こちらには
『地獄はやさしい』
ネタバレがあります。

参加PC

波照間 紅

元、真・女神転生キャンペーンのPC。
サマナー(悪魔召喚師)である。
武器は弓。
人と魔との境界をあまり意識せず、人と接するように人外と接する温厚な青年。


KP
はーい、では始めさせていただきますね。
波照間 紅
はーい!
地獄への道筋は、お砂糖で舗装されている。


あなたは『探索者』である。
それを自覚していても、していなくても。
だからこそあなたが、選ばれたのだ。


CoCシナリオ

「地獄はやさしい」



KP
本日は10/31の夜中近くである。
周囲の道はハロウィンに浮かれる若者達でなんだか騒がしい。
そんな中、あなたは自室にいた……
何をしているだろうか。
波照間 紅
なんとなくハロウィンの様子をネットで見ながら、大学の課題のレポートをやっている。もう一つの顔があろうとなかろうと、課題は待ってくれない。
KP
いつもなら静かな夜だ。だが、今日ばかりは様子が違う。
窓硝子を通しても聞こえてくるお祭り騒ぎが騒々しい。
波照間 紅
その様子をなんだか微笑ましく思う。ふと、故郷の祭囃子を思い出した。
KP
時間は23時。
健康的な人ならばもう夢の世界へ旅立っていても良いような時間だ。
波照間 紅
うーん、と一度大きく伸びをする。目に少し疲れが来て眉間を揉む。
楽しそうだな、と思う。大学では真面目だと思われているからか、課題で忙しそうにしているからか、ハロウィンに誘われることはなかったが。少しくらい参加してみてもよかった、かもしれない。
KP
『まあ、いつもハロウィンみたいなもんだしな』
そんな事を言う少年の苦笑いを思い出すかも知れない。
波照間 紅
それもそうだな、と記憶の中の彼に苦笑する。カボチャ飾りを見ると魂の兄弟を思い出す。
KP
となりだホー
波照間 紅
ホー
KP
玄関のベルが鳴った。
繰り返すが今は23時である。
ベルは急かすように連打され始めた。
波照間 紅
「おっと」PCから顔を離し、立ち上がる。
こんな時間に何だろう?
「はい」インターフォンに話しかける。
「どちら様ですか?」
KP
インターフォンに話しかけると音は止まった。
焦った男の声が聞こえる。
「波照間、波照間紅だろ?」
「頼む、開けてくれ」
ノックが聞こえた。
波照間 紅
「はい、波照間ですが。あなたは」インターフォンのモニターで相手の顔を見てみる。知っている相手だろうか。
波照間 紅
似たような差分を作り過ぎて切り替えに戸惑うPL
KP
モニターには扉に張り付く男の姿がある。
顔はよく見えないが、背格好にはどことなく見覚えがあるように感じる……
波照間 紅
チェーンをかけてドアを開ける。


もうひとりのキミ
「ありがとう、紅。良かった、話を聞いてくれ!」
波照間 紅
おおおおおおお!!!!???????
やって来たのは、波照間そっくりの男だった。 波照間は彼の話を聞き、彼に協力して世界に顕現しかけていた得体の知れない何かを追い返す。
もうひとりのキミ
「……良かった、ありがとう」
「あんなものを見せて悪かった。
ただ、俺が何を口で言うより、見るのが一番だろう、と思ってね」
波照間 紅
「あれが──、あなたの言う、“神”、ですか?」
もうひとりのキミ
「ああ、そうだ。[キーザ]という……らしい」
波照間 紅
〈オカルト〉でその名前に何か心当たりはありませんか?
KP
〈オカルト〉かー。
知名度ってどんなもんだろうなー。
振ってみてください。
波照間 紅
CCB<=40 〈オカルト〉 (1D100<=40) > 66 > 失敗
そもそもだめだった!
KP
COMPのデータベースの中にそんな名前の『邪神』がいただろうか?
なんとなく思った。
波照間 紅
弓を引き寄せてディスプレイを展開しようとして、COMP部分はユニットごとメンテナンス中だったことを思い出す。
もうひとりのキミ
「晴天にしか現れる事ができないという事も、霧を起こす魔法も……本当の事で助かった。
何よりキミが信じてくれて良かった……」
波照間 紅
「霧を起こしたから、あいつが去った……、ということですか」
もうひとりのキミ
「そうだろう、と予測して霧を起こしたら、帰ってくれた」
「俺にはその程度の事しか分からないけどね」
「説明できればいいんだけど、実のところ俺にもよく分かっていないし……
今はとにかく時間がない。俺にもキミにも、この世界にも」
「それでも最低限、俺に分かる事なら、説明させて貰うよ」
波照間 紅
「お願いします。できる範囲で構いません」そう言って、再度居住まいを正す。
もうひとりのキミ
「何から話そうか……」
波照間 紅
「まず、あなたは何者ですか? コピー、と言っていましたね。経験はコピーされているが、人格は完全に入力されていないとも。
誰かが、あなたに僕の経験を入力した?」
一番わからないのはそこだ。いつぞやのAIとは口調が違うようだし。
もうひとりのキミ
「ああ、俺はキミの行動パターンを基本に作られた存在らしい」
「いつぞやのコピーの事を覚えているだろう?」
波照間 紅
「ええ」
もうひとりのキミ
「もしかするとあれに近い、と言えるのかも知れない」
「人によってはAIとか、化け物と呼ぶのかな」
「だが、俺の体はこうやって現実として存在している。
俺はキミの記憶を元にではあるが、『俺として』考えて行動している」
「そういう意味ではコピーではないんだ」
「どうやって、というのは説明が難しい。うまく話せる自信がない……」
波照間 紅
「ある時点の僕の記憶を出発点として、そこからあなたが置かれた環境で、独自に考えて動いている、と……。では一つだけ、あなたは何に作られたんですか」
もうひとりのキミ
「ちょっと曖昧な言い方に聞こえるのを許して欲しいんだが」
「『博士』だよ」
「彼は、どうしてかキミを再現したいと願って俺を作り上げた」
波照間 紅
「僕を……、再現したいと思う、誰か?」
もうひとりのキミ
「奇妙に聞こえるだろう?
すまないが、俺も急いで出てきたから、詳しい事情は知らないんだ」
「何しろ目覚めて動き始めたのが一時間ほど前でね」
波照間 紅
「出てきてしまって、よかったんですか?」
もうひとりのキミ
「ああ、そうしなければ死ぬところだったから……」
波照間 紅
「死ぬ? 僕を再現したいと思って、あなたが作られたのに?」
もうひとりのキミ
「世界ごとね」(苦笑)
波照間 紅
「……その博士は、今は?」
もうひとりのキミ
「わからない」
「俺が出てきた時にはもういなかったよ」
波照間 紅
「……そうですか……」
もうひとりのキミ
「ああ、すまないな、俺はキミをよく『知っている』からこんな話し方で」
波照間 紅
「いや、構わない。それなら僕も、あなたに倣おうか」
「僕の方は未だに実感がないんだが、『同じ』相手のようだし」
もうひとりのキミ
「気味が悪いだろうな。分かるよ……」
波照間 紅
「いや、前のコピーよりはだいぶんましかな。僕の顔であの口調は背筋が痒かった」
そう言って笑顔をのぞかせる。
もうひとりのキミ
「『ボクがかわりに行ってあげるから、いなくなっても大丈夫だよ!』」
波照間 紅
「ああ、それだそれ」
もうひとりのキミ
「ぞっとするな」
波照間 紅
「だろう。大体ああまで強硬に僕らを排除しようとしなくても……、おっと、話が逸れた」
もうひとりのキミ
つい無駄話をしてしまう。
波照間 紅
楽しい
あと表情差分ありがとうございます……!
もうひとりのキミ
差分は結構あるぞ!
波照間 紅
なんと、それは楽しみ!
もうひとりのキミ
「そうだ、時間がないんだ。
さっき話した、『俺を作った博士』についてなんだが」
波照間 紅
「ああ」
もうひとりのキミ
「博士は、世界に絶望していた。自分を認めることなく、どれだけ努力しても報うことのない世界に」
波照間 紅
「……」
もうひとりのキミ
「これは、俺が眠っている間に漏れ聞こえた情報だから、あまり詳しくは分からないんだが」
「博士は深く絶望していた。人々との関わりを断たれ、自分の努力は通じず」
「何をしてもこの世界に自分を認める者がない、と思い知った時に、彼はあらゆる文献を読み、この世界に実際に存在するらしい神格を利用することを考えた」
「自分を必要としない世界など破壊してしまえば良い、と考えたんだろうな」
もうひとりのキミ
端的にって言った割に話に無駄が多いよねこの人。
波照間 紅
「追放でもされたように聞こえるな。それにしても……、捨て鉢だ」
もうひとりのキミ
「まったくだな」
「博士はいくつもの神格……そう、悪魔のようなもの。それらを呼び出す方法を調べ上げた……らしい」
「たったひとつだけ、俺に退け方が分かったのが、さっきの[キーザ]だ」
「だから、危機は去ったわけじゃない。
あんなもので終わるはずがない」
「だから俺は、キミの助けを借りるために来たんだ」
「……そう、俺には霧は起こせなかったからね」
波照間 紅
「コピーだ、と言ったな。どうして僕にはできて、君にはできなかったのか……、いや、それはいいか。理由は分かった、でもどうして、僕に?」
「それなら神父の所へ行って、全員を集めてもよかっただろう」
もうひとりのキミ
「……そうだな、それを考えなかったわけじゃない」
「彼らなら信じてくれたかも知れない……ただ、残念ながら時間がない」
波照間 紅
前提がメガテンのせいでややこしいことになる
KP
まあーねー。でも多分この人あのBARには入れないと思う。
波照間 紅
ないかー。
もうひとりのキミ
「キミのふりをして電話をかけてみたけど、繋がらなかったしね……」
KP
・現在時刻が夜中である
・起きて活動していそうな佐倉もメンテ中
ということでタイミングが悪かったようだ。
波照間 紅
「さりげなくやらかすな……。そういうことなら、分かった。戦力は不安だが、力を貸そう。考えはあるのか?」
せめて穂坂さんがいればな、と思った。COMPもメンテ中だし、タイミングが悪い。
もうひとりのキミ
「言いにくいんだが、確たる手段はないよ」
「ただ、俺が作られたところになら案内できる」
「俺はほんの一時間前……いやもう一時間半ほど前になるかな……」
「目覚めてここに走ってきたからね」
「だから二つ目のお願いは、俺と一緒に調査を手伝ってくれ……ということになる」
「お願いできないだろうか」
KP
男は真剣な目であなたを見つめて頭を下げた。
波照間 紅
「……」一瞬だけ、考える。
「仕方ないな。世界が危ないというんなら、戦力を整えている暇もなさそうだ。力を貸すよ。僕でよければ」弓を背負い直して、その場の緊張を取るように微笑んだ。
KP
あ、弓持ってって良いですよ。
波照間 紅
わーい。弓と矢を持っていきます。
あとスマホも。
KP
それは置いていこうとするなら『彼』が具申するレベルで必須アイテムです。
もうひとりのキミ
「ありがとう、感謝する……」
「紅、と呼んでいいかな」
波照間 紅
「ああ、構わない。……あっと、君のことは何と呼べば?」
もうひとりのキミ
「好きに呼んでくれていいよ。俺には固有名はないそうだ」
波照間 紅
「そうか。僕が呼ぶなら紛らわしくはないだろうし、僕からも紅と呼ばせてもらうよ」
「……改めて名を呼ぶと、不思議な感じだな。自己紹介以外で、この名を口に出すとは思わなかった」
もうひとりのキミ
おっ、同じ名前パターンは初だ。
波照間 紅
なんと、そうでしたか
もうひとりのキミ
佐倉はシャドウ、ニキのキャラは葵だったんで茜と命名されたよ。
もうひとりのキミ
「わかった。よろしく、紅」
波照間 紅
「ああ、よろしく。紅」
握手をと、手を差し出す。
KP
名前表記は「紅」でいいかなー
波照間 紅
ややこしいけどそれでー
KP
男は微笑して手を出し、握った。
波照間 紅
自分と同じ形の手と握手を交わすのは、少し不思議な感じがした。
PC一人の表示だった枠が広がり、PC波照間とNPC紅が半背中合わせのようにして隣に立つ。
波照間 紅
おお、欄が増えた
わーーーーこの組み合わせいいなあ
KP
全力で狙いました!!
波照間 紅
やったぜ!!
笑顔がめっちゃ似ててありがたいやらありがたいやら
KP
めっちゃ時間かかったんだ!
折角だから終わったら進呈しますわ……
波照間 紅
わーい!
KP
紅君のステータス、コマに書きました。
本編見る!
波照間は彼とともに世界滅亡の危機を回避するべく動き出す。
様々な情報は入ってくるものの、直接関係がありそうな物はなかった。
その中にひとつ大きな事故のニュースがある。
[バス横転事故について]
202X年10月29日、埼玉県の高速道路で昨日、長距離バスが横転し、乗員乗客35人のうち34人が山中へと転落、行方不明になっている。

警察は事故の原因を調べながら、行方不明者の発見を急いでいる。

転落を免れた日本人1名は病院に搬送され、手当てを受けている。身元やけがの程度などは確認中。
「随分と大事故が起きたんだな……」
KP
バスの事故については昨日今日とひっきりなしに報道されている。
小さな運営会社の高速バスだったらしく、唯一見つかった人の証言で『事故が起きた』ことが判明したとのことだ。
その人は崖から転げ落ちそうになったバスの窓から、命からがら逃げ出した、と報道では言われている。
波照間 紅
「ああ、この話を聞いた時は驚いて、少し怖くなったな……」
「そうなのか……俺は知らないな」
波照間 紅
「と、今はそこじゃないな。今の所分かるのは、これくらいか……」
「あまり役に立ちそうな情報はないか……」
波照間 紅
「ああ。じっくり調べている時間もなさそうだし、行こうか」
一通りの情報をスマホへ転送しておく。
「そうしよう。案内する」
波照間 紅
「ああ、頼む」

KP
二人は夜の通りに出た。
そろそろ時間は11時。まだまだ通りは騒がしい。
仮装をした近所の人が、はなしかけてきた。
魔女の格好をした、近所のおばさんだ。
「こんばんはー。……ご兄弟ですか?」
いつもあいさつをしてくれるおばさんは、子供を連れて家に帰る途中のようだ。
波照間 紅
「こんばんは、いい夜ですね。はい、普段全く顔を見せないんですが、丁度遊びに来てて」
「初めまして、楽しかったですか?」
KP
紅が子供達に話しかけると、子供達は「うん!」だの「そっくりだねー、双子?」だのと騒ぐ。
そういえば貴方方は見た目に関してはほとんど同じなのだ。
KP
同じに見えないって?
お な じ な ん で す!!
波照間 紅
同じに見えますぜ!!
KP
「そうなんですか、これからなんですね。では良い夜を。お休みなさい」
おばさんはにっこり笑ってあなたに会釈をした。
波照間 紅
「ええ、お休みなさい」
そう挨拶を交わしながら、少しくすぐったく思う。そういえば最近なにかと忙しくて、家にもあまり電話してないな。県外の高校に行ったって聞いた後、妹ともそれきりだ。
「いつも元気だなぁ」
波照間 紅
「そうだな、いたずらされなくてよかった」笑い返す。
「菓子は持っていないからな」
「とはいえ俺は初対面なんだな。奇妙な感じだ」
波照間 紅
「一時間前に目覚めたって記憶と、普通に暮らしてた記憶が両方あるのは…… 奇妙な感じだろうな」
「……いや、それに関しては……」
波照間 紅
「関しては?」
「さっきニュースを見ていて思ったんだが、俺の記憶、一週間前ほどで終わっている。そこから空白なんだ」
「そしてなんとなく夢現の記憶がしばらく続いて、そのあと溺れかけるところで目が覚める」
「うーん、そんな感じだな」
「一週間前に、急にキミから切り離された、みたいな感じだろうか」
波照間 紅
「そうなのか? ……僕からコピーされたのが、その時点なのかもしれないな」
「そうなんだろうな……」
波照間 紅
「一週間前……」何か気になることがなかったか思い出そうとしてみます。
KP
実はこれについてはシナリオに明確に記されていない所なんですよね。
なので全力で捏造するぞ。
波照間 紅
いえーい

KP
そういえば、単独で仕事を請けたような覚えがある。
悪魔が出るから退治してくれ、そんな内容だった気がする。
波照間 紅
「そうだ。あの時……、全員別件で動けなくて、単独で仕事をしていた。あの時、結局どうなったんだったか……」
KP
いつもならBAR経由で請けるのだが、ネットに載っていた依頼で、結構急を要する事態だったのだ。
そういえば依頼された場所がこれから向かおうとしている方角にある病院で、そこの発電施設に悪魔が出ている、という話だった。
波照間 紅
「そういえば、あの仕事もこっちの方向だったな」
「ああ……そう、病院へ行ったな」
「確かに、近い」
波照間 紅
「ああ。そこまでは君も覚えてるんだな」
「その事件の時、悪魔の魔法で眠らされたことがあるだろう?」
KP
そういえば、やたらと眠りだの麻痺だの、状態異常に苦労させられた覚えがある。
波照間 紅
「ああ、あったな。こちらが一人なのを狙い撃つように、やたら状態異常に手こずらされた」
KP
いつもは割と平気な顔をしている悪魔たちもファンブル……もとい運悪く気絶してしまい、貴方方はそういえば確かに『全滅した』のだ。
波照間 紅
「そうだ、彼らも気絶して、悪魔の前で倒れたはずだった…… 僕はどうして、無事だったんだ?」
KP
だが、割とすぐにオニに叩き起こされたのを覚えている。
とくに怪我が増えたなどと言う事もなかった。
波照間 紅
「まさか、あの時か?」
「俺の記憶の事を考えると、その可能性が高いかな」
波照間 紅
「まさか、最初からそのために…… 直接依頼も良し悪しだな。今となってはどうしようもないが、今後は用心しよう」
「その方が良いかもしれない」
波照間 紅
「ああ」
KP
「いつ」「どこで」「どうやって」コピーされたかは不明なのですよね。
波照間 紅
なるほどなぁ メガテンめっちゃ絡めてくれてありがとうございます
KP
あ、波照間さんどこにお住まいなんだろ。
波照間 紅
あ~~~ 第一話序盤にちょっと話は出たはずなんですが、PLが東京にノー土地勘なせいで忘れてしまいました
KP
じゃあ、今は県境近くに住んでてくださいw
仕事の都合でちょっとレオパレス借りてたとかでも良いから。
波照間 紅
はーい きっと家賃の問題でしょう

KP
街を進むと、商店が建ち並ぶ駅前に出た。
仮装した人々が大勢街を練り歩き、賑やかだ。
波照間 紅
相手が同じ記憶を持つからなのか、それとも相手が異なる人格を持つからなのか。こうやって話していると、何となく前から普通にこうしていたような気分になる。
KP
〈聞き耳〉/〈目星〉:同情報
波照間 紅
CCB<=70 〈目星〉 (1D100<=70) > 86 > 失敗
ああー! 一緒にいるし紅さん頼む
1d100<=70 〈目星〉 (1D100<=70) > 71 > 失敗
駄目だった……
波照間 紅
いちたりねぇ!!
すまない。
波照間 紅
しかたない。
KP
人をかき分けかき分け、二人は進む。
「これじゃあ、悪魔が混ざっていても分からないな」
KP
見渡す限り、モンスターの格好をした人ばかりだ。
波照間 紅
「そうだな。実際にいくらかは混じってるんじゃないか。こういう時、異界と現界の境は薄くなるしな」
「『兄弟』みたいなヤツならいいんだけど」
波照間 紅
「ここぞとばかりに『悪戯』をする連中もいるしな。ああいうのは困る」
「ああ、あの時は本当に酷い目に……」
「ああ、着いた。ここだ」
波照間 紅
「遭ったな……。ここか?」顔を上げ、その場所を確認する。
同じ記憶を共有しあうのは、やはり不思議な気分だ。
KP
彼が立ち止まったのは、ごくごく一般的だが少し塀が高いだけの一軒家、に見えた。
その家に表札はなかった。
一般的な平屋に見えるが……
怪しいと思ってみてみるのであれば、違和感に気付くかも知れない。
波照間 紅
背負った弓の位置を確認する。そういえばこの格好目立つな、今日がハロウィンでよかった。
KP
高い塀、周囲の家からは見えづらい位置の小さな窓、重々しい門、しっかりと閉められた雨戸。
玄関に向かうまでの道には、おそらく防犯用の砂利が敷き詰められている。
場所は普通だが、巧妙に周囲からは見えづらいような位置に木が植えられていたりする。
一般的な家を装った、要塞のようにも見える。
波照間 紅
「……用心深いな」
「やっぱり、変に見えるよな」
KP
言いながら紅は門に手をかけた。
波照間 紅
「ああ。随分と用心深い住人か、そうでなければ普通の家を装った何かだ」
少し下がって様子を見る。この様子じゃセキュリティくらいはかかっていてもおかしくなく見える。
KP
門は見た目に反して、ぎしりと軋むような音を立てながらあっけなく開く。
かんぬきがねじ曲げられている。
そのため、門は簡単に開いてしまうのだ。
紅はさも当たり前のように門を開くと、玄関の方へと堂々と歩いて行く。
波照間 紅
「随分荒っぽい壊され方をしてるな……、あ、待ってくれ」慌ててついていく。
「あー……」
「犯人は、俺だ」
波照間 紅
「もしかしてあれ、君がやったのか?」
思いっきり発言が被り、顔を見合わせる。
「何しろ、急いでたんで、つい」
波照間 紅
「……随分と怪力なんだな、君は……」
KP
言いながら玄関の扉にも手をかける。
あなたの目を気にしたのか、申し訳程度のノック。
波照間 紅
「あ、気にしないでくれ。驚いただけだ」申し訳程度のノックをする様子を見て。
「言っただろう、俺は『作られた』んだ」
「ある程度、作り主の都合の良いようになっているんだろう」
波照間 紅
「そうか……。そのままコピーするよりも、ある意味ずっと高度そうで驚くな」
「化け物にキミの記憶が印刷されたようなものさ」
波照間 紅
「そんな気にしたような顔して、化け物なんて言うなよ」
KP
ちなみにPCが最初ドアを開けなかった場合は、自室のドアが破壊されますw
波照間 紅
なんてこったwwww
自室(賃貸)のドアが無事でよかった

KP
扉がきしんで開く。
紅は扉を引き明け、中に入ってゆく。
波照間 紅
その後をついて中に入る。
KP
さて、屋内は入ってすぐの所は普通の居住施設、奥側には少し堅牢な扉が二つ。
電気は付けっぱなしになっている。
これも慌てて出たから(略)
波照間 紅
「君は、どこにいたんだ?」
 ・誰も(何も)居ないかどうか周囲を確認します。
 ・扉は閉まってる?
KP
扉は……片方の奥の扉が開けっぱなしだろうな。
「そうだな、自虐などしている場合じゃない」
「俺がいたのは奥の部屋だ」
言って指すのは開いている方の扉。
「あれが研究所だよ。そしてその隣が書庫のはずだ」
KP
人の気配は……ない。
〈聞き耳〉、してみる?
波照間 紅
みるぅ。
CCB<=70 〈聞き耳〉 (1D100<=70) > 10 > スペシャル
KP
では、奥の部屋から機械のうなりのような音と水音が聞こえるが、人の気配は感じられない。
あとわずかに生臭いようなにおいがする。
波照間 紅
周囲を見回してみますが、居住施設には本とか手記とか道具とか、何か気になるものはありますか?
KP
居住施設は……ひとめ見て汚れているなぁと思う。
〈目星〉/【アイデア】:同情報
波照間 紅
CCB<=85 【アイデア】 (1D100<=85) > 85 > 成功
KP
雑然と物が散らかっている。
リビングのあちこちにはゴミや、脱ぎ捨てられた衣類が存在する。
そのうちいくらかは隠すように端に寄せられており、部屋の主が現在、雑な生活をしていること、それを隠そうとするだけの意識は途中まではあったのだろうことがわかる。
無駄な抵抗である。
波照間 紅
「うっぷ、結構汚いな……」
KP
また、水回りを見てみると使われている形跡があり、比較的綺麗な状態に保たれている。
キッチンや風呂場のタオルなどは真新しいもののように見える。
「遺伝子や怪物の組成組織に関する研究をやっていたから、最低限体を清潔にするのは必須だったということだろうか」
波照間 紅
「まあ、あんまり身体を汚していて、フケでも入ったら大変だものな……」
「ハエ人間も嫌なのにフケ人間はちょっと笑えない」
波照間 紅
「それは、どうなるのか分からないがだいぶん嫌だな」
KP
大丈夫だ、日本には垢太郎という童話があるぞ!

閑話休題

KP
住居にはとくに気になるものはなさそうだ。
波照間 紅
では、書庫の扉を開けてみましょう。開く?
KP
書庫の扉はひねると普通に開く。
波照間 紅
室内の様子を確認して、何もいなさそうなら入ります。
KP
天井までそびえる本棚に、ぎっしりと本が詰め込まれ、床にもうずたかく積まれている。紅も手伝うが、それでも有益な情報を調べるには時間はかかるだろう。
大きく分けて、本棚は三つに分けられる。
本棚はA B Cとある。
波照間 紅
「うわ、すごい量だな」
「手分けをした方が良いかもしれないな」
波照間 紅
「そうだな。頼む」
KP
では、どこを頼みましょう。
KP
ちなみにこのシナリオ、ぶっちゃけると紅に渡す情報量でシナリオが分岐したりはしません。
RPに影響するだけなので気軽に頼んだり隠蔽したりしてください。
波照間 紅
ぶっちゃけ了解です
二人は研究所で情報を集める。
どうやらハスターという神をはじめ、複数の神格の召喚などについての本があるようだ。
その前段階として大量の生贄を必要とするらしい。
波照間 紅
「……!」
「これは……」
波照間 紅
「ま、さか……、あの事故、こいつがやったのか」
「そういう事かも知れない」
波照間 紅
「無茶をする……」はっきりと怒りが滲み、声が震えた。
「悪魔よりも恐ろしいのは人間、とは、よく言ったものだな」
波照間 紅
「全くだ、つくづくそう思う」
KP
〈目星〉/〈図書館〉/〈オカルト〉:同情報
波照間 紅
CCB<=70 〈目星〉 (1D100<=70) > 8 > スペシャル
KP
怒りのスペシャル
波照間 紅
おこです!
KP
その本とよく似た装丁の本が、無造作に床に積まれていたのに気がついた。
[シュブ=ニグラスについての文献]の続きだ。
波照間 紅
「……続きがある」本を拾い上げる。
[シュブ=ニグラスについての文献2]
シュブ=ニグラスについての他の【知識】について記しておく。

・この神格の住み家は、どうもはっきりしない。
ヤディスと呼ばれる惑星の地下に、ドール族と共に棲んでいると言う人がいれば、南アラビアの地下都市ハラグ=コーラスで夫のハスターを待ち続けていると言う人もいる。
またヴーアミ=タドレス山の地下に棲んでいると言う人、アザトースの神殿に棲んでいると言う人、その説については様々なものがある。
KP
また、以下のような走り書きがある。
“ハスターとの関係性が深いのならば同時顕現も相性はいい?”
▼《SANチェック成功時減少 0失敗時減少 1D2》0/1d2
〈クトゥルフ神話〉[+1]
波照間 紅
CCB<=66 《SANチェック》(1D100<=66) > 15 > 成功
「……この、男は……」
「何を考えているんだ……」
波照間 紅
「……」
「……急ごう」
「ああ」
「向こうの扉は研究室だ」
波照間 紅
他に、書庫に気になるものはない?
KP
ないように思う。
とにかくここには本がありすぎる……!
KP
じっくり読み込んだら色々出てくる可能性はあるけど、何日もかかるね! って感じですね。
波照間 紅
なるほどね!

波照間 紅
では、一度書庫内を見回してから研究室へ向かいます。
KP
紅は足早に部屋を出て研究室へとむかった。
ここも電気は付けっぱなしだ。
正面に巨大な機械がある。これがこの部屋の最も大切な物なのだろうと見て取れる。
機械にはふたつの円柱状の水槽が取り付けられており、片方は破壊されている。周囲にガラス片が無数に散らばっていた。
そちらは中に入っていた液体が漏れ出しているのか、その下がびっしょりと濡れている。
水音は漏れ続けている液体の音だったらしい。
破壊されていない水槽の方には液体が満たされているが、何も入っていないように見える。
波照間 紅
「うわ、びしょ濡れだな。こっちは空か」
「ああ、俺が入っていたのはそれだ」
KP
また、この部屋には固定されたカメラがある。
記録映像を撮っていたのだろうか。
また、作業用のデスクと、その近くには小ぶりな書棚もある。
水の中には衣類を掛けるのに使う自立型のハンガーが倒れており、見覚えのあるような簡素なシャツとパンツが何着かかかって、液体に浸かっていた。
「溺れそうだったから、必死だった……」
波照間 紅
「起きてみたらこれは、驚くよな……」
KP
言いながら、紅は置いてあったビデオカメラを操作する。
「大体の状況はこれを見れば分かると思う」
波照間 紅
映像を確認する。
[監視カメラの映像記録]
(シーン1:2時間前)
・巨大な水槽に入った肉片のようなもの。明るい褐色をしており、骨や筋肉が浮き出したおぞましい姿をしている
・巨大な水槽に入った紅の身体。意識はないようで目は閉じている。息をしている様子がない
・うろうろと水槽の前を行ったり来たりする白衣姿の人間。中性的な見た目をしており表情は窺えない。
「失敗したのか………何が悪かったんだ?  やはり器は生きていないといけないのか。しかしそれでは長期間の入れ替えは………」
そのように1人でブツブツと呟いてから部屋を出ていく。
(シーン2:1時間前)
・巨大な水槽に入った肉片のようなものが無くなって、液体のみになっている。
・巨大な水槽に入った紅が目を覚まし、いくらかの間もがいた後にガラスを割って出てくる。
また、その後に部屋にある資料を見て、慌てて部屋を出ていく。
KP
その光景は、あまりにも不可解で不気味すぎた。
▼《SANチェック成功時減少 1失敗時減少 1D5》1/1d5
波照間 紅
CCB<=66 《SANチェック》 (1D100<=66) > 38 > 成功
[ 波照間 紅 ] SAN : 66 → 65
KP
意外と平気だった。
波照間 紅
「……」意外と衝撃を受けなかったのは、どこかでその光景を予見していたからだろうか。それとも、心を染める、その人物への怒りのせいか。
「2時間前まではここにいたのなら、儀式を始めたのはそれより後かもしれないな。そうだといいが」ただ、分かった事実だけを口にする。
「……意外と、平静だな。さすが悪魔と渡り合うだけの事はある」
「俺は取り乱して扉と門を破壊したっていうのに」
波照間 紅
「いや、目が覚めたらこの中だったら、僕もだいぶん驚くと思う」
「目覚めるなり死にかけたからな」
波照間 紅
「こういうやつは映画なんかだと上手い事中で息ができるようになっていたが、そうでもないんだな」
少し冗談めかしてそう言う。
「それくらい考慮してほしいもんだ。
あいつがトイレに行っている間に目が覚めたらどうしてくれるんだ」
波照間 紅
「全くだな。トイレのせいで溺死したら、死んでも死にきれない」
KP
紅は吹き出すように笑った。
表情から暗い影が少し抜けたように思えた。
波照間 紅
つられるように笑う。誰も居ない空間に、二人の笑い声が響いた。
「そうそう、忘れるところだった。俺がこの時見た資料がこれだよ」
床に落ちていたファイルを手渡す。
波照間 紅
その資料を確認する。
KP
[キーザについてのファイル1]とある。
[キーザについてのファイル1]
この異界のものは遠く離れた光のない世界に棲んでいる。
キーザは空が晴れているときに限り、地球に現れ、居続けることができる。

現代ではニューエイジ運動の指導者の幾人かがそうとは知らずにこれに仕えているようだ。
接触可能かどうか確かめること。接触ができた場合私もコンタクトをとることを考える。手段を選んではいられない。

この意識持つ結晶状の存在は、あらゆる鉱物組成を通じてその思考と影響力をどこにでも送る能力を持っている。

これを退散させるには[立ち込める夜霧]を使用するといいらしいが、使うことはないだろう。
(※以降、基本ルルブp271[立ち込める夜霧]についての記述がある)
波照間 紅
「これが、あの霧か?」
「ああ。俺が夢現に聞いた博士の独白とあわせて、こいつが召喚された事を知った」
「それで、試してみた……が、駄目だった。作り物の俺には精神の力がないから」
「それで、俺が知りうる限りで一番頼りになり、一番信じてくれそうなキミに助けを求める事を考えた、というわけだ」
波照間 紅
「それで、僕を頼ったのか。君は、僕の住んでいる場所を覚えていたから」
「そう。他のメンバーについては、電話番号はいくつか知っているものもあったけれど」
「家までは、ちょっとな」
「それに……自分と同じ顔の人間に言われた方が、異常事態だと分かりやすいだろう?」
波照間 紅
「僕のふりをして電話をかけたが通じなかった、と言ってたもんな。
ああ、確かに。盛大に驚いたし、その後も受け入れやすかったよ」
「俺の判断が間違っていなくて嬉しいよ」
KP
〈図書館〉/〈天文学〉/〈オカルト〉:同情報
波照間 紅
CCB<=70 〈天文学〉せっかくだからこっちで振るぜ (1D100<=70) > 79 > 失敗
ああー!
1d100<=60 〈図書館〉 (1D100<=60) > 88 > 失敗
何も見つからなかったな……
波照間 紅
失敗する時は二人とも失敗するなぁ 気が合う二人……
そうみたい
それはそれとして、資料は手渡された以外にも棚に入ってるようだ。
波照間 紅
では棚から順に漁ってみましょうね
KP
〈図書館〉/〈目星〉:同情報
波照間 紅
CCB<=76 〈図書館〉 (1D100<=76) > 88 > 失敗
ああ~
KP
むむむ
波照間 紅
頼んだ
1d100<=70 〈目星〉 (1D100<=70) > 24 > 成功
KP
[原ショゴスについてのファイル]を見つける。
「このファイル……気になるな」
波照間 紅
「えっ?」
[原ショゴスについてのファイル]
原ショゴスの体組織は人間と同じ色と構造を持っており、気まぐれなのか必要あってのものなのか、体の形を変えることができるようだ。
これを利用し、『波照間 紅』のデータを入力後、既存の空っぽの「身体」の中に閉じ込める。これは[魂の監禁]を流用する(別資料に記載)。
KP
▼《SANチェック成功時減少 0失敗時減少 1
波照間 紅
CCB<=65《SANチェック》(1D100<=65) > 30 > 成功
KP
紅の顔は僅かに青ざめている。
波照間 紅
「……」そのファイルの内容を見て、彼が何に気づいたのかに、気づいてしまった。
これが。
これが、彼なのだろう。
「……まいったな、想像以上に化け物じゃないか」
「すると、さっきの映像の……」
「……」
波照間 紅
「……」押し黙る彼にかける言葉が見つからず、ただその場に沈黙が流れた。
沈黙を誤魔化すように、デスクを漁る。
KP
デスクには注目すべき物はないように思えた。
「……俺は。何のために作られたんだろうな」
波照間 紅
「分からないな。ただ目についた人間を再現したかったのか、なぜ僕だったのか、その理由だけが見えない。服まで揃えておいてな」
「……君は化け物かもしれないけど、それだけだと思うよ。こんな状況で、僕は君がいてくれて安堵してる」デスクを漁りながら、ぽつりと漏らす。
「そうだな、悪魔使いのキミにとっては、俺のような存在は見慣れたものだものな」
波照間 紅
「ああ。根源がどうあれ、彼らは仲間で、友だ。君も」
「俺は、俺がキミとして生まれなくてはならなかった意味を知りたい……」
波照間 紅
「そうだな、僕も知りたい。どうしてあんなに世界を嫌うような奴が、僕を再現しようとしたのか。君をこうして創ったのか」
「そうだな、二人で問い詰めに行こうか」
波照間 紅
「ああ、そうしよう。揃って問い詰めてやろう」
「よし、あいつの居場所を突き止めよう。ステレオで追求してやろう」
波照間 紅
「はは、いいなそれ」
KP
いつの間にか、笑い声が明るくなっていた。
波照間 紅
その場に響く、二人の笑い声。悍ましい痕跡を残す空間が、ひととき明るくなったように感じられた。
「それにしても、困ったな、手がかりはこのくらいか……」
「なあ、神が今召喚されているなら、何か新しい情報はないかな?」
KP
彼はあなたが持つスマホを指す。
波照間 紅
「そうだな、何か状況に変化がないか調べてみよう。話題になってるかもしれないしな」
波照間 紅
なるほどスマホ必須こういうこと!
KP
出先で調べ物が発生しまくるんですよ。
波照間 紅
なるほどなー! 文明の利器が偉大だ
KP
あなたがスマホを見ると、最新のニュースが飛び込んできた。
[バス横転事故について]
202X年10月29日、埼玉県の高速道路で昨日、長距離バスが横転し、乗員乗客35人のうち34人が山中へと転落、行方不明になっている。

警察は事故の原因を調べながら、行方不明者の発見を急いでいる。

転落を免れた日本人1名は病院に搬送され、手当てを受けている。
以下は最新情報らしく、少し更新されている。
“身元やけがの程度などを確認されていた1人だが、突然失踪、行方不明となった。警察は行方を追っている。”
KP
行方不明になった一人の顔写真が表示されていた。
それは無論、あなたの知らない人だ……。
だがあなたの隣で、紅はその顔をじっと見つめていた。
波照間 紅
「……知ってるのか?」
「……えっ?」
「ああ、知らない」
「知らない、はずなんだ……」
KP
彼はそう、繰り返した……
波照間 紅
「知らない顔には……、見えなかったぞ。知ってるなら、教えてほしい。いま、唯一の手掛かりだ」
KP
彼の表情からはただ、戸惑いだけが読み取れた……

おしまいとおねがい
KP
といったところで本日はココまでだよ!
波照間 紅
はーい! お疲れ様です! めちゃくちゃ楽しいぞこれ~~~!!!!
KP
結構進んだな。あと一日で終わるかも知れない。
波照間 紅
なんと。
紅コンビの運命やいかに
KP
あ、それでですね……
波照間 紅
お?
KP
今彼がぼやーっと見ていた行方不明者をメイキングして欲しいのです。
波照間 紅
ほっほう?
KP
これはとても迷う所なんだけど、あえてお願いしてみる!!
波照間 紅
なんだろうな~~~!!
KP
性別は男性、日本人、年齢は若い方が良いかな。
大雑把な情報で良いですよ。名前となんとなくの見た目をピクルーでとかで結構です。
ただ、それなりに愛着持てる感じに作った方が、色々アレですね。
波照間 紅
波照間からは知らない人ってことでおっけーなんですな?
KP
そうですね、知らない方がいいと思いますよ。
波照間 紅
継続PCとかじゃなくて新規の人?
KP
新規推奨ですね。そこは間違いなく。
波照間 紅
了解です! なんだなんだ
KP
継続……まあ事情を知っていてやるなら面白いかもだけど、お勧めは、しない。
いや、まあ、アリか?
波照間 紅
赤嶺?
KP
赤嶺さん……!
波照間 紅
「沖縄繋がりで赤嶺ちゃうよな」って思っただけなんでお気になさらず
KP
大分面白すぎる事になるんだけどそれ……あ、やめた方が良いですやっぱり。
下手すると後遺症残るわ。
波照間 紅
そうかぁ。では新規でなにしか作ります。
KP
はーい、宜しくお願いしますぅ
楽しみだなぁー。
KP
では明日22時からですね! 明日だ!
キャラメイクの時間あんまりないな。
波照間 紅
あーせやっけ明日なんですっけ!? せやった!
ほんとにあんまり時間がない
えーどうしよう ……下手すると後遺症残るって、PC継続不可になるタイプの後遺症です?
KP
不可にはなりませんけど、かなりの確率で元のキャラとしてやっていくのに不便な感じに
まあ、そうだな、そのへんはなんとでもなるか!
佐倉の時とは解釈変えれば良いんだ
シナリオにはそこまで書いてなかったしー
大丈夫です!
大丈夫かな!!
悪いようにはしません。
波照間 紅
やった! お手数おかけしてすみません!!
KP
シナリオに書いてないから大丈夫だ!!
波照間 紅
じゃあ盛大にお手数をお掛けしますが赤嶺でいきます。
立ち絵こっちに上げ直した方がいいですか? & キャラシいりますか? 名前だけでOK?
KP
私が知っている人なら名前だけでOKです。データは不要です。
赤嶺さんかー
それは相当愉快な事になっちゃうな。
赤嶺さん旅行中だったのかな……
波照間 紅
旅行中か、こちらでお仕事があったんじゃないでしょうか(職業:殺し屋)
KP
Oh…
波照間 紅
※一応表向きはフリーターです
KP
赤嶺さんCoCのキャラとして存在するんですね
波照間 紅
なのです あ、一応職業設定に問題があったらただのフリーターで大丈夫です
KP
はーい。
波照間 紅
実はCoCが先で、そっからDXに持ち込んでああなりました
KP
なるほどなー
いやいや、楽しんで貰えて良かった。
波照間 紅
めっちゃ楽しかったし明日が楽しみです 紅さんとの軽妙な会話が楽しいし切ない
KP
良かった良かった。ものすごく絵とか頑張ったので喜んで貰えて良かった。
波照間 紅
表情がくるくる変わってすごく臨場感があるし楽しかった!!
あと、「悪魔を人間のように扱う」波照間と彼の邂逅はだいぶん楽しいですね
KP
おかげさまで遠慮なくヘコめますわ。
波照間 紅
SANチェックで意外と減ってないのもそれを反映しているようで。「化け物だけど、それだけ」にちゃんと意味が乗るんですよね彼だと。
KP
彼にとっては人間も悪魔も大差ないってのか効いててよいですねぇ
波照間 紅
そうそう。それだけに、ここから何があるのか楽しみでなりませんなぁ


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本作は、「 株式会社アークライト  」及び「株式会社KADOKAWA」が権利を有する『クトゥルフ神話TRPG』の二次創作物です。

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