TRPGリプレイ CoC『VOID』継続『僅差平行のヴェルダンディ』結城&本田 2

こちらには
僅差平行のヴェルダンディ
VOID
ネタバレがあります。

本編見る!
※喫茶店を出る前に、もう少し会話。
KP
色々と話しているうちに、奇妙な連帯感があなたたちを包んでいた。
結城 晃
「それにしても、この状況は何が起きているんだろうな」
「時間が止まっているわけでもない。珈琲は普通に飲めたからな……」
(そもそもが時が止まっているなら、空気も動かず動けもしないだろう、とも思う)
(即窒息死だな)
本田 暁
「本当に、不思議な空間ですよね……」
結城 晃
「何が起きていると思います」
本田 暁
「うーん……? 時間を止める話なんて創作でしか聞いたことがありませんし……」
結城 晃
「どうして俺と君だったんだ」
本田 暁
「さぁ……?」
「……あ。出る前に……もう一度ちょっとカフェの中を探してみませんか?」
結城 晃
「何か気になることでも?」
カップを返却口に戻す。
KP
〈目星〉どうぞ。
結城 晃
CCB<=53 〈目星〉 (1D100<=53) > 43 > 成功
KP
えらいねぇ!
周囲を見回すと懐中時計ではないのだが、先程は気が付かなかった奇妙なものがあることに気が付くことが出来る。
それはモノクロの絵であり、糸のようなものを紡ぐ女性三人の姿が描かれている。
結城 晃
モイライか。
運命を紡いで、はかって、ちょっきんする人たちだ。
クロートー、アトロポス、で何故かアラクネ に化けて中の人が「あれーーー? なんかちがう」ってなってた。
ラキシスだな。
結城 晃
「……あれ、こんなもの、あったかな」
本田 暁
「……うーん? すみません、僕もその絵の存在に言われて気付きました」
KP
再度、〈目星〉どうぞ。
目星
結城 晃
〈目星〉
CCB<=53 〈目星〉 (1D100<=53) > 92 > 失敗
おやおや
KP
あらあら
ちょっと待っててくださいね。
本田 暁
シークレットダイス sCCB<=75 〈目星〉 (1D100<=75) > 70 > 成功
結城 晃
この三人については判定いる?
要るようなら知らんぷりするよ。
KP
いる感じですね。
結城 晃
〈図書館〉持ちだが、まあ神話にはあんまり詳しくないんだろう。
KP
〈芸術:絵画系〉成功すればより詳しく判る感じです。春先輩がちょっとわかるかな? ぐらいの。
結城 晃
そんなものはお持ちじゃないね。
KP
そういえば本田持ってるんだよな……。振ってみたいかも……。
KP
ちょっと振る機会そんなにないので振ってみていいですか?
結城 晃
振ればイイジャナイ。KPはあなたよ。
しかしシナリオ名はヴェルダンディか。ウルド、スクルド、こちらも3セットの女神だな。
KP
一応同卓さんのの許可取っといた方がいいかなって!
結城 晃
KPCはもう一人の主人公だと思っているよ、私は。
本田 暁
CCB<=40 〈芸術:絵画〉 (1D100<=40) > 72 > 失敗
はい。

本田 暁
「少女、婦人、老婆が描かれていますね」
結城 晃
「糸を紡ぐ作業にしては、人数が多いな」
「綺麗な絵だな。しかし見ていると少し不安にもなるような」
特にお婆ちゃんが持ってる鋏とか。
KP
その絵には見ているものの心を奪うような不思議な魅力があった。
結城 晃
さっきまで掛かっていなかった絵が掛かっている、という解釈で良いかな。
KP
どちらかと言えばあったかもしれないけど、気付いてなかったかも? 的なニュアンスですね。
結城 晃
なるほど。
来た時は時計のことで頭がいっぱいだったし、見落としたんだろうな。
KP
絵の四隅には蛇や蜘蛛、蝿のようなものが描かれており、あなたは何故かそれにぞっとした。
SANチェック 0/1
すまない、SANチェックなんだ。
結城 晃
CCB<=33 【SANチェック】 (1D100<=33) > 6 > スペシャル
へでもないね
KP
偉いねぇ!
結城 晃
虫は苦手ではないが、少し不気味だなと思った。
KP
あなたがその絵を見を見つめていると、本田が控えめにあなたの肩を叩く。
本田 暁
「次に行きましょう」
KP
そう、声をかけてくる。
結城 晃
「あ、ああ、そうですね、早く行かないと」
いけないな、気が緩んでいるようだ。
向かいの青年の物腰のせいだろうか。
「ここから近いのは図書館ですね。向かいましょう」
本田 暁
「ええ、わかりました」

結城 晃
色あせた沈黙する世界を歩く。
自分の靴音が静寂を乱してゆくのを、何故か少し罪深いことのように思った。
(ここはどこなんだ……? 世界が俺たちを拒絶したのか、俺たちが世界を隔てているのか。さっきはそう思ったが、本当にその時計が解決の糸口になるのか……)
少しずつ早足になる。
本田 暁
「あ、あそこが図書館ですね」隣に並んで、図書館であろう建物を指差す。
結城 晃
「ここまでの道にも落ちていなかったし、やはりああいう場所が怪しいですね」
「……どこに立ち寄ったか、もっと詳しく訊くべきでした」
(あんな広い建物、どう探せば良いんだ)
「とりあえずカウンターと、テーブル周りを重点的に見るべきでしょうか」
「落とすとしたら荷物の出し入れ時などにでしょうし、本棚の前ではそう荷物をいじったりしないと……」
思いたい。
本田 暁
「はは、ですね……」乾いた笑い声。
結城 晃
覚悟を決めて図書館に入る。
自動ドアなんかもちゃんと動くのかな。
KP
静かな図書館だ。自動ドアはわずかに開いており、中に入ることができそうである。
中はひどく静かであり、やはり灰色がかった空間である。
ここでも、あなたと本田以外に動いている人はいない。
本当に静かな空間だ。物音ひとつしない。風がそよぐ音も、人々の囁き声も無い空間である。
結城 晃
(やはり時が止まっている、のか? さっきの珈琲はどうして温かかったし飲めたのだろう。物体が静止しているなら熱もないはずで、すると気温も……)
結城 晃
クソどうでも良いことが気になってしまう結城さん。
KP
ふふwww
結城 晃
実際時間が止まったって創作では、主人公の周囲どのくらいのものが静止していて、空気とかどうなってんのか目茶苦茶気になるんですよね。
KP
図書館自体は狭く、そこまで探すのに苦労することは無いだろう。
気になる場所は本棚、そして忘れ物などを置くのであろう箱の中である。
結城 晃
市民ホールの片隅にあるような図書館なのかな。
KP
多分そうかと!
探索可能箇所【本棚、忘れ物入れ】
結城 晃
「意外と狭いな、良かった」
本田 暁
「そうですね、外観が広そうなので途方に暮れそうでした」
結城 晃
よし、じゃあさっき言ったとおりカウンターとテーブルをざっと見た後で、ため息つきながら本棚の間探そう。
KP
はい!
結城 晃
【本棚】の調査を行う。
KP
本棚の中には数冊の本が収められている。
〈図書館〉どうぞ。
結城 晃
数冊なんだ。
CCB<=85 〈図書館〉 (1D100<=85) > 48 > 成功
KP
えらい!
その中に「運命の三女神・ノルン」と書かれたものがあるのがわかるだろう。
結城 晃
こっちがウルドスクルドヴェルダンディだね。
結城 晃
「ノルン……」
「聞いたことが、あるような……」
本田 暁
「確かに……?」
KP
本を手に取りますか?
結城 晃
その名に覚えがあるかどうかは判定必要?
KP
そうですね、【アイデア】振ってみましょうか。
アイデア
結城 晃
CCB<=90 【アイデア】 (1D100<=90) > 44 > 成功
KP
あー、適切な情報を引き出せるかって感じだと思ったから【アイデア】かなって思ったけど【知識】だったかな。
【アイデア】でいいです!!!
結城 晃
CCB<=90 【知識】 (1D100<=90) > 40 > 成功
どっちでも問題ないゾ。

結城 晃
さっきの絵に挿絵の雰囲気が似ていたことにしていいですか?
KP
いいと思います。これでガバしたらすみません(やりかねない)
結城 晃
ごめんね、床の物探してるのに本を手に取る理由が欲しくて。
KP
いえいえ!
結城 晃
じゃあ、それが何となく気になって取った。
「運命の女神か。北欧神話だ」
KP
では手に取り、ぺらぺらとページを捲る。
運命の三女神について書かれている。
KP
読み終わったら【アイデア】どうぞ。
結城 晃
CCB<=90 【アイデア】 (1D100<=90) > 34 > 成功
「四人以上いるのか。それは初めて知ったな……」
読書は大事だ。……いや今そんなことをしている場合ではない。
結城 晃
ちなみに四人以上いるのを初めて知ったのは中の人ですが。
実は今回のアイデア判定は不要だったことが発覚した。
結城 晃
「運命、なんてものに自分の不幸の理由を求めたくはないな」
(スクルドは戦乙女の一人だったか。ユグドラシルの世話と戦士の回収ってあまり関係なさそうな仕事だけどな……)
(未来を司る者が死者の出迎えか。意味深だな)
【アイデア】成功して変なこと思い出した。
KP
本については以上ですね。
結城 晃
「おっと、こんな事をしている場合じゃないな」
本と見るとつい読みたくなってしまうのだ。
本田 暁
「本、お好きなんですか?」
結城 晃
「ええ、昔から知識が得られる物なら何でも好きなんですが、とくに紙媒体というものに興味があって」
「なかなか、今だと珍しいですけどね。ここにも数冊しかないようだし」
本田 暁
「最近読んだ本でオススメなどは……あ、でも僕の世界の本とはラインナップ違うんですかね?」
結城 晃
「……そうだな……」
「面白かったのは『戦国メロス』ですかね……」
本田 暁
「戦国……?」
結城 晃
「『走れメロス』という作品はご存知ですか」
本田 暁
「はい、かの有名な『メロスは激怒した』で始まる作品ですよね」
結城 晃
「戦国時代、何よりも情報を伝えるのが大切で難しい時代に、その足で千里を駆け、戦況を覆したひとりの男の話です」
「ライトノベルと呼ばれる部類の物ですが、なかなかどうして、面白いですよ」
本田 暁
「ありがとうございます。この灰色の空間が元に戻ったら、売ってるかどうか確認してみます」
にこ、と微笑を浮かべる。
結城 晃
「俺も古本屋さんで見つけたからなぁ」
本田 暁
「古本屋に行ったら、つい中古のCDなど探してしまうんですよね」
結城 晃
「見つかったら是非読んでみてください」
本田 暁
「ええ、探してみます」
2050年
結城 晃
非実在本です。
ニシカゼニキが前にやった作家さんPCの著書。
KP
www
面白そう
作家さん……『奇妙な京都』に出ている、嵐山カエデのこと。
結城 晃
この時代、「古本屋」って相当ニッチだよな。
本自体がもうなさそうなのに。
KP
というか紙系は大体嗜好品になってそう。
あの時代は結構裕福層の趣味っぽいイメージありますね>紙製品
未来のことだから1mmもわからんけど。
結城 晃
CDも相当痛んじゃってそう。
今もう初期に作られたCDは磁気面剥がれちゃって読み取りできなくなってる物も出てき始めているって言うしね。
KP
あーーー、らしいですね……。
結城 晃
早く持ってるサントラのデータ回収しないとな……
KP
アーーー……
私も……

結城 晃
紙媒体の本がないから、図書館もそんなに広くないのかも。
PCが並んでいるのがメインのコーナーかもね。
KP
かもしれないですね。
古い映画とか古い本は大体データになってそう。
結城 晃
「そうそう、忘れ物。どこにあるかな」
【忘れ物入れ】を探索します。
KP
はい。
カウンターに置いてある箱を見ると、忘れ物などを入れておくためのものらしい。
結城 晃
「本田さん、落とし物として届けられている可能性もある、忘れ物入れを見てみます」
本田 暁
「はい」
頷いてる。
結城 晃
箱の中には何があるかな?
KP
普段は司書が管理しているのだろう箱の中を、あなたは探す。
〈目星〉に20%の+補正を付けて判定どうぞ。
結城 晃
CCB<=53+20 〈目星〉 (1D100<=73) > 22 > 成功
KP
懐中時計や腕時計は見つかるが、『綺麗な装飾のついた懐中時計』は見つからない。
しかし一冊、なんとなく気になる本を見つける。
結城 晃
「随分とシンプルな懐中時計はあるけど、これではなさそうだな」
本の題名は
KP
それは表紙に何も書かれていない本だ。それに手を伸ばし、触れたとき、怖気が走るのがわかった。
あなたは自分と、そして本田の体験した事象の中で一番怖かったことを思い出す。
結城 晃
呪文書かなんかですか
本田さんのも?
KP
ですね。
――脳裏を駆け巡るその光景に、背筋が凍りついた。
SANチェック 1/1d3
結城 晃
CCB<=33 【SANチェック】 (1D100<=33) > 61 > 失敗
1d3 (1D3) > 3
[ 結城 晃 ] SAN : 33 → 30
結城 晃
いまだに……あの時のことは忘れられない。
忘れようとしても、常について回る、不安。
KP
少し困ったような顔をしながら、あなたに本田が問いかける。
本田 暁
「先程、殴ったのが一番怖かった……とおっしゃってましたが、ヴィキさんはその時どのような反応を?」
結城 晃
「ああ……彼女は」
「俺に語りかけてくれました」
本田 暁
「どのように……?」
結城 晃
さすがに詳細は忘れたなぁ
KP
あるある……。
結城 晃
「自分が傷ついても怯むことなく、俺の心の傷を癒やすように、根気よく」
あのとき、初めて彼女は『アキラくん』と呼んだ。
「俺の心に寄り添ってくれた」
本田 暁
「……VOIDは」
「改めてVOIDは伽藍洞ではないんだと。思いました」
「優しいです、ヴィキさんもアカネさんも」
VOID
KP
VOIDって虚無とかそういう意味だったよなー……と思った私であった。
機械に心が無いを提唱する人ならば確かに虚無ってアンドロイドに名付けるわ。
結城 晃
そうなんだよね。
ただ、結城はVOIDががらんどうだから怖いんじゃなくて、【心を持っていると確信しているから】怖かったんだよ。
でもあの名前って、おとうさんの【カラッポならゆめつめこめる】っていう希望に満ちた名前だったんだよね。
KP
夢に溢れてる……。
本田も心はあると思ってましたね。ただVOIDってそういう意味なんだよな……ってことも思いつつ……。
結城 晃
得体の知れない物が詰まっていて怖いからいっそカラッポでいてくれって思ってた。
KP
それは、本当に そう
結城 晃
でも結局それって人間も同じなんだよね、っていうことも【頭では】分かっている。
目の前の仲間やVOID達は、【殺人者ではない】ことも知っている。
それでも逆らえない恐怖に恐怖していたな。
理性で抑えられない衝動や感情を恐れていたといった方が正しいかも知れない。

結城 晃
「今、本田さんが、赤星さんに逮捕された時の情景が見えました」
「信じている人に裏切られたと感じた時の恐怖が」
「この本……に触れた途端に」
本田 暁
「……ええ」
「……ずっと近くに居たのに、突然でしたもん」
「矢代さんが倒れてて、突然……赤星さんが僕を逮捕しに来て」
結城 晃
確かに、あれは衝撃的だった。
黒田が死ぬかも知れないと思ったこと。
親しい筈の人間が、黒田を心配することもなく自分に敵意を向けてきたこと。
否応もなく、【赤星は犯人か、犯人に繋がっている者なのだ】と知ってしまった時。
本田 暁
「……」
形見
結城 晃
今私服だもんな。刀は持ってないか。
本田 暁
no刀ですね。
結城 晃
結城が持っているサーベルは、赤星の形見が組み込んであります。
本田 暁
ああ~~~
結城 晃
備品を勝手にこっそり改造しました。
KP
形見の発想がなかったんですよね。
結城 晃
結構、他の卓の話聞いて「なるほどその発想はなかった!」って思うことあるんですよね。
KP
うちはHO2にこれからパートナー続けてくれないかな!? って言って終わりました。
お父さんの元に戻らないで一緒に刑事して!!! お願い!!! みたいな心だった。
結城 晃
なるほど
相棒がお父さんの元に戻るかもしれないとは微塵も思わなかった。その発想はなかったな……

本田 暁
「……結城さんも、怖かったですよね。信じてる人に裏切られて」縋るような目を向ける。
結城 晃
「裏切られること、か……」
「そうですね」
(実のところ……)
(裏切られたこと、自体は、ショックではあったけれど恐怖ではなかったな……)
KP
信じてた人に裏切られるの、チョトコワイ
結城 晃
「ただ、俺は哀しいと思いました」
本田 暁
「……哀しい……」反芻するようにつぶやく。
結城 晃
「人は変わります。事情も、心も」
「信じているからといって、ずっと俺の思うとおりのその人であり続けるわけではない」
本田 暁
「……頭では判ってても、信じたかったんです」
結城 晃
「裏切られた、というのはつまり、俺がその人のことをよく見られていなかったか、過大な期待をかけていたということ……そうでないなら」
「それほどまでに俺に殺意や敵意を向ける理由を、赤星さんが持っていたことや……それをさせた何者かがいること」
本田 暁
「……はい」
一生懸命ポーカーフェイスをしているが、指先が震えている。
結城 晃
本田の相づちを聞いて、はっと我に返る。
「ああ、申し訳ない。いつも……これだ」
「心に寄り添った話、というものが、どうにも、苦手で」
本田 暁
「いえ、間違ってないと思います」
「……ええ、結城さんは間違ってません」
低APP
結城 晃
くらえ【APP】8コミュ障アタック!!
KP
ほんとだ!?
童顔のイメージ強いから【APP】8ぶっ飛んでた。
結城 晃
「俺優秀なので」っていうのを隠さない
何でも理屈優先で話す
サングラスでとりあえず威圧
無駄を嫌う
愛想を振りまくことをしない
といった感じで、造作は悪くないけど【app】低いのです。
あと〈説得〉以外の対人スキルがほぼ死亡してます。
KP
あぁ~……
こちらも同じような感じで……。
結城 晃
そうなんだ。割と人当たり良さそうに見えるけどね、本田さん。
KP
〈説得〉65%と〈言いくるめ〉15%
結城 晃
〈説得〉は75! あとはぜんぶ-15
理屈での〈説得〉だけ何とか。あとコドモ相手なら何とか。
KP
あぁ~なるほど!
結城 晃
交渉系全部にマイナス補正入っちゃったから……
これは特徴【才華爛発】によるもの。ほぼ全ての能力値全1アップの代わりに交渉系と〈精神分析〉にマイナス補正が入ります。
結城 晃
今回短編だし、「自分と相手が同じ立場だと理解した」らしいので割とサクッと心の壁外してるけど、そうでなかったらもっと冷たいよ。
KP
同じ立場だったら心の壁はずしてくれる 優しい
結城 晃
文字通り同情だな。
って言っといて今回の理責めである……
KP
あるある……
結城 晃
所詮コミュ障である……

KP
そんな話をしているとき、かたん、と小さな音がした。
結城 晃
本は他に何もなかったのかな。
開いても何もない?
KP
無いですね!
何もないです。
結城 晃
なんだったんだろ。
首ひねって音の方を見る。
KP
音の方を見れば大きな鼠が、あなたのすぐそばにある本棚を歩き回っている。
この静止した空間の中で見るそれは、ひどく異質だった。しかし、鼠はすぐに消えていってしまう。
結城 晃
「動いてる!?」
「本田さん、今、鼠が」
KP
一瞬驚いたような様子をした本田は探索者に視線を合わせる。
本田 暁
「動いてました、よね?」
結城 晃
「俺たちだけではないのか……?」
鼠が消えた方、何かある?
KP
何もないです!
結城 晃
「かなり大きかったが、どこかから入り込んだのか……」
KP
そして、本田は小さく微笑んだ。
結城 晃
「本田さん?」
本田 暁
「そろそろ行きますか。もしかしたら、あの鼠みたいに動いてる人がいるかもしれませんし」
「次は美術館ですかね?」
結城 晃
「肝が据わってますね」
「確かに。事情を知る誰かと会える可能性はある」
「急ぎましょう。時計、見つかると良いんですが」
本田 暁
「ええ、急ぎましょう」
結城 晃
もし時計が見つからなかったらどうしたら良いんだろう。
少し不安になり始めてはいる。

KP
あなた達は歩いて美術館に向かう。
建物を一瞥すると、一般的に想像する美術館よりかは遥かに小規模ではあるものの、盛況しているらしい。
結城 晃
一応道路を見ながらね。
「美術館か、こんな所にもあったんだな」
KP
〈目星〉どうぞ。
結城 晃
(廊下が人で詰まってなきゃ良いけど)
CCB<=53 〈目星〉 (1D100<=53) > 84 > 失敗
おっと
変な心配してたら見落とした。
KP
うーん!
本田 暁
シークレットダイス sCCB<=75 〈目星〉 (1D100<=75) > 69 > 成功
「『三人の魔女展』ですって」
結城 晃
「また三人か」
本田 暁
「ですね」
結城 晃
「グライアイか何かか」
魔女、クリスタルの目持ってない?w
KP
【知識】の半分どうぞ。
結城 晃
CCB<=90/2 【知識】 (1D100<=45) > 85 > 失敗
わかんね
KP
わっかんない!
本田 暁
シークレットダイス sCCB<=(75/2) 【知識】半分】 (1D100<=37) > 78 > 失敗
わかんないですね。
結城 晃
「さっきからやたらと3人の特殊な女って組み合わせが目につくな……」
本田 暁
「そうですね……」
結城 晃
「ともかく入ってみましょう」
本田 暁
「ええ」
KP
美術館の中には数枚の絵が飾られている。
また、忘れ物を預けるのであろう事務所のような場所も見つかる。
結城 晃
「忘れ物か。人の善意というものを信じるべきだな」
ひとまず床をざっと探してみよう。
探索可能箇所【数枚の絵、事務所】
結城 晃
なんでさっきから時計探してんのに茶飲んで本だの絵だの見ようとするのこの探索者。暢気かw
KP
それは ほんとうに そう
結城 晃
床にはないようだな……
ふと目を上げたら展示されている絵が見えた。
【数枚の絵】を探索する。
学生のデートのようなコースだ。
ヴィキはこういうものに興味はあるだろうか。
そんなことを考えてしまう。
本田 暁
CCB<=75 〈心理学〉 (1D100<=75) > 81 > 失敗
ヴィキさんと結城さんの関係には気付かない本田くんであった。
結城 晃
きづかんでよろしいw
本田 暁
ちぇ。
KP
数枚の絵はどれも「三人の魔女」を扱ったものである。
結城 晃
どんな絵かな。
KP
【知識】どうぞ。
結城 晃
CCB<=90 【知識】 (1D100<=90) > 11 > スペシャル
KP
いーい出目!
あなたが絵を見ていると、一枚だけ変わった絵があることに気が付く。三人の魔女が描かれている点には変わりはない。
けれどその絵だけは、少女・婦人・老女が描かれたものだ。他の絵とは少し違う。
結城 晃
「ふむ……この組み合わせは」
「喫茶店で見たな」
KP
絵の下のキャプションを見ると解説の文字が書かれている。
結城 晃
読むよ。
三人の魔女と三女神の同一性について書かれている。
KP
シェイクスピアは知らない……。
結城 晃
なるほど、グライアイではなかった。
結城 晃
「神話というのは、交流がないはずの国にも同じような内容が存在する……」
本田 暁
「ああ、オルフェウスとイザナギのような感じですか?」
結城 晃
「ああ、それですよ。そういった話は多くの神話にあるようですね」
「女性が男性を迎えに行く話がないか、あっても少ないのには、ちょっと不安を感じるところではありますが」
あくまで傾向があるらしい、というだけ。
KP
ペルソナでそのあたりは知りましたね。
結城 晃
迎えに行くのはいつも旦那さんなのよね
奥さんを亡くした男性は元気をなくし、
旦那さんを亡くした女性は新たな道を見つける
傾向があるらしい、というのが関係あるかも知れない。
KP
なるほどなぁ……。

結城 晃
「深層心理で原型が存在するという説もあるが、【原型が実在した】という可能性、か……オカルトじみているな」
本田 暁
「ですね」
「まぁ、そのオカルトが事実かどうかなんて確認する術なんて持ってないんですけど」
結城 晃
「確かに……目にすることもないだろうし、したくもないですね」
本田 暁
「オカルトという言葉の意味通り、目に見えないものなんですよね。過去の歴史って」
結城 晃
「世界3分前仮説、ですか?」
本田 暁
「ああ、近いものはあるかもしれません」
結城 晃
「俺たちは、そういう記憶を植え付けられてここにいる?
ぞっとしますね」
本田 暁
「……どうせならば、あんな波乱万丈な記憶じゃなくても良かったんじゃないかと思うんですけどね」
結城 晃
「確かに」
KP
その瞬間、何故か背後がぞっとするのを感じる。
ふと絵から視線を移せば、そこに大きな蜘蛛が這っているのがわかる。
その蜘蛛を認識して、更に身体が硬直した。
SANチェック 0/1d2
結城 晃
「蜘蛛……アシダカグモ……?」
CCB<=30 【SANチェック】 (1D100<=30) > 50 > 失敗
1d2 (1D2) > 2
今日も最大値出していくよー
[ 結城 晃 ] SAN : 30 → 28
削れる正気度
結城 晃
そろそろ正気やばいな。
KP
ごめんね
結城 晃
次回SANチェック入ったら発狂するな。
KP
アッアッ
結城 晃
生き残れるかなぁー
あ、前回のシナリオでの発狂回復処理するの忘れてたな……
KP
あら
結城 晃
これ終わったらやっとこ。
夜が怖いの。
KP
何の蜘蛛かは書いてないんだよなぁ……。
クトゥルフで蜘蛛って言ったらアトラック・ナチャとかいるから見慣れない蜘蛛かもしれないですね。
数枚の絵の情報はこのぐらいですね。

結城 晃
あれは、アシダカグモなどではなかった。あれは……なんだ?
不気味なものを感じながら、【事務所】を覗いてみよう。扉をノックして。
KP
事務所は美術館の内装とは異なり、どこか事務的な印象を受ける。
時間が止まった時、ちょうど人は出払っていたのだろう。ノックをして扉を開けると、部屋の中は全くの無人だった。
〈目星〉どうぞ。
結城 晃
CCB<=53 〈目星〉 (1D100<=53) > 71 > 失敗
本田 暁
シークレットダイス sCCB<=75 〈目星〉 (1D100<=75) > 48 > 成功
「……こっち、忘れ物入れみたいです」
「でも、やっぱり懐中時計ありませんね」
結城 晃
「ああ、そうですか、困ったな」
「彼女が言っていたのはこの三カ所だけだったし、だいたい見るところは見てきたと思うんですが」
「俺たちと同じように動けるものが、拾っていったか引きずっていったか……」
本田 暁
「そうですね……。うん? なんだろう……メモ、かな?」
そう告げる本田の手元には一枚の紙がある。
結城 晃
「メモ?」
本田 暁
「ええ、こちら」手渡ししますね。
結城 晃
読んでみる。
▼メモ
『マクベスは、予言を盲信した自分を後悔したのだろうか』
結城 晃
「なんだこりゃ?」
「さっきの絵の話か?」
KP
たった一言書かれたそれを見たあなたは、後悔という単語に対して胸の内に湧き上がる思いを感じる。
それは、あなたと本田が体験したあの事件の中での後悔だ。
本田 暁
「……矢代さん」
結城 晃
「黒田さん」
ほぼ同時に呟く。
KP
その後悔は、あなたの胸をちりちりと焼くことだろう。どうしようもなく、苦しくなる。
SANチェック 1/1d3
SANチェックからの……
結城 晃
CCB<=28 【SANチェック】 (1D100<=28) > 100 > 致命的失敗
KP
わぁ、綺麗な100だなぁ。
1d3どうぞ。
結城 晃
1d3 (1D3) > 1
system
[ 結城 晃 ] SAN : 28 → 27
結城 晃
ほーら赤字になった。
KP
不定だぁ。
1d6どうぞ。
結城 晃
またか……
1d6 (1D6) > 1
KP
一ヶ月ですね。
1d10どうぞ。
結城 晃
1d10 (1D10) > 7
KP
7:心因性視覚障害、心因性難聴、単数あるいは複数の四肢の機能障害

SANチェックにはファンブル。ダメージにより不定の狂気に陥る。
『心因性視覚障害、心因性難聴、単数あるいは複数の四肢の機能障害』が一ヶ月続く。
KP
今の僕「ごめん、結城さんSANチェックさせてごめん」
結城 晃
結城はSAN値低いから、ダメージドカン系よりも、小さいダメージが大量にあると死ぬ。
結城 晃
呟いた直後、呼吸が荒くなる。
視界が暗くなり、音が遠ざかる。
本田 暁
「え、あ、大丈夫ですか!?」
結城 晃
目の前の青年の口がぱくぱくと動いているのは見えるが、音は遙か彼方から降ってくる。
黒田さんと同じように、暗く静かな世界へ落ちてゆくのだ。
膝が折れ、座り込みそうになった。
本田 暁
「……えっと、落ち着ける…………。……、大丈夫……」あなたには、彼が何を言ってるのかよく聞こえないだろう。
心配
KP
春日の中の人と本田の中の人が一緒だって今自分で思いました。心配の仕方がほぼ一緒なのよ。
結城 晃
中の人は変わらないからね。
KP
ですねぇ。
結城 晃
一時的じゃないから、これ聞こえづらい見づらい状態で探索することになるね。
KP
ですねぇ。
本田 暁
「……えっと、落ち着ける場所は……。だけど、(女の子は)大丈夫かな」という感じのことを話してると思います。

本田 暁
「とりあえず、手を」(毎回副音声つけるのもアレなんで普段のRPしますね)
結城 晃
人は裏切らない、変化して当然だと、さっき本田に言った。
しかし、自分は容赦なく裏切ってくるのだ。
心という不確かなものは。感情は。トラウマを起因とした何もかもは。
「……すみません」
自分の声が遠くから聞こえる。まるで水に溺れているかのようだ。
本田 暁
「いえ、分かり合う心が大事だって。僕のパートナーであるVOIDが言ってたので」
結城 晃
この状態では目がよく見えない。サングラスを外す。
しばらくそうして、深呼吸を繰り返す。
僅かだが、音と光が戻ってきた。
「申し訳ありません、あまり調子が良くないみたいだ」
本田 暁
「……大丈夫、じゃなさそうですね」
「ゆっくり、けど心持ち早めに懐中電灯の捜索を済ませましょう」
結城 晃
「正直なところ。しかし、ここでじっとしていても事態は好転しそうにありません」
荒い呼吸をゆっくりと整える。
本田 暁
「そうですね……」
結城 晃
「時計が糸口になれば良いのですが。俺は早く帰らないと」
「早く、帰らないと……」
今までほとんど感情を露わにしなかった声に、悔しげな色が混じる。
本田 暁
「探しながら、先程の後悔の話を聞いてくださいます?」
結城 晃
「黒田さんの、ことですね」
本田 暁
「僕も、矢代さんことはアカネさんのほかには結城さんくらいにしか話せないですし……。依存先は増やしたほうが良いと」
結城 晃
「……なるほど、確かに」
言外に話を促す。
本田 暁
「……ありがとうございます。助かります」
1シナリオ1不定
結城 晃
眼鏡外す口実が狂気かぁー
KP
ありますよね……想定外のこと
結城 晃
今回外さないかもと思ってたのにw
KP
みちゃった☆
結城 晃
1シナリオ1不定になりつつあるな……
KP
どうしてなんだろう……。
結城 晃
判定失敗するのは値が低いから当然としても
なんかSAN削るダイスの出目が毎度高いんだよねぇ。
KP
あぁ~……。
そういうPCいますよね。
私もなんか今土曜日にやってるPC結構SAN削るダイスの出目が高くって……。
結城 晃
きっと理性でものごと考えるから、異常事態には弱め。
KP
あ~……。
常識人故の……?
結城 晃
割とそんな感じ。
頭で考えて理解できるものは平気。
できない場合、わからないままにしておけなくて一気にダメージを喰らう。
まあいいか、ができないんだな。
KP
幸せになってくれ……結城さん……。


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