真・女神転生 TRPG 魔都東京20XX　第二部『東京侵食』第一話 4

MIDNIGHT DEJAVO

真・女神転生 TRPG 魔都東京20XX　第二部『東京侵食』第一話 3

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忍び寄るもの

洞川は、綾瀬から千代田線で大手町へ。
JR東京駅から中央線へと乗り換えて、中野駅へやってきた。

洞川尼助

「ふぅ…曇ってるな。曇天の中野、撮っとくか」

同じくコンコースを通り、自動改札を抜けたところで、GoProの電源を入れる。

洞川尼助

「帰りに晴れてれば都合がいいんだが」周囲をぐるっと撮影

穂坂灯歌

通行人の顔にはモザイクを入れましょう！

洞川尼助

ほとんど空だよ！

ちょうど同じ頃改札を抜けた穂坂は、その抜けた先でなんとも奇妙な格好をした男が、小振りなカメラを自撮り棒のような撮影機材で構え周囲を撮影していることに気づく。
和装？作務衣？
そんな装束の上からラフにジャケットを羽織った姿。
額にはハチマキ……だろうか。

穂坂灯歌

（変わった人がいる…これが中野…）

波照間紅

明らかに「あっ（察し）」って感じだぁ＞撮影機材
どうみてもYoutuberです。

春日晴姫

なるほどなぁ

洞川尼助

コスプレだとおもっておくんなまし

春日晴姫

ほんとうにありがとうございました

穂坂灯歌

（そっとしておこう…えっとお店はっと…）スマホいじりいじり

洞川は、ぐるっと見回すGoProの確認用小型ディスプレイの中、ふいっと視線を逸らしてスマホをいじる女子高生の姿を捉える。
あの制服は、早稲田にある某女子校のものだっただろうか
もしかしたら、中野のサブカル文化に浸りに来たのかもしれない。

洞川尼助

（髪が赤い…最近の子だなぁ）

穂坂灯歌

（えっこっち見てる！？こわい…早く行こう）

洞川尼助

（おっと、誤解される。しまおう）

穂坂灯歌

すれ違う心

却ってあやしい

佐倉光

まー、カメラ構えてる人がいたら、避けるよね。

波照間紅

ね。

女子高生は、何やら慌てた様子でサンモールへと向かった。
中野ブロードウェイは駅前のアーケード街サンモールを抜けた先にある。

洞川尼助

「彼氏と待ち合わせかな…いいなぁ」
サンモールは人が多いので、カメラはしまったままです

波照間紅

いい商店街だ

佐倉光

殿様マウントで歩いてもいいのよ
※Goproなどの小型カメラを頭の上に丁髷のように付けて歩きながら撮る手法

洞川尼助

それが山伏系は頭襟のせいでできないのよ…

おっぱいマウントならいける
胸の前にハーネスで固定

穂坂灯歌

近寄らんどこ（ｻｻｻｰ

洞川尼助

見せ筋が役に立つか…

佐倉光

なるほどなー
そりゃ目立つわ

平日の午後、サンモールの人通りはまぁまぁだ。

穂坂灯歌

変なのに捕まってもいやなので、せかせか歩いていく。

洞川尼助

画になるものがないか、つい癖で探しながらゆっくり歩く

アーケードには様々な人が通る。
その中には、洞川の姿に似た者が数人。
白い和装に見える装束の上に、ジャケットを羽織った姿。

洞川尼助

（おや…同業者、まさかね）

穂坂灯歌

（え、さっきの人みたいなの多くない…？なに？そういう集会…？）

波照間紅

そんなにヤマブシいっぱいいるの？？？

佐倉光

もしかして　ｶﾞｲｱｷｮｳﾄ

ジャケットの襟前から、彼らの装束の襟がチラリと見える。
金糸で刺繍された、独特の文様。

穂坂灯歌

なーんにもわかんなーい　怪しい人が多いなあ　これが中野かあ

洞川尼助

（んんん…？仏教系じゃないのかな）

いや、仮にもオカルト系tuberを自称する洞川は気付く。
あれは確か、最近メディアなどでもよく見かける新興宗教団体のものだ。

洞川尼助

（はて、あれは確か…）

いずれ来る末法の世を生き抜くため、心身そして魂までも鍛え上げようという宗旨。
名は確か、ガイア教といったか。

洞川尼助

（ガイア…だったかな、うーん、よそ様と鉢合わせしたときのことは考えてなかったぞ）

その収支が故ということもあるかもしれないが、一部の信徒の中にはいわゆる『輩』と呼称されるような素性のよろしくない連中もいるとか。メディアではその有様を『武闘派』などと呼称していた。

洞川尼助

（でもまあ目的地は違うだろうから、気にせんとこ）

しかし、彼らもまたサンモールを奥へ奥へと進んで行く。
どうにもギラついた目で周囲をぎろぎろと改めながら、彼らは早足で進む。

洞川尼助

「……」GoProをこっそり起動して胸元に隠します
（リスキーだが、妙に気になるんだよな）

穂坂灯歌

目を合わせないように行き先とスマホの道案内だけ見て、ヘッドホンの音量をちょっと上げて早歩き。
（ああいう変なのは、目を合わせちゃいけないってやつだよ絶対…）

洞川尼助

素知らぬ顔で同じ方向に進みます

穂坂はスマホに視線を落としながら歩く。
気にしないふりをしていても、意識は自然と前方を歩くその装束の一団に向いてしまう。
そんなよそ見歩きのせいだろうか。

穂坂灯歌

（早く別の道になってくんないかなあ…）

少女

「うわ」
サンモールに行くつもつながる横の路地から不意に現れた少女と軽く衝突。

佐倉光

あらかわいい

洞川尼助

メガネっ子！

穂坂灯歌

「びゃ、すいません」
「ん……？あれ、あの。あれ……？」スマホを開いて例の写真を確認

少女

「すみませんで済んだら魔石はいらないんだよ！」

穂坂灯歌

「ま、ませき…？」

春日晴姫

魔石

波照間紅

この少女関係者か？？＞魔石

洞川尼助

ガチャってたんじゃ

佐倉光

DEVIL GIRL

少女

「気をつけろ、ニンゲン！」

穂坂灯歌

「えーっと、あのお、ちょっと待って！」裾をばっと掴む

自分も相当急いでいたくせに、えらい言いようである。＞少女

穂坂灯歌

「これ、この、これ！これ、あなただよね！？」スマホの画面を見せる

少女

「？」
「その板、キライ。目がチカチカするんだもの」
差し出されるスマホの画面から逃げるように視線を逸らす彼女は、

穂坂灯歌

「あ、ご、ごめん！でもちょっとだけ我慢して！この、隣の子さ！私の友達で！しばらく連絡つかなくって！探してるの！何か知らないですか？」

少女

「あ、やば」
穂坂が畳み掛けようとするのを遮り、何かを発見したらしい少女は引き攣った顔でくるりと向きを変え、これまで以上の早歩き―――もはや小走りでサンモールの奥へと去っていった。

穂坂灯歌

「え、え、ええ！？ちょっと待ってえ！！」　追いかけます

一方、数瞬時を遡りまして
ガイア教の三人をこっそりとフォーカスしていた洞川の前で、彼らは不意に足を止めた。

洞川尼助

（おや？）

彼らは前方に何かを発見したのか、一人の手元のスマホを覗き込み、確認するように二、三度視線を往復し
その視線の先には、二人の少女。
うち一人は先程駅前でニアミスした女子高生だ。

洞川尼助

（さっきの子か、友達と待ち合わせてたんだな）
（でも、ガイアの人たちと関係が…？）

ガイア教徒たちは、その少女たちを目的と捉えたか、
小さく頷き合うと、明らかにそちらへと向かい始める。

波照間紅

穂坂さんピンチの予感

洞川尼助

（ううん、きな臭いぞ…）
「うし、行くか！」追いかけます

やがて、少女たちの内の一人が女子高生の肩越しにガイア教徒らを認めると、明らかに引き攣った表情でそこから逃げ出すのが見えた。
洞川さんは、何かしらのアクションを取りますか？

洞川尼助

この時点ではまだなんかまずいかも？くらいなので
女の子じゃなくてガイアの人たちメインで追跡しますよ

少女

穂坂が追う少女は、器用に人混みをすり抜けながら、小走りにサンモールを進む。

穂坂灯歌

がんばって追いかける

元々小柄なせいもあるだろうが、するすると抜けてゆく少女に対して、穂坂は明らかに遅れ始める。

穂坂灯歌

（な、なんで、逃げるのぉ！？ちょっと聞きたいだけなのに…っ！）

佐倉光

やはり流線型の肉体が必要なのだ

穂坂灯歌

穂坂もぺたんこだよ…残念ながらな…

洞川尼助

穂坂さんも空気抵抗は少なさそう…

佐倉光

AGI差だったか

穂坂灯歌

速低いからな～あっはっは

佐倉光

速の低さじゃ負けないぞー★

穂坂灯歌

速２！

佐倉光

穂坂……お前がナンバーワンだ

穂坂灯歌

動きが遅い重火器です

佐倉光

なるほどなー
ちなみに私は5だ

洞川尼助

火器て
私も５だ

波照間紅

11だ

佐倉光

銃はクリティカルで当てる物。

春日晴姫

私も5ですね。

穂坂灯歌

魔法威力３６だからね穂坂　盛った

春日晴姫

波照間君がぶっちぎりでハヤイ

佐倉光

波照間さん以外みんなトロい

春日晴姫

力だったら誰にも負けない自信あるのに

佐倉光

唯一の自慢だった運も今回波照間さんに抜かれた気がするんだよなー

穂坂灯歌

【命運】見る限り洞川さんが一番運高そう

佐倉光

おや、サマナー……ではなかったよね?

波照間紅

いや、こちら12なんでギリ佐倉さんが高い
洞川さんは「運がないとギャンブルなぞできませんからなハッハッハ」と聞いたような

穂坂灯歌

言ってたなあ

佐倉光

なるほど。
そういえばそんな話聞いた気もするな。
TRPG版、職業次第だけど運の強さ結構大事だからな

洞川尼助

ギャンブル（パチンコ）

ブロードウェイの前へと辿り着く頃には、その特徴的な紫がかった髪が、その中へと消えてゆくのを辛うじて捉えていた。
そこへ、ちょうど白装束にジャケット姿の一段が追いつく。
ついで、それを追う洞川も。

穂坂灯歌

あやしいのがいっぱい来た

彼らは特に穂坂に対して興味を持つでもなく、
一人がスマホを取り出してどこかへと通話しながら、手でもって残る二人に左右へ散るよう指示を下すような仕草。
指示を受けた二人は頷きを返すと、ブロードウェイの正面入り口を避け、脇道へと向かってゆく。
洞川は距離を詰めたりはする？

洞川尼助

「んん…んんん…これはまずいんじゃないかな」
距離を詰める前にちょっと小芝居します

どうぞ！

洞川尼助

胸元からGoProを取り出して、前にかざしながら
「えー、さて。本日はここ、中野ブロードウェイから中継します！」
「視聴者のみなさんはえ？こんなところで、と思われるかもしれません。しかし…」
大きな声でカメラを振りながら入口に近づいていきます
なお実際には中継じゃなく録画です

ほうほう

波照間紅

お、洞川さんがYoutuberらしい対抗方法をとっている

穂坂灯歌

これはうまい

波照間紅

ですなあ　うまい
直接殴り合うことなくヤバイ連中から少女を守るには確かに最適だ

佐倉光

相手が常識の範囲内で行動してくれるなら有効
ランダム合体の素材になるような連中なら危険かも

では、穂坂さんは《会話判定》を一度どうぞ

穂坂灯歌

私か！？

そうｗ

穂坂灯歌

えーと４０%
だから…

1d100>=40
DiceBot : (1D100>=40) ＞ 22 ＞失敗
逆だった
1d100＜=40
DiceBot : (1D100＜=40) ＞ 80 ＞失敗
そして華麗に2回失敗した

穂坂灯歌

1d100でいいのか（るるぶだしました

この2回目の計算式ですな

穂坂灯歌

1d100＜=40
DiceBot : (1D100＜=40) ＞ 31 ＞成功

穂坂灯歌

成功しちゃった☆

洞川尼助

きらきらや

穂坂灯歌

どや顔差分

佐倉光

カワイイ
私、かなりがっつりチャットパレット作ってみたから、そこから改造とかしていただくと楽かも知れないです

穂坂灯歌

つくっとこ…

春日晴姫

作っておこ…。

波照間紅

おおお、見させていただいてますがこれはいいですな　ありがとうございます

佐倉光

ルール併記してるのは私が忘れちゃうからだよ……

穂坂灯歌

わかりやすい！自分のスキルに合わせて改変させて使わせていただきますわ

洞川尼助

ありがた！

では、洞川が近づいてくる直前、スマホで電話している男の声が漏れ聞こえてくる。
「子飼いを見つけました」
「いえ、いません」
「中野ブロードウェイです」
「応援を寄越してください」

穂坂灯歌

（こがい…おうえん…？さっきの紫の子、この変なやつらに追いかけられてるの？）

穂坂さんはネットに詳しいですか？

穂坂灯歌

動画とか音楽とかネットで漁れる程度には
まあ、イマドキの子っぽくぐぐるのはちゃんとできます

OK
では、彼らのジャケットの内側に覗く装束から、彼らがガイア教徒であることと
そのきな臭い噂について、知っています

穂坂灯歌

oh…

いわく、半グレ集団のような一団がいるとか。
揉め事を起こして相手を拉致して暴行を加えたとか

穂坂灯歌

（え、あの子もしかして、やばいのに追われてる感じ…？そ、そんなまずい状況？え？）

そして、そんなところへ
何やら大声でカメラで自撮りしつつ近づいてくる、もう一人の白装束onジャケットの男。
駅前でカメラを回していた男だ。
それを認めてか、通話をしていた男は苛立たしげに大きく舌打ち。

佐倉光

やばい人が増えた

穂坂灯歌

（へ、変なの増えた！で、でも白いのとは無関係そう…？なんかカメラ回してるし）

洞川尼助

正義の山伏だよ！

口元を隠し、声を潜めるように
「ターミナルを確保……」
「最悪の場合は……」

洞川尼助

「にぎやかなところでしょう！でもね、人の集まるところには、よくない気もたまるんですよ」

穂坂灯歌

（んんんん、あの人使えないかな…あの子を探してる間だけでも、白いのを追い払ってもらえればあの子と落ち着いて話ができるかも…？）

男は更に数言だけ交わし、スマホの通話を終える。

洞川尼助

「さて、ではみなさんと一緒に、中のほうを清めていきたいとおもいます！」

穂坂灯歌

（中に入ってくれる！？　うんうん、その調子で白いのを追い払っててくれないかな…！）

スマホを懐にしまいつつ、改めて新手の白装束に舌打ちし、ひと睨みをしてから、男もブロードウェイの中へとそそくさと入っていった。

洞川尼助

さて彼女のほうに視線を送りましょう
カメラは向けないよ！

穂坂灯歌

んげっ見られた！？　びくぅってしてそそくさ建物の中に逃げる！あわよくばついてきてくれないかな！

洞川尼助

（あららら、逃げればよかったのに…仕方ないな）

アイコンタクトを図るも、しかし女子高生は逃げるようにブロードウェイの中へと……
あのガイア教徒たちは、明らかに女子高生と何やら話していた少女を追っていたように見えたが……

洞川尼助

「えー…はい、では入りましょうね」
あくまで撮影を続けるていで彼女を追います

洞川尼助

追跡ターゲットをJKに変更

穂坂灯歌

やばい追いかけられる

洞川尼助

私が追いかけてるのは赤毛ガールだからセーフセーフ

一方こちらは、黄色いバンで中野を目指す三人。
青梅街道から中野通りへと折れ、しばらく進むと、段々と駅前商店街めいた趣となってくる。

佐倉光

「このへん駐車場空いてるかなぁ」

波照間紅

「空いてたとしても、高そうだな」
街中の駐車場は高い。港のほとりが適当に区切られて、「1日300円」。そういうのとは違うのだ。

佐倉光

「高いったってせいぜい1マッカとかでしょ?」

洞川尼助

悪い友人は閉店してるシャッターの前に止めるんじゃよ

穂坂灯歌

基準がマッカなの笑っちゃう　染まりきってる

洞川尼助

通貨がちがった…

穂坂灯歌

１マッカ１０００円

洞川尼助

中野で１マッカで済むかな…

波照間紅

正月の美観地区（倉敷）で車とめたら3000円とられて目玉とびでた

佐倉光

高いなぁ
……3マッカと考えれば安い安い……

波照間紅

「……僕が心配するのもなんだが、金銭感覚まで向こうに寄ってきていないか？」

佐倉光

「……まあ、時代の流れ?」

波照間紅

「その時代はあまり進めたくないな、そのために戦っているんだし」

佐倉光

悪魔殴れば手に入る&元病院引きこもり学生のお陰で貨幣感覚がズッタズタだよ

波照間紅

引退したあと苦労するやつだ＞貨幣感覚ずたずた

佐倉光

ほんと、人間として生きていけるか心配だよ。

洞川尼助

あの白い人たち殴れば１０マッカくらい手に入りそうだよ！

穂坂灯歌

１００マッカくらいじゃらじゃら落としてくれるかもしれない！

佐倉光

意外とガイア教徒強いの多いから、こっちが取られるよ。命と金を。

穂坂灯歌

ひえ…武闘派集団

洞川尼助

近づきたくないよう（追跡

やがて前方に見えてくる、JRのガード。
右手には小振りなバスターミナルとタクシープール。
近年開発がめざましい北口に比べ、昔ながらの飲み屋街が広がる南口は、狭苦しく細々としている。
目指す目的地中野ブロードウェイは、ガードを抜けた先、北口だ。
駅前らしく、そこここに『P』の看板が見える。
だが、確かにお値段はやや高めだ。
波照間の心配をよそに、今日も中野の駅前をゆく人々は平和な日常を謳歌している。
ブロードウェイの近くで駐車をするならば、中野サンプラザの地下駐車場か、あるいは東側の住宅街にあるコインパーキングに駐車するか。
しかし東側の住宅街は区画整理も今ひとつで、細い路地が多い。
春日の運転技術次第では、ブロードウェイの更に北側の幾らかひらけた住宅街の中のコインパーキングにした方がいいかもしれない。
ブロードウェイの駐車場に停めたいところだろうが、残念ながらそこはタワー式なので、このバンでは断られてしまうだろう。
さて、どのあたりに停めようか

佐倉光

「住宅街は……やめた方が良いんじゃないかなー」

ちなみに東側の住宅街はマジで狭い。
慣れない車だったり大型車はマジで擦りかねない

春日晴姫

こわい

波照間紅

「どうする？」　運転者である春日さんに聞こう。

波照間紅

せっっっまい生活道路でランクルとか乗り回してるツワモノ偶に見るけど、あれは地元民だからできることだよなぁ

洞川尼助

中野の東って自転車がすれ違うのでやっとじゃんよ…

波照間紅

せっま＞自転車がすれ違うのがやっと
物理的にバンとか入れないやつだ

佐倉光

「これ傷つけたら姐さんに怒られる」

波照間紅

「弁償で済めばまだいい話、になりそうだな」

春日晴姫

「うん…やめておくね」

『傷一つでもつけたら、金と体で払ってもらうかんな』
渋谷の占い師の女が、指で作った輪っかと人差し指と中指の間から突き出した親指を見せつけながらケケケと笑っていたのが思い出される。
ならば、中野サンプラザの地下駐車場がオススメだ。
ただし少々高いが。
そこならば、ブロードウェイまで道路一つ挟んですぐだ。
建て付けは古いながらも、結婚式場としても機能しているビルディングだ。

佐倉光

じゃあそっちまでナビするね

春日晴姫

わーい

佐倉光

ナビは所詮歩行者目線だから、あまり期待してはいけない。
「氷海やすしコンサートツアー……延期か。最近事件が多いからかな」

その独特の形状のビルへと近づいてゆく。
その対向車線の道端に、いくつかの目立つ車両が駐車しているのに気付く。
右翼の街宣車にも見える黒塗りのバンが数台。

波照間紅

何か特徴的なシンボルマーク、スローガン、拡声器などはありますか？＞バン

穂坂灯歌

拡声器

その車にペイントされているのは君が代の歌詞や旭日旗ではなく、寺社仏閣などで時折見ることができる、いわゆる梵字というものだ。

春日晴姫

ほうほう。

波照間紅

「あれは……　宗教団体か？　にしては怪しげだが……」

佐倉光

「漫画で見たことある字だ」

ただの宗教的な装飾、かつてレタリングに見えるに過ぎなかったそれらも、すでに悪魔との戦いをいくつも経験した三人ならば、扱い方によっては確かに力ある文字であることを知っているだろう。
主に《ムド》とか飛んできた時に見える文字。

波照間紅

「梵字だな。サンスクリット語に端を発して、今では宗教的な意味を付して仏教でも使われている」アヤカシ読者的解説。

穂坂灯歌

よくわかった＞《ムド》

佐倉光

「近寄るのやめときません?」

春日晴姫

「やめとこ…？」

佐倉光

「前にアレでひどいめに逢ったことが……」

波照間紅

「ああ………　あったな」

穂坂灯歌

自分が使うと当たらない　敵が使うと当たる　それが《ハマ》《ムド》

波照間紅

確率系あるある

そうだな、COMP少年である佐倉はそれらがガイア教のものであることを知っているだろう

佐倉光

「あれさー、ガイア教団ですよ。本気でヤバいやつ」

ナイ神父からも、彼らはいささか過激だから、気をつけたほうが良い、との話を聞いたことがあるだろう。
悪魔に対して抗することができる組織の一つであるということについても。

波照間紅

「今回の事件に絡んでいるのか？　僕たちのように横から調べに来ているだけ、の可能性もあるが」

佐倉光

「混沌の世がどうとか言ってる危ない奴ら。悪魔とガチで殴り合える奴らですよ」

波照間紅

「それなら、見つからないように調査した方がいいな」

佐倉光

そういや……前に遭遇した「鬼女郎」もガイア教徒なんだっけ（中の人知識）

春日晴姫

「そう…だね。調査しよう」ちょっと小さくガッツポーズする。
ガッツポーズ？あの両手でするポーズ（あやふやな説明）

佐倉光

「やっぱ行くのー」面倒そうにため息ついて。

春日晴姫

「ふふっ、行くよー」

波照間紅

「また今度にしようって訳にもいかないからな」

それらを横目にすり抜け、無事地下駐車場へと駐車することができた。
さて、お時間も間近ですが、御三方はどのようにブロードウェイ調査にアプローチしますか？

佐倉光

このへんを撮られた動画の影が目撃された場所を探すかな。

春日晴姫

そうします。

佐倉光

お店とか地形とかで分かるようならそこへ。
分からないようなら似た通路を見回る感じかな。

波照間紅

通信ターミナルの設置場所と、動画の場所を調べます。

佐倉光

そうだね、ターミナル設置場所が分かるならそこが先かな?

ターミナルの設置場所は、残念ながら公開はされていない。
動画について道中探ったならば、まんだらけなどが映っていたことで、少なくとも2階より上であることがわかるだろう。

春日晴姫

ほうほう

では、2階部分からアプローチするということでいいかな？

波照間紅

こちらはそれでOK。

佐倉光

そうだね、そっから行こう。

佐倉光

https://nakano-broadway.com/

春日晴姫

お、ありがとうございます

穂坂灯歌

おおーマップ

佐倉光

マップとか変わってる可能性が高いけど、雰囲気は分かるかも。

春日晴姫

了解です。

三人はブロードウェイへと向かう。
その道中、幾つもの箇所で白装束に上着を羽織った人間の姿を見かけるだろう。

春日晴姫

「……なんだろう。普段、こここんな感じだっけ…？」二人に一応確認。

佐倉光

「ここになんかあるって事は間違いなさそうだな」

波照間紅

「ああ。……さっきの連中かもしれない」

春日晴姫

「そうだね。ちょっと不穏な空気だね……」

佐倉光

「オタ活動の集まりには見えないなぁ」

洞川尼助

そこは人間界に詳しいのか＞オタ活

波照間紅

病院引きこもりだからネットはやってたとか？

佐倉光

うん、知識だけはあるんだよ

洞川尼助

なるほどな

穂坂灯歌

人間界に詳しいって言い方が面白いな…

佐倉光

人を悪魔みたいにｗ

中野ブロードウェイには、東西南北に出入り口がある。
内、南側のものは特にサンモールに接しているため大きく、人通りも多い。
対して、北側のものは、その近くに特に施設も無いため人通りは少なく、
東側のものは小規模ながら居酒屋街へと通じるため、こちらもそれなりに人通りがある。
一方西側のものは車も通れぬほどの裏路地に面しているため、規模は小さく、人通りはほとんどない。
ガイア教徒たちは、北側、東西の出入り口付近にはピッタリと二人ほどが張り付き、
南側の人通りが多い部分についても、少し離れた場所に二人ずつ、計四人が配置されている。
その彼らの動向から、ブロードウェイへの出入りをまるで監視しているかのような有様であることが知れるだろう。

春日晴姫

「………」もしこの場所に一人だったら泣いてたかもなぁと思う。

波照間紅

「物々しいな……　分かれて入るか？　まとまって入るのを見られない方がよさそうだ」

春日晴姫

「わかった。ちょっと怖いけど、頑張ってみるね」

佐倉光

あいつら何か探してるのかな?
情報スキルで探れないかな。

判定をどうぞ

佐倉光

《コンピューター操作》で良いのかな

スキルによって、入手できる情報に差があります
あっと
しかしお時間を過ぎていたので
判定とその結果は次回にしようか

佐倉光

はーい

では本日はここで〆

波照間紅

はーい、お疲れさまでした！

穂坂灯歌

おつかれさまでしたー！

洞川尼助

お疲れ様でした！

春日晴姫

お疲れ様でした！

佐倉光

お疲れ様ー

春日晴姫

はっ、そういえば白装束が男だった場合《誘惑》が使えるじゃん。

使えるな

穂坂灯歌

《誘惑》するのかあ

春日晴姫

巫女さんってだけで…こう…（ろくろ）

穂坂灯歌

一定の需要が見込めるからね…

千早姿なの？

春日晴姫

流石にこの立ち絵っぽい私服かな！

メガテンでいつも思うことなんだけど、悪魔が当たり前のように出てくる前の状態で、彼らがヤクートヘルムやら防刃ベスト状態でどうやって日常探索してるのか、すごく気になる。

春日晴姫

シャツとズボンに黒いストール巻いてる感じ。

そしてチェーンソー

春日晴姫

どこからどう見ても立派な巫女じゃないですか！！！

佐倉光

ママー、やたら視線が鋭いミリヲタがいるよー
しーっ、見ちゃいけません!

波照間紅

林業系巫女さんかな？

穂坂灯歌

チェーンソーもった巫女さんってホラーゲームに出てきそう

波照間紅

出そう

洞川尼助

巫女さんかぁ

春日クンが使いやすいように、柄をつけてチェーンソードにしておいたゾ by正宗

佐倉光

要らん気遣いｗｗ

穂坂灯歌

ｗｗｗｗｗｗ

波照間紅

ｗｗｗｗ

春日晴姫

あざーっす！！！

洞川尼助

わ、わーこれで違和感なく…？

春日晴姫

これには晴姫もにっこり。

穂坂灯歌

にっこりでいいのか！？いいのか！？

波照間紅

チャットパレットを造り終わって気づく、「悪魔のチャパレも必要なのだ」ということに

佐倉光

私は悪魔のキャラも別キャラとして作成したぜ!

波照間紅

なるほど！　あたまE＞別キャラとして

佐倉光

ステータス参照できるように式書いとけば大部分コピペでもいける! ……かもな!

波照間紅

よいしょっしょ

おわしますか

波照間紅

ｵﾜｯｽｵﾜｯｽ

佐倉　光

おわ

洞川尼助

おわわ

佐倉くん名前黒いな

穂坂灯歌

おわしわし

佐倉　光

ダークサマナーだからな!

略してだーさま

春日晴姫

きたよぉ

穂坂灯歌

いらっしゃあい

佐倉　光

てすてす
佐倉に色を入れ忘れてたのかな

さーて、前回のメガテンはー？
佐倉くんがPC使ってガイア教徒に何かしようとしていたところでした
具体的にはどんな風にいきましょうか

佐倉　光

ヤツらがここで何をしているのか調べられないかなってトコだったね

そうそう

佐倉　光

無線傍受・通信傍受・そのへんができれば今ここで動いている奴らが何を探していてどこへ行こうとしているのか分かるんじゃないかな。
ハッキング可ということで、ちょいとそのへん盗み見できないかな?

洞川尼助

ただようストリートビュー感

穂坂灯歌

どこかの路地裏

ちょうど今この辺なので

波照間紅

これはいい薄暗さ

穂坂灯歌

おお…リアル同期

OK
では判定をどうぞ

佐倉　光

1D100＜=82　《コンピューター操作（運判定）》　COST 8MP　コンピューターを使いこなし、簡単なプログラムを使用できる。情報技能として使用する場合はインターネットサーフィンだけでなく、軽度の侵入によって情報を得る。
DiceBot : (1D100＜=82) ＞ 27 ＞成功

system

[ 佐倉　光 ] MP : 46 → 38

多分この路地の出口あたりにガイア教徒が二人組くらいでウロウロしてる

では、
ウォッチドッグスのctOS的なアレコレでハッキングできたということに

佐倉　光

ここのネットワークにはファントムソサエティ絡んでそうｗ

『こちら、北側入り口。対象の姿なし』
『こちら、東出口。姿なし』
続いて西、南、と報告がある。
『先刻、連れ合いが施設内に逃走したとの報告あり。引き続き監視せよ』

佐倉　光

「対象……?　誰か探しているのか?　ヒト? それとも悪魔……」

波照間紅

「これだけ人数がいるのは、そのせいか。穏やかじゃないな」

佐倉　光