉 光
さっきコンビニで買ってきた簡素な食料をシャドウにも渡した。
出汁おにぎり、エネルギーバー、水、ラムネ菓子、フライドチキン。
そしてボトルガムを運転席の横に置く。
まだまだ宵の口だが、いつまでかかるか分からないので、エナジードリンクも二本。
出汁おにぎり、エネルギーバー、水、ラムネ菓子、フライドチキン。
そしてボトルガムを運転席の横に置く。
まだまだ宵の口だが、いつまでかかるか分からないので、エナジードリンクも二本。
シャドウ
「おう、ありがと」彼はまず水を飲み、それから恐る恐るラムネ菓子、フライドチキン、と口に入れていく。
確かめるように少しずつ口にしていたものが、次第に速度を上げて、すっかり平らげてしまった。
確かめるように少しずつ口にしていたものが、次第に速度を上げて、すっかり平らげてしまった。
佐倉 光
慎重派だ
シャドウ
「美味いじゃん」
彼はどこか嬉しそうに、脂がついた唇を舐めた。
彼はどこか嬉しそうに、脂がついた唇を舐めた。
佐倉 光
「腹減ってんの?」
こちらも食べながら。
空腹にチキンと米が浸みる。
こちらも食べながら。
空腹にチキンと米が浸みる。
シャドウ
「ああ、腹減ってたのかもな。息してなかったってことは空っぽだろ、胃の中」
佐倉 光
「足りないようならもっと買ってきて良いけど、食い過ぎて吐いたり寝たりすんなよ」
さすがにここ、酔い止めは売ってなかった。
さすがにここ、酔い止めは売ってなかった。
シャドウ
「世界の滅亡を前にして食い過ぎでダウンとか、ダサ過ぎんな。これくらいにしとくか」
KP
ショゴスさんということは逆に食いしん坊という可能性もあるんじゃないか? という解釈が割り込みました。
佐倉 光
エネルギー大量に使いそうだしねー、あると思います。
だってもともと命のない体をフル回転させなきゃいけないんだし。
だってもともと命のない体をフル回転させなきゃいけないんだし。
佐倉 光
「よし、食うモン食ったし行きますかー」
シャドウ
「おう。にしても、ほんっとエネルギーなんだな。食事って」彼は嬉しそうに腹をさすっている。
佐倉 光
「だなー。まあ食ってない方が頭が働くって事もあるけど、やっぱある程度は必要だ、エネルギーって。
春日さんとか、食い物の話するとき心底幸せそうだもんな」
春日さんとか、食い物の話するとき心底幸せそうだもんな」
シャドウ
「ああ、今ならその気持ちが分かるよ。
目の前が希望に満ち溢れて見えるぜ。よし、行くか」
目の前が希望に満ち溢れて見えるぜ。よし、行くか」
佐倉 光
車のキーを押してエンジンをかける。
少しでも情報が入るように地方局のラジオをつけた。
少しでも情報が入るように地方局のラジオをつけた。
KP
地方局のラジオはザッ、とノイズを入れ、それから軽快な音楽を奏でだす。
佐倉 光
街で何かが起きていないか、ラジオで調べられるかな。
調査書物系だったっけ。
そうだったらおとなしくシャドウに検索任せる。
ガムをいくつか口に放り込んでナビを頼りに現地へと車を走らせる。
調査書物系だったっけ。
そうだったらおとなしくシャドウに検索任せる。
ガムをいくつか口に放り込んでナビを頼りに現地へと車を走らせる。
KP
軽やかなインストゥルメンタルに乗せて、パーソナリティが中継所へとつなぎ、ハロウィンに浮かれる街の様子を喋りだす。
「この夜、不思議な歌が流行っている、って噂があります。誰が歌い出したんでしょうねー? 中継所の浦和さん、どうぞー。
はーい、南も北も東も西も浦和でーす。こちらエメラルドホール前ブース、こちらでは様々な仮装をした人達が続々とホールの広場に集まってきています。ネズミに猫にカボチャに、あらー、妖精さんまで!」
「この夜、不思議な歌が流行っている、って噂があります。誰が歌い出したんでしょうねー? 中継所の浦和さん、どうぞー。
はーい、南も北も東も西も浦和でーす。こちらエメラルドホール前ブース、こちらでは様々な仮装をした人達が続々とホールの広場に集まってきています。ネズミに猫にカボチャに、あらー、妖精さんまで!」
佐倉 光
すっごいフットワークの軽いラジオ局だ! ナイス! 巻き込まれるんじゃねーぞ!
先ほどシャドウが見たという不穏な何かを思い出す。
悪魔が混ざっていても分かりゃしない。
先ほどシャドウが見たという不穏な何かを思い出す。
悪魔が混ざっていても分かりゃしない。
KP
「彼らは息を合わせて歌っています。ゲリライベントですかねー?」
ここで、〈聞き耳〉
ここで、〈聞き耳〉
佐倉 光
CCB<=46 〈聞き耳〉 (1D100<=46) > 31 > 成功
KP
──あなたは楽しそうに喋るパーソナリティの背後、その歌を、聞く。
佐倉 光
「……」
── ……あ……い、はす……、あ、くる……、やく、
── ……いあ、いあ、……はす……あ、……
── “いァ いァ はすたあ はすたあ くふあやく ぶるぐとむ ぶぐとらぐるん ぶるぐとむ あい あい はすたあ!”
── “いァ いァ はすたあ はすたあ くふあやく ぶるぐとむ ぶぐとらぐるん ぶるぐとむ あい あい はすたあ!”
佐倉 光
「なんだこれ」
シャドウ
「……なんだ、これ」
佐倉 光
「はすたぁ……?
ハスターって聞こえないか?」
ハスターって聞こえないか?」
シャドウ
「ああ……、聞こえる」
佐倉 光
「知らねぇぞこんな言葉……けど、嫌な感じだ」
KP
微かに聞こえるだけでも、その声は異様だと分かった。
背筋に、嫌な気配が這い上った。それは、這い寄る混沌を目の当たりにした、あの時のような怖気だった。
「あらー楽しそうですね……、あら……、……あ、い……
……あ、い、あ、いあ、いあ、いあ、はすたあ、。
いァ、いァ、はすたあ!」
背筋に、嫌な気配が這い上った。それは、這い寄る混沌を目の当たりにした、あの時のような怖気だった。
「あらー楽しそうですね……、あら……、……あ、い……
……あ、い、あ、いあ、いあ、いあ、はすたあ、。
いァ、いァ、はすたあ!」
佐倉 光
俺が知らないホラーイベント生えたよ!?
KP
「浦和さーん? おーい、浦和さーん?」
ラジオの向こうで突如、喋っていたパーソナリティが歌い出す。スタジオからの呼びかけがむなしく数度聞こえて、それからラジオは音楽に切り替わった。
《SANチェック:成功時減少 0 / 失敗時減少 1》。
ラジオの向こうで突如、喋っていたパーソナリティが歌い出す。スタジオからの呼びかけがむなしく数度聞こえて、それからラジオは音楽に切り替わった。
《SANチェック:成功時減少 0 / 失敗時減少 1》。
佐倉 光
CCB<=58 《SANチェック》 (1D100<=58) > 97 > 致命的失敗
んー
一日1ファン!
[ 佐倉 光 ] SAN : 58 → 57
んー
一日1ファン!
[ 佐倉 光 ] SAN : 58 → 57
KP
佐倉さん、ファンブルおおない?
佐倉 光
ずるずると滑り落ちるね。今回は関係ないからむしろ出てくれて良かったと思うべきか。
佐倉 光
「おい、今の……
真似してみましたって感じじゃねぇぞ……」
真似してみましたって感じじゃねぇぞ……」
シャドウ
「ああ……、巻き込まれた、取り込まれた、飲み込まれた。
そう、聞こえるぜ。あれ」
そう、聞こえるぜ。あれ」
佐倉 光
「あからさまにやべぇ」
シャドウ
「……なあ、嫌な予感がする。一般人を巻き込めば──、って、書いてあっただろ」
佐倉 光
「そうだな……これはもしかして儀式か何かなのか。
さっきの歌が祈りかなんかに思えてきたぜ」
さっきの歌が祈りかなんかに思えてきたぜ」
シャドウ
「召喚の儀式、なんだろ。一般人にやらせた……、ひっでぇな」
佐倉 光
エメラルドホールに行くべきか。一瞬考えた。
いや、今は危険だ。
現地にいた人間が巻き込まれている。
いや、今は危険だ。
現地にいた人間が巻き込まれている。
佐倉 光
実は現地では博士オンステージの真っ最中だったかな。
KP
一度火がつけば連鎖的に感染していく呪文っぽいので、アレ。
オンステージそのものは確か、2時間くらい前ですね。まだ情報出てないけど。
オンステージそのものは確か、2時間くらい前ですね。まだ情報出てないけど。
佐倉 光
嫌すぎる。
KP
所々情報の出てくる位置とかいじくるかもしれません~
佐倉 光
はーい
シャドウ
「あの様子、ネットでも噂になってんじゃないのか。スマホ借りていいか? 調べてみる」
佐倉 光
「ああ、頼む。
確かハスターの召喚に、モノリスが関係あったはずだ。モノリスを何とかしたら止められるかも知れない」
確かハスターの召喚に、モノリスが関係あったはずだ。モノリスを何とかしたら止められるかも知れない」
シャドウ
「賛成。俺達まで巻き込まれたらたまったもんじゃない」
佐倉 光
シャドウ君は大丈夫っぽいけどね。
セイレーンのような不思議な歌に皆つられて歌っているという情報を得た。
佐倉 光
「セイレーン、ねぇ。また随分と。
マイナーな奴持ってきたな」
マイナーな奴持ってきたな」
シャドウ
「感想がそれかよ」
佐倉 光
「いやー、普通説明にセイレーンってなかなか出ないだろ……それはともかく、さっきのと合わせて考えると、洗脳の歌プラス伝染かな。
あんま、飛び込んで行くとかしたくねぇなぁ……」
あんま、飛び込んで行くとかしたくねぇなぁ……」
シャドウ
「ああ、だな。くそ、イワクラの水もない。何人もいるんじゃ、キリがねぇけど」
佐倉 光
「そういやそのへん纏めて置いてきたな……
手ぶらで悪魔退治とか正気の沙汰じゃねぇ」
手ぶらで悪魔退治とか正気の沙汰じゃねぇ」
シャドウ
「せめてあと数日あれば、仕切り直せたんだけどな。ま、タラレバは意味がねぇ、か」
佐倉 光
タラレバー
KP
レバニラー
佐倉 光
一応フレーバーショットガンはあるけど、フレーバー故に確定で当たりませんw
KP
車はあなたたちの思いをよそに走り、モノリスのある山中へ近づく。
佐倉 光
「まあな、今ある物で何とかするしかねぇけど……
超絶優秀な悪魔使いと、その強化分身がいるんだからなんとかなるだろ。
無理だったら逃げるだけだし」
超絶優秀な悪魔使いと、その強化分身がいるんだからなんとかなるだろ。
無理だったら逃げるだけだし」
シャドウ
「自分で言うか。そうだな」ふっと、彼は笑う。
佐倉 光
そういや、さっさとこの街から逃げ出す、って選択もなくはなかったなと思ったが、さすがに……
無為に見捨てたくない人が、ここには多すぎる。
「めんどくせぇ話聞いちまったもんだ」
無為に見捨てたくない人が、ここには多すぎる。
「めんどくせぇ話聞いちまったもんだ」
佐倉 光
ぼそりと呟く。
シャドウ
「悪かったな。俺だってむざむざ死にたく……、いや、違うか。
死なせたくはなかった」
死なせたくはなかった」
佐倉 光
「お前本当に俺のコピーかなぁ」
KP
山道は街灯も少なく、辺りは暗い。メインの道路を外れてしまえば、ほぼ真っ暗といってよかった。
佐倉 光
ハイビームにして進む。
ガムを吐き出してエナジードリンクをあおる。
「今度実家行く時お前が行けよ」
ガムを吐き出してエナジードリンクをあおる。
「今度実家行く時お前が行けよ」
シャドウ
「俺かよ。なんでだ」
佐倉 光
「お前が一回行ってくれりゃ、きっとあーだこーだ言ってこなくなるだろうからさ」
シャドウ
「……分かったよ。引き受けてやる。
あの実家でも、親の顔を見てみたいしな」
あの実家でも、親の顔を見てみたいしな」
佐倉 光
「なんならそのまま居着いたっていいぜ」
佐倉 光
たぶんムッキムキになった息子が行ったら安心するからね! と思ってる。
KP
こんなに元気になりました! ドアチェーンをメショォ
佐倉 光
嫌な証明だなw
シャドウがいればきっと家族の事心配せんでも良くなるし、あれこれ言われなくなるし、一石二鳥では。と思っている。
シャドウがいればきっと家族の事心配せんでも良くなるし、あれこれ言われなくなるし、一石二鳥では。と思っている。
KP
なるほどなー。
KP
暫く車を進めると、車の入れない細い道に辿り着いた。メンテナンス用か、心許ない手すりだけが設置された急勾配の山道だ。
ここからは徒歩で行くことになる。
ここからは徒歩で行くことになる。
佐倉 光
車を降りる。
KP
そして、ここで〈聞き耳〉
佐倉 光
CCB<=46 〈聞き耳〉 (1D100<=46) > 83 > 失敗
KP
あなたの耳が聞き取るのは冷ややかな風の音ばかりである。
佐倉 光
「誰もいないのか……?」
スキル50の〈忍び歩き〉で近づこ。
スキル50の〈忍び歩き〉で近づこ。
KP
お、では〈忍び歩き〉で判定。
佐倉 光
CCB<=50 〈忍び歩き〉 (1D100<=50) > 5 > 決定的成功/スペシャル
KP
わーお。成長チェックどうぞ。
佐倉 光
《隠密行動》だ!
シャドウ
足音と気配を消して闇のひとつになるあなたの後ろを、シャドウは距離を取ってついてくる。
※〈忍び歩き〉ないからね
※〈忍び歩き〉ないからね
佐倉 光
ですよねー
佐倉 光
光が闇に溶け込むのである。
光なんてご大層な名前つけられた事にもちょっぴりうんざりしている。
光なんてご大層な名前つけられた事にもちょっぴりうんざりしている。
KP
なるほどなぁ。
KP
山道を慎重に行くと、やがて広場のようになった地形が姿を現す。
山の斜面に向かって突き出したその地形には、岩が── いや。
天から真っ逆さまに突き立ったような、黒曜石の槍のごとき黒い水晶が、屹立していた。
……人の気配はその場になく、ただ、その妙に美しい光景を、静寂が支配していた。
山の斜面に向かって突き出したその地形には、岩が── いや。
天から真っ逆さまに突き立ったような、黒曜石の槍のごとき黒い水晶が、屹立していた。
……人の気配はその場になく、ただ、その妙に美しい光景を、静寂が支配していた。
佐倉 光
「……こいつは……」
シャドウ
「……」
佐倉 光
「ただの岩じゃねぇ……」
二人はその『モノリス』で不思議な空間を見つける。
佐倉 光
「行ってみよう。上手くいけば黒幕をシメて終われるかも知れない」
シャドウ
「俺が前に出る。後ろ、頼むぞ」
言って、彼は前に出る。
言って、彼は前に出る。
佐倉 光
「あ、ああ……頼む」
誤射しそうで怖いな……と思った。
誤射しそうで怖いな……と思った。
シャドウ
「……後頭部にぶち当てんなよ」
佐倉 光
「波照間さんみたいなことしねーよ」
やっぱり使うのやめとこうかな、と思った。
やっぱり使うのやめとこうかな、と思った。
佐倉は初戦闘で波照間に誤射されたのである。
佐倉 光
降りよう。
KP
──あなたは彼を先頭に、階段を下りていく。
佐倉 光
「くそ、不気味だな」
(悪魔どころか生き物の気配はねぇが……)
(俺の悪いカンはだいたい当たるんだ……)
(悪魔どころか生き物の気配はねぇが……)
(俺の悪いカンはだいたい当たるんだ……)
KP
──そこは、結晶体に侵された空間だった。
小さな本棚と机、それから電気の灯り。
その様子は誰かの隠れ家か、小さな研究所を思わせる。
それらが、床から突き出た鋭い結晶体によって、侵されつつあった。
そして、その中心に。
白衣を着た、ひとりの人物がいた。
──あの映像に映っていた、その人だ。
小さな本棚と机、それから電気の灯り。
その様子は誰かの隠れ家か、小さな研究所を思わせる。
それらが、床から突き出た鋭い結晶体によって、侵されつつあった。
そして、その中心に。
白衣を着た、ひとりの人物がいた。
──あの映像に映っていた、その人だ。
シャドウ
「──奴だ」
前を行くシャドウが、微かに言う。
前を行くシャドウが、微かに言う。
佐倉 光
「おい……」
声をかけようと声を上げ、なんとなくの違和感を覚える。
相手が生きているような気が、しない……?
こんな時はアナライズのちTALK……
すっと左腕を上げて舌打ち。
いつもの癖が出た。
声をかけようと声を上げ、なんとなくの違和感を覚える。
相手が生きているような気が、しない……?
こんな時はアナライズのちTALK……
すっと左腕を上げて舌打ち。
いつもの癖が出た。
KP
その人物は彼の足音に気づいたか、緩やかに振り返る。
中性的な容貌、髪が顔にかかってサラサラと音を立てた。
奇妙な色の眼を少しだけ見開いて───けれど、平静を直ぐにとりもどし、口を開く。
その口で紡がれる歌は、ほえるような号泣のような声に聞こえた。
佐倉くん。【幸運】で判定!
中性的な容貌、髪が顔にかかってサラサラと音を立てた。
奇妙な色の眼を少しだけ見開いて───けれど、平静を直ぐにとりもどし、口を開く。
その口で紡がれる歌は、ほえるような号泣のような声に聞こえた。
佐倉くん。【幸運】で判定!
佐倉 光
CCB<=75 【幸運】 (1D100<=75) > 90 > 失敗
あぁぁぁ
今回はポンコツ!!
あぁぁぁ
今回はポンコツ!!
KP
──彼の後ろにいたあなためがけて、音という名の物理的な衝撃が空を裂く。
その一瞬、彼が少しだけ身をずらして、
あなたの前に出た。
その一瞬、彼が少しだけ身をずらして、
あなたの前に出た。
佐倉 光
一瞬、いつもの動きをしてしまった事で気が逸れたのだ。
後ろに僅かによろける。
後ろに僅かによろける。
KP
彼の“皮膚”と“肉”が泡立ち、みるみるうちに膿をもった火ぶくれができていく。それを、僅かによろけたあなたは目にする。
火ぶくれが割れて、その奥から。
どろどろとした粘液と肉片に混ざって、骨のようなものが覗いた。
火ぶくれが割れて、その奥から。
どろどろとした粘液と肉片に混ざって、骨のようなものが覗いた。
ビジュアルシーン
佐倉 光
わ! 怪我バージョンだ!
KP
あっ許可忘れてた!! 大丈夫だったでしょうか>怪我バージョン
佐倉 光
全然OKです!
KP
あっよかった ありがとうございます
佐倉 光
駄目なら人の描かない!
謎の感動があるなこれ。
謎の感動があるなこれ。
KP
Kritaにいい感じに気持ち悪いブラシがあってはかどりました
佐倉 光
「おい!」
あれは、まずい。
あんなもの俺が受けたらひとたまりもない……
あれは、まずい。
あんなもの俺が受けたらひとたまりもない……
二人は恐ろしい呪文による攻撃を受けながらも『博士』を撃退する。
佐倉 光
「怪我してるな……ちょっと待て、今《ディア》を」
術を使ってみるけど、まあHP減ってないし効果でないよな。
術を使ってみるけど、まあHP減ってないし効果でないよな。
KP
──しばらく連続音が響くと、その場は静まり返った。
周囲には、結晶体であった砂の山と。
博士であった結晶体の破片と、それが纏っていた白衣が、残された。
幸い、地上への出口がふさがれているようなことはないようだ。
そして、《ディア》だが。
周囲には、結晶体であった砂の山と。
博士であった結晶体の破片と、それが纏っていた白衣が、残された。
幸い、地上への出口がふさがれているようなことはないようだ。
そして、《ディア》だが。
KP
先程の【治癒の呪文】を使う?
それとも、あなたが知っている通常の《ディア》を使う?
それとも、あなたが知っている通常の《ディア》を使う?
佐倉 光
まずは《ディア》使ってみるよなーって
佐倉 光
シナリオ的に支障なさそうだったら使っていくぅ!
KP
問題ありませーん!
スポンと忘れてましたが、〈応急手当〉を《ディア》だってことにする予定だったんですよね。
KP
では、確かに発動した手ごたえがあるのに、彼の傷は治ることはない。
これは特殊な呪文によってつけられた傷なのだ、とあなたは感じるだろう。その傷に宿るおぞましい気配が、あなたの術を拒んでいる。
これは特殊な呪文によってつけられた傷なのだ、とあなたは感じるだろう。その傷に宿るおぞましい気配が、あなたの術を拒んでいる。
佐倉 光
痛々しい怪我に手をかざして意識を集中するが、今までに感じた事のない奇妙な手応えに顔をしかめる。
「治らない……? 悪魔だから《ディア》効かないなんてこと、あるわけないし、その怪我が普通じゃないのか?」
「治らない……? 悪魔だから《ディア》効かないなんてこと、あるわけないし、その怪我が普通じゃないのか?」
シャドウ
「効かねぇな……、呪いか。これ」
彼はその傷を隠すように手で覆った。
「あるだろ、決して治ることのない傷の呪い……、ってやつが。多分、同じ系統の呪文が要るやつだ」
彼はその傷を隠すように手で覆った。
「あるだろ、決して治ることのない傷の呪い……、ってやつが。多分、同じ系統の呪文が要るやつだ」
佐倉 光
「なるほど、さっきの[ハスターの歌]ってやつか、さっきのが」
シャドウ
頷く。
佐倉 光
さっき拾った手帳の切れ端を取り出す。
「試してみるか……こいつを」
「試してみるか……こいつを」
シャドウ
「頼む。ヤバそうだったら、俺のことはいい」
佐倉 光
「まあ、俺の顔がぐっちゃぐちゃになってるってのも、精神衛生上、良くないからな」
シャドウ
「あー、それはそうだ。変なもん見せたな」
KP
消費MPはシャドウと分担しても、一人で使ってもいい。
SANは佐倉さんが消費してください。
SANは佐倉さんが消費してください。
佐倉 光
一応、今回はMP借りよう。余裕あるし。
急に必要って状況になったら自分の使う。
急に必要って状況になったら自分の使う。
シャドウ
では、こちらから12MPを供出。
[ シャドウ ] MP : 24 → 12
[ シャドウ ] MP : 24 → 12
佐倉 光
ではメモを何度も見て手順を確認し、術を使用する。
シャドウ
彼は少したどたどしく、その手順を確認し、あなたと共に呪文を唱える。
佐倉 光
体の怪我を治す、といういつもの分かりやすい効果ではなく、そこにあるあらゆる異常を取り除く、祈りにも似た術。
頭の中に強くイメージを持つ。
自分にそっくりな青年の顔を。
頭の中に強くイメージを持つ。
自分にそっくりな青年の顔を。
KP
あるいは。
それは肉体の現状を捻じ曲げ、時を欺く術とも言えるのだ。
それは肉体の現状を捻じ曲げ、時を欺く術とも言えるのだ。
佐倉 光
(癒やしの術にしちゃあ随分と、えげつない術式じゃねぇか……
一歩間違ったらこれも呪いだろ……)
[ 佐倉 光 ] SAN : 53 → 52
一歩間違ったらこれも呪いだろ……)
[ 佐倉 光 ] SAN : 53 → 52
佐倉 光
中の人的には傷そのままでも良くない? って思うんだけど、佐倉は治しちゃうわね!
KP
そうなんですよねーあると治しちゃうよね呪文あるし 怪我差分、治癒の呪文ちゃんと入手してると出番が少ない!
KP
彼の顔を覆う火ぶくれが沸き立ち、あなたの目の前で元の形へと戻っていく。
一瞬後に、彼の肌は滑らかな表面を取り戻していた。
一瞬後に、彼の肌は滑らかな表面を取り戻していた。
シャドウ
「ありがと。助かった」
佐倉 光
「ああ、良かった。なんともないな?」
軽い頭痛をおぼえて額に手を当てる。
軽い頭痛をおぼえて額に手を当てる。
シャドウ
「おう。綺麗さっぱりだ」彼は数度自分の肌を撫でて言った。
佐倉 光
「そうか、良かった」
さっき怪我をしたときに見えたもののことは考えない事にする。
さっき怪我をしたときに見えたもののことは考えない事にする。
お時間です
佐倉 光
12時だ!
アラヤダ4日で終わるのかしらコレ。
アラヤダ4日で終わるのかしらコレ。
KP
会話が! 楽しすぎて! あとKPの進行がちょくちょく遅くて
佐倉 光
楽しくて!!
KP
あと1回では終わりませんねこれ…… 2回はかかる気がする!!
佐倉 光
かかるね!
KP
探索しだすと大きめRPポイントですし、今日はここで切りますか
佐倉 光
そうですねー。
佐倉 光
「あの男、博士で間違いないのか? どう考えても人間じゃないぞ」
机の下から出て、倒れ砕けた博士の方へ。
机の下から出て、倒れ砕けた博士の方へ。
シャドウ
「間違ってない、はずだ。ただ、俺も引っかかってる。まさか偽物、ってわけでもないよな」
佐倉 光
ああー、ちょうど導き手の情報抜き損ねてるんだな。
KP
そうなんですよそこが抜けてる>導き手
佐倉 光
後で「ソッカー」ってなるかw
では、立ち上がって博士に近づく……というところで次回へ続く!
では、立ち上がって博士に近づく……というところで次回へ続く!
KP
続く!
おわらない
KP
(2回で終わるかなー)
佐倉 光
最短から最長へぶっちぎるとは。
KP
これが解像度の力
佐倉 光
そして、どの方向に巫山戯ればシナリオに影響なく遊べるか分かっているのも大きい。
ついつい延々と遊んでしまう!
ついつい延々と遊んでしまう!
KP
ですねー、分かってるからこそ遊べるしKPも遠慮なく受けられる!
二周目は二周目で楽しいんだなぁ
二周目は二周目で楽しいんだなぁ
佐倉 光
楽しみ方を知ってしまった気がします!
KP
PCごとの違いやRPしろが大きいシナリオは二周目やっても十分楽しい これは知見
佐倉 光
知見。
またシャドウ君が丁寧に突っ込んでくれるからついつい……
またシャドウ君が丁寧に突っ込んでくれるからついつい……
KP
微妙に佐倉さんのようでいて佐倉さんでないようなシャドウくん、佐倉さんの発想を分かってるからこそ突っ込めるところもあってこれは楽しい。
佐倉 光
呆れられてそうw
KP
ちょっと呆れてるけど発想を分かってるからこそ呆れきれないこの気持ち、ってなってそう
佐倉 光
だって理屈で考えればシャドウを盾にすべきだし、知識は得るべきじゃないか!?(真顔)
KP
前者は全く納得しているんだけど、後者は気持ちが分かりつつ呆れそう
佐倉 光
折角の怪我差分の出番が一瞬でなんだか申し訳ない気持ち!!
KP
いえいえ!!
ホールのシーンでまた怪我するかもしれませんしね
ホールのシーンでまた怪我するかもしれませんしね
佐倉 光
たしかに!
一瞬初崩壊起こるかと思ってドキドキいたしました。何だろうこの酷いダイス目。
一瞬初崩壊起こるかと思ってドキドキいたしました。何だろうこの酷いダイス目。
KP
ですねー、ちょっとKPもワクワクしていました
佐倉の胴体がずれる。
佐倉 光
ずれるwww
KP
うっかりさわっちゃう……
佐倉 光
顔つきで作っといて良かった。
あわせやすいかなって思ったんだよね。
あわせやすいかなって思ったんだよね。
KP
ですね。ずれたときになおしやすいし。
佐倉 光
いちいち首がすっ飛んだら笑ってしまうよ。
KP
シャドウくんに《SANチェック》!(ない)
佐倉 光
胴体だけ固定しよ……
KP
ですね…… 胴体のがあたり判定でかいから、胴体固定してもらえればだいぶん事故りにくくなると思います
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